2023年03月26日 14:10
「女子ゴルフ・アクサ・レディース・最終日」(26日、UMKCC=パー72) 1打差2位から出た山内日菜子(26)=ライク=が4バーディー、2ボギーの70でスコアを二つ伸ばして逆転し、通算10アンダーでツアー初優勝した。 山内は2、3番の連続ボギーで後退したが、挽回。6番パー4でグリーン奥ラフからの第3打をフワリと浮かせたアプローチでチップインバーディー。後半は10、14、16番でバーディーを奪い、首位に立った。 山内は1996年4月22日生まれで地元・宮崎市出身。2016年のプロテストに合格し、これまでツアーでの最高は21年日本女子オープン選手権の5位で、これまで唯一のトップ10入りだった。 この日は地元ファンの声援を受けて、プロ8年目で栄冠をつかんだ。 2位は9アンダーの比嘉真美子、8アンダーの3位に金沢志奈、川崎春花、照山亜寿美、川岸史果、吉本ひかるが入った。
2024年05月05日 19:27
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
大会特別協賛の久光製薬とスポンサー契約を結ぶ日米通算24勝で元世界ランク1位の宮里藍さんが、アマチュアの李暁松(リ・ヒョソン、韓国)が15歳176日のツアー最年少優勝を果たした大会を総括した。「紙一重のプレーがずっと続いていて、誰が勝ってもおかしくない感じだったが、この(強風の)コンディションで5バーディー、1イーグルには勝てないなという感じ」と振り返った。
17番パー3で第1打を7アイアンで2メートルにつけてバーディー、18番パー5をイーグルで締めた李のプレーについて「良いスイングをするし、飛距離も出る。16番でボギーを打ったけど、17番のバーディーでガッツを見た気がした。彼女の気持ちの強さというか、それが最終的に18番のセカンドショットにつながったと思う」と語り、「これからどんなふうに成長していくのか楽しみ」と期待した。
2024年05月05日 18:31
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
3打差2位で出た2022年大会覇者で22、23年の日本ツアー年間女王の山下美夢有(みゆう、加賀電子)は3バーディー、5ボギーの74で回り、通算5アンダーで4位に終わった。「いい流れでバーディーが来ていたけど、後半はなかなか…。上がりが悔しい」。勝負所でスコアを落とし、唇をかんだ。
9番のバーディーで9アンダーとし、昨年の韓国ツアー賞金女王の李叡源(イ・イェウォン、韓国)を捉えると、10番で単独首位に立った。しかし、15番パー5の第3打を「風のジャッジとフライヤー」の影響でグリーン奥に外してボギー。17番パー3で再びスコアを落とした。「15番はもったいなかったし、17番の3パットが悔しい」と振り返った。
6月24日の世界ランクを基にした五輪ランキングで決まるパリ五輪代表争いは佳境に入っていく。「もうすぐなので、しっかりと修正して、また来週から頑張りたい。ショットがこの大会で安定してきたので、残りの試合で優勝を目指したい」と気持ちを前に向けた。
2024年05月05日 18:05
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
10位から出た原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は2バーディー、2ボギーの72で回り、通算3アンダーで7位に順位を上げて大会を終えた。今季初のトップ10フィニッシュとなった。
最終18番パー5は230ヤードの第2打を3ウッドでグリーン奥のラフへ。20ヤードの第3打を1メートル半に寄せてバーディーで締めた。厳しいピン位置に加え、強い風が吹いた最終日のラウンド。「集中力を保つのが大変な一日だった」と汗をぬぐいつつ、「16、17、18番と、しっかり難しいアプローチとパットを決められたので、とりあえずは良かったのかな」と振り返った。
クラブ調整に取り組む中での今季ベストフィニッシュにも「周りが伸びなかったからそういう結果だったけど、私自身のゴルフは何も変わっていない」と自己評価は厳しい。「そこをしっかり見つめ直して、いいショットが打てるように、自分の理想に近づくようにプレーして、ビッグスコアを出せるように頑張りたい」と口にした。
最終日同組だったアマチュアの李暁松(リ・ヒョソン、韓国)がツアー最年少となる15歳176日で優勝を飾った。「しっかり(クラブを)振ってくるし、これだけ端に振ってあるピンでもラインを狙ってくる。難しいアプローチもしっかりパーセーブしてきていた」。18ホールをともにして感じた、強さとうまさについて触れた。
2024年05月05日 18:01
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
4打差3位から出た佐久間朱莉(大東建託)は2バーディー、1ボギーの71と伸ばすも、通算7アンダーで1打届かず2位に終わった。
2024年05月05日 17:39
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
46位から出た勝みなみ(明治安田)は6バーディー、5ボギーの71で回り、通算3オーバーで21位だった。「今日すごくいいプレーができたし、ショットも安定していた。いいゴルフができたので、アメリカにつながったと思う」と納得の表情だった。
最終9番パー5は、残り73ヤードの第3打を50センチにつけてバーディー締め。「ウェッジを少し重たいものに変えて昨日までの3日間に臨んだけど、ちょと合わなくて。今日戻したらけっこう良かった」と振り返った。
今年3月以来の日本ツアーでのプレーに、大勢のギャラリーがついた。「すごくありがたくて。久しぶりに出て忘れられていないか、ちょっと心配だったけど、温かい応援を受けてすごくうれしかった。また皆さんにお会いできるのを楽しみにしています、という感じと笑顔を見せた。
次週の米ツアー、コグニザント・ファウンダーズカップに出場するため、6日に渡米する。「ラムネが大好きなので、とりあえずラムネを買っていきます。シュワシュワするラムネ。大量買いしていきます」と元気いっぱいにコースを後にした。
2024年05月05日 16:48
女子ゴルフの国内メジャー初戦、ワールドレディスサロンパス杯(読売新聞社など後援)は5日、茨城県の茨城GC東(パー72)で最終ラウンドが行われ、首位と7打差の10位から出たアマチュアのリ・ヒョソン(韓国)が1イーグル、5バーディー、2ボギーで回り、通算8アンダーで優勝を飾った。
リは15歳176日で、日本ツアーの最年少優勝記録を更新。7打差逆転優勝は国内メジャーで最大となった。
1打差の2位は佐久間朱莉。山下美夢有は5アンダーで4位だった。
2024年05月05日 16:35
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・最終日」(5日、茨城GC東C=パー72)
今季国内メジャー初戦を制したのは日韓の女王ではなく、15歳の韓国の超新星だった。10位から出たアマチュアのリ・ヒョソンが1イーグル、5バーディー、2ボギーの67をマーク。通算8アンダーで、大逆転優勝を果たした。
前半のボギーなしの2バーディーで優勝争いに姿を現した。後半はボギー、バーディーが入り乱れる展開だったが、17番をバーディーとすると、18番パー5は2オンに成功し、約3〜4メートルのイーグルチャンスに。重圧の大きいファーストパットを見事沈め、ホールアウト時点で首位に立った。プレーオフを待ち練習グリーンで調整を続けていたが、後続の佐久間、山下、李叡源(韓国)は追いつけず、日本の大きなメジャータイトルをつかんだ。
2019年の古江彩佳以来史上8人目のアマチュアでのツアー優勝となったが、記録ずくめのVだった。2008年11月11日生まれで、15歳176日での日本の女子ツアー優勝は、勝みなみの15歳293日を更新する史上最年少記録。また公式競技(メジャー)での7打差の逆転優勝も、最も大きい逆転劇となった。
2024年05月05日 16:33
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
夏日の強い日差しの中、全競技が終了した。
2024年05月05日 16:24
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
アマチュアで唯一決勝ラウンドに進んだ15歳の李暁松(リ・ヒョソン、韓国)が、大観衆の前で猛チャージを演じた。7打差10位で出て1イーグル、5バーディー、2ボギーの67をマーク。通算8アンダーで首位に並んでホールアウトした。
アマチュアの韓国代表チームの紺と赤のウェアに身を包んでプレー。初出場した昨年大会では予選落ちを喫したが、1年間での確かな成長を見せつけた。圧巻は520ヤードの最終18番パー5だった。第2打をピン左下5メートルにつけた。イーグルパットをねじ込むと、大歓声の中で右拳を揺らした。ホールアウト後は後続組のプレーを見守っている。
李は15歳176日。2014年のKKT杯バンテリン杯の勝みなみの15歳293日の国内女子ツアー最年少記録を更新。国内男子も2007年マンシングウェアKSBカップの石川遼の15歳245日で、いずれも更新して国内男女ツアー最年少記録となる。
2024年05月05日 15:31
◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 最終日(5日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)
2打差の3位からスタートした米沢蓮(ティ・エム・プラテック)が6バーディー、1ボギーの65で回り、通算13アンダーで逆転優勝した。19歳で東北福祉大2年生だった2019年5月のアジアパシフィックオープンダイヤモンドカップでは浅地洋佑に1打差2位で惜敗し、アマチュア優勝を逃した。それから5年。最終18番で劇的なバーディーを決め、同じ最終組で回った東北福祉大の2学年先輩の片岡尚之(CS technologies)を1打振り切り、念願のツアー初優勝を果たした。
「上がり3ホールは、あまり覚えていません。最後のパットを決めてプレッシャーから解放されました」とホッとした表情で話した。
米沢は岩手県出身選手としては日本男子ツアー初優勝となった。優勝インタビューで、情報番組「ゴゴスマ」の総合司会を務める石井亮次アナウンサーに岩手県出身の米大リーグ、ドジャースで大活躍する大谷翔平について聞かれると「大谷選手は本当に素晴らしい選手です」と答えた。
首位から出た愛知県出身の小木曽喬(フロンティアの介護)は72とスコアを落とし、4打差の3位。地元での優勝を逃した。
2010年大会の最終日で世界主要ツアー最小の58をマークして大逆転優勝をした石川遼(カシオ)は通算イーブンパーの34位だった。
2024年05月05日 15:13
ゴルフ・中日クラウンズ最終日(5日・愛知名古屋GC和合=6557ヤード、パー70)――3位で出た米沢蓮が6バーディー、1ボギーの65で回り、通算13アンダーでツアー初優勝。
優勝賞金2200万円を獲得した。1打差の2位に片岡尚之。首位で出た小木曽喬はスコアを二つ落とし、8アンダーで3位だった。
2024年05月05日 14:09
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
最終組の前半が終了した。
2024年05月05日 13:52
◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 最終日(5日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)
28位からスタートした石川遼(カシオ)は、バーディーなし、1ボギーの71で回り、通算イーブンパーで今大会を終えた。石川がホールアウトした時点で35位に後退した。
1番パー4で約3メートルのバーディーパットはわずかに外れた。2010年大会の最終日で12バーディーを量産し、世界主要ツアー最小の58をマークして大逆転優勝を果たした石川は、この日、スタートホールで良い流れに乗れず、14年前のような猛チャージとは対照的な渋いゴルフになった。「もう少しでナイスプレーだった。ボギーをひとつで抑えられたので、そんなに悪くありません。ただ、いいスコアを出すにはかみ合わなかった」と落ち着いた様子で18ホールを振り返った。
プレーでは、大きな見せ場をつくることは出来なかったが、ホールアウト後には好プレーを見せた。
ゴールデンウィークで多くの観衆が来場。クラブハウス前には石川のサインを求めるファンが約100メートルの行列をつくった。
石川は約200人、全員にサイン。「ありがとうございます」と感謝するファンに対し、石川も目を見て「ありがとうございます」と応えた。石川が全員にサインを終えると、クラブハウス前のファンの間から自然と温かな拍手が沸き起こった。
トッププロはプレーだけではなく、プレー以外でもファンを沸かせることができる。日本男子ツアーを支える看板選手にふさわしい、石川遼の姿だった。
2024年05月05日 11:30
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
今季米女子ツアーでネリー・コルダ(25)=米国=が、ツアー最多に並ぶ出場5戦連続優勝中と歴史的快進撃を演じて、女子ゴルフ界の注目を一身に集めている。身長178センチでトップモデルのような容姿を持ち、異次元の強さを見せて、米女子ツアーの人気も再燃気配だ。2021年東京五輪金メダリストでもある世界ランク1位の衝撃的な強さの秘密を今大会に出場する、パリ五輪日本代表候補4人に聞いた。最終回は山下美夢有(みゆう、22)=加賀電子=。
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日本ツアー通算11勝(国内メジャー3勝)の山下は、世界ランク1位の無敵の女王と真夏のパリでの対決を夢見ている。2022年から5大メジャーにスポット参戦してきたが、コルダと同組でのラウンドはまだないという。今季、米ツアー歴代最多に並ぶ出場5連勝を飾っているプレーの印象については「(身長が)大きいし、めっちゃ飛ぶし、パターもめっちゃ入っているなと思います。米国での反響? すごいと思いますね」と語った。
山下は22年、23年とも抜群の安定感で5勝を挙げて日本ツアーの年間女王に輝いた。昨季はフェアウェーキープ率79・0841%、平均パット数1・7256、パーセーブ率90・0585%でいずれも日本ツアー1位だった。世界ランクは日本勢4番手の28位につけている。トップの畑岡奈紗は18位、2番手の古江彩佳は23位、笹生優花は25位。6月24日の世界ランクをもとにした五輪ランクでパリ五輪日本代表2枠が決まるが、同週までの試合で好成績をおさめれば十分、代表権をつかむチャンスが残る。
日本ツアーを主戦場にする山下にとっては、世界ランクへの加算ポイントの高い今大会と5大メジャーの成績が肝要となる。コルダが5連勝を飾った4月の5大メジャー、シェブロン選手権は17位だった。5月30日開幕の全米女子オープン(ランカスターCC)、6月20日開幕の全米女子プロ選手権(サハリーCC)の出場権も既に手にしている。
コルダは、パリ五輪でゴルフ競技では男女通じて初となる連覇がかかる。「(五輪で)一緒に戦いたいっていうのもあるので、まずは私が頑張らないといけない」と山下。日本の女王は代表争いのサバイバルレースを勝ち抜き、今夏のパリで世界一の選手とメダルを争う。
◆女子ゴルフのパリ五輪への道 6月24日時点の世界ランクを基準に算定する五輪ポイント上位60人が出場権を得る。〈1〉同ランク15位以内は各国・地域で最大4人〈2〉16位以下は〈1〉の有資格者を含めて最大2人が出られる。大会は8月7日から4日間、フランス「ル・ゴルフナショナル」で72ホールストロークプレーの個人戦で争う。21年東京五輪は畑岡奈紗と稲見萌寧が出場し、稲見が日本ゴルフ界初の表彰台となる銀メダル、畑岡は9位だった。
◆ネリー・コルダ 1998年7月28日、米フロリダ州生まれ。25歳。16年にプロ転向し、18年のスウィンギングスカート台湾選手権で米ツアー初優勝。21年全米女子プロ選手権などメジャー2勝を含む通算13勝。21年東京五輪は姉とともに米国代表で出場して金メダル。22年に鎖骨下静脈の血栓の手術をし、4か月間戦線離脱した。178センチ。家族は両親と姉。
2024年05月05日 10:33
◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 最終日(5日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)
28位からスタートした石川遼(カシオ)が前半の9ホールを終了した。9ホールすべてパーで、石川のハーフターン時点で順位変動はなかった。
石川は、2010年大会の最終日で世界主要ツアー最小の58をマークして大逆転優勝。今大会の第3日も1イーグル、4バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの派手なゴルフでパープレーだったが、この日の前半までは、すべてパーの渋いプレーを見せている。
最終組は午前10時10分にスタート。地元の愛知県で念願の初優勝を目指す小木曽喬(フロンティアの介護)が通算10アンダーで首位。1打差の2位に片岡尚之(CS technologies)、2打差の3位に米澤蓮(ティ・エム・プラテック)と生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり、エー・エム・エス)が続く。