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2026年02月04日 05:01
「阪神2軍春季キャンプ」(3日、具志川) 阪神担当記者が1人の選手の一日を密着マークする「密着25時」。今キャンプ初回は、具志川組で汗を流す木浪聖也内野手(31)が登場する。プロ入り後、圧倒的練習量を誇ってきた中、ここ数年で考えに変化が生まれてきた。シーズンへ向けて、この時期だからこそ大事にしていることを明かしてくれた。 球場に姿を現すのが朝8時半。ただ、木浪はその前から始動している。5時半には起床し練習。お風呂にゆっくりつかってからストレッチ。それからバスに乗り込むのがルーティンだ。 移動を挟むため、球場に着いてからも入念にストレッチ。全体アップ前から黙々とバットを振る。練習後、宿舎に帰ってからもその日の課題と向き合い、ケアも怠らない。家族と電話し、ベッドに入り一日が終わる。 休日も練習は欠かさないなど、とにかくストイックな男。「やらないと気が済まないのが正直なところ。自己満足になるんですけど、これだけやったって自信をつけるのが、自分のスタイルなので」。アマチュアからプロに入っても、練習を積むのが木浪だ。 それでもここ数年は考えに変化が生まれたそう。「今まではとにかく数をやっていて、練習をこなしていた。『やりすぎはよくない』って言葉も気にしてこなかったけど、休むことも必要だなと」。抑えるところは抑える。手には真っ黒の血まめが目立つが、本人なりには変わってきている。 キャンプで大事していることは守備。「守りからリズムを作るのが自分。やりたいことも決められるので」。この日もメイン、サブ、室内と3カ所で守備練習。それぞれ異なる特徴のグラウンドでボールを受けるのも、この時期ならではで、大事な練習だ。 若手が多い具志川でも、よく声が響く。自然と目を引く存在だ。「(声を出すのは)当たり前ですね。出してる感覚もないですよ」と意識はしていない。 今キャンプは藤川監督からの言葉も借り「自分を俯瞰(ふかん)する」ことがテーマ。「守備やって、打って。実戦でどういくかが大事なので積み重ねていきたいです」。どこでスタートだろうと関係ない。遊撃のポジションをそう簡単に明け渡すつもりは全くない。 【タイムスケジュール】 5時30分 起床。 6時30分 入浴。 7時 ストレッチ。 7時20分 朝食。 8時 宿舎出発。 8時30分 球場到着。 8時40分 ストレッチ開始。 9時7分 室内で打撃とバント練習。 9時58分 全体アップ開始。 10時35分 ベースランニング。 11時 キャッチボール。 11時16分 ケースノック。 11時42分 部門別ノック。 12時9分 ランチ特打。 12時50分 昼食。 13時30分 走塁練習。 14時 サブグラウンドで特守 14時50分 ファンに20分間のサイン対応。 15時20分 室内で守備練習。 16時10分 球場出発。 16時40分 宿舎到着。入浴後にストレッチ、治療。 19時 夕食。 20時 家族との電話。 22時 就寝
2026年02月04日 12:00
◆ ベテラン一塁手が9球団目の新天地へ
現地時間3日、アリゾナ・ダイヤモンドバックスがFAのカルロス・サンタナ内野手(39)を獲得したと米複数メディアが報じた。契約は1年200万ドルとされている。
ドミニカ共和国出身のサンタナは2010年にインディアンス(現ガーディアンズ)でMLBデビューを飾り、スイッチヒッターとして通算335本塁打をマーク。2019年には打率.281、34本塁打、93打点、OPS.911といずれもキャリアハイの成績を残し、シルバースラッガー賞を初受賞した。
2021年から3年間で5球団を渡り歩き、ツインズ所属の2024年には38歳にして初のゴールドグラブ賞に輝いた。昨年オフにガーディアンズへ5年ぶり2度目の復帰を果たし、9月からはカブスに移籍。計124試合に出場したが、打率.219、11本塁打、OPS.633という成績に終わった。
ダイヤモンドバックスは今年1月にもゴールドグラブ賞10度の名三塁手ノーラン・アレナドを獲得。昨季途中のトレードにより空席となっていた内野の両コーナーにベテラン野手を補強した。
2026年02月04日 11:51
元横浜、西武捕手の今久留主成幸さんが1月29日に川崎市内の病院で死去した。58歳だった。西武が4日、発表した。
葬儀は近親者のみで執り行われた。
今久留主さんは1967年、大阪府摂津市出身。PL学園では桑田真澄、清原和博のK・Kコンビと同期で、85年夏の甲子園には背番号2で出場した。
明大では主将を務め、89年度ドラフト会議で大洋(現DeNA)から4位指名を受けて入団。95年途中に西武へ移籍した。プロ通算は23試合、打率・214、3打点。99年を最後に現役引退した後は古巣横浜のスカウトに就任。2007年には独立リーグ・信濃の監督を務めた。
2026年02月04日 11:34
1995年から5年間在籍…葬儀は近親者のみで執り行われた
西武は4日、1995年から1999年にかけて球団に選手として在籍した今久留主成幸(いまくるす・なりゆき)氏が1月29日、神奈川・川崎市内の病院にて死去したと発表した。58歳だった。葬儀は近親者のみで執り行われた。
今久留主氏は大阪・PL学園高で、桑田真澄、清原和博の両氏とともに「KK時代」の黄金期を支えた。3年時の1985年夏には、背番号2を背負い、エース桑田とバッテリーを組んで全国制覇を達成。明治大に進学後は、名将・島岡吉郎監督から最後の主将に指名され、4年秋にはベストナインにも輝いた。
1989年ドラフト4位で横浜大洋(現DeNA)に入団。1995年シーズン途中に金銭トレードで西武へ移籍した。1997年には、肘の手術からの復活を目指した桑田氏のオーストラリア自主トレに同行し、その再起を支えたエピソードでも知られる。現役時代は堅実な守備と献身的な姿勢でチームを支え、1999年限りでユニホームを脱いだ。NPB通算23試合出場で3安打、打率.214、3打点だった。
引退後は横浜のスカウトや社会人野球のコーチなどを歴任し、後進の育成に尽力していた。(Full-Count編集部)
2026年02月04日 11:30
マイケル・シュワブ氏が伝えた
2026年に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、王座奪還を狙う米国代表の構想に大きな穴が空いた。
2026年02月04日 10:48
「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)
智弁和歌山と、今春センバツに出場する奈良・智弁学園の野球部員が修学旅行で宜野座キャンプを訪れた。
阪神には村上頌樹投手、伊原陵人投手、前川右京外野手の智弁学園OB3選手が在籍している。メイングラウンドの三塁側スタンドから見学した部員たちは、プロで活躍する先輩たちに熱視線。また、智弁和歌山を指揮する阪神OBの中谷仁監督(46)も姿を見せた。
2026年02月04日 10:36
中日は4日、2026年に創設20周年を迎えた中日ドラゴンズ公式ファンクラブがファンクラブ誕生20歳を祝う「20祭」をテーマに、FCスペシャルゲームを全6試合で開催すると発表した。
FCスペシャルゲームでは、選手・監督・コーチが20周年限定の黒いFCユニホームを着用して試合に臨む。このFCユニホームは、2026年FC会員が入会特典グッズとして入手できるもの。FCスペシャルゲームの6試合は、チームもファンも黒いユニホームを着用し、「球場を黒に染める日」として実施。
FCスペシャルゲームにご来場いただいた2026年FC有料会員には、『FC墨絵風タオル』をプレゼント。支配下全選手+シークレット1種のラインナップで、ランダム配布となる。
さらに、全6試合来場すると、選手からの特別メッセージ動画が視聴できる「記念チケット風カード」をプレゼント。
▼ 試合日程
・4月26日(日) 13:30ヤクルト戦
・5月23日(土) 14:00 広島戦
・6月24日(水) 18:00 DeNA戦
・7月16日(木) 18:00 阪神戦
・8月13日(木) 18:00 DeNA戦
・9月12日(土) 14:00 ヤクルト戦
2026年02月04日 10:33
「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)
阪神・秦雅夫オーナー(68)が宜野座キャンプの練習前に、ナイン、首脳陣、スタッフに向け訓示を行った。昨季、球団創設90周年の節目にリーグ優勝を果たし、今季は2リーグ制導入以降、初のリーグ優勝を期待。「昨シーズンは優勝してくれたのですが、その昨シーズンの優勝はすでに過去のことなので今シーズンは前を向いて」とし、「球団創設100周年に向けて歴史を刻み続ける、新たなチームに進化してほしい。そのためにはベテラン、中堅、若手を問わず、全員がキャンプやシーズンを通じて常に競い合ってほしい。その切磋琢磨によって、チームの力をさらに強めてほしい。結果、昨年に続いてセ・リーグの覇者となって、日本シリーズでパ・リーグの覇者を倒して、真の日本チャンピオンになることを期待している」と語りかけた。
2年目の指揮を執る藤川監督には「それは期待は大きいわな」と笑い、「やっぱり昨シーズン、就任1年目でリーグ優勝を成し遂げてくれて、見事に期待に応えてくれたとは思っています。一方で、日本シリーズで勝ちきれなかった悔しさというのは、監督自身、誰よりも強いと思うので。また自らを顧みて、監督自身も反省してるところもあると思います。そういうところを踏まえて、課題として捉えて、守りの野球で勝つという方針を、さらに高いレベルで体現して、その連覇を実現してほしい。そう伝えました」と背中を押した。
2026年02月04日 10:27
昨年キャンプとの違いは…周囲を見渡せる余裕があること
楽天の宗山塁内野手が充実の2年目キャンプを送っている。
2026年02月04日 10:25
「阪神春季キャンプ」(4日、宜野座)
阪神・中野拓夢内野手(29)が体調不良で練習を欠席となった。
前日の練習では赤星憲広臨時コーチ(49)から走塁指導を受け、熱心に取り組む姿を見せていた中野。練習後にはテレビインタビューにも応じ「ケガなく良い雰囲気で練習ができていると思いますし、個人としては良い(体の)『張り』を作りながら、しっかりと追い込めているかなと思います」と話していた。
2026年02月04日 10:05
ロッテは4日、2月3日(火)に社会貢献プロジェクト「MARINES LINKS」の活動の一環として、「石垣市青少年センター」に早坂響投手と坂井遼投手が訪問したと発表した。
当日は、児童・生徒13名を対象に、野球体験や質問コーナー、記念撮影などを実施し、選手との交流を深めた。「MARINES LINKS」というネーミングには、マリーンズの選手を中心に、ファン、地域住民、行政機関、パートナー企業など、千葉ロッテマリーンズに関わるすべての人々を「LINK(リンク=つなぐ)」させたいという思いが込められている。
▼ 早坂響投手コメント
「施設の方から『今日は子どもたちのテンションがいつもより何倍も高かった』と聞き、今日の時間を子どもたちが楽しんでくれていたのであれば、とてもうれしく思います。今日出会った子どもたちに、グラウンドで活躍する姿を見せられるよう、これからも一生懸命頑張っていきたいです」
▼ 坂井遼投手コメント
「野球人口が減っていると言われる中で、こうした活動を通じて、少しでも野球に興味を持ち、野球を始めるきっかけになればうれしいです。プレーでも、多くの子どもたちに夢や希望を与えられる、憧れられる投手になれるよう、これからも努力を続けていきたいと思います」
2026年02月04日 10:00
2日にフジテレビONEで放送された『プロ野球ニュース2026』に出演した坂口智隆氏が、オリックス・宮城大弥について言及した。
坂口氏は「宮城投手は昨年故障もありましたけど、それなりの数字は残っている。試合をまとめる能力はエースだなと言うところはありますし、イニングもしっかり投げられる。エースとして活躍してもらわないといけない投手」と力を込めた。
宮城は昨季23試合・150回1/3を投げ、7勝3敗、防御率は2.39だった。7年目の今季は23年以来の二桁勝利、エースとしての働きが求められる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2026』
2026年02月04日 09:02
「阪神2軍春季キャンプ」(4日、具志川)
工藤泰成投手(24)が具志川に合流した。
2026年02月04日 09:00
「きついですけど、なんとかやれているかなと思います」。
育成選手で唯一都城春季キャンプに参加しているロッテ・松石信八は、第1クールをこのように振り返った。
キャンプメンバーの振り分け発表前の1月18日の取材で春季キャンプに向けて、「後悔というか、完璧とまではいかないかもしれないですけど、守備、打撃、走ることにしても、動けるような体でいければいいなと思っています」と話していた中で、キャンプを一軍で迎えた。「守備をアピールしたいと思ったんですけど、バッティングも全部かなと思っています」と、攻走守全てでアピールを目指し、練習に取り組む。
昨年の都城秋季キャンプでも若手主体ながらも内野手では小川龍成、友杉篤輝といった一軍でプレーする選手たちと共に練習し、「雰囲気自体はそんなにいつも自分声出しているから変わらない感じがしましたが、めちゃくちゃ練習がキツかったなというのはあります」と振り返っていた。
春の一軍キャンプでも「レベルの差はあるんですけど、ついていけていないことはないかなと思います」とのこと。
打撃面では昨季、タイミングの取り方を試行錯誤しながらも、秋季キャンプの最後で掴んだものがあった。自主トレ期間中も「ずっと継続して、変えることもなくやっているので、これで春に挑戦してどうかなという感じですね」と、自分のモノにしようとバットを振った。
春季キャンプではここまで投手との対戦はないが、打撃練習では「対ピッチャーで立っていないので、実戦でやってみてというところですね」と話し、「(感覚は)悪くはないかなと思っています」と変わらず好感触を掴む。
打つだけでなく、昨季リーグ3位タイの12犠打をマークしたバントもアピールするひとつの材料になる。「バントはマシンでしかやっていないのでわからないですけど、マシンとかではできている方かなと思います」。作戦系での練習が始まった時にしっかりと決められるように、マシンを相手にバント練習を丁寧に行っている。
最大の武器であるショートの守備は、ファームでは昨年8月3日の巨人二軍戦、2−5の6回一死走者なしで浦田のセンター前に抜けそうなセカンドベース右寄りの当たりを飛び込んで素早く立ち上がって一塁へ送球しアウトにすれば、9月26日の巨人二軍戦でも0−6の5回先頭のヘルナンデスが放ったセンターへ抜けそうな当たりをセカンドベース後方でキャッチし一塁へ送球しアウトにするなど、広い守備範囲と強肩を活かした守りは魅力。
一軍の春季キャンプでも自信を持って守備練習ができているか問うと、「自信はないですけど、やれてはいるかなと思います。友杉さんとか上手いので、比べたらまだまだなと思いますね」と課題を口にした。
第2クールからは現役時代にメジャーでも活躍した松井稼頭央氏が臨時コーチを務める。松井氏は現役時代ショートを主戦場にしていた。松石は「守備も打撃も聞けたら聞きたいと思います。どんなことというのはないんですけど、考え方とか守備での入り方、どういう意識を持たれてましたかと聞けたらいいかなと思います」と、松井氏に積極的に質問していく考え。
春季キャンプで存在感を示し、その先の沖縄本島での練習試合に参加メンバーに選ばれることができれば、アピールするチャンスが広がる。「結果を残すことが一番なので、結果にこだわってやっていければいいかなと思います」。育成3年目、結果を残すため、1日も無駄にすることなく過ごしている。
取材・文=岩下雄太
2026年02月04日 08:30
オリックス・横山楓「空振りが取れる真っすぐを磨いていきたい」
憩いの時間を大切にし、マウンドでの活力にする。オリックスの横山楓投手が、自身初の開幕1軍入りに向けて、アピールを続けていく。プロ5年目を迎える右腕は「開幕1軍入りを経験したことがないので、今の目標はそこになりますね」と表情を引き締めた。
横山楓は2021年ドラフト6位でセガサミーからオリックスに入団。プロ2年目の2023年は4試合に登板したが、2024年は1軍登板なし。2軍では47試合の登板で14セーブをマークして最多セーブのタイトルを獲得したが、戦力外通告を受けた。昨季に再びの支配下選手登録を伝えられ、1軍で14試合に登板。2勝4ホールド、防御率1.10と結果を残した。
「(昨季は)結果的には良かったことも多かった1年でした。指導者の方が手を差し伸べて下さった結果だと思っています。独特な真っすぐを崩すことなく投げていきたい。僕たちのポジションは強い球が必要だと思うので空振りが取れる真っすぐを磨いていきたいですね。もちろん、怪我が怖いので、そこのケアはしっかりして。焦らず、自分のペースは崩さずにアピールできるようにしたいです」
奮闘する理由がある。練習試合の対戦相手のマネジャーだった妻とは出会って10年になる。5歳の息子は幼稚園、3歳の娘は託児所に預けての共働き。2024年オフに戦力外通告を受けた際に、妻は「私が頑張ってないと、あなた頑張れないでしょ?」と“新しい職場”に向かった。
「妻は今もまだ働いてくれています。(キャンプ期間などは)ワンオペをしてくれているので……本当にありがたいです。オフシーズンは家族の時間が過ごせました。また楽しい時間を過ごせるように、今年も頑張りたいですね」
家族の思いも背負ってマウンドに向かう。(真柴健 / Ken Mashiba)
2026年02月04日 08:00
「広島2軍春季キャンプ」(3日、由宇)
広島の育成ドラフト2位・岸本大希内野手(24)が早期の支配下昇格を誓った。四国ILp徳島時代には、アルバイトも経験した苦労人。支えてくれた両親への親孝行を誓う若鯉が、背番号3桁からの逆襲を狙う。
ようやくつかんだ夢の舞台で必死に白球を追いかけている。背番号125の岸本がひときわ小さな体で奮闘中。「一球一球しっかり動きとかを確認しながらできている。いい練習ができています」と初のキャンプで充実の時間を過ごしている。
武器はスピード感あふれるプレーだ。「走攻守すべてにおいて足を使ってやっていくのが魅力」。広角に打ち分ける技術に加え、小柄ながらパンチ力も秘めており、四国ILp徳島での昨季は69試合で5本塁打、41盗塁をマーク。俊足と力強さを兼ね備えたそのスタイルで、早期の支配下昇格を目指す。
ここまでの野球人生は決してエリート街道ではない。長崎商では甲子園出場はなく、桐蔭横浜大でも「目立った選手ではなかった」。社会人チームへの入団を決めかけていたが、ある記事が目を引いた。徳島から22年度の育成1位で入団し、1年目で開幕スタメンをつかんだオリックス時代の茶野(現西武)の姿だ。岸本と同じ小柄な左打ち。「少しでも可能性があるなら」と自身の姿を重ね、四国ILp徳島の門をたたいた。
徳島での日々は、想像以上に過酷だった。特に「きつかった」と振り返るのが移動だ。基本はすべてチームバスで、宿泊なしの日帰りが原則。愛媛・宇和島での遠征ともなれば、往復で10時間もバスに揺られることもあった。
金銭面もかつかつだった。バットや野球用具は自身で用意し、シーズン中はアルバイト禁止。そのためオフシーズンの11月から1月は、チームが運営するアカデミーで小・中学生に週5で野球指導を行うことも。それでも生活費を賄いきれず、徳島での2年目は両親に頭を下げ、家賃を払ってもらっていた。夢をかなえるまで支えてくれた両親に対し「感謝しかないです」と実感を込める。
親孝行の計画は胸の中にある。「もう少し稼いでいつか恩返しがしたいんです」。現在、チームは二遊間を主戦場とする選手の層が薄く、はい上がるチャンスは十分にある。本当の勝負はここから。まずは早期の支配下登録を勝ち取るため、目の前のプレーに全力を注いでいく。
◆岸本 大希(きしもと・だいき)2002年1月1日生まれ、24歳。長崎県出身。168センチ、70キロ。右投げ左打ち、内野手。長崎商から桐蔭横浜大を経て、四国ILp徳島に入団。2年目に41盗塁をマークした俊足と、打率.302を残したシュアな打撃が武器。25年度の育成ドラフト2位で広島に入団。春季キャンプは2軍スタート。背番号125。年俸300万円(金額は推定)。