2021年08月01日 13:00
7月31日、日本代表FW古橋亨梧がセルティックでリーグ戦デビューを飾った。 セルティックは、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)第1節でハーツと対戦。同試合にベンチ入りを果たした古橋は1−1で迎えた79分に途中出場し、新天地でのリーグ戦初出場を果たした。なお、試合は89分にハーツがゴールを決め、セルティックは1−2で敗れている。 試合を終えた古橋は、自身のSNSを更新。「早く適応し、結果でチームに貢献できるよう全力を尽くします」と今後の活躍を誓った。 また、同試合は6月まで横浜F・マリノスを指揮していたアンジェ・ポステコグルー監督にとっても、スコットランドでの初戦となった。試合を振り返った同監督は「望んだかたちでのスタートではなかったが、木曜日にも試合がある。決して自分たちを責めることはないよ。我々は何をすべきか分かっているし、チーム全員で実行しようと思っている」と語り、次戦以降の勝利を見据えている。New beginning… I will give my best to bring victories for the club and fans🍀スコティッシュ・プレミアシップのデビュー戦、チームとしても個人としても悔しい結果となりました。
早く適応し、結果でチームに貢献できるよう全力を尽くします🍀 pic.twitter.com/NFKhE42VEG— Kyogo Furuhashi 古橋 亨梧 (@Kyogo_Furuhashi) July 31, 2021
2024年05月06日 22:25
プレミアリーグのウェストハムは、2024−25シーズンからスペイン人指揮官フレン・ロペテギ氏の新監督就任が濃厚となったようだ。6日、イギリスメディア『BBC』などが伝えている。
デイヴィット・モイーズ体制6年目となった今シーズンのウェストハム。昨夏にメキシコ代表MFエドソン・アルバレスやイングランド代表MFジェームズ・ウォード・プラウズらを獲得し、冬の移籍市場でもマンチェスター・シティからイングランド代表MFカルヴィン・フィリップスをレンタルで獲得するなど積極的な補強を敢行したものの、直近の公式戦6試合では勝利を挙げられておらず、現在はリーグ戦で9位に位置している。
今夏でモイーズ監督との契約が満了を迎えるなか、同メディアは来シーズンからロペテギ氏がウェストハムの新指揮官に就任する見込みであると報道。昨シーズンまでウルヴァーハンプトン(ウルブズ)を率いていた同氏と合意に達したと伝えた。なお、契約の詳細については今後の話し合いで最終決定される模様。ロペテギ氏に対してはミランも招へいを画策中と報じられていたが、今季終了後に約1年ぶりのプレミアリーグ復帰を果たすことになりそうだ。
2024年05月06日 22:12
[J1第12節]福岡 1−1 川崎/5月6日/ベスト電器スタジアム
リーグ戦での今季初の連勝とはまたもならなかった。
前節・11節の浦和戦で6試合ぶりの勝利を掴んでいた川崎は、12節にアウェーで福岡と対戦。75分にFW山田新がハーフウェーライン付近からひとりで持ち運ぶスーパーゴールを決めるも、85分に追い付かれ、1−1のドローで試合を終えた。
今季はシーズン初戦のACLラウンド16・山東泰山(○3−2)、富士フイルムスーパーカップ・神戸戦(○1−0)と公式戦での連勝はあったが、それ以降、2試合続けての白星はない。
「最後の最後まで選手は走ってチャンスも作ってくれましたし、逆に自分たちのミスから多くの難しい時間を作ったと思います。その両方を、しっかりと修正する部分と継続していく部分を、次につなげていきたいです」
そう福岡戦を振り返ったのは鬼木達監督だ。
後方からのボールの持ち運びや、相手のペナルティエリアの脇を狙う崩しなど、攻撃は徐々にだが形になってきたが、福岡戦では同時にパスミスやボールロストも多発。相手にカウンターを食らう場面も見られた。
【動画】川崎FW山田新の圧巻のゴール
前節の浦和戦は、鬼木監督がチームに発破をかける形で勝利を掴み、連戦が続く5月での巻き返しを狙っているが、安定した成績を残していくにはまだ時間が必要なようにも映る。
まさに浦和戦後に家長昭博が語っていたような“一歩進んで二歩下がる”という地道な積み重ねが続いていきそうだ。現に指揮官に今後への想いを訊くと、こう返って来る。
「(福岡戦は)どちらが勝ってもおかしくないゲームであったこと、それは自分たちのミスからリズムを相手に与えた部分もありますし、逆に自分たちが勝ち越せるような決定的なシーンも作っていましたので、良いところは突き詰めていく。
修正しなければいけないのは、この短い期間ですが、質のところになってくると思います。本当にパスをずらさないとか、今日はかなりの選手が(パスを)相手の足に当てていて、引っかけられていました。そこは判断のところだと思いますので、突き詰めてやっていこうという話をしています」
ここ数年同様、開幕前には登里享平、山根視来ら主力が抜けた状況で、今季は例年以上の新陳代謝が求められている。
そのなかで、大南拓磨、佐々木旭の新CBコンビ、福岡戦でスーパーゴールを決めたFW山田新ら新たな力も生まれているが、かつてのような強さや試合巧者ぶりを取り戻すには、まだまだ積み上げが必要そうだ。
怪我人も続くなかで我慢をしながら、目指す覇権奪回へどこまで勝点を稼いでいけるか。連勝はならずもリーグ戦はここ4戦負けなし(1勝3分)という見方もできる。
もっともリーグはそろそろ3分の1を消化しようとしているが、現状で15位。ここからペースを上げられるか、注目どころである。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月06日 22:00
ウェストハム・ユナイテッドはプレミアリーグ第36節のチェルシー戦で0-5で敗れた。これにより、ウェストハムのリーグ戦失点数が70に到達、この数字は降格圏の下位3チームを除いて最多となっている。
今シーズンのウェストハムのディフェンスの何が問題なのかと問われたデイビッド・モイーズは、昨季まで所属していたデクラン・ライスの不在を指摘した。
「国内最高の中盤の選手が守れば、おそらく相手の攻撃の50%を抑えることができる」
「4バックの前の守備が足りなかった、 多くの試合でそういったことが十分にできていなかった」
ウェストハムの不振は、ライス自身の移籍後の活躍とは対照的なものとなった。1億500万ポンドでアーセナルに移籍したライスは、先日のFWAの年間最優秀選手賞では惜しくも受賞を逃したが、アーセナルがボーンマスを3-0で撃破した際には今季7ゴール目を記録している。
アーセナルの監督ミケル・アルテタはライスの攻撃的なスキルに驚いていることを認め、ライスのベストポジションについて模索していることを語った。
「我々は、彼がピッチ上で占めることになるスペースが、非常に関係してくると考えていた。しかし、このリーグでそれを実践するのは別のことだ。彼はそれをやってのけた。彼の功績だ」
「ポジションを変えても、それに適応するのは簡単ではない。それらのユニット間の関係や、そこから何が生まれるのか、他のあるものを使うよりも良いのか、などを考える必要がある。それは、その選手がシーズンにおいてどのような瞬間にいるのか、どのような相手と対戦するのか、どのようなゲームをより脅威と想像するのかにも関係してくる」
守備に大きな課題を抱えたウェストハムを見ると、今季のリーグ戦失点数をリーグ最少の28に抑えているアーセナルの躍進にライスがどれだけ貢献しているかが分かる。アーセナルにとってライスは今や最も代えの利かない存在となっていることは間違いないだろう。
2024年05月06日 21:10
4日にブンデスリーガ第32節でバイエルンと対戦したシュツットガルトは、ホームで3-1と勝利を収めた。
2024年05月06日 21:09
現地5月4日に開催されたプレミアリーグの第36節で、マンチェスター・シティはウォルバーハンプトンとホームで対戦。5−1で圧勝を飾った。
怪物アーリング・ハーランドの4ゴールと共に驚嘆の声が上がったのが、その怪物の4点目をお膳立てしたGKエデルソンの“プレアシスト”だ。
54分、バックパスを受けると、フィル・フォデンに縦パスをズバッと通し、イングランド代表MFが前線へ好フィード。これを受けたハーランドが強烈な左足のシュートでネットを揺らしてみせた。
【動画】ハーランドの4点目を演出したGKエデルソンのプレアシスト
パスカットされれば、大ピンチを招く状況で、難なくパスを通したブラジル代表のプレーに、ファンからはこのような声が上がった。
「GKパスうますぎやて」
「キーパーからフォデンへのパスがすごい」
「このパスを出せるGKは日本にはおらんわ」
「4点目のエデルソンのパスがエグいやろ。プレッシャーきてる中であんな際どいところに冷静に通してるもんな」
頼れる守護神が自慢の“攻撃力”を発揮した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月06日 21:04
2024明治安田J3リーグ第13節が6日に行われた。
無敗を維持しながら首位を快走する大宮アルディージャは、ホームで松本山雅FCと対戦。79分に浅川隼人から先制弾を奪われると、直後の80分にも藤谷壮から追加点を被弾。0−2で敗れ、今シーズン初黒星を喫した。
Jリーグ60クラブで唯一の未勝利が続いていたカマタマーレ讃岐はアスルクラロ沼津と対戦し、1−0の勝利を収めて今シーズン初白星を獲得。AC長野パルセイロに敗れたテゲバジャーロ宮崎、ヴァンラーレ八戸に敗れたいわてグルージャ盛岡を抜いて最下位から脱出している。
今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。
■第13節
▼5月6日(月)
ヴァンラーレ八戸 4−1 いわてグルージャ盛岡
FC大阪 0−1 FC琉球
FC今治 0−2 カターレ富山
福島ユナイテッドFC 2−1 奈良クラブ
大宮アルディージャ 0−2 松本山雅FC
Y.S.C.C.横浜 0−0 SC相模原
ツエーゲン金沢 3−3 ガイナーレ鳥取
カマタマーレ讃岐 1−0 アスルクラロ沼津
テゲバジャーロ宮崎 1−0 AC長野パルセイロ
FC岐阜 0−1 ギラヴァンツ北九州
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 大宮(30/+15)
2位 沼津(21/+8)
3位 FC大阪(21/+8)
4位 長野(20/+2)
5位 琉球(20/+2)
6位 今治(20/−2)
7位 岐阜(19/+5)
8位 金沢(19/+2)
9位 相模原(19/+2)
10位 松本(19/−1)
11位 富山(18/0)
12位 福島(17/+5)
13位 鳥取(17/−4)
14位 北九州(14/−1)
15位 八戸(14/−2)
16位 YS横浜(14/−4)
17位 奈良(12/−4)
18位 讃岐(11/−4)
19位 宮崎(10/−7)
20位 岩手(9/−21)
2024年05月06日 21:03
2024明治安田J2リーグ第14節が6日に行われた。
首位の清水エスパルスは最下位に沈むザスパ群馬と対戦し、立ち上がりから西澤健太の得点で先制に成功。後半もドウグラス・タンキと北川航也がリードを広げ、3−0の勝利を収めてリーグ戦6連勝を飾った。2位V・ファーレン長崎と9位大分トリニータの一戦はスコアレスドローのまま終了し、長崎が無敗を「12」に伸ばしている。
いわきFCは愛媛FCと0−0で引き分けたことにより4位へと浮上。鹿児島ユナイテッドFCと対戦したベガルタ仙台は、15分に田椋汰が挙げた先制点を守り切り、1−0で勝利しながら2連勝を達成した。
ヴァンフォーレ甲府はブラウブリッツ秋田を3−2で下して3試合ぶりの白星を獲得。監督交代後の初戦を迎えた水戸ホーリーホックはロアッソ熊本を2−0で撃破し、暫定的にクラブを率いていた増田功作監督が正式な指揮官へと就任した徳島ヴォルティスも、2−1でファジアーノ岡山から勝利を収めている。
栃木SCを破った藤枝MYFCは今シーズン初の3連勝を飾り、モンテディオ山形を下したレノファ山口FCは2試合ぶりの3ポイント奪取に成功。ジェフユナイテッド千葉は1−0で横浜FCから勝利した。
今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。
■第14節
▼5月6日(月)
ブラウブリッツ秋田 2−3 ヴァンフォーレ甲府
水戸ホーリーホック 2−0 ロアッソ熊本
栃木SC 0−1 藤枝MYFC
ザスパ群馬 0−3 清水エスパルス
ファジアーノ岡山 1−2 徳島ヴォルティス
レノファ山口FC 2−0 モンテディオ山形
大分トリニータ 0−0 V・ファーレン長崎
鹿児島ユナイテッドFC 0−1 ベガルタ仙台
愛媛FC 0−0 いわきFC
ジェフユナイテッド千葉 1−0 横浜FC
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 清水(34/+13)
2位 長崎(29/+14)
3位 横浜FC(24/+11)
4位 いわき(23/+12)
5位 岡山(23/+5)
6位 仙台(23/+3)
7位 山口(21/+7)
8位 甲府(21/+5)
9位 千葉(20/+10)
10位 愛媛(20/+2)
11位 大分(20/+1)
12位 秋田(19/+1)
13位 山形(17/−3)
14位 藤枝(17/−10)
15位 徳島(15/−10)
16位 水戸(14/−3)
17位 鹿児島(13/−10)
18位 熊本(13/−11)
19位 栃木(12/−19)
20位 群馬(6/−18)
2024年05月06日 21:00
ラウタロ・マルティネスは今季のセリエAでリーグ優勝を果たしたインテルにおいて、今季から就任したキャプテンとして、そして現在、リーグの得点王としてチームに欠かせない活躍を見せた。
2024年05月06日 20:45
[J1第12節]東京V 3−2 磐田/5月6日/味の素スタジアム
5月6日に行なわれたJ1第12節で、東京ヴェルディはジュビロ磐田と味の素スタジアムで対戦し、3−2で勝利した。
立ち上がりは一進一退の攻防が続くなか、東京Vは35分、敵陣ボックス内での相手のハンドで獲得したPKを染野唯月が決めて先制すると、その6分後には木村勇大のゴールでリードを広げる。
2点を先行した東京Vだったが、ハーフタイムに攻撃的なアタッカーの古川陽介を投入して攻勢を強めた磐田に押し込まれ、55分に1点を返されると、66分には同点弾を許す。
しかし東京Vは90+9分、木村のこの日2点目となるゴールで勝ち越しに成功し、今季初の連勝を飾った。
【動画】木村勇大の劇的な勝ち越し弾!
リーグ戦では今季初のホームでの勝利。試合後に城福浩監督は「ホームで勝てていなかったので、来てくださったファン・サポーターとともに勝利を喜び合えたのは良かった」と喜ぶ。
一方、厳しい表情で「反省点が多かった」と語り、「2−0にしてからの、後半の入りとゲームの進め方。前半と同じ入りができなかったので、自分の反省としては、ハーフタイムに意思統一が足りなかった」と悔やんだ。
8節のFC東京戦(2−2)では、2点差を追いつかれて勝点3を逃している。だからこそ選手たちは、その時の経験を踏まえてハーフタイムに「同じ轍は踏まない」と口にしていたという。しかし今節、磐田に一時はタイスコアにされた。指揮官は「具体化して伝えられなかった」と自省する。
「引いたサッカーをしない、守るのではなく3点目を取ってゲームを決めたいって想いはありましたけど、それを抽象的なことでしかハーフタイムに伝えられなかった。勝ったからこそ、試合終了のホイッスルが鳴って、選手たちとベンチ前で話している時に“こうするべき”ということを共有できた。次に必ず活かしたい」
東京Vは次節、12日にアウェーで鹿島アントラーズと相まみえる。そこで城福監督はどんなマネジメントを発揮するか注目だ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月06日 20:39
元アイルランド代表MFロイ・キーン氏が、マンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの立ち振る舞いついて言及した。5日、イギリス紙『デイリー・メール』が同氏のコメントを伝えている。
プレミアリーグ第36節が4日に行われ、マンチェスター・シティとウルヴァーハンプトン(ウルブス)が対戦した。試合は、立ち上がりの12分にPKからハーランドが先制点を決めると、35分と前半アディショナルタイムにもハーランドが追加点を獲得。1点を返されて迎えた54分にもハーランドがネットを揺らし、最終的に5−1でマンチェスター・シティがウルブスを下している。
キーン氏は以前からハーランドに対して厳しい評価を下しており、先月には「今日に限ったことではなく、全体的にプレーレベルが低い。彼はまるでリーグ2(イングランド4部)の選手のようだ」と同選手についてコメント。ウルブス戦後にキーン氏の発言を問われたハーランドは、「あの男のことはあまり気にしていないので、それでいい」と反論していた。
両者の舌戦が大きな注目を浴びるなか、イギリスメディア『スカイ』に出演したキーン氏は、ウルブス戦での途中交代後に不満げな態度を示したハーランドの様子を、「昨日、ハーランドが交代させられたのを見たが、あまりハッピーではなかった。甘やかされたガキのように振る舞っていた」と批判。司会者から、「甘やかされたガキ?4点取ればそれでいいんじゃないか?」と質問を受けると、「いいや違う」と返答している。
2024年05月06日 20:02
久保建英が所属するレアル・ソシエダは5月4日に開催されたラ・リーガの第34節で、ラス・パルマスとホームで対戦。2−0で快勝を飾った。 その2ゴールに絡んだシェラルド・ベッカーに右ウイングのスタメンの座を奪われた久保はなかなか出番はこず、最後の交代カードでようやくピッチへ。83分過ぎから準備をしていたが、プレーが中断せず、89分までその時を待たなければならなかった。 ラストプレーで絶妙のトラップからPK奪取かとも思われた突破を披露したが、あまりに出場時間が短く、決定的な仕事はできなかった。【動画】久保のノーファウルシーン。絶妙トラップからドリブル突破
それでも、現地メディアは一定の評価を与えている。 ソシエダの地元紙『Noticias de Gipuzkoa』は採点なしで、「日本人は最後に出てきて素晴らしい突破を見せたが、(PKにはならない)ペナルティエリアの外にいたにもかかわらず、明らかなファウルが判定はされなかった」と評した。 スペインの大手紙『Mundo Deportivo』は「電撃的」と表現。「ボールが出なかったため、彼は6分間も待った」と綴っている。 たった5分でも、好印象を残した。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月06日 20:00
昨季はプレミアリーグで17ゴールを奪う活躍を見せたマンチェスター・ユナイテッドFWマーカス・ラッシュフォードだが、今季はここまで7ゴールと得点ペースが落ちている。
2024年05月06日 19:53
5月6日、湘南ベルマーレはJ1第12節でサガン鳥栖と対戦し、2−1で勝利した。
チームを10試合ぶりの勝点3に導く決勝点を挙げたのは、阿部浩之だ。1−1で迎えた46分、平岡大陽からパスを受けた畑大雅が逆サイドに展開し、走り込んだ池田昌生のワンタッチでの落としを、阿部が右足で丁寧に流し込んだ。
試合後、阿部は得点シーンをこう振り返った。
「昌生に良いパスが入った瞬間に、昌生やったら落としてくれるかなと思った。自分の得意な形に持って行けましたし、しっかりと決められて良かったかなと」
【動画】阿部浩之の決勝点!
阿部は25分の福田翔生の同点ゴールも演出していた。ペナルティエリアの左角でタメを作り、正確なクロスを供給。背番号7の冷静さと技術が詰まったシーンを、本人は次のように回想した。
「空いたスペースが見えていたので、翔生が動き出すのを待ってからクロスを上げました。もし動き出さなければ、外(オーバーラップしてきた平岡大陽)を使おうと思いましたが、翔生が思い通りの動きをしてくれたので、ゴールにつながりました」
今節の白星は、湘南の今季ホーム初勝利でもある。シーズン序盤に大きく躓いたチームは、鳥栖戦の勝利をきっかけに、逆襲を期す。
次節以降からの巻き返しへ、阿部は「(ホーム初勝利は)だいぶ遅かった。自分たちの特長を出しながら、みんなが気持ち良く、楽しくプレーできるのが一番強い。自分たちができることをやり切って、もっと勝てるように頑張っていきたいです」と意気込んだ。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月06日 19:40
今夏のEURO2024でジョージア、ポルトガル、チェコと同じグループFに入っているトルコ代表。その中心は、もちろんインテルでスクデットを獲得したMFハカン・チャルハノールだ。
30歳を迎えているチャルハノールは、インテルで不動のレジスタとなっている。今季はセリエAで13ゴール3アシストの成績を残していて、今がキャリアの全盛期と言っていいはずだ。
その勢いをトルコ代表に持ち込んでほしいところで、トルコ代表を指揮するヴィンチェンツォ・モンテッラもチャルハノールに大きな期待を寄せる。
「彼は大きな期待を背負ってインテルに加入した。素晴らしいテクニックを備えた才能の持ち主だし、近年では世界最高クラスのMFの一人になったね」
「テクニックのレベルは以前から高かったけど、今のチャルハノールはチームのテンポをコントロールでき、試合のさまざまな瞬間を理解している」
トルコ代表とインテルでは戦い方も大きく変わるが、それでもトルコのサッカーファンも期待を膨らませていることだろう。レアル・マドリードMFアルダ・ギュレル、ユヴェントスFWケナン・ユルディズら楽しみな若手アタッカーも出てきているため、彼らフレッシュな才能をリーダーのチャルハノールがどうコントロールするかが今後のトルコ代表の注目ポイントだろう。
2024年05月06日 19:40
[J1第12節]福岡 1−1 川崎/5月6日/ベスト電器スタジアム
アウェーで福岡と対戦した川崎は、今季初のリーグ戦での連勝を狙ったが、1−1のドローで試合を終えた。
75分に先制に成功したが、10分後に福岡の紺野和也に決められて同点に追いつかれ、試合後、選手たちは一様に悔しそうな表情を浮かべた。
もっとも、川崎FW山田新が決めたゴールはまさにスーパーだった。大卒2年目、アカデミー育ちの男は次期エースとして期待される存在で、今季は先輩の小林悠の背中を追いながら、熱を発するストライカーになってきた。
そんな山田の印象を小林は「期待できる若いやつが出てきたなと、僕は嬉しいですね。まさにギラギラ感。自分が試合を変えてやるんだぞという想いが前面に出ている」と語っていたのも印象深い。
ただ、その小林は10節の広島戦でJ1通算140得点目を挙げたが負傷交代。先輩の分まで――。山田には熱い想いもあったはずだ。
【動画】川崎FW山田新の圧巻のゴール
福岡戦は前半、ゴールを奪えなかった状況で、ハーフタイムに鬼木達監督が動く。この日はベンチに控えさせた家長昭博を後半頭から4−3−3の右ウイングに投入したのだ。
そこでベンチに下げたのは、右ウイングで先発していた山田ではなくCFエリソン。山田をCFにスライドさせたのだ。エリソンがイエローカードを受けていた背景もあっただろうが、指揮官から山田への「ゴールを奪ってこい」とのメッセージが込められていたようにも映った。
これを粋に感じるのが山田という選手だろう。
得意とするCFのポジションでゴールを目指し続け、献身的な守備でもチームをサポート。そのプレッシングが実を結んだのが75分だった。
ハーフウェーライン付近でボールを奪うと、一気に前へ。寄せてきた福岡のボランチ松岡大起をなぎ倒して前進すると、ペナルティエリア内で華麗な切り替えしでDFふたりをかわして、左足でフィニッシュ。
自慢のフィジカルと冷静なシュートが光った、まさにゴラッソであった。
後ろで見ていたMF脇坂泰斗も「ゴールまでいくとは思わなかった。僕は取られたあとの準備をしていた」と苦笑いを浮かべたほど、チームメイトをも驚かせるゴールであった。
今季は自身で奪ったPKを誰にも譲らずに決め切るなど、点取り屋としての自覚と、それを表現する術が備わってきた印象でもある。
シュート練習やフィジカルメニューへの真摯な取り組みが結実したゴールでもあった。
鬼木監督も「トレーニングからいつも100パーセントでやっていますし、ああいう一番苦しい時間帯で、なおかつエネルギーもかなり使っている状態で決め切れるというのは彼の一つの特長でもありますので、今後に期待できるプレーだったと思います」と評す。
かつて川崎でプレーした鄭大世氏と同様に、福岡戦の力強いゴールには“人間ブルドーザー”と称賛の声が集まったのも誉れだろう。
もっとも試合後、山田はチームを勝たせられなかったことを何よりも悔やむ。その想いを胸にした彼のさらなる成長に期待したい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)