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2024年05月09日 18:00
◆ 白球つれづれ2024・第15回 開幕から1カ月あまり。各球団は悲喜こもごものスタートを切った。 セ・リーグでは、前年最下位の中日が一時は首位を快走するが、早くも息切れ状態で下位に転落すると、連覇を狙う阪神が、そつなく白星を積み上げて首位に立つ。 一方のパ・リーグに目を転じると、前年の王者・オリックスや優勝を狙うロッテが意外な苦戦。王座奪還に小久保裕紀新監督を迎えたソフトバンクが強力打線を前面に押し立てて快走。だが、それ以上に善戦しているのが日本ハムだ。 5月9日現在(以下同じ)首位を行くソフトバンクから5.5ゲーム差の2位。 2年連続の最下位に沈んだ新庄剛志監督にとって“貯金生活”が初なら、優勝争いも初めてのこと。シーズン前には決して下馬評の高くなかった弱小チームが今や“台風の目゛どころか主役に躍り出る勢いだ。 6日からのソフトバンクとの首位攻防戦は3連敗を喫したが、4月の快進撃が本物だったのか? それとも上昇気流に陰りが見え出すのか? いずれにせよ真価の問われる時期がやってきた。 予想以上の? 快進撃を数字から検証してみる。 昨年は60勝82敗1分けで断トツの敗戦。優勝したオリックスからは27.5ゲーム差も離された。今年はどうか? チーム打率.227はリーグ5位、同得点89も5位なら12本のチーム本塁打も5位。個人打撃成績でも郡司裕也選手が.260で11位に入っている程度だ。 これに対して大きく改善しているのが投手力である。前年のチーム防御率3.08(リーグ3位)からさらに数字を上げて2.65はソフトバンク、オリックス次ぐ3位と気を吐いている。 エースの伊藤大海と3年目の北山旦基の2人で目下5勝1敗。その北山と加藤貴之は4月のロッテ戦で2試合連続の完封、チームとして29年ぶりの快挙だった。 前年までの大黒柱・上沢直之がメジャー挑戦のため退団。ウィークポイントになるかと思われた投手陣にはFAで山粼福也(3勝1敗)が加入したことで死角は見当たらない。逆に中継ぎ陣の奮起も手伝って1点差ゲームは昨年の17勝31敗から今季は現時点で7勝2敗と劇的に勝負強くなっている。 ◆ 背水の今季「このままで終わってたまるか」の思いは人一倍強い 新庄監督と言えば、過去2年は猫の目打線に仕掛けを好む「動き回る将」だった。はまれば鮮やかだが、劣勢で動き過ぎればさらに苦境に立たされる。そんな指揮官にも我慢と工夫が見て取れる。 「新庄チルドレン」とも言うべき若手選手の思い切った起用がチームを勢いづける。代表格が6年目の田宮裕涼選手だろう。キャンプで頭角を現すと開幕から「9番・捕手」に大抜擢。昨年一軍出場はわずか10試合の伏兵が、今季は規定打席不足ながら打率.333マーク。今では3番を任されるまでに急成長した。 一番に郡司、下位に上川畑大悟、水野達稀選手らが収まることで、指揮官が名付けた「せこせこ野球」も光り出す。 5日のオリックス戦では8回にわずか2安打ながら4得点を上げて大逆転。その内容は三走・田宮のギャンブルスタートで同点、松本剛選手のセーフティースクイズで逆転と、せこくてもそつのない攻撃で前年王者を粉砕した。 打線では今季からチームコンセプトとして「センター返し」が徹底されている。一発はなくても基本に忠実な打撃が勝負強さの秘訣ともなっているのだろう。 新庄監督とって、就任3年目の今季は、負けたら即退陣の退路を断ったシーズンである。「このままで終わってたまるか」の思いは人一倍強い。 屈辱の先に見え出した光明。過去には20年にオリックスとヤクルトが前年の最下位から頂点に駆け上がったドラマもある。 “台風の目”から主役の座を射止めるためにも、絶対に負けられない戦いが続く。 文=荒川和夫(あらかわ・かずお)
2024年05月20日 18:58
大谷翔平のサヨナラ打で敗れたレッズは直近23試合で18敗
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャースは19日(日本時間20日)の本拠地・レッズ戦で、延長10回の大谷翔平投手のサヨナラ打で勝利。4連戦だった同カードを3勝1敗で終えた。レッズはサヨナラ打を打たれるまで大谷を14打数2安打に抑えていただけに、地元メディアは「悪夢と言っていい遠征」と肩を落とした。
ドジャース4連戦の初戦こそ7-2で快勝したものの、残りを3連敗。最後は14打数2安打と“眠らせて”いたはずの大谷にサヨナラ打を浴びた。地元メディア「シンシナティ.com」のゴードン・ウィッテンマイヤー記者は、「レッズはこの10日間(合計)4959マイル(約7981キロ)を移動し、3つの都市で、92イニングの遠征を戦った。質の悪いたった3勝しか持ち帰ることが出来ず、地区最下位のチームはILにもう2人加わった」と嘆きの記事を掲載した。
ベテランのリリーフ投手のエミリオ・パガンは「残念だ。この結果や勝利数は受け入れられないものだと私たちは理解している。シリーズを繰り返して負けるのは楽しくない。私たちはそういうチームではない」と、コメントした。
記事では大谷のサヨナラ打による決着に「レッズにとって悪夢と言っていい遠征で、最もふさわしく、最もイライラさせられる結末だったかもしれない」と総括した。
ナ・リーグ中地区最下位のレッズは、直近23試合で18敗を喫し、今季は19勝28敗で借金9となった。前回、借金9以上となったのは2022年で、その年は100敗した。まだ5月、地元メディアが嘆きたくなるのも納得だ。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 18:30
◆ 白球つれづれ2024・第17回
メジャーリーグ、パドレスのダルビッシュ有投手が日米通算200勝の金字塔を打ち立てた。
日本時間20日、アトランタで行われたブレーブス戦に先発すると7回を被安打2、9奪三振の快投で今季4勝目。MLBでの勝利数を107勝とし、日本ハム時代の93勝と併せて200勝をマークした。日本人投手の日米通算200勝は野茂英雄(ドジャースなど)、黒田博樹(ヤンキースなど)に次いで3人目。ダルビッシュ自身は4月30日のレッズ戦から4連勝で、さらに25回連続無失点を継続中の快挙達成だった。
37歳、超ベテランの域に達しているのに、衰えるどころかその進化が止まらない。
MLB屈指の強打線、アクーニャJr.や、オズーナ、オルソンらの並みいるスラッガーをきりきり舞いさせていった。最速153キロのフォーシームから110キロほどのスローカーブまで8種類以上のボールを自在に操る投球術は誰も真似が出来ない。
加えて自らのピッチングだけでなく、相手打者の研究も怠らない。近年の「フライボール革命」では打者のバット軌道がアッパー気味に振って来るのが主流になると、誰よりも早く高めへのストレートを投げだした。ここにスライダーで横の変化をつけて、タテ割れのカーブを打者の手元で落とす。さらにカットボールやスプリットまで泣けられては、データ全盛のメジャーでもダルビッシュ攻略は難しい。
「まだ200勝の実感はないが、NHKさんが大谷君の中継をやめて放送してくれたので(達成できて)良かった」
日頃はドジャース・大谷翔平選手を中心に放送をしているNHKが、雨天中止に終わった前日から特別態勢でダルビッシュの登板を中継。期待に応える結果を茶目っ気たっぷりに語るところがダルビッシュらしかった。
2004年に日本ハムのドラフト1位で入団。い翌年の合同自主トレ中に未成年にもかかわらず喫煙騒動が持ち上がり無期限謹慎処分を受けている。いきなり「問題児」のレッテルを貼られたが、汚名はマウンドで晴らした。
入団1年目の5勝に次いで、2007年には15勝5敗で沢村賞を獲得。日ハム時代の7年で93勝38敗。11年オフにメジャー挑戦とレンジャーズ入りを表明する時には「もう国内では、強打者と対決して、ヒリヒリするような緊張感を味わえなくなった」と語ったとも伝えられる。
「プロに入った時に色々あって、それも含めて自分を支えてくれた方々に感謝を忘れずにやっていきたい」
現在、ダルビッシュの同僚としてロッカーも隣同士と言う松井裕樹投手は、その存在を問われると「父のよう」と答えている。かつての問題児は、今や兄貴的な存在を飛び越して、威厳のある父親に昇華している。
◆ MLBで最多勝も最多奪三振のタイトルも獲得しているダルビッシュの次の目標は?
昨年、パドレスはダルビッシュと異例の6年契約を結んでいる。総額1億800万ドル(当時のレートで約141億4800万円)は42歳までの現役生活を保障するもの。いかに同球団がダルビッシュを高く評価しているかがわかるだろう。
37歳の今も圧倒的な投球を続けるベテランエースに対してパ軍のマイク・シルト監督は「まるで外科医のように相手をなぎ倒していた」と評している。寸分の狂いもなく、手術を成し遂げる敏腕医師をイメージしたのだろう。
先発、中継ぎ、抑えと分業化が進み、球数制限もある近代野球では200勝投手は誕生しにくいと言われる。また、達成する頃には現役生活の晩年を迎え、ようやくたどり着くケースも少なくない。
だが、ダルビッシュの場合はまだまだ余力を感じる。本人も長持ちの秘訣に「栄養管理や健康維持」を挙げているが、投球術を含めた全ての面で手抜きのないプロフェッショナルだから、まだ「伸びしろ」があるのだろう。
「どうやったら、もっとうまくなれるのか?」ダルビッシュが常に追い求める野球の原点だ。
MLBで最多勝も最多奪三振のタイトルも獲得しているダルビッシュの次の目標はあと25個と迫っているメジャー2000奪三振か?それとも現在継続中の25イニング連続無失点の記録更新か?
WBCで日本投手陣をまとめ上げた包容力と指導力で“ダルビッシュ信者”は急増したと言う。そこにメジャーでも圧倒的な存在感を発揮する。
この老雄、まだまだ進化を続けそうだ。
文=荒川和夫(あらかわ・かずお)
2024年05月20日 18:22
大谷翔平は移籍後初のサヨナラ打で派手なウォーターシャワーを浴びた
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・レッズ戦に「2番・指名打者」で出場し、2-2の延長10回に移籍後初となるサヨナラ打を放った。同僚から盛大なウォーターシャワーを浴びた大谷の姿にファンも「濡れてるショウヘイ大好き」などと大興奮の様子だった。
大谷は同点で迎えた10回2死一、二塁。ディアスから粘った6球目の内角球を鋭く振り抜いた。右翼へのサヨナラ打でグラウンドで大喜び。チームメートから手荒い祝福を受けた。サヨナラ打はエンゼルス時代の2020年9月4日(同5日)のアストロズ戦以来2度目となった。
ドジャースも公式X(旧ツイッター)で「あなたのお気に入りのショウの完璧なエンディング」とつづり、同僚から次々と水をかけられ、チーム全員で大はしゃぎする動画を投稿。ファンも「これ大谷さん!? 一瞬誰だか分からなかった笑」「決して裏切らない」「おもろい表情してるー笑」「ヘルナンデスはいつもショウへイに何か投げつけている」「(今日昇格した投手の)アンソニー・バンダがショウの水かけで歓迎されてる」などと思い思いのコメントを寄せた。
また日本のファンも「おめでとうございます。鳥肌です」「早起きして応援して、最高にHAPPYな終わり。朝から気分上々!」と歓喜した。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 17:57
サヨナラ打の大谷「単打でいいのでなんとかヒットで終わらせたいなと」
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・レッズ戦に「2番・指名打者」で出場し、延長10回に移籍後初となるサヨナラ打を放った。
2024年05月20日 17:34
マット・ライナート氏が大谷と握手
大谷翔平投手は、他競技のスターも夢中にさせる。17日(日本時間18日)の試合で始球式に登場したマット・ライナート氏は、X(旧ツイッター)にベンチ裏で大谷に握手を求められる動画を公開。「私がスターに夢中になることは少ない」と、“虜”になったことを報告した。
始球式に登場する前、捕手のプロテクターをつけたライナート氏がベンチ裏に立っていると、大谷が挨拶に訪れ、握手を交わした。始球式では捕手役を務め、元NFL選手のレジー・ブッシュ氏のボールを受け取った。
カレッジフットボールのスターだったライナート氏。大谷から握手を求められたのは驚きだったようで、動画には「ショウヘイ・オオタニが握手するけど、誰としているのか分かっていないとき」と自虐交じりの字幕が付けられていた。
野球ではない他競技の選手に挨拶した大谷。ファンからは「オオタニはピアッツァの従弟だと思っているだろう」「マイク・ピアッツァと勘違いした」「陽気な投稿」「翔平くんはこの人誰だか知ってるのかな?」と、ライナート氏を別人と勘違いしているのではないかというコメントも寄せられていた。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 17:30
◆ 未完の大砲として期待されたが…
首位・阪神から最下位・中日まで全6チームが5ゲーム差以内にひしめき合う大混戦となっている今季のセ・リーグ。先週末、巨人を相手に3連勝を飾り、2位に浮上したのが広島だ。
3連勝を決めた19日の試合は初回からカープ打線が爆発。9―3で快勝したが、勝利の立役者としてお立ち台に上ったのが3年目の末包昇大だった。
末包は初回の1打席目、巨人の先発・高橋礼から逆転のスリーランを放つと、続く2〜3打席目にも安打を放ち、3安打の猛打賞。4打席目は凡退したが、今季打率を.370まで引き上げることに成功した。
試合中盤にも隙のない攻撃で小刻みに加点したカープ打線だったが、その中で末包に次いでチームに貢献したのは、この日8番ファーストで先発出場した林晃汰である。
以前から4学年上の末包をライバル視しているという左打ちの未完の大砲がブレイクしたのは、プロ入り3年目の2021年。その年、林は102試合に出場し、打率.266、10本塁打、40打点の好成績でレギュラーの座をつかんだ、と思われた。
しかし、翌年の22年はオープン戦から極度の不振に陥ると、二軍でも自慢の長打力は影を潜め、その年はまさかの一軍出場ゼロに終わった。
奮起を期した23年は5月に一軍昇格。2年ぶりとなる本塁打を放つなど復調の兆しを見せたものの、6月に登録を抹消されると、その後は二軍で汗を流す日々を送りそのまま閉幕を迎えた。
◆ ライバル末包に少しでも近づくために
改めて巻き返しを誓った今季もオープン戦で打率.143(21打数3安打)と結果を残せず。二軍でも28試合に出場して、打率.240、1本塁打……。決して一軍から声が掛かるような成績ではなかった。それでも先週の14日に一軍に招集されると、即6番ファーストで先発起用されたのだ。
ところが林は約11か月ぶりとなった一軍の試合で2打数ノーヒット。左腕がマウンドに登った3打席目には代打を送られた。
翌15日にもスタメンで起用された林は1打席目に二塁打を放ち、新井貴浩監督の期待に応えた。しかし、その後は18日に行われた巨人戦の1打席目まで7打席連続で凡退。同日の2打席目に二塁打を放ったものの、この時点で打率は.182(11打数2安打)だった。
そして迎えた19日の巨人との3連戦最終戦は、前日に続き8番ファーストでスタメンに名を連ねた。この試合で結果が出なければ、二軍行きを言い渡されてもおかしくない局面だった。
“首の皮一枚”繋がった状態の林はここで意地を見せる。1打席目こそ右飛に打ち取られたが、2打席に貴重な適時打を放ち、2年ぶりの打点をマークすると、3打席目もライトへの安打で出塁。4打席目は見逃し三振に終わったが、この日4打数2安打1打点の活躍で、打率を.267へと引き上げた。
一軍昇格後は全5試合でスタメン起用されているように、新井監督の期待は決して小さくない。20歳のシーズンに一軍で10本塁打を放ったポテンシャルは間違いなくホンモノ。ライバルの末包に少しでも近づくため、1打席1打席を大事に昨季逃した一軍定着を果たしたい。
文=八木遊(やぎ・ゆう)
2024年05月20日 17:14
大谷翔平は開幕後は得点圏打率の低さを指摘されていた
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・レッズ戦で移籍後初のサヨナラ打を放った。2-2の10回2死一、二塁で鋭い当たりを右翼に運んだ。開幕後は得点圏打率の低さを指摘する声もあったが、直近では12打数5安打で打率.417と勝負強さを取り戻した大谷にファンは「案の定あがってきた」など安堵の声を寄せていた。
米メディアによると、大谷は開幕後は得点圏で19打数1安打の打率.053だったが、現在は50打数12安打の同.240まで向上した。直近では12打数5安打、同.417と勝負強さを発揮している。
これにはファンも「天才は心配無用だった」「案の定あがってきた」「もっともっとこれから爆発してくれ〜」「やはり得点圏での活躍は嬉しい」「だから、落ち着いて忍耐強く待つようにいったんだ」「やっぱりエグい成績になってきた」「得点圏ガガガって言われたからサヨナラを打ってしまう大谷」と頼もしそうにコメントしていた。
ナ・リーグ西地区首位を独走するドジャースは20日(同21日)からは本拠地で、同地区4位のダイヤモンドバックスとの3連戦に臨む。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 17:08
巨人・菅野智之投手(34)が20日、川崎市のジャイアンツ球場で投手指名練習に参加。
2024年05月20日 17:07
巨人の山崎伊織投手(25)が20日、川崎市のジャイアンツ球場で投手指名練習に参加。21日の中日戦(東京ドーム)に先発予定で、「週の最初に投げる投手の役割」と、3連敗中のチームを救う快投を誓った。10勝した昨季は、4度連敗を止めた“ストッパー”。再浮上の流れを作る。
「すごい悔しい思いを全員がしていると思う」。登板を翌日に控えた山崎伊は、チームの総意を代弁するように話した。19日の広島戦(マツダスタジアム)に敗れ、3位に転落。苦しい戦いが続く中、迎えた登板に「火曜日から新たな気持ちで、全員でやっていこうとなると思うので。いいスタートを切れるような投球をしないといけないです」と気を引き締めた。
山崎伊は昨年7月に5連敗、8月に4連敗を止めるなど逆境に強い。中日とは今季、早くも4度目の対戦となるが2勝0敗、防御率1・21と好相性を誇る。「久しぶりにドームで投げることができますし、いいピッチングができるように頑張っていきたい。いつも先頭打者を半分くらい出してしまう。明日は先頭打者を全力で抑えにいくので、そこを見ててください」とテーマを掲げた。
2024年05月20日 17:00
オリックス・中嶋聡監督が20日、球団を通じてコメントを発表し、パドレス・ダルビッシュ有投手の日米通算200勝達成を祝福した。
中嶋監督はダルビッシュが入団した2005年から11年までともに日本ハムでプレーし、バッテリーを組んだ。
中嶋監督は「プロ入りした時はヒョロヒョロの身体をしたヤンチャな選手でしたが、凄いポテンシャルを持っている投手でした」と入団当時を振り返り、「まだまだ活躍して貰わなければいけませんが、ダルの実力からしたら200勝は遅かったですね(笑)」と独特の表現で祝福していた。
2024年05月20日 16:42
大谷翔平が出塁時に相手野手からお尻を「ポン」
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、レッズ戦に「2番・指名打者」で出場。8回の出塁時に見せた相手選手との“ほっこりやりとり”がファンから「ケツしばかれている」などと注目されている。
話題のシーンは2-2で迎えた8回だった。一塁走者の大谷は牽制球に対してヘッドスライディングで帰塁。タイミング的には余裕でセーフだったが、一塁手のジェイマー・カンデラリオ内野手がわざわざ大谷のお尻に「ポン」とグラブでタッチした。
グラウンドでうつ伏せ状態だった大谷は、ニコニコ笑顔で体勢を立て直した。結局、この試合は大谷が延長10回にサヨナラ打を放ち、ドジャースが勝利した。
MLB公式サイトが微笑ましい“お尻タッチ”動画を公式X(旧ツイッター)に投稿。ファンは「あの赤いユニホームの人はショウのお尻をあんな感じでタッチしてはいけない」、日本語でも「おしりにタッチでこの表情」「おしりを触られ、苦笑いする」「ケツしばかれてるw」などとコメントを寄せていた。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 16:23
アストロズのタッカーが1試合2本塁打、メジャートップタイとなる15号
■アストロズ 9ー4 ブルワーズ(日本時間20日・ヒューストン)
アストロズのカイル・タッカー外野手が19日(日本時間20日)、本拠地で行われたブルワーズ戦で1試合2本塁打をマークした。
2024年05月20日 16:16
広島の床田寛樹投手が20日、マツダスタジアムで行われた投手指名練習に参加し、21日・阪神戦の先発に向けて最終調整した。
早くも今季4度目の阪神戦。ここまでは1勝2敗で「なんとか勝って、とりあえず五分にもっていけるようにしたいなとは思います」と気合を入れた。相手先発・村上とも今季4度目のマッチアップ。「接戦になるだろうとは思ってるんで。1点勝負くらいかなとは思うので、先制点を与えないようにしたいなとは思います」と話した。
チームは17日からの巨人戦で今季初の同一カード3連勝を決め、2位に浮上。今回の登板が首位攻防カード初戦となる中、「3連勝してチームの流れもいいと思うので、いい流れに乗って投げれればいいかなと思います」と追い風にする心意気だ。
この日は晴天の下、キャッチボールなどで汗を流した。今季はここまで8試合に登板して4勝2敗。防御率1・28はリーグトップで、リーグ2位が村上となっている。リーグ屈指の投げ合いを制し、リーグトップタイとなる5勝目をつかみ取る。
2024年05月20日 16:07
パヘス「ワクワクする夜だった」
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
チームメートも賛辞を惜しまなかった。ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・レッズ戦に「2番・指名打者」で出場し、同点の延長10回に移籍後初となるサヨナラ打を放った。先発した右腕も「すごかった」と目を輝かせた。
大谷は2-2と同点の延長10回、2死一二塁からレッズの守護神、アレクシス・ディアス投手から右翼へ痛烈なサヨナラ打を放った。サヨナラ打はエンゼルス時代の2020年9月4日(同5日)のアストロズ戦以来2度目となった。
この日3Aから再昇格して先発し、4回2/3を投げて1失点だったランドン・ナック投手は「彼(オオタニ)の打席が回ってくるときはいつだってワクワクすることは言うまでもない。彼が僕らをハッピーな気分で帰らせてくれて最高だよ」と声を弾ませた。
4回に先制2ランを放ったアンディ・パヘス外野手も「彼が世界最高の選手であることは言うまでもない。ワクワクする夜だった」と、チームを引っ張る大谷を称賛した。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 15:51
大谷翔平の直近の得点圏打率は12打数5安打で「.417」
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・レッズ戦で移籍後初のサヨナラ打を放った。2-2の10回2死一、二塁で鋭い当たりを右翼に運んだ。開幕後は得点圏打率の低さを指摘されていたが、地元紙記者は劇的な向上を指摘した。
地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のビル・プランケット記者はX(旧ツイッター)に「ショウへイ・オオタニは開幕から得点圏で19の1(打率.053)だったが、それ以降は今日のサヨナラ単打で31の11(.355)となり、うち直近は12の5だ」と投稿。開幕から「.053」だった後が現在は「.240」(50打数12安打)まで回復。19の1以降は「.355」で直近では「.417」(12打数5安打)とチャンスでの強さを伝えた。
大谷はサヨナラ打の場面について「本当に長打ではなくて、単打を打つスタイルというか、そういうバッティングだったので、良い結果になってよかったです」と説明した。
またデーブ・ロバーツ監督は試合後、「何球か低めのボールを見逃して、ディアスのシンカーを引っ張ってヒットにした」と振り返り、「大きい一打だった。私たちの(チームでの)最初のサヨナラはエキサイティングだった」と評価した。(Full-Count編集部)