2022年09月24日 13:42
プホルスとは2018年から昨季途中まで同僚だった「光栄なこと」 エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ツインズ戦で6回途中7奪三振3安打2失点に抑え、14勝目を挙げた。4回には日本投手4人目のシーズン200奪三振に到達。打っては7回にダメ押しの中前適時打を放った。試合後は元同僚でカージナルスのアルバート・プホルス内野手が史上4人目の通算700号を達成したことについても言及した。 偉大すぎる元チームメートの大記録。大谷は自らの14勝目よりも先輩スラッガーの偉業を喜んだ。 「本人がどういうふうに思っているか分からないですけど、やっぱり全然違うというか、700行くか行かないかは。もちろん、そこまで打っていることはすごいですけど、大きなことだなと思うので。一緒に少しでもプレーできたことは光栄なことですし、本当に今年で終わるのかなというぐらいの打撃をしているので。少しの間でしたけど、プレーできたことは光栄なことだと思います」 メジャー1年目の2018年から昨年5月上旬までプレーした。2018年の開幕前に右足を上げない打撃フォームに変更。思い切った打撃改造の裏には、プホルスの存在があったという。「ヒールダウンをやろうかなと思ったのも、プホルス選手を見て決めたので。そういう意味でもすごく影響を受けていますし、練習の仕方もそうですけど、あそこまで長くやるのは何か秘密があると思うので。それを身近で見られたのはすごくいい経験というか、光栄なことだったなと思います」 昨季はリーグ3位の46本塁打を放ち、今季も34本塁打とパンチ力を発揮している。二刀流にとって42歳スラッガーの存在は大きい。(小谷真弥 / Masaya Kotani)
2024年04月30日 17:36
「広島−阪神」(30日、マツダスタジアム)
阪神は佐藤輝が2試合ぶり、木浪が3試合ぶりにそれぞれスタメンに復帰した。先発の村上は今季2度目の広島戦。前回対戦4月9日(甲子園)では、7回無失点で勝ち投手となって今季初勝利を挙げた。
広島の先発は床田。両チームスタメンは以下の通り。
【阪神】
1番・中堅 近本
2番・二塁 中野
3番・右翼 森下
4番・一塁 大山
5番・左翼 ノイジー
6番・三塁 佐藤輝
7番・捕手 坂本
8番・遊撃 木浪
9番・投手 村上
【広島】
1番・中堅 秋山
2番・右翼 野間
3番・三塁 小園
4番・一塁 松山
5番・捕手 坂倉
6番・左翼 宇草
7番・遊撃 矢野
8番・二塁 菊池
9番・投手 床田
2024年04月30日 17:20
◆ 今季初のスタメンで2シーズンぶりの1試合3安打をマーク
レギュラーシーズンでスタメンコールされるのは、実に昨年の7月以来だった。
28日のスワローズ戦に「6番・三塁」での出場を告げられたのも試合当日。それでも、タイガースの糸原健斗の心は、1ミリも揺らぐことはなかった。
「準備してるんで。いつも通り試合に入るだけでした」
その言葉を裏付けるように、第1打席から快音を響かせた。
スコアレスで迎えた2回無死一・二塁での好機。先発・小澤怜史の外角低めに落ちるフォークに「食らいついた」という打球は中堅手の前で弾んだ。先制点奪取。何より、背番号33が叩きだした1点に満員の甲子園はどっと沸いた。
ファン、同僚、コーチ…みんなが糸原の献身、目の前の1打席に懸ける思いを知っている。第2打席も内角のボールを逆方向の左翼前に落とす芸術的なバットコントロールでマルチ安打を記録。第4打席も再び左前に運び、2シーズンぶりの1試合3安打をマークした。
「1打席しかないぐらいの気持ちで4打席立って、それが良い結果につながったと思いますね」
岡田彰布監督は昨年、前年までレギュラー格だった糸原を左の代打の「切り札」としてベンチに置いた。
「代打」と簡単には言っても、実情は違った。
「その1打席で1日が終わる日だってあるし、出番が巡ってこない日だってある。準備をしっかりしておかないと結果は出ない」
プレーボールの瞬間にグラウンドへ飛び出す先発メンバーと違って、準備の仕方も違う。当初は戸惑いながらも代打で無類の勝負強さを発揮してきた先輩の原口文仁も参考に新たな仕事へ順応。チーム18年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。
◆ 「絶対にチャンスは来る」
ただ、糸原の中で「レギュラー」への思いは消えていない。いや、むしろ強くなっていた。
「1年間同じメンバーで戦えることは難しい。絶対にチャンスは来る」
自身と同じようにベンチスタートの後輩選手にもそんな言葉をかけながら出番をずっと待っていた。
開幕から三塁で起用され続ける佐藤輝明が極度の不振に陥るなかで、糸原は24日のベイスターズ戦から代打で3打席連続安打。
指揮官も「最近の内容を見ていていつか(スタメンで)いこうかという感じだった」とタイミングをうかがってきた中での今季初スタメンだった。
試合後、球場の熱気とは対照的に淡々と言葉をつないだ仕事人だったが、久々の三塁守備につき攻守のリズムを感じた1日について聞くと少しだけうなずいた。
「久しぶりに超満員の甲子園で守備について4打席立てたんで。それで良い結果も出て良かった」
先発出場した充実感と、競争を欲する闘争心が垣間見えた瞬間だった。
文=チャリコ遠藤(スポーツニッポン・タイガース担当)
2024年04月30日 17:19
2022年途中にエ軍からフィリーズへ…マーシュが語る現在地
2022年途中までエンゼルスでプレーしたフィリーズのブランドン・マーシュ外野手が精彩を放っている。29日(日本時間30日)終了時点で打率.281、6本塁打、OPS.855をマーク。強力打線の一角として活躍している。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の記事によると、フィリーズ移籍で「選手としても人間としても人生が変わった」と述べている。
フィリーズはこの日から敵地でエンゼルスとの3連戦。マーシュは1年9か月ぶりにエンゼルスタジアムに戻って来た。「フィラデルフィアに来て、選手としても人間としても人生が変わったよ」と語る。
2016年ドラフト2巡目でエンゼルスに入団し、2021年にメジャーデビューした。2022年途中にローガン・オハッピー捕手とのトレードでフィリーズに移籍するまで、エンゼルスでは計163試合で打率.239、10本塁打をマークした。大谷翔平投手と仲が良かったことでも知られる。フィリーズ移籍後は同年が41試合で打率.288、3本塁打。昨年は133試合で打率.277、12本塁打、60打点で、今季はさらなる飛躍が見込めるスタートを切った。
「(今とは)違う奴に見えるよ」。マーシュはこうエンゼルス時代を振り返る。「まだ僕は若いけど、あの頃は本当に子どもみたいだった。自分の役割が何なのか、何をするためにそこにいるのか分かっていなかった。何の目的もなく、ただプレーしていたんだ」。
さらに「今は毎日が安定している」と語る。「それは経験とともに得られるものなんだ。自分の居場所がここにあるということを知っている。謙虚な意味で、自分がこのメンバーとともにフィールドに立つべき存在だと思っている。『もし悪いプレーをしたら、1週間ベンチに入れられるのかな』と思いながら、フィールドに来ることはもうない。アナハイムでは少しはそういう気持ちがあったから」と自信を口にした。フィリーズへの移籍により「選手としても人間としても変わった気がする。野球観も人生観も全て良い方向に向かった」と振り返る。
左打者のマーシュにとって、エンゼルス時代からの“懸念材料”は左投手対策だ。フィリーズは今季、最初の26試合で左腕の先発投手11人と対戦し、マーシュはそのうち4試合に先発している。2023年は左腕の先発が51試合あった中で、15試合しか先発していなかった。今後は左投手相手でも、より出場機会が増えると見込まれている。
「何を期待されているかわかって球場に来ている」「アナハイムの時とは、少し状況が違う。(エンゼルスでは)ここ(フィリーズ)ほどは勝っていなかった。ここにはプランがある。プロセスがある。誰が打つのか、誰がプレーするのかはわかっている」とマーシュ。「すべてが良い方向に変わったよ」「すごくハッピーだし、恵まれているよ」とも語っている。新天地で光り輝く26歳。今後の飛躍が期待される。(Full-Count編集部)
2024年04月30日 16:58
DeNAは30日、7月15日(祝・月)〜17日 (水)対広島を対象に開催される『キッズSTAR☆NIGHT 2024 Supported by J:COM』の特別企画として、「第4回横浜DeNAベイスターズオリジナルチームウェアデザイン募集」を行うことを発表した。
2024年04月30日 16:53
米誌が大谷翔平とテオスカー・ヘルナンデスの友情について特集
今季からドジャースでプレーするテオスカー・ヘルナンデス外野手は明るい性格で、チームの盛り上げ役にもなっている。本塁打を放った選手にひまわりの種を投げつける担当でもある。大谷翔平投手とも仲が良く、会話しているシーンがよく見られるが、2人にとって第2言語である英語でコミュニケーションを取ることが多いという。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」が「ドジャース新加入のショウへイ・オオタニとテオスカー・ヘルナンデスは言葉の壁が妨げになっていない」との見出しで2人の関係を詳細に伝えている。
ヘルナンデスはドミニカ共和国出身の31歳。大谷に新しい日本語のフレーズを教えてくれるよう日々お願いしているという。仲良くなったキッカケは2021年オールスターゲームで、以降は対戦するたびに挨拶を交わしてきた。昨年4月、エンゼルスの大谷がマリナーズのヘルナンデスに死球を与えた時はドラマチックに謝罪した。ヘルナンデスがドジャースと契約した後、インスタグラムに大谷からチームメートになることができてうれしいという内容のDMが英語で入っていた。
春季キャンプでは、クラブハウスで2人はすぐに仲良くなろうとした。2人ともお互いの存在があるから新しいチームで居心地が良いという。共に第2言語で意思の疎通を図っている点が珍しい。ヘルナンデスによると、2人の間では通訳のウィル・アイアトン氏を介さない。それよりも英語と大げさなハンド・ジェスチャーや表情でなんとかすることを好む。
「彼は英語がかなり分かるし、僕も同じだ」とヘルナンデス。「でも、時々僕が何か言って、彼がすぐに理解できない時があって、そういう時は自分のやり方で説明しなくちゃならないんだけど、彼が理解しているかが分からない。それは僕らの仕事の一部だと思う。お互いを理解し合って、助け合って、学ぶことが。僕らは言葉を一緒に学んでいる」と語る。「オオタニのスペイン語はとても上手い」
ヘルナンデスはブルージェイズでプレーした時は菊池雄星投手と仲が良かった。大谷はメジャーでのキャリアを通じて、多くのスペイン語を話す選手とプレーしている。だが、母国語が異なる選手とこれだけ仲良くなるのはお互いに初めてだ。では、ヘルナンデスの日本語と大谷のスペイン語はどちらの方がうまいのだろうか?
大谷はヘルナンデスと述べたそうだが、ヘルナンデスは“異議”を唱える。「オオタニのスペイン語はとても上手い。(スペイン語について)多くのことを知っている。混乱した時は聞いてくるんだ。『これどうやって言うの?』『なぜこういう言い方をするの?』『なんでそういう発音なの?』ってね」
ヘルナンデスはさらに「日本は米国やドミニカとはかなり違うと思う。彼らの文化を知ることができるのはいいこと。それが気に入っている。日本には1度行ったことがある。韓国は2度目のアジア訪問だったが、(アジアは)あまりに違う。アジアの国について興味がある。もっと学びたい」と語る。英語を通じて大谷とヘルナンデスの絆は深まっている。(Full-Count編集部)
2024年04月30日 16:20
巨人は30日、フォスター・グリフィン投手と井上温大投手の出場選手登録を抹消。今村信貴投手と京本眞投手が昇格した。
グリフィンは前日のヤクルト戦で4回8失点の大炎上。井上は3番手で登板し、2回1失点だった。
グリフィンは右腹直筋筋損傷で8日に登録抹消となり、前日の試合が復帰戦。本調子には遠く、阿部監督は「見切り発車させてしまったかなと思って。僕が反省してます」と語っていた。
2024年04月30日 16:19
ソフトバンクは30日、牧原大成内野手が佐賀市内の病院を受診してMRI検査を受けた結果、右内腹斜筋損傷と診断されたと発表した。競技復帰まで1〜2カ月かかる見通し。この日からリハビリ移管となった。
牧原は28日の試合前練習中にアクシデントがあり、同日中に出場選手登録を抹消されていた。
2024年04月30日 15:39
ロッテは30日、5月6日西武戦(ZOZOマリンスタジアム、14時00分試合開始)に歌舞伎俳優の尾上眞秀さんが来場し、試合前にセレモニアルピッチを行うことになったと発表した。
2024年04月30日 15:25
28日の練習中に右脇腹を痛めていた
ソフトバンクは30日、牧原大成内野手が佐賀市内の病院でMRI検査を行い、右内腹斜筋損傷と診断されたと発表した。競技復帰まで1〜2か月。同日よりリハビリ移管となる。
牧原大は今季22試合に出場し、打率.280、本塁打なしの4打点だった。4月28日の練習中に右脇腹を痛めて離脱。出場選手登録から抹消されていた。
今季は主に「9番・二塁」を任されており、破壊力のある鷹打線のなかで“黒子”的な存在として、首位を走るチームに欠かせない存在だった。牧原大との入れ替わりで三森大貴内野手が登録されていた。
31歳の牧原大は2010年育成ドラフト5位で入団。2012年に支配下選手登録され、ユーティリティとして活躍してきた。野球日本代表「侍ジャパン」の一員として、昨春のWBC制覇に貢献した。(Full-Count編集部)
2024年04月30日 15:22
「西武−日本ハム」(30日、ベルーナドーム)
日本ハム・斎藤友貴哉投手が30日、1軍に合流した。右腕は一昨年10月にトレードで阪神から移籍。昨年2月に右膝の前十字靱帯を断裂する大けがを負い、同3月に再建術を行っていた。
リハビリを経て、今年2月に打者相手への投球を再開。ファームでは8試合に登板し、防御率2・00で投球回以上の三振を奪うなど状態を上げていた。
2024年04月30日 15:21
ミズノは30日、今季からメジャーリーグでプレーしているカブス・今永昇太投手(30)とパドレス・松井裕樹投手(28)と新たにミズノブランドアンバサダー契約を締結したことを発表した。
両選手ともにNPB時代からミズノのグラブ、スパイク、その他野球用具を使用しており、今後もこれまで同様にミズノ製用具の使用とミズノ野球品開発に協力する。契約期間は今永が2024年1月1日から2年間、松井が2024年1月1日から3年間となっている。
2024年04月30日 15:10
シャーザーが提唱「電子ストライクゾーンで審判をランキングさせればいい」
通算214勝でサイ・ヤング賞3度を誇るレンジャーズのマックス・シャーザー投手が“審判降格制度”を提唱して話題になっている。
2024年04月30日 14:27
日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝が30日、都内で開かれた。
既に本格的な見直しが検討されている現行のフリーエージェント(FA)制度についても話し合った。国内FA権の取得年数は1年短縮し大学、社会人出身は6年、高校出身は7年に変更する議論が行われ、1年短縮の場合、現行規定で1シーズン145日の取得日数を増やす提案も出た。
日数を増やす場合は一部の主力選手とレギュラーではない選手との“格差”が生まれる可能性は否定できず、日本プロ野球選手会の森事務局長は「全選手(のFA取得年数)が短くなるようにならないと意味がない」と難色を示した。今後も慎重に議論を進めていく。
2024年04月30日 14:25
ドジャースは29日のダイヤモンドバックス戦に44打席三振ゼロで勝利
■ドジャース 8ー4 Dバックス(日本時間30日・フェニックス)
ドジャースは29日(日本時間30日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦に8-4で勝ち、カード初戦を白星スタートとした。大谷翔平投手は「2番・指名打者」で出場し、4打数2安打1打点1四球だった。この日、ドジャースの打者が計44打席で喫した三振はなく、無三振ゲームは2006年8月28日のレッズ戦以来、18年、6454日ぶりの“快挙”で、日米のファンも「地味に凄い」と興味を示していた。
米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者がX(旧ツイッター)に投稿。「ドジャースは今日の試合で1個も三振を記録していない。四球は8個マークした」と記録を紹介した。
試合後、デーブ・ロバーツ監督は「戦った打席が多かった。18年間だから、その間にたくさんの試合をしたことになる。全選手を称えたい」とコメント。ドジャースの今季のここまでの最少三振は3個で、4月27日のブルージェイズ戦など2度記録。最多三振は14個で4度もあった。
珍しい勝利にファンも即座に反応。米ファンからは「マジかよ。クレイジーだな」「簡単なことではない。このチームには辛抱強さがある!」「アメージング!」「信じられない」と驚愕。日本のファンも「これかなり珍しいな」「なんか凄い」「まあまあ珍しい気がする」「地味に凄い」などと反応していた。(Full-Count編集部)
2024年04月30日 14:23
○ オリオールズ 2-0 ヤンキース ●
<現地時間4月29日 オリオール・パーク・アット・カムセンヤーズ>
ボルティモア・オリオールズが地区首位ヤンキースとの4連戦に先勝。ガーナー・ヘンダーソン内野手(22)がMLB全体トップに並ぶ10号本塁打を放った。
オリオールズは初回、1番ヘンダーソンが7球目のナックルカーブを捉え、右翼スタンドへ先頭打者アーチ。エンゼルスのトラウトに並んで全体トップとなる10号本塁打で幸先良く先制に成功した。
オリオールズはこの先制リードを4投手による完封リレーで守り切り、首位攻防戦に先勝。ゲーム差無しながら、勝率でヤンキースを上回り、地区首位に浮上した。
ヘンダーソンはデビュー2年目の昨季150試合に出場し、打率.255、28本塁打、82打点、OPS.814の成績でチームの地区優勝に貢献。アメリカン・リーグの新人王を獲得した。今季は正遊撃手として全28試合に出場し、打率.289、10本塁打、23打点、OPS.984と昨季を上回るペースで数字を残している。