2024年04月27日 06:01
ラ・リーガ第33節が26日に行われ、レアル・ソシエダとレアル・マドリードが対戦した。 この試合は当初、現地時間27日に開催予定だったが、30日にチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグを控えているレアル・マドリードの要請により、26日に日程が前倒しとなり開催された。 ホームのレアル・ソシエダは、イゴール・スベルディアとマルティン・スビメンディが出場停止から復帰し、久保建英も先発に入った。一方、アウェイのレアル・マドリードは、前節の“エル・クラシコ”で勝利し、バルセロナとの勝ち点差を11に広げて、今節に臨む。30日にCL準決勝を控えていることもあり、前節からルカ・モドリッチ、オーレリアン・チュアメニを除く9人を変更。ケパ・アリサバラガ、エデル・ミリトン、ダニ・セバージョス、ブラヒム・ディアス、アルダ・ギュレルらが先発に名を連ねた。 16分にいきなり久保にチャンスが訪れた。アンデル・バレネチェアがドリブルで左サイドから中央へ強引に突破し、ペナルティエリア内右側でフリーになった久保へラストパス。久保は左足でニアサイドを狙ったが、惜しくもケパに阻まれ、得点には至らなかった。 レアル・ソシエダがボールを支配してチャンスをつくったが、先手を奪ったのはレアル・マドリード。29分、中盤からチュアメニが絶妙なロングパスを供給すると、右サイドを駆け上がったダニエル・カルバハルがダイレクトで折り返し、これをファーサイドでアルダ・ギュレルもダイレクトでシュートし、ゴールネットを揺らした。加入後リーグ戦初先発となったアルダ・ギュレルが今季2ゴール目を決めて、レアル・マドリードが先制に成功する。 リードを許したレアル・ソシエダだが、32分に久保がゴールに迫る。ペナルティエリア手前でバレネチェアがチュアメニからボールを奪うと、ミケル・オヤルサバルがゴール前でシュート。これはミリトンにブロックされるが、こぼれ球を拾った久保がミリトンを交わし、右足でゴールネットに突き刺した。久保の今季リーグ戦8点目かと思われたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入によるオンフィールドレビューの結果、バレネチェアのファウルが取られ、得点は認められなかった。 後半は前半よりもレアル・マドリードがボールを動かす時間が増えたが、73分にレアル・ソシエダがゴールに迫る。久保が右サイドからドリブルで中央まで持ち運んでパス。ボールを受けたミケル・メリーノがミドルシュートを放つと、チュアメニに当たってコースが変わり、オヤルサバルの足元へ。オヤルサバルがシュートをゴールに流し込んだが、オフサイドポジションにいたため、ノーゴールとなった。 さらにレアル・ソシエダは80分、ピッチ中央で前を向いた久保がオヤルサバルへ絶妙なスルーパスを通す。オヤルサバルはループシュートを放ったが、途中出場のアントニオ・リュディガーに阻まれ、得点とはならなかった。 その後もレアル・ソシエダは攻撃の圧力を強めていく。レアル・マドリードも右サイドで起点となっていた久保を警戒し、寄せを早めたが、久保は果敢にドリブル突破を試みた。 しかし、両チームともに得点は生まれず、このまま試合終了。レアル・マドリードが1−0で勝利し、ラ・リーガ優勝にまた一歩大きく近づいた。一方、レアル・ソシエダは3試合未勝利となった。 【スコア】 レアル・ソシエダ 0−1 レアル・マドリード 【得点者】 0−1 32分 アルダ・ギュレル(レアル・マドリード) 【動画】久保建英の幻のゴール [速報]久保建英 R・マドリードから得点! ...のハズが、悔しすぎる幻のゴールに! 🇪🇸 #ラ・リーガ 第33節#ソシエダ vs #レアル・マドリード / レアル対決で #久保建英 がキレッキレ! 世界最高峰のDF相手にネットを揺らすも 直前のファウル判定で幻の得点に... \#ABEMAdeDAZN#ABEMA— アベマサッカー (@ABEMA_soccer) April 26, 2024
2024年05月10日 17:35
Jリーグは10日、「6月15日のFC大阪対ガイナーレ鳥取の試合は、和歌山県立紀三井寺公園陸上競技場で開催される」と発表した。明治安田J3リーグ 第17節
FC大阪 vs ガイナーレ鳥取
キックオフ時刻・スタジアム決定のお知らせ
■試合開催日
6月15日(土)
■キックオフ時刻
15:00
■スタジアム
和歌山県立紀三井寺公園陸上競技場
詳細はこちら⏬https://t.co/59jDVEvfQJ
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) May 10, 2024
紀三井寺公園陸上競技場は、和歌山県和歌山市にあるスタジアム。1964年にオープンしており、19,200人を収容することができる。
和歌山県にはJリーグやJFLを戦うクラブが存在しないため、サッカーにおいては主に地域リーグのアルテリーヴォ和歌山などが使用。その他天皇杯などの開催実績がある。2021年に撮影した紀三井寺公園陸上競技場
大阪府との県境からは比較的近い場所の競技場であり、普段FC大阪が使っている花園ラグビー場からは車でおよそ1時間半ほどの距離となる。
J初参戦!『FC大阪』を彩るマスコットや宿敵、「49歳」「引退から復帰」異色の注目選手
Jリーグにおいてはかつてプレシーズンマッチが行なわれたことがある他、2017年にJ3のセレッソ大阪U-23対ギラヴァンツ北九州の試合開催が予定されていたが、これが台風の影響によって中止されているため、今回が初めての公式戦開催となる予定だ。
なお、FC大阪はJFL時代の2018年に紀三井寺公園陸上競技場でホームゲームを開催したことがあり、その際にはヴァンラーレ八戸を相手に0-1と敗れている。
2024年05月10日 17:34
今季のJ1リーグでここまで旋風を巻き起こしているのがFC町田ゼルビア。ロングスローなど賛否が分かれる部分もあるが、12節を終えて堂々の首位とその戦いぶりは評価に値する。
とにかく失点と負けを嫌う黒田剛監督の下、町田はJ2で戦った昨季からここまで一度も連敗していない。直近の2試合、柏レイソル戦と京都サンガF.C.ではいずれも相手の長所を潰し、完封勝利を飾っている。この実力は本物と、そう言っても大袈裟ではないだろう。
加入1年目ながらもボランチの主力として存在感を示す仙頭啓矢は、チームの“失点アレルギー”について次のように答えている。
「『失点に対してアレルギーを持て』というのは常日頃から言われています。とにかく失点ゼロで終えるのが第一の目標というか、モットーでもあります」
そうしたモットーがあるからこそ、連敗なしで突き進めるのだろう。「連敗しない」と口で言うのは簡単だが、そもそも「町田が連敗しない原動力は何か?」。そうダイレクトに訊くと、仙頭ははっきりとコメントした。
「チーム全員が勝利に飢えている。試合に出て自分がやらないとポジションを失ってしまう危機感がある。勝負は勝ち負けで評価が変わってしまうので、そこに対してのこだわりが結果に出ていると思います」
この回答から浮かび上がるのは指揮官の力量だ。負けない意識を徹底的に叩き込み、選手に実践させる黒田監督の指導力、恐るべしである。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【PHOTO】再び首位に躍り出た!チームの快勝に盛り上がったFC町田ゼルビアサポーターたち!!
2024年05月10日 17:27
「私の決断の理由はピッチ上で起こったことを見れば明らかだと思う。私の選択? 純粋に戦術的な判断によるものだ。今日、欠場した選手はみなコンディションに問題を抱えていた。その他の選手は試合に出られる状態にあった」 イマノル・アルグアシル監督の発言は誤解の余地はなかった。タケ・クボ(久保建英)は22年夏にレアル・ソシエダに加入して以来、初めて戦術的な判断で重要な試合のスタメンから外れた。直近、3試合のうち2試合でベンチスタートとなる理由となった右足ハムストリングの違和感による不安はすでに解消している。 アルグアシル監督の決断が妥当かどうかを論じるのは難しい。タケは前節のレアル・マドリー戦でソシエダが生み出したチャンスのほとんどすべてに絡み、シーズン序盤の絶好調時に比べれば見劣りするものの、チームで最も傑出した働きを見せた。 そんな中、スタメンを外れたのは、その一戦から導き出されたデータから、あるいはラス・パルマス戦に向けた練習の中で、何か納得できないことを感知したからに違いない。加えてDFラインを高く設定するラス・パルマスの戦術的な傾向を見越して、その背後に広がるスペースを突こうという算段だったのかもしれない。
ソシエダが連戦による疲労の蓄積でこのシーズン終盤、パフォーマンスが低下し、その中で最も影響を受けている選手の1人がタケであることは明らかだ。彼はアジアカップから帰還して以来、調子を崩している。 だからといって持ち前のファイティングスピリットが萎んでいるわけでも、ハードワーカーぶりが低下しているわけでもないが、タケのプレーから魔法、閃き、即興性といったものが以前よりも感じられなくなっている。そのため、相手チームはより楽にボールを持って考えフリーで待っている選手を見つける時間が増え、守備の安定感に影を落とす結果となっている。チームNO.1の個の打開力を誇る選手の影響力が低下すれば、それほどまでにチームに波及するのである。 そんな中、アルグアシル監督が打開策を探るのは当然のことだ。それがラス・パルマス戦での前線の顔ぶれの入れ替えに繋がったわけだが、指揮官はタケの代わりに、縦への推進力に長けるシェラルド・ベッカーを起用し、アンデル・バレネチェアをスタメンから外して、アンドレ・シウバを1トップに配置。前節その役割を担ったミケル・オジャルサバルのポジションを左にスライドした。
【記事】「移籍濃厚なんか」「使わんのならパリ五輪よろしく」久保建英、まさかの89分投入にファン疑念!「バルサ戦のための温存」との声も
実際、アルグアシル監督のこの采配は的中し、ベッカーは1得点1アシストの活躍でソシエダを勝利に導いた(2−0)。しかしそれと89分までタケを起用しなかったこととは全く別の話で、投入されるまで、ピッチ脇で10分近くアップする姿を見るのは、悲しく辛いものだった。 言うまでもなくタケのモチベーションは高かった。アディショナルタイム突入早々、ゴール前のスペースに走り込んでアルセン・ザハリャンへのパスを呼び込もうとしたが、寸前のところでサウール・ココに阻止された。
その直後にも、鋭い読みでサンドロ・ラミレスからボールを奪うと、終了間際にはドリブルを仕掛け、対峙したセルジ・カルドナをかわそうとした瞬間に足を引っ掛けられて転倒。明らかなファウルだったにもかかわらず、VARチェックの対象にならなかったのは、ペナルティエリア外で接触があったと判断されたと思われる。 次節はモンジュイックに乗り込み、落ち目のバルセロナと対戦する。 アルグアシル監督はシーズン当初からそうだったように、タケに賭けるか? それとも、ベッカーのスピードを好むか? チュリウルディンのエースが2戦連続続けてスタメン落ちとなれば、いろいろ勘ぐりたくもなる。シーズン終盤の重要な時期に、決定的な選手を欠くのは普通のことではない。タケがベンチで浮かべていた不満顔はその当然の反応だった。取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)翻訳●下村正幸
2024年05月10日 16:48
5月6日のJ1第12節・サガン鳥栖戦でようやく今季ホーム初勝利を挙げた湘南ベルマーレ。
2024年05月10日 16:43
鎌田大地はラツィオに加入後、シーズンの大半にわたって苦しんだ。マウリツィオ・サッリ前監督の下で、インサイドハーフとしてルイス・アルベルトとの共存やマテオ・ゲンドゥジとのポジション争いがネックとなった。
イゴール・トゥドール監督が就任してからは、出場機会を手にしている。その大半でダブルボランチの一角として起用されてきた。ピッチの広範囲をカバーし、攻守両面で存在感を出している。ただ、これは最適解なのだろうか。
停滞していたラツィオの状況を好転させたトゥドールだが、コッパ・イタリア敗退、ローマダービー敗戦、そして前節モンツァ戦で2度先行するもドローに終わり、指揮官を疑問視する声も出始めた。
【動画】鎌田大地の弾丸ミドルが先制点を演出
ジャンニ・ベッツィ記者は、『TUTTOmercatoWEB』で「トゥドールは混乱していると思う。新シーズンで評価すべきだが、すごく混乱していると思う」と話している。
「モンツァ戦の交代を見てくれ。それから例えば(ニコロ・)ロベッラが消えているが、それほど平凡か? 重要な選手たちから彼は素晴らしい補強だったと聞いたが、消えてしまった」
「サッリはカマダのことを見ていなかった。彼は良い選手だ。しかし、彼の役割は中盤なのか? たくさんのクエスチョンマークがあるんだ。ヨーロッパリーグ出場なら素晴らしい結果だが、そうでなければ完全に忘れるべきシーズンとなる」
鎌田はオプションを行使し、ラツィオとの契約を延長するのか注目されている。そこには、トゥドールからの信頼と評価が大きく影響するに違いない。指揮官の起用法が鎌田の状況に響くのは今季が示している。トゥドールは残り試合と来季、鎌田を同じように起用する考えなのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月10日 16:11
2025年から新形式で行われるサッカークラブW杯(FIFA Club World Cup)について、各国のリーグや選手協会が、日程の調整が行われなければ法的措置も辞さない構えを国際サッカー連盟(FIFA)に示していることが分かった。
AFPが確認したFIFAのジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長宛ての書簡では、サッカー界の国際カレンダーは「飽和状態を超えている」と指摘されている。書簡はワールドリーグス・アソシエーション(WLA)と国際プロサッカー選手会(FIFPro)が出した。
FIFAは即座にこれに反応し、調和の取れた日程で選手の健康を保証すると明言。「当大会の決勝から各国内リーグのシーズン開幕までに十分な時間を設けることや、選手の健康を守るため最低中3日の試合間隔が確保されるべきであることを考慮し、クラブW杯の日程は国際マッチカレンダーと調和の取れたものに設定されている」と説明した。
WLAとFIFProは書簡で、参加クラブが32チームに拡張されることで国内リーグに「経済的損害」が生じ、選手たちへの負担も「限界を超える」と指摘。FIFAにクラブW杯の日程再考と2030年までの国際カレンダーに関する協議再開を求め、問題解決に正式に取り組むことを拒否された場合は、法的措置も検討するとした。
来季はすでに各主要大会で規模の拡張が決まっている。欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)とヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)では、1次リーグが現行の6試合から8試合に増加。両大会とヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League)の出場枠も全て36チームに増える。
2025年のクラブW杯は米国で6月15日から7月13日までの日程で行われる。
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2024年05月10日 16:10
横浜F・マリノスは5月10日、アル・アイン(UAE)とのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝・第1レグに向けた前日練習を実施した。
気温は約20度、雲ひとつない快晴のなか、選手たちが練習場に姿を現わす。公開されたのは冒頭15分のみだったが、主将の喜田拓也や水沼宏太らが中心となって声を出し、活気に満ちあふれた雰囲気だった。
【画像】UAEのアル・アインと対戦。マリノスがACLファイナルを告知
練習後、インタビューに応じたFWアンデルソン・ロペスは「コンディションは100パーセント。明日がすごく楽しみです」と笑顔を見せ、11日の試合に向けて、こう意気込んだ。
「チームとして素晴らしい試合をしたい。きっと我々にとって良い夜になると思いますし、怖がらずに、我々の攻撃的なサッカーを表現することが大事になってくると思う。僕にチャンスが来れば、得点でチームに貢献したい」
リラックスした表情でトレーニングを行なっていたブラジリアンストライカーは、クラブ初のアジアのタイトルに向け「大事な試合でチームに貢献するのはすごく好きですし、そういった試合でも気持ち良くプレーができます」とも語る。
トリコロールのエースはゴールを挙げ、チームを勝利に導けるか。激戦必至の第1レグは11日の19時、横浜国際総合競技場でキックオフ予定だ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月10日 16:06
チェルシーのトッド・ベーリー会長が、明るい兆しが見え始めたチームに賛辞を送った。
2024年05月10日 16:00
ヨーロッパリーグ準決勝でローマを破り、決勝進出を果たしたレヴァークーゼン。これで公式戦49戦無敗となり、これはベンフィカが持っていた48戦無敗の記録を59年ぶりに更新することになった。今季のチームは、欧州サッカーの歴史に確かな足跡を残した。
しかし、来季もこのチームを維持できるかはわからない。指揮官シャビ・アロンソの引き抜きについて心配する必要はなくなったが、主力選手が来季も残留するかどうかは不透明。財政面で、あるいはクラブの「格」といったものでレヴァークーゼンをしのぐクラブは多く、ビッグクラブに引き抜かれる選手も出てくると考えるのが妥当だ。
独『SPORT Bild』は、MFフロリアン・ヴィルツがトニ・クロースの代役としてレアル・マドリードへ移籍する可能性を伝えた。レアルではクロースの契約が今年6月までとなっており、まだ延長は決まっていない。
クロースは現在34歳だが、ドイツ代表にも復帰するなど、まだまだトップレベルを維持している。しかし同じくベテランのルカ・モドリッチもいよいよ退団かと言われており、長期的に考えれば若手のMFをもうひとり加えておきたいところだ。ヴィルツはクロースよりも前でプレイする選手だが、もし獲得することになればジュード・ベリンガムを今のクロースの位置で起用するようになるのではと『ESPN』は予想している。
ヴィルツは今季ブンデスリーガで11ゴール11アシストと、完全にレヴァークーゼンの中心選手のひとりとなっている。引き抜かれればレヴァークーゼンにとっては痛手だが、ビッグクラブはやはり目を光らせているようだ。
2024年05月10日 15:40
今季よりエンポリからトッテナムへ移籍し、大きく評価を伸ばしたのがイタリア代表GKグリエルモ・ヴィカーリオだ。
イタリア代表ではパリ・サンジェルマン所属のジャンルイジ・ドンナルンマが守護神だが、ヴィカーリオもパフォーマンスは安定している。トッテナムで評価を伸ばす27歳のヴィカーリオをアズーリの1番手にしてほしいと考えるファンもいるかもしれない。
ヴィカーリオにとって昨夏のトッテナム移籍は大正解だったと言えるが、そのヴィカーリオに続く可能性があるGKがイタリアにいる。現役時代にナポリで長く活躍したイタリア人GKのジュゼッペ・タリアラテーラ氏がプッシュするのは、モンツァでプレイする26歳のGKミケーレ・ディ・グレゴリオだ。
インテルのアカデミーで育ったグレゴリオは、2020年よりモンツァでプレイしている。今季はセリエAで14回のクリーンシートを記録しており、中堅クラブのモンツァで印象的な結果を残している。
伊『Radio Firenze Viola』にて、タリアラテーラ氏はグレゴリオのポテンシャルを高く評価しており、ヴィカーリオに続く実力者になれると称える。
「ヴィカーリオに関しては、ナポリに彼と契約するよう何度も言ったんだ。ディ・グレゴリオもヴィカーリオと同様のGKになれると思う」
結果的にヴィカーリオはイタリアを離れることになり、セリエA上位陣の中にはヴィカーリオの獲得へ動くべきだったと悔やんでいるクラブもあるかもしれない。グレゴリオも他リーグから目をつけられる可能性もあるが、今夏に何か動きはあるか。
2024年05月10日 15:34
5月10日、水戸が翌日のアウェー山形戦に向け、前日会見を実施。森直樹“新監督”が意気込みを語った。
4日に濱崎芳己前監督が解任。9日にディベロップメントコーチから正式に昇格した指揮官は、「(自分が)この立場でしゃべっているということは、チームにとっては良い状態じゃないということ。それでも下を向くのではなく前を向いて、水戸らしいサッカーをしたい」と気合を入れる。
「(自身が暫定で指揮した前節の)熊本戦(2−0)では選手がそれぞれの色を出してくれたと思っているが、もっともっと出せるように、選手を鼓舞してやっていきたい」
正式就任後に選手たちには「覚悟を持ってやるから、ついてきてくれ」と話したという森監督。水戸らしいサッカーを「前向きに、アグレッシブに、ハードワークをして最後まで諦めずにゴールに向かう、守るサッカー」と定義する。
山形戦に関しては「熊本戦と同じで、入りから自分たちの良さを出す。アウェーということもあるので飲まれないように、入りのところでゲームを作るということを意識したい」と強調した。
【PHOTO】最後まで大声援を送り続けた水戸ホーリーホックサポーター!
最後にサポーターに向けて「(熊本戦で)ケーズスタジアムに入ってきた時、いつも以上の熱を感じた。一緒に戦ってくれている、後押ししてくれていると思った。それに恥じないように、選手、スタッフとしっかりやっていくので、今まで通り応援よろしくお願いします。シーズンが終わった後に笑えるようにやっていきます」と伝えた。
水戸は現在リーグ16位。勝点3を掴んだ熊本戦では、選手、スタッフで勝利の喜びを分かち合った。次節も歓喜の輪を作れるか。
構成●サッカーダイジェスト編集部
2024年05月10日 15:10
ヨーロッパリーグ準決勝セカンドレグが9日に行われ、レヴァークーゼンがローマと2−2で引き分け、欧州主要大会参加クラブにおける史上最長無敗記録を達成した。
2024年05月10日 15:00
プレミアリーグで暫定首位についているアーセナル。あと2試合を残しているが、今季は20季ぶりのリーグ優勝の可能性がある。しかし2位マンチェスター・シティは勝点1ポイント差で2位につけており、試合消化数が1つ少ない。アーセナルは自力では優勝できず、シティがどこかで取りこぼすことを期待しなければならない状況にある。
そんななか、アーセナルは優勝パレードの計画を、地元イズリントンの役所に提出したようだ。英『Mirror』が伝えている。シティとの優勝争いは最終節までもつれ込む可能性も高く、バスパレードのために道路を封鎖するなどの手続きが必要で、今から準備を行わなければならないという。
選手たちはオープントップのバスに乗り込んでパレードを行い、エミレーツ・スタジアム併設のグッズショップ『THE ARMOURY』にも登場の予定とのことだが、ファンのSNSでは反応が分かれているようだ。理由はもちろん、まだアーセナルが優勝すると決まったわけではないからだ。
「これは何かのジンクスのような気がする……」
「アーセナルが勝てなかったら、これは最大の笑いものになる」
ちょっと気が早いパレードの準備だが、無駄にならないことを願うばかりだ。
2024年05月10日 15:00
アタランタを率いるジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が、初のヨーロッパリーグ(EL)決勝に進出した喜びを口にした。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。
EL準決勝が9日に行われ、アタランタはマルセイユと対戦。ファーストレグを1−1で折り返して迎えたホームでの一戦は、30分にアデモラ・ルックマンのゴールで先制すると、52分にはマッテオ・ルッジェーリ、90+5分にはエル・ビラル・トゥーレが追加点を決め、3−0で勝利。2試合合計4−1で決勝進出を果たした。
なお、イギリスメディア『Squawka』によると、アタランタがヨーロッパの主要大会で決勝進出をしたのはクラブ創立116年で史上初のことに。また、データサイト『OPTA』によると、2014−15シーズンのドニプロ以来、アタランタは初の決勝進出を果たしたチームにもなったという。
2016年6月からアタランタを率いているガスペリーニ監督は試合後、「今夜はいい勝利だった。私たちをサポートしてくれる街があると私は言っていた。このような感情やエネルギーがある時、選手たちがそれを感じているのは明らかだ。特別な試合で、彼らはそれを最善の方法で受け取ったね」と喜びを口にしながら、次のように続けた。
「決勝は歴史的なイベントになるだろう。私たちのようなチームにとっては本当に信じられないことだけど、全員にとっていい前兆だ。今夜完璧だったかどうかはわからないけど、間違いなく私たちが圧倒したと思う」
「これは私たちにとって歴史的な快挙だ。リヴァプール戦の後も、スポルティング戦の後も祝ったけど、それは当然のことだ。だが、まだ終わっていないこともよくわかっている。これからまだ重要な試合がいくつか残っているし、レヴァークーゼンのことを考える時間はあるだろう」
EL初制覇を目指すアタランタは、5月22日にアイルランドのダブリンにある『ダブリン・アリーナ』でレヴァークーゼンと対戦する。
【ハイライト動画】アタランタvsマルセイユ
2024年05月10日 14:50
赤髪モヒカン姿で2002年日韓ワールドカップの大舞台を戦ってから22年。喜怒哀楽を前面に出しながらタフに戦っていたボランチ戸田和幸が、クールで理論的なJ3指揮官へと変貌を遂げるとは、当時の関係者もサッカーファンも想像していなかっただろう。
「僕は選手だった20代後半の頃から、『この相手にはどう闘うべきか』『どう組み合わせると選手の特長はより発揮されるか』といったことに関心が強くなって、自分がプレーした試合もチーム対チームの視点で見るようになっていきました。
1人の選手としてのパフォーマンスだけではなく、チームとしての機能性や相手チームとの噛み合わせといったところまで考えるようになってきた自分を見て、『将来的にはコーチの道に進むのかもしれないな』と思うようになっていきました。
チームとしての戦い方の枠組みがないと、個々人が迷子になることもあるのがフットボール。選手の頃は自分が試合に出ること、できる限り良いパフォーマンスをすることを中心に考えていましたが、今は監督・マネジャーとして集団を動かす立場となり、『どうやって選手個々人を躍動させ、チームとして戦(いくさ)を闘い、勝利を手にすることができるのか』を考えることが僕の仕事です」と、戸田監督は若い頃から集団を動かし、戦いに挑むコーチ業を渇望していたことを明かす。
実際、その舞台が2023年から正式に与えられたが、指揮官は戦いに勝つための術を自宅の書斎でも、クラブハウスの監督デスクでも、トレーニング・試合の映像を見ながら想像し、意見も聞きながら戦術やトレーニングについて模索し続けている。
「兵法じゃないですが、相模原軍が相手軍に勝つために、どれだけの兵力をどのタイミングでどこに投じれば良いのか、勝利を掴み取るために必要な作戦や人選はどんなものかと日々、考えてきていますし、そういったことは性に合っているような気がしています。
たとえば、4月13日の福島(ユナイテッドFC)戦を振り返ると、中2日でのアウェーゲームを経てのデーゲームという非常に難しい環境下での戦いでした。FC岐阜からアスルクラロ沼津とフルでプレーした中盤より前の選手たちは、コンディションを考えると相当に厳しい。そこで、この試合は前2つの試合でプレーできなかったものの、信頼できるフレッシュな選手たちに託しました。
福島さんはテクニカルな選手が非常に多く、中央からの前進・攻撃にこだわりを持っており、ショートパスを多用する。そういったスタイルの相手に対して、ピッチのどこにチームを置き、選手たちの強みを発揮させ、相手の強みを小さくしながら、我々として求めているもの、ボールや攻撃機会を得られるかを人選と作戦の両面から考え、思い切ってハイプレスに出る作戦を選びました。
幸い選手たちが相手を上回る気迫とアクションを起こし続けてくれ勝利することができましたが、毎週、そういったことを考えて、全てを組み立てて試合に向かっています。
ただ、全てはまだ起きてない未来の話なので、外れた時には批判も当然ながら出ることになりますが、それを恐れていたら自分らしさはなくなるし、新しいことには挑戦できない。
たとえば、4月6日の岐阜戦では、いつも最終ラインでプレーしている水口(湧斗)を右ウイングバックで起用しました。理由は、その時に右でプレーしていた選手たちの状態が十分ではなかったのと、『水口はできる』と単純に僕が思ったからです。
直前の練習試合で本人に意図を伝えたところ、了承してくれたので、試したうえで起用しましたが、実際、彼のヘディングで明確な決定機を作り、フォワードが決めてくれていたら勝っていた試合でした。
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