2023年05月29日 06:05
現地時間5月28日に開催されたラ・リーガの第37節で、久保建英が所属する4位のレアル・ソシエダが3位のアトレティコ・マドリーと敵地で対戦。1−2で敗れた。 前節のアルメリア戦でゴラッソを叩き込むなど、絶好調の久保は2試合連続のスタメン出場。4−3−3の右ウイングでプレーする。 だが、チームがアトレティコに主導権を握られるなか、頼みの14番もボールを持つと素早く複数の選手に囲まれ、局面を打開できない。珍しくシュートを1本も打てず、70分に交代となった。 ソシエダの地元紙『Noticias de Gipuzkoa』は全体的に厳しめの評価のなか、久保にも「3点」という低評価。寸評にはこう綴っている。「アトレティコは彼をうまくコントロールし、交代するまでサイドで危険をもたらすのを許さなかった。彼はいつものようにトライをした」 本人の出来というよりも、むしろ好調の日本代表MFを封じたディエゴ・シメオネの采配に脱帽のようだ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部【動画】敗戦も…久保も喜び爆発!CL出場決定で歓喜に沸くソシエダの面々
2024年05月05日 05:02
5月4日に開催されたラ・リーガの第34節で、久保建英が所属する6位のレアル・ソシエダは、11位のラス・パルマスとホームで対戦。33分にオウンゴールで先制すると、前半アディショナルタイムにシェラルド・ベッカーが追加点を挙げ、2−0で快勝を飾った。 そのベッカーに右ウイングのスタメンの座を奪われ、まさかのベンチスタートとなった久保は、なかなかお呼びが掛からず、5枚目の交代カードでようやく投入。83分あたりから準備をしていたが、プレーが中断せず、結局ピッチに立ったのは89分だった。 絶妙のトラップやPK奪取かとも思われた仕掛けを披露したが、あまりに出場時間が短かった。【動画】たった5分で久保が魅せる!ラス・パルマス戦で絶妙トラップ
予想外に短いプレータイムに、ファンからは次のような声が上がった。「移籍濃厚なんかなー」「移籍絡みで出場時間が少ない気がする」「こういう出場の仕方は明らかに移籍交渉が始まってると見た」「短い時間で、最後見せ場を作った久保はさすが」「ソシエダ久保使わんのならパリ五輪よろしくな」「久保は移籍しないなら五輪でれるな、ソシエダ使う気ないんだから」「takeは次節バルサ戦のための温存だろう」「ソシエダはベッカーとバレネで来季頑張ってくれ」「バチバチにキレてましたね。やはりコンディションの問題でベンチだったとは考え難い...」「頼む、、本当にこんなチーム移籍してくれ、、ソシエダはもう見たくないよ」 取り沙汰される移籍の影響を疑ったり、納得ができないファンが少なくなかったようだ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月05日 04:23
プレミアリーグ第36節が4日に行われ、マンチェスター・シティとウルヴァーハンプトン(ウルブス)が対戦した。
マンチェスター・シティは前人未到のプレミアリーグ4連覇を掲げ、シーズンの最終盤を過ごしている。ここまでの成績は24勝7分3敗の勝ち点「79」。暫定2位につけているものの、首位のアーセナルよりも消化試合数が1つ少ないため、自力で優勝を成し遂げる権利を有している。
プレミアリーグ6連勝を目指す今節は、ここまで13勝7分15敗の勝ち点「46」で暫定11位につけるウルブスをホームに迎える。ウルブスは順位こそボトムハーフに甘んじているが、昨年9月にウルブスの本拠地で行われた第7節では、2−1でホームチームが勝利していた。
マンチェスター・シティは当時のリベンジを掲げ、ロドリ、ケヴィン・デ・ブライネ、アーリング・ハーランドらをスターティングメンバーとして送り出している。一方ウルブスはネルソン・セメド、ファン・ヒチャン、マテウス・クーニャらが先発に名を連ねた。
試合はマンチェスター・シティが立ち上がりから攻勢を強めると、序盤の10分にビッグチャンスを獲得。ペナルティエリア手前右寄りの位置で顔を上げたフィル・フォーデンがスルーパスを送ると、ボックス右へ抜け出したベルナルド・シルヴァがマイナスへ折り返し、最後はヨシュコ・グヴァルディオールが飛び込む。シュートを放つ際にラヤン・アイト・ヌーリのと接触し、主審はペナルティスポットを指差した。キッカーを務めたハーランドは、GKジョゼ・サの逆を突いてゴール左下にシュートを沈め、マンチェスター・シティが早々と試合を動かした。
幸先良く先手を取ったマンチェスター・シティは、その後もハーランドやデ・ブライネがゴールに迫る場面を作る。35分には敵陣でボールを奪ったロドリが、デ・ブライネとのパス交換からボックス右へ侵入。フワりとしたボールを折り返すと、ファーサイドで待っていたハーランドが信じられないほど高い打点からヘディングシュートを沈めた。
マンチェスター・シティの2点リードで前半も終盤へ差し掛かると、アディショナルタイムには再び試合が動く。自陣へ降りてネイサン・アケからの斜めのパスを引き出したハーランドが、ポストプレーでビルドアップにかかわると、落としを受けたマテオ・コヴァチッチが背後のスペースへスルーパスを供給。抜け出したハーランドが一気にスピードを上げると、ペナルティエリア内でN・セメドに倒される。OFR(オンフィールドレビュー)を経てPKが与えられると、ハーランドがこの日2度目のPKをまたも左へ蹴り、GKジョゼ・サにコースを読まれながらもゴールへねじ込んだ。“エース”が前半だけでハットトリックを達成し、マンチェスター・シティがパーフェクトな形で45分間を終えた。
前半のウルブスはシュートまで持ち込むことができなかったものの、後半に入ると反撃へ。53分、ハイプレスでGKエデルソンに長いボールを蹴らせると、アイト・ヌーリがこのボールを回収。N・セメドが右サイドへ散らし、ジャン・リクネル・ベルガルドがダイレクトでクロスボールを送ると、ボールはGKエデルソンの頭上を超えてファーサイドへ。待っていたファン・ヒチャンがダイレクトでボレーシュートを沈め、ウルブスが1点を返した。
ここから一気にウルブスが追い上げるかとも思われたが、マンチェスター・シティは即座にそんな希望をへし折る。失点直後のキックオフでボール繋ぐと、自陣左のスペースでGKエデルソンからのパスを引き出したフォーデンがロングフィードを送る。うまく収めたハーランドはボックス右のスペースから左足へ持ち替え、迷いなく左足を振り抜き、強烈な一撃を突き刺した。“エース”のこの日4点目で、マンチェスター・シティが再びリードを3点に広げた。
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2024年05月05日 03:31
レアル・マドリードが2023−24シーズンのラ・リーガ優勝を決めた。
レアル・マドリードは4日、ラ・リーガ第34節で降格圏の18位に沈むカディスをホームに迎えた。翌週に控えたチャンピオンズリーグ(CL)・準決勝セカンドレグのバイエルン戦を見据えて、ジュード・ベリンガム、トニ・クロース、ヴィニシウス・ジュニオールらをベンチスタートとした影響もあってか、前半は主導権を握りながらもスコアレスで折り返す。だが、後半に入るとブラヒム・ディアスが右足で圧巻の“ゴラッソ”を叩き込んで先制に成功。68分には登場したばかりのベリンガムが、B・ディアスの折り返しから追加点を決めると、後半アディショナルタイムには見事なカウンターアタックでホセルがダメ押し弾。終わってみれば3−0で勝利し、ラ・リーガ7連勝を飾っていた。
この勝利により、首位を走るレアル・マドリードは2位につけるバルセロナとの勝ち点差を「14」まで広げた。残り試合数が「4」、かつ勝ち点が並んだ場合は直接対決の成績が最優先されることから、今季ラ・リーガのエル・クラシコで2連勝で飾っていたレアル・マドリードは、カディス戦のキックオフから2時間15分後に行われるジローナとバルセロナの一戦が、バルセロナから見て引き分け以下の成績で終われば、4試合を残して優勝を決められる状況だった。
このような状況でキックオフを迎えたジローナvsバルセロナは、前半終了時点でバルセロナが2−1でリードしていたものの、後半に入るとポルトゥのゴールで試合を振り出しに戻し、さらにその後ジローナが2点を追加。最終的には4−2のスコアでジローナが勝利したため、この時点でレアル・マドリードの優勝が決まった。
今シーズンのレアル・マドリードは、ドルトムントからベリンガムを加えたことで、ヴィニシウス、ロドリゴとともに破壊力抜群の強烈な攻撃陣を形成。開幕5連勝と好スタートを切ると、第6節ではアトレティコ・マドリードとの“マドリード・ダービー”に1−3で敗れたものの、以降は無敗を継続してきた。前記のとおり、エル・クラシコでも2連勝。終盤戦に入ると首位を独走していたが、4試合を残してトロフィーを掲げることが決まった。
【ゴール動画】カディス戦ではブラヒム・ディアスが1ゴール1アシスト!
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ブライム ディアスのゴラッソ!
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相手に囲まれながらもターンからの
右足を振り完璧なコースへ撃ち抜き
マドリーが先制点を獲得!
🏆ラ・リーガ第34節
🆚レアル・マドリード×カディス
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途中出場でもすぐに結果を出す男!💪
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途中出場のベリンガムが自ら起点となり
ブライム ディアスの折り返しから最後は
自分で押し込み決めた!
🏆ラ・リーガ第34節
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2024年05月05日 03:03
セリエA第35節が4日に行われ、ラツィオは敵地でモンツァと対戦した。
2024年05月05日 02:02
リーグ・アン第32節が4日に行われ、モナコとクレルモンが対戦した。
ここまで17勝7分7敗の勝ち点「58」で2位につけるモナコ。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得へ王手をかけたなか、今節はここまで5勝10分16敗の勝ち点「25」で最下位に沈むクレルモンをホームに迎える。モナコに所属する南野拓実はスターティングメンバーに名を連ねた。
試合の均衡が破れたのは16分、モナコの最終ラインから持ち出したウィルフリード・シンゴが右サイドからアーリークロスを送るも、ここは相手のブロックに阻まれる。それでも、ペナルティエリア手前の位置でセカンドボールを拾った南野が右足一閃。狙い澄ましたコントロールショットでゴールネットを揺らした。
これで南野は今季のリーグ・アン通算9得点目を記録。2016−17シーズン、当時在籍していたザルツブルクで達成して以来の、国内リーグでの2桁ゴール達成へ王手をかけた。
南野の得点で幸先良くモナコが先手を取ったが、33分にはピッチ中央でモハメド・カマラがマゲネス・アクリウシェとのワンツーを狙った場面で、うまく繋がらずにボールロスト。ここからクレルモンがカウンターへ出ると、右サイドでボールを受けたアラン・ビルジニアスが縦への突破から中央へ折り返し、最後はムハメド・チャムが押し込んだ。クレルモンが奪ってからの速攻で1点を返した。
だが、1−1の時間は長くは続かない。モナコは37分、敵陣中央でユスフ・フォファナが縦パスを差し込むと、ウィサム・ベン・イェデルが南野とのパス交換から前を向き、スルーパスを送る。最後は抜け出したブリール・エンボロが冷静に流し込んだ。エンボロはケガによる長期離脱からの復帰後初ゴールとなり、モナコが勝ち越しに成功した。
前半アディショナルタイムにはペナルティエリア手前中央の位置でカマラからのパスを引き出した南野が、前を向いて思い切り良く右足を振り抜くも、枠を捉えたミドルシュートはGKモリー・ディアウに阻まれる。点差を広げる1点こそ決まらなかったが、モナコが1点をリードして前半を終えた。
後半へ入るとモナコは57分、エンボロのポストプレーからカマラが持ち運び、左の南野へ繋ぐ。南野は左足でグラウンダーのボールを入れると、先に相手に触られたものの、処理が中途半端になったボールをベン・イェデルが見逃さない。左足で冷静にゴールネットを揺らし、3点目を記録した。
止まらないモナコは87分、敵陣左でアクリウシェからのパスを受けた南野が、相手を引き付けて横へ渡すと、並走していたベン・イェデルがこの日2点目をゲット。試合はこのまま4−1でタイムアップを迎えた。モナコは2試合ぶりの白星を飾り、南野は試合終了間際の90分にピッチを後にしている。
次節は12日に行われ、モナコは敵地でモンペリエと、クレルモンはホームでリヨンと、それぞれ対戦する。
【スコア】
モナコ 4−1 クレルモン
【得点者】
1−0 16分 南野拓実(モナコ)
1−1 34分 ムハメド・チャム(クレルモン)
2−1 37分 ブリール・エンボロ(モナコ)
3−1 57分 ウィサム・ベン・イェデル(モナコ)
4−1 87分 ウィサム・ベン・イェデル(モナコ)
【ゴール動画】南野の右足ミドルでモナコが先制!
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🇯🇵南野拓実のスーパーゴールが炸裂!🔥
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セカンドボールを拾った南野拓実の狙い澄ました
コントロールシュートで今シーズン9ゴール目と
チームに先制点をもたらした!👏
🇫🇷リーグアン第32節
🆚モナコ×クレルモン
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2024年05月05日 01:19
ラ・リーガ第34節が4日に行われ、レアル・マドリードとカディスが対戦した。
ここまで26勝6分わずか1敗という安定した成績を残しているレアル・マドリードは、勝ち点「84」を積み上げて首位を走っている。現在ラ・リーガでは6連勝中と好調をキープしており、4月30日にはチャンピオンズリーグ(CL)・準決勝でバイエルンとのアウェイゲームを2−2のドローで終えた。前々節、バルセロナとのエル・クラシコを3−2で制したことで、2シーズンぶり36回目の優勝は間近へ迫っている。
このような状況のなか、今節はここまで4勝14分15敗の勝ち点「26」で降格圏の18位に沈むカディスをホームに迎える。レアル・マドリードはルカ・モドリッチ、エドゥアルド・カマヴィンガ、ブラヒム・ディアスらをスターティングメンバーとして送り出した。大ケガの影響で離脱が続いていたティボー・クルトワが復帰し、今季のラ・リーガで初出場。一方で、CLのセカンドレグを見据え、ジュード・ベリンガム、トニ・クロース、ヴィニシウス・ジュニオールらはベンチスタートなっている。対するカディスはビクトル・チュストやロベルト・ナバーロらが先発に名を連ねた。
試合は立ち上がりからレアル・マドリードがボールを握って攻撃へ出る時間が続く。B・ディアスやダニ・セバージョスらがゴールへ迫るシーンを作りながらも、決定機の数は多くない。前半アディショナルタイムにはペナルティエリア手前で顔を上げたカマヴィンガが浮き球のスルーパスを送ると、抜け出したホセルがボックス左からダイレクトで狙ったが、シュートは枠を外れた。
前半はこのままスコアレスで終了。後半へ入ると、立ち上がりの50分にカディスに決定機が到来。ダニエル・カルバハルからエデル・ミリトンへ下げたバックパスが微妙にずれると、抜け出したクリス・ラモスがGKと1対1のチャンスを迎えたが、ここはGKクルトワがきっちりと間合いを詰め、チームのピンチを救った。
“守護神”のビッグセーブで難を逃れたレアル・マドリードは、直後の51分に試合を動かす。左サイドからのパス受けたモドリッチが縦パスを差し込むと、ボックス左手前の位置でうまくターンしたB・ディアスが中央へ持ち出して右足一閃。狙い澄ました一撃を叩き込み、レアル・マドリードが先手を取った。
1点を先行したレアル・マドリードは66分、アルダ・ギュレルを下げてベリンガムを投入。すると“エース”が登場して早々に違いを示した。68分、敵陣で相手のパスを引っ掛けたベリンガムが右斜めの方向へパスを送る。モドリッチが時間を作って右へ渡すと、ボックス右を駆け上がったB・ディアスがマイナス方向へ折り返し、最後はベリンガムが仕上げた。ベリンガムの今季ラ・リーガ18得点目で、レアル・マドリードが勝利を手繰り寄せた。
後半アディショナルタイムには、GKクルトワのセービングからカウンターを発動。カルバハル、フェデリコ・バルベルデ、ナチョ・フェルナンデスと繋いでヴィニシウスにボールが渡り、背後へのスルーパスでナチョが飛び出す。見事なファーストタッチで寄せてきた相手を置き去りにし、最後は横へ流すと、待っていたホセルが無人のゴールへ流し込んだ。、
試合はこのままのタイムアップ。前半こそ攻めあぐねたレアル・マドリードだったが、後半の2得点によりホームでカディスを下し、ラ・リーガ7連勝を飾った。なお、今節バルセロナが引き分け以下の成績で終わると、その時点で今季のラ・リーガ優勝が確定する。一方のカディスはこれで4戦未勝利となった。
この後、レアル・マドリードは8日にCL・準決勝セカンドレグのバイエルン戦をホームで戦い、11日には次節のラ・リーガでグラナダの本拠地に乗り込む。一方、カディスは12日に次節のラ・リーガでヘタフェをホームに迎える。
【スコア】
レアル・マドリード 3−0 カディス
【得点者】
1−0 51分 ブラヒム・ディアス(レアル・マドリード)
2−0 68分 ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード)
3−0 90+3分 ホセル(レアル・マドリード)
2024年05月05日 00:54
ブンデスリーガ第32節が4日に行われ、シュトゥットガルトとバイエルンが対戦した。
ここまで20勝4分7敗の成績を残し、勝ち点「64」で3位につけるシュトゥットガルト。ブンデスリーガからのチャンピオンズリーグ(CL)出場権が5枠に拡大したことを受け、既に5位以内を確定させているシュトゥットガルトは、2009−10シーズン以来、15年ぶりに“欧州最高峰の戦い”へ帰還することが決まった。
前節は既に優勝を決めたレヴァークーゼン相手に、後半アディショナルタイムの劇的ゴールでドローに持ち込まれた。これで直近2試合未勝利に。今節は3試合ぶりの白星を狙うなか、勝ち点が「5」離れているバイエルンをホームに迎える。
今季、バイエルンはブンデスリーガ12連覇を逃す苦しいシーズンとなったものの、CLでは準決勝へ進出。4月30日には、レアル・マドリードとの準決勝ファーストレグを2−2のドローで終えた。ブンデスリーガでは3連勝中と好調のなか、来週に控えたセカンドレグへ弾みをつける一戦としたい。
シュトゥットガルトに所属する伊藤洋輝は先発に名を連ね、原口元気とチェイス・アンリはベンチからのスタートとなった。一方、バイエルンはジョシュア・キミッヒ、セルジュ・ニャブリ、ハリー・ケインらがスターティングメンバーに並んでいる。CLを見据え、ダヨ・ウパメカノ、コンラート・ライマー、 レロイ・サネらはベンチスタートとなった。
試合はホームチームが勢いのある入りを見せ、最前線のセール・ギラシを起点としながらゴールを脅かす。10分にはゴール前でセカンドボールを拾い続け、最後はクリス・ヒューリッヒが強烈なミドルシュートを放つも、ここはGKマヌエル・ノイアーがセービング。27分には伊左サイド内側のスペースを駆け上がり、ペナルティエリア左の位置でスルーパスを引き出した伊藤が中央へ折り返すと、最後はギラシが右足を振ったものの、シュートはエリック・ダイアーのゴールカバーに阻まれた。
すると29分、良い入りを見せたホームチームが先手を取る。敵陣右サイドでのスローインから反撃の隙を探ると、デニズ・ウンダヴとのパス交換でボックス右のスペースへ飛び出したレオニダス・ステルギウが、浮き球のパスをダイレクトで押し込んだ。バイエルンとしてはダイアーが治療のためピッチを離れており、10人の時間帯に失点を喫してしまった。
バイエルンはなかなかチャンスの数が限られていたが、個人のクオリティの部分で違いを見せる。35分、自陣左サイドからアルフォンソ・デイヴィスがスピードを上げてボールを持ち上がると、パスを受けたニャブリがカットインからシュートを狙う。1度は阻まれたものの、セカンドボールを拾ったアレクサンダル・パブロビッチが再びニャブリにつけると、巧みなファーストタッチで相手のファウルを誘い、PKを獲得。このPKをケインが冷静にゴール右下へ沈め、試合を振り出しに戻してハーフタイムを迎えた。
後半へ入るとバイエルンが流れを取り戻し、チャンスの数を増やしていく。48分にはケインのポストプレーから、抜け出したエリック・マキシム・チュポ・モティングがGKと1対1のチャンスを迎えたが、ゴール左下を狙ったシュートはわずかに枠の外へ。
バイエルンはサネ、ブライアン・サラゴサ、ヌサイル・マズラウィらを送り出し、逆転を狙って交代カードを切ったが、次の1点を奪ったのはホームチームだった。敵陣右サイドでボールをキープしたチョン・ウヨンがマイナス方向へ繋ぐと、前を向いたマフムド・ダフードが逆サイドへ展開。ボックス左の位置でパスを受けたサイラス・カトンパ・ムブンパが右足でクロスボールを送ると、ファーサイドへ飛び込んだチョン・ウヨンがヘディングでねじ込む。カトンパ・ムブンパ、チョン・ウヨンと2名の交代選手が結果を残し、シュトゥットガルトが勝ち越しに成功した。
勝てば今節終了時点で2位を確定できるバイエルンは、ここから反撃へ出たものの、ゴールネットを揺らすことはできない。すると後半アディショナルタイム、ダフードのスルーパスに反応したギラシが中央で粘り、左へ繋ぐと、最後はカトンパ・ムブンパが右足で流し込む。シュトゥットガルトがカウンターアタックを完結させ、勝利を決定付けた。
試合はこのままタイムアップ。シュトゥットガルトが2位と3位の直接対決を制し、バイエルンとの勝ち点差を「2」まで縮めた。伊藤はフル出場を果たし、原口とチェイス・アンリに出番はなかった。
次節、シュトゥットガルトは10日に敵地でアウクスブルクと対戦する。一方、バイエルンは8日にCL・準決勝セカンドレグのレアル・マドリード戦を挟み、12日には次節のブンデスリーガでヴォルフスブルクをホームに迎える。
【スコア】
シュトゥットガルト 3−1 バイエルン
【得点者】
1−1 29分 レオニダス・ステルギウ(シュトゥットガルト)
1−0 35分 ハリー・ケイン(PK/バイエルン)
2−1 83分 チョン・ウヨン(シュトゥットガルト)
3−1 90+3分 サイラス・カトンパ・ムブンパ(シュトゥットガルト)
2024年05月05日 00:54
5月4日に開催されたスコットランドリーグ第35節で、古橋亨梧、旗手怜央、前田大然、岩田智輝、小林友希を擁する首位のセルティックは、小田裕太郎と田川亨介が所属する3位のハーツとホームで対戦した。
2024年05月05日 00:31
現地5月4日開催のリーグ・アン第32節で、南野拓実が所属するモナコがホームでクレルモンと対戦している。
この一戦で、度肝を抜く先制ゴールを決めたのが南野だ。
【PHOTO】日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介!
スコアレスで迎えた16分、ペナルティエリアの外から右足を一閃。鮮やかなコントロールショットでネットを揺らしてみせた。
日本代表アタッカーは、このゴラッソが今シーズンの9点目。二桁得点にリーチをかけた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月05日 00:08
リーグ・ドゥ(フランス2部)の第36節が4日に行われ、オセールに所属するオナイウ阿道が今季12得点目を記録した。
リーグ・ドゥで首位に立つオセールは、本拠地スタッド・ドゥ・ラベ・デシャンで5位のパリFCと対戦。前半にラシヌ・シナヨコの得点でリードを奪うと、後半の57分に追加点が生まれる。右サイドをラヤン・ラヴェロゾンがドリブルで突破し、ゴール前へラストパスを供給。これをオナイウが滑り込みながらシュートし、ゴールネットを揺らした。オナイウの今季12点目(チーム最多得点)が貴重な追加点となり、オセールがこのまま2−0で勝利を収めた。
この結果、首位のオセールと2位アンジェの勝ち点差は6ポイント、1試合未消化の3位サンテティエンヌとの勝ち点差は7ポイント、4位ロデーズとの勝ち点差は14ポイントとなった。
リーグ・ドゥは今季残り2試合。オセールは6ポイント差の2位アンジェより得失点差で『+20』上回っているため、仮に勝ち点で並ばれても上回れる可能性が高い。また、1試合未消化で7ポイント差の3位サンテティエンヌに勝ち点で抜かれる可能性が残っているが、リーグ・アンへの自動昇格権は上位2チームに与えられるため、オセールの来季1部昇格は決定的となった。
2024年05月05日 00:00
今年7月に開幕するパリ五輪。日本代表は予選にあたるU23アジアカップを勝ち進み、無事決勝進出を決めて出場権を獲得した。
五輪は原則的に23歳以下の選手で行なわれ、オーバーエイジと言われる3人の年齢超過選手を登録することができる。さらにメンバーの数も18名と少ないため、10代の選手にとっては非常にハードルが高い大会だ。
そんな中で「10代で五輪本大会に飛び級招集された」日本代表選手8名をご紹介しよう。 中田英寿
出場した大会:1996年アトランタ五輪
その大会での成績:2試合出場0ゴール
オリンピックが23歳以下の大会となってから2回目の開催となる1996年のアトランタ五輪。このフォーマットになってから日本代表は初めての出場であった。
その大会で代表に招集された10代の選手は二人で、そのうち1人は後に海外で活躍することになる中田英寿であった。
グループステージ第1節で日本代表はブラジルを相手に1-0と勝利を収め、「マイアミの奇跡」と呼ばれるほどのインパクトを残した。
ただ中田英寿は第2節のナイジェリア戦のハーフタイムで途中交代となり、第3節のハンガリー戦では出場なし。日本代表は惜しくもグループステージ敗退となっている。
当時は西野朗監督との対立が原因だと伝えられたが、後に前園真聖のYoutubeで語られたところによれば特に揉めたという事実はなかったようだ。松田直樹
出場した大会:1996年アトランタ五輪
その大会での成績:3試合出場0ゴール
中田英寿とともに1996年のアトランタ五輪で10代にしてメンバー入りしたのがディフェンダーの松田直樹であった。
飛び級招集でありながらも松田直樹は開幕戦となったブラジルとの試合で先発出場し、怪物ロナウドをマーク。「マイアミの奇跡」と呼ばれる勝利に大きく貢献した。
さらにその後ナイジェリア戦とハンガリー戦でも3バックの一角でプレーし、守備的な戦術でプレーした日本代表の最終ラインで重要な存在となった。
中田英寿よりも少し年下だったため、彼の19歳と4ヶ月という五輪出場は日本サッカー史上最年少記録であった。平山相太
出場した大会:2004年アテネ五輪
その大会での成績:1試合出場0ゴール
国見高校で大ブレイクしたあと、Jクラブからの誘いを断って筑波大学へと進学した長身ストライカー。
このアテネ五輪では早稲田大学の徳永洋平とともに学生ながらメンバー入りし、大きな話題を集める存在となった。
開幕となったパラグアイ戦で松田直樹の最年少記録を更新する19歳と2ヶ月で途中出場したものの、その試合でゴールを決められず、残りの2試合では出番が与えられなかった。
それもあって2005年には筑波大学を休学してオランダのヘラクレス・アルメロへと移籍。海外のサッカーを経験し、プロ選手としてのスタートを切った。菊地直哉
出場した大会:2004年アテネ五輪
その大会での成績:1試合出場0ゴール
清水商業高校から2003年にジュビロ磐田へと加入した菊地直哉。ボランチやセンターバックなど複数のポジションをこなせる天才的な選手として、Jリーグでレギュラーを獲得する前から評価は高かった。
山本昌邦監督によってアテネ五輪のメンバーに選出され、グループステージ第3節のガーナ戦に先発出場した。
その試合では大久保嘉人のゴールで日本が勝利を収めたが、チームは1勝2敗という成績でグループステージ敗退を喫している。
その後菊地直哉は未成年者との淫行によって逮捕され、ドイツに渡ってプレーし、さらに日本に戻ってから2010年にはA代表に招集されるなど波乱のサッカー人生を送ることになった。現在はサガン鳥栖のヘッドコーチ。吉田麻也
出場した大会:2008年北京五輪
その大会での成績:1試合出場0ゴール
日本人男子サッカー選手としてオリンピックの最多3大会出場を果たしている吉田麻也。その最初がこの北京五輪だった。
いわゆる「調子乗り世代」のチームは森重真人や水本裕貴が中心的なディフェンダーであったが、当時19歳の吉田麻也はバックアップの立場で帯同した。
ただチームはグループステージ第1節のアメリカ戦、第2節のナイジェリア戦と連敗。第3節のオランダ戦で吉田麻也が初出場したものの、これも0-1で敗れることになった。
ただ、吉田麻也はこのあとオーバーエイジで参加した2012年大会と2020年大会で決勝トーナメント進出に成功している。香川真司
出場した大会:2008年北京五輪
その大会での成績:3試合出場0ゴール
吉田麻也と同じく19歳で北京五輪を迎えた香川真司。チームを率いた反町監督は飛び級招集であった彼を初戦からレギュラーで起用した。
しかしながらこの試合で日本は0-1と敗北してしまい、さらに第2節のナイジェリア戦も1-2で落としてしまった。
香川真司は第3節のオランダ戦でベンチスタートとなり、途中出場からチャンスを狙ったものの、得点には至らずノーゴールで大会を去った。杉本健勇
出場した大会:2012年ロンドン五輪
その大会での成績:4試合出場0ゴール
関塚隆監督が率いてベスト4という好成績を残したロンドン五輪。「戦術永井」と呼ばれた永井謙佑のスピードを生かすカウンターが特徴のチームだった。
その中で控えのストライカーとして招集されていたのが当時19歳の杉本健勇だった。
先発したのはすでにグループステージ突破を決めていた第3節のホンジュラス戦のみで、他はすべて途中からの出場。チームは快進撃を見せたが、彼はなかなかチャンスを活かせずノーゴールとなった。井手口陽介
出場した大会:2016リオ五輪
その大会での成績:2試合出場0ゴール
ブラジルで行なわれた2016年のリオ五輪に出場した唯一の10代選手は井手口陽介であった。
遠藤航や大島僚太が中盤の中心的な役割を担っていたチームであったが、井手口はグループステージ2節のコロンビア戦で先発出場した。
ただその試合は藤春廣輝のオウンゴールもあって先に2失点する展開となり、井手口は62分に途中交代となっている。
日本はその後浅野拓磨と中島翔哉のゴールでなんとか追いつき、グループステージ最終節に決勝トーナメント進出の望みを残している。鈴木彩艶
出場した大会:2021年東京五輪
その大会での成績:0試合出場0ゴール
衝撃の予選敗退…パリ五輪に出ないブラジルの「世界的ヤングスター」10名
そして2021年の夏に行われた東京五輪に出場したのが、現在のA代表守護神である鈴木彩艶だった。
谷晃生がレギュラーを務めており、さらに大迫敬介がセカンドキーパー。コロナ禍の影響によって登録人数が増えたことによる帯同だったことから、3番手という扱いだった。
そのためチームはベスト4まで駒を進めたものの、鈴木彩艶自身は出場機会がないまま大会を終えている。
2024年05月04日 23:57
チャンピオンシップ(イングランド2部)の最終節が4日に全試合同時キックオフで開催され、プレミアリーグに自動昇格する残り1クラブが確定した。
2024年05月04日 23:50
チェルシーは17歳のブラジル人エステバオ・ウィリアンの獲得に乗り出すようだ。チェルシーは2550万ポンドを支払う用意があり、さらに約2100万ポンドを上乗せする可能性があるという。ブラジル『UOL』が伝えている。
『UOL』は、チェルシーがウィリアンの獲得に強気に乗り出しているが、所属チームであるパルメイラスは複数のトップクラブからのオファーに身構えているという。またチェルシーは過去に2度、ウィリアンの獲得に失敗しているとも報じている。
パルメイラスのアカデミー出身のウィリアンは、2022年12月に16歳でレアル・マドリードに移籍することで合意したエンドリックとチームメイトであり、そのエンドリッキに匹敵する才能を兼ね備えているとされている。
ウィリアンは左利きの右ウインガーで、そのプレイスタイルからリオネル・メッシにちなんで「メッシーニョ」の愛称で親しまれている。既にトップチームの公式戦11試合に出場し、1ゴールを決めており、ブラジルのユース代表の常連でもある。
そういう意味では、エンドリックを7200万ユーロ(約6200万ポンド)で放出したパルメイラスとしては、チェルシーが提示した最大4700万ポンドという最新のオファーでも、売却を決意するには十分ではないようだ。
また、ウィリアン本人は周囲からメッシーニョの愛称で呼ばれるようにメッシに強い憧れを持っていることを公言しており、「バルセロナの試合はほぼ毎試合見ている」というように、将来的にバルセロナへの移籍を望んでいる。
16歳で合意したエンドリックと同様に雇用法の都合で18歳になるまで移籍できないウィリアンだが、来年の夏からどこでどのような活躍を見せてくれるのか、目が離せない存在と言えるだろう。
2024年05月04日 23:48
5月4日開催のスコットランドリーグ第35節で、日本人5選手を擁する首位のセルティックは、小田裕太郎と田川亨介が所属する3位のハーツとホームで対戦。古橋亨梧と旗手怜央が先発し、岩田智輝と怪我から復帰明けの前田大然はベンチスタート、小林友希はメンバー外となった。
昨季にリーグ得点王に輝いた古橋は開始4分、いきなり先制点をゲット。CKの流れから旗手が送り込んだクロスにヘッドで合わせた。
【動画】旗手の強烈右足弾&古橋のドンピシャヘッド弾をプレイバック
勢いに乗るエースはさらに21分、オライリーのロングボールに反応すると、巧みなワンタッチフィニッシュでネットを揺らし、追加点を奪う。
古橋はこの2発で、今季の得点数を18点(リーグ戦は13点)に。昨季の34点(27点)と比べれば物足りないなか、どこまで数字を伸ばせるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 23:30
ロベルト・デ・ゼルビ率いるブライトンには、美しいパスワークで魅せる攻撃的なチームとのイメージがあるだろう。しかし、ここ2か月のブライトンは得点力を欠いている。
リーグ戦直近8試合で奪った得点は僅か3ゴールで、しかもそのうち2ゴールはオウンゴールによるものだ。リーグ順位は12位まで後退しており、チーム状況は明らかに悪い。
苦しんでいる理由の1つは怪我人の多さだ。今季のブライトンは主力に怪我人が続出しており、英『sky Sport』はその中でも日本代表FW三笘薫の離脱が痛すぎたと振り返る。
「今のブライトンは、我々が慣れ親しんできたデ・ゼルビのチームではなくなっている。シーズン序盤は1試合平均2ゴール近くを記録していたのだ。今季のブライトンは負傷問題に悩まされており、プレミアリーグの中でもフィットネスの問題で最も大きな影響を受けたチームの一つと言える」
「中でも最大の損失は三笘薫だ。三笘は5ゴールを奪って勝利した2月のシェフィールド・ユナイテッド戦が最後の出場となっていて、腰を痛めてシーズンを終えてしまった。三笘はドリブルと創造性でチームの攻撃に予測不可能なものをもたらす。彼は1対1においてリーグトップ5に入る選手だ」
左サイドから仕掛ける三笘のドリブルがアクセントになっていたのは間違いない。左ウイングの三笘、左サイドバックのペルビス・エストゥピニャンのコンビネーションから多くのチャンスを作ってきただけに、この左サイドが使えなくなったのは痛い。
あくまで中堅クラブであるブライトンに負傷者の穴を埋めるだけの選手層はなく、ヨーロッパリーグの戦いもあってチーム全体が疲弊してしまったところがある。負傷者を抱えたまま複数のコンペティションを戦うのは難しく、今季は苦しいシーズンとなってしまった。