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2024年03月29日 18:00
イタリア1部ジェノアCFCとキットサプライヤーのKappaは26日、今シーズンのフォースユニフォームを発表した。 90年代テイスト溢れる今回のデザインは、今から25年前のユニフォームを再現したものだ。Genoa 2023-24 Kappa Fourth ジェノア 2023-24 Kappa フォース ユニフォーム シーズン終盤に登場した今季第4のユニフォームは、昔のジェノアを知る人なら一瞬で懐かしさが甦るデザイン。あるいは昔を知らなくても、どことなくレトロな空気を感じ取れるかもしれない。 今回のデザインは、今から25年前にセリエBを戦った1999-2000シーズンのホームユニフォームを再現したもの。ほぼ“完コピ”と言っても差し支えないだろう。唯一足りないのは当時の胸スポンサー「FESTIVAL CROCIERE」のロゴマークくらいだ。 各部の差し色にはイエローを採用。襟部分にストライプを配し、袖はKappaロゴのOmini(オミニ)が連なるスタイル。袖口にもイエローを配し、99-00シーズンのアイコニックなユニフォームが現代に甦る。 ジェノアとKappaの両者はこれまでに3度、サプライヤー契約を結んでいる。最初は1998-99〜2000-01の3シーズン。2度目は2019-20〜2021-22までの3シーズン。そして3度目は2023-24シーズンからの現在の契約。合計すると7シーズンとなる。 これは決して長いわけではなく、同じイタリアのブランドErreaとの17シーズン(1988-1998、2001-08)の半分にも満たない。 しかも現在のパートナーシップは、ジェノアと英ブランドCastoreとのトラブルが原因による複数年契約の“打ち切り”によって生まれたもので、言わば想定外で結ばれた契約だ。 ただ、今季はジェノアにとってクラブ創設130周年という節目のシーズンということもあり、各ユニフォームのデザインへのKappaの力の入れ方には並々ならぬものを感じる。まるで復縁を喜んでいるかのようだ。 今回99-00モデルを復活させた理由は語られてないが、25周年というタイミングに加えて、近年ブロークコアなどで注目が高まっているレトロユニフォームのブームも後押ししたに違いない。 そんなフォースユニフォームのビジュアルには、使い捨てカメラや任天堂ゲームボーイといった90年代を感じさせる小道具も登場した。ビジュアル全体から90年代が溢れ出している。 あの時代はUMBROも素晴らしかった...プレミアリーグ「90年代最高のユニフォーム」5選 このフォースユニフォームは、30日にホームで行われるセリエA第30節フロジノーネ戦で選手が着用する予定。もちろんシャツにはスポンサーロゴが付く。 レプリカモデルは半袖・長袖がクラブ公式オンラインストア、Kappaオンラインストアで販売中。数量限定ということもあり、長袖は既に完売となっている。
2024年05月16日 00:00
今シーズンの欧州リーグもクライマックス。今月半ばでほとんどのリーグがスケジュールを終え、各クラブの結果が確定する。
そして今回は「2023-24シーズンに凋落してしまったクラブ」をまとめてみた。バイエルン・ミュンヘン
リーグ:ドイツ・ブンデスリーガ
順位:2位
1試合を残してドイツ・ブンデスリーガで2位になっているバイエルン・ミュンヘン。もちろんチャンピオンズリーグ出場権を獲得できる成績であるが、2012年から11シーズンに渡って連覇を続けてきたクラブにとっては屈辱的なものだった。
トーマス・トゥヘル監督が率いたクラブはハリー・ケインを得点源としながら33試合で7敗という珍しい不安定さを見せ、トップのレヴァークーゼンに大きな差を付けられた。実に12年ぶりの「無冠」シーズンとなった。リヨン
リーグ:フランス・リーグアン
順位:7位
序盤戦ではリーグアンの下位に沈み、監督をコロコロと変えざるを得なくなっていたリヨン。ローラン・ブラン監督の下でスタートしたが、9月にファビオ・グロッソ氏を新指揮官に招聘した。
しかし事態は好転せず、バスが襲撃されてグロッソ監督が負傷するという事件も。そして11月にはライセンスを持たないピエール・サージをユースから昇格させて暫定指揮官に据えると、それから18勝2分け6敗と復調。なんとか帳尻は合わせたが、欧州カップ戦には手が届かなかった。マルセイユ
リーグ:フランス・リーグアン
順位:8位
リヨンと同じくフランス・リーグアンの名門マルセイユも浮き沈みの大きいシーズンを過ごした。序盤は5試合負けなしでスタートしたが、その後のPSG戦とモナコ戦に連敗して調子が崩れた。
監督もマルセリーノ、ジェンナーロ・ガットゥーゾ、そしてジャン=ルイ・ガセと短い間に交代することになり、ヨーロッパリーグでも準決勝でアタランタに屈した。アヤックス
リーグ:エールディヴィジ
順位:5位
むしろここまで順位を戻していたことに驚きがあるかもしれないアヤックス。一時はエールディヴィジ最下位に沈み、フェイエノールト戦ではファンの暴動で試合が中止になるという事件もあった。
ただ10月に就任したファント・シップの監督の下、11月から1月までは8勝2分けの好成績を残して一気に浮上し、難しい状況を脱出。なんとか5位まで上がってきたが、欧州カップ戦への出場権はすでに逃している。チェルシー
リーグ:イングランド・プレミアリーグ
順位:7位
この群雄割拠のイングランド・プレミアリーグで7位というのはかなりいい成績ではあるが、チェルシーが使ったお金の額を考えればそれに伴うものではない。
トッド・ボーリー新オーナーの下で投じた額は数百億円に達しているものの、ピッチの上ではその効果をほとんど体現できていない。ファイナンシャル・フェアプレーの面でも様々な対処が必要な状況にあり、来季は勝負の年になりそうだ。セビージャ
リーグ:ラ・リーガ
順位:12位
UEFAヨーロッパリーグを7回制覇したスペインの曲者は、昨季リーガで12位に沈み、そして今季も苦戦している。
チャンピオンズリーグでもグループステージで一度も勝てずに敗退し、監督もメンディリバル、ディエゴ・アロンソが解任。3人目の指揮官キケ・サンチェス・フローレスの下で徐々に持ち直したが、残り3試合の段階でまだ12位に留まっている。バーゼル
リーグ:スイスリーグ
順位:9位(レギュラーシーズン)
かつては中田浩二や柿谷曜一朗がプレーしたスイスリーグ屈指の名門バーゼル。しかしながらティモ・シュルツ監督の下でスタートした今季は序盤から苦戦した。
9月末にはシュルツ氏を解任し、SDからハイコ・フォーゲル氏が転身して指揮を執るも、わずか1ヶ月で再び解任。ファビオ・セレスティーニ氏が10月末から就任し、1月にはベンジャミン・コロリを獲得するなど補強も行ったが、1997-98年の11位以来となる低い順位となった。ナポリ
リーグ:セリエA
順位:9位
CL決勝はレアル・マドリー対ドルトムント!両方でプレーした「最強の5名」
昨季のイタリア・セリエAを圧倒的な力で優勝したナポリ。選手に関してもキム・ミンジェら数名の流出にとどめた印象であったが、今季は一転中位に沈む苦しいシーズンになった。
3600万ユーロを投じたジャコモ・ラスパドーリなど補強があまり当たらず、監督もルディ・ガルシア、ワルテル・マッツァーリ、そしてフランチェスコ・カルツォーナと変わっていった。
2024年05月15日 23:50
レアル・マドリードにとって今シーズンは守護神ティボー・クルトワの十字靱帯断裂という最悪な状況からの開幕となった。それでもレアルは代役のアンドリー・ルニンの活躍や新戦力のジュード・ベリンガムがMVP級のクオリティを発揮したこともあり、リーグ優勝を成し遂げ、チャンピオンズリーグは決勝までコマを進めている。
そして、クルトワは長期離脱を経て5月4日のラ・リーガ第34節カディス戦で復帰しチームは3-0で勝利、続く第35節グラナダ戦では4-0、5月14日に行われた第36節のアラベス戦では5-0で勝利をおさめ、復帰後3試合連続でのクリーンシートを達成した。中でも、アラベス戦でのクルトワは試合の中で10セーブを記録するなど守護神の完全復活を象徴するような試合となった。
アラベス戦を終えてクルトワは次のようにインタビューに答えた。
「とてもいい気分だよ。どうやって復帰するのか疑問があったことは理解している。(今の)僕は(怪我以前の)クルトワと同じ……いや、それ以上だ。多分、このような試合が必要だったんだと思う。たくさんのシュートがあったし、惜しいシュート、早いシュート、左サイドでのセーブには誇りを感じたよ。チームは数日間のオフを取るが、僕は(ルイス・)ロピス(GKコーチ)とトレーニングを続けるつもりだ」
クルトワが負傷離脱している間、ルニンはチャンピオンズリーグでのマンチェスター・シティなど難敵を相手にしながら30試合に出場し、そのうちの12試合でクリーンシートを記録しており、クルトワの不在を感じさせない素晴らしいパフォーマンスを見せてきた。指揮官のカルロ・アンチェロッティはアラベス戦前の会見で、CL決勝も含めて今後誰がゴールを守るのかと問われると「ルニンは素晴らしいシーズンで大いに貢献してくれた。世界最高のGKが戻ってくるという事実もね」と語っている。
「目標は、決勝戦にフルメンバーで臨むことだ。クルトワや(エデル・)ミリトンのように、今戻ってきた選手にはもっと出場時間が必要だ。決勝前の1週間で決断を下すことになる」
今季はディフェンスラインを中心に怪我人が続出したレアル・マドリードだったが、名門としての意地を見せシーズンを戦い抜いてきた。その中で、守護神クルトワの復帰はCL決勝の大一番を迎えるチームにとって非常に頼りになる存在と言えるだろう。
2024年05月15日 23:50
昨季はトップ4に入ったものの、今季は現時点で8位と苦戦が続くマンチェスター・ユナイテッド。アーセナル、マンチェスター・シティ、リヴァプールが展開してきたハイレベルな優勝争いを見ると、現状マンUがそこに割って入るのは厳しいだろう。
まだまだ継続的な強化策が必要だが、2022年にマンUを離れた元スペイン代表MFフアン・マタには1つの後悔がある。それはFWクリスティアーノ・ロナウドが復帰した1年半だ。
ロナウドは2021年にマンUへ復帰し、1シーズン目はリーグ戦18ゴールと結果を出した。しかし指揮官エリック・テン・ハーグとの折り合いは悪く、昨季前半戦は出番が減少。そこでロナウドは昨年1月にマンUを離れ、サウジアラビアのアル・ナスルへと移籍している。
英『FourFourTwo』にて、マタはロナウド在籍時にプレミアのタイトルを獲りたかったと振り返る。
「何年もユナイテッドで過ごしてきからね。自分が去った後にユナイテッドがプレミアリーグを制したら、それは辛いものになる。優勝の瞬間を逃したくなかったし、オールド・トラッフォードでリーグ優勝を祝う瞬間をずっと夢見ていたんだよ。またプレミアリーグで優勝できると思っていた。クリスティアーノは非常にハイレベルな選手で、周囲の選手を巻き込めるからね」
「試合の80分頃を迎えた際には、勝つためにボールをロナウドのところへ集めなければと常に思っていた。彼はいつも決定的な瞬間に現れる。だけど彼を取り巻く状況もあって、2年目のシーズンは十分な出場時間を得ることができなかったね」
ロナウド1人だけで何かを変えるのは難しかっただろうが、プロ意識の高さは圧倒的だ。それは現在所属するアル・ナスルでも同様で、今季はサウジアラビア国内リーグで33ゴールを奪って得点ランク首位を走っている。プレミアリーグとはレベルに差があるとはいえ、39歳を迎えたロナウドの得点力は今も健在だ。マンUでももう少し上手く活かせたかもしれない。
2014年からマンUで戦ってきたマタだが、退団するまでの8年間でリーグタイトルは獲得できなかった。それはキャリアの中で後悔の1つになっているようだ。
2024年05月15日 23:25
ユヴェントスが、ボローニャを率いるチアゴ・モッタ監督と、来季の監督就任で合意に達したようだ。
2024年05月15日 23:05
2024年5月15日、FC町田ゼルビアがセレッソ大阪に2-1と勝利。U-23日本代表の一員でこの日先発出場した藤尾翔太は前半から積極的な仕掛けでチャンスを演出。ただ、ゴールに迫るシーンもありながら最後の詰めが甘い印象で、肝心の得点を奪えなかった。
その藤尾について、試合後、黒田剛監督は次のようにコメントしている。まず触れたのはなぜスタメン起用したかについてだった。
「(C大阪が)自分の古巣ということもあってかなりモチベーションがあって、またこれまで数ゴール取っているなかでチャンスを多く作ってきた実績も活きるだろうと思って使いました。向こうのセンターバックの西尾選手は同期で互いにライバル意識もあるだろうから、そういうものも利用しようと考えて起用しました」
では、藤尾のパフォーマンスはどうだったか。
「チャンスはたくさん作りましたが、あそこに2人、3人と関わってくるようになるとチャンスの幅は広がってくると本人にも話しました。ムキにならず、俺が、俺がにならず、しっかりと周りを使って、最後はもう一回自分のところにボールが来ると信じてプレーしたほうがいいと。ただ、守備もすごく頑張ってくれたので、高く評価できると思います」
攻撃面において、黒田監督の的確なアドバイスを今後の試合で活かせるか。期待しながら見守りたい。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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2024年05月15日 23:00
マンチェスター・シティの守護神エデルソンはプレミアリーグ年間最優秀選手賞の最終候補8人にロドリが選ばれていないことに不満を述べている。
今シーズンの年間最優秀選手賞の最終候補はフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)、アーリン・ハーランド(マンチェスター・シティ)、アレクサンデル・イサク(ニューカッスル)、マルティン・ウーデゴー(アーセナル)、コール・パルマー(チェルシー)、デクラン・ライス(アーセナル)、フィルジル・ファン・ダイク(リヴァプール)、オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ)といった顔ぶれになっている。
シティからフォーデンとハーランドが選ばれているが、ロドリが選ばれなかったことについては疑問の声が挙がっている。シティは今季リーグ戦で3敗しているが、これはいずれもロドリが出場していない時だ。ロドリがいるかいないかはシティにとっては大きな問題であり、重要度はハーランドやデ・ブライネよりも高い。
今シーズンはリーグ戦33試合で7ゴール9アシストを記録しており、昨季の2ゴール6アシストよりは大幅に記録を伸ばしている。またロドリ出場時は73戦無敗中という圧巻の記録を残しているのにも関わらず、今回は選外となった。エデルソンはこの決定に納得が行かない様子だ。
「いい選手はいるが、ロドリはリストに載っていない素晴らしい候補だと思う。なぜ彼がリストに載っていないのか理解できない。正直言って、それは受け入れられない。彼の年、彼のキャンペーン、彼がプレイしてきたここ数シーズンを見て、彼がリストに載っていないのを見れば、それは馬鹿げている。どのような基準で選手を推薦しているのかは知らないが、素晴らしい選手もいる」
ロドリが選ばれなかったことを激しく批判しているエデルソンだが、今季リーグ戦34試合で17ゴール8アシストをマークして、大きく成長したフォーデンの獲得を推している。
「私はロドリを最優秀選手候補の大本命と見ているが、残念ながらリストには入っていない。だから、私はフィルが勝つように応援すると思うよ。フィルも素晴らしいシーズンを送っているし、我々を大いに助けてくれた。今シーズン、彼はより多くのゴールを決め、より多くのアシストを記録し、より安定し、チームにとってもより重要な存在となった」(『Mirror』より)
2024年05月15日 22:33
FC町田ゼルビアはJ1第14節でセレッソ大阪と対戦し、2−1で勝利。4試合負けなしで2位をキープした。
U-23日本代表の活動に参加していた影響もあり、この試合が約1か月ぶりの先発となったのが藤尾翔太だ。
2トップの一角を務めた23歳のFWは、開始5分にさっそくチャンスを迎える。同じくパリ五輪世代の平河悠からの浮き球のスルーパスに抜け出すと、細かなタッチでC大阪のDF西尾隆矢を翻弄。ペナルティエリア右でシュートコースを作ったが、藤尾が選択したのはパスだった。
ゴール前への折り返しに、最後は走り込んだ藤本一輝が合わせるも、うまくミートできず得点とはならなかった。
【動画】M・デュークの決勝弾!
なぜ藤尾はシュートを打たなかったのか。試合後、このシーンを次のように振り返った。
「最初に(西尾)隆矢のマーク外した時にゴールは見えた。でも流れ的にあそこで左足でシュートを打つよりも、僕が縦に行って、相手に1回引かせて、マイナスの(パスの)方が可能性が高いなと、ぱっとそういう判断をした。結果外れちゃったんですけど、それは次に捉えて、まだ僕がチャンスがあるときに決めたいと思いました」
藤尾は序盤から裏への抜け出しや鋭い仕掛け、ポストプレーなどでチームの攻撃を牽引。それでもストライカーとして、ノーゴールには納得はいっていない。藤尾は得点へ向けて、「カットインしたときのシュートでニアに打ってしまったんですけど、そういうところはファーに流し込める冷静さが必要」と改善を誓った。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月15日 22:30
チームを最後尾から支えるだけではなく、現代サッカーでは攻撃の起点となることが多いCB。
2024年05月15日 22:26
2024年5月15日、「Jリーグの日」に開催されたセレッソ大阪戦でFC町田ゼルビアが2-1と勝利を収めたあと、町田の黒田剛監督が“1993年当時の自分”について語る場面があった。
「(Jリーグ開幕時は)指導者をまだ始めていない時で、サッカーを引退してサービス業をしていました。自分の中では『サッカーを辞めた』状況で(当時勤めていた会社の)社員寮に入ってホテルマンをやっていました。なので、Jリーグの世界に自分が行くなんて到底思わないなか、テレビで開幕戦(横浜マリノス対ヴェルディ川崎)を観ていたわけですから感慨深いです。
あの時テレビで観ていたJリーグというステージにたどり着いたというか、自分のステージをそこに移して勝負をしていることが今でも信じられないというか。ただ、何歳からでもチャレンジはできるなと。気持ちさえあれば何歳からでもチャレンジはできると、そういうことを全国に見せていきたい。自分が先頭に立って走りたい気持ちはあります」
黒田監督は「サッカー界だけではなくて」と言葉を継ぐ。
「いろんな方々、年配の方々も含めてチャンスはまだまだあるんだと。それを自分が身をもって示せば明るいスポーツ界になると思います。そういうことを考えながら日々を送っています」
心に突き刺さるメッセージである。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年05月15日 22:10
アーセナルDFウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスは、どちらがハイレベルのセンターバックなのか。一部ではサリバの方を評価する声が多いかもしれない。
サリバが現在のプレミアリーグ最高クラスのセンターバックであることは間違いないが、元マンチェスター・ユナイテッドDFリオ・ファーディナンド氏はマガリャンイスの方をプッシュする。
英『Football London』によると、ファーディナンド氏もサリバの能力は高く評価している。しかしマガリャンイスの好戦的な守備スタイルが好きなようで、マガリャンイスの方が優れているとの持論だ。
「サリバが今季のアーセナルで最高のDFだとは思わない。センターバックのペアとしては、サリバとガブリエウの今季は完璧だよ。だけど個人のパフォーマンスとしては、ガブリエウがサリバを僅かに上回っていたと思う。いずれにせよ、私が見たゲームではそう言えるね」
「サリバの方が優れているように見えるところもあると思う。彼はよりクリーンだし、冷静なDFだ。一方でガブリエウはより好戦的なDFだと思うし、1対1のデュエルを望んでいる。彼は常にコンタクトを望んでいる選手で、今季の彼はそれが本当に上手い。ほとんどのデュエルで勝っているよ」
トータル的に冷静なセンターバックはサリバの方かもしれないが、マガリャンイスはよりハードに戦えるセンターバックとも言える。優劣をつける必要はないが、ファーディナンド氏はマガリャンイスのことをもっと高く評価すべきとの考えのようだ。
2024年05月15日 22:03
2024明治安田J1リーグ第14節の10試合が15日に各地で行われた。
1993年5月15日は日本初のプロサッカーリーグが開幕した記念日。その原点の日を記憶する意味も込めて、5月15日は“Jリーグの日”として、一般社団法人日本記念日協会より認定登録も受けている。31周年目を迎える“Jリーグの日”には、今季のJ1リーグに身を置く全チームの試合が一斉に開催された。
創設初年度からJリーグに参戦している東京ヴェルディとガンバ大阪の“オリジナル10”対決は、東京Vがより多くのシュートを放ちながら、GK一森純が守るゴールをこじ開けられず、スコアレスドローでタイムアップ。同じく“オリジナル10”対決となったサンフレッチェ広島と鹿島アントラーズの一戦は、開始早々の5分に右コーナーキックから植田直通がヘッドを決め、鹿島が先手を取ると、続く15分にはPKで鈴木優磨が追加点。後半に入るとマルコス・ジュニオールに1点を返されるも、84分に佐野海舟の見事なボール奪取から、最後は途中出場のチャヴリッチが仕上げ、3−1で勝利した。
現在首位に立つヴィッセル神戸は、ホームで暫定9位のアビスパ福岡を迎えた。試合は72分、大迫勇也が放ったロングパスから、背後へ飛び出した宮代大聖がボレーシュートを沈める。宮代の3試合連続ゴールが決勝弾となり、神戸が4連勝を飾った。
神戸と勝ち点で並ぶ2位のFC町田ゼルビアは、ホームで暫定7位のセレッソ大阪と対戦。試合はスコアレスで折り返した70分、右サイドを抜け出したナ・サンホのクロスボールから、オ・セフンがボレーシュートを叩き込み、町田が先手を取る。1点を追いかけるC大阪は84分、レオ・セアラが自ら得たPKを決めて同点に追いつく。このまま試合終了かと思われたが、後半アディショナルタイム、林幸多郎が左サイドから右足でクロスボールを送ると、中央でミッチェル・デュークがヘディングを沈める。劇的得点で町田が2試合ぶりに勝利した。
直近5試合負けなしの川崎フロンターレは、徐々に調子を取り戻しつつあったが、敵地でサガン鳥栖に2−5と大敗。鳥栖は横山歩夢の2得点を皮切りに、マルセロ・ヒアン、原田亘、河田篤秀が次々とゴールネットを揺らし、今季初の2連勝を飾った。名古屋グランパスは、ケガ明けのキャスパー・ユンカーがハットトリックと大暴れし、4位のFC東京を3−1で破った。
北海道コンサドーレ札幌は、浅野雄也の得点でジュビロ磐田を1−0で下し、ホームで7試合ぶり今季2度目の白星を掴んだ。4試合未勝利が続いていた柏レイソルは、後半アディショナルタイムに細谷真大が勝ち越しゴールを決め、2−1で湘南ベルマーレを撃破。浦和レッズは3−0で京都サンガF.C.を破り、約1年2カ月ぶりのリーグ戦3連勝を飾った。
2023−24シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で決勝まで勝ち進んだ関係で、2試合消化が少ない横浜F・マリノスは、敵地で現在16位のアルビレックス新潟と激突。試合は25分、敵陣右で前を向いたヤン・マテウスが浮き球パスを送ると、2列目から飛び出した渡辺皓太がダイレクトでボレーシュートを沈め、横浜FMが先手を取る。だが、後半に入ると新潟が反撃開始。51分に相手のミスを逃さず、鈴木孝司が同点ゴールを挙げると、直後の53分には左から抜け出した谷口海斗が左足で仕留める。終盤の82分には、この日がリーグ戦初先発だった奥村仁がトドメを刺し、3−1と逆転勝利。新潟は5試合ぶりの白星を飾った。
今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。
■J1第14節
▼5月15日(水)
北海道コンサドーレ札幌 1−0 ジュビロ磐田
柏レイソル 2−1 湘南ベルマーレ
東京ヴェルディ 0−0 ガンバ大阪
FC町田ゼルビア 2−1 セレッソ大阪
アルビレックス新潟 3−1 横浜F・マリノス
名古屋グランパス 3−1 FC東京
ヴィッセル神戸 1−0 アビスパ福岡
サンフレッチェ広島 1−3 鹿島アントラーズ
サガン鳥栖 5−2 川崎フロンターレ
浦和レッズ 3−0 京都サンガF.C.
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 神戸(29/+14)
2位 町田(29/+9)
3位 鹿島(26/+6)
4位 浦和(23/+5)
5位 FC東京(22/+2)
6位 G大阪(22/+1)
7位 名古屋(22/0)
8位 C大阪(20/+1)
9位 広島(19/+6)※1試合未消化
10位 福岡(19/0)
11位 東京V(18/+2)
12位 柏(18/−1)※1試合未消化
13位 川崎F(16/+1)
14位 横浜FM(16/0)※2試合未消化
15位 新潟(16/−4)
16位 磐田(14/−3)
17位 鳥栖(14/−4)
18位 湘南(11/−8)
19位 札幌(11/−14)
20位 京都(9/−13)
■第15節の対戦カード
▼5月18日(土)
16:00 福岡 vs C大阪
19:00 鳥栖 vs 名古屋
▼5月19日(日)
14:00 町田 vs 東京V
14:00 磐田 vs 浦和
14:00 京都 vs 広島
15:00 鹿島 vs 神戸
15:00 FC東京 vs 横浜FM
15:00 G大阪 vs 川崎F
16:00 柏 vs 札幌
16:00 湘南 vs 新潟
【ゴール動画】オリ10対決を制したのは鹿島!
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これが日本屈指のエアバトラー
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植田直通の豪快なヘッド💥
アウェイチームが立ち上がりの先制点✅
🏆明治安田J1第14節
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自信を持って思い切り
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豪快に振り抜いた鈴木優磨
反応した大迫敬介もかき出せず
🏆明治安田J1第14節
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/
紫の曲芸師😎🟣
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奪ってズドン
マルコス ジュニオールが
サイドネットへ突き刺す
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/
佐野海舟🤯🤯🤯
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奪って運んで1人でお膳立て
仕上げはもちろんチャヴリッチ✅
🏆明治安田J1第14節
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2024年05月15日 21:53
川崎フロンターレは5月15日、J1第14節でサガン鳥栖と敵地で対戦した。
2024年05月15日 21:44
Jリーグは5月15日、J1第14節の10試合を各地で開催した。
首位の神戸は宮代大聖の3戦連発となるゴールで福岡に1−0で勝利。4連勝を飾った。2位の町田はC大阪と対戦し、オ・セフンの得点で先制し、一時は同点に追いつかれるも、終了間際にミッチェル・デュークが勝ち越し弾。2−1で競り勝った。
名古屋はキャスパー・ユンカーのハットトリックでFC東京に3−1で勝利。鳥栖は川崎に5−2で逆転勝ち。札幌は磐田を1−0でくだし、7試合ぶりの勝点3を掴んだ。
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
J1第14節の結果は以下のとおり。
札幌 1−0 磐田
柏 2−1 湘南
東京V 0−0 G大阪
町田 2−1 C大阪
新潟 3−1 横浜
名古屋 3−1 FC東京
神戸 1−0 福岡
広島 1−3 鹿島
鳥栖 5−2 川崎
浦和 3−0 京都
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月15日 21:30
トッテナムに所属するDFエメルソン・ロイヤルの獲得にACミランとユヴェントスが興味を示しているようだ。英『Daily Mail』が報じている。
2021年にバルセロナからトッテナムに加入したエメルソンはトッテナムで公式戦100試合に出場し2ゴール4アシストを記録している。今シーズンはここまで公式戦23試合に出場し1ゴールをマークしている。
エメルソンは今シーズンのトッテナムでの序列は高くなく、デスティニー・ウドジェやCBのレギュラーが怪我した際や出場停止処分で出られない時に出場するような形だった。トッテナムは今夏にも積極補強に動くことが予想されており、エメルソンは放出候補の1人と考えられている。そんななか、トッテナムが同選手の価格を2500万ポンド(約49億円)と見積もっているという。
しかし同メディアによると、トッテナムのこの評価額はミランやユヴェントスの評価額と大きく異なるようだ。トッテナムのダニエル・レヴィ会長はエメルソン獲得時にかかった2580万ポンド相当を回収したいと考えているようだが、ミランやユヴェントスは1500万ポンド(約29億円)ほどで獲得したいと考えているという。
エメルソンは1月にサウジアラビアのクラブからオファーを受けていたが、チームに多くの怪我人がいたため、冬の移籍は実現しなかった。トッテナムはエメルソン売却に積極的のようだが、今夏トッテナムを去ることになるのだろうか。
2024年05月15日 21:27
北海道コンサドーレ札幌は5月15日、J1第14節でジュビロ磐田とホームで対戦。25分に浅野雄也が挙げた1点を守り抜き、1−0の勝利。実に7試合ぶりの白星を掴んだ。
試合後のフラッシュインタビューで、決勝弾の浅野は「ホッとしています」と安堵。自身の得点については、「チェック(スパチョークの愛称)から良いボールが入ったので、自分の得意な形で入れることができましたね」と振り返り、「ありがとう、チェック!」と感謝を口にする。
【動画】スパチョークのスルーパス→浅野が自慢の左足でフィニッシュ!
浅野は今季3点目。これまでの2ゴールは、いずれもアウェーで奪ってきたが、今回はホームで、勝点3を手繰り寄せるゴール。27歳のレフティは「やっぱ俺でしょ、っていうところを見せたかったですね」と会心の笑みを浮かべる。
中3日で迎える次節の柏レイソル戦に向けては、「この勢いを切らすことなく、次の試合も札幌らしいサッカーで勝ちたいなと思います」と意気込んだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部