2024年05月10日 18:30
田嶋幸三氏の後任として2024年3月24日付で日本サッカー協会(以下、JFA)の第15代会長になったのが、宮本恒靖氏だ。JFAの専務理事を経て47歳で就任。これは戦後最年少で、ワールドカップを経験した選手として初の会長となる。 現役時代の実績もあり、知名度は抜群。実際、宮本会長は「ありがたいことに、自分の選手時代を知ってくれている人は多いですし、『初めまして』の際の堅さを取ることにもつながります」と言っている。ちなみに、FIFAの総会などではプレーヤーとして交流を深める機会もあるそうだ。 「時々インファンティーノ会長をマークしたり、マテラッツィ(元イタリア代表)の強力なシュートをゴール前でブロックしたりだとか(笑)、そういったところを含めて自分のキャリアを有効に使いたいと考えていますね」 そんな宮本会長が掲げたマニフェストのひとつが「強い日本代表を作り続ける」。果たして、ワールドカップのベスト8以上を目指すうえで何が必要か。その問いに対し、宮本会長は次のように答えてくれた。 「劇的な特効薬みたいなものはないと思っています。やはり長年、育成面で強化してきた部分などが実を結び、多くの日本人選手が海外に行っています。そういった活動を怠ってはいけないと思います。今のA代表もすごく重要ですが、同じようにここに出てくる、つながってくる人たち、今のアンダーカテゴリーにいる人たちに対する強化もすごく重要です」 加えて、宮本会長は“選手層の重要性”を説いた。 「ワールドカップで優勝した国は8か国しかなく、ベスト16ではそういう国と当たる可能性があります。そこを超えるには、選手層がすごく大事だと思います。グループリーグで100パーセント、120パーセントの力を使い果たすのではなく、ベスト16である程度コンディションの良いと言いますか、そういう選手がいる状態を作るには、やはり選手層が厚くないとダメなんだろうなと」 日本代表が強くなるためには選手だけでなく指導者の成長も不可欠。ただ、サッカーの本場ヨーロッパで「一流」と認知されている日本人監督が見当たらない。この現状を打破するためのキーマンのひとりが長谷部誠(フランクフルト)だと、宮本会長は予測している。 「端的にプレーヤーとして、ヨーロッパのその国でプレーをし、しっかり名前を残し、認められる存在で、その国の言葉を喋り、その国のサッカーの文化を理解していることが、すごく重要だと思います。だからこそ、その人に監督を任せようという考えにつながるはずですし、もちろん、その国で育成年代から叩き上げとして上がるパターンもあります。 ただ、監督の世界も競争が激しいなかで、なかなか食い込んでいくのは簡単ではありません。例えば長谷部(誠)選手は、今ドイツでライセンスを取ろうとしていますが、彼のような人材が監督として認められることが、ヨーロッパで一流指導者になるきっかけのひとつになると感じています」 海外経験が豊富という点で吉田麻也選手(ロサンゼルス・ギャラクシー)も魅力に映る。事実、宮本会長も「吉田麻也選手自身がどういうキャリアを選択していくのか、まだ明言していませんよね。ただ彼がもし指導者を目指すのであれば、間違いなく多くの可能性を秘めているはずです」と肯定的な見解を示した。 取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長) 「バケモンよ」実績では到底及ばない鹿島やG大阪との比較から、酸いも甘いも知るDFが考える“町田の立ち位置”
2024年05月21日 00:02
ブンデスリーガは20日、2023−24シーズンのプレーヤー・オブ・ザ・シーズン(年間最優秀選手/MVP)を発表。レヴァークーゼンに所属するドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツが初受賞を果たした。
今シーズンのブンデスリーガは、シャビ・アロンソ監督に率いられたレヴァークーゼンが序盤から首位を独走。スペクタクルな攻撃的フットボールを繰り広げただけでなく、“十八番”と言えるほど多かった試合終了間際のゴールで、数々の劇的な試合を演じてきた。4月14日に行われた第29節ブレーメン戦を5−0で制したことで、5試合を残してクラブ史上初のブンデスリーガ優勝が決定。最終的には28勝6分の成績でシーズンを終え、ブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げていた。
そんなチームにおいて、司令塔として攻撃を彩ったのがヴィルツだ。2020年1月にケルンからレヴァークーゼンのアカデミーへ加入したMFは、加入4カ月後にクラブ史上最年少となる17歳と15日でブンデスリーガデビューを飾ると、瞬く間にトップチームの主力に成長。今季からはレヴァークーゼンの10番を託された。
ヴィルツは創造性溢れるプレーで数多くのチャンスを演出しながら、自らがフィニッシャーにもなり、ドリブルで相手守備陣を切り裂くことも得意とする万能型の攻撃的MF。今季のブンデスリーガではケガの影響により、優勝が決まった後の2試合こそ欠場したものの、残る32試合はすべてピッチに立ち、キャリアハイとなる11ゴール11アシストの成績を残した。
今季は10月、12月、2月と3度にわたって月間最優秀選手にも選ばれていたヴィルツ。“エース”としてレヴァークーゼンの躍進に貢献し、自身初のMVP受賞を果たした。また、レヴァークーゼンからブンデスリーガのMVPが選ばれるのは、史上初の快挙となっている。
なお、公式戦全体で見ても、レヴァークーゼンはここまで全51試合で無敗を継続中。残る公式戦は、22日に控えたヨーロッパリーグ(EL)決勝のアタランタ戦と、25日に控えたDFBポカール決勝のカイザースラウテルン戦の2試合のみ。双方を勝利で飾れば、欧州5大リーグで史上初となる1シーズンの全公式戦無敗を達成するだけでなく、国内リーグ・カップ戦、ELの3冠を達成した史上初のチームとなる。
数々の記録に注目が集まる2つの決勝で“主役”となるのは、今季の公式戦通算で47試合出場18ゴール20アシストを記録しているヴィルツかもしれない。ブンデスリーガMVPに輝いた10番のプレーに、今後も注目だ。
【動画】ブンデスMVPのプレー集はこちら!
Der #Bundesliga-Spieler der Saison 2023/24 ⚽️ Florian #Wirtz!@bayer04fussball #FC24 @easportsfcde #BundesligaPOTM pic.twitter.com/gZA76F0iiV— BUNDESLIGA (@Bundesliga_DE) May 20, 2024
2024年05月21日 00:00
攻撃の選手にとって、「シーズン二桁得点」は大きな目標の一つである。攻撃的ミッドフィルダーやウイングであればエースの証であり、ストライカーであれば及第点の働きができたかどうかの基準ともいえる。
今季のヨーロッパにおいてチームで「公式戦二桁得点」を決めた日本人選手をピックアップしていこう。オナイウ阿道
クラブ:オセール
リーグ:フランス・リーグドゥ
全公式戦の成績:37試合15ゴール
今シーズン、リーグアンのトゥールーズから2部のオセールへと移籍することになったオナイウ阿道。シーズンを通して左ウイングやセンターフォワードとして継続的に出番を獲得し、スタメンでも途中出場でも結果を残せる選手として重用された。
11月のサンテティエンヌ戦、そして先週末のコンカルノー戦とシーズン2回のハットトリックを決めるなど安定した数字を残し、チームのリーグ・ドゥ優勝に大きく貢献した。小川航基
クラブ:NECナイメーヘン
リーグ:オランダ・エールディビジ
全公式戦の成績:36試合15ゴール
横浜FCから昨年夏にNECナイメーヘンへと移籍した小川航基。エースとして獲得されたベテランFWバス・ドストが試合中に病気で意識を失ってしまったため、その後彼の役割はとても大きいものになった。
継続的にセンターフォワードとして起用され、リーグ戦では11ゴール。そしてカップ戦に当たるKNVBベーカーでは5試合4ゴールと大活躍し、チームの決勝進出に大きく貢献している。古橋亨梧
クラブ:セルティック
リーグ:スコティッシュ・プレミアシップ
全公式戦の成績:49試合19ゴール
ブレンダン・ロジャーズ監督が就任したセルティックで苦戦した古橋亨梧。昨季のようにゴールを量産できず、アダム・アイダーにポジションを奪われることも多かった中で、それでもチームの優勝に貢献するプレーを見せた。
レギュラーシーズンでは33試合11ゴール4アシストで、上位プレーオフでは5試合3ゴール。さらにチャンピオンズリーグで2ゴール、カップ戦で3ゴール。これだけの数字を残しながらも「不調」と批判されること自体がスゴい話である。前田大然
クラブ:セルティック
リーグ:スコティッシュ・プレミアシップ
全公式戦の成績:35試合10ゴール
スコティッシュ・プレミアシップでは6ゴールのみながら、カップ戦では2試合で4ゴールと大爆発した快速ストライカー前田大然。シーズン全公式戦で10ゴールに乗せた。
ブレンダン・ロジャーズ監督に代わったあともウイングとして重要な存在であり続けており、豊富な運動量とスピードで唯一無二のインパクトを残している。チャンピオンズリーグではアトレティコ・マドリー相手にアシストも。鈴木唯人
Hovedstød, venstre fod og højre fod 🌟
𝐇𝐀𝐓𝐓𝐑𝐈𝐂𝐊 af Yuito Suzuki i søndags 🇯🇵 pic.twitter.com/q6H5Ft8RRt— Brøndby IF (@BrondbyIF) March 21, 2024
クラブ:ブレンビーIF
リーグ:デンマーク・スーパーリーグ
全公式戦の成績:30試合11ゴール
昨季はフランス・リーグアンのストラスブールでプレーしていた鈴木唯人。デビュー戦でゴールを決めたものの、買い取りされることはなかった。その悔しさを抱いて今季はデンマークのブレンビーIFに加入。
前半戦ではあまり長い出場時間を与えられなかったものの、後半戦と上位プレーオフでエースとして定着。優勝争いの中で8試合4ゴール5アシストと大爆発し、一気にリーグ最高クラスの選手として評価されるようになった。永松秀麻
Shuma Nagamatsu i jego piękne trafienie w meczu #WISZNI 🥷⚽️ pic.twitter.com/KuYkUfgarV— Fortuna 1 Liga (@_1liga_) October 11, 2023
クラブ:ズニチュ・プルシュクフ
リーグ:ポーランド2部
全公式戦の成績:32試合11ゴール
10代で「五輪の日本代表チームに飛び級招集された」8名の選手
関西大学を卒業後にラトビアへと渡り、2020年からポーランドでプレーしているアタッカー。ズニチュ・プルシュクフでは今年3年目を迎えており、2部リーグでキャリアハイの成績を収めている。
リーグでは30試合を戦って10ゴール5アシスト。カップ戦でも2試合で1ゴール1アシストとチームの中心として活躍し、2部昇格初年度のクラブを残留へと導いている。
2024年05月20日 23:50
今季のポルトガル1部リーグは日本代表MF守田英正も所属するスポルティングCPが制したが、チームの主役は何と言っても29ゴール10アシストを決めて得点王に輝いたスウェーデン代表FWヴィクトル・ギェケレシュだ。
昨夏にイングランド2部のコヴェントリーから加入したギェケレシュは、昨夏の段階ではそこまで有名な存在ではなかったかもしれない。
それが今季の1年間で25歳のギェケレシュの名は世界のサッカーファンの耳に届いた。イングランド2部でも結果を残していたとはいえ、ポルトガルリーグ1年目から得点王獲得とは誰も予想していなかったシナリオだろう。187cmのサイズを誇るギェケレシュは今やビッグクラブも狙う実力者だ。
得点部分以外の成績も印象的で、ドリブル成功数はリーグ3位の68回、空中戦勝利数もFW部門では7位となる63回を記録している。アシストを10記録していることを含め、ギェケレシュは足下も器用な選手だ。
同じスウェーデン代表にはニューカッスルで活躍する大型FWアレクサンデル・イサクもおり、ギェケレシュとイサクの2枚は今後が楽しみな組み合わせだ。ギェケレシュも近いうちに5大リーグへ参戦するはずで、今季のポルトガルリーグはギェケレシュが完全に支配したと言っていい1年だった。
2024年05月20日 23:15
昨季王者ヴィッセル神戸を抜き、再びJ1の首位に立ったFC町田ゼルビア。
2024年05月20日 22:50
多くのチームが最終節を残すのみとなったセリエA。今シーズンはインテルがここまで37試合で29勝6分2敗という圧巻の強さでスクデットを獲得した。
そんなセリエAで輝いた新戦力は誰なのか。『FootballTransfers』は「今シーズンのセリエA移籍ベスト5」という見出しで、5人の新戦力にフォーカスしている。
まずは優勝を果たしたインテルからGKヤン・ゾマーが挙げられている。ゾマーは昨夏にバイエルンから加入。マンチェスター・ユナイテッドに移籍したGKアンドレ・オナナの後任として加入したが、年齢的な面もありこの補強には疑問の声も挙がっていた。しかしここまでリーグ戦34試合に出場する守護神はリーグ最小失点の守備を支えた。同メディアはさらに600万ユーロという破格の値段で獲得できた点も高く評価している。間違いなくインテルにとってはお買い得な移籍であった。
そして2人目も同じくインテルのFWマルクス・テュラムだ。ボルシアMGからフリー移籍で加入した同選手はラウタロ・マルティネスと共にセリエA最強の2トップを形成。リーグ戦34試合で13ゴール13アシストという圧巻の成績を残し、スクデット獲得に大きく貢献した。大一番での勝負強さも見せており、同選手をフリーで獲得できたことはインテルにとって大きな補強となった。
3人目はフロジノーネでプレイするマティアス・スーレだ。ユヴェントスからレンタル移籍をしている21歳の同選手はここまでリーグ戦35試合に出場し11ゴール3アシストをマーク。今シーズン大きく飛躍した選手の1人であり、データサイト『Who Scored.com』によると、216回のドリブルを試み98回の成功を記録。ドリブル数とドリブル成功数はリーグトップの数字となっており、1試合あたりのキーパスの本数も2.3本を記録しリーグトップの成績となっている。
4人目はボローニャのDFリッカルド・カラフィオーリだ。バーゼルより加入した同選手はここまでリーグ戦29試合に出場し5アシストを記録。チアゴ・モッタ監督の下、クラブ史上初のCL出場権獲得に大きく貢献した。ザークツィーやルイス・ファーガソンらが同チームで称賛されている選手ではあるが、カラフィオーリも重要な役割を果たした1人となっており、イタリア代表入りも期待されている。
最後の5人目にはACミランでプレイするFWクリスティアン・プリシッチが名を連ねた。昨夏にチェルシーから加入した同選手はかつての輝きを取り戻しつつある。リーグ戦では35試合に出場し12ゴール7アシストを記録。PKでのゴールなしでここまでの数字を積み重ねており、新天地で復活を遂げるパフォーマンスを見せている。
[速報]#鎌田大地 スーパーゴール!
#セリエA 第37節#インテル vs #ラツィオ
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鎌田大地の弾丸ミドルシュートが炸裂!
強豪インテルから待望の先制点獲得
\#ABEMAdeDAZN#ABEMA— アベマサッカー (@ABEMA_soccer) May 19, 2024
2024年05月20日 22:44
クロアチアサッカー連盟(HNS)は20日、EURO2024に臨む同国代表のメンバー26名、および予備メンバー9名を発表した。
EURO2024予選でグループDに組み込まれたクロアチア代表は、グループ首位の座こそトルコ代表に譲ったものの、直接対決で1分1敗と未勝利に終わったウェールズ代表を上回り、2位で全日程を終えた。6大会連続でEURO本大会行きの切符を掴み取っている。
EURO2024の本大会ではグループBに入ることが決まっている。前回大会覇者のイタリア代表に加えて、大会最多タイ3度の優勝を誇るスペイン代表、予選ではチェコ代表やポーランド代表を抑えてグループ首位通過を果たしたアルバニア代表と同居。“死の組”と称される難しいグループに組み込まれた。FIFAワールドカップでは2大会連続で準決勝以上に駒を進めているものの、EUROではベスト8が最高成績。直近2大会はベスト16敗退、2012年大会ではグループステージ敗退に終わっていた。まずは“死の組”を勝ち抜き、最高成績のベスト4以上を狙う。
大会開幕まで1カ月を切ったなか、ズラトコ・ダリッチ監督によって選ばれたEURO2024本大会に臨む26名のメンバーが発表された。キャプテンのMFルカ・モドリッチを筆頭に、DFヨシュコ・グヴァルディオール、DFヨシプ・スタニシッチ、MFマテオ・コヴァチッチなど、欧州の最前線で活躍するメンバーが順当に選出。EURO2008から同大会に出場しているモドリッチにとっては、今大会は自身5度目の大舞台となる。
また、昨年9月に右ひざの前十字靭帯を損傷しながら、今年1月から母国のハイドゥク・スプリトに加入し、既に実戦復帰を果たしているFWイヴァン・ペリシッチや、サウジアラビアに移ってからも活躍を続けるMFマルセロ・ブロゾヴィッチといった、ベテラン選手たちも名を連ねた。現在負傷のため戦線を離脱しているMFニコラ・ヴラシッチも、大会までの復帰を見込まれ、メンバーに入った。
今回発表されたクロアチア代表メンバー26名と予備メンバー9名は下記の通り。
■ウクライナ代表
▼GK
ドミニク・リヴァコヴィッチ(フェネルバフチェ/トルコ)
イヴィツァ・イヴシッチ(パフォス/キプロス)
ネディリコ・ラブロヴィッチ(リエカ)
▼DF
ドマゴイ・ヴィダ(AEKアテネ/ギリシャ)
ヨシプ・ユラノヴィッチ(ウニオン・ベルリン/ドイツ)
ヨシュコ・グヴァルディオール(マンチェスター・シティ/イングランド)
ボルナ・ソサ(アヤックス/オランダ)
ヨシプ・スタニシッチ(レヴァークーゼン/ドイツ)
ヨシプ・シュタロ(アヤックス/オランダ)
マルティン・エルリッチ(サッスオーロ/イタリア)
マリン・ポングラチッチ(レッチェ/イタリア)
▼MF
ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード/スペイン)
マテオ・コヴァチッチ(マンチェスター・シティ/イングランド)
マルセロ・ブロゾヴィッチ(アル・ナスル/サウジアラビア)
マリオ・パシャリッチ(アタランタ/イタリア)
ニコラ・ヴラシッチ(トリノ/イタリア)
ロヴロ・マイェル(ヴォルフスブルク/ドイツ)
ルカ・イヴァヌシェツ(フェイエノールト/オランダ)
ルカ・スチッチ(ザルツブルク/オーストリア)
マルティン・バトゥリナ(ディナモ・ザグレブ)
▼FW
イヴァン・ペリシッチ(ハイドゥク・スプリト)
アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム/ドイツ)
ブルーノ・ペトコヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)
マルコ・ピアツァ(リエカ)
アンテ・ブディミル(オサスナ/スペイン)
マルコ・パシャリッチ(リエカ)
■予備メンバー
▽GK
ドミニク・コタルスキー(PAOKテッサロニキ/ギリシャ)
▽DF
ドウイェ・チャレタ・ツァル(リヨン/フランス)
ボルナ・バリシッチ(レンジャーズ/スコットランド)
ニコ・シグル(ハイドゥク・スプリト)
▽MF
クリスティヤン・ヤキッチ(アウクスブルク/ドイツ)
トニ・フルク(リエカ)
ペタル・スチッチ(ディナモ・ザグレブ)
▽FW
マリン・リュビチッチ(LASKリンツ/オーストリア)
イゴール・マタノヴィッチ(カールスルーエ/ドイツ)
【画像】各選手の詳細プロフィールはこちらからチェック!
💥 Here it is! 💥#Croatia head coach @DalicZlatko presents the preliminary #Croatia squad for the upcoming #EURO2024! 🇭🇷🤩#Family #Vatreni❤️🔥 pic.twitter.com/xDkEOEwVm9— HNS (@HNS_CFF) May 20, 2024
2024年05月20日 21:29
アスレティック・ビルバオは19日、右SBオスカル・デ・マルコスと2025年夏まで契約を延長したことを発表。また、来シーズンはキャプテンに就任することも併せて伝えている。
ワン・クラブ・マンの“王様”イケル・ムニアインと、歴代3位となるラ・リーガ通算出場数を誇るラウール・ガルシアの『サン・マメス』でのラストマッチとなった19日のセビージャ戦後、ピッチ上でオスカル・デ・マルコスがイクリニャがあしらわれた腕章を継承した。今夏に満了を迎える現行契約を1年間延長するとともに、新たなキャプテンが誕生した瞬間だ。
1989年4月14日生まれのデ・マルコスは現在35歳。アラベスのカンテラ出身で、トップチームで1シーズンだけプレーした後の2009年夏にアスレティック・ビルバオに加入した。豊富な運動量と確かな技術、サッカーIQの高さを兼ね揃える同選手はユーティリティプレーとして地位を確立。ここまでクラブ歴代4位となる公式戦通算532試合に出場し38得点60アシストを記録。加えて、一昨夏に3度目の就任となったエルネスト・バルベルデ監督の下で、円熟味は増すばかり。同サイドのイニャキ・ウィリアムズやトップ下のオイアン・サンセトを生かすポジショニングや駆け上がりからのクロスなど、右サイドから攻撃を活性化させている。
コパ・デル・レイ(国王杯)優勝という夢を叶えた在籍15年目のシーズンも終わりが近づく中で、もう1年続けることを決断したデ・マルコス。“ロス・レオネス”のキャプテンとして迎える16年目のシーズンは、ラ・リーガとコパ・デル・レイ、そして、待ちに待った欧州の冒険に出る。
【腕章継承】ムニアインからデ・マルコスへ。
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2024年05月20日 21:04
ファジアーノ岡山は20日、同クラブに所属するFWグレイソンの負傷状況を発表した。
2024年05月20日 20:30
清水エスパルスに所属するFW川本梨誉が、ザスパ群馬へ育成型期限付き移籍することが決まった。20日、両クラブが発表している。
両クラブの発表によると、移籍期間は5月20日から2025年1月31日まで。契約により、川本は移籍期間内に両クラブが対戦する公式戦に出場することはできない。なお、群馬側の発表によると、川本は21日のトレーニングよりチームに合流予定。Jリーグへの選手登録が完了次第、公式戦への出場が可能となる。背番号は「14」に決まった。
川本は2001年6月11日生まれの現在22歳。静岡県出身で、ジュニアユースから“オレンジ戦士”の一員となった。ジュニアユース時代にはJFA 全日本U−15サッカー大会(※当時)、日本クラブユースサッカー選手権、高円宮杯JFA全日本U−15サッカー選手権大会の3冠を達成。その後ユースへ進むと、各年代別の日本代表にも名を連ねた。
ユース在籍時の2019年3月には、2種登録選手としてプロデビューを飾る。翌年に正式にトップチーム昇格を果たしたものの、同シーズンは明治安田J1リーグ6試合の出場で1得点という成績で終了。2021シーズンからの1年半は育成型期限付き移籍したファジアーノ岡山で、2022シーズン途中からの1年半は期限付き移籍したザスパクサツ群馬(※当時)で成長を遂げ、今季より清水へ復帰していた。
今季は清水で出場機会を確保できず、ここまで公式戦のピッチに立ったのは、2024JリーグYBCルヴァンカップの1試合のみ。2024明治安田J2リーグではベンチ入りも果たせず、このタイミングで再び群馬へ“武者修行”に出ることが決まった
育成型期限付き移籍に際し、川本は清水を通して率直な心境を告白。「3年ぶりに覚悟を持って清水に帰って来ましたが、このような形で離れることになりすごく悔しいです。17番のユニフォームを買って下さった方、僕のことを応援してくれたエスパルスサポーターの皆様、家族には本当に申し訳なく思います。もう一度一皮剥けて来ます。本当にありがとうございました」と綴り、悔しさを胸にさらなる飛躍を誓った。
一方、およそ半年ぶりに“復帰”を果たすこととなった群馬を通しては「勝利する為だけに帰ってきました。ザスパ群馬の為に全力を尽くします。呼んでくれたクラブには感謝しかないです。応援よろしくお願いします」と意気込んだ。
今シーズン、清水は2024明治安田生命J2リーグ第16節終了時点で12勝1分3敗と好成績を残し、勝ち点「37」を積み上げて首位を走っている。一方、群馬は開幕直後から苦しいスタートを強いられ、現在の成績は1勝3分12敗。勝ち点「6」の獲得にとどまり、最下位に沈んでいる。
【ハイライト動画】清水、群馬の最新試合はこちらからチェック!
2024年05月20日 20:07
現地5月19日に開催されたプレミアリーグの最終節で、冨安健洋が所属する2位のアーセナルは15位のエバ―トンとホームで対戦。冨安の鮮烈な同点ゴールなどで2−1と勝利したものの、首位のマンチェスター・シティが勝点を落とさなかったため、2ポイント差の2位でシーズンを終えた。
【動画】冨安の鮮やかな同点ゴール! 2人の股を抜く正確なダイレクトシュート
地元メディア『football.london』によれば、アーセナルのミケル・アルテタ監督は試合後、「まずはマンチェスター・シティのプレミアリーグ優勝、おめでとう」と切り出し、ハイレベルなタイトルレースをこう振り返った。
「彼らは12月以来信じられないことをしてきた。我々も信じられないほどの旅を続け、どのパフォーマンスもこれまで見た中で最高だったが、それでも十分ではなかった」
「印象に残る瞬間」を問われると、「もちろん、(0−2で敗れた33節の)アストン・ビラとのホームゲームだ。前半で4−0にすべきだった。もしかしたら話は違っていたかもしれない」
「(シティがトッテナムに苦戦した)先週の火曜日に何が起こったか、もしかしたら我々はチャンピオンになれていたかもしれない。差は非常に小さいものだ。それは、クラブとチームが称賛されるべきことだ。我々はプレミアリーグ史上最高のチームを相手にこれをやっているんだ」
20年ぶりのプレミア制覇は叶わなかった。だが、リーグ史上初の4連覇を達成した王者と渡り合った今シーズンのパフォーマンスには胸を張った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月20日 20:04
ビジャレアルのFWアレクサンダー・セルロートが、ピチーチ賞争いで単独首位に躍り出た。
18日と19日に行われたラ・リーガ第37節の結果を以て、優勝クラブ、欧州各大会出場クラブ、降格クラブの全てが決まった。つまるところ、最終節は、当然1つでも上の順位を目指して戦うはずだが、多くのクラブにとっては消化試合に等しいものとなる。それとは対照的なのが、最後までデッドヒートを繰り広げている“個人賞”の争いだ。1試合あたりの平均失点数が最も少ないGKに贈られる『サモラ賞』は、逃げるウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)と、追うマルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)という構造に。スペイン人最多得点者の称号を懸けた『サラ賞』は、負傷により欠場が続いているボルハ・マジョラル(ヘタフェ)に、アルバロ・モラタ(アトレティコ・マドリード)が並んだ状況。そして、最注目を集める『ピチーチ賞(得点王)』が、今節に大きく動いた。
ビジャレアルの“ヴァイキング”が、白亜の王から衝撃の4ゴールを奪った。本拠地『デ・ラ・セラミカ』にレアル・マドリードを迎え入れたビジャレアルは、前半を1−4のスコアで折り返す苦しい展開に。それでも、48分にアレクサンダー・セルロートがこの日2点目となるゴールを頭で叩き込むと、52分にはスペースに抜け出し、並走した相手DFとうまく入れ替わり、最後は相手GKとの1対1を沈めてハットトリックを達成。さらに56分、ジェラール・モレノのアウトサイドパスに対して、左足インサイドでのシュートでゴールを陥れる。この4ゴールにより、すでにキャリアハイとなっているラ・リーガでの得点数を『23』にまで伸ばすことに。そして最終節を前に、ここまでピチーチ賞争いで首位を堅持してきた21得点のアルテム・ドフビク(ジローナ)を抜いて、同賞初受賞に片手をかけた。
この圧巻の活躍を受けたスペイン紙『マルカ』は、「アレクサンダー・セルロートは日曜日、歴史に名を刻んだ」と賛辞。加えて、レアル・マドリード相手に56分間で4ゴールを決めたことは、「(2012−13シーズンのCL・準決勝1stレグの)ロベルト・レヴァンドフスキに匹敵するもの」としつつ、「北欧のストライカーの23ゴールは、マルカがリーグの最優秀得点者に贈るトロフィーを征服するのに十分だろう」と見解を示した。
2位ドフビクとのゴール差が『2』、3位ジュード・ベリンガムとの差は『4』のセルロート。ビジャレアルは最終節でオサスナと対戦するが、ディエゴ・フォルラン氏以来となるクラブ史上2人目のピチーチ賞受賞者になるのだろうか。
【圧巻】1試合4ゴールのセルロート
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間違いなくこの日の主役!
マドリー相手に衝撃の4ゴール🔥
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ビジャレアルのスルロットが王者マドリー相手に圧巻の4ゴール‼
今季23ゴールで最終節を前に
得点ランク単独トップに浮上した🔥
🇪🇸ラ・リーガ第37節
🆚ビジャレアル×レアル・マドリード
📱#DAZN 見逃し配信 pic.twitter.com/qsVuRVPCzY— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 20, 2024
2024年05月20日 20:01
正式監督は、まだ決まらない。
2024年05月20日 20:00
マンチェスター・シティの指揮官ペップ・グアルディオラはリヴァプールを退任するユルゲン・クロップ監督にメッセージを送った。
ブンデスリーガでも鎬を削り合った2人は長年プレミアリーグでライバル関係として数々の名勝負を繰り広げてきた。近年のプレミアリーグを語る上では、この2人の関係は欠かせない。最終節のウルブズ戦で見事2-0の勝利を飾ったリヴァプール。試合後にはセレモニーで盛大にクロップは送り出されたが、プレミアリーグ4連覇を決めた後、ペップは感極まる様子を見せながら、ライバルであるクロップについてこう話している。
「彼がいなくなると寂しくなるだろう。ユルゲンは私の人生にとって本当に重要な存在だ。彼は私を監督として新たなレベルに引き上げてくれた。私たちはお互いに信じられないほど尊敬し合っていると思う。彼は戻ってくるような気がする。彼の言葉には本当に感謝している。しかし彼は私の背後にこのクラブが私に提供し、与えてくれる多くのものがあることをよく知っている」(英『Daily Mail』より)
クロップは最終節を前に4連覇がかかっているペップについて「世界で最高の監督」と語っており、続けて、「あのクラブに他の監督を据えたとしても、4回連続でリーグ優勝することはない。それは彼と彼のチームによるものだ」と話しており、ライバルのペップが率いるチームを絶賛していた。
今シーズン限りでクロップが退任してしまうため、この2人のライバル関係も一度幕を閉じる。再びリーグやチームが変わった状態であい見えることもあるかもしれないが、この2人がプレミアリーグで繰り広げてきた激闘は色褪せることなく語り継がれていくだろう。
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リヴァプール
You'll never walk alone
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プレミアリーグ第38節#リヴァプール#ウルブス
感謝と応援が全て詰まった#クロップ監督 へ送る最後の大熱唱!#LIVWOL #SPOTVNOW でライブ配信#プレミアリーグ2024・25シーズンもSPOTVNOW! pic.twitter.com/y7SXwjCVYs— SPOTV NOW JAPAN (@SPOTVNOW_JP) May 19, 2024
2024年05月20日 20:00
日本サッカー協会は20日、フランスのアヴィニョンで開催されるSUD Ladies Cup 2024に臨むU-20日本女子代表メンバー21名を発表した。
チームを率いるのは狩野倫久監督。招集リストは以下の通り。
GK:
18.大熊茜(ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)
21.鹿島彩莉(ちふれASエルフェン埼玉)
1.岩崎有波(ノジマステラ神奈川相模原)
FP:
10.天野紗(INAC神戸レオネッサ)
6.白沢百合恵(アルビレックス新潟レディース)
9.土方麻椰(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
2.柏村菜那(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
13.松窪真心(ノースカロライナ・カレッジ/USA)
5.林愛花(サンタクララ大/USA)
3.佐々木里緒(マイナビ仙台レディース)
8.大山愛笑(早稲田大)
4.米田博美(セレッソ大阪ヤンマーレディース)
19.笹井一愛(ノジマステラ神奈川相模原)
7.角田楓佳(三菱重工浦和レッズレディース)
14.小山史乃観(ユールゴーデンIF/SWE)
12.久保田真生(INAC神戸レオネッサ)
17.岡村來佳(三菱重工浦和レッズレディース)
15.樋渡百花(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
16.白垣うの(セレッソ大阪ヤンマーレディース)
20.松永未夢(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
11.板村真央(JFAアカデミー福島)
日本は今年3月のU20女子アジアカップで準優勝し、今年8月からコロンビアで開催されるU-20女子ワールドカップへ出場する。
今大会はそこへ向けた重要な強化試合に位置付けられており、松窪真心や小山史乃観、林愛花といった海外組を含めベストメンバーが招集されている。
なでしこジャパン、パリ五輪でメダル獲得の鍵を握る「主力選手」5名
U-20日本女子代表は5月27日(月)に渡仏。29日(水)にコロンビア、6月1日(土)にメキシコとグループステージで対戦し、4日(火)には順位決定戦に臨む。
2024年05月20日 19:57
FC東京は20日、同クラブのU−18に所属するGK後藤亘の来季トップチーム昇格が内定したことを発表した。
後藤は2006年5月8日生まれの現在18歳。中学年代でFC東京U−15深川に加入し、“青赤”の選手としての第一歩を踏み出した。FC東京U−18に昇格すると、高校2年生だった2023年には、正守護神として第47回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)準優勝に貢献。各年代別の日本代表にも名を連ねており、昨季に続いて今季も2種登録選手として認定されている。
来季のトップチーム昇格が内定したことを受けて、後藤はFC東京を通してコメントを発表。次のように喜びの声を届けるとともに、来季に向けた意気込みを綴った。
「2025シーズンからトップチームに昇格することになりました後藤亘です。小さい頃からの夢であるプロサッカー選手のキャリアを、ここまで育てていただいたFC東京というクラブでスタートできることをとても嬉しく思います。家族やこれまで携わってきてくださった指導者の方々、学校の先生に感謝し、チームのJ1リーグ優勝に貢献します。応援よろしくお願いします!」
今シーズン、FC東京は2024明治安田J1リーグ第15節を終えた段階で6勝5分4敗を記録。勝ち点「23」を積み上げ、暫定8位につけている。
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