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2022年07月01日 13:44
新日本プロレスは1日、3日から始まる後楽園ホール3連戦に出場を予定していた4選手の欠場を発表した。 この日の団体の発表ではアレックス・コグリンが左足肉離れのため、YOHが新型コロナウィルス陽性のため、中島佑斗が左ヒジ負傷のため、DOUKIが新型コロナウィルス陽性者との濃厚接触のため欠場となる。これにより対戦カードが一部変更となった。 YOHは5日後楽園大会から復帰を予定。同大会では後藤洋央紀、YOSHI―HASHIと組んでNEVER無差別級6人タッグ王者のEVIL、高橋裕二郎、SHO組に挑戦することが決定している。
2024年05月07日 05:00
厳しい現実が突きつけられた。日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER(AT)」(6日、東京・日本武道館)で新日本プロレスの内藤哲也(41)は、ノアのジェイク・リー(35)に6人タッグ戦で敗れた。その悔しさに拍車をかけたのが、会場の空席が目立ったことだ。観客動員数が4583人(主催者発表)にとどまった事実を受け止めつつ、ATの今後についても緊急提言した。
昨年6月の両国大会以来となる第4回大会で、内藤はジェイクのFBS(串刺しフロントハイキック)で3カウントを奪われた。屈辱の敗戦と同等に悔しさをあらわにしたのが、興行としても大きな成功を収められなかったことだ。
今大会には新日本、ノア、DDT、ドラゴンゲート、大日本プロレス、スターダムの6団体が参加。しかし観客動員は同会場で2011年8月に行われた第1回大会の1万7000人と比べ、3分の1以下となってしまった。
大会後に取材に応じた内藤は「負けた俺が偉そうなことは言えませんが」と前置きしつつ、こう続けた。「確かに日程だったり、原因を探せばいろいろ出てくるのかもしれない。でも、そもそもこれだけの数の団体が一つのリングに集まるだけで、超満員にするくらいの期待感を集めないといけないですよね。単純に集客に関しては悪いのは俺らレスラーであって、やはり悔しいですよ」
ましてやこの日は、ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)がルイス・ネリ(メキシコ)に6ラウンドTKO勝利し、東京ドームに4万3000人を動員した。内藤は「何ならほぼ一人で4万人以上集めてるわけですから。ジェイク・リーに負けたことも悔しいですけど、井上尚弥選手一人にプロレス界が負けたのかなと考えると…。その点は選手一人ひとりが今日という日を悔しいと思わないといけないと思いますよ」と完敗を認めた。
一方で問題点もある。すでに6月15日に札幌大会が決定済みのATは、この1年で3回という乱発傾向にある。「このペースではどうしても新鮮味は薄れますし、期待感も集めにくいですよね」と分析。能登半島復興支援チャリティーという目的であれば違ったアプローチがあってもいいと持論を展開し、高橋ヒロムが提案した被災地での無料興行開催を強く支持した。
内藤の印象に強く残っているのは13年7月に岩手・宮古魚菜市場で新日本が開催した東日本大震災復興支援チャリティープロレスだ。多くの被災者と直接触れ合い、プロレスの魅力を再確認した。「大会場を札止めにして義援金が送れたら、それは素晴らしいと思いますよ。でもプロレスの一番の力って心に響かせる、訴えかけるものだと俺は思っていて。札幌大会の後でもいいですし、何ならATじゃなくてもいいですよ。現地で被災者の方々にプロレスを通じて『俺も頑張ろう』というエネルギーを送ることも大事なことだと思いますね」
新世代の台頭で希望も見えた反面、課題も見えた今回のAT。プロレスの力が、今まさに試されているのかもしれない。
2024年05月06日 23:35
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、WBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=は、王者・井上尚弥(31)=大橋=に6回1分22秒TKOで敗れた。キャリア通算2敗目を喫した。ネリの通算成績は36戦35勝(27KO)2敗となった。
試合後は病院に直行し、予定されていた会見は中止となったが、インスタグラムのストーリーズを更新。「良い時も悪い時も」と切り出し、「皆さんの応援に感謝します。俺は大丈夫。できる限りのことをした」と伝えた。
絶対王者を相手に敵地をどよめかせた。衝撃のシーンは1回終盤。ネリが接近戦から左フックを井上に浴びせ、プロ初ダウンを奪った。しかし、その後は井上の猛攻の前に徐々に失速。2回にダウンを奪い返されると、5回にロープ際の攻防で井上の左フックを浴びて2度目のダウンを喫した。
さらにロープ際に追い詰められ、右ストレート浴びて3度目のダウン。戦意喪失し、TKO負けが宣告された。
その後はなかなか立ち上がれず、呆然。ただ、勝利者インタビューで、尚弥から感謝を示されると、晴れやかな表情を浮かべながらうなずき、握手を交わした。退場の花道では観客と握手する姿もあった。“悪童”と呼ばれた男が、最後は爽やかに姿を消した。
2024年05月06日 22:46
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、王者・井上尚弥(31)=大橋=がWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=を6回1分22秒TKOで下し、防衛に成功した。
ネットでは井上戦に関連し、「ロバート山本」がトレンド入り。リング上に上がり、勝利をおさめて退場する井上の後ろを歩くお笑いトリオ「ロバート」の山本博に注目が集まった。
山本はプロボクサーのライセンスを取ったことで知られ、実際に試合も経験。24年にはJBCのインスペクター(試合進行)のライセンスも取得するほどの本気度で、この日は真剣なまなざしで井上の試合をサポートした。
ネットでは「ロバート山本が気になってしょうがないw」、「ロバート山本なじみすぎw」、「試合に集中できないw」、「似てる人が映ってると思ったら本人」などの声が寄せられた。
2024年05月06日 22:46
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、王者・井上尚弥(31)=大橋=がWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=を6回1分22秒TKOで下し、防衛に成功した。
2024年05月06日 22:29
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、王者・井上尚弥(31)=大橋=がWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=を6回1分22秒TKOで下し、防衛に成功した。通算成績は27戦27勝24KO。初回にはまさかのプロ初ダウンを喫したが、そこから3度のダウンを奪い返しての完勝。「ちょっと出だし気負っていた部分があったと思うので、ダウンして冷静に立て直せた。逆にあのダウンがあったからこその戦い方ができたと思う」と苦笑いしながら振り返った。
歴史的な一戦で“悪童”をたたきのめした。ただ、1回には接近戦からネリの左フックをもろに浴びてリング上にはいつくばり、まさかのプロ初ダウンを喫した。衝撃の場面について「ダメージはさほどなかった。パンチの軌道が読めなかったので、1ラウンド目とあってダウンはしたが、全然引きずることはなく、2回からポイントを計算しようかなと。冷静に戦うことができた。2回にダウンを奪って、気持ち的にリセットできた」と振り返った。
34年ぶりとなる東京ドーム興行で、気負いも少なからずあったという。「自分にとって東京ドームでやることに関して、ものすごいパワーももらったが、重圧やプレッシャーもあったと振り返って思う。入場で東京ドームの景色を見て、舞い上がってはないが、ちょっと浮き足(立った)というか、そういう感じだったのかなと。(試合中に)そういうシーンはありましたね」。ただ、最終的には劇的なKO勝利で締めくくり、「自分の中でも激闘という試合ができたんじゃないかなと。1ラウンド目にダウンを喫したが、最終的にはKOで勝つことができたので、自分の中でいいキャリアを積むことができた」と胸を張った。
試合後の井上の会見での一問一答は次の通り。
−試合を振り返って。
「本日は自分の中でも激闘という試合ができたんじゃないかなと。(苦笑いしながら)1ラウンド目にダウンを喫したが、最終的にはKOで勝つことができたので、自分の中で良いキャリアを積むことができたのかなと」
−ダウンの影響
「ダメージはさほどなかった。パンチの軌道が読めなかったので、1ラウンド目とあってダウンはしたが、全然引きずることはなく、2回からポイントを計算しようかなと。冷静に戦うことができた」
「ちょっと出だし気負っていた部分があったと思うので、ダウンして冷静に立て直せた。逆にあのダウンがあったからこその戦い方ができたと思う」
「見切りもそうだが、主導権を握っていくと。気持ちの面で上回っていかないと行けない部分もあるので、駆け引きでやりました」
−東京ドームの大観衆の中でのプレッシャー
「自分にとって東京ドームでやることに関して、ものすごいパワーももらったが、重圧やプレッシャーもあったと振り返って思う。入場で東京ドームの景色を見て、舞い上がっては内が、ちょっと浮足(だった)というか、そういう感じだったのかなと。そういうシーンはありましたね」
−今後に向けて
「今後に向けて、また9月。リング上にサム・グッドマンが上がってきたが、グッドマンと交渉を進めていきたい。次戦は9月頃と聞いているので、またしっかり調整して戻ってきたい。それと今日獲得したWBCのダイヤモンドベルトは大橋会長にプレゼントしたい」
※隣にいた大橋会長は「マジで」とポツリ
2024年05月06日 22:29
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、王者・井上尚弥(31)=大橋=がWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=を6回1分22秒TKOで下し、防衛に成功した。通算成績は27戦27勝24KO。初回にはまさかのプロ初ダウンを喫したが、そこから3度のダウンを奪い返しての完勝。「ちょっと出だし気負っていた部分があったと思うので、ダウンして冷静に立て直せた。逆にあのダウンがあったからこその戦い方ができたと思う」と苦笑いしながら振り返った。
歴史的な一戦で“悪童”をたたきのめした。ただ、1回には接近戦からネリの左フックをもろに浴びてリング上にはいつくばり、まさかのプロ初ダウンを喫した。衝撃の場面について「ダメージはさほどなかった。パンチの軌道が読めなかったので、1ラウンド目とあってダウンはしたが、全然引きずることはなく、2回からポイントを計算しようかなと。冷静に戦うことができた。2回にダウンを奪って、気持ち的にリセットできた」と振り返った。
34年ぶりとなる東京ドーム興行で、気負いも少なからずあったという。「自分にとって東京ドームでやることに関して、ものすごいパワーももらったが、重圧やプレッシャーもあったと振り返って思う。入場で東京ドームの景色を見て、舞い上がってはないが、ちょっと浮き足(立った)というか、そういう感じだったのかなと。(試合中に)そういうシーンはありましたね」。ただ、最終的には劇的な勝利で締めくくり、「自分の中でも激闘という試合ができたんじゃないかなと。1ラウンド目にダウンを喫したが、最終的にはKOで勝つことができたので、自分の中でいいキャリアを積むことができた」と胸を張った。
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試合後の井上の会見での一問一答は次の通り。
−試合を振り返って。
「本日は自分の中でも激闘という試合ができたんじゃないかなと。(苦笑いしながら)1ラウンド目にダウンを喫したが、最終的にはKOで勝つことができたので、自分の中で良いキャリアを積むことができたのかなと」
−ダウンの影響。
「ダメージはさほどなかった。パンチの軌道が読めなかったので、1ラウンド目とあってダウンはしたが、全然引きずることはなく、2回からポイントを計算しようかなと。冷静に戦うことができた」
「ちょっと出だし気負っていた部分があったと思うので、ダウンして冷静に立て直せた。逆にあのダウンがあったからこその戦い方ができたと思う」
「見切りもそうだが、主導権を握っていくと。気持ちの面で上回っていかないといけない部分もあるので、駆け引きでやりました」
−東京ドームの大観衆の中でのプレッシャー。
「自分にとって東京ドームでやることに関して、ものすごいパワーももらったが、重圧やプレッシャーもあったと振り返って思う。入場で東京ドームの景色を見て、舞い上がっては内が、ちょっと浮足(だった)というか、そういう感じだったのかなと。そういうシーンはありましたね」
−今後に向けて。
「今後に向けて、また9月。リング上にサム・グッドマンが上がってきたが、グッドマンと交渉を進めていきたい。次戦は9月頃と聞いているので、またしっかり調整して戻ってきたい。それと今日獲得したWBCのダイヤモンドベルトは大橋会長にプレゼントしたい」
※隣にいた大橋会長は「マジで」とポツリ
2024年05月06日 22:23
全日本プロレス春の祭典「チャンピオン・カーニバル(CC)」Aブロック最終公式戦(6日、東京・後楽園ホール)でエース宮原健斗(35)が、デイビーボーイ・スミスJr.を下し優勝決定戦進出を決めた。
ともに5勝1敗の勝ち点10で迎えた最終公式戦はまさかの展開だった。大「健斗コール」に迎えられた宮原だったが、序盤にペースを奪われ場外で暴走するスミスを止められない。15分を経過してもスミスの猛攻にさらされ続け、ギロチンドロップ2連発をくらい意識がもうろうとなった。
25分過ぎ、ここまでタイガースープレックスホールド、ブルドックボムの大技を決められた宮原はグロッギー状態。それでも意地のブラックアウト(ヒザ蹴り)2連発で流れを一気に引き寄せると、最後は得意のシャットダウンスープレックスホールドで大逆転の3カウントを奪った。
試合後、マイクを持った宮原は「Aブロックを勝ち抜いたのはプロレス界で最も最高な男、宮原健斗だ!」と喜びを爆発。Bブロックを突破した斉藤ジュンをリングに呼び込み、「スーパースター、宮原健斗にかかってきなさい」と先輩の威厳を示した。
リングに現れたジュンから「宮原健斗、俺は練習生のころに『これから目標にしていいプロレスラーは誰ですか?』という質問に『宮原健斗です』と答えた。だが、あれは間違いだった。5月12日にお前を叩き潰してやる」と宣戦布告された。
再びマイクを持った宮原が「おい! 会場はどっちを支持するんだ? 満場一致で宮原健斗だ。横浜BUNTAI、最後に立っているのは宮原健斗だ」と言い放つと、ジュンから「DOOM!」とにらみつけられた。
2019年大会以来となる2度目の優勝に王手をかけた宮原は「今日ここに集まってくれたみんなは、俺のことが好きで好きでたまんないらしいな。BUNTAIも応援頼むぞ。全日本プロレス最高!」と絶叫し大会を締めた。
2024年05月06日 22:18
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、王者・井上尚弥(31)=大橋=がWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=を6回TKOで下し、防衛に成功した。
2024年05月06日 22:16
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、王者・井上尚弥(31)=大橋=がWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=を6回1分22秒TKOで下し、防衛に成功した。通算成績を27戦27勝24KOとした。
歴史的な一戦で、“悪童”をその拳で成敗してみせた。1回に接近戦からネリの左フックをもろに浴びて、まさかのプロ初ダウンを喫したが、その後は圧倒。3度のダウンを奪っての逆転勝利に、世界も驚きを持って報じた。
ESPNは「輝かしいキャリア初のダウンを喫したが、3度取り返して誰もが認める王座を防衛した」と綴り、ダウンについて「4万4000人の観衆がサプライズを目の当たりにした」と、表現した。英「インディペンデント」はダウンの場面を「驚くべき光景。また番狂わせが起こるかに見えた。ネリがこの祝典を冒とくした瞬間だったかのように見えた」とつづったが、驚異的な逆転劇に「手負いの井上が最も危険な『モンスター』かもしれない」と、驚嘆した。
井上は2回に仕切り直すと、カウンターの左フックを浴びせてダウンを奪い返した。3回からは激しい打ち合いを展開。4回中盤には互いに足を止めて、挑発しあう異例の場面もあった。5回には井上のパンチがクリーンヒットする場面が続き、徐々にネリが失速。ネリが頭をぶつけ、井上がクレームをつける場面も。ネリには大きなブーイングが飛んだ。その後、ロープ際の攻防で井上の左フックでネリが2度目のダウンを喫した。
井上は6回一気に攻勢に出て、中盤にロープ際に追い詰めると衝撃的な右ストレートを浴びせて、ネリは3度目のダウン。TKO決着となった。
勝利者インタビューで井上は「6年前に日本での因縁があったというのは観戦していたので、ファンの気持ちはしっかり受け止めていたが、東京ドームでの戦いは井上尚弥対ルイス・ネリ。自分はこの戦いに集中して心がけてきた。なので勝った瞬間はネリに感謝の気持ちで握手を求めにいきました」と、語った。
34年前の東京ドーム興行では、ヘビー級の3団体統一王者だったマイク・タイソンがジェームス・ダグラスの前にまさかのKO負け。“世紀の番狂わせ”と呼ばれた。ドームに巣くう魔物をもねじ伏せ、歴史的一戦で“怪物”が仁王立ちした。
◇東京ドーム・タイソンVSダグラス戦VTR(1990年2月11日) 88年3月、トニー・タッブスに圧勝した統一世界ヘビー級王者マイク・タイソンが再び東京ドームに襲来。相手のダグラスは格下とみられ、戦前はタイソンの楽勝が予想されていた。しかし、調整に失敗したのか動きが重く、ダグラスのスピーディーな攻撃に苦戦。8回に起死回生のダウンを奪うも、ロングカウントの疑惑もあってKOを逃した。タイソンは10回に連打を浴びて痛烈なダウンを喫し、そのままカウントアウト。デビューから連勝は37でストップ、鉄人の衝撃的な敗戦に世界中が驚いた。
2024年05月06日 22:04
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、王者・井上尚弥(31)=大橋=がWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=を6回1分22秒TKOで下し、防衛に成功した。通算成績を27戦27勝24KOとした。
那須川天心(25)=帝拳=がリングサイドで観戦。井上チャンピオンの強さについて「距離じゃないですか。距離の間合いの取り方。みんなパンチに注目しがちだが、相手が読めないタイミングでパンチを打っているので。(さらに自身で)なんでそれを打つかを理解している。そこが僕はすごいと思いました」と感嘆の声を上げた。
34年ぶりの東京ドーム興行で、日本人メインイベンターとして最高に盛り上げたが、キックボクサー時代の22年6月「THE MATCH」で、同会場のメインを務めたこともある那須川も刺激を受けた様子。「(今は)同じボクサーなので、ボクサーとして、東京ドームを次に埋められるなら俺しかいないかなという気はあるので」と対抗心を燃やし、「次の東京ドームはいつなのか(わからないが)、その時は絶対来ると思いますよ」と意欲を示した。
2024年05月06日 21:58
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、WBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=は、王者・井上尚弥(31)=大橋=に6回1分22秒TKOで敗れた。キャリア通算2敗目を喫した。ネリの通算成績は36戦35勝(27KO)2敗となった。
試合後は病院に直行し、試合後のインタビューは行われなかった。
“悪童”がリングに沈んだ。井上が1回に強烈な右を放つと、ドームが思わずどよめいた。ネリも前に出て応戦。左を豪快に振り回して、井上を威嚇した。衝撃のシーンは1回終盤。ネリが接近戦から左フックを井上に浴びせ、まさかのプロ初ダウンを奪った。
しかし、その後は井上の猛攻の前に徐々にネリが失速。2回にダウンを奪い返されると、5回にロープ際の攻防で井上の左フックを浴びて2度目のダウンを喫した。さらにロープ際に追い詰められ、右ストレート浴びて3度目のダウン。戦意喪失し、TKO負けが宣告された。
その後はなかなか立ち上がれず、呆然。ただ、勝利者インタビューで、尚弥から感謝を示されると、晴れやかな表情を浮かべながらうなずき、握手を交わした。退場の花道では観客と握手する姿もあった。
日本のボクシング界にとって、因縁の存在だった。ネリは17年のWBC世界バンタム級タイトルマッチでは山中慎介(帝拳)に挑戦したが、ドーピング検査で陽性反応、2018年3月1日に行われた、王者としての山中との再戦で、1回目の前日計量で55・8キロと2・3キロ超過。最終的に54・8キロと1・3キロ超過で失格となり、王座を剥奪された。試合にはTKO勝ちし、山中は引退を表明した。WBCはネリに無期限資格停止処分、日本ボクシングコミッション(JBC)は日本でのボクシング活動停止処分を下し、ネリは日本ではすっかり「悪童」のニックネームと悪役のイメージが定着することになった。
厳しい体重管理とドーピング検査が求められた今回の一戦では、しっかりと調整を積み、前日計量は異例の500グラムアンダーでクリア。「死を覚悟して戦いに挑みたい。KOで必ず勝ちます」と、決死の覚悟を語っていたが、怪物には届かなかった。
2024年05月06日 21:47
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、王者・井上尚弥(31)=大橋=がWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=を6回1分22秒TKOで下し、防衛に成功した。
2024年05月06日 21:38
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、王者・井上尚弥(31)=大橋=がWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=を6回1分22秒TKOで下し、防衛に成功した。通算成績を27戦27勝24KOとした。
歴史的な一戦で、“悪童”をその拳で成敗してみせた。1回に強烈な右を放つと、ドームが思わずどよめいた。ネリも前に出て応戦。左を豪快に振り回して、井上を威嚇した。接近戦からネリの左フックをもろに浴びて、まさかのプロ初ダウンを喫した。
しかし、2回に仕切り直すと、カウンターの左フックを浴びせてダウンを奪い返した。3回からは激しい打ち合いを展開。4回中盤には互いに足を止めて、挑発しあう異例の場面もあった。5回には井上のパンチがクリーンヒットする場面が続き、徐々にネリが失速。ネリが頭をぶつけてきて、井上がクレームする場面も。ネリには大きなブーイングが飛んだ。その後、ロープ際の攻防で井上の左フックでネリが2度目のダウンを喫した。 井上は6回一気に攻勢に出て、中盤にロープ際に追い詰めると衝撃的な右ストレートを浴びせて、ネリは3度目のダウン。KO決着となった。
井上は試合後の勝利者インタビューで「プレッシャーがあったんですけど、皆さんが声が僕の力になりました。本当にありがとうございました。倒した瞬間は最高の気持ちでしたけど」と語り、1回のプロ初ダウンについては「1ラウンド目のサプライズ、たまにはいかがでしょうか?」と笑って話した。「ボクサーということでそういうシーンは燃え上がるところがある。非常にハイテンションで試合をしていました」と、振り返った。
ダウンを奪われた後にはついては、父や弟の拓真と話したことについては「覚えてないですよ。自分自身必死だったんで。ダウンした瞬間に落ち着いて対処することができた。普段のイメトレがこうして出たと思う。ダウンした瞬間のことなんて覚えてるわけないじゃないですか。勘弁してくださいよ」と、笑った。
2024年05月06日 21:38
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、王者・井上尚弥(31)=大橋=がWBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=を6回KOで下し、防衛に成功した。通算成績を27戦27勝24KOとした。
いきなり一回、プロ初のダウンを喫したが、そこから倍返し。4回には足を止めて右手で自身のあごをちょんちょんとしながら、「ここ、ここ」とネリを挑発する場面も。メンタルの強さ、衝撃的なKO劇にネットも驚き。「クソ強い」、「えげつねえす」、「マジでモンスター」などの声が上がった。
1回、接近戦からネリの左フックをもろに浴びて、まさかのプロ初ダウン。しかし、2回に仕切り直すと、カウンターの左フックを浴びせてダウンを奪い返した。3回からは激しい打ち合いを展開。4回中盤には互いに足を止めて、挑発しあう異例の場面もあった。5回には井上のパンチがクリーンヒットする場面が続き、徐々にネリが失速。6回一気に攻勢に出た井上がけりをつけた。
2024年05月06日 21:27
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
34年ぶりに東京ドームでボクシング興行が行われ、WBC同級1位の挑戦者ルイス・ネリ(29)=メキシコ=は、王者・井上尚弥(31)=大橋=に6回1分22秒TKOで敗れた。キャリア通算2敗目を喫した。ネリの通算成績は36戦35勝(27KO)2敗となった。
“悪童”がリングに沈んだ。井上が1回に強烈な右を放つと、ドームが思わずどよめいた。ネリも前に出て応戦。左を豪快に振り回して、井上を威嚇した。衝撃のシーンは1回終盤。井上が接近戦からネリの左フックをもろに浴びて、まさかのプロ初ダウンを喫した。
しかし、2回に仕切り直すと、カウンターの左フックを浴びせてダウンを奪い返した。
3回からは激しい打ち合いを展開。4回中盤には互いに足を止めて、挑発しあう異例の場面もあった。5回には井上のパンチがクリーンヒットする場面が続き、徐々にネリが失速。ネリが頭をぶつけて、井上がクレームをつける場面も。ネリには大きなブーイングが飛んだ。その後、ロープ際の攻防で井上の左フックでネリが2度目のダウンを喫した。
井上は6回にロープ際に追い詰めると、圧巻の右ストレート浴びせ、ネリは3度目のダウン。戦意喪失し、マウスピースを外し、TKO負けが宣告された。
日本のボクシング界にとって、因縁の存在だった。ネリは17年のWBC世界バンタム級タイトルマッチでは山中慎介(帝拳)に挑戦したが、ドーピング検査で陽性反応、2018年3月1日に行われた、王者としての山中との再戦で、1回目の前日計量で55・8キロと2・3キロ超過。最終的に54・8キロと1・3キロ超過で失格となり、王座を剥奪された。試合にはTKO勝ちし、山中は引退を表明した。WBCはネリに無期限資格停止処分、日本ボクシングコミッション(JBC)は日本でのボクシング活動停止処分を下し、ネリは日本ではすっかり「悪童」のニックネームと悪役のイメージが定着することになった。
厳しい体重管理とドーピング検査が求められた今回の一戦では、しっかりと調整を積み、前日計量は異例の500グラムアンダーでクリア。「死を覚悟して戦いに挑みたい。KOで必ず勝ちます」と、決死の覚悟を語っていたが、怪物には届かなかった。