2023年05月08日 12:31
7日に行われた23F1第5戦マイアミGP(Miami Grand Prix 2023)決勝では、レース前に米国式のショービズ要素をふんだんに盛り込んだ派手な選手紹介と入場が行われたが、選手からの評価は芳しくない。 この日はレース開始前の国歌斉唱の前に、ラッパーで俳優のLL・クール・J(L.L. Cool J)が選手を紹介。米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のマイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)のチアリーダーがポンポンを振り、スモークが噴射される中でドライバーが登場した。 明らかにフロリダ南部の観客を意識した演出だったが、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)は、暑さの中での57周の高速レースに向けた準備としては理想的ではないと話した。 ラッセルは「太陽の下で、ドライビングスーツを着てみんな30分も待たされたわけだから、気になった」とコメント。「個人的には、僕には向いていない。ただ、あくまで僕個人の意見だ」と続けた。 優勝したレッドブル(Red Bull)の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)も、おおむねラッセルと同意見で、どういった感想を持つかは性格や好みの問題だと話した。「スポットライトを浴びるのが好きな人もいれば、そうでない人もいる。僕個人は、そうではない方だ。だから僕としては、もちろん普通に考えれば、きょうのようなやり方は必要ないと思う」「だけどもちろん、エンターテインメントの価値も理解している。だから僕としては、毎回ではないことだけ願っている。シーズンは長いからね」 一方、登場時にLL・クール・Jと抱擁を交わしたメルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、今回のやり方を支持。「彼らは新しいことに取り組み、ショーを常によくしようとしている。だから僕は全面的に賛成だ」と話し、「クールだったと思う」と評価した。■関連記事 ・エンタメ界やスポーツ界のセレブが観戦、マイアミGP ・フェルスタッペンがマイアミGP連覇、9番手から逆転 ・F1ラスベガスGPのローンチイベント開催、来シーズンから追加
2024年04月27日 16:34
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するハース(Haas F1 Team)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)が、今季終了後にザウバー(Sauber)に加入することになった。26日、両陣営が発表した。
昨季3年ぶりにレギュラードライバーとしてF1に復帰したヒュルケンベルグは今季ここまで好調で、5戦中3戦でポイントを獲得している。
今季はステークF1チーム・キック・ザウバー(Stake F1 Team Kick Sauber)として活動しているチームは、26年からはアウディ(Audi)のファクトリーチームになる予定で、ヒュルケンベルグにとっては2013年に所属していた古巣への復帰となる。
ザウバーのアンドレアス・ザイドル(Andreas Seidl)最高経営責任者(CEO)は、「彼のスピード、経験、そしてチーム活動への取り組みは、われわれのチーム、アウディのF1プロジェクトの変革において重要な役割を果たすことになるだろう」と述べた。
これまでにF1で200戦以上に出走しているヒュルケンベルグだが、これまで表彰台獲得の経験はない。
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2024年04月26日 12:59
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)の最高技術責任者(CTO)で、F1最高峰のデザイナーと評されているエイドリアン・ニューイ(Adrian Newey)氏が25日、クリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表をめぐる騒動の余波が続く中でチームを去る意向であると報じられた。
65歳のニューイ氏は2006年からレッドブルに在籍しており、2010年以降にはチームがドライバーズ選手権で7回、コンストラクターズ選手権では6回にわたりタイトルを獲得するなど、その全てで重要な役割を果たしている。しかしながら、ホーナー代表が女性従業員からセクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)や不適切行為で告発されて以降、チームの状況に不満を抱いているとの見方が強くなっている。
チームの親会社が実施した内部調査でホーナー代表の不適切行為疑惑が晴れた後、告発した女性従業員は停職となり、この決定に関して国際自動車連盟(FIA)に正式に申し立てを行っている。
独誌アウト・モートア・ウント・シュポルトが25日にこのニュースを最初に報じた後、英BBCは「レッドブルとニューイ氏に近しい幹部レベルの情報筋に(情報を)独自に確認した」とした上で、レッドブルの権力闘争に発展しているホーナー代表をめぐる状況に、ニューイ氏は嫌気がさしてチームを離れることを望んでいると伝えた。
一方、レッドブルの広報担当者は同日遅くに、ニューイ氏の離脱という明確な意思は「把握していない」とコメント。「エイドリアンは少なくとも2025年末まで契約がある。彼が他のチームに加入することは把握していない」と述べた。
ニューイ氏はその長いキャリアにおいて、これまでウィリアムズ(Williams)やマクラーレン(McLaren)といったチャンピオンチームでも仕事をしている。BBCによると、高い可能性としてフェラーリ(Ferrari)への移籍が取り沙汰されている。
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2024年04月23日 16:36
タイのセーター・タウィーシン(Srettha Thavisin)首相は22日、首都バンコク市街地でのフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)開催実現へ向け、F1のステファノ・ドメニカーリ(Stefano Domenicali)最高経営責任者(CEO)と面会した。
F1側に招致構想を売り込んだとされ、時期や具体的な計画については公表されていないが、タイ側の関係者は地元メディアに対し、市街地コースでの開催を想定していると話している。
タウィーシン首相はドメニカーリ氏との面会後にX(旧ツイッター)に「タイにはバンコクでフォーミュラワンを開催する能力がある。われわれには適切なポテンシャルと能力、そして人々のホスピタリティーがある。実現すれば、人々に素晴らしい思い出をもたらせると確信している」と記した。
タイ政府はソフトパワー戦略に力を入れており、F1開催が実現すれば観光業の活性化につながる。インバウンド観光に依存しているタイ経済は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)からの立て直しを目指している。
一方、F1も市街地レースの増加に意欲を示している。
F1に現在参戦している中ではウィリアムズ(Williams)のアレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)が唯一のタイ出身ドライバーとなっている。また、タイ出身のF1ドライバーはアルボンを含め史上2人しかいない。
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2024年04月22日 15:28
世界ラリー選手権(WRC 2024)第4戦クロアチア・ラリー(Croatia Rally 2024)は21日、最終日が行われ、トヨタ(Toyota)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が優勝し、通算100回目の表彰台に立った。
2024年04月22日 15:18
国際自動車連盟(FIA)のモハメド・ビン・スレイエム(Mohammed Ben Sulayem)会長が、昨年フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のラスベガスGP(Las Vegas Grand Prix )開催に介入したとされる問題で疑惑が晴れたことを受けて、「隠すことは何もない」と話し、「ルールに従って振る舞っている」と主張した。
この件では、初開催だった昨年のラスベガスGP前に会長が、「サーキットを認定するのを防ぐために、いくつか懸念事項を見つけるよう」関係者に要請していたとFIAの内部報告書で告発されていた。またFIAの倫理委員会からは、昨年のサウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2023)の結果に介入したと告発されていたが、いずれも疑惑は解消された。
週末に行われた中国GP(Chinese Grand Prix 2024)の会場でメディアの取材に応じたスレイエム会長は、「単なる告発であればよかったが、私はすでに世論による判断では有罪となっている」とした上で、「隠すことは何もない」「自分の成してきた仕事に誇りを持っている」と続けた。
アラブ首長国連邦(UAE)出身の元ラリードライバーであるスレイエム氏は、2021年12月にFIAの会長に就任。会長がラスベガスGP開催を阻止しようとした理由はこれまで一度も説明されていないが、F1の商業権を保持し、ラスベガスGPも主催した米リバティメディア(Liberty Media)とFIAとの間には、F1への影響力をめぐる綱引きがあるともされている。
それでもスレイエム会長は、フォーミュラワン・マネジメント(FOM)との関係は「良好」で、「FOMはわれわれのパートナーだ」と強調すると、「問題は何もない。彼らとのビジネスを続けていきたい」と話した。
これまでの告発についても、ルールを守っているとの意見を崩さず、「私は背筋を伸ばし、あなた方の目を見てこう言える。自分はスポーツマンで、ルールに従って振る舞っている」とコメントした。
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2024年04月22日 12:50
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するメルセデスAMG(Mercedes AMG)のトト・ヴォルフ(Toto Wolff)代表が、レッドブル(Red Bull)に所属する王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)の引き抜きを再びほのめかし、レッドブルのクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表との舌戦を再燃させた。
フェルスタッペンの父で元F1ドライバーのヨス(Jos Verstappen)氏が先月、レッドブルの女性チームスタッフへの「不適切行為」疑惑が取りざたされたホーナー代表がとどまればチームは「引き裂かれる危険」にさらされると発言していたこともあり、フェルスタッペンの今後には疑問符がついていた。それでもチームの内部調査によりホーナー氏は不問とされ、フェルスタッペン自身も今後はレッドブルに全力を傾けると公言している。
しかし、フェルスタッペンが21日に行われた第5戦中国GP(Chinese Grand Prix 2024)で圧勝を飾る中、ヴォルフ氏は再び事態にゆさぶりをかけ、同GPが行われた上海で記者団に対して「誰もが彼(フェルスタッペン)が何をするのかを見守っている」と語った。
来年からフェラーリ(Ferrari)に加入することになったルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)の後任ドライバーを必要としているヴォルフ氏は、「ドライバーの加入にはかなり多くの要因が影響する」とし、「最も合理的な観点からすれば、最も速いドライバーの手にかかれば、最も速いクルマになるのは明らかだ」とコメントし、「しかし、それが今の場所にとどまる唯一の理由だとは思わない」と続けた。
今季序盤、ヴォルフ氏は世界王者フェルスタッペンとの契約が可能であれば「ぜひともしたい」と述べていた。
この発言に対してホーナー氏は、高い基準からすれば低調なスタートとなったチームの活性化にヴォルフ氏は注力すべきだと、痛烈に切り返した。
ホーナー氏は「メルセデスはカスタマー(マクラーレン<McLaren>とアストンマーティン<Aston Martin F1>)に次ぐ3番手だ」とし、「彼はその時間を、おそらくドライバー市場よりもチームに集中させることに費やしたほうがよいだろう」と続けた。
「なぜこのチームをやめたいというのか?」
「マックス・フェルスタッペンが来年どこにいるのかについて、何の曖昧さもないことを保証する」
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2024年04月22日 11:27
スリランカで21日に行われたカーレースで、選手の運転するマシンが観客に突っ込み、少なくとも7人が死亡し、21人が負傷した。警察が発表した。
事故が起きたのは、最大都市コロンボから東へ180キロのところにあるディヤタラワ(Diyatalawa)のサーキットで行われていたレースで、防護フェンスなどのない場所で1台のマシンが観客の中に突っ込んだ。
SNSで広く拡散されている動画を見ると、コース上で横転したマシンのそばで、大会関係者が黄色い旗を振って残りの車にスピードを落とすよう促しているが、ドライバーたちは土ぼこりを上げながら猛スピードで通過していき、やがて赤い1台が観客の中に飛び込んで悲鳴が上がった。
警察の担当者は「合計27人が病院へ搬送され、そのうち7人が負傷により命を落とした」と発表し、死者の一人は8歳の少女だと明かした。
大会は軍が維持しているサーキットで行われ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)や国の経済危機による影響で、5年ぶりの開催だった。事故の直前、軍はモータースポーツ普及のため無料で観客を入れたことを発表し、観客数は約10万人に上ると主張していた。
スリランカは世界で最も道路が危険な国の一つで、平均で1日8人の交通事故による死者が報告されている。
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2024年04月21日 18:52
24F1第5戦中国GP(Chinese Grand Prix 2024)は21日、決勝が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が前日のスプリントに続いて勝利を収め、圧倒的な週末を締めくくった。
2024年04月20日 18:19
24F1第5戦中国GP(Chinese Grand Prix 2024)は20日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がポールポジションを獲得した。
予選を前に行われたスプリントで優勝を飾っていたフェルスタッペンは、1分33秒660の最速タイムを記録してチームメートのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)を0秒322差の2番手に抑え、完ぺきな一日を終えた。3番手にはアストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が続いた。
4番手と5番手にはランド・ノリス(Lando Norris)とオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)のマクラーレン(McLaren)勢、6番手と7番手にはシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)とカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)のフェラーリ(Ferrari)勢が続いた。
以下、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)、ハース(Haas F1 Team)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)、ステークF1チーム・キック・ザウバー(Stake F1 Team Kick Sauber)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が入った。
一方、スプリントで2位に入っていたメルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は、2022年の第2戦サウジアラビアGP(Saudi Arabian Grand Prix 2022)以来となるQ1敗退に終わった。
RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は19番手となっている。
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2024年04月20日 17:33
24F1第5戦中国GP(Chinese Grand Prix 2024)で撮影されたオフショットをまとめた。
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2024年04月20日 13:38
24F1第5戦中国GP(Chinese Grand Prix 2024)は20日、スプリントが行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が4番手スタートから巻き返し、後続に約13秒の差をつけて完勝を飾った。
2位にはメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、3位にはレッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が入る中、8ポイントを獲得したフェルスタッペンはドライバーズタイトル争いでリードを広げている。
ペレスやアストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)とのスリリングな接近戦を戦い抜いたシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)とカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)のフェラーリ(Ferrari)勢が4位と5位に続いた。その争いの中でタイヤのパンクがあったアロンソは、リタイアとなった。
ポールポジションからスタートしたものの、スタート直後に順位を大きく落としたマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が6位、チームメートのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が7位、メルセデスのジョージ・ラッセル(George Russell)が8位のポイント圏内でフィニッシュした。
母国GPデビューとなったステークF1チーム・キック・ザウバー(Stake F1 Team Kick Sauber)の周冠宇(Zhou Guanyu、チョウ・グアンユー)は、10番手スタートから一時は8位を走行したもののラッセルに抜かれて9位となり、自身初のポイント獲得はならなかった。
RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)は16位に終わった。
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2024年04月20日 10:47
24F1第5戦中国GP(Chinese Grand Prix 2024)は19日、スプリント予選が行われ、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が、悪天候のコンディションの中でメルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)を2番手に抑え、スプリントでは自身2度目のポールポジションを獲得した。
2024年04月19日 16:54
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で通算7度の年間王者に輝くルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は18日、来季のフェラーリ(Ferrari)移籍について「正当化する」必要はないと話し、この件をめぐる周囲の騒音を一蹴した。
39歳のベテランドライバーであるハミルトンは2月、2024年シーズン終了後に12シーズンを過ごしたメルセデスAMG(Mercedes AMG)を離れると表明してF1界に衝撃を与えた。
今週末に行われる第5戦中国GP(Chinese Grand Prix 2024)に向けたこの日の記者会見では、圧倒的な強さを誇るレッドブル(Red Bull)に今季のフェラーリが安定して接近する好スタートを切ったことは、移籍の決断が正しかったことを意味するかとの質問が出た。
すると、ハミルトンは「自分の決断を正当化する必要はないと感じている」と答え、「自分にとって何が正しいか分かっているし、それは決断した瞬間から変わっていない」「一瞬たりともそのことを疑問に感じたことはない。それに、他人のコメントに振り回されたりしない」と話した。
また、2012年にマクラーレン(McLaren)からメルセデスへ移籍して批判を浴びた当時を振り返り、「今でもくだらないことを言う人々がいるし、それは今年いっぱい続くだろう」と話しつつ、「前回のようにやっていくしかない」「自分にとって何が正しいかは自分だけが知っている。それは自分にとってエキサイティングなものになるだろう」と続けた。
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2024年04月19日 12:06
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で中国人初のフルタイムドライバーとなった周冠宇(Guanyu Zhou、チョウ・グアンユー)は、今週末の今季第5戦中国GP(Chinese Grand Prix 2024)でようやく母国レースに臨めることになり、「さまざまな感情」を経験するだろうと語った。
ステークF1チーム・キック・ザウバー(Stake F1 Team Kick Sauber)に所属する24歳の周は、自身の出身地であるレース開催地の上海で街中に自身のポスターが貼られるなど、母国でスーパースターとしての地位を築いている。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の影響で5年ぶりの開催となる今回の中国GPに向けて、インタビューや宣伝活動のほかファンイベントがひっきりなしに続いている中、周は「日本から戻ってきてからこの約1週間半もの間、クレイジーな状況が続いている」と報道陣に明かした。
続けて「待ちきれないよ。今週末にはさまざまな感情が去来するだろう」「特に日曜日(21日)に国歌が流れるときは、子どもの頃にここへ来たときの思い出がよみがえるだろうね」と話しつつ、「だけど最も大切で重要なことは、正しい仕事をしてポイントを稼ぐことだ」と気を引き締めていた。
このめまぐるしい数日間には、19日に公開される自身のドキュメンタリー映画『The First One』のプレミアにも出席した周。2004年に初開催された中国GPを5歳のときに観戦し、その中にはスペイン人ドライバーのフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)の姿もあった。
現在42歳になるそのベテラン選手と今ではグリッドに並び、この日行われた記者会見でも隣に座ると、アロンソを振り返りながら「この人を見たあの日に戻った」「彼が今でも非常にハイレベルでレースをしているなんて想像もできない。あれから20年後に、自分はこのGPにたどり着いた」と語った。
2022年シーズンからF1に参戦している周だが、ここまではまだ勝利を挙げられず、チームも今季のコンストラクターズ選手権で1ポイントも稼いでない。
それでも中国のパイオニア的存在である周は、20日のスプリントか21日の決勝レースで母国ファンに歓喜を与えられると確信しており、「今週末は2度の機会があり、チームにはポテンシャルがある」「マシンはOKだし、絶対にポイントを稼いでみせる。中盤争いは全マシンが絡んでかなり厳しいけどね」と語った。
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2024年04月19日 09:19
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で3連覇中の王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は18日、所属チームのレッドブル(Red Bull)に満足している限り「移籍する理由はない」と話し、チームとの長期的な将来について改めて明言した。
レッドブルのクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表が女性への不適切行為で告発されて以降、フェルスタッペンはフェラーリ(Ferrari)への移籍が決まっているルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)に代わり、来季からメルセデスAMG(Mercedes AMG)へ加入するとの臆測が流れている。
シーズン開幕戦のバーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2024)を前にホーナー代表の不正行為疑惑は晴れたものの、このスキャンダルは数週間にわたって尾を引いた。フェルスタッペンは2028年までレッドブルと契約を結んでいるが、チームが長年のアドバイザーであるヘルムート・マルコ(Helmut Marko)氏とたもとを分かつ可能性が浮上し、そのようなことがあれば自身もチーム離脱を考えると示唆していた。
しかしながら、今週末に行われる第5戦中国GP(Chinese Grand Prix 2024)のパドックでは、レースに関する話題が中心の日常に戻ったことにフェルスタッペンは上機嫌な様子で、「2021年シーズン終了後に自分はチームと長期契約を結んだ。最初から自分が話していたのは、静かで平和な環境を望んでいるということだけだ」「最近の話題はクルマのことが中心で、今はもうそのことをすごく喜んでいる」とし、「そうあるべきことでもある。もちろん、自分はチームに満足している限り、移籍する理由は何もない」と語った。
中国GPで今季4度目の優勝を目指すフェルスタッペンだが、5年ぶりの開催で20日にはスプリントが行われる同GPについては、「新しいマシンでのレースで、少しばかり未知数なものになるだろう」「もちろん、それは誰にとっても同じことだ」と慎重な姿勢を示した。
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