2022年01月18日 19:34
FC東京は1月18日、田川亨介のサンタ・クララ(ポルトガル)への期限付き移籍を発表した。移籍期間は、2023年6月30日までとなる。 鳥栖U-18から2017年にトップ昇格を果たした田川は、鳥栖で2シーズンにわたってプレー。19年からFC東京に新天地を求め、昨季は30試合・5得点の成績を残した。 世代別代表の常連で、日本代表歴もある22歳のアタッカーはクラブの公式HPを通じて、以下のようにコメント。 「このたび、ポルトガルのサンタ・クララに移籍することになりました。海外へのチャレンジに協力してくださったクラブ関係者の方々に感謝しています。3年間という短い期間でしたが、いつも大きな後押しで支えていただいたファン・サポーターのみなさんには感謝してもしきれません。この3年間の恩を結果で返せるように。みなさんに良いニュースを届けられるように新しい環境で成長してきます。これからも応援よろしくお願いします。本当にありがとうございました」 自身初となる欧州移籍で結果を残せるか。日本代表の守田英正がチームメイトとなる新天地は、今季ここまで18試合を消化して4勝5分9敗、勝点17で13位に甘んじている。自慢の左足でチームの上位進出の力になりたい。構成●サッカーダイジェストWeb編集部【PHOTO】クバ、木本恭生、山下敬大など新戦力が小平に登場!FC東京の2022年初練習を特集
2024年04月29日 20:46
2月に横浜F・マリノスからスイスリーグのセルベッテへ買取オプション付きのレンタル移籍をしている西村拓真。スイスにわたり2か月余りがたった。どんな時間を送っているのだろう?
セルベッテは首位ヤングボーイズと優勝争いをしているが、レギュラーシーズンの終盤に4試合連続勝ち星に見放され、流れを取り戻すのに苦労していた。今季は残留争いをしているバーゼルとの32節は、きっかけを掴むために勝利が是が非でも欲しいところだったが、相手の堅守を崩しきれず、1−2で敗れている。
31節のチューリッヒ戦に続きべンチスタートとなった西村は、この試合は8分から途中出場。負傷したFWエンゾ・クリベリに代わってFWの位置に入る。ピッチに入った瞬間から、ダッシュで相手に向かってプレスをかけていく。直後の9分には左サイドからのクロスにファーポスト際で打点の高いヘディングシュートを見せた。ゴール右へと惜しくも外れたが、数分後には左サイドのスペースに飛び出して味方からのパスを引き出すなど、《らしい》ダイナミックな動きを見せていた。
「しばらくは最初から出てましたけど、今日と前回とは(ベンチスタート)。結果という部分では監督に求められてると思います。けどその中でも僕にしかできないところは多くあると思うんで、自分の長所をずっと出し続けて、より良い選択肢になれるようにしていきたいです」
【動画】セルベッテ西村拓真がルツェルン戦で2ゴール!
精力的な前線からの連続プレス、一瞬のスキをついてスペースに飛び出すタイミングとそのスピード、ゴール前で相手を外す動き出しの巧みさなどらしい動きを随所で披露している。空中戦でも負けていない。ただ決定的なシュートチャンスはほとんど訪れないまま試合が終わってしまった。
一度、前半途中にセンターからサイドに流れてプレーしようとしていた西村に対して、レネ・ヴァイラー監督がコーチングゾーンから「もっとセンターに入ってプレーして」といったジェスチャーを送っていた。
「点を取れる位置にいてほしいってことだと思いますけど、ただ全然ボールが来ないんで。まあしようがない」
FWは時にジレンマを抱えながらプレーしている。相手守備をひきつけ、ゴールの可能性が高くなるペナルティエリア付近に陣取ることの大切さはわかる。でもあまりにもボールに触る機会が少ないままだと、リズムも勢いも出にくくなる。西村はそのあたりで試合の流れに絡みつつ、ゴール前にもしっかりと残るためのやり取りを探っているようだ。
「我慢といったらあれですけど、やっぱり相手との駆け引きがあるので、例えば僕がサイドに流れたら誰かがセンターに入ったりとか、いろいろ考えてやっていきたいです」
レギュラーシーズン最後のグラスホッパー戦を1−0で勝利したセルベッテ。ここからは1位から6位までのチーム同士が総当たりで当たるプレーオフに突入する。残りのシーズンに向けて、西村はどのように自分を高めていきたいと思っているのだろう?
「もう1試合1試合、目の前の試合に対して、全力で臨みたいです。やっぱり優勝がチームの目標でもあるんで。そこに自分が強く貢献していきたいなと思います」
1点で流れは変わる。西村ゴールの連続で現在3位のチームを2位、さらには首位にまで導いてほしい。
取材・文●中野吉之伴
2024年04月29日 20:25
待望のゴールはチームを救う一発だった。サンフレッチェ広島は28日、明治安田J1リーグ第10節で川崎フロンターレをホームに迎えて2−2で引き分けた。FW加藤陸次樹はフル出場で同点ゴールをマーク。今シーズン初得点を決めてチームの無敗に貢献した。
1点を追う75分、MF満田誠がペナルティエリア前に持ち上がってクロスを入れる。ふわりとしたボールに目の前のFWピエロス・ソティリウも反応していたが、加藤は「ピエロス選手が触るかなと思ったけど、触らないことに賭けて走り込んだ」と自分の直感を信じた。
ボールはソティリウを超え、待ち構えていた加藤が左足で押し込んでゴールネットを揺らした。その瞬間、待ちに待った背番号51の今季初ゴールにホームサポーターの歓喜が爆発した。だが、本人は喜びもほどほどにすぐ自陣へ戻り、主審のゴール確認を待っている間も、「勝ちに行こう」と視線はすでに逆転を目指していた。
今季はJ1開幕から9試合連続でスタメン出場し、どの試合も80分以上プレーしてきたが、不発続きで苦しんでいた。それでも、「マジで吹っ切れていた」と加藤はチームの勝利のために戦う決心だった。
「点が取れないなら、もうチームのためにできることをやるしかないし、その中で点はそのうち取れるだろうと思っていた。ホームだったし、勝利がみんなのためになるなと思ったので、チームのためにできることを意識していた」
試合を通じて前線で体を張り、走り続け、攻撃をつなぎ、サイドでチャンスメイクし、攻守にわたってチームのために戦った。すると、逆転を許して苦しい展開となった直後に同点弾。劇的なタイミングでの今季初ゴールでチームを救った。試合後の加藤は、「ホッとした」と初得点に安堵した様子だった。
「ゴールの瞬間は落ち着いていたので、自分らしくない得点だった。いつもなら初ゴールは思い切って振り抜いて決める感じだけど、今日は落ち着いてゴールを決められた」と得点シーンを振り返り、「広島のサッカーは失点しても一人ひとりがビビらずに前にどんどんボールを運ぶし、その(失点後の)瞬間にチャンスが来たので、決めきれて良かった」と胸を張った。
ミヒャエル・スキッベ監督も試合後の会見で「ここまで非常に苦労した部分があったので、これで少し肩の荷が下りたと思う。ゴールを量産する選手なので、これからはどんどんやってくれると思う」と話し、ストライカーのさらなる活躍に期待を寄せている。
広島はリーグ戦開幕10試合無敗を維持したものの、3試合連続ドロー。チャンスを多く作れている中で勝ち切れない試合が多く、加藤は「広島のサッカーはチャンスがめちゃくちゃ多いので、その分決められなかった時に気持ち的にも体力的にも代償が大きい。今日も(守備に)戻りきれない部分が多くて、危ないシーンがたくさんあった。でも、決めきれれば、勝てると思うので、そこにこだわらないといけない」と得点への意欲を燃やす。
次節は5月3日、アウェイでのアルビレックス新潟戦。ゴール連発と4試合ぶりの勝利を誓う加藤は、「(初ゴールを決めて)かなり安心しているけど、勝てなかったので。チームとしていい状況ではないけど、次勝てば一気にいい状況に持っていけると思う」と話し、次はチームを勝利に導く得点を狙う。
取材・文=湊昂大
2024年04月29日 20:16
4月28日に開催されたプレミアリーグの第35節で、5位のトッテナムが暫定首位のアーセナルがとホームで対戦。宿敵とのノースロンドン・ダービーを2−3で落としている。
前半にまさかの3失点を喫したスパーズは、63分にようやく1点を返す。相手GKダビド・ラジャのパスミスをカットしたクリステャン・ロメロが、落ち着いてゴールに流し込んだのだ。
【動画】なぜそこにいた? トッテナムDFの驚愕弾
CBのアルゼンチン代表が、なぜ最前線にいたのか。ファンからは次のような驚きの声が上がっている。
「どこにおんねん」
「神出鬼没すぎ」
「シュートうま」
「なんかスパーズにロメロ3人くらいいないか?」
「今までで一番なんでそこに?って思ったわ」
「ストーンズもびっくりの偽センターバック」
「ワントップに置いてください!」
「スパーズはなんでロメロがゴールに一番近いねんw そして決めんねん」
この一発で流れを取り戻したスパーズだったが、あと1点が及ばなかった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 20:05
かつてJリーグの神戸や柏でプレーし、現在はサウジアラビアのアル・シャバブに所属する韓国代表GKキム・スンギュが結婚するようだ。
2024年04月29日 20:02
ドリバウ・ジュニオールが監督に就任した新生ブラジル代表で、注目を集めている存在がいる。3月のFIFA国際マッチデーからスタッフの一員となった、心理学者のマリーザ・サンチアゴだ。というのも、2014年のFIFAワールドカップを最後に、ブラジル代表ではこの分野の専門家がチームに同行していなかったのだ。スポーツ心理学の修士号を持つマリーザは、大学教授を務めると同時にクラブでも仕事をし、現在はECバイーアに属している。今後はそれらとの兼任で、代表が集合するたびに帯同することになる。
自国開催のW杯では精神面が議論に
選手のメンタル面のケアについては、近年の歴代代表監督たちもそれぞれの方法で取り組んできた。ルイス・フェリペ・スコラーリ(2001〜2002年、2012〜2014年)は、優勝した2002年W杯の期間中、ブラジルにいたスポーツ心理学者と常に連絡を取り、その時、その状況ごとに、選手たちに対して話すべきこと、行うべきことについてのアドバイスをもらっていた。
2014年W杯の際は、同じ心理学者がスタッフとしてチームの中に入っていた。ただ、この大会から、ブラジルではさらにメンタル面に関する議論が盛んに行われるようになった。
自国開催のW杯で、スタンドを埋め尽くす観客とともに国歌を斉唱し、涙する選手たちがいた時には、キックオフ直前の感情のたかぶり方に賛否が分かれた。また、ラウンド16のチリ戦では、GKジュリオ・セーザルがPK戦の前に涙したことが不安視された(実際は相手に5本中2本しか成功を許さず、勝利を収めた)。
そして、ネイマールが負傷離脱した次の試合、準決勝でドイツにまさかの1-7の敗戦。その敗れ方には、技術や戦術以上に、精神的な問題が大きく影響したと言われている。
心理学者を採用しなかった指揮官も
それ以降の監督が、心理学者の存在に否定的だったわけではない。ただ、ドゥンガは1度目(2006〜2010年)と同じく、2度目(2014〜2016年)の監督就任の際も採用しなかった。ドゥンガはこう話していた。
「心理学者が然るべきコンディションで仕事をするには、代表では時間が少な過ぎる。一緒にいられるのはわずか数日間なのに、選手は会ってすぐに心を開くことができるだろうか」
彼自身、1990年W杯の敗退で強く批判され、1994年で優勝した代表選手としての経歴を持つだけに「ブラジル代表に招集されるほどの選手は、プレッシャーにも準備ができている」とも言っていた。
チッチ(2016〜2022年)は人心掌握に長けているのが大きな特徴でもある監督だ。「W杯では感情的な要素が非常に大きい」と語ってもいた。
ただ、選手たちにはそれぞれ個人的に信頼できる専門家を抱えていることもあり、やはり「代表では、選手が心理学者との繋がりや信頼関係を築くには時間が足りない」と言っていた。
その代わり、主要スタッフとともに、事前に何度も心理学者と勉強会を開き、実際に対話や印象的なフレーズ、写真、ビデオ、家族との面会など、様々な方法で選手たちのメンタル面をケアしていた。
フェルナンド・ジニス(2023年)は彼自身、大学で心理学の学位を取得した異色の経歴を持つ。監督人生において心理学者の仕事に触れ、多くを学んだとも語っていた。10年前、起用法をめぐって激昂した若い選手を、問答無用で心理学者の元に連れて行ったという逸話があるほどだ。現在指揮を執るフルミネンセにも専属の心理学者がいるが、代表監督を務めた半年間には、その存在をブラジルサッカー連盟に要請することはなかったと聞く。
選手たちも専門家の導入を歓迎
フル代表スタッフの新体制発表会見で、マリーザは語った。
「スポーツ心理学には主に 2 つのラインがあります。1つはプレーと結果、パフォーマンスに関するもので、チームの結束力、リーダーシップ、不安やプレッシャーへの対処、思考のコントロール、そして選手たちが抱えているかもしれない様々な問題に取り組み、彼らが最高の技術的および戦術的パフォーマンスを発揮できるように手助けするものです」
「もう 1つはメンタルヘルスに関するもので、選手たちを受け入れ、私たちが仕事に取り組む上で非常に重要なことです。これは世界的な問題であり、私たちは可能な限り最善の方法で手助けするためにここにいます」
新体制発表会見では心理学者のマリーザが自身の役割について語った
選手たちからも歓迎の言葉を聞いた。FWリシャーリソン(トッテナム)は先日、『ESPNブラジル』へのインタビューで、イングランドで家族と同居するほど信頼していた代理人に、金銭面で裏切られていたことを知り、サッカーをやめたくなるほど落ち込んだことを泣きながら明かして話題となった。代表遠征中の会見でも、昨年9月以降、心理学者の治療を受けていると語った。
「ピッチの内外で受けるプレッシャーを知っているのは僕らだけだから、代表チームでも、心理学者が身近にいてくれるのは大事なことだ。一部には、心理学者の手助けを求めることへの偏見があるかもしれない。僕自身、偏見があった。でも、今はブラジル代表選手としての発言力を生かして、本当に助けを求めるようにと、人々に言いたい。僕の場合はそれが命を救ってくれたんだから」
心理学者のスタッフ入りを歓迎したリシャーリソン(中央)
以前から言葉によるセラピーの組織を立ち上げるほど、心理学を重要視している右SBダニーロ(ユベントス)もこう語る。
「ブラジル代表に心理学の専門家がいることに賛成だ。サッカーにはフィジカル面、技術面などがあるから、それが勝つための主要なポイントではないと思うけど、メンタル面は基盤を作り、ブラジルが勝つ可能性を高めるために、とても大事なことだ」
「無理強いすることでもない。必要な時に助けを求めることができる、という理解が必要なんだ。まずは動機があって助けを求め、結果が出れば、その後は選手たちのポテンシャルを発揮させるためのアイデアとして、みんなが理解するようになる」
W杯カタール大会前、サンパウロスポーツ心理学協会会長が「心理学者の存在は勝利を保証するものではないが、心理学者の不在が敗北を決定的にする可能性がある」と、語っていた。
求め続けているW杯6度目の優勝に向けた多くの取り組みの1つとは言え、「やれることをやってみる」というブラジルサッカー連盟の思いが表れる人事となった。
Photos: Rafael Ribeiro/CBF
2024年04月29日 20:00
ボルシア・ドルトムントのMFマルコ・ロイスの去就に注目が集まっている。ドルトムントの下部組織出身で2012年1月から同クラブに在籍しているロイスはサポーターから最も愛されている人気選手でありレジェンドだが、直近のブンデスリーガでは5試合連続で先発落ちとなるなど出場機会に恵まれていない。
ロイスとドルトムントとの契約は今年6月末で満了となる。しかし、いまだに契約延長についての発表はなく、ドイツメディアはロイスが今季限りでドルトムントを退団する可能性が濃厚であるとさかんに報じている。
ロイスをめぐっては、これまで数多くのビッグクラブが獲得に動いてきた。ドイツ紙『Sport Bild』によると、同選手がボルシアMGからドルトムントに加入する直前、当時のバイエルン・ミュンヘンの指揮官ユップ・ハインケスはロイスを自宅に招いて自らバイエルン行きを説得したという。
また、2015年にはバルセロナがロイスと接触し、給料についての具体的な金額が提示されるなど移籍間近と見られていた。しかし、ロイスはこのバルセロナからのオファーを断ってドルトムントとの契約延長にサイン。リオネル・メッシやネイマール、アンドレス・イニエスタがいたバルセロナではなく、当時ブンデスリーガで降格圏に沈むほど不振を極めていたドルトムントに残ることをロイスは決断した。
さらに、2018年にはマンチェスター・シティもロイスに対して年俸総額2300万ユーロ(当時のレートで約30億円)の巨額オファーを提示したが、これもロイスは断ってドルトムントに残留している。
キレのあるドリブル突破と多彩で正確無比なキックでドルトムントの攻撃をリードしてきたロイスだが、彼のドルトムントでの雄姿は今季で見納めとなってしまうのだろうか。
2024年04月29日 20:00
サッカーでは、シーズンを通して着用するものとは別に、着用試合を限定する「特別ユニフォーム」を作るチームも多い。
大切な記念に合わせてリリースする「周年記念もの」や、何らかのコラボレーションなど、特別ユニといってもその種類は様々。多くは1試合限定での着用となるため、キットサプライヤーやスポンサー的にも着用試合は勝利で飾りたいところだろう。
ところが今季は、特別ユニを着てホームで敗れるチームが目立つ。そして、負けたチームは“いつもとは異なる色”のユニフォームを着ていたケースが多い。その中から、ここでは6チームをご紹介しよう。 ナポリ
ナポリ 2023-24 EA7 リミテッド・エディション ユニフォーム
着用試合:セリエA第30節
試合結果:ナポリ 0-3 アタランタ
ナポリは"Everywhere Jersey"と名付けたベージュ色の特別ユニフォームを発表。3月30日に本拠地スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われたアタランタ戦で着用したが、0-3で完敗を喫している。
最近は特別ユニフォームを乱発するナポリ。このユニフォームは、ホームタウンの歴史的な海洋文化と胸スポンサー企業「MSCクルーズ」を讃えたもので、前面の地図にはMSC社のクルーズ船が寄港する場所を記している。
言わばスポンサーに向けたユニフォームで大敗したわけだが、ホームでベージュ色は選手も違和感が大きかったか。どちらも海に関係するのであれば、ホームユニフォームと同じブルーを使ったほうが良かったかもしれない。グラスホッパー
グラスホッパー・チューリッヒ 2023-24 Capelli セクセロイテン 限定ユニフォーム
着用試合:スーパーリーグ第32節
試合結果:グラスホッパー 0-1 ルガーノ この投稿をInstagramで見る Grasshopper Club Zürich(@gczurich)がシェアした投稿
グラスホッパーはチューリッヒ伝統の祭り「セクセロイテン」を祝う限定ユニフォームを発表。4月13日に本拠地レッツィグルンド・シュタディオンで行われたルガーノ戦で着用するも0-1で敗れた。瀬古歩夢はフル出場を果たしている。
白一色にエンブレムやメーカーロゴを金で華やかに飾る優雅なデザインで、白は祭りに登場するベーグと呼ばれる“藁で作った巨大な雪だるま人形”をモチーフとしたもの。
普段は青白半々デザインのユニフォームを着るグラスホッパーだが、歴代でも真っ白は極めて珍しい。ホームスタジアムで純白は選手も奇妙な感覚に襲われたかもしれない。ウニオン・ベルリン
ウニオン・ベルリン 2023-24 adidas アウェイ “スタートレック” 特別ユニフォーム
着用試合:ブンデスリーガ第28節
試合結果:ウニオン・ベルリン 0-1 レヴァークーゼン
ウニオン・ベルリンは、通常のスポンサー「Paramount+(パラマウントプラス)」ではなく、日本にもファンが多いアメリカの人気SFテレビドラマ『スター・トレック』シリーズに登場する“デルタ”ロゴを掲出。レヴァークーゼン戦で着用した。
これはパラマウントプラスでスター・トレックのシリーズ最新作が配信されるタイミングでの、一種のコラボレーションだった。デザイン自体はアウェイユニフォームの胸ロゴを変えただけなのだが、不思議なのは「なぜホームゲームでアウェイ着用だったのか」という点だ。
いつもは赤いユニフォームを着る本拠地シュタディオン・アン・デア・アルテン・フェルステライで白いユニフォームは、選手もやり難かったかもしれない。ドルトムント
ボルシア・ドルトムント 2023-24 Puma スタジアム50周年記念 ユニフォーム
着用試合:ブンデスリーガ第28節
試合結果:ドルトムント 0-1 シュトゥットガルト
本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクの開場50周年を記念した特別ユニフォーム。シュトゥットガルト戦はその50周年記念試合として開催された。
試合前にはスタンドのサポーターが鮮やかなコレオで50周年を祝わい、スタジアムの雰囲気は最高潮。絶対に負けられない一戦だったはずだが、結果は0-1で敗れている。
ドルトムントは昨季、真っ黒な特別ユニフォームを着てホームでヘルタ・ベルリンに勝利している。その時に比べれば、ホームユニフォームと共通する今回のキットカラーは違和感も小さかったように思うが、やはり微妙な感覚だったのだろうか。スタッド・ランス
スタッド・ランス × ウラジミール・コシュマール 2023-24 Umbro 限定 フォース ユニフォーム
着用試合:リーグアン第24節
試合結果:スタッド・ランス 0-1 リール
伊東純也と中村敬斗が所属するフランス1部スタッド・ランスは2月、奇才と謳われるドクロマスクの人気DJ/プロデューサー「ウラジミール・コシュマール」とコラボレーションした限定ユニフォームを発表。
このユニフォームを着用した第24節リール戦は0-1で敗れている。赤いホームユニフォームを着るランスにとって、ダークカラーを本拠地スタッド・オーギュスト=ドローヌで着用するのは稀なことだ。
伊藤と中村も出場したリール戦では、デザインを担当したDJウラジミール・コシュマールも来場。試合前のスタジアムを盛り上げていたが、勝利で飾ることは出来なかった。アーセナル
アーセナル 2023-24 adidas “No More Red” 特別ユニフォーム
着用試合:FAカップ3回戦
試合結果:アーセナル 0-2 リヴァプール
アーセナルは1月7日に行われたFAカップ3回戦でリヴァプールと対戦。本拠地エミレーツ・スタジアムで行われた一戦を0-2で落としている。
このユニフォームは「No More Red(ノー・モア・レッド)」キャンペーンの一環として着用したもの。チームカラーの赤を外し、流血は不必要というキャンペーンの趣旨を形にしたこの白いユニフォームで、犯罪僕目を視覚的に訴えた。
想像を絶する「史上最悪のユニフォーム」10選
デザインは事前に発表したものから一部仕様を変更し、試合用では各部ロゴマークに黒を採用している。
真っ白なユニフォームを着る「No More Red」キャンペーンは今回で3年連続だったが、エミレーツ・スタジアムで着用したのは初めて。通常であれば本拠地で着ることのない白ユニフォームは、選手にとっても感覚的に難しかったのだろうか。
2024年04月29日 19:52
チェルシーは29日、チアゴ・シウヴァが2023-24シーズン限りでクラブを離れることになったと、クラブ公式サイトで発表した。
2024年04月29日 19:30
マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ第35節のバーンリー戦で1-1の引き分けに終わった。今季のマンUはこの試合の87分にPK献上での失点で追いつかれたように試合のクロージングに課題を抱えている。クリスティアン・エリクセンは『MUTV』のインタビューで「明らかに、勝点3を手にしていた」とチームの悪癖を嘆き、ゲームマネジメントの改善を口にした。
「残り数分のアディショナルタイムに入れば、クリーンシートを維持し、勝点3を手にすることができるはずだった」
「もちろん、今日はまだ、もっといいプレイができたと思うし、もっといい判断ができたはずだし、チームメイトや自分がピッチの中でもっといいポジションを取れたはずだ」
また、今季出場時間が限られているエリクセンは「ベストを尽くそうとしている。試合出場時間はそれほど多くないけど、出場した以上はベストを尽くさないといけないと思う。それが僕がやろうとしていることなんだ」と語った。
プレミアリーグで現在6位と低迷のシーズンを送っているマンUはジム・ラトクリフ共同オーナー主導で今夏に大規模なクラブ改革が起きることが予想されている。残されたリーグ戦、そしてマンチェスター・シティとのFAカップ決勝でどれだけの問題改善を見せられるかによって、来季のチームに残れるメンバーが大きく変わってくるだろう。
2024年04月29日 19:17
元日本代表の10番が、魅せた。
浦和は4月28日、J1第10節で名古屋とホームで対戦。2−1で勝利した。
3試合ぶりの白星を挙げた一戦で、リーグ戦では加入後初のフル出場を果たした中島翔哉。4日前のルヴァンカップ2回戦・鳥取戦(5−2)では2得点をマークし、この試合でも最後までピッチに立っていた浦和のナンバーテンは、中3日で迎えた名古屋戦でも溌剌とピッチを駆け回った。
終了間際には敵陣左サイドで相手に囲まれながらも、2回連続で股抜きを狙うなど、自慢のテクニックで懸命にキープ。クラブの公式Xが、中島の“らしさ”満載のプレーを公開すると、以下のような声があがった。
【動画】中島翔哉が試合終了間際のボールキープで魅せる!
「やっぱり中島翔哉は上手い」
「ほんとサッカー小僧」
「凄い以外に表現出来ないです」
「時代は鹿島るから中島るへ」
「中島翔哉がイキイキしすぎてる」
「楽しそうにサッカーしてる姿が本当に似合う」
「目の前で見てて翔哉楽しそうって思った」
「Crazyなほどボールを愛してるw」
「いくらなんでもボールは友達すぎる」
「時間稼ぎをエンタメにできる選手はなかなかいないw」
「どんなに狭いスペースでもボールと敵がいたらファンタジスタになれる男」
「改めて、ようこそ浦和へ」
「復活の予感!(日本代表復帰しないかなぁ〜)
かつて森保ジャパンでも主軸を担ったファンタジスタが、スペシャルな技巧でファン・サポーターを魅了した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年04月29日 19:02
移籍マーケットにおける今夏最大の注目プレーヤーは、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・エムバペだ。確実視されているレアル・マドリーへの移籍は、いつ正式に発表されるのか。一方で、移籍市場の裏側で影響力、存在感を強めているスカウトやスポーツディレクター、クラブ幹部も存在する。
今回紹介するのは、移籍マーケットの専門記者であるジャンルカ・ディ・マルツィオがピックアップしたローマのギリシャ人CEOだ。母国のオリンピアコスで頭角を現わし、イタリアの名門にやってきた辣腕のなにがどう優れているのか。ディ・マルツィオ記者が解説する。【ワールドサッカーダイジェスト4月4日号より転載】
■リナ・スルーク(ローマCEO)
生年月日/1983年10月11日(40歳)
国籍/ギリシャ プロ選手経験/なし
2023年4月にローマのCEOに就任したギリシャ人で、それからの1年でダン・フリードキン会長の信頼を勝ち取り、クラブ内で実権を確立したやり手のギリシャ人。女性のエグゼクティブが欧州のトップクラブでこれだけ重要な地位と権限を手にしたのは、ロマン・アブラモビッチ時代のチェルシーにおけるマリーナ・グラノフスカヤ以来のことであり、その点だけでも十分注目に値する。
【PHOTO】日本代表を応援する麗しき「美女サポーター」たちを一挙紹介
CEO就任当初はそれほどの権限を持っていなかったが、徐々にクラブ内に影響力を広げ、ゼネラルディレクターだったティアゴ・ピント、フリードキン会長が全幅の信頼を寄せていた英国人秘書のダニエレ・シルベスターの2名を追い出す形で、クラブの全権を掌握した。両者と近かったスタッフも次々に離職している。
元々は法務畑の出身で、母国ギリシャのオリンピアコスで法務部門責任者からゼネラルマネジャーに昇格した18年から4年間にわたって経営の実権を握り、同時にECA(欧州クラブ連合)でも要職に就いて、欧州サッカー界のVIPたちとの人脈を構築した。
現時点で空席となっているローマの強化責任者に誰を招聘するか、そして監督人事(現監督であるダニエレ・デ・ロッシとの契約は今夏まで)を含めて、ローマのこれからをどのように舵取りするか、移籍マーケットの中でローマがどのような影響力を持つかに注目している(編集部・注/その後、ローマはデ・ロッシ監督の来シーズン続投を発表した)。
文●ジャンルカ・ディ・マルツィオ(スカイ・イタリア)
翻訳●片野道郎
2024年04月29日 19:00
三つ巴のプレミアリーグのタイトル争いの様相が変わってきた。
2024年04月29日 19:00
KONAMIは25日、家庭用・PC・モバイルで配信中の基本プレー無料ゲーム『eFootball™ 2024』において、世界累計7.5億ダウンロード突破を記念したキャンペーンを開始したことを発表した。
このキャンペーンでは、スペシャルログインプレゼントとして、ロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ)が獲得できるほか、ポジショントレーニングプログラムやeFootball™コインなどがもらえるキャンペーンも開催。 "メッシならではの感覚"
数々の伝説を生んできたメッシが自身のプレースタイルに関して語る。
「どんなプレーも瞬時の判断だから全部即興になってしまう。
考えるな、感じろ、ってね。」#eFootball にメッシ登場中。#イーフト pic.twitter.com/hMq8FMvnuG
— eFootball™公式 (@we_konami) April 26, 2024
また、8度目となる“世界最高の選手の証”である個人タイトル獲得を記念して昨年11月に登場した、それぞれ異なる選手特性を持つ3タイプのリオネル・メッシが再登場!
X上では、eFootball™のアンバサダーであるリオネル・メッシの3種類のゴールセレブレーションの中からお気に入りを1つ選んでポストすると、抽選でメッシの直筆サイン入りアルゼンチン代表ユニフォームが3名に当たるキャンペーンも実施されている。╋━━━
#メッシセレブレーション投票
━━━╋
メッシ選手直筆サイン入りユニフォームが"3名様"に当たる!
ゲーム内で登場中のリオネル メッシ選手の3つのセレブレーションの中からお気に入りを1つ選んでポストしよう!
伝説のユニフォームをゲットしよう🔥
#イーフト
— eFootball™公式 (@we_konami) April 25, 2024
投票に参加して、メッシが名実ともにKINGとなった伝説のユニフォームをゲットしよう。開催期間は5月1日(水)まで。
メッシとロナウドも!グアルディオラ監督がマンチェスター・シティで獲り逃がしたスター11人
他にもインテル優勝キャンペーンが開催中のほか、2・3月の明治安田JリーグKONAMI月間MVPを受賞した平河悠(FC町田ゼルビア)とグレイソン(ファジアーノ岡山)が登場している。
2024年04月29日 18:30
アーセナルはプレミアリーグ第35節でトッテナムと対戦し、ライバルを3-2と破った。これにより、アーセナルは暫定首位を継続。いちはやく勝点を「80」の大台に乗せた。
先制点は15分にコーナーキックから生まれたピエール・エミール・ホイビュルクのオウンゴールだが、その直前のDFベン・ホワイトの行動が話題になっている。サカがコーナーを蹴る前、トッテナムGKグリエルモ・ヴィカーリオの背後に立っていたホワイトは、ヴィカーリオのキーパーグローブのストラップを外そうとちょっかいを出していた。
これがヴィカーリオの集中力をかき乱し、オウンゴールにつながったのではないかと見るメディアもある。英『football.london』は、「ヴィカーリオはグローブをいじってくるホワイトに気を取られていた。ストラップを緩めようという試みは失敗に終わったが、このシュートストッパーの精神がコーナーにしっかりとかかっていなかったことを考えると、これはトッテナムにとって高くついた可能性がある」と、ホワイトのちょっかいが気を散らすのに有効だったと報じた。
アーセナルのコーナーキック時におけるホワイトの役割は注目されており、彼が相手GKを塞ぐように立つことで自由を与えず、その結果ゴールにつながったシーンが今季はいくつかある。以前はキーパーチャージはファウルという明確なルールがあったためこのようなプレイはできなかったが、キーパーチャージのルールは撤廃されたため、GKを囲むようにブロックすることもルールの範疇となったのだ。このように狡猾な動きをするセットプレイは、セットプレイコーチであるニコラ・ジョバーの指示であると思われ、意図的にデザインされたものだ。
今回のちょっかいによる心理戦がどこまでルールの範疇なのかは難しいが、グレーなプレイもいとわないホワイトがコーナーキック時の要注意人物であることは間違いなく、トッテナムはもう少し注意して対応すべきだったか。
2024年04月29日 18:28
大岩剛監督が率いるU-23日本代表はU-23アジアカップでベスト4に進み、パリ五輪出場まであと1勝とした。
準々決勝のカタール戦の最終スコアは4−2だったが、試合内容から見れば延長戦を含む120分を戦った末の辛勝だった。
ベストメンバーが出た時の日本は、ワイドエリアとハーフスぺースでの連係が気持ちいいほど優れている。相手が分厚い2ラインを敷いても、2〜3人の連係でボックスへ入ってチャンスを作り出せる。
だが、カタール戦ではそういうスタイルだけでなく、バリエーションが必要だという教訓を残した。日本の選手が必ずボックス内へ突破してくることを分かってるカタールは可能な限り後ろに下がってブロックを作ったまま待ち受けていた。日本がもう少しペナルティエリアの外からミドルシュートを打っていたら、カタールの守備を引き出せたのではないか。
結果として、日本はこうした細かい攻撃からの得点はゼロだった。セットプレーからゴールを奪えているのはいい傾向とはいえ、アジアのチームは、日本に対してリトリートして分厚い守備で固めてくる。5バックで日本を完封して勝利した韓国もそうだった。準決勝のイラク戦では、もう少し直線的でシンプルな攻撃があってもいいのではないか。
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一方、守備に目を向けると、カタールに許した2ゴールは、共にボックス内で相手の選手をフリーにしたミスから生じた。ヘッドを競り合う場面で、自分がクリアを出来なくても必ずジャンプをして相手がヘッドをしづらくするのが鉄則だが、日本の4番(関根大輝)と9番(藤尾翔太)は相手を妨害するプレーをしてなかった。
イラクはセットプレーが上手いチームだ。大岩(剛)監督は、選手にもっとはっきり指示しておくべきだろう。
FWの細谷(真大)は希望と絶望の間を彷徨った。37分に松木(玖生)が送ったクロスを無人のゴール前で外した。トーナメントでは上に勝ち上がるほどチャンスが少なくなる。エースがこんなチャンスを無駄にしてはいけない。
それでも、延長戦に入ってようやく記録した大会初ゴールが貴重な勝ち越しゴールとなった。それがストライカーに与えられた使命だろう。最後の最後までこの19番を信じてピッチから外さなかった大岩監督の忍耐力には拍手を送りたい。
日本が順当に勝ち進んだ一方で、韓国は準々決勝のインドネシア戦でレッドカードのトラブルを克服できずに敗退した。10回連続のオリンピック出場を果たせなかった。
日本もレッドカードのような決定的なミスを避けなければならない。(西尾隆矢が退場した)初戦の教訓もある。無理なプレーやタックルなどレッドの危険があるプレーに注意すべきだ。
文●ホン・ジェミン(フリーランス)
【著者プロフィール】
英サッカー専門誌『Four Four Two』韓国版の編集長など経てフリーに。2024年のアジアカップでは日本戦も全試合取材。韓国代表ファン・ヒチャンの自宅で独占インタビューを行なうなど選手の信頼も得ている。