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2026年07月31日 05:00
阪神・藤川球児監督(46)が30日、中継ぎの木下、工藤を軸として後半戦に挑む考えを示した。31日・ヤクルト戦からのシーズン終盤へ「木下と工藤のところを引き上げて、彼らを中心に勝負していこうかなと思っているところ」と明かした。 今季の木下は19試合で2勝1敗、2ホールド、防御率2・31。7月はイニング途中の登板でピンチを切り抜けるなど、現在11戦連続無失点と安定感が光る。工藤は31試合で2勝0敗、8ホールド、防御率1・38。剛速球を武器に勝利に欠かせぬ存在となった。 8月27日までの長期ロードは、計24試合のうち21試合を人工芝の球場で戦う。「選手のコンディションを一番に考えなければいけません。野球というのは動きますから。そういう意味で勝負どころと言いますかね、戦いの場に出るといろんな物事が動くので」と虎将。成長著しい両右腕が、タフな8月戦線を支える。
2026年08月01日 05:00
巨人は31日、育成選手の鈴木大和外野手(27)と支配下選手契約を結んだと発表した。背番号は59。一度は支配下選手が上限の70人に達したが、29日に若林が西武に移籍し、空いた1枠に滑り込んだ。
北海学園大から22年に育成ドラフト1位で入団。昨年6月に支配下選手となり4試合に出場したが、今季は育成契約だった。吉報は30日に行われた「道民会」の最中に届き、その席は若林の送別会でもあった。直接「よかったな」と言葉をかけられ、田中将も「大和のお祝いも一緒にできるな」と祝福した。
2026年08月01日 05:00
デイリースポーツの記録担当がプロ野球のさまざまな記録をひもとく新企画「記録の向こう側」(随時掲載)がスタート。今回は「雨中のパフォーマンスの元祖といわれている選手」を取り上げる。
◇ ◇
1980年7月15日、神宮でのヤクルト−広島戦。ナイター開始前の雨のため、プレーボールが約20分遅れた。そこで広島の古葉竹識監督が、ナインに「だれかベース一周してくるヤツはいないか」と募ると、名乗り出たのがデュプリーだった。
三塁側ベンチから出ると、軽く素振りを繰り返す。そしてシートに覆われた、右打席付近に立った。まずは1球見逃しのポーズ。そしてフルスイングすると、一塁ベースへ一目散に駆け出す。三塁を回ったところでいったん立ち止まり、打球の行方を確かめるように外野へ視線を送る。そしてホームへ突進。シートの上を滑り、見事に仮想ランニングホームランの完成だ。傘を手に試合開始を待っていた観客は、思わぬパフォーマンスに大喜びだった。
独り相撲ならぬ「独り野球」。デュプリーは監督やナインに「1人5000円出してくれ」と持ちかけており、約束通り5人から計2万5000円をせしめた。
強肩を生かした左翼守備に加え、愛きょうあふれる振る舞いで人気も高かった。打力が伴わずこの年限りで解雇されたが、退団を惜しむファンは多かった。
答え デュプリー(広島)
2026年08月01日 05:00
「ヤクルト3−4阪神」(31日、神宮球場)
プロ野球は5試合が行われ、後半戦がスタートした。阪神は0−3の七回、一挙4得点を奪い逆転に成功。巨人との同率首位を守った。下半身のコンディション不良でスタメンを外れた森下翔太外野手(25)が、七回代打で登場。劣勢の空気を変える四球を選ぶと、中野の犠飛、佐藤輝の適時二塁打で1点差に。なおも2死二、三塁から大山悠輔内野手(31)が試合を決める2点適時打を放った。4番の一振りで後半戦開幕戦を飾った阪神はリーグ連覇へ夏ロードを突き進む。
鳴り物が禁止された午後10時以降も、虎党の一体となった声が神宮の杜に響いた。「大山ありがと〜」。心地よい夏の夜風を浴びながら、殊勲者は感謝の言葉を受け取る。どんなときも、全員でカバーするのが真の強さ。最強クリーンアップの“長男坊”が後半戦の“快幕”を導いた。
「チーム全員でつなげてつなげて、回してくれた打席だった。才木も序盤に3点取られてしまいましたけど、その後ゼロで粘ってくれていたので、何とかしたい思いがありました」
つながれた思いに応えた。0−3の七回に1点差まで詰め寄り、なおも2死二、三塁。「セカンドランナーの輝明(佐藤)をかえすだけだと思っていた」と3番手・阪口が1ストライクから投じた外角154キロを逆方向へとはじき返した。打球は右翼手の前に弾み、三走・近本に続き佐藤輝も生還。試合をひっくり返す一撃に、一塁上では珍しく、右手を高々と上げて笑顔でガッツポーズを決めた。
チームの危機に奮起した。この日は下半身コンディショニング不良で森下がベンチスタートとなり、今季7試合目となる3番・佐藤輝、4番・大山という布陣。5月31日・ロッテ戦(ゾゾ)以来2カ月ぶりとなる4番には「何とも思ってないです」と意に介さなかったが、大黒柱として期するものはあった。
「長いシーズンがある中で、いろんなアクシデントもありますし、予測できないことがたくさんありますが、全員でカバーしながら一戦一戦、戦っていきたい」
特別な舞台が、後半戦への活力にも変わった。28、29日にはオールスターに出場し、第1戦では球宴1号もマーク。「いろんな話ができましたし、すごく収穫のある、勉強になった試合。全てが僕にとっての財産ですし、これからの野球人生に生かしたい」と結果以上に得るものが多かった充実の2日間となった。
真剣勝負に戻った後半戦初戦も、第1打席から安打を放ってマルチ安打とし、軽快にスタートダッシュ。「本当に苦しい試合でしたけど、全員で勝ち切れた。どんな形であれ最後に勝つことが大事」。球団初のセ・リーグ連覇へ、一丸で臨む勝負の後半戦−。その中心に背番号3がいる。
2026年08月01日 05:00
「ヤクルト3−4阪神」(31日、神宮球場)
火花の散るような、強烈な打球を一塁線へ飛ばした。
2026年08月01日 05:00
「ヤクルト3−4阪神」(31日、神宮球場)
最後の1球は互いにストレートだった。接戦を制した試合後。敵地左翼スタンドからは木下里都、工藤泰成の阪神若手リリーバーに、万雷の拍手とコールが注がれる。後半戦初戦、藤川球児監督は1点差の終盤に、宣言通りキーマンに指名した2人を送る。新星・160キロコンビが、勝利のバトンをつないだ。
まずは七回。打線が3点差を引っ繰り返すと、木下が慌ただしく準備を始めた。逆転直後に相対するのは上位打線。内山、丸山和を打ち取ると4番・古賀との対戦だ。初球、ギアを上げた直球は160キロを計測。「休みもあって体もいい感じだった。気持ちいいですね」と自己最速を更新した。
だが、フルカウントから四球で歩かせると、続く赤羽には中前打を浴びて一、二塁。それでも「いつも通りに四球を出してしまったんですけど、最後はちゃんと粘れたので良かった」と、代打・宮本にも真っ向勝負で詰まらせ、遊ゴロでピンチを切り抜けた。続く八回は最速163キロ右腕、工藤が登場。2死二塁を背負ったが、最後は長岡を遊飛に打ち取って脱した。
「後半戦初戦で力が入る場面ですけど、冷静に抑えることができて良かったです」。試合後、ホッとした表情を見せる右腕に、木下はライバル心を隠さずに言った。「これからも頑張って工藤に追いつきます」。25歳の木下と、24歳の工藤。指揮官から「中心に勝負していく」とチームの命運を託された2人。“虎の超特急”が勝利をつなぐ。
2026年08月01日 05:00
「ヤクルト3−4阪神」(31日、神宮球場)
今年も阪神・中野拓夢内野手が一つの節目に到達した。三回、2死で奥川に対し、粘っての9球目。低めの変化球を捉え中前打を放った。
これでシーズン100安打に到達。新人からの6年連続で、同期入団の佐藤輝とともに、プロ野球史上唯一のコンビになる。価値のある数字だが「通過点だと思う。試合でやるべきことをやってる結果が積み重なったもの」と涼しい表情。「チームのためにって考えて、これからも1本ずつ伸ばしていけたら」と力を込めた。
3点を追う七回は、1死満塁の絶好機で、丸山翔から犠飛を放った。逆転の口火を切る1点をたたき出し「なかなか点を取れなかったので、1点取れば、雰囲気は変わると思ってた。最低限の仕事はできたと思います」と振り返った。
ここ近年は酷暑もあり、練習量を抑える選手が増えている。自身も7月は疲労を考慮され、スタメンを外れる試合もあった。それでも試合前から汗だくになって白球を追うのが中野。「夏場はしんどくなる時もあるけど、練習である程度動いておきたい。毎日やっていることはあまり変えたくない」と独自の考えを貫いている。
しびれる接戦を制し「こういう苦しい試合を逆転して勝てたのは、勢いになる」とうなずいた。夏本番に突入していくが、チームのために自らの仕事を全うし続ける。
2026年08月01日 05:00
「巨人6−0DeNA」(31日、東京ドーム)
七夕の願いは、ちゃんと届いていた。
“ホームランを打てますように−”
巨人・松本剛外野手が短冊に込めた思いは結実し、自身の力でかなえていく。待望の移籍1号だ。「今日が7月最後だなと思っていた。最後に出てよかったです」。本拠地の大歓声の中、最高の笑顔で駆け抜けた。
まさに、後半戦のGO砲だ。初回1死で打席に入ると、2−2からの6球目を振り抜いた。願いを乗せた打球は一直線に左翼席まで伸びて着弾。24年6月14日の巨人戦以来、777日ぶりのアーチに「いい番号。いいことある」と笑う。ただ、「何か恥ずかしいけどね。そんなに打ってないのかって」と頭をかいた。
この3連戦では「JORDAN BRAND」とコラボした特別ユニホームを着用。デザインの核となるバンダナ柄は、それぞれが違う模様になっている唯一無二の“戦闘服”で、松本も「ジョーダンパワーが宿りました」とうなずく。個性が光る中、橋上監督代行は「将棋で言うと飛車もあれば、桂馬も香車も金も銀も。そういった役割は必要」と強調する。個々の結集体で挑む強さが今の巨人の武器だ。
「僕は『歩』じゃないですかね。一歩一歩コツコツ前に進んでいくんで」と松本。そこに派手さはない。積み重ねこそが、願いを現実にした松本の流儀だ。
2026年08月01日 05:00
「ファーム・西地区、阪神0−5広島」(31日、日鉄鋼板SGLスタジアム)
力強い打球が遊撃手の頭を越えると、黄色いスタンドが大きく揺れた。
2026年08月01日 05:00
「ヤクルト3−4阪神」(31日、神宮球場)
周囲の心配は、持ち前のフルスイングで払拭した。今季初めてスタメンを外れた阪神・森下翔太外野手が代打で登場。劣勢ムードから一転、球場の空気を変えて逆転勝ちに貢献した。
3点を追う七回1死一塁の場面で打席に立つと、スタンドが沸き上がった。「3点差で負けていたので、自分が中途半端なスイングしても仕方ない。しっかり振ることだけをイメージして、という感じでした」。打席で見せた2度の豪快な空振りが、相手に脅威を与える。最後は冷静に四球を選んで好機拡大。その後、佐藤輝の適時二塁打で本塁に生還した。
「下半身のコンディション不良」で29日の球宴第2戦を欠場した。後半戦初戦の出場が不透明な状況だったが、試合前練習を行った。フリー打撃は12スイングで3本の柵越え。代打出場からはゲームセットの瞬間までグラウンドに立ち続け、勝利のハイタッチに加わった。
体の状態を問われると「大丈夫です。試合になったらやるしかないんで」と力強く言い切った姿が頼もしく映った。
2026年08月01日 05:00
「ヤクルト3−4阪神」(31日、神宮球場)
ヤクルトの後半戦は痛恨の黒星発進だ。打線のシャッフルは成功したが、継投が裏目に出て逆転負けを喫した。
試合前の時点で今季の対才木の成績が、打率・600の丸山和を今季初の3番、同打率・429の古賀をプロ初の4番で起用。“才木キラー”をクリーンアップに入れ、サンタナをスタメンから外し「守って足を使えるように」と池山隆寛監督。守備と走塁も重視したオーダーで臨んだ。1点リードの二回には丸山和と古賀の2者連続適時打で2点を追加した。だが3点リードの七回にリリーフ陣が打ち込まれ4失点。「一気にたたみかけられるところが阪神さんの強み」と厳しい表情だ。
同率1位の巨人、阪神とのゲーム差は7・5に広がった。一丸になって首位チームを追いかけ続けるしかない。
2026年08月01日 05:00
「巨人6−0DeNA」(31日、東京ドーム)
DeNAは反攻を誓ったはずの後半戦の初戦で、今季の自力優勝の可能性が消滅した。相川亮二監督は「まだ当然あきらめるつもりはない。明日からも同じ気持ちで戦っていきます」と声を絞り出した。
打線はG助っ投のハワードを攻略できず、六回1死までパーフェクト投球を許した。今季11度目の完封負けを喫し、指揮官は「五回まで抑えられてしまったことが、今日の敗因には直結するかなと思います」と唇をかんだ。首位とのゲーム差は11・5に広がった。
この日は、牧が慶弔休暇特例により不在。大黒柱を欠く中で苦戦を強いられた。それでも、「いるメンバーで戦うしかないので、牧がいなかったことを負けた理由にするつもりはないです」と相川監督。投手陣も計3本塁打を浴びるなど手玉に取られ、投打で完敗だった。
2026年08月01日 05:00
「西武4−5オリックス」(31日、ベルーナドーム)
4番のひと振りで大事な後半戦初戦をものにした。
2026年08月01日 05:00
「巨人6−0DeNA」(31日、東京ドーム)
巨人後半戦の“開幕投手”を任されたスペンサー・ハワード投手が前半戦の鬱憤(うっぷん)を晴らす、移籍初勝利をつかんだ。
DeNA打線を五回まで無安打に封じるなど寄せ付けず、7回3安打無失点の快投。この日は唯一無二の模様が入ったJORDANユニホームを着用しており、「こういう黒のパンツをはいて野球をすることは初めてだった。かっこいいですし、気持ちが高まりました」とニッコリ笑った。
2026年08月01日 05:00
「日本ハム6−1ロッテ」(31日、エスコンフィールド)
抜てきに力投で応えた。日本ハム先発の達孝太投手は二回に打球が右膝付近を直撃しながら続投。三回以降は無安打に抑えて、6回3安打0封、9奪三振で4月21日の楽天戦(エスコン)以来の3勝目を挙げた。「今日はゆっくり寝られそうです。ちょっと不安だったんで」と笑顔を見せた。
先発で5連敗を喫し、6月からリリーフに配置転換。この日が5月29日の巨人戦(エスコン)以来の先発復帰戦だった。「大事な試合」と位置づけた後半戦初戦に指名した新庄監督は「0で抑えるんで、大したもんですよ」と目を細めた。
五回は2死から好打者・西川に粘られながら最後は152キロの直球で空振り三振に仕留めた。「リリーフの経験が生きている。あんまり空振り取れてなかったんで。前、先発をやってたときは」と効果を口にする。
7月に新庄監督の勧めで金髪にした。それも「打たれたらやめようと思っていた」という覚悟だった。上々の結果に「僕は先発がやりたいんで。一から試合作っていくのはやっぱり楽しいな」。笑顔も見せたマウンド。先発の座はもう譲らない。
2026年08月01日 05:00
5日に開幕する第108回全国高校野球選手権大会の出場校による甲子園練習が31日に始まり、16校が聖地の感触を確かめた。
社の最速151キロ右腕・岩井秀耶投手(3年)は思い入れのある地元・西宮で“ゼロ封”の活躍を誓った。「(甲子園は)大きかったけど、投げやすかった。(大会は)ゼロに抑えることを意識してやっていきたい」。初めて立つ聖地のマウンドで万全に調整し、高揚感たっぷりに話した。
幼少期から、甲子園球場まで走って阪神戦や高校野球の試合観戦に何度も訪れていたという。「自分の手でつかんだ甲子園なので本当にうれしい。小さい頃から見てきたので、楽しむことを意識してやりたい」。生粋の阪神ファンで、「プロ野球選手のようにハツラツとプレーしたい」と憧れの姿を口にした。
チームはこれまで夏は2回戦進出が最高成績だった。エース右腕は「まずは2勝以上。最終的には優勝したい」と大舞台に目を輝かせた。