2024年05月09日 17:51
米AEWに移籍した元新日本プロレスのレインメーカーオカダ・カズチカ(36)が、次回PPV「Double or Nothing」(26日=日本時間27日、ネバダ州ラスベガス)で因縁のノールールマッチに出撃することになった。 AEWコンチネンタル王者のオカダ、AEW世界タッグ王者のヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)、ジャック・ペリーのユニット「ジ・エリート」は2週前に団体トップのトニー・カーン社長を暴行。カーン社長の実父で、世界的大富豪のシャヒド・カーン氏までリングに駆けつける大騒動となった。先週の「DYNAMITE」では、オカダの最大ライバルで昨年から憩室炎で欠場中のケニー・オメガを襲撃。再び病院送りにしていた。 8日(日本時間9日)に放送された「DYNAMITE」でも、オカダらジ・エリートのメンバーは、カーン社長が確保していた駐車スペースに車をとめる理不尽行為。一方で、ケニーは病室から「先週のことは個人的な遺恨ではなく、ビジネスだったとわかっている。だから俺もビジネスをする」と言い、次回PPVでジ・エリートvsチームAEWの4対4ノールール戦を提案した。チームAEWはFTR(ダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)に、2人が加わるという。 これを受け、ジ・エリートはアダム・コープランド(エッジ)vsブロディ・キングのメイン戦終了後のリングに登場。ヤングバックスからマイクを振られたオカダは「ヘイ、ケニー! ベストバウトマシンの俺が早く良くなれって言ってるぞ〜」と、しれっと言ってのけた。続けて、人さし指を口に当ててから投げキス。不敵な笑みで病院送りにしたライバルにメッセージを送った。 マシューとニコラスもカーン社長とケニーをこき下ろすと、FTRが姿を現した。さらにオカダにコンチネンタル王座を奪われたエディ・キングストン、これまたオカダと因縁深いブライアン・ダニエルソンが歓声を受けながら会場に入ってきた。 オカダは新日本時代の昨年6月と今年1月にブライアンとシングル戦で戦って1勝1敗。オカダの新日本退団後にはブライアンが「AEWに来てほしい」と熱烈なラブコールを送っていたが、ブライアンのテーマ曲が流れるとオカダはしかめっ面だ。チームAEWの4人がリングに上がると、オカダはブライアンと対峙。そのままスタッフの制止を聞かず、激しい殴り合いに突入した。 これにより、次回PPVではオカダ&ヤングバックス&ペリーのジ・エリートが、ブライアン&FTR&キングストンと4対4ノールールマッチ「アナーキー・イン・ジ・アリーナ」で激突することに。オカダが新天地で危険な戦いに挑む。
2024年05月20日 16:19
最も権威があるとされる米国のボクシング専門誌「ザ・リング」が19日(日本時間20日)、全階級を通じたランキング「パウンド・フォー・パウンド(PFP)」の最新版を発表。9日発表のランキングで1年9カ月ぶりに1位に返り咲いた井上尚弥(31)=大橋=が2位に後退。18日に史上初の4団体世界ヘビー級統一王者となったオレクサンドル・ウシク(37)=ウクライナ=が3位から1位に浮上した。前回2位の現3団体統一世界ウエルター級王者テレンス・クロフォード(36)=米国=が3位となった。
ウシクはWBC王者のタイソン・フューリーとの統一戦で序盤の劣勢を終盤のラッシュで挽回。ダウンも奪い、判定2−1で勝利。ヘビー級史上初の4団体統一を成し遂げ、史上3人目の2階級での4団体統一王者となった。
1位から10位のランキングは次の通り。
オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
井上尚弥(大橋)
テレンス・クロフォード(米国)
カネロ・アルバレス(メキシコ)
アルトゥール・ベテルビエフ(ロシア)
ドミトリー・ビボル(ロシア)
エロール・スペンス・ジュニア(米国)
ガーボンタ・デービス(米国)
ジェシー・ロドリゲス(米国)
中谷潤人(M・T)
2024年05月20日 14:58
全日本プロレスは20日、都内の事務所で会見し6月8日に長野・松本市のキッセイ文化ホールで行う青柳優馬デビュー10周年記念試合を発表した。
青柳優は高校を卒業後の2014年4月に全日本に入門。同年12月14日に後楽園ホールでの宮原健斗戦でデビューした。
2022年にチャンピオンカーニバル初優勝、昨年7月には三冠ヘビー級王座を初奪取するなど王道マットのトップ戦線で活躍している。
ふるさとの松本市でのデビュー10周年記念試合は、異例のシングル3試合。大森北斗、本田竜輝、そしてデビュー戦の相手だった宮原健斗と1大会で3試合に挑む。
会見で青柳優は「節目の大会なんで特別のゆかりのある選手、ゲスト選手を呼ぼうかなと考えたんですが」と切り出す、今のご時世、正直、交流戦だったり対抗戦っていうのがプロレス界全体で薄味に感じてしまうので、全日本プロレス内部だけで力をつけて、全日本プロレスを世に広めたいという意味も込めて1日3試合をやるという初めての企画に挑戦。試練の三本勝負を行いたい」と明かした。
対戦する大森について「試練とも言いがたいんですけど、5月6日の後楽園大会で何かの間違いでしょうけど負けてしまいました。汚名返上ということで組みました」と明かした。本田は「彼は一挙手一投足が腹立つんで、ぶちのめしたい。ボコボコにしたいがために組んだカード」と見据え、宮原は「いろんな面で思い入れがある。デビュー戦の相手でもあるので、10年という節目の時でもあるので、同じ団体に10年間、一緒にいるのも今の時代難しいので、そういうことも大切にしながら組みました」と万感を込めた。
対戦順は今後、発表となるが過酷な1日3試合に「ふんだんに青柳優馬をばらまいて、青柳優馬を楽しんでもらえる大会にしたい」とメッセージを送っていた。
2024年05月20日 14:38
全日本プロレスの陰湿ファイターこと青柳優馬(28)が、自身のデビュー10周年記念大会(6月8日、長野・キッセイ文化ホール)で試練の3番勝負に臨むことを発表した。
2014年12月14日に宮原健斗戦でデビューした青柳は今年、出身地である松本市で記念大会を行うことになった。試合に向けて「節目の大会なのでゆかりの選手を呼ぼうかとも思ったんですが、今のご時世、対抗戦や交流戦が薄味に感じてしまうので、会社にお願いして試練の3番勝負を行いたいと思いました」とプロレス界のトレンドをチクリと皮肉りながらカードを発表。大森北斗、本田竜輝、宮原健斗を相手に1日でシングル戦3試合を行うとした。
北斗には12日に閉幕した春の祭典「チャンピオン・カーニバル2024」公式戦で敗れており「僕ももちろん悔しいですけど、それ以上に僕を応援してくれている人も悔しいだろうということで汚名返上ということで」と説明。本田戦については「純粋にムカつくのでボコボコにしたい。顔見るだけで腹が立ちます」とした。また、タッグパートナーでもある宮原を指名した理由を「デビュー戦の相手が宮原健斗でもあるので。同じ団体に10年いるというのも今の時代、難しいので組みました」と明かした。
試練の3番勝負とした裏に「1回もそういう試練の何本勝負みたいのをやっていないので、この機会に一気にやってしまおうということ」とした優馬。「ふんだんに青柳優馬をお見せできればと。10年たったから斜に構えるのではなく、11年目に向けていろいろチャレンジしていきたい」と拳を握った。
2024年05月20日 14:38
全日本プロレスは20日、都内の事務所で会見し6月10日に能登半島地震の被災者支援として石川・七尾市田鶴浜体育館で入場無料の「能登チャリティー大会〜ALL JAPAN FOR ONE〜」の全対戦カードを発表した。
2024年05月20日 14:02
全日本プロレス29日の東京・後楽園ホール大会で全日本プロレスTV認定6人タッグ王座戦を戦う「バカバカタッグ」の暴走男諏訪魔(47)とマット界随一の偏屈者こと鈴木秀樹(44)が不毛な火花を散らした。
尾崎魔弓、雪妃魔矢と諏訪魔が持つベルトに、鈴木は女子プロレス「エボリューション」のZONES、ChiChiと組んで挑戦する。度々のお菓子の差し入れで2人の心をつかんだ鈴木に、同団体のプロデューサーを務める諏訪魔が「お菓子で乙女の心を引く、よろしくない手だと思う。まだまだ俺の後ろには恐ろしい女性がいるんだと分からせるしかないと思いました」と不快感をあらわに。
これに鈴木は「2人に聞いたら、エボリューションが始まってから、諏訪魔に何一つ、買ってもらったことがないって言うんです。それはあまりにもかわいそうだなって…」とした上で突然、諏訪魔に塩キャラメルを手渡し「諏訪魔と言えば塩!」とぶった切った。
さらに諏訪魔がしゃべろうとすれば鈴木が「あーーーーー!!!」と叫んで演説を妨害したり「息を吸ってもいいけど吐くな!」と求めるなど平日の昼過ぎに働き盛りの40代男性2人が繰り広げているとは思えないほど生産性の低いやり取り。
そして鈴木が「我々のチームの名はリアルエボリューションズです」と、藤田和之&ケンドー・カシンのタッグ「リアル闘魂スタイルズ」をほうふつとさせるユニット名を披露すると、諏訪魔から「お前、姉さんに殴られるし、お嬢にムチで叩かれるぞ。その時の顔が楽しみだな!」とイマイチかみ合わない会話で通告される。最後は写真撮影で諏訪魔が前に立った鈴木の首を絞めるなど、結局彼らが何を伝えたかったのかは分からないまま会見は終わった。
2024年05月20日 06:00
女子プロレス「スターダム」のワールド王者・舞華が、海外勢との防衛戦を視野に入れた。
4月27日横浜大会では、極悪ユニット「大江戸隊」渡辺桃との変則3本勝負を制し、4度目の防衛に成功。だが、その後に挑戦者として名乗りを上げる者はおらず、ベルトへの意欲を見せる選手すらいない状況が続く。
王者は「私と桃の試合を見て、みんな『絶対にあいつには勝てない。無理だ』って思ってるんだろうな。だから名乗りを上げないんじゃなくて、名乗りを上げられないが正しいかも」と分析しつつ、「でも、何で挑戦者が誰も出てこないんだよ! この私に戦いを挑んでくる選手はいないのか? みんなユニットの調整で忙しぶってんじゃねえぞ!」と全方位に向け火を噴いた。
大江戸隊はスターライト・キッドを追放し、新たにテクラが加入。また「クイーンズ・クエスト」はリーダーを務めていた林下詩美が3月いっぱいで退団したことで、再編を検討している最中だ。「コズミック・エンジェルズ」もキッドの獲得を巡って意見が割れるなど、各ユニットごとの話題ばかりが先行している。
一方で上谷沙弥がWAVEのリーグ戦「CATCH・THE・WAVE」に出場し、IWGP女子王者・岩谷麻優がV6戦の相手にアイスリボンの藤本つかさを指名するなど、他団体との交流が活発化。この現状から舞華は、肝心の団体最高峰王座がないがしろにされていると感じている。「自分が強すぎるのが問題なんだよな。もうスターダムには戦える相手はいないのかなって…」
そこで目を向けるのが海外だ。最近では同じ「イーネクサスヴィー」の白川未奈がAEWに参戦するようになり、日米マットを行き来している。舞華は「白川も楽しそうにAEWで活躍してるし、いい選手がたくさんいそうだよね。メルセデス・モネとかウィロー・ナイチンゲールも私の方が面白い試合ができると思うよ」とニヤリ。めぼしい相手は見つかるのか。
2024年05月20日 06:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が、いよいよ20日に東京・後楽園ホールで旗揚げする。目玉の一つとして、当日は2本の新ベルトがお披露目されることがわかった。
既報通り、新団体では赤いベルトに位置づけられる団体最高峰王座「マリーゴールド・ワールド王座」と、白いベルトこと「マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル(UN)王座」、タッグ王座の「マリーゴールド・ツインスター王座」、55キロ以下の軽量級の選手のみ挑戦できる「マリーゴールド・スーパーフライ級王座」の4大王座が新設される。
ロッシー小川代表(67)は海外で制作中だった赤と白のベルト2本が19日にまでに届いたことを明かし、「かつてないグレードの高いベルトができ上がりました。きらびやかですよ。旗揚げ戦の日にみなさんにもお披露目します」と語った。
特に注目を集めているのがUN王座だ。1971年に男子のUNヘビー級王座を日本人で初めて巻いたのがアントニオ猪木で、歴史と由緒ある「UN」のタイトル名が女子プロ界で復活する。
旗揚げ戦では全6試合が行われ、メインではジュリア、林下詩美組がSareee、ボジラ組と対戦する。小川代表は「演出だったりが、これが後楽園規模なの?と思えるような大会になると思います。やるべきことはやったかなと。これからが始まりなので、肩の力を抜いて臨みたいですね。とにかく最後まで見逃さないでほしいと思います」と呼びかけ、興行の成功を約束した。
2024年05月20日 05:01
「大相撲夏場所・8日目」(19日、両国国技館)
十両遠藤が平幕時疾風を下手投げで退け、8連勝で勝ち越しを決めた。
2024年05月20日 05:00
新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Aブロック公式戦(19日、名古屋)で、エル・デスペラードがブレイク・クリスチャンから3勝目を挙げた。今大会の決勝戦は、6月9日大阪城ホール大会のメイン。IWGP世界ヘビー級王座戦も開催されるため一部で試合順論争も勃発したが、デスペラードは新事実を明かすとともに、初制覇への誓いを新たにした。
開幕4連勝でブロック首位を走るクリスチャンの猛攻に苦しんだデスペラードだったが、ピンチェ・ロコで激闘に終止符。勝ち点を6に伸ばしブロック突破に前進した。
前日には、大阪城大会のメインがBOSJ決勝戦と正式発表された。同大会では団体最高峰王座である王者ジョン・モクスリー vs EVILのIWGP世界王座戦も組まれているため、当初はどちらがメインになるのか議論を呼んでいた。
しかし、デスペラードによると、BOSJ決勝戦がメインとなることは11日の開幕戦(千葉)の時点で出場選手に伝えられていたという。「新日本プロレスはお客さんが心配する前から決めてて、『メインに据えてるからね』って我々も開幕の段階で聞かされてたし。俺たちがギャーギャー言うこともなく。発表するタイミングを見計らってたってだけで、何でこのタイミングだったのかだけはちょっと分からないけど」。試合順は決して民意に左右されたものではなく、団体の判断によるものだったことになる。
団体最高峰王座の権威を問う声もゼロではないが、デスペラードは今回の決定の妥当性を主張。「例えばこれが逆にG1の最終日にIWGPジュニアのシングルがあっても、絶対にG1決勝がメインだと思うんだよ。セミでもメインでもすげえ試合しちゃえば、それでおしまいじゃね?とも思うけど、やっぱり1か月死に物狂いでしのぎを削って…。その優勝者は誰々ですって、そこにバズーカドカンってなってほしいじゃない。その後にタイトルマッチがあってもそれはそれで地獄でしょ」と持論を展開する。
悲願の初優勝を自らに義務づけるならず者にとって、大阪城メインの舞台が一つのモチベーションとなったのは事実だ。「場所も順番も正直興味ないって言っちゃうと失礼だけど、俺らの気持ちをくんでくれてる会社だって考えていいと思うし。実際にそういうふうに信頼されるんだったら、じゃあ応えましょうかってなるよね。いい子ちゃんぶる気はないけど」。唯一手に入れていないビッグタイトルを、今年こそ手中に収める。
2024年05月19日 22:05
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」19日名古屋大会のBブロック公式戦で、高橋ヒロム(34)がニンジャ・マックを下し、3勝目をあげた。
シルク・ドゥ・ソレイユ出身という異色の経歴を持つニンジャの驚異的身体能力に大苦戦を強いられた。ハサミワザ(ヘッドシザーズ・ホイップ)を何度も着地され決めることができないヒロムは、ニンジャスペシャル式のサンセットフリップパワーボムでエプロンに叩きつけられる。さらにはダイビングヘッドバットと、空中殺法で窮地に追い込まれた。
それでもニンジャスプラッシュを回避すると、TIME BOMB ・で反撃開始。今度こそと狙ったハサミワザは、華麗空中で回転した末に着地されてしまうが、ニンジャもニンジャで悦に入ってしまう。ヒロムは一瞬のスキを見逃さず距離を詰めてD(変型三角絞め)で捕獲し、ギブアップを奪ってみせた。
今年に入って絶不調だったヒロムだが。連敗発進から3連勝でついに白星先行だ。「絶不調だったけど、もう絶好調と言ってもいいんじゃない? 調子に乗ってきたよ、完全に」と復活をアピールした。
自分に酔いがちなニンジャの人間性を見抜いての勝利も自画自賛。「ヒロムちゃんの(頭を指して)ここが出たんじゃないかなって、そう思うよね。ああ! それは1回抑えないと。まだだね。まだ6点だよな。大丈夫、大丈夫。ここから行けるわ。行けると確信できた。今日の試合でヒロムちゃん、(頭を指して)ここあるなって、みんな思ったんじゃない? ありがとう」と上機嫌で控室へ消えていった。
2024年05月19日 21:45
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」19日名古屋大会のBブロック公式戦で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)がロビー・イーグルスに3敗目を喫した。
「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」が誇る極悪王者は、この日もセコンドの高橋裕二郎を試合に介入させてやりたい放題。ロン・ミラー・スペシャルに捕獲されても、裕二郎が勝手に本部席からゴングを鳴らしたことでロビーが技を解いてしまい、九死に一生を得る。
さらにレフェリーとロビーを衝突させると、裕二郎がリングに上がり2対1の数的優位に。さらに裕二郎がケインで殴りかかったが、これをかわされるとロビーのセコンドについていた藤田晃生のミサイルキックで排除されてしまう。
孤立したSHOは、ロビーと藤田の合体技マキシボムを浴び大ダメージ。最後はロビーのハイペリオン(変型レッグラリアート)で3カウントを奪われた。
悪の限りを尽くしながらついに黒星先行となったIWGPジュニア王者は「おかしいやろが! 狂っとるやろが! 昨日の(高橋)ヒロムも、今日のクソロビーも、1匹見かけたら何匹も出てきやがる、お前らゴキブリかクソッタレがオラ!」と謎の逆ギレ。「今のジュニア、パワーバランス狂ってんだ。だから俺がチャンピオン優勝して、ちゃんと正しい方に新日本ジュニアを俺が導いてやる。オイ、勝ち点、あんなセコイことするヤツに入れんな。それこそ不正やろが。今年の上半期、ドミニオン(6月9日、大阪城大会)。俺たちH.O.Tのものになるぞ。見とけよオラ!」と捨てゼリフを吐いて会場をあとにした。
2024年05月19日 21:45
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」19日名古屋大会のAブロック公式戦で、エル・デスペラードがブレイク・クリスチャン(26)を下し、3勝目をあげた。
2024年05月19日 20:55
人気格闘家・朝倉未来が社長を務める「ブレイキングダウン」の公式レフェリー・鬼木貴典氏が18日、自身のXを更新。6月に予定されている次回大会を辞退するとし、理由についてステージ4の癌で「余命2カ月」と宣告されていることを明かした。
鬼木氏は「私事で、大好きなブレイキングダウン関係者の皆様をはじめ、格闘技関係者の皆様、選手、お客様に大変ご迷惑をお掛けし申し訳ございません」と謝罪。続けて、辞退について「理由と致しましては、ステージ4の癌です。数年前から患っていたのですが、病状が悪化し足が思う様に動かなくなり、サイドステップ、バックステップなどレフェリーに必要な機敏な動きが出来なくなりました。今は筋肉が日々減少し歩くだけでも身体に激しい痛みが走ります。医師からもこれ以上手立てがありませんと告げられ、医師から告げられた余命も残り2ヶ月をきりました」と告白した。
癌の宣告を受けた際、妻は号泣したという。4月に保険の効かない自由診療(全額自費負担)を受けることにしたというが、全ての治療を行うと1000万以上かかると聞き「治るかもわからない病気に、そして私がこの世からいなくなった後に家族に迷惑をかけるわけにはいかないもいかないと思い、自分の運命を受け入れ、治療を続けること断念しました」とつづった。鬼木氏には21歳の長男、13歳の次男、11歳の三男、8歳の長女がいるという。
「一レフェリーでしたが、現場に行くと、いつも未来さんや海さん、溝口さんをはじめ運営の方や選手が声をかけてくれて、本当にやりがいのある仕事でした。本音では次の大会もレフェリーをやりたかったので残念です」と感謝の思いと心境を記し、「以降は自宅にて食事などを工夫し、ストレスがたまらない様に、好きな格闘技やブレイキングダウンを視聴しながら残りの人生を楽しみたいと思ってます」とした。
この投稿後、ブレイキングダウンの溝口勇児COOや朝倉海が自宅まで来てくれたことも明かし、「ファンの皆様の励ましのコメントも力になっています」と感謝した。
2024年05月19日 20:30
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」19日名古屋大会のBブロック公式戦で、KUSHIDA(41)が石森太二(41)との1敗対決を制し、ブロック単独首位に立った。
まさかの短期決着だった。ともに3勝1敗の首位タイで迎えた公式戦は、序盤から緊張感のあるグラウンドの攻防が続く。アームホイップ合戦からアリキックを連発したKUSHIDAは、石森の腕を狙って取りにいく。ならばと石森も腕を狙ってくるが、KUSHIDAはヘッドシザーズを決める。そのまま足を抱えて押さえ込むと、脱出を許さず一気に3カウントを奪った。
試合時間わずか2分33秒。ぼうぜんとする石森を尻目に4勝目を挙げたKUSHIDAは「もし『こんな勝ち方でうれしいのか』という声があるとするならば、俺はこう答える。メッチャうれしい。技じゃない技で勝てたんだ、グレイスさん(石森)に」としてやったりの表情。「いろいろなものがインフレーションを起こしてるこの2024年に、技じゃない技で勝てたこと。(勝ち点)2ポイント? 3ポイントくらいの価値があるでしょ」と勝ち誇っていた。
2024年05月19日 20:09
◆IMPACT.47〜邪道×IMPACT〜」大会 ▽ストリートファイトトルネード6人タッグデスマッチ時間無制限1本勝負 〇大仁田厚、リッキー・フジ、佐野直(16分40秒 有刺鉄線バット・フルスイング殴打→体固め)“仮面シューター”スーパー・ライダー、定アキラ、田馬場貴裕●(19日、東京・上野恩賜公園野外ステージ特設リング=水上音楽堂)
デビュー50周年を迎えた「邪道」大仁田厚がIMPACTに初参戦。メインイベントのストリートファイトトルネード6人タッグデスマッチに出場した。
大仁田にとって、参加団体も初なら水上音楽堂特設リングという会場も初。電流爆破マッチ敢行こそ不可能なものの、竹刀、パイプいす、道路工事用コーンと、いつものデスマッチアイテムの数々を持ち込んで、一戦に臨んだ。
IMPACT期待の若手・田馬場に狙いを定めると、自身のコールを受けた途端、場外乱闘に。逃げ惑う観客の待避した固いイスに叩きつけると、リング上でも有刺鉄線バットでのタコ殴り、長机上でのパイルドライバー、ギターでの頭頂部殴打、顔面への毒霧噴射と反則攻撃のフルコース。
最後も有刺鉄線ボードにグロッギー状態の田馬場を寝かせると、有刺鉄線バットをフルスイング。完全KOして3カウントを奪った。
リング上でマイクを持つと、倒れ伏したまま動かない田馬場に「田馬場、よく聞け! これが世界中でハードコアをやってきた人間じゃ! これもプロレス。あれもプロレスなんじゃ!」と、レスラー生活50周年を迎えた立場から説教。
観客にペットボトルの水を噴射。その顔面に水を吹きかける聖水の儀式を終えると、幼児もまじった観客席に向け、「子どもの皆さん、これは絶対にマネしないで下さいね。これは注意です」と突然、殊勝な表情で口に。
「これをマネしたら痛い目にあいます。おじさんのこの試合を絶対にマネしないで下さいね」と、身も蓋もないマイクパフォーマンスで上野の夜を締めくくっていた。(中村 健吾)