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2021年12月05日 13:06
[J1リーグ38節]G大阪0-0湘南/12月4日(土)/パナスタ【チーム採点・寸評】 G大阪 5.5 得点力不足だった今季を象徴するようなラストマッチ。シュート3本に封じられ、東口の好守に救われたが内容では完敗だった。【動画】東口がビッグセーブを連発!G大阪vs湘南戦ハイライト【G大阪|採点・寸評】 GK 1 東口順昭 7 今季チームで唯一リーグ戦フル出場。前半、大橋の決定機を2度防ぎ、得点を許さなかった。キックミスはあったが守備は完璧だった。 DF 3 昌子 源 6 劣勢が続いた前半は危ない場面を感じるも、クリアが中途半端で危機招いた場面も。後半は持ち直し、周囲をコーチングでも動かした4 藤春廣輝 5.5 サイド攻撃に鋭さがある湘南に腰が引けた訳ではないが、攻撃参加の回数は少なかった。引かれた相手にボールを持つとノッキングした。5 三浦弦太 6 最終節にしてようやく三浦らしさが出た。身体のキレも戻り、局地戦でも粘り強く対応。ロストで危機も招いたが、後半は右SBとしても機能した。13 菅沼駿哉 6 課題でもある軽いプレーがこの日はなく、CB陣の中では最も安定。速さに苦しむこともなく、持ち味を出せる体勢で、厳しく封じ込めた。 MF 8 小野瀬康介 5.5(HT OUT) 山田と畑が絡んでくるサイド攻撃に守勢にならざるを得なかった。攻撃でも持ち味出ず、CKであっさりマークを見失いピンチの遠因に。10 倉田 秋 5.5(78分OUT) チーム全体が受けに回ると、良さが消え、攻守で機能性は低かった。後半はややボールに絡む場面は増えたが、怖さはなかった。15 井手口陽介 5.5 両チーム2番目の走行距離が示すようにアンテナを張り、危ない場所をケアしたが、つなぎなどにミスが目立った。17 奥野耕平 6(78分OUT) アンカーとしてリスク管理を託されたが、前半はクリアがやっと。ただ、中盤の機能性が低く、奥野個人を攻めるのは酷だろう。 FW 18 パトリック 5.5 特に前半は最前線で孤立し、常に厳しい状態で相手守備陣に見張られていた。シュートゼロはFWとして不本意だが、いいパスも入ってこなかった。39 宇佐美貴史 6 消化不良の前半だったが、後半早々のバー直撃弾で流れを変える。パトリックへ好パスも供給したが、枚数の少ない攻撃陣で苦しいプレー多い。 交代出場 MF 14 福田湧矢 5.5(HT IN) 低調だった小野瀬よりは攻める姿勢も見せたが、それも投入直後のみ。徐々に攻守で空回りし始め、期待された突破は少なかった。MF 29 山本悠樹 −(78分IN) ボールを動かしたかったが、持ち味でない守備に追われる。宇佐美のサイドチェンジから小野に際どいパスを出したのが数少ない見せ場。FW 11 小野裕二 −(78分IN) G大阪でのラストマッチ。守備のバランスを崩さないことを最優先したが、攻撃では前に絡む場面も少なく、攻撃のテコ入れにはならず。監督 松波正信 5.5 勝ち切ることを最優先したが、湘南の勢いを封じることは出来ず。後半のテコ入れも攻撃では機能せず、勝利で今季ラストを飾れず終わる。 【チーム採点・寸評】 湘南 6.5 立ち上がりから、勝利への執念と球際の激しさ、攻撃の精度でG大阪を上回る。勝ちきれなかったが、J1に残留するに値するサッカーを見せた。【湘南|採点・寸評】 GK 23 富居大樹 6 天皇杯の対戦では自身のミスで失点したがその轍は踏まず。足元で危うい場面もあったが、CKでいい飛び出しも見せた。DF 4 舘 幸希 6(88分OUT) 組み立ての起点にもなりつつ、守備でも要所を締めて奮闘した。不必要なロストもあったが、カウンターも封じた。22 大岩一貴 6.5 勇気を持って最終ラインを束ねた。パトリックからボールを奪って攻め上がる姿勢も。押される時間帯でも安定していた。16 山本脩斗 6.5 危険地帯を感じながら、落ち着いたプレーを見せる。パトリックの高さにも負けず、攻撃の芽を摘んでいた。6 岡本拓也 6(88分OUT) セットプレーでも好キックでチャンスを作り出していた。機を見た攻め上がりはよかったが、もう少しクロスに工夫があってもよかった。 MF 14 茨田陽生 6(69分OUT) 中盤でハードワークしながらも、前半はシュート2本を放ち、ゴール前にも顔を出す。守備時の危険地帯も感じ取っていた。32 田中 聡 6 技術の高さは言うまでもない。やや危ないプレーもあり、セーフティな選択が多かったが後半は中央に刺すパスも。その回数を増やしたい10 山田直輝 6(80分OUT) 立ち上がり、気迫あるプレーで猛攻のリズムを作り出していた。後半はやや疲れたか、効果的なプレーが少なく途中交代したが、戦う姿勢は周囲に伝播。26 畑 大雅 6.5 序盤からアグレッシブな仕掛けでサイド攻撃を牽引。終盤は右サイドに回ったが、驚異的なスタミナで、最後まで勢いは衰えず。 FW 11 タリク 6.5 収まりもよく、相手の脅威になっていた。惜しいシュートが味方に当たる不運も。スプリント、走行距離は両チーム最多。とにかく効いていた。17 大橋祐紀 6(69分OUT) 左右に流れて起点となりつつも前半は2本の決定機。シュートまでの流れは良かったが、1本は決めたかった。ただタリクとの連係も上々だった。 交代出場 MF 28 平岡大陽 6(69分IN) やや運動量が落ちた中盤を攻撃面で活性化。シュートは打てなかったが、推進力をもたらし、サイドを突破してチャンスも演出した。FW 33 町野修斗 6(69分IN) 点を取ることにこだわり投入直後にCKもゲット。ロングスローでも魅せたが、献身的な守備もチームを助けていた。FW 9 ウェリントン −(80分IN) 苦しい状況でもボールを収めていた。時間も短くシュートには至らなかったが、それは周囲の生かし方に問題があったから。DF 3 石原広教 −(88分IN) 守備のテコ入れとして投入されたが、スムーズに試合に入った。宇佐美が突破した後のクロスに読みよく対応。無失点に貢献した。MF 42 高橋 諒 −(88分IN) 投入された時点で時間は限られていたが、腰の引けたプレーを見せず、チームに勢いをもたらそうとする姿勢も。監督 山口 智 6.5 勝ち切ることは出来なかったが、狙いとするサッカーは体現。徳島の戦況を耳に入れず、冷静にカードを切り、残留を確定させた。※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。 ※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 06:51
U-23日本代表はU23アジアカップ決勝でウズベキスタンを1-0で下して優勝を遂げた。
同大会はパリオリンピックのアジア最終予選も兼ねている。優勝した日本は本大会でグループDに入り、パラグアイ、マリ、イスラエルと対戦することが決まった。
グループBはアルゼンチン、モロッコ、イラク、ウクライナ。
グループCはウズベキスタン、スペイン、エジプト、ドミニカ共和国。
グループAはフランス、アメリカ、ニュージーランド、そして、残り1か国はインドネシア対ギニアの大陸間プレーオフの勝者となる。
パリ五輪に出られないことが決定している最強の5人
日本は7月24日にパラグアイ、27日にマリ、30日にイスラエルと対戦。グループステージの上位2チームが準々決勝に進み、8月9日に決勝が行われる(3位決定戦は8日)。
2024年05月04日 06:35
パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップ。
U-23日本代表は決勝戦でカザフスタンを1-0で下して見事優勝を遂げた。
ただ、決勝の前半は2枚のイエローカードを貰うなど、劣勢に立たされた。それでも、GK小久保玲央ブライアンがPKを阻止するなどこの世代で最強との呼び声もあるウズベキスタンを何とか封じてみせた。
『futboll.tv』によれば、ウズベキスタンのティムル・カパーゼ監督と10番ジャスルベック・ジャロリディノフは試合後にこう述べていたそう。
ティムル・カパーゼ監督
「日本を祝福する。今日の我々は相手よりもいいプレーをしたが負けた。終盤に同点の大きなチャンス(PK)があったが、ツキがなかった。我々は負けにふさわしくなかった。
我々の主な目標は五輪出場。次はより強くなって戻ってくると信じている。(近年、ウズベクサッカーは急成長しているがその要因は?)主な理由は政府の関心と国民の祈りだろう。だから我々は成長している」
MFジャスルベック・ジャロリディノフ
「僕らはこの試合にいい準備をしてきたし、試合でもそれが見られた。僕らは相手よりも強かった。そうあるべきだ。2つの賞を逃した。でも、文句は言わない。僕らは歴史的な結果を記録した。強さで勝ってきた。この敗戦はより強くなるためのモチベーションになる。
(前半は日本にほぼ何もさせなかった。相手は2枚のカードを貰ったが、さほど強くないというサインだったのか?)
そうは思わない。日本はいいプレーをした。強いチーム同士の対戦だった。個人的には僕らのほうがいいプレーだった。日本は状況を生かした」
試合内容としては日本を上回っていたと感じているようだ。
U-23日本代表、U23アジア杯に招集できなかった逸材12名
なお、ジャロリディノフは2019年に英紙『Guardian』が選ぶ「ネクストジェネレーション」にも選ばれたことがある逸材である。
2024年05月04日 06:32
U-23日本代表は現地5月3日、カタールで開催されたU-23アジアカップの決勝で、ウズベキスタンと対戦。後半アディショナルタイムのゴ―ルで1−0と勝利し、2016年以来4大会ぶり2度目の栄冠に輝いた。
すでにパリ五輪の切符を手にしている両国の対戦は、拮抗したゲームに。前半はやや押し込まれ気味だった大岩ジャパンは、苦戦を強いられる。
それでも、延長戦突入かと思われた後半アディショナルタイム1分、右ウイングの山田楓喜が左足でミドルシュートを決めて、ついに均衡を破る。その後にDF関根大輝のハンドで献上したPKを献上するも、GKの小久保玲央ブライアンがビッグセーブで阻止し、凱歌をあげた。
【動画】試合終了間際に小久保が圧巻のPKセーブ
この結果を、対戦したウズベキスタンのメディア『UZREPORT』はこう伝えている。
「前半はゴールが動かなかった。ウズベキスタンは秩序のある攻撃的な試合を展開した。後半に入ると、日本は前半の荒さが軽減した。ティムール・カパゼ監督の教え子が優勢だったが、90分+1分に途中出場した山田がゴールを決めた」
「その後もウズベキスタンが攻め上がり、ペナルティエリア内でボールが相手選手に当たってPKが与えられた。100分、ウマラリ・ラフモナリエフがこのPKをミスしてしまった」
どちらかと言えば、押し気味の展開だっただけに、落胆を隠しきれない様子だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 06:19
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、U-23アジアカップの決勝でウズベキスタンと対戦した。
2024年05月04日 06:03
[J1第11節]川崎 3−1 浦和/5月3日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
J1の11節での浦和との一戦、ホームの川崎が6試合ぶりの勝利を掴んだゲームで、4−3−3のCFで先発したのが38歳FWバフェティンビ・ゴミスだ。
「相手の最終ラインのスピードも当然考えましたが、やはり自分たちがボールをしっかりとつないでいく、収めながらいかなければいけないと思いました。その中で、バフェ(ゴミス)はどんな状況でもボールが入れば簡単には失わないですし、そこから返ってくるボールは質が高いので、そこでしっかり起点を作りたいという思いで彼を選びました。
得点のシーンもそうですが、かなりの部分でターゲットになってくれたと思いますし、選手もそこをパッと見るので、当然相手もそこを警戒したり、もしくはそこを警戒することによって、自分たちの幅をスムーズに使えるようになっていたところもあると思うので、非常にいい働きをしてくれました。また、前からプレッシャーに行くときも迫力を出せていたと思うので、本当にここからかなと感じています」
川崎の鬼木達監督がそう語るように、1−1で迎えた後半立ち上がりの49分、CB佐々木旭がハーフウェーラインからドリブルで持ち上がり、そのままミドルを突き刺したゴールの起点になったのがゴミスだった。
【動画】ゴミスの“圧巻キープ”からゴールまでの流れ
最終ラインからシンプルに佐々木が前に蹴り出した浮き球を、屈強な浦和CBアレクサンダー・ショルツを背負いながら、ゴミスは抜群のキープ。
その落としを受けた橘田健人が佐々木へとつなぎ、ゴールを生まれたが、ゴミスの身体の強さやテクニックが大いに光ったシーンであった。
さらに経験豊富なストライカーは、エリア内のキープで脇坂泰斗の先制ゴールの起点にもなってみせた。
川崎加入後、いまだノーゴール。3月には怪我の治療でフランスに帰国するも、すぐ日本に戻り、コンディションは順調に回復している印象だ。
「監督も自分のストロングポイントを出せるようにチームメイトに働きかけてくれたと思うし、1週間準備してきたことが形になって嬉しい。個人としては、試合勘をまだまだ上げなければいけないと思う。自分のような年齢になるとコンスタントにゲームに出てコンディションを保つことが必要だが、我々はチーム。チームの戦い方をリスペクトしているし、自分は試合に向けた準備を続けるだけ。チームのためにどう貢献できるかを考えてやり続けたい」
本人も前を向く。実力をさらに示してくれるか注目だ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月04日 05:47
大岩剛監督が率いるU-23日本代表はカタールで開催されていたU-23アジアカップで優勝。8大会連続のオリンピック出場を決めている。
俄然注目を集めるのが、本大会での久保建英の招集だ。大岩監督は以前、本人は東京五輪に続く出場に前向きだと発言していたものの、オリンピックには招集の拘束力がないため、所属するレアル・ソシエダの了承が必要となる。
スペインの大手紙『Mundo Deportivo』は先日、「ソシエダは彼の参加を望んでいない。クラブ関係者は我々の取材に対し、タケ・クボが招集され、オリンピックへの再出場を希望する場合、クラブと選手が話し合って合意に達するよう努めると示唆した」と報じている。
【PHOTO】U-23アジア杯に駆けつけた各国の美女サポーターを特集!
そんななか、5月4日に開催されるラス・パルマス戦の前日会見で久保の五輪招集に関する質問を受けたソシエダのイマノル・アルグアシル監督は一言、こう答えた。スペインメディア『Futbol Fantasy』が報じている。
「私が知っていることはない」
当然、指揮官は出したくないはずで、今後の動きが注目される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 05:46
現地時間5月3日にカタールで開催されたU-23アジアカップの決勝で、大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、同ウズベキスタン代表と対戦。スコアレスで突入した後半アディショナルタイムに山田楓喜が奪ったV弾で、1−0で大接戦を制し、4大会ぶり2回目の優勝を果たした。
興奮冷めやらぬなか、表彰式でメダル授与の役割を担った日本サッカー協会の宮本恒靖会長が取材に対応。「表彰台に立つのは今日の夕方言われた」と明かして報道陣を笑わせた後、アジア王者としてパリ五輪に参戦するにあたり、注目のオーバーエイジについて語った。
「23歳以下の年代の試合ですけど、そこにオーバーエイジの人がどれぐらい入れるのかは、色々と交渉していかなきゃいけないし、色々と情報を今入れている段階。オリンピックは勝ちに行くことと、若い選手が伸びる場所の両方を成立させないといけない。そこでメダルを狙えるようなバックアップはしていきたい」
【厳選ショット】U-23日本代表がアジアカップを制す!後半ATに山田楓喜が得意の左で決勝ゴール!|U-23アジアカップ決勝 U-23日本 1−0 U-23ウズベキスタン
人選、招集に向けて、A代表の森保一監督や影山雅永技術委員長らとの連係をより深めていく構えだ。
「大岩監督とも少し話をしていますし、もちろん影さんや森保さんとも話をしながら、日本サッカー協会というかチームを含めて、全部で判断していきたい」
全面的なバックアップを受け、今夏のパリ五輪に臨む大岩ジャパンは、アジアに続いて世界の頂点にも立てるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 05:45
U-23日本代表は現地5月3日、カタール・ドーハで開催されているU-23アジアカップ決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦し、1−0で勝利。
2024年05月04日 05:43
[J1第11節]川崎 3−1 浦和/5月3日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
「良かった。本当に勝てて良かった」
安堵したようにそう語ってくれた。
試合後に鬼木達監督の満面の笑みを見たのはいつぶりだろうか。それほど今季は苦しい時期を過ごしてきた。
前節までの順位表を見れば降格圏と勝点1差。記者陣の間でも、その話題ばかりが挙がっていた。現時点でも状況は大きく変わったわけではない。それでも首位とも勝点10差。
指揮官は常に前を見続けた。
「今の順位はそこまで気にしていない」
「僕らが常に目指しているのは優勝。上しか見ていない」
その姿勢にブレはなかった。
今オフは登里享平、山根視来らが新たな挑戦として移籍を選び、またも主力がチームを去った。その意味で大きな新陳代謝が求められたが、リーグ開幕前に悲願のACL制覇へラウンド16を迎える難しいスケジュール。新戦力が多い中でも急ピッチでチーム作りを進めた。
しかし、ACLではまさかの敗退。リーグでも黒星が先行した。だが、指揮官の目にはしっかり未来の絵が描かれていたかのように、焦らず、一歩一歩「積み重ね」を強調してきた。
そして連戦に入るこのタイミングをひとつの重要な局面だと捉えた。まさに勝負師の勘と流れを見極める目を生かす時だった。
【動画】川崎・佐々木旭の圧巻のミドル&家長昭博のダメ押し弾
前節の広島戦は2ー2のドローで終えたが、こう振り返っていた。
「このゲーム(広島戦)は自分たちにとって大きなゲームだと話をして送り出しました。と言うのも、これは経験なのか、勘なのか分かりませんが、今日のゲームはチャンスだと思っていました。今日のゲームでしっかりチャンスを掴まなくてはいけない、それは全身全霊で戦って勝点3を取ることによって自分たちが目指している、てっぺんに辿り着くためのキッカケにするゲームにしたいという想いと、そういう風にできるんじゃないかとこれまでの彼らの取り組みを見て、そういう話をしました。
なので勝点3まで辿り着かなかったですが、それでも次につながる闘志の部分だとか、目に見えない部分、数字で表われない部分が重要になってくると思いますので、そこで引き続き勝負していきたいです」
勝ち切れなかったものの、選手たちは大いに燃えていた。
そして浦和戦の前には、指揮官はさらにチームのモチベーションを高める行動に出た。
トレーニング後、普段は選手、コーチ陣で行なう円陣に、負傷者や全スタッフも呼び、クラブ全員で気合いを入れ直したのだ。その際、あるスタッフからの感動的なスピーチもあったという。
だからこそ浦和戦は指揮官にとって何より嬉しい勝利であったのだろう。
「前節の広島戦から、勝負はここだという話を選手にはしていました。ただ、選手にはしていましたが、クラブ全員でというところまではなかったので、本当に全員でという話を昨日しました。出ている選手だけではなくて、すべての選手がこの勝利に関わったと思いますし、自分自身もこの5月でしっかりと巻き返すというか、まくるという思いを選手にずっと伝えているので、その一歩目を踏み出せたのが非常に良かったと思います。もうとにかく次に自分も向かっていますし、選手もコンディションをしっかり整えて、勝点3を積み重ねていくことが大事だと思っているので、そこにとにかく集中したいです」
中2日で迎える次の福岡戦でも勝点を得なくては意味がない。浦和戦も数字がすべてではないがポゼッション率で相手に上回られた。これからも一進一退の状態が続いていくはずだ。キーマンの家長昭博も「ひとつ勝ったが、いまも苦しい状況」とチームを引き締めている。
それでも6試合ぶりの白星は、単なる一勝以上の意味があったようにも感じる。ここからの巻き返しにぜひとも期待したい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月04日 05:37
現地5月3日、パリ五輪予選を兼ねたU-23アジアカップの決勝戦がカタール・ドーハで行なわれ、日本とウズベキスタンが雌雄を決した。共に準決勝で勝利して五輪出場切符を手に入れて迎えたファイナルは、ゲーム最終盤までスコアレスという拮抗したゲーム展開。最後の最後でドラマチックな幕切れが待っていた。
【画像】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの悩殺ショットを一挙チェック!
日本は後半アディショナルタイム1分、途中出場の山田楓喜が豪快に左足を振り抜き、ついに均衡を破って歓喜に沸く。だがその9分後、日本はハンドからPKを与える大ピンチ。これをGK小久保ブライアンがドンピシャの読みで鮮やかに阻止し、見事1−0でライバルを振り切ったのだ。日本は4大会ぶり2度目の優勝を飾っている。
大岩ジャパンがいかに決勝で苦しんだかは、スタッツを見ても明らかだ。ウズベキスタンが放ったシュート18本に対して日本は8本で、枠内シュートに至っては相手の5本に対してわずか2本だった。このデータを目撃したファンがX(旧ツイッター)上で続々と反応し、
「え? マジでそんだけ?」
「ほぼワンチャンを仕留めたな」
「けっこうヤバかったってこと」
「枠内2本で勝ったのすご」
「2本のうち1本を決めて勝ったのか」
「たしかにめっちゃ少なかった」
「勝てた事が不思議でならん笑」
「枠内は効率がいいと言えばそうかも知れんが少なすぎ」
「スタッツでは負けとるが結果がすべて」
などなど、さまざまな声や意見が寄せられた。2年前のU-23アジアカップで日本とウズベキスタンはどちらもU-21世代で臨み、準決勝で対峙。その試合は0−2で日本が敗れ去ったが、苦しみながらも2年越しのリベンジを果たした格好だ。
これで日本は今予選トップ通過となり、7月24日に開幕する本大会(男子サッカー競技)ではグループDに組み込まれることに決まった。対戦相手はパラグアイ、マリ、そしてイスラエルの3チームとなっている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 05:03
現地時間5月3日、カタールで開催されたU-23アジアカップ(パリ五輪アジア最終予選を兼ねる)の決勝で、大岩剛監督が率いるU-23日本代表はウズベキスタンと激突した。
日本は前半、劣勢を強いられてシュートはわずか1本に抑え込まれる。後半には徐々にチャンスを作るも、ゴールが遠い。それでも90+1分、途中出場の山田楓喜がボックス手前から鋭いミドルを突き刺して先制点を奪う。
終了間際には関根大輝のハンドでPKを献上するも、GK小久保玲央ブライアンがビッグセーブ。このまま1点を守り切って、1−0で勝利。4大会ぶりの優勝を飾った。
【動画】山田の決勝弾&小久保のPKストップ!
この結果を中東メディア『winwin』は、「日本は2016年に初優勝を果たして以来、2度目の頂点に立った」と報じている。
「ウズベキスタンにゲームを支配されていたが、日本は90+1分にヤマダが試合を決めるゴールを奪い、当然ながらタイトルを獲得した。サムライはアジアカップの6試合で10ゴールを挙げ、失点はわずかに3。今大会は攻守両面で強さを示した」
アジア王者としてパリ五輪に臨む日本は、本大会のグループステージでパラグアイ、マリ、イスラエルと対戦する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 05:02
苦しみ抜いて掴んだアジアの頂点だ。
2024年05月04日 05:01
現地5月3日、カタールで開催されていたU-23アジアカップの決勝で、大岩剛監督が指揮するU-23日本代表がウズベキスタンと対戦。1−0で難敵を叩き、4大会ぶり2度目の栄冠に輝いた。
すでにパリ五輪の切符を手にしている大岩ジャパンは、苦戦を強いられたものの、後半アディショナルタイム1分、右ウイングの山田楓喜が得意の左足でミドルシュートを決めて、先制に成功。その後にDF関根大輝のハンドでPKを献上したものの、GK小久保玲央ブライアンが見事なセーブで阻止し、1点を守り切った。
【動画】大岩ジャパンを優勝に導く! 山田楓喜の劇的ミドル弾
グループステージの初戦で対戦(1−0で日本が勝利)した中国のファンも、この結果に注目。速報を伝えた中国メディア『直播吧』のコメント欄には、次のような声が寄せられた。
「日本チームは依然としてアジア最強であり、アジアカップで最多のタイトルを獲得している」
「非常によく組織されている」
「ウズベキスタンは日本人選手を倒してもファウルとは判定されないのか」
「このGKは間違いなく将来の日本代表の正GKになるだろう。日本代表のキャプテンもとても上手いし、左SBも上手だ」
「ゴールキーパーが頼もしい!」
「日本は間違いなく偉大であり、我々はどこを取っても彼らから学ぶべきだ」
「中国はA代表でも勝てない」
日本の強さに感服したファンが少なくなかったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 04:46
大一番の土壇場で、黄金の左足が炸裂した。
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地時間5月3日、U-23アジアカップの決勝で、同ウズベキスタン代表と対戦。1−0で今大会14得点・0失点だった難敵を下し、4大会ぶり2回目のアジア制覇を成し遂げた。
値千金の決勝点をマークした山田楓喜(東京ヴェルディ)は、膠着状態が続いていた71分から出場。そして90+1分にペナルティエリア手前で荒木遼太郎(FC東京)からパスを受けると、右足でのトラップから左足を一閃。絶妙なコントロールショットでゴール右隅に叩き込み、歓喜をもたらした。
殊勲のヴェルディ戦士は試合後のインタビューで、自身の鮮烈弾をこう振り返った。
「前半も後半が始まってからも間延びしているのが見ていて分かったので、そこで間で受けたら、自分が前を向いてシュートを打てるイメージができていました。
今までずっと積み上げてきたものが、こういう大きな舞台で、しかも優勝を決める試合で、自分の持ち味として出せました。今までの日々の練習、苦しかった時も諦めずにやってきたのが、こういうところで出せて素直に嬉しいです」
【厳選ショット】U-23日本代表がアジアカップを制す!後半ATに山田楓喜が得意の左で決勝ゴール!|U-23アジアカップ決勝 U-23日本 1−0 U-23ウズベキスタン
苦しい戦いが少なくなかったなか、サポーターの声援が大きな力になったようだ。
「(開催地の)カタールまですごく声援が届いていましたし、あれだけ多くのサポーターがここまで来てくれているので、自分たちの力になりました。パリも自分たちのスタイルを貫いて優勝まで突っ走りたいなと思います」
アジア王者となった大岩ジャパンは、勢いそのままにパリ五輪でも勝利を重ね、今までどの世代も届かなかった金メダルを手にできるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月04日 03:40
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地時間5月3日、U-23アジアカップの決勝で、U-23ウズベキスタン代表と対戦。1−0で下し、4大会ぶり2回目のアジア制覇を果たすとともに、0−2で敗れた前回大会の準決勝のリベンジを果たした。
日本は今大会5試合で14得点・0失点のウズベキスタン相手に手を焼き、思うようにチャンスを作れず。0−0で折り返すと、後半もスコアが動かないままアディショナルタイムへ。延長戦に突入かと思われたが、90+1分だった。
71分からピッチに入った山田楓喜が、ペナルティエリア手前で荒木遼太郎からパスを受けると、左足を一閃。絶妙なコントロールショットで鮮やかにネットを揺らし、勝ち越し点を奪った。
その後、関根大輝のハンドでPKを与えるも、GK小久保玲央ブライアンが渾身のストップ。大ピンチを凌ぎ、大接戦を制した。
【厳選ショット】U-23日本代表がアジアカップを制す!後半ATに山田楓喜が得意の左で決勝ゴール!|U-23アジアカップ決勝 U-23日本 1−0 U-23ウズベキスタン
試合後、最終盤に山田と共に大仕事をやってのけた小久保がインタビューに対応。タイムアップの笛が鳴る前から目を赤くしていた守護神は、「本当にチーム一丸となって優勝できたことをすごい嬉しく思います」と声を弾ませると、PKシーンはこう振り返った。
「自分的にはあんまり自信はなかったんですけど、みんなが駆け寄ってくれて、『大丈夫だよ、お前なら止められる』って(掛けてくれた)言葉を信じて、止められました。難しい試合になるのはもう分かっていました。やっぱ宿敵のウズベキってところで、リベンジを果たそうとみんなで話していたので、勝てて本当に嬉しいです」
今夏のパリ五輪にはアジア王者として臨む。ただ、小久保は「まずはパリのことは考えずに、今いるこのチームメイトたちと喜んで。そしてサポーターの皆さんには夜遅いなか、ここまで応援してくれて本当に感謝しかないです」と口にした。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部