2024年03月28日 12:30
サンフレッチェ広島が強さを見せている。 開幕から4試合を終えた明治安田生命J1リーグで、無敗をキープしているのは、上からFC町田ゼルビア・広島・セレッソ大阪の3チーム。このうち、昇格1年目ながら堂々の首位に立つ町田が、最もセンセーショナルだ。 だが、戦術の完成度という意味では、広島が群を抜いているだろう。過去2シーズンのリーグ戦をどちらも3位でフィニッシュし、今季ここまでリーグ最少の1失点と安定感が際立つ。 なぜ広島は強いのか。ボール保持者に猛然と襲いかかる“スキッベ流ハイプレス”の仕組みと“ハイプレス型”の弱点をカバーする方策から、その理由を紐解いた。開幕後4試合の基本システム まずは、今季開幕後のリーグ戦4試合の基本システムおよびメンバーを見ていこう。 守護神は日本代表に返り咲いた大迫敬介で、3バックは右から持ち味の攻撃参加も光る塩谷司、鋭い出足でピンチの芽を摘む荒木隼人、対人戦の強さが圧巻の佐々木翔という不動のラインナップ。各人の能力が非常に高く、リーグ最強のユニットと言っても過言ではない。 ダブルボランチは、正確なキックでチャンスメイクする満田誠と豊富な運動量を武器に日本代表復帰を果たした川村拓夢のコンビ。野津田岳人と松本泰志に加えて、山粼大地と東俊希も試合途中からボランチで起用されている。 ウィングバックは右が第3節のサガン鳥栖戦でヘディング弾を沈めた中野就斗、左はボランチでも機能する東がファーストチョイス。右サイドは越道草太、左サイドは志知孝明が2番手となっている。 攻守両面で貢献するシャドーは右が大橋祐紀、左は加藤陸次樹が開幕から4試合連続スタメン。ボランチと兼務する満田、攻撃のアクセントとなるエゼキエウ、水戸ホーリーホックへの期限付き移籍から復帰した小原基樹がポジションを争う。 1トップは1番手がピエロス・ソティリウ、2番手はドウグラス・ヴィエイラという形だが、ヴィエイラは右膝の治療のため3月14日にブラジルへ一時帰国。シャドーと兼務する大橋がソティリウをバックアップする。“スキッベ流ハイプレス”の仕組み 就任3年目を迎えたミヒャエル・スキッベ監督の下、今季ここまでのリーグ戦で2位につけるサンフレッチェ広島。開幕から4試合で無敗(2勝2分)と好調の要因は、“スキッベ流ハイプレス”にある。 1トップおよび2シャドーがボール保持者にプレッシャーをかけてパスコースを制限し、その動きに連動してダブルボランチと両ウィングバック(以下WB)が取りどころを定めて、複数人で囲んでボールを奪う。獲物を狩るライオンを想起させる獰猛なプレスは、実に効果的だ。 ハイプレスを武器とするチームであれば、複数人で囲む奪い方はスタンダードだと言えるだろう。だが、スキッベ監督率いる広島が異なるのは、「3バックでハイプレスを絶えず仕掛ける」「ハイプレス時の配置が流動的かつ陣形がいびつである」という点だ。 一般的に<3-4-2-1>で守備ブロックを形成する場合、両WBが最終ラインに吸収され、両シャドーが中盤に落ちる<5-4-1>で守る形が基本となる。前線には1トップのみ残る形となり、前から複数人で連動して奪うハイプレスは人数が不足するため、合理的とは言えない。 前線で人数をかけてボールを奪い切り、迫力あるショートカウンターを発動する。ハイプレスの圧力に耐えかねたボール保持者が蹴ったロングボールを回収し、攻撃を優位に進める。これらハイプレスの強み・メリットを最大限生かすには、より前線に選手を配置できる4バックの方が攻守両面で安定するだろう。 だが、広島を見れば、工夫次第では<3-4-2-1>でもハイプレスが可能であることが分かる。スキッベ監督はハイプレス時の配置を流動的にしたうえで、敢えて陣形をいびつにすることにより、独自のスタイルを構築している。 ハイプレスのスイッチを入れるソティリウおよび大橋と加藤は、相手のビルドアップに応じて柔軟に立ち位置を変える。そして、ダブルボランチ(満田&川村)と両WB(中野&東)は、時に自らの持ち場を離れて臆せずにボールを奪いにいく。ボランチとWBが、本来シャドーがいる場所にスライドすることもあるほどだ。 ハイプレスの際は、各選手が持ち場を離れることを厭わず、迷いなくボール保持者にアタックする。敢えて陣形をいびつにすることで、相手が予測できない形で猛烈なプレッシャーをかけることができ、それゆえボール奪取の成功率も上がるのだ。 もちろん、各選手が持ち場を離れることにより、ハイプレスを回避された際のリスクも非常に大きい。高い位置でボールを奪い切れず、相手チームが紫の密集地帯をくぐり抜ければ、その裏には広大なスペースが存在する。高いディフェンスラインの裏を突かれ、あっさりと失点してしまうのが、“ハイプレス型”の宿命でもある。 しかし、独自のスタイルを構築したドイツ人指揮官は、明確な対抗策を周到に用意している。次のセクションで詳しく述べていきたい。“ハイプレス型”の弱点をカバーする方策 前項で述べた通り、“ハイプレス型”のチームは高いディフェンスラインの裏を突かれるリスクと隣り合わせだ。その弱点をカバーするのが、機動力にあふれた選手たちだ。 まずは、攻守の軸として君臨する満田誠だ。 ユース出身の満田は、流通経済大より2022シーズンに加入し、ルーキーイヤーからリーグ戦29試合出場・9得点をマーク。加入後はシャドーまたはウィングバックが主戦場だったが、今季はボランチ起用がメインとなっている。 背番号11は、正確なフィードとクロス、プレースキックでチャンスメイクを担う。広島は各選手の前への意識が非常に高く、前線のスペースに長めのボールを供給して、相手守備陣を後ろ向きにして揺さぶる形を得意とする。 その中でも満田はキック精度がとりわけ高く、攻撃の起点として不可欠な存在である。 攻撃だけではなく、守備での貢献も素晴らしい。豊富な運動量でピッチの至る所に顔を出す満田の良さがいかんなく発揮されたのが、第3節・サガン鳥栖戦でのワンシーンだ。 前半15分1秒から、鳥栖はゴールキーパー(以下GK)とセンターバックを中心としたビルドアップを開始。対する広島は、1トップおよび2シャドーがボール保持者にプレッシャーをかけてパスコースを制限し、両WBも高い位置をとって牽制する。 怯まずつなぐ鳥栖は前線のマルセロ・ヒアンへ楔(くさび)のパスを送るが、リベロの荒木隼人がこれをカット。クリアボールがGKの朴一圭に渡ると、朴はすぐさま右サイドバックの原田亘にスローし、原田は前方のスペースにボールを送り込む。 広島はハイプレスのため前線に人数をかけており、自軍の左サイドには広大なスペースが生まれていた。一気にピンチとなる場面だったが、ボランチの満田が全速力でカバーし、サイドに流れたヴィニシウス・アラウージョと並走。タックルを一度はかわされるも、再度食らいつきファウルで止めて、ペナルティーエリア内への侵入を防いだ。 ともすればゴールに直結する可能性のあったシーンだったが、ハイプレス回避時のリスクを満田の機動力が救った形となった。 コンビを組む川村拓夢(8番)も運動量と機動力、推進力がストロングポイント。スキッベ監督はダイナモタイプを中盤の底に2名置くことで、“ハイプレス型”の弱点をカバーしている。 鳥栖戦では、楔のパスをカットした荒木の鋭い出足も光った。この場面に限らず、荒木はどんどん前に出て、相手フォワードに起点を作らせない働きぶりが素晴らしい。対人戦と空中戦に強く、守備範囲が広い背番号4は“ハイプレス型”にうってつけだ。 リベロが積極的に前へ出ることで、ハイプレス回避時に生じる広大なスペースを埋めることができ、自軍ペナルティーエリアよりも遥かに遠い位置で攻撃の芽を摘めるメリットがある。 もちろん、リベロがボールを奪い切れずかわされると一気にピンチとなる。だが、対人戦にめっぽう強い塩谷司&佐々木翔が両脇に、最後の砦には日本代表GKの大迫敬介が控えており、そう簡単には崩れない。開幕からの4試合でリーグ最少の1失点という事実が、鉄壁ぶりを物語る。“異例の補強”がもたらすモノとは? 9年ぶりのリーグ優勝を狙うサンフレッチェ広島にとって、文字通り試金石となったのが、第4節・ヴィッセル神戸戦だ。 神戸は強度の高い連動したプレスと対角へのロングボールを効果的に活用するスタイルで、昨季のJ1を制覇。連覇を目指す今季も強みは健在で、積極的な補強により戦力アップに成功した。 注目の一戦は、神戸がロングボールを大迫勇也に集め、セカンドボールを両チームが奪い合う展開に。お互いが相手のディフェンスラインの裏を狙い続けるハイテンポなゲームは、スコアレスドローながら見ごたえ抜群だった。 アウェイでの戦いで勝点1を持ち帰った広島が見せたのは、守備陣の強固さだ。 リベロの荒木隼人は、ロングボールのターゲットである大迫勇也と迫力満点のエアバトルを繰り広げ、相手のキーマンを見事に抑え込む。大迫がサイドに流れた際も、右ストッパーの塩谷司がしっかりとカバー。打開力に優れた武藤嘉紀は、左ストッパーの佐々木翔が試合を通して入念にケアし、ゴールを許さなかった。 試合後にスキッベ監督は、「(前略)ウチの3バックは本当に相手の脅威となるオフェンスをしっかり抑えたと思います」と守備陣を称賛。武藤の決定機を好セーブで防いだ守護神の大迫敬介も、「味方もコースを限定していたので、難しいシーンではありましたけど、みんなで協力して防ぐことができたと思います」と振り返った。 不動の3バックの充実ぶりは頼もしい限りだが、バックアップを担う山粼大地が3月5日のトレーニング中に負傷し、全治9〜10ヶ月の大ケガを負うアクシデントが起きてしまう。 この事態が影響したか、フロントは驚きの補強を実現させる。アルビレックス新潟で主力としてプレーしていた新井直人の獲得(完全移籍)を3月21日に発表したのだ。 新井自身も「本当に、このタイミングでの移籍というのが今までのサッカー界であまりなかったというのも当然聞いていますし、そこはわかった上で決断いたしました」と加入会見で語った通り、シーズン開幕から約1ヶ月後に主力級の選手が同一カテゴリー間で移籍するのは異例だろう。 もちろん、背番号13の加入がチームにもたらすモノは非常に大きい。新天地では両ウィングバックでの起用が予想されるが、3バックのストッパー起用も大いにあり得る。「複数のポジションで質の高いプレーをできることが最大の長所」と本人も会見でコメントしており、指揮官の様々な起用に応えるに違いない。 今季の広島は、リーグ戦・天皇杯・ルヴァンカップに加えて、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)と4つのコンペティションを戦う。第2節・FC東京戦では、「スタートで出たメンバーのパフォーマンスに非常に満足していた」ことから交代枠を使わなかったスキッベ監督も、連戦となれば積極的に交代カードを切るはず。選手起用の選択肢を増やす意味でも、新井は重宝されそうだ。 一方で、前線はドウグラス・ヴィエイラが右膝の治療のため、3月14日にブラジルへ一時帰国。中盤は今夏に満田誠または川村拓夢が海外クラブへ移籍する可能性も十分あり、仮に移籍となればダメージは大きい。 アジアカップ後の2024年Jリーグ「要チェック」の5人 スキッベ体制3年目を迎え、ハイプレスを軸とした戦術の完成度はリーグNo.1だ。新スタジアム元年をタイトルで彩るには、「ケガ人や移籍による戦力低下をいかに避けるか」がカギを握るだろう。 指揮官の采配に加えて、新井の獲得で“本気度”を示したフロントの動きにも注目したい。
2024年05月10日 00:02
現地時間5月9日、フランスで開催されたパリ五輪の大陸間プレーオフで、U-23アジアカップ4位のインドネシアがアフリカ予選4位のギニアと対戦した。
アジア杯では強豪の韓国を破るなど大健闘したインドネシアは、立ち上がりからギニアに押し込まれる展開が続くも、粘り強い守備でゴールを許さない。
しかし28分にカウンターを受けると、自陣ボックス内でスレーマンが相手を倒してしまい、PKを献上。これを元バルセロナのモリバに決められて先制点を奪われる。
45分には敵陣ボックス内でフリーになったストリックが決定機を迎えるも、シュートを打ち切れなかった。このまま1点ビハインドで前半を終える。
【PHOTO】アジアを制して喜びが爆発!歓喜に沸くU-23日本代表イレブンの笑顔を厳選!(Part1)
後半も劣勢のなか、60分にはCKの流れからチャンスを作る。左からのクロスに途中出場のデワンガが頭で合わせたが、惜しくもゴール右に外れた。
73分には、自陣ペナルティエリア内で相手にタックルにいったデワンガがファウルを取られて、またしてもPKを献上。さらにこの判定に猛抗議したシン・テヨン監督はレッドカードを受けて退席処分となる。しかし、ギニアがPKを失敗し、追加点は与えなかった。
それでも同点弾は奪えず、このまま0−1で敗戦。インドネシアはパリ五輪の最後の1枠を掴めず、68年ぶりのオリンピック出場を逃した。
勝利したギニアは、本大会のグループステージではA組に入り、開催国のフランス、アメリカ、ニュージーランドと対戦する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月10日 00:00
サッカー界において長く強豪国として君臨し続けているフランス。今回は『FourFourTwo』から「歴史上最高のフランス人ミッドフィルダー」をご紹介する。10位:ポール・ポグバ
プレーしたクラブ:マンチェスター・ユナイテッド、ユヴェントス
フランス代表成績:91試合11ゴール
ポール・ポグバはその才能に見合った高みにたどり着くことができなかった選手だ。しかしながら、それでも彼は世界最高クラスのプレーヤーであったし、フランスの歴史上最も偉大なミッドフィルダーの1人である。
クラブレベルでは浮き沈みの激しいキャリアを送り、今年はドーピング違反によって長期の出場停止を言い渡されるなど、多くのトラブルにも見舞われた。
しかしながらフランス代表では常に活躍を見せ、2018年のワールドカップでは決勝のクロアチア戦でゴールを決め、優勝に貢献した。9位:アラン・ジレス
プレーしたクラブ:ボルドー、マルセイユ
フランス代表成績:47試合6ゴール
アラン・ジレスは体格に恵まれなかった選手だが、持って生まれたプレーメイキング能力によって魔法のようなサッカーを作り上げた人物だ。
1982年と1986年のワールドカップとEURO1984でフランス代表の中心選手として活躍し、ミシェル・プラティニやルイス・フェルナンデス、ジャン・ティガナ、ベルナール・ジャンジニらとともに「魔法陣」と呼ばれる中盤を形成した。
162cmと小柄な体格を生かし、敏捷性と加速力でチームのリズムを作り出す攻撃的ミッドフィルダー。代表では29歳からレギュラーを務めたため、出場数は47試合に留まっている。8位:クロード・マケレレ
プレーしたクラブ:ナント、セルタ、レアル・マドリー、チェルシー、PSGなど
フランス代表成績:71試合0ゴール
世界最高の「守備的」ミッドフィルダー。イングランド・プレミアリーグでは彼のような役割を「マケレレ・ロール」と呼ぶようになり、まさに代名詞のような存在となった。
レアル・マドリーでは「銀河系」と呼ばれたスター軍団の中で守備の役割を一手に任され、ピッチの掃除屋として確かな信頼を獲得。その後チェルシーやPSGでも活躍した。
フランス代表では1998年のワールドカップやEURO2000に参加していないためタイトルに恵まれず。2006年のワールドカップでも準優勝に終わっている。7位:アントワーヌ・グリーズマン
プレーしたクラブ:レアル・ソシエダ、アトレティコ・マドリー、バルセロナ
フランス代表成績:125試合44ゴール
攻撃的ミッドフィルダーとストライカーの間の何処かに存在するポジション。アントワーヌ・グリーズマンはその間隙に入り込ませれば世界で最も優れた選手だ。
2018年のワールドカップ優勝におけるフランス代表の主人公の1人である彼は、クラブレベルでもアトレティコ・マドリーとバルセロナで数多くのタイトルを手にした。
そしてフランス代表のキャップ数を見てもミッドフィルダーとしては歴代最多の記録を持っており、彼を上回るのはウーゴ・ロリス、リリアン・テュラム、そしてオリヴィエ・ジルーだけだ。6位:ジャン・ティガナ
プレーしたクラブ:リヨン、ボルドー、マルセイユなど
フランス代表成績:52試合1ゴール
フランス領スーダンでマリ人の父親とフランス人の母親の下で生まれたジャン・ティガナ。パスタ工場や郵便配達員で働きながらサッカーをしていたが、後に80年代最高のセントラルMFに成長した。
ミシェル・プラティニやルイス・フェルナンデス、アラン・ジレスとともに「魔法陣」と呼ばれる中盤を形成し、EURO1984の優勝に大きく貢献した。
168cmと小柄であったが、無尽蔵のスタミナと長短のパス、さらに攻守に渡って貢献できる万能性と推進力に優れた選手であった。5位:ディディエ・デシャン
プレーしたクラブ:ナント、マルセイユ、ユヴェントス、チェルシーなど
フランス代表成績:104試合4ゴール
2012年からフランス代表監督を長く務めるディディエ・デシャンは、歴史上3人しかいない「選手としても監督としてもワールドカップを制覇した」人物の1人だ。
エリック・カントナから「水を運ぶ男」と揶揄された彼は、中盤の底で無私無欲にプレーする堅実性を武器にした選手だった。
圧倒的な仕事率と粘り強さ、スタミナ、試合を読む知性、恐れを知らないタックル、優れたポジショニング、そしてリーダーシップ。まさにピッチ上の監督であった。4位:エンゴロ・カンテ
プレーしたクラブ:カーン、レスター・シティ、チェルシーなど
フランス代表成績:53試合2ゴール
クロード・マケレレの後継者であり、究極なる中盤の破壊者であるエンゴロ・カンテ。2015年の夏にカーンからレスター・シティへと移籍したときには無名であったが、プレミアリーグ優勝に貢献したことで一気に世界のスターとなった。
チェルシーへと移籍したあともすぐにプレミア優勝を経験し、違ったクラブで2年連続のタイトルを獲得するという珍しい選手に。守備的MFながらPFAとFWAの年間最優秀選手賞をダブル受賞するという快挙もあった。
フランス代表でも2018年のワールドカップでは重要な役割を担い、チームの優勝に大きく貢献している。3位:パトリック・ヴィエラ
プレーしたクラブ:ミラン、アーセナル、ユヴェントス、インテル、マンチェスター・シティなど
フランス代表成績:107試合6ゴール
1998年のワールドカップとEURO2000を制覇したフランス代表の中心選手であり、2004年にアーセナルを伝説の無敗優勝に導いた「インビンシブルズ」の中核。
190cmを超える長身、スピードとパワーを兼ね備えた身体能力、パス、ドリブル、シュートと隙がない万能性、守備から攻撃に至るまでの幅広い貢献。世界で最もパーフェクトな選手であった。
晩年には怪我が多くなってしまったことから30代は苦しいキャリアとなってしまったが、全盛期の彼は誰にも置き換えられないほどの存在だった。2位:ミシェル・プラティニ
プレーしたクラブ:ナンシー、サンテティエンヌ、ユヴェントス
フランス代表成績:72試合41ゴール
1983年から1985年までのバロンドールを連続受賞したフランス代表の「将軍」。開催国として戦ったEURO1984優勝の立役者であり、感動をもたらしたキャプテンでもあった。
サッカーの歴史上最も偉大なプレーメーカーのひとりでもある彼は、圧倒的なパスセンスとフリーキックの技術を持ち、エレガントで知的なアタッカーであった。クリエイティブでありながらストライカー顔負けの得点力も持ち、両足から正確なシュートを放った。
「ル・ロワ(王)」とも呼ばれるほどのリーダーシップを持ち、ユヴェントスとフランスに数多くのタイトルをもたらした。1位:ジネディーヌ・ジダン
プレーしたクラブ:カンヌ、ボルドー、ユヴェントス、レアル・マドリー
フランス代表成績:108試合31ゴール
ゴミスで7人目!Jリーグにいた「フランス国籍選手」6名。全員覚えてる?
ジネディーヌ・ジダンは史上最高のフランス人ミッドフィルダーである。そしてあらゆるポジションを合わせても史上最高のフランス人選手である。それに異論を唱える人もほとんどいないだろう。
1998年のワールドカップとEURO2000を制覇するにあたって、ジダンが繰り出す魔法のようなトラップやパス、シュートは不可欠なものであった。
クラブレベルでもユヴェントスやレアル・マドリーで世界の頂点を極め、選手として獲得できるタイトルを全て手にした。そして監督としてもチャンピオンズリーグを何度も制覇した。
2024年05月09日 23:30
アーセナルは9日、イタリア代表MFジョルジーニョと契約を延長したことを発表した。
現在32歳のジョルジーニョはヴェローナの下部組織出身で、2010年にトップチームへと昇格。同クラブで公式戦通算96試合に出場した後、2014年1月にナポリに加入し、クラブのコッパ・イタリア制覇やスーペルコッパ・イタリアーナ制覇などに貢献した。2018年夏からプレーしたチェルシーでも主力として活躍。2020−2021シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験し、2021年には欧州サッカー連盟(UEFA)の最優秀選手賞を受賞した。2023年1月に加入したアーセナルでは、ハーフシーズンで公式戦16試合出場1アシストを記録。今シーズンはここまで公式戦35試合に出場して1ゴール2アシストをマークしている。
アーセナルとの現行契約には1年の延長オプションが付随していたものの、現状は2024年6月30日までとなっていることから、去就に大きな注目が集まっていたジョルジーニョ。今回の発表では契約期間が明かされていないが、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏は、2025年6月までの1年間であると伝えている。
アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督は、クラブ公式サイトで以下の通りコメントしている。
「ジョルジが私たちと新たな契約を結んだことを嬉しく思う。ジョルジは我々のチームにとって重要な存在であり、素晴らしいリーダーシップとピッチ上で彼の周りにいる全員を向上させるユニークな能力を備えた模範となる人物だ。ジョルジと彼の家族が私たちに協力してくれてとても嬉しく思っているし、この旅を一緒に続けていくことに興奮している」
2024年05月09日 23:30
アーセナルMFジョルジーニョは、クラブにもう1年残留することになるようだ。
2024年05月09日 23:10
先日クリスタル・パレスに0-4と屈辱的なスコアで大敗を喫し、8位まで順位を落としてしまったマンチェスター・ユナイテッド。期待を大きく裏切る結果となり、当然ながら選手たちへの視線も厳しくなっている。
英『GIVE ME SPORT』は今季ここまでのプレミアで『最も失望した選手』を選んでいるが、今季のワースト選手に選ばれたのはマンUのMFアントニーだ。
マンUは2022年に8500万ポンドもの移籍金を投じてアントニーを獲得したが、全く結果は出ていない。今季もここまでリーグ戦28試合に出場して1ゴール1アシストを決めただけで、得点に関与する機会があまりにも少ない。同メディアも納得できない数字と批判する。
「アントニーは大金を手にした後もまだその価値を証明できていない。今季はここまで1ゴールと1アシストを記録しているが、これはユナイテッドクラスのクラブでプレイするアタッカーとしては極めて貧弱な成績だ」
そのアントニーに次ぐワースト選手に選ばれているのは、前述のクリスタル・パレス戦でも厳しい評価を受けてしまったMFカゼミロだ。すでにピークは過ぎたとの見方もあり、ワールドクラスの守備的MFとの評価は過去のものとなってしまった。
「守備を完璧にカバーしていた頃の姿は遠い昔のものとなり、今や32歳のカゼミロはユナイテッドにとっての邪魔者となっている。デュエルで精彩を欠いているだけでなく、スピード、判断力、俊敏性のすべてが問題だ」
今季のパフォーマンスとチーム成績を考えれば、この批判も仕方がないか。ポジティブな部分を探すのが難しく、大きく評価を落とすシーズンになっている。
2024年05月09日 22:00
CL準決勝2ndレグでバイエルンに2-1の逆転勝利を収めたレアル・マドリードは2戦合計スコアを4-3とし、2シーズンぶりの決勝進出を決めた。劇的勝利となったこの一戦を前にマンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるポール・スコールズ氏が「称賛せざるを得ない」と語った選手がジュード・ベリンガムだ。
昨夏にドルトムントからレアルに移籍を果たした同選手は、今シーズン公式戦39試合に出場し22ゴール10アシストを記録中だ。加入1年目ながらも素晴らしい活躍を見せており、チームを象徴する新たな存在となりつつある。そんなベリンガムへの称賛をスコールズ氏は惜しまない。
「この若者を称賛せざるを得ない。彼が20歳でやっていることはばかげている。バーミンガムからドルトムントに移籍し、落ち着くのに時間がかかると思っただろう。しかし彼は2年間、自分のチームで信じられないほどの活躍をしている。彼は20歳でマドリードに行ったんだ。25、26、27歳のベストプレイヤーでも落ち着くには少し時間がかかる。でも彼は20歳でそれをやっている」
「落ち込むのをずっと待っているんだけど、そうならないんだ。彼を称賛する以外に何もできない。今夜はいいチーム相手に大仕事だが、彼が試合に大きな影響を与えたとしても不思議ではない」
バイエルン戦では90+10分まで出場したベリンガム。直接ゴールに絡むことはなかったが、この試合でも相手にとって脅威となり続け、チームの勝利に貢献。すでにレアルはリーグ優勝を決めており、CLタイトルを獲ることができれば、ベリンガムはいきなり2冠を手にする。
決勝の相手は古巣のドルトムントとなるが、ベリンガムはレアルでの最初のシーズンを欧州王者という形で終えることができるのか、注目だ。
/
またもサンティアゴ・ベルナベウで”奇跡”が起きる
レアル・マドリードが88分からの大逆転勝利で決勝へ
\#UEFAチャンピオンズリーグ 準決勝 2nd leg 【1分ハイライト】
レアル・マドリードバイエルン
3分ハイライト動画は
WOWOWオンデマンドで無料配信中https://t.co/OEjevy1TSy pic.twitter.com/GdWnKhNFFQ— WOWOWサッカー (@wowow_soccer) May 8, 2024
2024年05月09日 21:47
プレミアリーグのチェルシーが、とあるリーグ記録を更新してしまう可能性があるようだ。9日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
ここまでのプレミアリーグで15勝9分11敗を記録し、残り3試合となった状況で勝ち点「54」を積み上げているチェルシー。来シーズンのヨーロッパコンペティション出場権獲得に向けて戦う同クラブは、今シーズンも序盤から苦戦が続いたものの、5日に行われたウェストハム戦では5−0の大勝を飾り、勝ち点で並ぶマンチェスター・ユナイテッドを得失点差で上回ったことにより7位へと浮上した。
そんななか、同紙はチェルシーが今シーズンの現時点で合計「98枚」のイエローカードを提示されていると指摘。これまでの1シーズンにおける最多警告数の記録は、2021−2022シーズンにリーズが記録した「101」であり、チェルシーが残り3試合で4枚のイエローカードを提示された場合、リーズを抜いてプレミアリーグの新記録を樹立すると紹介している。
一方で、相手に対する不必要な接触や審判への抗議など、プレー外での警告が目立つチーム状況を危惧したマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、12月に映像を用いたミーティングで選手たちに指導を行ったという。同紙は、以降の様子について、「不祥事を最小限に抑えている」と主張。12月までに記録した抗議での警告数が「12」であったのに対して、1月から現在までは「6」にまで減少していると説明し、「明らかな改善」とチームの変化を評価した。
2024年05月09日 21:10
FC町田ゼルビアは5月11日、J1第13節で湘南ベルマーレと敵地で対戦する。
2024年05月09日 21:00
日本時間の5月10日4時にキックオフされるヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)準決勝2ndレグ、オリンピアコス対アストン・ヴィラの一戦。
ホームで行われた1stレグは2-4でアストン・ヴィラは敗戦。決勝進出のためにはアウェイの2ndレグで3点差をつける必要がある。厳しい戦いになることは間違いないが、アストン・ヴィラはウナイ・エメリ監督の下、今シーズンはプレミアリーグでも4位に位置しており、その強さを見せつけてきた。
今季絶好調なオリー・ワトキンスやドウグラス・ルイス、レオン・ベイリーなど実力者も多く、本来のパフォーマンスを発揮できれば、アウェイであってもひっくり返すことは可能だ。プレミアリーグのクラブで唯一ヨーロッパのコンペティションに残っているアストン・ヴィラにとって正念場を迎えるが、指揮官のエメリは会見にて意気込みを語った。英『BBC』が伝えている。
「もっとうまくやらなければならない。この雰囲気では難しいだろう。私たちはここで、選手たちと私たちのアイデアで新しい経験を築き上げる必要がある。今シーズン最大の試合だ」
また1stレグは出場停止となり、前節のブライトン戦に怪我で出場できなかったGKエミリアーノ・マルティネスは、メンバーとして帯同しているが、100%のプレイができるかどうかを慎重に判断して起用すると、エメリは語った。
ここ3試合は1分2敗となっており、思うような結果が残せていないアストン・ヴィラ。調子が良い中で迎えることができてはいないが、そんな時にこそチームとしての力が試される。
逆のブロックではフィオレンティーナがすでにファイナル進出を決めているが、エメリ率いるアストン・ヴィラはこの大一番で逆転勝利を飾ることができるだろうか。
2024年05月09日 21:00
明治安田J2リーグで現在4位につけるいわきFC。
昨季途中に就任した田村雄三監督のもと、J2昇格2年目ながら開幕から好調を維持。ここ4試合は無失点で3勝1分の成績を収めている。
J1昇格のダークホースとなりつつある彼らは4日、計画が進められている新スタジアム整備の最新状況を報告した。『福島中央テレビ』が伝えている。
新スタジアム検討委員会「IWAKI GROWING UP PROJECT〜想いを紡ぐ、地域を繋ぐ〜(IGUP)」は、いわきFCの運営会社である株式会社いわきスポーツクラブが、スポーツ庁による「令和5年度スポーツ産業の成長促進事業『スタジアム・ア\リーナ改革推進事業(先進事例形成支援) 』」の委託契約締結を受けて設立したもの。
この日は前年度の成果および進捗報告を目的とした記者会見がクラブの拠点であるいわきFCパークで開催され、「成長するラボ型スタジアム」を大きなコンセプトに4つの将来像を掲げることでビジョンがまとまったことなどが報告されたという。
いわきFCは、令和6年度も『スタジアム・アリーナ改革推進事業』の契約予定者となり、引き続き「IGUP」の取り組みを継続。2025年6月末までにJリーグへ提出するスタジアム整備計画の策定へ向けた動きを加速していくとのことだ。
これまで行ってきた活動の詳細や今後の動きについては、引き続き様々な機会で共有していくことを表明。サポーターに対しては別途カンファレンスを開催して進捗共有ならびに意見交換を行う予定だという。
こちらはいわきFCが先日公開した動画。
いわきFCは現在、ハワイアンズスタジアムいわきをホームとして使用しており、開幕6試合のホームゲームで平均4,175人の動員を記録。直近2試合の清水エスパルス戦とジェフユナイテッド千葉戦ではチケットが完売しており、入場可能数5,048人に迫る観客がスタジアムに詰めかけている。
広島は285億円!「世界で最も建築費が高かったスタジアム」TOP10
クラブが地域のインフラとして欠かせない存在となりつつあり、その中でスタジアムに関する不足も目立つ段階に入ってきた。新スタジアムに関する議論は今後一年でさらに深まっていくことが期待される。
いわきFCの次戦は12日(日)、こちらも調子を上げているレノファ山口FCとホームで対戦する。
2024年05月09日 20:40
チャンピオンズリーグ準決勝でパリ・サンジェルマンを撃破し、決勝進出を決めたドルトムント。
PSGには強力なアタッカーが揃っているが、ドルトムントはそれを180分間シャットアウトしてみせた。その立役者となったのがDFマッツ・フンメルスだ。
フンメルスも35歳と大ベテランの領域に入っており、最近は世界最高のDFと言われる機会はあまり多くないかもしれない。しかし、今でもパフォーマンスレベルは高い。今回のPSG戦2ndレグではコーナーキックから決勝点も記録しており、攻守両面でフル稼働した。
SNS上でもフンメルスを絶賛する声が相次いでおり、PSG攻撃陣を抑えた守備力が高く評価されている。
「彼の世代ではTOP3に入るDFだ」
「今季のCLで最高のDF」
「今でもワールドクラス」
ドルトムントは2012-13シーズン以来となるCL決勝進出を決めたが、2012-13シーズンの決勝は同じドイツのライバルであるバイエルンに1-2で敗れている。フンメルスはこのゲームにドルトムントの一員としてフル出場しており、フンメルスにとっては悔しい思い出となっているはず。果たして今回は欧州の頂点に届くのか。
2024年05月09日 20:38
JFLの栃木シティは5月9日、公式サイトでMF西谷和希が翌10日よりトップチームの練習に参加すると発表した。
2024年05月09日 20:18
横浜F・マリノスは5月9日、公式Xでハリー・キューウェル監督のインタビュー動画を公開した。
【動画】キューウェル監督がACL決勝の応援を呼びかけ
11日にホームで行なわれるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の決勝・第1レグのアル・アイン戦を前に、キューウェル監督はエキサイティングな試合になると約束した。
「F・マリノスにとっては初めての挑戦で、誰も見たことも、プレーしたこともありません。F・マリノスのファン・サポーターでなくても、サッカーが好きなら一緒に見るべきだと思います。絶対に面白い試合になります。どんな壁も乗り越え、全力を尽くすチームを見ることができるはずです」
そして、全力のサポートを懇願した。
「スタッフやコーチからの激励ももちろんですが、選手はファン・サポーターからの声援を楽しみにしています。コロナ禍において声援がない時期を経験しているからこそ、ファン・サポーターがいないとサッカーは成立しないことを知っています。スタジアムに満員のファン・サポーターが集まった時、選手やチームに与える高揚感は本当に大きいです。満員のスタジアムでプレーすると選手は最高の気分になります」
オーストラリア人指揮官は「決勝戦を楽しみながら、みんなで戦いたいと思います」と意気込んだ。
横浜のACL初制覇はなるか。注目の第1レグは11日の19時にキックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月09日 20:00
パリ・サンジェルマンは、8日(現地時間)に行われたボルシア・ドルトムントとのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝2ndレグに0-1で敗れ、決勝進出を逃した。
キリアン・ムバッペ、ザイール・エメリ、アクラフ・ハキミら豪華な戦力を擁しながらドルトムント相手に2試合連続で完封負けを喫し、パリにとって悲願とも言える同大会の優勝はまたもお預けとなった。
この結果に関して、パフォーマンスが低調だったとしてエースのムバッペに批判が集中しているが、元フランス代表のビセンテ・リザラズ氏はルイス・エンリケ監督も敗因の一つであるとフランスメディア『Franceinfo』に対してコメントしている。
「彼は『我々が勝つ』と試合前に宣言し、うぬぼれていた。戦術の天才と言われていたが、それが間違いだったことを人々は理解した。ドルトムントは1997年にこの大会で優勝している。彼らは鋼のようなメンタリティを発揮し、パリをうまく抑え込んでいた」
また、チームの実力を過信していたことだけでなく、エンリケ監督の指導方法にも問題があるとリザラズ氏は主張している。
「彼は、選手達に自分の指示を守るように強く求めるタイプの監督だ。私にはパリの選手達のプレイがあまりにも論理的なものに感じられた。監督の指示を実行する姿はロボットのようだったし、逆らえないような雰囲気があるようにも見えた。私はそういう管理者型の指導者が好きではない。選手にはある程度の自主性が与えられなければならないんだ」
バルセロナやスペイン代表での監督経験があってスター選手の扱いには慣れているはずのエンリケ監督だが、その指導スタイルは規律重視に偏っていて、パリの選手達が本来の実力を出し切れていないというのがリザラズ氏の主張のようだ。
2024年05月09日 19:56
プレミアリーグのチェルシーとアストン・ヴィラは、アスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズの獲得を断念する見込みであるようだ。8日、イギリスメディア『90min』が伝えている。
現在21歳のN・ウィリアムズは、2013年夏にオサスナの下部組織からアスレティック・ビルバオのユースに加入し、2021年4月にトップチームデビューを果たした。翌シーズンには定位置を確保して公式戦40試合に出場すると、今では兄であるイニャキ・ウィリアムズらとともにクラブの攻撃陣を形成。今シーズンもここまで公式戦34試合出場7ゴール15アシストの成績を残しており、ラ・リーガで5位につけているアスレティック・ビルバオを牽引している。
昨年12月にアスレティック・ビルバオと新契約を締結したN・ウィリアムズ。設定された契約解除金は5000万ユーロ(約84億円)と報じられるなか、アーセナルやチェルシー、トッテナム、アストン・ヴィラなどのプレミアリーグクラブが同選手の獲得を画策していると噂されていた。
そんななか、同メディアは金銭的支出を理由にチェルシーとアストン・ヴィラがN・ウィリアムズの獲得を断念する見込みであると報道。同選手は現在週給約20万ユーロ(約3300万円)を受け取っており、獲得にはさらなる給料の増額が必要となることが大きな障壁となっているようだ。
プレミアリーグの他にもレアル・マドリードやバルセロナからの関心も伝えられる同選手だが、来シーズンは何色のシャツを身に纏ってプレーすることになるのだろうか。