2024年04月17日 00:42
U-23日本代表は現地4月16日、カタールで開催されているU-23アジアカップ(パリ五輪のアジア最終予選を兼ねる)のグループステージ初戦で中国と対戦。1−0で勝利し、白星スタートを切った。 8分に松木玖生が先制弾。だが、17分に西尾隆矢が一発退場。数的不利での戦いを余儀なくされたが、最後まで粘り強く戦った。 試合後のフラッシュインタビューで大岩剛監督は「アクシデントは想定していたとはいえ、なかなか厳しい試合になった。これを次に活かしたい」と語る。 【動画】山田楓喜のクロスから松木玖生が先制弾! 早い時間帯で10人となったが、指揮官は「戦術的な要素は選手に伝えましたけど、あとは選手の個人戦術であったり、グループの攻守においてのつながりは非常によく出ていたんじゃないかなと思います」と評価する。 次戦は19日にUAEと対戦する。大岩監督は「回復としっかりと分析をして、23人全員でUAE戦に向かいたい」と意気込んだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 07:55
スペインメディアも激賞している。
現地5月16日に行なわれたラ・リーガの第36節で、久保建英が所属する7位のレアル・ソシエダが9位のバレンシアとホームで対戦。1−0で難敵を破った。
3試合ぶりにスタメンに復帰し、いつも通り右ウイングに入った久保は躍動。決勝点を演出してみせた。
開始3分、アンデル・バレネチェアが左サイドから送り込んだクロスにスライディングをしながら飛び込み、難しい体勢からなんと左足で浮き球の折り返し。これをCFアンドレ・シウバがヘッドで叩き込んだ。
【動画】久保の超絶アシスト!スライディングしながら巧みに折り返す
スペインの大手紙『Mundo Deportivo』は、このプレーを「アクロバティック」と称えている。
「シウバへの彼のアシストはまさに天才的だった。アクロバティックにボールが外に出るのを防ぎ、アウトサイドで狙った」
常識を超えた、久保らしい見事なお膳立てだった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 07:55
昨季まで坂元達裕(現コヴェントリー・シティ)が所属していたベルギー2部のKVオーステンデは、6月3日に破産を申請することを発表した。
KVオーステンデは、VGオーステンデとASオーステンデという2つのクラブが合併する形で1981年に設立されたクラブ。西フランドル地方の港町で、ベルギーでは16番目の規模を持つ都市を本拠地としている。
2013年から2023年まで長くベルギーリーグ1部を戦っていたが、昨季限りで2部へと降格。そして経営難の影響もあって今季は2部でも13位と低迷していた。
クラブのオーナーはパシフィック・メディア・グループという会社であるが、今夏予定されていた株式の譲渡がうまく行かなかったという。
過半数の株式を持っているパシフィック・メディア・グループのポール・コンウェイ氏は、売却先の候補であったアペックス・キャピタルに全株式を譲渡することを拒否し、交渉の進行を阻止しようとしたとのこと。
さらにもし株式の売却が行なわれるならば60万ユーロ(およそ1億円)の手数料を要求し、アペックス・キャピタルに厳しい条件を突きつけたという。
そのためアペックス・キャピタル側が最終的にオーステンデ買収の交渉から撤退し、クラブは来季プロリーグを戦うためのライセンスを取得することが不可能になったそうだ。
オーステンデは現在1000万ユーロ(およそ16.8億円)の負債を抱えているが、アマチュアリーグに降格してしまえばそこで借金を返済するだけの収益を得ることは不可能になる。
したがって、今回オーステンデの暫定管理者であるヴェルナー・ヴァン・オースターウィック氏は6月3日に当局へ破産申請を提出する方針を発表。プロクラブとしてのオーステンデは今季限りで消滅することが決まった。
あの名門ソショーも破産へ。有名なのに「経営破綻したサッカークラブ」10選
パシフィック・メディア・グループのポール・コンウェイ氏はこれまでエスビャーウ(デンマーク)、デン・ボス(オランダ)、バーンズリー(イングランド)、ナンシー(フランス)などを買収してきたがその全てが経営難に陥っており、訴訟を起こされて株を没収されたこともある。
ヴェルナー・ヴァン・オースターウィック氏はクラブの公式サイトで「ポール・コンウェイ氏に対するいくつかの訴訟を起こしている」と語っており、オーステンデでの経営ミスに関しての責任追及を進めているようだ。
2024年05月17日 07:30
クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシに次ぐ「国際試合での得点数世界3位」の記録を持つインド代表FWスニル・チェトリが、ついに代表を引退することを発表した。
スニル・チェトリは1984年生まれの39歳。2005年からインド代表で長くプレーし、同国最高のスター選手として評価されているストライカーだ。
2012-13シーズンにはポルトガルリーグのスポルティングCPにも移籍した経験を持っており、その際にはリザーブチームで3試合に出場した。
その後も国内リーグとインド代表では活躍を続け、クラブレベルでは通算55試合で253ゴール。代表では150試合で94ゴールという輝かしい記録を残している。
彼は今回発表された動画において、6月6日に行なわれるクウェート戦を最後に代表を離れることを発表した。
なお、国際試合におけるゴール数のランキングは以下の通りとなっており、スニル・チェトリは引退選手を含めても世界歴代4位である。
クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル):128ゴール
アリ・ダエイ(イラン):109ゴール(※引退)
リオネル・メッシ(アルゼンチン):106ゴール
スニル・チェトリ(インド):94ゴール
モフタル・ダハリ(マレーシア):89ゴール(※引退)
アリ・マブフート(UAE):85ゴール
フェレンツ・プスカシュ(ハンガリー):84ゴール(※引退)
ロメル・ルカク(ベルギー):83ゴール
ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド):82ゴール
ゴッドフリー・チタル(ザンビア):79ゴール(※引退)
ネイマール(ブラジル):79ゴール
ちなみに日本では釜本邦茂氏が通算75ゴールでトップとなっており、世界では歴代14位タイである。
チェトリは170cmという体型でフィジカルにも恵まれていないにもかかわらず、非常にストイックなトレーニングと食生活によって身体を作り上げてきた選手としても知られている。
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『BBC』によれば、彼は「全ては何を食べてどれくらい寝るかにかかっている。神の恵みによって得る充実した人生を考えれば、ビリヤニではなくブロッコリーを食べるのは大したことではなかったよ。引退したあとに十分時間はあるから、贅沢はそのあとさ」と語っていたそうだ。
インドは現在ワールドカップ予選のグループAで2位となっており、スニル・チェトリが最後に挑むクウェート戦、そして11日のカタール戦で好成績を収めれば3次ラウンドに進むことができる。
2024年05月17日 07:20
現地時間5月16日に開催されたラ・リーガの第36節で、久保建英が所属する7位のレアル・ソシエダが9位のバレンシアとホームで対戦。
2024年05月17日 07:10
2024年5月19日、FC東京が味の素スタジアムで横浜F・マリノスを迎え撃つ。ACL制覇に向けここで弾みをつけたい横浜から白星を掴むのはそう簡単ではないが、J1リーグの上位陣に食らいつく意味でも勝利は必須だろう。
FC東京は今季J1リーグの14試合を消化して6勝4分4敗の5位。首位のヴィッセル神戸とは勝点7差で、これ以上は離されたくない。勝点3獲得を目指すうえで最大の鍵となるのは、攻撃陣の出来だ。
ここまでの総得点25は今季J1リーグ最多で、必然的にオフェンスの選手、ディエゴ・オリヴェイラ、仲川輝人、荒木遼太郎、俵積田晃太、安斎颯馬らに期待がかかる。なかでも注目は、前節の名古屋グランパス戦(結果は1-3)でゴールを決めた荒木だ。パリ五輪代表のメンバー入りに向けてもモチベーションを高めているアタッカーは、今季J1リーグの7試合で6得点。ここぞという場面で決定的な仕事をしている。
今季J1での総失点が「23」(20チーム中ワースト5番目)と、守備は安定していない。こうした側面もあるだけに、やはり横浜撃破の鍵となるのはオフェンスとなる。
今季のFC東京は、ピーター・クラモフスキー監督の下で縦に速い攻撃に磨きがかかった印象だ。松木玖生、小泉慶、高宇洋らゲームコントロールを担う選手たちから意図的かつ効果的な縦パスが前線に入るようになり、白井康介、長友佑都、バングーナガンデバングーナガンデ佳史扶など左右のサイドバックもそのパスを受けて重厚感のある攻撃を演出する。
スピーディかつダイナミックな仕掛けや崩しで、横浜の守備網を打ち破れるか。個の力が重要になる最終局面では、閃きと技術を持ち合わせた荒木のパフォーマンスが大きなポイントになりそうだ。創造性豊かなプレーで、スタジアムに詰めかけたファン・サポーターに歓喜をもたらしたい。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【記事】「活躍すればいいけど賭け」「賛否ある」内田篤人、高校卒業→Jを経由せずに海外挑戦の風潮に見解「宮市も言ってたけど...」
2024年05月17日 07:09
周知の通り、遠藤航が所属するリバプールは、ユルゲン・クロップ監督の今季限りでの退団が決定している。後任には、上田綺世がプレーするフェイエノールトを率いるアルネ・スロットの就任が有力だ。 そんななか、大手スポーツメディア『The Athletic』でリバプール番を務めるジェームズ・ピアース記者が、ボランチのアップグレードの必要性を訴えた。『GIVEMESPORT』によれば、ピアース記者は来シーズンのリバプールについて「3〜4人の質の高い補強が必要」と主張した。【動画】遠藤の4人ぶち抜きのスルーパス
「彼らには間違いなくもう一人の支配的なセンターバックが必要で、それは明らかだ。そして、守備的ミッドフィールダーも必要だと思う。なぜなら、エンドウは本当に本当に質の良い“一時しのぎ”の契約であると証明されたと思うからだ」 同記者は「彼が6番として長期的な解決策には決してならないだろうというのはなんとなく分かっていたからね」と続けている。 日本代表MFの貢献を認めながらも、さらに質の高い選手を補強すべきとの見解を示した。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 07:00
5月15日に開催されたJ1第14節で、名古屋グランパスはFC東京とホームで対戦。3−1で快勝した。
この一戦でハットトリックの活躍を見せたのが、FWキャスパー・ユンカーだ。開始33分にPKを決めると、66分、71分にもネットを揺らす。圧巻のパフォーマンスを披露し、名古屋に勝点3をもたらした。
そんなデンマーク人ストライカーの流暢な日本語が話題となっている。FC東京戦後のフラッシュインタビューの最後に、リポーターから「お疲れ様でした」と声をかけられると、ユンカーは「ありがとうございます。おつかれ〜」と日本語で返答した。
【動画】ユンカーの流暢な日本語
一連のやり取りをJリーグの公式Xが公開すると、以下のようなコメントが寄せられた。
「キャスパーおもろww」
「めっちゃうまい」
「可愛いな笑」
「やっぱり言ってたよね?」
「流暢すぎる」
「ラーメンたくさん食べてね」
「退社する時の俺」
「仕事終わったら毎日ユンカーにおつかれ〜って言ってほしい」
来日4年目。日本語も上達しているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 06:56
現地時間5月16日に開催されたラ・リーガの第36節で、久保建英が所属する7位のレアル・ソシエダが9位のバレンシアとホームで対戦した。
2024年05月17日 06:55
フランス代表監督を務めているディディエ・デシャン氏は、6月14日に開幕を迎えるEURO2024に向けてのメンバー25名を発表した。
今回招集された選手のリストは以下の通りとなっている。
GK
アルフォンス・アレオラ(ウェストハム・ユナイテッド/ENG)
マイク・メニャン(ミラン/ITA)
ブリス・サンバ(RCランス)
DF
ジョナタン・クロス(マルセイユ)
ジュール・クンデ(バルセロナ/ESP)
バンジャマン・パヴァール(インテル/ITA)
ダヨ・ウパメカノ(バイエルン・ミュンヘン/GER)
イブラヒマ・コナテ(リヴァプール/ENG)
ウィリアン・サリバ(アーセナル/ENG)
テオ・エルナンデス(ミラン/ITA)
フェルラン・メンディ(レアル・マドリー/ESP)
MF
オレリアン・チュアメニ(レアル・マドリー/ESP)
ウォーレン・ザイール=エメリ(PSG)
エドゥアルド・カマヴィンガ(レアル・マドリー/ESP)
ユスフ・フォファナ(モナコ/FRA)
アドリアン・ラビオ(ユヴェントス/ITA)
アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー/ESP)
エンゴロ・カンテ(アル・イティハド/KSA)
FW
ブラッドリー・バルコラ(PSG)
キングスレイ・コマン(バイエルン・ミュンヘン/GER)
キリアン・エムバペ(PSG)
オリヴィエ・ジルー(ミラン/ITA)
ウスマヌ・デンベレ(PSG)
マルキュス・テュラム(インテル/ITA)
ランダル・コロ・ムアニ(PSG)
今季チェルシーからサウジアラビアのアル・イティハドへと移籍したエンゴロ・カンテは久しぶりのフランス代表選出となり、いきなりEURO本大会に臨むことに。オレリアン・チュアメニは現在中足骨骨折で離脱しているが、開幕には間に合うと考えられているようだ。
パリ五輪にオーバーエイジ参加するかも?ウワサの「3名のスーパースター」
またパリ・サンジェルマンで今季ブレイクした21歳のブラッドリー・バルコラはこれが初招集。サプライズのメンバーとしてEURO2024へと挑むことになった。
一方、クリストフェル・エンクンクやアクセル・ディザシ、マロ・グストなどチェルシー組は全員が落選。リュカ・エルナンデスは怪我のために欠場となっている。
2024年05月17日 06:15
元日本代表DFの内田篤人氏が、MCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、稀代のファンタジスタである小野伸二氏の言葉を明かした。
サッカーをする息子がいるというお笑い芸人のくわばたりえさんをゲストに迎えた最新回で、内田氏が披露したのがこんなエピソードだ。
「この前、小野伸二さんと話をして。あの人もサッカー教室に行かれます。『どういう子は伸びると思いますか?』って聞いたら、上手い子って言わなかったんですよ。ボールを取られて、追い掛けに行く子って言ってて」
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!
名SBは「なるほど、そういう気持ちのある子の方が、サッカーを続けてうまくいかないこともあるけど、自分から壁に向かって行くんだなと思いましたね。悔しい気持ちは大事なのかもしれない」と続けている。
日本が世界に誇ったテクニシャンが、技術よりも、ガッツや負けん気のある子のほうが伸びると考えているのはなかなか興味深い。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 05:14
現地5月16日開催のラ・リーガ第36節で、久保建英が所属する7位のレアル・ソシエダが9位のバレンシアとホームで対戦している。
3試合ぶりにスタメンに復帰し、右ウイングに入った久保がいきなり魅せる。
【動画】久保の絶妙アシスト!左足で巧みに折り返す
開始3分、左サイドからバレネチェアが送り込んだクロスに反応。ゴールラインぎりぎりで左足で折り返し、アンドレ・シウバがヘッドで叩き込んだ先制点をアシストした。
日本代表MFは、これがリーガでは今シーズン4つ目(公式戦5つ目)のアシストとなった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 03:47
現地5月16日に開催されるラ・リーガの第36節で、久保建英が所属する7位のレアル・ソシエダが9位のバレンシアとホームで対戦する。
2024年05月17日 00:00
サッカー選手のパフォーマンスはデリケートなもので、クラブでの状況や移籍、そしてプライベートの問題などですぐに変化する。
今回は『Planet Football』から「突然パフォーマンスが急低下したプレミアリーグのスター選手たち」をご紹介する。カゼミロ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:マンチェスター・ユナイテッド
レアル・マドリーで「クロード・マケレレの再来」と呼ばれたブラジルの守備的ミッドフィルダーは、マンチェスター・ユナイテッドでの2年目から急速にそのパフォーマンスが落ちている。
スペインでプレーしていたときには1人でディフェンスの全てを司るかのように激しいタックルと鋭い切り替えで中盤を支配し、対戦する相手にとっては最も厄介な存在であった。
マンチェスター・ユナイテッドでのデビューシーズンはその価値を見せつけていただけに、2年目からの凋落はあまりにも不可解である。ファビーニョ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:リヴァプール
ここ数年のプレミアリーグで最も偉大な守備的ミッドフィルダーの1人。ロドリが台頭する前は、同じブラジル人のフェルナンジーニョと「プレミア最高のボランチ」の座を争っていた。
モナコの2015-16シーズンのリーグアン優勝を導き、チャンピオンズリーグ準決勝進出にも貢献。卓越した守備力、長短のパスによる展開、そしてスペシャルなペナルティキックの成功率。
ユルゲン・クロップ監督の下でも数年間トップパフォーマンスを維持したが、30歳の節目を手前にして急激に衰えを感じさせた。それはクロップ監督にとって大きな痛手だった。アンドリー・シェフチェンコ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:チェルシー
クリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドに復帰して2度目の所属をする前、シェフチェンコはプレミアリーグのクラブと契約した最後のバロンドール受賞者であった。
カルロ・アンチェロッティ率いるミランであらゆるタイトルを獲得した「ウクライナの矢」と言われたストライカー。イタリアでは150ゴール以上を決め、29歳でチェルシーに移籍した。
ところがどういうわけかイングランド・プレミアリーグではその力を発揮せず、77試合で22ゴールと平凡な成績に。その後ミランとディナモ・キーウでプレーしたが、若い頃の魔法を取り戻すことはなかった。デル・アリ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:トッテナム・ホットスパー、エヴァートン
今ではすでに忘れ去られているかもしれないが、デル・アリはプレミアリーグで最もエキサイティングな若手選手の1人であった。トッテナム・ホットスパーでの最初の3シーズンで37ゴール26アシストを決めており、その数字はブカヨ・サカすら及ばないほどのものだ。
ただピークだったのは2016-17シーズンが最後であり、20代前半のうちからそのパフォーマンスは下落していった。そしてジョゼ・モウリーニョ監督が就任した2020-21シーズンにはもはやかつての面影はなかった。
今季もエヴァートンに所属してはいるものの、まだ出場はゼロ。現在は薬物中毒やメンタルヘルスの影響もあり、プレーできる状態にはないとのこと。アレクシス・サンチェス
プレミアリーグでプレーしたクラブ:マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル
アーセン・ヴェンゲル監督が率いたアーセナルにおいて、その時代の最後にやってきた最高のアタッカーであったアレクシス・サンチェス。しかしそのアーセナルでのキャリアの最後は寂しい半年だった。
そして冬のマーケットでヘンリフ・ムヒタリャンとのトレードでマンチェスター・ユナイテッドに移籍することになり、加入時に発表されたピアノの動画が世界中で話題になった。
しかしながらマンチェスター・ユナイテッドでの彼はある意味かつてのアレクシス・サンチェスではなく、半年アーセナルで出番がなかったことを理解できるものだった。フェルナンド・トーレス
プレミアリーグでプレーしたクラブ:リヴァプール、チェルシー
フェルナンド・トーレスはプレミアリーグでの印象と実態が異なっている選手だ。実はリヴァプールよりもチェルシーでの出場数のほうが多いのである。
アトレティコ・マドリーからリヴァプールにやってきた彼は数多くのゴールを決め、プレミアリーグでも有数のエースストライカーになった。そして2011年1月に当時の最高額である5000万ポンドでチェルシーへ。
しかしながらそれからの彼はリヴァプール時代ほどのインパクトを残すことができず。それなりにゴールは決めたものの、移籍金の高さからかなりの批判を受ける存在になってしまった。フレデリック・ユングベリ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:アーセナル、ウェストハム・ユナイテッド
アーセナルで長く中盤の重要な選手として活躍したスウェーデン代表のレジェンド。2004-05シーズンの無敗優勝にも大きく貢献したアタッカーであった。
30歳で彼がウェストハム・ユナイテッドに移籍したとき、当然ながらファンは大きな興奮を抱いたが、彼が退団を許可された理由は確かにあったようだ。
ウェストハムでは短い間活躍を見せたものの、1年後には彼は怪我に苦しむようになり、わずか1シーズンのみで契約を解除することになった。バスティアン・シュヴァインシュタイガー
プレミアリーグでプレーしたクラブ:マンチェスター・ユナイテッド
イングランド・プレミアリーグではなぜかそのクオリティを発揮できなかったワールドクラスのプレーヤー。バイエルン・ミュンヘンでは攻撃的MFからボランチに至るまで様々な役割をこなし、ドイツ代表でも中心的な存在だった。
しかし30歳でやってきたマンチェスター・ユナイテッドではルイス・ファン・ハール監督の下で信頼を得るのに失敗し、ジョゼ・モウリーニョ監督の下で放出された。メスト・エジル
プレミアリーグでプレーしたクラブ:アーセナル
ジョゼ・モウリーニョが率いたレアル・マドリーからアーセナルへと移籍してきたドイツ代表の天才アーティスト。その左足から繰り出されるファンタジックなパスにより、数多くのアシストを記録した。
2014年にドイツ代表でワールドカップを制覇した彼はヴェンゲル監督に愛されたが、その後ウナイ・エメリやミケル・アルテタの下ではかつての高みに到達できなかった。
そしてアルテタとの関係が崩れたあと32歳でフェネルバフチェへと移籍したが、その後トルコでキャリアを再建することはできなかった。ピエール=エメリク・オーバメヤング
プレミアリーグでプレーしたクラブ:アーセナル、チェルシー
プレミアリーグでプレーした「最高のポルトガル人選手」TOP10
エジルがミケル・アルテタ監督によって放出されてから12ヶ月後、同じことがオーバメヤングにも起こった。ボルシア・ドルトムントからイングランドにやってきて、数多くのゴールをあげていた彼であるが、チームの変化の犠牲となった。
それから彼はバルセロナに移籍して18試合11ゴールを決める活躍を見せていたが、問題はその半年後にチェルシーへと移籍したことだった。
慣れ親しんだプレミアリーグだったはずが、彼はチェルシーでわずか1ゴールしか決められず、チームも12位という燦々たる成績に終わった。
2024年05月16日 23:30
アジア制覇を成し遂げたU-23日本代表において、もっとも悔しい思いをした選手であろう西尾隆矢。
所属のセレッソ大阪に戻った23歳のセンターバックは、15日のFC町田ゼルビア戦でU23アジアカップ後初めて試合に出場。町田が誇るFW陣、オ・セフン、藤尾翔太、ミッチェル・デューク、エリキらと激しく渡り合った。
結果は2失点を喫しての敗戦。ゲームの中での“一瞬の判断”が勝負を分けるという話から、U23アジアカップに話が及ぶと、西尾は中国戦で相手の挑発に乗り一発退場した場面をこのように振り返った。
「本当にもう、あの一瞬でしたけど、忘れられない一瞬でした。そこはもうやはりずっと下を向いているわけにもいかないですし、駄目なことですけど『ああいう経験をポジティブに生かす』というように自分に言い聞かせてやっていければいいかなと思います」
大会自体、「日本が優勝したことはすごく嬉しかったですけど、ここまで悔しすぎる1ヶ月は本当に今までの人生でもなかったかなと強く感じました。大会期間中は別につらいとかはなかったんですけど、本当に試合に出たいという気持ちは強かったです」と明かした西尾。
だからこそ、セレッソ大阪という“家”に戻り、キャプテンマークを巻いて臨んだこの試合で、西尾は「ある気持ち」を胸にプレーしたという。
「悔しさもすごくあった中で、こうしてチームに戻ってきて、しっかり使ってもらえるということにすごく感謝しています。改めて、当たり前にサッカーができることに感謝しないといけないですし、試合に出るからにはチームの勝利に貢献しないといけないという強い気持ちを持って今日の試合に入りました」
また、町田戦ではセレッソ大阪U-18の同期でもあるU-23日本代表FW藤尾翔太との対決も話題に。ただ本人曰く、やりづらさはまったくなかったようだ。
「全然ないです。翔太はもう、逆に分かっているので。どういうプレーをするかも分かりますし、僕は全然何も思わなかったです。(怖さとかも?)全然ないです。翔太には申し訳ないですけど(笑)でもあいつは(今日)点取ってないんで」と笑いながら答えつつ、町田のFW陣全体について話が及ぶとこんなふうに話していた。
「翔太もそうですけど、クオリティが高い選手が次から次へと交代で入ってきて、そこに対応していくというのは…自分たちは90分間走りながらですけど、あそこを抑えられるとやっぱり選手の価値はすごく上がると思うので、今日は本当に良い相手とできたなというのは素直に思いましたね」
U-23日本代表、U23アジアカップに招集できなかった「海外日本人」の逸材たち12名
良いFW、しかもさまざまなタイプの選手と対峙できた喜びを語った西尾。
U23アジアカップでは大きなミスを犯してしまったが、時間は決して元に戻らない。逆に重い十字架を背負ったからこそ、これからの成長に期待したい一人だと言える。
パリ五輪の開幕まで残り2ヶ月。サバイバルの渦中にある西尾とともにセレッソ大阪は今週末の18日(土)、アビスパ福岡とのアウェイゲームに臨む。
2024年05月16日 23:10
今季33試合を戦って勝ち点64を稼ぎ、リーグ・アン2位を確定させたASモナコ。チームを指揮するアドルフ・ヒュッターは攻撃的なサッカーを好んでおり、それが今季の躍進に繋がったのは間違いない。
英『The Guardian』によると、ヒュッターは自身のスタイルについて「退屈な1-0よりエキサイティングな5-2の方が好きだ」と語っている。今季のモナコはパリ・サンジェルマンに次いでリーグ2番目に多い64ゴールを奪っている。失点が上位6チームの中で最も多い42失点もあるのは修正ポイントだが、それを補うだけの攻撃力があるのだ。
ここまでリーグ戦で実に15選手が得点を記録しているのも特長的で、特定の選手に依存しているわけではない。ここまではエースのFWウィサム・ベン・イェデルが15ゴールでチーム1位、2位は9ゴールを挙げる日本代表FW南野拓実、他にも7ゴールのFWフォラリン・バログン、マグネス・アクリウシェ、6ゴールのMFアレクサンドル・ゴロビン、4ゴールのMFデニス・ザカリア、ユスフ・フォファナと続いており、多くの選手がネットを揺らしてきた。
開幕前にはFWケビン・フォラントが退団し、昨季12ゴールを挙げていたFWブリール・エンボロも大怪我でシーズンの大半を棒に振った。その中でも南野の覚醒を促すなど、ヒュッターは総合力を高めてチームを2位へ押し上げてきた。今季の仕事ぶりは評価されるべきだろう。
来季はチャンピオンズリーグの戦いもある。南野にとっても充実した時間になっており、来季はFWキリアン・ムバッペが抜けるPSGをも追い越してリーグの頂点を狙う戦いだ。