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2024年05月07日 05:00
厳しい現実が突きつけられた。日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER(AT)」(6日、東京・日本武道館)で新日本プロレスの内藤哲也(41)は、ノアのジェイク・リー(35)に6人タッグ戦で敗れた。その悔しさに拍車をかけたのが、会場の空席が目立ったことだ。観客動員数が4583人(主催者発表)にとどまった事実を受け止めつつ、ATの今後についても緊急提言した。 昨年6月の両国大会以来となる第4回大会で、内藤はジェイクのFBS(串刺しフロントハイキック)で3カウントを奪われた。屈辱の敗戦と同等に悔しさをあらわにしたのが、興行としても大きな成功を収められなかったことだ。 今大会には新日本、ノア、DDT、ドラゴンゲート、大日本プロレス、スターダムの6団体が参加。しかし観客動員は同会場で2011年8月に行われた第1回大会の1万7000人と比べ、3分の1以下となってしまった。 大会後に取材に応じた内藤は「負けた俺が偉そうなことは言えませんが」と前置きしつつ、こう続けた。「確かに日程だったり、原因を探せばいろいろ出てくるのかもしれない。でも、そもそもこれだけの数の団体が一つのリングに集まるだけで、超満員にするくらいの期待感を集めないといけないですよね。単純に集客に関しては悪いのは俺らレスラーであって、やはり悔しいですよ」 ましてやこの日は、ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)がルイス・ネリ(メキシコ)に6ラウンドTKO勝利し、東京ドームに4万3000人を動員した。内藤は「何ならほぼ一人で4万人以上集めてるわけですから。ジェイク・リーに負けたことも悔しいですけど、井上尚弥選手一人にプロレス界が負けたのかなと考えると…。その点は選手一人ひとりが今日という日を悔しいと思わないといけないと思いますよ」と完敗を認めた。 一方で問題点もある。すでに6月15日に札幌大会が決定済みのATは、この1年で3回という乱発傾向にある。「このペースではどうしても新鮮味は薄れますし、期待感も集めにくいですよね」と分析。能登半島復興支援チャリティーという目的であれば違ったアプローチがあってもいいと持論を展開し、高橋ヒロムが提案した被災地での無料興行開催を強く支持した。 内藤の印象に強く残っているのは13年7月に岩手・宮古魚菜市場で新日本が開催した東日本大震災復興支援チャリティープロレスだ。多くの被災者と直接触れ合い、プロレスの魅力を再確認した。「大会場を札止めにして義援金が送れたら、それは素晴らしいと思いますよ。でもプロレスの一番の力って心に響かせる、訴えかけるものだと俺は思っていて。札幌大会の後でもいいですし、何ならATじゃなくてもいいですよ。現地で被災者の方々にプロレスを通じて『俺も頑張ろう』というエネルギーを送ることも大事なことだと思いますね」 新世代の台頭で希望も見えた反面、課題も見えた今回のAT。プロレスの力が、今まさに試されているのかもしれない。
2024年05月19日 12:04
「邪道」大仁田厚が6月9日、名古屋国際会議場イベントホールで行われるGLEATの「GLEAT Ver.EX」大会での電流爆破マッチで激突するカズ・ハヤシのバースデーを祝った。
大仁田は19日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。18日に51歳の誕生日を迎えたカズに対し、「#お誕生日おめでとう」のハッシュタグのもと書き始めると「名古屋大会で電流爆破で燃え尽きるまで頑張れ(笑)」と呼びかけた。
7月1日の同団体TOKYO DOME CITY HALL大会で引退するカズは引退表明後、敬愛する大仁田との電流爆破マッチでの対戦を熱望。これに呼応する形で、今月11日、サッカーJ1の川崎―札幌戦試合前のとどろきスタジアムで開催された大仁田参戦の「ボーイズビーアンビシャス」イベントにGLEATの河上隆一が乱入。大仁田に「カズ・ハヤシの引退試合、この俺をタッグパートナーにどうですか? 俺は電流爆破で俺自身を燃やし尽くしたいんです!」と猛アピール。
大仁田も河上の希望に応え、河上、さらに共にアジアタッグを戴冠したこともあるヨシ・タツと組んでのGLEAT参戦を決意。カズもCIMA、田中稔という同団体の顔的存在の2選手とタッグを組んでの激突が決まっている。
2024年05月19日 10:00
【プロレス蔵出し写真館】静かな佇まいをみせる東京・赤坂周辺に怪しげな男が出没した。女子高生も距離を取って歩いていた(写真)。
幅広のネクタイ、黒のロングコートに黒い帽子。そして革手袋。時おり長髪の間からのぞく鋭い目。地獄の墓堀人ジ・アンダーテイカーだ。
アンダーテイカーは、今から40年前の1994年(平成6年)1月22日、米ロードアイランド州プロビデンスで行われたWWF(現WWE)「ロイヤル・ランブル」でヨコズナの世界ヘビー級王座に「棺桶マッチ」で挑戦。相手を棺桶に入れて完全にフタをしめて勝利となる試合形式だ。
アンダーテイカーはジャンピングDDTを決め、ヨコズナを棺桶に叩き込み勝利目前。しかし、フタを閉めかけたところにクラッシュが乱入して救出。WARから参戦していた天龍源一郎とザ・グレート・カブキもリングに上がるとアンダーテイカーに合体ラリアートを見舞う。さらにバンバン・ビガロやディーゼルら悪党軍団も加わって袋叩きにした。
ついにアンダーテイカーは棺桶で眠ることとなった。それでも不死身のアンダーテイカー、運び出される棺桶から緑色煙が吹き上がると巨大スクリーンに「私の魂はお前たちに一生取りつく。この仕打ちは巡り巡ってお前たちに振りかかるだろう」とメッセージが流れた。
アンダーテイカーは3月20日に米ニューヨークMS・Gで行われた祭典「レッスルマニア10」も欠場。所在不明となっていたが、同月22日、赤坂で目撃されたのだった。
前置きが長くなったが、これは5月7〜11日のWWF日本初興行「マニアツアー」のプロモーション。WWFは90年4月13日に東京ドームで全日本プロレス&新日本プロレスと合同興行「日米レスリングサミット」を行っているが、初の単独開催が決定していた。
25日にはWAR事務所で、天龍とともにアンダーテイカーはPR会見に臨んだ。
さて、満を持して開催された「マニアツアー」は惨たんたる結果に終わりWWFの黒歴史ともいわれる。発表された観衆は7日、横浜アリーナ8056人。8日、名古屋レインボーホール6735人。9日、大阪城ホール7120人。11日、札幌月寒ドーム4646人。発表は3割増しだろうか…4会場とも閑古鳥が鳴く有り様。広い会場に空席ばかりが目立っていた。
この大会は大手イベント会社のキョードー東京が協力していたが、同社がプロレスを手掛けるのが初めてということもあり、観客動員に苦戦したといわれた。「今回はまだマーケットが見えなかった。次も前向きに検討しているので、何がよくて何が悪かったか、よく整理します」と、同社は第2弾興行もサポートする意向を示した。
映像でWWFを見ていた関係者、ファンからは演出効果も指摘された。派手な入場シーンがなく、パフォーマンスも少なかった。日本のファンを意識したのかアメリカンプロレスを控えめにしていた。
試合内容にクレームをつけたのは天龍だった。大阪でのヨコズナとのシングル戦で場外乱闘になり、アッという間に両者リングアウトの裁定が下った。「唐突に鐘が鳴った。アメリカじゃ観客に危険が及ぶので外に出るのは敏感だが、あれじゃ何もできない。本当に頭にきた」。本部席のJ・J・デュラン、ブラックジャック・ランザに机を放り投げ怒り心頭だった。
WWF極東担当の佐藤昭雄は「70%ぐらいのいい感触があった。あとの30%は浸透力と営業力に関係してくる。暮れとかは大きな団体がやるので、その前の秋口にやりたい」と第2弾興行へ意欲を語った。
日本ツアー最終日の11日、参加選手はリング上の抗争を休戦して「MANIA TOUR ありがとう!!」の看板とともに記念撮影に納まった。前列左から1―2―3キッド、ドインクとディンク、世界女子王者アランドラ・ブレイズ、ヨコズナのマネジャー、ミスター・フジ、手前はリック・マーテル、オーエン・ハート、世界タッグ王者チームヘッドシュリンカーズのサムゥ、ボブ・バックランド、中後列左からタタンカ、ランディ・サベージ、スモーキング・ガンズのバート・ガンとビリー・ガン、手前に世界ヘビー級王者のブレット・ハート、アンダーテイカーのマネジャー、ポール・ベアラー、アンダーテイカー、天龍、ヨコズナ、ビガロ、アダム・ボム、ヘッドシュリンカーズのファトゥ。
ところで、失敗に懲りたのか、WWFが2度目となる日本公演を行ったのは約8年後の2002年(平成14年)だった。
3月1日の横浜アリーナ大会は、前回と打って変わり凄かった。チケットは前売りで完売。600枚の当日券を求め、前日の朝7時から並んだという大学生を先頭に1000人以上が長蛇の列を作った。チケットを手にできなかったファンも、会場の外から声援を送るという異常熱気。
グッズ売り場には開場直後からファンが殺到。限定グッズやザ・ロック、ストーンコールドスティーブ・オースチンのTシャツ、7000部用意した和訳付きパンフレットは早々と完売した。「グッズだけで2000万以上の売り上げ」(関係者)と破格のセールスを記録した。
観衆は超満員札止めの1万6000人。WWFは見事、8年前の雪辱を果たしたのだ。ロックはテレビ解説の武藤敬司に握手を求めて大喝采を浴びた。エンターテインメントプロレスにファンは酔いしれた。
90年代は、それがまだ早すぎた時代だった(敬称略)。
2024年05月19日 07:54
◆プロレスリング・ノア「SUNNY VOYAGE」(18日、横浜ラジアントホール)観衆244
プロレスリング・ノアは18日、横浜ラジアントホールで「SUNNY VOYAGE」を開催した。
メインイベントで昨秋から新日本プロレスからNOAへ「国内武者修行中」の大岩陵平が潮崎豪と初の一騎打ち。史上最多の5度もGHCヘビー級王座を獲得したノアのトップに右腕を徹底的に攻める勝負を真っ向から仕掛けた。
強烈なチョップ、ゴー・フラッシャー、豪腕ラリアットを耐え抜き激闘は、30分の時間切れドローとなった。潮崎から「あれだけ気持ちと体がノってる選手は今、いねぇんじゃねえか?オレが仕留めきれなかっただけというのもあるかもしれないけど、だが最後までオレに食らい付こうとした。その気持ち、ハートだけは、忘れんじゃねえ」と評価した。
その言葉通りノアマットでの「修行」の成長と進化を証明した試合だったがバックステージで倒れ込んだ大岩は「引き分けなんて、これっぽっちもうれしくねえよ」と唇をかみしめ「どっかの誰かさんみたいに『勝てなかったですけど、負けなかった』とか死んでも言えねえよ。悔しいから、悔しいからだよ。初めてのメインイベントで、30分引き分けだったとしても」とうめいた。
ノア参戦以来、タッグを組んできた清宮海斗は、拳王と共闘し「ALL REBELLION」を結成した。完全に蚊帳の外へ追い出された形の大岩は、5・21後楽園で佐々木憂流迦、近藤修司、Eitaと組んで清宮、拳王、アレハンドロ、クリストバルと対戦する。清宮との完全決別もあり得る8人タッグへ「俺は次の後楽園ホールですべてを、すべてのパズルをぶっ壊しに行くぞ。おい、覚悟しとけよ、まだまだ俺はこんなもんじゃねからな。良く見とけ!」と予告していた。
◆5・18横浜全成績
▼シングルマッチ
△潮崎豪(30分時間切れ引き分け)大岩陵平△
▼タッグマッチ
〇清宮海斗、アレハンドロ(17分52秒、変型タイガードライバー→エビ固め)佐々木憂流迦、大和田侑●
▼シングルマッチ
〇小峠篤司(12分06秒、横入り式エビ固め)YO―HEY●
▼6人タッグマッチ
ジェイク・リー、〇ジャック・モリス、アンソニー・グリーン(15分01秒、タイガードライバー→エビ固め)杉浦貴、マサ北宮、稲葉大樹●
▼タッグマッチ
近藤修司、〇Eita(10分19秒、Imperial Uno→体固め)宮脇純太●、スターボーイ・チャーリー
▼シングルマッチ
〇タダスケ(8分19秒、グッドルッキングドライバー→片エビ固め)Hi69●
2024年05月19日 07:10
◆プロレスリング・ノア「SUNNY VOYAGE」(18日、横浜ラジアントホール)観衆244
プロレスリング・ノアは18日、横浜ラジアントホールで「SUNNY VOYAGE」を開催した。
2024年05月19日 06:32
◆プロレスリング・ノア「SUNNY VOYAGE」(18日、横浜ラジアントホール)観衆244
プロレスリング・ノアは18日、横浜ラジアントホールで「SUNNY VOYAGE」を開催した。
16日に佐々木憂流迦と共にノア入団が発表されたEitaは「NOAH」Tシャツを身につけ近藤修司とタッグを組んで宮脇純太、スターボーイ・チャーリーと対戦。試合は、10分19秒、EitaがImperial Unoで宮脇を下し、ノア入団初戦を勝利で飾った。
バックステージでEitaは「NOAH入団一発目、見事な勝ちだったろ? 先輩、よかったっすね、今日。ねえ、見てた? 試合。何か俺、結構手応え合ったけどね、タッグ組んで」と近藤に語りかけると、近藤は「何が言いてえんだ?」と問い返した。
これに「何が言いてえんだ? ここまで言ってんだからわかるでしょ? ねえ? もうちょっと一緒にタッグ組まないですか?」と要望した。近藤は「宮脇みてえな弱い人間と組むより、お前と組む方が楽しいよね。よろしく」と握手をかわし控室へ去った。一人残されたEitaは「そういうことだよ。しっくりきたわ。あとさ、入団一発目の試合で何かいつもとはちょっと違うパワーをもらったというか。今日応援に来たファンはよくわかってるよ」と手応えを口にしTシャツのNOAHのロゴを指して「NOAH、俺のホームだよ。これからもよろしくお願いします」と謙虚に頭を下げていた。
◆5・18横浜全成績
▼シングルマッチ
△潮崎豪(30分時間切れ引き分け)大岩陵平△
▼タッグマッチ
〇清宮海斗、アレハンドロ(17分52秒、変型タイガードライバー→エビ固め)佐々木憂流迦、大和田侑●
▼シングルマッチ
〇小峠篤司(12分06秒、横入り式エビ固め)YO―HEY●
▼6人タッグマッチ
ジェイク・リー、〇ジャック・モリス、アンソニー・グリーン(15分01秒、タイガードライバー→エビ固め)杉浦貴、マサ北宮、稲葉大樹●
▼タッグマッチ
近藤修司、〇Eita(10分19秒、Imperial Uno→体固め)宮脇純太●、スターボーイ・チャーリー
▼シングルマッチ
〇タダスケ(8分19秒、グッドルッキングドライバー→片エビ固め)Hi69●
2024年05月19日 06:00
女子プロレス「スターダム」の狂乱娘鈴季すず(21)が、闇の黒虎スターライト・キッドの去就を注視している。
18日の横浜大会では星来芽依とタッグを組み、4月27日横浜大会で極悪軍団「大江戸隊」を追放されたキッド、なつぽい組と対戦。両軍が入り乱れる大熱戦を繰り広げるも、試合は15分時間切れ引き分けに終わった。
12日の後楽園大会で鈴季と星来は、キッドとトリオを結成。3人で勝利をもぎ取ったが、試合後の鈴季は「何だ、このタッグは?」と不満げな様子だった。
だが、この日は違った。「最近、スターライト・キッドは大江戸隊を抜けて楽しそうにしてそうだけど…。アイツ本当は大江戸隊、嫌だったんじゃないの?」と指摘しつつ「スターライト・キッドは戦っても面白いし、この前組んでみても息ぴったりだったしね」と、実際は手応えを感じていたことを明かした。
現在、ユニット無所属のキッドは「コズミック・エンジェルズ」率いる中野たむや、かつて所属した「STARS」の岩谷麻優からラブコールを送られている。そんな中、同じく無所属の鈴季は「まあ今後、スターライト・キッドがどうなるか私には知ったこっちゃないけど、ちょっと楽しみに見といてやろうかな…」。そうつぶやくと、パートナーの星来と焼き肉店に向かった。
2024年05月19日 06:00
WWE・スマックダウン(17日=日本時間18日、フロリダ州ジャクソンビル)で、男女トーナメントの4強が出そろった。
男子「キング・オブ・ザ・リング」と女子「クイーン・オブ・ザ・リング」の決勝は、次回PLE「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」(25日=同26日、サウジアラビア・ジッダ)で行われる。王と女王の座をトーナメント戦で争う中、男子準々決勝で圧倒的な存在感を示したのが毒蛇ランディ・オートンだ。
NXTからスマックダウンに昇格したカーメロ・ヘイズと対戦。スピード感あふれるヘイズの攻撃に苦しめられながらも、最後はロープ2段目から飛んできた相手にカウンターのRKOをくらわせて3カウントを奪った。ドンピシャのタイミングで放たれた必殺技は、もはや神業の領域だ。
次週スマックダウン(ジッダ)の準決勝では、準々決勝でLAナイトを下した元新日本プロレスのタマ・トンガとの初対決が決定。タマはオートン必殺のRKOと同型の、飛びつき式ネックブリーカー「ガン・スタン」を得意技にしており、注目の必殺技対決にもなった。
タマは弟のタンガ・ロアとともに「ザ・ブラッドライン」の一員となったが、オートンは負傷欠場前からブラッドラインと抗争を繰り広げてきた。この日もマイクで「タマ、来週のサウジ大会でお前のケツを蹴り上げてやる。そしてスポーツエンターテインメント界で最も危険な3文字、RKOをぶち込んでやる!」とRKO葬を予告した。
女子準々決勝は、V候補でWWE女子タッグ王者のビアンカ・ベレアが、ティファニー・ストラットンと激突。新星ティファニーの猛攻に左ヒザを痛めるアクシデントもあって大苦戦したが、最後はティファニーの3段飛び月面弾「プリティストムーンサルトエバー」を決めさせず、KODで叩きつけて準決勝に駒を進めた。
一方でタッグ王者のパートナーで元AEWのジェイド・カーギルは巨体のナイア・ジャックスと場外乱闘となったが、ナイアからイスを奪って振り下ろしてしまい、まさかの反則負け。観客席最前列で「マミー! マミー!」と絶叫するまな娘に勝利を届けられなかった。
これで次週サウジ大会の準決勝は、ビアンカ vs ナイアに。勝者がPLEサウジ決戦の決勝で、イヨ・スカイ vs ライラ・ヴァルキュリアの勝者とクイーンの座を争う。これまでの実績と実力ではイヨ vs ビアンカの決勝対決の可能性が高いが、果たして…。
この日のスマックダウンでは「ABEMA」にて放送された。
2024年05月19日 06:00
女子プロレス「スターダム」の極悪ユニット「大江戸隊」率いる刀羅ナツコ(33)が、アーティスト王座の次期挑戦者決定戦に不満を漏らした。
2024年05月19日 05:01
「ボクシング・8回戦」(18日、エディオンアリーナ大阪)
ボクシング元WBC世界バンタム級王者、辰吉丈一郎(54)の次男、寿以輝(27)がスーパーバンタム級8回戦でチャイワット・ブアトクラトック(32)に3−0(77−75、78−74、79−73)の判定で勝利。通算戦績を16勝(10KO)1分けとして、プロデビューからの無敗を継続した。
サウスポーのチャイワットに対し「予想以上にやりにくかった。独特の間があり、腕も予想より長く感じた。届かないと思っていた距離が届いた」と苦戦。パンチを打った後の隙を狙われる場面もあった。3回に両者バッティングで左まぶた、7回はパンチをもらい右まぶたをカット。それでも強気にボディーを浴びせ続け、6回には相手をふらつかせてロープ際まで後退させる一撃も食らわせた。
リングサイドで見守った父・丈一郎は「勝ちかもしれんが、試合内容は意味がない。(相手の攻撃をかわす)立ち位置など、教えた事をやってない」と辛口評価。将来的な国内、アジアのタイトル戦については「絶対無理や。あの程度のレベルでは勝てん」と手厳しかった。対サウスポーではキャリア2戦目で1勝1分けとした寿以輝だが、今後のタイトル戦について「やれるならやりますが、自分からは言えない」と話すにとどめた。
2024年05月19日 05:01
6日にWBO世界バンタム級王座を奪取した武居由樹(27)=大橋=が18日、「すみだボクシング祭り」で八重樫東トレーナー(41)とトークショーを行った。
バンタム級は4団体全て日本人王者となり「転向する前から緑色のベルト(WBC)はほしいなと思っていて」と明かしたが、囲み取材では「別に(現王者の)中谷(潤人)選手とやりたいというわけじゃない」と笑顔で予防線。八重樫氏は次戦が9月頃になるとの見通しを示した。
2024年05月19日 05:01
ボクシングのWBA・WBC統一世界ライトフライ級王者、寺地拳四朗(32)=BMB=が18日、都内で開催された「すみだボクシング祭り」で、元WBA世界同級王者で世界王座連続防衛の日本記録(13回)を持つ具志堅用高氏(68)とトークショーを行い、終了後に取材に応じた。
1月の試合後に以前から中指の腱(けん)の付け根を痛めていた右拳を手術した寺地は「まだミットとかを軽く打っている感じ。100%では打てない」という段階ながら、右拳を使う練習を再開したことを明かした。
次戦について、練習拠点としている三迫ジムの三迫貴志会長は「秋以降を希望している」と説明。寺地はIBF王者、WBO王者との統一戦を希望しつつも「僕は何でもOKです」と強くはこだわらなかった。
2024年05月19日 05:01
ボクシングの日・中・タイ友好6VS6親善試合が18日、後楽園ホールで行われ、timelesz(元Sexy Zone)の菊池風磨の弟・菊池音央(20)=新日本木村=が、138ポンド(62・6キロ)契約4回戦でゴン・エンコン(中国)に1回47秒、TKO勝ちした。
2024年05月19日 05:01
IBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗(24)=ワタナベ=が18日、都内で開催された「すみだボクシング祭り」に出演した。
写真撮影やミット打ちでファンとふれ合った重岡銀は、6月23日から7月28日に延期された亀田興毅氏プロモートの「3150FIGHT」滋賀ダイハツアリーナ大会で、元王者で1位のペドロ・タドゥラン(フィリピン)との指名試合を行う見込み。「7月まで延ばしてくれたので、しっかり作りたい。格の差を見せて強さを証明したい」と意気込んだ。
2024年05月19日 05:00
「大相撲夏場所・7日目」(18日、両国国技館)
かど番の大関霧島(28)=音羽山=と関脇若元春(30)=荒汐=が、夏場所7日目の18日からともに休場した。首痛が悪化した霧島は再出場の意向がなく、このまま負け越して大関から陥落することが事実上決定。三役以上の休場者は9人中5人に及び、半数以上という異常事態となった。幕内の取組では、大関琴桜が全勝だった宇良を下して2敗を死守。大関豊昇龍は王鵬に引き落とされて3敗目を喫した。トップには1敗で小結大の里、宇良ら5人が並んだ。
佳境を迎えた幕内後半戦。直前の若元春に続いて霧島の休場がアナウンスされると、満員御礼の館内からはどよめきと「え〜!?」という声があがった。役力士の5人以上の休場は、2018年九州場所以来6年ぶりの非常事態だ。
かど番の霧島は、日本相撲協会に「頚椎(けいつい)症性神経根症のため、今後約2週間の加療を要する」との診断書を提出し、昨年名古屋場所以来通算5度目の休場。6日目まで1勝5敗と不振で、春場所前からの首痛が影を落とした。検査と治療のため、この日から入院した。
師匠の音羽山親方(元横綱鶴竜)は、再出場を「出ないですね」と否定。6場所在位した大関から陥落する。霧島の現状を「当たっていないし、動きも鈍いし、体も硬い。自分を見失っている」と指摘。関脇 として臨む名古屋場所(7月14日初日、ドルフィンズアリーナ)では10勝以上で大関に復帰できるが「立て直すのはそう簡単ではない。日頃の態度、相撲への接し方、勝負に対する気持ち…いろんなものを見つめ直さないといけないかもしれない」と危機感をにじませた。
若元春は「右第1足趾MP関節靱帯(じんたい)損傷により、1〜2週程度の休養、加療を要する」との診断書を提出し、21年初場所以来4度目の休場。6日目の大栄翔戦で突き倒されて3敗目を喫した際に右足親指を負傷した。師匠の荒汐親方(元幕内蒼国来)は「腫れちゃって、痛み止めを飲んでも痛い」と説明。再出場には「状況を見て」と含みをもたせた。
2日目には横綱照ノ富士と大関貴景勝が同日休場するなど、折り返しを前に残ったのは2大関1関脇1小結の4人のみ。場所の盛り上がりに水を差しかねない、さびしい陣容となってしまった。
2024年05月19日 05:00
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Bブロック公式戦(18日、八王子)で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)が高橋ヒロム(34)に2敗目を喫した。
悪の限りを尽くした上で負けた。地元凱旋となったヒロムを大会前のセレモニー中に襲撃し、両手を手錠でつなぎ控室に幽閉。メインイベント開始時点で姿を現したのはSHOただ一人だった。
マイクを握ったSHOは「今日出場を予定していたヒロムさんなんですが、来れなくなったみたいで手紙を預かってきました」としらじらしくウソの状況を説明。リングアナウンサーに手紙を手渡すと「集まってくれたみんなに残念なお知らせがあります。私、ヒロムちゃんは偉大なるIWGPジュニアヘビー級王者であるSHOさまとの対戦に恐れを抱いてしまいました。地元・八王子で惨敗し恥をかきたくないので、ひと足先に実家へ帰らせてもらいました。公式戦はSHOさまの不戦勝にしてください」と、明らかにSHOが書いたと見られる内容で不戦勝を主張した。
もちろんこのままでは終われない。直後に何とか拘束から抜け出したヒロムが登場。Tシャツと体には、小学生低学年レベルの見るに耐えない落書きがされている…。しかも手錠のカギはなかなか見つからず、SHOは長時間にわたって両手を使えないヒロムを痛め続けた。
まったく見つけられないヤングライオンに代わって佐藤健太レフェリーがカギを発見し、戦況が五分になったと見るや今度は「ハウス・オブ・トーチャー」のセコンド・高橋裕二郎が介入。TIME BOMBを決められても、裕二郎が場外からレフェリーのカウントを邪魔して九死に一生を得る。
しかしたび重なる蛮行に対し、ロスインゴ・ベルナブレス・デ・ハポンからはBUSHIが助太刀に登場。裕二郎はトぺ・スイシーダで排除され、SHOはヒロムちゃんボンバーからTIME BOMBを浴びて万事休す。ついに天罰が下り、3カウントが数えられた。
まったくもって王者らしからぬ戦いぶりの末に敗れたSHOだが「オイ、ふざけんなよ。俺は負けてねえよ……ウゥ…オイ、俺はニンジャ・マックに2回勝ってんだよ。今日負けたとしても、その分の点入れとけよ、このクソッタレ! 明日、くそロビー(イーグルス)だろ? 余裕だ、この野郎」と捨てゼリフを吐いて控室へ。熱戦続きのBOSJに、ジュニア王者だけが冷や水をぶっかけまくるという何とも斬新な構図が生まれてしまっている…。