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阪神 侍に敗戦も攻守に収穫 新外国人ルーカスは最速156キロでピシャリ ドラ3岡城が左前適時打

2026年03月03日 21:27

 「WBC東京プール presented by ディップ 強化試合、侍ジャパン5−4阪神」(3日、京セラドーム大阪)  阪神は侍ジャパンに敗れたが、攻守に収穫のある一戦となった。  七回まで無得点と沈黙していた攻撃陣が八回に意地を示した。1死から、まずは小野寺が右中間への二塁打でチャンスを演出した。嶋村が四球を選ぶと、途中出場のドラフト3位・岡城が左前適時打。サポートメンバーの中日・仲地の内角147キロに反応し、待望の“プロ初安打”で反撃の1点をたたき出した。  さらに続く元山が中前に運んで満塁。2死後、こちらも途中出場の小幡が右翼へ走者一掃の適時二塁打を放ち、遊撃のレギュラー奪取に向けて大きくアピールした。  先発・伊藤将は2回1安打1失点。初回2死から鈴木に特大ソロを浴びたが、以降は危なげなくアウトを重ねた。大谷、村上、岡本ら強力打線を最少失点にまとめ、開幕ローテーション入りに向けてアピールに成功。計6個のアウトのうち5個をゴロアウトで奪うなど、持ち味を披露した。  新外国人コンビも上々の登板となった。三回からはラグズデールが登板して2回1安打1失点。近藤に中前適時打を許すも村上、岡本、吉田の“メジャートリオ”を三者凡退に抑える場面もあった。五回にマウンドに上がったルーカスも三者凡退。最速156キロの速球は威力十分で、スイーパーにチェンジアップも織り交ぜて相手打線を完璧に封じた。

  • 野球
  • ロッテ・カスティーヨ「今までは試す方向に舵を切っていた」…「本当の試合で使うような動きにシフトチェンジしていけたら」本番モードに突入へ!

    2026年03月04日 09:00
     ロッテの新外国人左腕・カスティーヨは、リリーフの一角として活躍が期待される。  カスティーヨはメジャー通算69試合に登板して、5勝5敗、防御率4.11。昨季はダイヤモンドバックス、メッツ、マリナーズ、オリオールズの4球団でプレーし、4球団の合計は29試合・32回を投げ、2勝2敗、防御率3.94だった。  メジャー時代の映像を見ると、右打者のインコース、左打者のアウトコースに鋭いスライダーで空振りを奪っていた。スライダーが武器になってくるのだろうかーー。  「もちろんスライダーも良いんですけど、全部の球種に自信を持っているので、特にこれっていうのはないですね」。  スライダーの他にツーシーム、チェンジアップといった変化球を投げる。自身の投球スタイルについて、「ストライクゾーンを攻める、攻めのピッチャーと思っています」と分析。  ストライクゾーンを攻めるとカスティーヨ自身が話すように、昨季はメジャーでゴロ割合が55.4%と、ゴロを打たせてアウトを取っていくピッチャーだった。本人は「もちろんゴロになってくれたらいいんですけど、自分としては三振を狙っていきたいスタイル。常に三振を狙っていきたいです」と三振でアウトをとっていきたいという考えを持つ。  都城キャンプ2日目となった2月2日に来日初ブルペンを果たし、サブロー監督が見守る中、24球を投げ込み、投球連取後には日本語で「ありがとうとございました」と球を受けた捕手に感謝の気持ちを述べた。  来日2度目のブルペンとなった2月5日は、「今日のテーマとしてはコントロール重視でしっかりとストライクを投げることを意識して投げました」と、佐藤都志也に受けてもらい、西川史礁を打席に立たせて20球投げた。  2月19日のDeNAとの練習試合で実戦初登板を果たし、1回を投げ無失点に抑えると、続く2月26日のチェコ代表との親善試合は1回を投げ1失点だった。チェコ戦では21球投げたが、そのうち17球がストレート・ツーシームといった速球系。その日によってテーマを持って投げているのだろうかーー。  「あの時はコントロールですね。ちゃんとストライクゾーンに投げることを目標に立てていたので、いつもああいうわけではなくて、あの時は自分と確認しながら投げていましたね」。  ここまでの実戦登板で、日本とアメリカのボールの違い、マウンドの違いなど何か感じることはあるのだろうかーー。  「自分的には日本のマウンドの方が合っていると思いますし、ボールの曲がり幅も日本の方が今のところは曲がっていると思っているので、アメリカと比べると環境的には日本の方が合っているのかなと、今のところは思っています」。  感触を得ている球について「今現時点で言うと、ツーシームとスライダーがすごくいいボールを投げられている。この調子でシーズン入っても投げていきたいと思っています」と、ツーシーム、スライダーを挙げた。  開幕まで1ヶ月を切った。「3月にも入ってオープン戦も始まっています。今までは練習試合で試す方向に舵を切っていたんですけど、今は実戦、本当の試合で使うような動きにシフトチェンジしていけたらなと思います」。  移籍1年目となる今季に向け、「とにかく試合に勝つこと。どんどん投げてチームに貢献するのが一番だと思うので、まずはチームに貢献するというのが一番にあります」と意気込んだ。  ロッテは昨季まで決まった勝利の方程式を固定せず戦っていたとはいえ、シーズン通して勝ち試合で投げる投手がいなかった。リーグ優勝するためには、リリーフの整備は必要不可欠。カスティーヨには、勝利の方程式の一角に食い込むような働きが求められる。 (ホセ・カスティーヨ投手通訳=リッキー・サントス・タカタ通訳) 取材・文=岩下雄太

  • WBC米国代表、強化試合初戦で15点大勝 主将ジャッジが先制2点打 スキーンズは3回1失点4K

    2026年03月04日 08:45
    ● ジャイアンツ 1−15 米国代表 ○ <現地時間3月3日 スコッツデール・スタジアム>  ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む米国代表が現地時間3日、ジャイアンツとの強化試合に大勝。主将のアーロン・ジャッジ外野手(33)が先制打を放つなど19安打15得点を記録した。  初実戦の米国は初回、1番ボビー・ウィットJr.と2番ブライス・ハーパーの連打から無死二、三塁の好機を作り、3番ジャッジの中前適時打で2点を先制。4回表にアレックス・ブレグマンのソロ本塁打、6回表にロマン・アンソニーの2ラン本塁打が飛び出し、7回表には一挙6点を追加した。  投げては昨季ナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたポール・スキーンズが3回1失点。最速99.7マイル(約160.5キロ)を計測しながら4三振を奪った。試合は10回まで行われ、第2先発のマット・ボイドらリリーフ陣が計7イニングを無失点。15対1で初陣を飾った。  2大会ぶりの世界一を目指す米国代表は現地4日にもロッキーズとの強化試合を予定。同6日にヒューストンでブラジル代表とのWBC初戦を迎える。

  • 広島・辻 「ちび」と一緒に!新グラブに込めた亡き“相棒”への思い プロ4年目中継ぎ再転向「ちびも応援してくれている」

    2026年03月04日 08:00
     広島・辻大雅投手(21)が新たなデザインのグラブでプロ4年目のシーズンを戦う。試合用、練習用のグラブに刻まれた「ちび」の刺しゅう。中継ぎに再転向することが決定した左腕が、2文字に込めた思いを明かした。  今季から辻のグラブには特別な思いが込められている。練習用グラブは親指付近の外側に、試合用グラブは平裏(手のひら側)に昨季から大切にする言葉「気合と根性」に加え、新たに「ちび」の2文字が加わった。「実家で一緒に住んでいた猫の名前なんです。色は黒で喉元あたりが白い。手も白くて手袋を履いてるみたいでめっちゃかわいいんです」と、いとおしそうに特徴を教えてくれた。  出合いは辻が小学生の時だった。母が夕食の野菜炒めを作る音に混じって、聞こえたのは小さな鳴き声。外をのぞくと、そこには手のひらサイズの小さな子猫がいた。「確か数日後が大雨の予報で。それで心配になって餌でつって家の中に誘導しました」。猫好きな母の後押しもあり、そのまま家族の一員となった。  昨年7月に辻が支配下登録を勝ち取り、1軍戦がテレビ中継されるようになると、ちびは不思議な行動を見せた。辻がマウンドに上がるタイミングに合わせ、まるで分かっているかのようにテレビのある部屋へ移動。じっと投球を見守っていたという。誰よりも辻の晴れ舞台を見守り続けてくれた、かけがえのない相棒だった。  別れは昨秋のフェニックス・リーグ期間中に訪れる。体調を崩していたちびは静かに息を引き取った。「最後は家族全員に見守られながら亡くなったんでちびも幸せだったんじゃないかなと」。宮崎にいた辻は、最期を見届けられなかったが後悔はない。  その昨秋から先発に挑戦していたが、再び中継ぎに戻ることが決定した。先発挑戦にあたり、左打者へのチェンジアップを猛練習。「先発をやって生かされることもたくさんあると思う。不安は全くないです」とチームのために全力で腕を振る準備を進めている。  今春は対外試合4試合で全て中継ぎ登板。計4回2/3を1失点と好調をキープ。黒原、滝田と左腕が相次いで手術を受け、貴重な左腕としてフル回転が期待される。「中継ぎは1イニングなんで、ドーンと勢いよくいけばいい。全て勝負球だと思って全力でいきたいです。ちびも応援してくれていると思うので」と辻。応援する場所を画面越しからグラブという“特等席”に移したちび。相棒とともにマウンドで躍動する。  ◆辻 大雅(つじ・たいが)2004年8月29日生まれ、21歳。神奈川県出身。182センチ、88キロ。左投げ左打ち、投手。二松学舎大付高から22年度育成ドラフト3位で広島入団。25年7月28日に支配下登録。同年8月2日・中日戦(マツダ)でプロ初登板。同年は16試合に登板し、0勝0敗0セーブ、防御率1.13。背番号は98。年俸800万円(金額は推定)。

  • 阪神・ドラ3岡城 初球をしっかりと振り切って左翼線に 左翼争いに割って入っていければ面白い 谷佳知氏が高評価

    2026年03月04日 08:00
     「WBC東京プール presented by ディップ 強化試合、侍ジャパン5−4阪神」(3日、京セラドーム大阪)  阪神が3日、京セラドームで侍ジャパンとの強化試合に臨み、4−5で敗れた。

  • 広島・ドラ3勝田 大阪生まれ大阪育ちが地元凱旋でアピールだ 4日・オリックス戦の憧れ京セラドームで開幕1軍引き寄せる

    2026年03月04日 08:00
     広島のドラフト3位・勝田成内野手(22)=近大=が3日、地元凱旋で開幕1軍入りへアピールすると意気込んだ。チームは4日に京セラドームでオリックス戦に臨む。大阪生まれで大阪育ち。憧れていたグラウンドで、大きな快音を響かせてみせる。  憧れていたグラウンドに、勝田が初めて立つ。京セラドームは幼少期に何度も足を運んだ球場だ。「無料券みたいなのがあったので、よく見に行っていた。広いイメージがあった」。思い出が詰まった“聖地”にプロとして戻る。成長した姿を見せる決意だ。  観戦経験は豊富だが、プレー経験はない。「やってみたかった球場でもあるので楽しみ」と声をはずませた。当日は家族や親戚が一堂に会する予定で、モチベーションを高める大きな要素だ。  目指す「開幕1軍」を、不動のものにしたい。オープン戦は5試合に出場し17打数7安打、打率・412。力強く引っ張っての三塁打や、外角球に対してコースに逆らわない左前打など、広角に打ち分ける打撃が光る。  パワーを武器とする外国人投手への対応にも優れる。「球が重いというのはあったんですけど、何打席か立つにつれて目は慣れてきた」。初めて対戦する投手は事前に多くのデータを頭に入れて打席に立つ。すぐさま順応し、自分のスイングを貫ける点は頼もしい。  小園がWBC出場のため不在。矢野は2軍で汗を流す。出場機会が多くなるルーキーにとっては、今が最大のチャンスでもある。「この調子のままを維持して、シーズンでもしっかりと結果を出せるように頑張りたい」。地元・大阪で、開幕1軍切符を手繰り寄せる。

  • 侍ジャパン、1つのミスが勝敗を分ける WBC第3回、第4回大会は準決勝で涙

    2026年03月04日 08:00
     3月5日ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2026が開幕する。今大会で6回目を迎えるが、日本代表はこれまでに第1回、第2回、そして前回大会で世界一に輝いた。その一方で、第3回大会、第4回大会は共に準決勝で涙をのんでいる。  3大会連続世界一を目指した第3回大会は、第2ラウンド初戦のチャイニーズ・タイペイ戦で2−3の9回二死一塁の場面で鳥谷敬(当時阪神)が二塁盗塁を決め、井端弘和(当時中日)が同点打を放ち、10回に中田翔(当時日本ハム)が決勝犠飛を放つなど、劇的な勝利もあった。  準決勝のプエルトリコ戦では、WBCが始まってから2戦2勝と安定した投球を披露していた先発・前田健太(当時広島)が初回に先制を許すと、序盤から主導権を握られる展開になる。前田は5回1失点と試合を作ったが、7回に登板した能見篤史(当時阪神)が2点を失い3点差に広げられる。  0−3の8回に井端の適時打で1点を返し、内川聖一(当時ソフトバンク)の安打で一死一、二塁とチャンスを広げた。阿部慎之助(当時巨人)の打席中、一塁走者だった内川がスタートを切るも、二塁走者の井端は盗塁をやめ、一塁走者の内川が一、二塁間に挟まれアウト。これで流れを潰した侍ジャパンは1−3で敗れた。  第4回大会は準決勝のアメリカ戦、0−0の4回に一死走者なしから名手・菊池涼介(広島)のミスをきっかけに、先発・菅野智之(当時巨人)が踏ん張れず先制を許す。6回に菊池の一発で同点に追いつくも、1−1の8回一死二、三塁でアダム・ジョーンズのボテボテのサード前のゴロを突っ込んできた三塁手・松田宣浩(当時ソフトバンク)がこれをお手玉。なんとか一塁はアウトにしたが、三塁走者の生還を許し、これが決勝点になった。  記録に残るミスだけでなく、記録に残らないミスも国際大会では命取りになる。当たり前のプレーを当たり前にする難しさ、1つ勝つことが簡単ではないことがわかる。過去の反省を教訓に、侍ジャパンは2大会連続世界一を目指す。

  • 鷹守護神が「びっくりするぐらい別人」 久々登場で驚き…公称104キロも「めっちゃ絞った」

    2026年03月04日 07:55
    オスナにネット驚き「マジで誰」  激変した守護神が話題になっている。ソフトバンクのロベルト・オスナ投手は3日、本拠地みずほPayPayドームで行われたヤクルトとのオープン戦に7回から登板。1回を無失点に抑えた。ネットでは体型と風貌の変化に注目。「痩せたなあオスナ」「痩せてるし髭生えたしマジで誰」と驚きの声が上がった。  オスナは1点ビハインドの7回に登板。安打と四球、捕逸もあり無死二、三塁のピンチを招いたが、そこからギアを上げた。伊藤をバットを折り投ゴロ、続く武岡を一ゴロ、最後は岩田を直球勝負で空振り三振に仕留めた。最速は154キロだった。  2023年からソフトバンクに加入した右腕は同年は49登板で26セーブ、12ホールド、防御率0.92と圧倒的な成績を残したが、直近2年は不調。昨年は26登板で防御率4.15にとどまり、シーズン途中には守護神の座を杉山一樹投手に明け渡した。後半は怪我にも苦しんだ。  久々の実戦でファンが注目したのはその体格だった。昨年よりすっきりしたようにもみえ、髭も伸びていた。SNSでは「びっくりするぐらい別人なった笑 痩せすぎやろ笑」「オスナめっちゃ絞ったな」といったコメントが寄せられた。(Full-Count編集部)

  • 高かったプロの壁「野球が嫌いに」 2度の戦力外…オファー断り選んだ引退「離れたいと」

    2026年03月04日 07:40
    元西武の川野涼太氏の第2の人生 「野球が嫌いになった」――。

  • 誰もが予想できぬ“最後の勝利” 復活信じた女性ファンも…ボロボロの元ドラ1「今だったら」

    2026年03月04日 07:30
    元近鉄・太田氏が苦しんだ右肩痛との戦い  甲子園で人気を集めた元近鉄ドラフト1位右腕、太田幸司氏(野球評論家)のプロ野球人生は、プロ10年目の1979年10月に右肩痛を発症させてから暗転した。11年目の1980年は14登板(3先発)で0勝4敗、防御率10.66と不本意な成績。それが苦悩の始まりだった。「肩以外は大丈夫だったんですけどね……」。恩師の近鉄・西本幸雄監督が勇退した1981年はわずか1登板(1先発)の0勝1敗に終わった。  1979年10月9日の南海戦(大阪)で5回無失点投球。その試合でマークした通算58勝目となるシーズン7勝目が、太田氏の現役ラスト勝利になるとは、当時は誰も予想できなかったはずだ。その白星後、阪急とのプレーオフに向けての練習スタートの朝に右肩痛を発症。無念のリタイアにはなったものの、治療すれば、また元に戻ると女性ファンをはじめ、誰もが信じていたことだろう。だが、現実は厳しすぎた。 「治療は鍼を打ったり、電気を当てたりとか……。今だったら、機械で見るとかでしょうけど、そういう時代じゃなかったしね。『鍼とかをやっていれば、年を越したら大丈夫だろう、次のキャンプはOK』なんて言われたし、僕もそういうつもりでいたんですけどね」。1980年になって、再び投げられるようにはなった。だが、完全に元には戻らなかった。「自分では同じような球を投げているつもりでも、やっぱり……」。  青森・三沢高時代からの武器の一つでもあった打者の手元でホップする快速球が出る頻度も低くなった。「良かったり、悪かったり。良いのが続かなかった。(右肩痛の影響で)ボールを放す瞬間にピリッとくるようになって、どうしてもちょっと……。(そこをかばう)変な癖もつきはじめた。だから手元でピュっといってなかったんでしょうね」と振り返る。「投げてもカーンと打たれるというのはそういうことだったと思います」。  プロ11年目の1980年は1、2軍を往復しながら0勝4敗。「ちょっと投げたら、またちょっと軽い痛みが出たりとかの繰り返しでしたね」。当時のパ・リーグは前期、後期の2シーズン制。その年の近鉄は後期に優勝したが、太田氏は全く貢献できず「寂しい話でしたわ、これも……」と悔しそうに話す。3勝0敗で1979年に続くリーグ連覇を成し遂げたロッテとのプレーオフも登板なしだった。日本シリーズ後の“消化ゲーム”に登板「そのくらいの立場に下がっていた」  そんな中、2年連続3勝4敗で広島に敗れた日本シリーズでは第6戦(11月1日、広島)に出番があった。0-5の5回から3番手で投げて2回1失点。いきなり先頭の山本浩二外野手に右越え本塁打を浴びたが、動じることなく、許した安打はその1本だけだった。その時点でできることを最大限にやり尽くし「1試合でも日本シリーズで放らせてもらったのは、いい思い出です」と太田氏は話したが、全盛期ならもっと違う登板にもなっていたことだろう。  その年のシーズン最終戦は日本シリーズ後の11月7日の南海戦(大阪)。まさしく“消化ゲーム”に太田氏が先発した。結果は5回0/3、4失点で4敗目。「普通、ローテーションで投げていたら、そんなところでは絶対投げない。もう、そのくらいの立場に下がっていたわけですよ。まぁ、日本シリーズでも投げたし、最後に来シーズンに向けて力を測る意味でも(首脳陣は)投げさせたんじゃないかなぁ」。  しかし、翌1981年も好転することなく、逆に右肩の状態は悪くなった。シーズンのほとんどを2軍で過ごし、1軍登板はわずか1試合。シーズン終盤の9月29日の西武戦(日生)に先発し、2回4失点で敗戦投手になっただけだった。「(右肩の)痛みとの戦いでした。この年は下(2軍)でもそんなに(試合で)投げていないです」と唇を噛んだ。この年限りで恩師の西本監督が勇退。ラストイヤーにまともに働けなかった無念さも重なった。  右肩以外に大きな問題はなかったという。「肘には、ずっと前からネズミ(遊離軟骨)がちょろちょろ、ちょろちょろしていたんです。まぁ、今だったらクリーニング手術をするところでしょうけど、それは長い付き合いで、ごまかしながらでも放れたんですよ。でも肩(痛)は……。ファームで練習しても体力はあるんだけど、ブルペンで投げたら肩がしっくりこない。そんな感じでしたね」。白星が遠いものになった。何とも、もどかしい日々だった。(山口真司 / Shinji Yamaguchi)

  • ドジャース・佐々木朗希、初回一死も取れず満塁被弾 最速160キロ計測も制球苦しむ 再登板後は2回パーフェクト

    2026年03月04日 06:55
     ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手(24)が現地時間3日、ガーディアンズとのオープン戦に先発登板。初回に満塁弾を浴びたが、以降2イニングは打者6人をパーフェクトに打ち取った。  今春2戦目の佐々木は初回、先頭打者クワンをストレートの四球で歩かせ、2番ルキオに中前安打、3番ラミレスにも四球でいきなり無死満塁のピンチを背負った。4番マンザルドにカウント2-2から外角低め97.9マイル(約157.6キロ)のフォーシームを振り抜かれ、左中間スタンドへ満塁本塁打。続く5番フライにも四球と制球を乱し、一死も取れずに投手交代が告げられた。  オープン戦特別ルールにより2回裏から再登板。先頭ルキオを空振り三振、4番マンザルドとの再戦では3球三振と立ち直りを見せた。3回裏も右飛、二ゴロ、遊飛とし、2イニング連続の三者凡退。計2回0/3、45球を投げて2被安打、3四球、2奪三振、4失点という内容だった。

  • 鷹本拠地が9年ぶり“激変”「めっちゃ綺麗」 大規模改修で新仕様…ネット注目「色鮮やか」

    2026年03月04日 06:50
    みずほPayPayドームではオフ期間に改修工事が行われた  ソフトバンクは3日、今季初となる本拠地でのヤクルトとのオープン戦を行った。みずほPayPayドームではオフ期間に新しい人工芝やLEDビジョンの設置、防球ネットの張り替えなど大規模な改修が行われた。9年ぶりとなる人工芝の入れ替えが行われ、“激変”した姿に「芝が綺麗になってる!」「芝めっちゃ綺麗になってる!」と驚きの声が上がっている。  人工芝については、2017年に敷設した既存のものから、新しくミズノ株式会社製の「MS CRAFT BASEBALL TURF(エムエス クラフト ベースボール ターフ)」へ入れ替えられた。新人工芝は芝葉が天然芝に近い形状に加工されたことで、高い耐久性と形状復元性を備えているという。安定したボールの転がりやバウンド性、衝撃吸収性が向上し、選手の足腰への負担軽減と安全性向上が期待される。  またLEDビジョンが外野フェンスに設置され、両翼ポールを結ぶように全長186メートルのリボン型ビジョンが設けられる。さらに防球ネットは既存のものから、高さ21メートルのワイヤー吊り下げ式に変更され、客席からの景色は一変。コカコーラシートのフェンスまで拡充され、より安全性の高いものとなった。  これら全ての設置工事はシーズンオフ中に行われ、この日が“お披露目”の日となった。新しく生まれ変わった本拠地での戦いに、SNS上のファンも「ペイドも芝の貼り替えしてたのね!」「ペイペイすげー色鮮やか」と期待を膨らませている様子だった。(Full-Count編集部)

  • ブレーブスのプロファーが162試合の出場停止 加入2年連続の禁止薬物陽性 WBCも出場不可に

    2026年03月04日 06:45
    ◆ 加入1年目に80試合出場停止、2年目は全休に  アトランタ・ブレーブスのジュリクソン・プロファー外野手(33)が薬物規定違反により162試合の出場停止処分を受けると現地時間3日、『ESPN』のジェフ・パッサン記者が報じた。

  • 広島・森下 2年連続開幕投手の大役へ「結果が全て」 4日・オリックス戦で同じく有力候補の床田とともに今年初の対外試合登板

    2026年03月04日 06:00
     開幕投手の有力候補2人が満を持して今年初の対外試合に臨む。広島の森下暢仁投手(28)と床田寛樹投手(31)が3日、マツダスタジアムでの投手練習に参加した。4日に京セラドームで行われるオリックスとのオープン戦へ、森下は「結果」を求めていくことを強調。2年連続となる大役の座を射止めるため、アピールに燃える。  森下の姿勢は一貫している。今年に入ってから、事あるごとに口にしてきた「結果」の2文字。今年初の対外試合登板を前にしても、その考えは変わらなかった。「試合に入ったら結果が全て。いい準備をしてやれたら」。ブレない心で開幕投手を手繰り寄せる。  この日はキャッチボールや短距離ダッシュなどで最終調整。練習前には、海外からの観光客とみられる人たちにサインを書く“神対応”もあった。4日の登板は中継ぎとして3イニング程度を予定する。「もう、バッターを抑えられたらいい」と語り、調整登板ではなく結果を求めていくと強調した。  昨年は3月8日が初の対外試合登板で、そこから開幕投手を務めた。今年は2月10日に紅白戦に登板。以降はブルペンやシート打撃登板を重ねた。直近は沖縄キャンプ中の23日のシート打撃で打者10人に被安打2、1四球3奪三振だった。下半身を意識した投球フォームを試行錯誤しながら、昨年よりも早いペースで順調に調整を進めている。  見据えるのは2年連続の開幕投手の座だ。昨年の経験を経て、開幕の舞台は「特別な場所」であることを実感し、「やれるんだったらやりたい」と大役に意欲を示してきた。  新井監督はキャンプ終了時、開幕投手について「まだ何も決まっていない。投手も競争で床田、森下にしても(対外試合で)投げていないから評価のしようがない」と語っていた。開幕マウンドを巡る競争は、ここから本格化していくと見られる。  相手となるオリックスには2023年まで広島に在籍していた西川龍馬がいる。対戦の可能性もある中、森下は「最近は1、2番を打っていて、対戦できるかなと思うので楽しみ」とうなずいた。元同僚も打ち取り、競争で一歩先に抜け出す。

  • 広島・床田 開幕投手は意識せず「まずは自分のローテを確保」 4日・オリックス戦へ有力候補の森下と今年初の対外試合登板

    2026年03月04日 06:00
     開幕投手の有力候補2人が満を持して今年初の対外試合に臨む。広島の床田寛樹投手(31)と森下暢仁投手(28)が3日、マツダスタジアムでの投手練習に参加した。4日に京セラドームで行われるオリックスとのオープン戦へ、床田は平常心を強調した。2イニングを投げる予定で「しっかり投げられたら良いかなという感じ。あと、もうちょっと質の良い真っすぐにもできたら」と意気込んだ。  キャンプでは昨季までとは違う握り方でスライダーを試したが、目指す曲がり方には届かなかった。この日のキャッチボールでは、昨季の握り方で腕を振った。「“ピロピロ”スライダーですね。きょう投げた感じでは、多分ストライクは取れるかな」。新しい握りは試さずに、開幕を見据え本番モードで臨む。  開幕投手については意識しない。「まずは自分のローテを確保するのが一番。誰が開幕投手をやっても、チームを引っ張っていくというのは変わらない」。目の前の登板で全力を尽くすのみだ。

  • 阪神・梅野“ブレない心”で開幕1軍狙う 2軍生活も「ちゃんと有意義に使いたい」

    2026年03月04日 05:01
     阪神の梅野隆太郎捕手(34)が3日、出場予定だった春季教育リーグ・ハヤテ戦の中止を受け、室内練習場で調整を行った。2軍では有意義な時間を過ごし、“ブレない心”で開幕1軍を狙う心構えを示した。  普段と場所は違えど、梅野は淡々としている。「どこでやろうとやることは一緒。そこはブレずにしっかりやっていきたい」。初めての静岡遠征。2軍で自らを見つめ直す貴重な時間を得た。雨が降りしきる静岡で黙々とバットを振った。  実績ある捕手として若手投手を引っ張っていくことも仕事の一つだ。「キャッチャーとして良いもの、反省点を含めて伝えられるものはしっかり伝えたい」。自らの試合での内容を求めながらも、豊富な経験で投手陣をけん引していく考えだ。「何事にも丁寧にできる時間がある。ちゃんと有意義に使いたい」。焦らずじっくりと開幕へ照準を合わせる。