2023年05月31日 22:30
○ 日本ハム 5 − 2 ヤクルト ●<2回戦・エスコンF> 日本ハムは交流戦2連勝発進。「5番・二塁」でフル出場したドラフト3位の加藤豪将内野手(28=前メッツ3A)が、NPB初アーチ含む2本塁打3打点と大活躍した。 日本ハム打線は初回、ヤクルト先発・市川の制球難で一死満塁の好機を作り、5番・加藤豪の二ゴロが併殺崩れとなる間に先制。2回は1番・松本剛が右翼線への適時二塁打を放ち2点目を加えた。 1点差に詰め寄られ迎えた3回は、加藤豪がNPB初アーチとなる1号ソロを右中間席へ運び3点目。5回も再び加藤豪が、2打席連発となる右越えソロを放ちリードを広げた。6回は7番・福田光が2号ソロを右中間席へ運び5点目。一発攻勢でヤクルトを突き放した。 投げては先発の上沢が8回6安打2失点の力投で5勝目(3敗)。3点リードの9回は2番手の玉井が、3年ぶりとなる今季初セーブ(1敗)で締めた。 ヒーローの加藤豪は試合後お立ち台に上がり、NPB初アーチについて「入ったか分からなかったので、走ることしか考えていなかった」と笑顔。「人生初」と語る2打席連発については「それがあんまり憶えてなくて…」と続けファンを笑わせた。 2013年のMLBドラフト2巡目でヤンキースに入団し、昨季ブルージェイズでメジャーデビューを果たした異色のルーキー。日本ハム加入後は2度の故障離脱もあり、NPB初出場は5月25日のソフトバンク戦(エスコンF)までずれ込んだ。「コーチやトレーナー、いろいろな人に支えられて、今こうしてお立ち台に立てているので本当に幸せです」と背番号3。「これからだと思います」と、さらなる飛躍を誓った。
2024年04月29日 19:44
ド軍のフリーマンは28日のブルージェイズ戦で27試合ぶりの本塁打を放った
ドジャース・大谷翔平との「MVPトリオ」の1人として日本でも注目されるフレディ・フリーマン内野手が28日(日本時間29日)、敵地・ブルージェイズ戦で27試合ぶりの2号ソロを放った。待望の一発に米メディアは2020年ナ・リーグMVPの復調を“予言”した。
MLB公式サイトは「調子をつかんだフリーマンがトロントでHR」と記事を掲載。本塁打は3月28日(同29日)のカージナルス戦以来で、今回の遠征(日本時間28〜29日)の直前のホーム9連戦中、33打数7安打で長打は3本だった。
9連戦後の遠征が始まってからは6試合すべてでヒット、そして全試合で四球も選んでいる。「28日(同29日)のHRは、元ナ・リーグMVPが復調している兆しだった」と記した。
ここまで打率.306、2本塁打19打点と決して悪い数字ではないが、メジャー15年目で通算打率.301、323本塁打1162打点を稼いだきただけに、「(今季ここまでの)フリーマンの数字はメジャーの他の大半の選手にとっては出来すぎでも、本人そして球団にとっては思うようなスタートとは言えない」と伝えた。
同メディアはデーブ・ロバーツ監督の「3割打っていてもこんなに失望する選手は見たことがない」とのジョークを紹介。さらにMVPトリオのムーキー・ベッツ内野手(打率.387)、大谷(.336)、ウィル・スミス捕手(.367)が打線上位でやっていることを思えば、ドジャースはフリーマンの調子が出ればさらに良くなることができる。その日が、日ごとに近づいているとしていた。
フリーマンが本領を発揮できずとも、ドジャースはナ・リーグ西地区の首位を独走しているが、これでいよいよ勢いは加速していきそうだ。(Full-Count編集部)
2024年04月29日 19:20
「ロッテ6−8楽天」(29日、ZOZOマリンスタジアム)
楽天・荘司康誠投手は、序盤に失点を重ねるもなんとか粘って5回4失点。打線が逆転し今季初勝利を挙げた。「藤岡さんの一発でもったいないところから始まって、苦しい感じだったけど、三回以降は開き直れた」と振り返った。
体調不良から復帰し、約3週間ぶりの先発マウンド。「自分の中で気持ちは作ったつもりだったけど、フワフワした」と立ち上がりを攻められた。初回、藤岡に先制のソロを浴びると、二回には佐藤に適時二塁打を許すなど3失点。2回までに4点を失う苦しいスタート。直球が抜けることも多く「なかなか修正できなかった」と苦しんだ。
「開き直った」という三回以降は変化球をうまく使い三振を積み上げるなど、ロッテ打線に追加点を与えず。「思った以上に三振がとれた。今できるベストな投球をしようと切り替えた。打たれてもいいやと思って、バッターに向かって腕を振ろうという感じがよかった」と立ち直りの要因を語った。
六回に味方が逆転し、舞い込んだ今季初勝利。「野手の皆さんに感謝です」と笑みを浮かべ、ウイニングボールを握りしめた。
2024年04月29日 19:17
「ウエスタン、阪神12−4オリックス」(29日、鳴尾浜球場)
阪神はチームで16安打と打線が爆発し、8点差の大勝となった。
3−3の同点で迎えた六回2死一、二塁でミエセスが左方向へウエスタン1号の本塁打を放ち、勝ち越しの3ランとなった。中川は自身初の4安打で打率・481と好調をキープ。片山が3安打2打点と躍動した。
投手は先発の茨木が5回3安打7四死球と制球に苦しんだが粘って1失点に抑えた。
和田2軍監督の一問一答は以下の通り。
−茨木は四球が多かった。
「初回はよかったけど、一つのデッドボールであそこまで乱してしまうのは、気持ちの問題だと思うのでね、真っすぐは良かったと思うので。極端に乱れたから、誰でも動揺するんだろうけど、切り替えできないと。最後はよく踏ん張れたかなと思うけどね」
−ミエセスは打球が上がってきている。
「ヒットはちょこちょこ出てたけど、ロングが出ないと本人も感触的には良くないと思うし、今日は失投かもしれないけど、一振りで仕留めた(六回に本塁打)のはきっかけにしてほしいし。あとは真っすぐを打ち返せるようになると、本来のものになると思うので」
−中川が4安打だった。
「中川の場合、ちょっとね、試合数とか打席数もまだまだ多くないので、その中で結果を出してというところなので、どちらかというと打てる捕手ってことでね、バッティングが先行してるけど、やっぱり捕手なので、配球だったりキャッチングだったり、そっちをね、打つ方はしっかりと持ち味を発揮できてるので、あとは捕手としてというところを勉強していってほしいね」
−打つ方の魅力はどういうところに。
「勝負強いし、長打力もあるのでね。打てるに越したことはないし。でも捕手だからね、打てるのはプラスアルファとしてなんだけど、しっかり守って、まだバタついてるところがあるので、これから力つけていってほしいね」
−百崎が代走で今季初出場。
「そういう段階というか、やっとスタート切れるところまできたかなと。まだ守備につくには時間いりそうなんだけど、それはもう、ここまでくると日にち薬だと思うけど、近いうちに守備もつけるかなと思います」
−打席の方が早そう。
「打席は普通に練習からやれてるんで、ただ、守れないと打席数も増えてこないので、肩の調子を見ながらやっていきたい」
−青柳は投げるのは相談と。
「まあそうだね」
−明日の先発は。
「津田」
2024年04月29日 19:17
MLBでは今季から新仕様のユニホームが着用されている
今季からメジャーリーグで導入された新仕様のユニホームが、修正されることになると、米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じた。
2024年04月29日 19:15
● ロッテ 6 − 8 楽天 ○
<6回戦・ZOZOマリン>
ロッテの茶谷健太が29日の楽天戦で、4月12日以来となる安打を放ち、これが右中間を破る2点適時二塁打となった。
7回の守備から途中出場した茶谷は、4−8の8回一死一、二塁で迎えたこの日初打席、渡辺翔太が1ボール2ストライクから投じた4球目のカットボールを逆らわずに右中間を破る2点適時二塁打。
吉井理人監督は試合後、茶谷の2点適時二塁打に「茶谷はちょっと苦しんでいたんですけど、やっと1本出てよかったです」と振り返った。
◆ 強く振ることを意識
茶谷は昨季自己最多の79試合に出場し、打率.284をマーク。左投手に対しては打率.375と得意にしていた。今季は友杉篤輝とショートのレギュラーポジションを争うことになったが、友杉が一時打率リーグトップに立つなど好調だったのに対し、茶谷はなかなか状態が上がらず、試合前まで打率.115。スタメン出場した4月21日の日本ハム戦を最後に、一軍の公式戦では打席に立っていなかった。
開幕から当たりがなかったのは、他球団が研究しているとかも関係しているのだろうかーー。
「それはちょっとわからないですけど、ただ単に自分が打てないだけ。去年と比べて映像、配球を見たりしています。去年振っていなかったボールを今年はボール球を振っちゃったり、去年この感じで打てているのにズレがあって打てなかったり、色々問題があるとは思いますが、そこをもっと突き詰めてなんとかいい状況に持っていけるようにとやっています」。
これまでは状態を取り戻すために“センター返し”を意識して打撃練習していたが、そこにプラス何かやっていることはあるのだろうかーー。
「とにかく強い打球ですね。調子が悪い時はセカンドとかライトとか擦ったような打球が多いので、バットとボールをパチンとしっかり当てられるような強いライナーを意識して打っています」。
4月23日の楽天二軍戦、「全然振れていないので、多少ボール球でもいいから思い切って強く打ちにいこうと思いました」と、0−0の初回二死走者なしの第1打席、大内誠弥が投じた初球のインコースストレートをレフト線に放った安打は、初球から積極的に打ちにいく“茶谷らしい”バッティングだった。同日の二軍戦に、「自分の課題であるところができたので、バントを含めてですけど、そこは最低限良かったのかなと思います」と振り返った。
4月23日の楽天二軍戦で安打を放ち、途中出場となった29日の楽天戦で2点適時二塁打を放った。「今のところ、出られる場面というのはすごい限られてくると思うので、なんとか出た中でチームに貢献できるようにやっていきたいと思います」。これをきっかけに復調していきたいところだ。
取材・文=岩下雄太
2024年04月29日 19:13
「広島(降雨中止)阪神」(29日、マツダスタジアム)
広島・新井貴浩監督(47)が雨天中止をプラスに捉えた。チームは前日29日の中日戦(バンテリン)で延長十二回を戦って引き分け。「選手には、いい休養、いい調整の時間にしてもらいたい」と語った。30日の同戦は床田が先発する
阪神とは甲子園での前回対戦で2勝1敗と勝ち越し。だが昨季の日本一チームの状態は上向きで、手ごわい相手となりそうだ。その中でのキーマンは打撃好調の野間。現在、打率はリーグ2位の・307で得点圏打率は同トップの・500をマークしている。
新井監督は野間の打撃に「出塁もできるし、つなぐこともできて、得点圏でもすごくいい仕事をしてくれる。球数を投げさせることもできるし。なかなかいないですよ、ああいう選手」と、春先の働きぶりを称賛した。
野間自身は「一打でも多くチームの勝利に貢献できるように、しっかり努力したい」と闘志を燃やした。30日の相手先発は昨季のCSファイナルSを含めて4連敗中の村上。上位打線を担う好調な男が、難敵攻略の突破口を切り開く。
2024年04月29日 19:08
「ロッテ6−8楽天」(29日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテは逆転負け。3カード連続負け越しとし、借金は「4」となった。先発の種市篤暉投手(25)は3連敗。5回1/3を6安打5失点、8四死球と乱調だった。
4−2の六回、先頭から連続四球を与え、無死一、二塁からは小郷に右前適時打。1死一、三塁からは浅村を四球で歩かせ満塁とし、降板となった。「今は何も言えることはありません。すみません」と肩を落とした。
吉井監督は「ダメな種市だった。(六回は)苦しいところだったんですけど、彼がこれからマリーンズの中心選手になっていかないといけない。期待も込めて送ったんですけど、より悪い投球になっちゃった。そこは、任せた私の責任」と話した。
2024年04月29日 19:04
ヤクルト9―0巨人(セ・リーグ=29日)――ヤクルトが先発全員の16安打で大勝。
2024年04月29日 18:58
● ロッテ 6 − 8 楽天 ○
<6回戦・ZOZOマリン>
「久しぶりの登板だったので、もう最初から全力でと思っていました。中々序盤は上手くいかなかったんですけど、なんとか修正できてよかったと思います」。
楽天・荘司康誠が29日のロッテ戦で、5回・86球、5安打、6奪三振、4四球、4失点で今季初勝利となった。
3週間ぶりの先発マウンドとなった荘司は「最初の藤岡さんの一発がもったいないっていう所から始まって、少し苦しい感じでした」と、2回までに4点を失う苦しい投球。
「本当に野手の皆さん点取ってくださったので、ここはもう点やらないという思いで、もう1回気持ちを入れ直してマウンドに立ちました。絶対逆転してくれると思って僕もベンチでしっかり声出そうと思っていました。野手の皆さん、リリーフの皆さんにも今日は勝たせていただいたので、本当に感謝しています」。
「なかなか思うように投げられなかったんですけど、そこでもっといいボールを投げようというのをやめて、今自分が出来るベストの投球をしようっていう風な気持ちの切り替えができたのが今日はよかったかなと思います。それは引き続き、そういう場面になったら活きていくと思います」。
3回以降はスコアボードに0を並べた。2−4の6回に小郷裕哉、島内宏明の適時打で逆転に成功し、勝利投手となった。
「これまで中々チームの力になれていないので、ここからフル回転できるようにしっかり準備してチームに貢献したいなと思います」と意気込んだ。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)
2024年04月29日 18:58
阪神・鈴木勇斗投手が29日、鳴尾浜球場に驚きの五厘刈り姿で現れた。朝練習へ向かう際に「どうすか」と笑顔全開でスッキリした頭をなでていた。
「気合じゃないですけど。2戦ずっと先発投げてて、毎回初回に立ち上がりが悪くて。リズムを作れなかった。そこの自分にカツを入れる」と28日のウエスタン・ソフトバンク戦、21日のウエスタン・くふうハヤテ戦で初回に失点した事をきっかけに寮の風呂場で自ら断髪したことを明かした。見えない後ろは富田に頼み「えぐいやん。似合ってんでー」と大笑いしながら手伝ってくれたという。
頭をそり上げたのは高校以来で選手やコーチらからは「何してん」と“やらかし”を案じられ「いや違います」と掛け合い。“大イジり”を受けた鈴木の次の進歩が楽しみだ。
2024年04月29日 18:54
「ロッテ6−8楽天」(29日、ZOZOマリンスタジアム)
楽天は今季最大4点差をひっくり返しての逆転勝ちで、カード勝ち越しとなった。今江敏晃監督は「打線が粘り強く、特に島内、小深田が打ったのはチームにとっても大きい。その中で勝ち切れたのはよかった」と振り返った。
2回までに4点を失う苦しい展開だった。それでも三回、島内の適時打などで2点を返し、反撃ののろしを上げる。六回には小深田が四球を選び、広げたチャンスで小郷、島内の2点適時打でついに逆転に成功。七回には小深田に適時打が飛び出すなど大きな3点を奪い、試合を決めた。
試合前の時点で、ともに打率1割台と苦しんだ打線の中心選手二人がそろってマルチ安打。復調を待ち望む今江監督にとって、うれしい快音が響いてくれた。
先発の荘司は序盤に苦しみ2回まで4失点も、三回以降は立ち直って5回まで投げきった。指揮官は「期待しているからこそふがいないというか、もうちょっとやってもらわないと」と右腕に厳しい言葉を並べたが「太田もしっかりリードしてくれてズルズルいかなかったのはよかった。勝ちがついたというのは、チームにとっても彼にとっても大きい」と話した。
劣勢の展開を一丸でひっくり返してのカード勝ち越し。「こういう試合は正直苦しいです」と理想の形ではなかったが「その中でも勝ち越せたのはよかったと思う」と語った。
2024年04月29日 18:48
「日本ハム1−0オリックス」(29日、エスコンフィールド)
日本ハムが投手戦を制し、このカード勝ち越し。
2024年04月29日 18:44
エンゼルスのクリストファクが28日のツインズ戦に登板した
■ツインズ 11ー5 エンゼルス(日本時間29日・アナハイム)
身内による壮絶な体験を乗り越え、エンゼルスのザック・クリストファク投手が28日(日本時間29日)、本拠地・ツインズ戦でメジャーデビューを果たし、2回3安打、2奪三振を奪い、2失点ながらも自責点ゼロの投球内容だった。
5-9の8回から登板した26歳右腕は味方のエラーも絡んで2点を失った。9回は先頭打者に二塁打を浴びるなど、1死満塁のピンチを招いたが、最後はダブルプレーでしのぎ0点に抑えた。
クリストファクには、母が父に殺害されるという辛い“過去”があった。米メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者が昨年9月に「彼の父親は母親を殺害した。エンゼルスのプロスペクトは、今、光を見つけている」のタイトルで報じ、同年の優秀記事の1つに選出された。
2012年12月22日(同23日)の午後、アトランタの郊外での出来事だった。当時15歳だったクリストファクは野球の練習を終え、帰宅すると大勢の警官が家を取り囲んでいた。最初は火事だと思ったが、消防車が来ていないことにすぐ気が付いた。急いで警官の元へ駆け寄った。その警官に両親について尋ねられた。
数時間前にクリストファクの母ドナさんは、彼を野球の練習に送ったばかりだった。彼が戻ると、母親の黒いホンダ・オデッセイはガレージの近くに駐車してあり、地面には血があった。EMT(救急医療士)が心肺蘇生を試みた場所だ。時すでに遅し。後に、母親が父親のジョン被告に殺害されたと知った。状況を聞いた同僚は「全員がショックを受けた表情をしていた」
両親は19年間、夫婦関係にいたが、経済的な問題が結婚生活に大きな影響を与え、2011年8月に離婚した。直後に、ジョンさんは急変。逆上し、冷酷になり、最終的には暴力をふるうようになった。ザックは母について口汚く書かれたメールを父から受け取るようになった。
ジョン被告は離婚後も元妻を追い回し、接近禁止令が出ていたが関係なし。ドナさんを脅迫する手紙を送った数日後、ナイフを車に携帯しながらスーパーの駐車場で元妻を追い回し、2012年3月に逮捕されていた。
ドナさんは殺害される2か月ほど前に郡判事にジョン被告の釈放延期を求めた。しかし、2012年10月29日に釈放され、それから2か月もしないうちに、ジョン被告は車の中で座っていたドナさんに(外から)2発の銃弾を浴びせた。
エンゼルス入団後、クリストファクは凄惨な事件の状況をチームメートの前に立ち語ったという。同僚だったジャック・ダッシュウッドは「全員がショックを受けた表情をしていた。誰に聞いても、今まで球界で会ったなかでザック・クリストファクは一番タフな男だと言うだろう」と、コメントした。「これが自分。自分であることに怖さはない」クリストファクは後に話した。
辛い経験を乗り越えた右腕は、メジャーの大舞台で、新たな1歩を踏み出した。(Full-Count編集部)
2024年04月29日 18:36
○ ソフトバンク 5x − 4 西武 ●
<6回戦・みずほPayPay>
ソフトバンクは2点を追う土壇場9回、二死一、二塁で3番・柳田が劇的なサヨナラ3ランを放ち今季最長の6連勝。今回の西武3連戦は第1戦、第2戦でもサヨナラ勝ちしており、3試合連続サヨナラ勝ちはプロ野球タイ記録となった。
2点を追う最終9回、柳田は二死一、二塁で西武の守護神・アブレイユと対戦。「とくにかくつなげようと思っていました。軽打したんですけど芯に当たってよかったです」と振り返った打球は、右中間テラス席に飛び込む第2号の逆転サヨナラ3ランとなった。
スタンドインした打球を見届けると、ガッツポーズを繰り返しながらダイヤモンドを一周。興奮冷めやらぬなかお立ち台に上がり、「ホント奇跡が起きたので、その奇跡を目の当たりにして、うらやましいです」とファン目線で話し笑いを誘った。
今季初勝利を目指す先発・スチュワートは、2本の本塁打を浴び6回5安打4失点(自責点1)で降板。それでも7回からは又吉、ヘルナンデス、長谷川が1イニングずつゼロを刻み劇的勝利を呼び込んだ。
勝利投手は9回表の1イニングを完璧に抑えた4番手の長谷川。昨年12月の現役ドラフトで日本ハムから移籍してきた左腕は、これがうれしいプロ初白星となった。
2024年04月29日 18:19
「東京六大学野球、早大5−0明大」(29日、神宮球場)
早大が明大に2021年秋以来、5季ぶりの勝ち点を挙げた。
十回まで10安打しながらも無得点に終わっていた中、0−0の十一回に膠着(こうちゃく)状態を打開した。先頭・寺尾(2年・佐久長聖)が四球で出塁。続く伊藤(3年・仙台育英)が投犠打を決めると、相手投手の一塁悪送球が重なり無死二、三塁と好機をつくった。続く尾瀬(3年・帝京)が右前適時打を放ち、ついに先制に成功。山県(4年・早大学院)も中前適時打で続くと、勢いは止まらない。相手投手が代わったが、プロ注目の吉納(4年・東邦)が右翼線への2点適時二塁打を放ち、一気に突き放した。その後の1死一、二塁では小沢(3年・健大高崎)が右越え適時打を放ち、この回一挙5得点を挙げた。
1回戦から中1日で先発した伊藤樹投手は「最後まで投げきってやろうという気持ちが強かった」と志願の完投。延長十一回は2死から飯森に右翼線へ三塁打を浴びるも、最後は宗山を二ゴロに打ち取った。147球の熱投でリーグ戦初の完封勝利。さらにエースナンバーの背番号11を背負って初勝利となり「こういう試合で完封できたことに価値がある。この試合に勝つためにやってきたと言ってもおかしくないくらいのことなので。やってきた成果が出た」と充実の表情を浮かべた。