2024年05月09日 05:00
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が、6日の防衛戦で悪童ルイス・ネリ(29=メキシコ)にTKO勝ちした一戦に、あの問題児も敏感に反応した。 元世界3階級制覇王者のジョンリル・カシメロ(34=フィリピン)は、自身が井上の試合を観戦する模様をSNSの動画で公開。フィリピンメディア「FASTBREAK」は「カシメロが日本の王者・井上のダウンを目撃して嘲笑」と題する記事を掲載し、「元世界王者のカシメロは、日本のライバルがキャリア初のダウンを喫したのを目撃した後、井上尚弥をからかった。月曜夜のスーパーバンタム級タイトルマッチの1ラウンド(R)で、井上はネリの左カウンターパンチを受けてキャンバスに叩きつけられた。以前から井上との対戦を希望していたカシメロは、このダウンをテレビで目撃して大喜びする動画を公開した」と報じた。 さらに同記事では「しかし、井上は2Rでネリをダウンさせ、5Rでも同じようにダウンさせ、6Rではネリに破壊的なノックアウトブローを食らわせて試合を終わらせた。井上の見事な逆転にもかかわらず、カシメロは、もしリング上で(井上と)対戦していたら結果は違っていただろうと主張している。彼は(井上に向けて)『俺がお前を殴ったら、お前は白目をむくだろう』と言った」とカシメロの反応を伝えている。 かねてカシメロはモンスターとの対戦を熱望し、これまで何度も井上を挑発してきた。バンタム級時代の2020年4月には予定されていた両者の対戦が、コロナ禍で中止となった因縁もある。ただ、すでに井上は9月の次戦でIBF&WBO1位のサム・グッドマン(オーストラリア)と対戦することが決定的。それ以外にもWBA1位ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)も対戦候補に控えている。現状では、カシメロが対戦相手となる余地はなさそうだ。
2024年05月20日 14:58
全日本プロレスは20日、都内の事務所で会見し6月8日に長野・松本市のキッセイ文化ホールで行う青柳優馬デビュー10周年記念試合を発表した。
青柳優は高校を卒業後の2014年4月に全日本に入門。同年12月14日に後楽園ホールでの宮原健斗戦でデビューした。
2022年にチャンピオンカーニバル初優勝、昨年7月には三冠ヘビー級王座を初奪取するなど王道マットのトップ戦線で活躍している。
ふるさとの松本市でのデビュー10周年記念試合は、異例のシングル3試合。大森北斗、本田竜輝、そしてデビュー戦の相手だった宮原健斗と1大会で3試合に挑む。
会見で青柳優は「節目の大会なんで特別のゆかりのある選手、ゲスト選手を呼ぼうかなと考えたんですが」と切り出す、今のご時世、正直、交流戦だったり対抗戦っていうのがプロレス界全体で薄味に感じてしまうので、全日本プロレス内部だけで力をつけて、全日本プロレスを世に広めたいという意味も込めて1日3試合をやるという初めての企画に挑戦。試練の三本勝負を行いたい」と明かした。
対戦する大森について「試練とも言いがたいんですけど、5月6日の後楽園大会で何かの間違いでしょうけど負けてしまいました。汚名返上ということで組みました」と明かした。本田は「彼は一挙手一投足が腹立つんで、ぶちのめしたい。ボコボコにしたいがために組んだカード」と見据え、宮原は「いろんな面で思い入れがある。デビュー戦の相手でもあるので、10年という節目の時でもあるので、同じ団体に10年間、一緒にいるのも今の時代難しいので、そういうことも大切にしながら組みました」と万感を込めた。
対戦順は今後、発表となるが過酷な1日3試合に「ふんだんに青柳優馬をばらまいて、青柳優馬を楽しんでもらえる大会にしたい」とメッセージを送っていた。
2024年05月20日 14:38
全日本プロレスの陰湿ファイターこと青柳優馬(28)が、自身のデビュー10周年記念大会(6月8日、長野・キッセイ文化ホール)で試練の3番勝負に臨むことを発表した。
2014年12月14日に宮原健斗戦でデビューした青柳は今年、出身地である松本市で記念大会を行うことになった。試合に向けて「節目の大会なのでゆかりの選手を呼ぼうかとも思ったんですが、今のご時世、対抗戦や交流戦が薄味に感じてしまうので、会社にお願いして試練の3番勝負を行いたいと思いました」とプロレス界のトレンドをチクリと皮肉りながらカードを発表。大森北斗、本田竜輝、宮原健斗を相手に1日でシングル戦3試合を行うとした。
北斗には12日に閉幕した春の祭典「チャンピオン・カーニバル2024」公式戦で敗れており「僕ももちろん悔しいですけど、それ以上に僕を応援してくれている人も悔しいだろうということで汚名返上ということで」と説明。本田戦については「純粋にムカつくのでボコボコにしたい。顔見るだけで腹が立ちます」とした。また、タッグパートナーでもある宮原を指名した理由を「デビュー戦の相手が宮原健斗でもあるので。同じ団体に10年いるというのも今の時代、難しいので組みました」と明かした。
試練の3番勝負とした裏に「1回もそういう試練の何本勝負みたいのをやっていないので、この機会に一気にやってしまおうということ」とした優馬。「ふんだんに青柳優馬をお見せできればと。10年たったから斜に構えるのではなく、11年目に向けていろいろチャレンジしていきたい」と拳を握った。
2024年05月20日 14:38
全日本プロレスは20日、都内の事務所で会見し6月10日に能登半島地震の被災者支援として石川・七尾市田鶴浜体育館で入場無料の「能登チャリティー大会〜ALL JAPAN FOR ONE〜」の全対戦カードを発表した。
今年1月の「能登半島地震」被災地でプロレス団体が入場無料のチャリティーマッチを行うのは全日本が初。試合は午後6時半開始で開場の5時半に入場券を配布する。
対戦カードは以下の通り(試合順は未定)。
▼シングルマッチ
芦野祥太郎 vs 立花誠吾
▼タッグマッチ
斉藤ジュン、斉藤レイ vs 大森北斗、羆嵐
▼6人タッグマッチ
安齊勇馬、本田竜輝、ライジングHAYATO vs 宮原健斗、青柳優馬、MUSASHI
▼6人タッグマッチ
諏訪魔、田村男児、吉岡世起 vs 綾部蓮、鈴木秀樹、阿部史典
2024年05月20日 14:02
全日本プロレス29日の東京・後楽園ホール大会で全日本プロレスTV認定6人タッグ王座戦を戦う「バカバカタッグ」の暴走男諏訪魔(47)とマット界随一の偏屈者こと鈴木秀樹(44)が不毛な火花を散らした。
2024年05月20日 06:00
女子プロレス「スターダム」のワールド王者・舞華が、海外勢との防衛戦を視野に入れた。
4月27日横浜大会では、極悪ユニット「大江戸隊」渡辺桃との変則3本勝負を制し、4度目の防衛に成功。だが、その後に挑戦者として名乗りを上げる者はおらず、ベルトへの意欲を見せる選手すらいない状況が続く。
王者は「私と桃の試合を見て、みんな『絶対にあいつには勝てない。無理だ』って思ってるんだろうな。だから名乗りを上げないんじゃなくて、名乗りを上げられないが正しいかも」と分析しつつ、「でも、何で挑戦者が誰も出てこないんだよ! この私に戦いを挑んでくる選手はいないのか? みんなユニットの調整で忙しぶってんじゃねえぞ!」と全方位に向け火を噴いた。
大江戸隊はスターライト・キッドを追放し、新たにテクラが加入。また「クイーンズ・クエスト」はリーダーを務めていた林下詩美が3月いっぱいで退団したことで、再編を検討している最中だ。「コズミック・エンジェルズ」もキッドの獲得を巡って意見が割れるなど、各ユニットごとの話題ばかりが先行している。
一方で上谷沙弥がWAVEのリーグ戦「CATCH・THE・WAVE」に出場し、IWGP女子王者・岩谷麻優がV6戦の相手にアイスリボンの藤本つかさを指名するなど、他団体との交流が活発化。この現状から舞華は、肝心の団体最高峰王座がないがしろにされていると感じている。「自分が強すぎるのが問題なんだよな。もうスターダムには戦える相手はいないのかなって…」
そこで目を向けるのが海外だ。最近では同じ「イーネクサスヴィー」の白川未奈がAEWに参戦するようになり、日米マットを行き来している。舞華は「白川も楽しそうにAEWで活躍してるし、いい選手がたくさんいそうだよね。メルセデス・モネとかウィロー・ナイチンゲールも私の方が面白い試合ができると思うよ」とニヤリ。めぼしい相手は見つかるのか。
2024年05月20日 06:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」が、いよいよ20日に東京・後楽園ホールで旗揚げする。目玉の一つとして、当日は2本の新ベルトがお披露目されることがわかった。
既報通り、新団体では赤いベルトに位置づけられる団体最高峰王座「マリーゴールド・ワールド王座」と、白いベルトこと「マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル(UN)王座」、タッグ王座の「マリーゴールド・ツインスター王座」、55キロ以下の軽量級の選手のみ挑戦できる「マリーゴールド・スーパーフライ級王座」の4大王座が新設される。
ロッシー小川代表(67)は海外で制作中だった赤と白のベルト2本が19日にまでに届いたことを明かし、「かつてないグレードの高いベルトができ上がりました。きらびやかですよ。旗揚げ戦の日にみなさんにもお披露目します」と語った。
特に注目を集めているのがUN王座だ。1971年に男子のUNヘビー級王座を日本人で初めて巻いたのがアントニオ猪木で、歴史と由緒ある「UN」のタイトル名が女子プロ界で復活する。
旗揚げ戦では全6試合が行われ、メインではジュリア、林下詩美組がSareee、ボジラ組と対戦する。小川代表は「演出だったりが、これが後楽園規模なの?と思えるような大会になると思います。やるべきことはやったかなと。これからが始まりなので、肩の力を抜いて臨みたいですね。とにかく最後まで見逃さないでほしいと思います」と呼びかけ、興行の成功を約束した。
2024年05月20日 05:01
「大相撲夏場所・8日目」(19日、両国国技館)
十両遠藤が平幕時疾風を下手投げで退け、8連勝で勝ち越しを決めた。8年ぶりの十両転落から1場所での幕内復帰へ、自身初のストレート給金で弾みをつけた。小結大の里は大栄翔をはたき込み、1敗対決を制した。大関陣は琴桜が王鵬を押し出して6勝目。豊昇龍は宇良を寄り倒して5勝目を挙げた。トップは1敗の大の里と平幕宝富士。2敗で琴桜、宇良ら5人が続く。
今場所初めてとなる幕内の土俵で、遠藤が自身初の中日勝ち越しを決めた。時疾風に右上手を引かれて寄られながら、土俵際で逆転の下手投げ。満員の館内に盛大な拍手が響いた。
苦しい体勢から、最後は投げにいった左腕を抜いて半回転する巧みな動き。「なんでできたんでしょうね。たまたまです」ととぼけつつ「体の動きとかは別にして、これ以上ない成績で来られた。それはそれでよかったと思う」と結果を前向きに捉えた。
8年ぶりの十両。古傷を抱える両膝に、テーピングはない。「今まではセーブする部分があったが、今場所はそこを意識しないで相撲がとれている。『ここでもう一踏ん張り』という思いが出ている」。師匠の追手風親方(元幕内大翔山)は、弟子の気迫を感じとった。
根強い人気を誇るベテラン。復活への期待が声援に表れている。遠藤は「ありがたい。声援に応えられた時は勝ってよかったと思いますよ」と白星での“恩返し”を喜んだ。「僕は無理だなと思っていた」というストレート給金も通過点にして、1場所で幕内に返り咲く。
2024年05月20日 05:00
新日本プロレス「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Aブロック公式戦(19日、名古屋)で、エル・デスペラードがブレイク・クリスチャンから3勝目を挙げた。
2024年05月19日 22:05
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」19日名古屋大会のBブロック公式戦で、高橋ヒロム(34)がニンジャ・マックを下し、3勝目をあげた。
シルク・ドゥ・ソレイユ出身という異色の経歴を持つニンジャの驚異的身体能力に大苦戦を強いられた。ハサミワザ(ヘッドシザーズ・ホイップ)を何度も着地され決めることができないヒロムは、ニンジャスペシャル式のサンセットフリップパワーボムでエプロンに叩きつけられる。さらにはダイビングヘッドバットと、空中殺法で窮地に追い込まれた。
それでもニンジャスプラッシュを回避すると、TIME BOMB ・で反撃開始。今度こそと狙ったハサミワザは、華麗空中で回転した末に着地されてしまうが、ニンジャもニンジャで悦に入ってしまう。ヒロムは一瞬のスキを見逃さず距離を詰めてD(変型三角絞め)で捕獲し、ギブアップを奪ってみせた。
今年に入って絶不調だったヒロムだが。連敗発進から3連勝でついに白星先行だ。「絶不調だったけど、もう絶好調と言ってもいいんじゃない? 調子に乗ってきたよ、完全に」と復活をアピールした。
自分に酔いがちなニンジャの人間性を見抜いての勝利も自画自賛。「ヒロムちゃんの(頭を指して)ここが出たんじゃないかなって、そう思うよね。ああ! それは1回抑えないと。まだだね。まだ6点だよな。大丈夫、大丈夫。ここから行けるわ。行けると確信できた。今日の試合でヒロムちゃん、(頭を指して)ここあるなって、みんな思ったんじゃない? ありがとう」と上機嫌で控室へ消えていった。
2024年05月19日 21:45
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」19日名古屋大会のBブロック公式戦で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)がロビー・イーグルスに3敗目を喫した。
「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」が誇る極悪王者は、この日もセコンドの高橋裕二郎を試合に介入させてやりたい放題。ロン・ミラー・スペシャルに捕獲されても、裕二郎が勝手に本部席からゴングを鳴らしたことでロビーが技を解いてしまい、九死に一生を得る。
さらにレフェリーとロビーを衝突させると、裕二郎がリングに上がり2対1の数的優位に。さらに裕二郎がケインで殴りかかったが、これをかわされるとロビーのセコンドについていた藤田晃生のミサイルキックで排除されてしまう。
孤立したSHOは、ロビーと藤田の合体技マキシボムを浴び大ダメージ。最後はロビーのハイペリオン(変型レッグラリアート)で3カウントを奪われた。
悪の限りを尽くしながらついに黒星先行となったIWGPジュニア王者は「おかしいやろが! 狂っとるやろが! 昨日の(高橋)ヒロムも、今日のクソロビーも、1匹見かけたら何匹も出てきやがる、お前らゴキブリかクソッタレがオラ!」と謎の逆ギレ。「今のジュニア、パワーバランス狂ってんだ。だから俺がチャンピオン優勝して、ちゃんと正しい方に新日本ジュニアを俺が導いてやる。オイ、勝ち点、あんなセコイことするヤツに入れんな。それこそ不正やろが。今年の上半期、ドミニオン(6月9日、大阪城大会)。俺たちH.O.Tのものになるぞ。見とけよオラ!」と捨てゼリフを吐いて会場をあとにした。
2024年05月19日 21:45
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」19日名古屋大会のAブロック公式戦で、エル・デスペラードがブレイク・クリスチャン(26)を下し、3勝目をあげた。
開幕から4連勝を飾って両ブロックを通じて唯一の全勝をキープしていたクリスチャンを止めてみせた。序盤から左腕に集中砲火を浴びたデスペラードは、ノータッチトぺ・コンヒーロ、背中へのスワンダイブ式450°スプラッシュと大技を連続されてしまう。これをカウント2で返したところを脇固めに捕獲されるなど、クリスチャンの猛攻の前になかなか主導権を奪えない。
さらに打撃合戦から強烈なジャンピングニーを浴びたデスペラードだったが、走りこんできたところに強烈なカウンターのエルボーを発射。垂直落下式リバースタイガードライバーで形勢逆転に成功すると、そのままピンチェ・ロコでマットに沈めてみせた。
試合後のリング上では「ブレイク・クリスチャン、もっとやるぞ。お前よ、(2022年8月に)米国でやった時、すぐ(新日本のリングに)来るもんかと思ったら、こんなに待っちまったからよ。待たされた分だけやるぞ」と新たに誕生したライバルにメッセージ。
「待たされたっつったらよ、俺自身がBOSJの決勝2回上がって2回負けて、その次は決勝すら行けず? まあ俺のこと待ってるヤツなんて誰もいねえだろうけど、俺自身が俺の優勝を待ってるから。これ以上待たすと、俺が俺に飽きちまうから今年は優勝するぞ。よく見とけ」と、今年こそ悲願の初優勝を誓っていた。
2024年05月19日 20:55
人気格闘家・朝倉未来が社長を務める「ブレイキングダウン」の公式レフェリー・鬼木貴典氏が18日、自身のXを更新。
2024年05月19日 20:30
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」19日名古屋大会のBブロック公式戦で、KUSHIDA(41)が石森太二(41)との1敗対決を制し、ブロック単独首位に立った。
まさかの短期決着だった。ともに3勝1敗の首位タイで迎えた公式戦は、序盤から緊張感のあるグラウンドの攻防が続く。アームホイップ合戦からアリキックを連発したKUSHIDAは、石森の腕を狙って取りにいく。ならばと石森も腕を狙ってくるが、KUSHIDAはヘッドシザーズを決める。そのまま足を抱えて押さえ込むと、脱出を許さず一気に3カウントを奪った。
試合時間わずか2分33秒。ぼうぜんとする石森を尻目に4勝目を挙げたKUSHIDAは「もし『こんな勝ち方でうれしいのか』という声があるとするならば、俺はこう答える。メッチャうれしい。技じゃない技で勝てたんだ、グレイスさん(石森)に」としてやったりの表情。「いろいろなものがインフレーションを起こしてるこの2024年に、技じゃない技で勝てたこと。(勝ち点)2ポイント? 3ポイントくらいの価値があるでしょ」と勝ち誇っていた。
2024年05月19日 20:09
◆IMPACT.47〜邪道×IMPACT〜」大会 ▽ストリートファイトトルネード6人タッグデスマッチ時間無制限1本勝負 〇大仁田厚、リッキー・フジ、佐野直(16分40秒 有刺鉄線バット・フルスイング殴打→体固め)“仮面シューター”スーパー・ライダー、定アキラ、田馬場貴裕●(19日、東京・上野恩賜公園野外ステージ特設リング=水上音楽堂)
デビュー50周年を迎えた「邪道」大仁田厚がIMPACTに初参戦。メインイベントのストリートファイトトルネード6人タッグデスマッチに出場した。
大仁田にとって、参加団体も初なら水上音楽堂特設リングという会場も初。電流爆破マッチ敢行こそ不可能なものの、竹刀、パイプいす、道路工事用コーンと、いつものデスマッチアイテムの数々を持ち込んで、一戦に臨んだ。
IMPACT期待の若手・田馬場に狙いを定めると、自身のコールを受けた途端、場外乱闘に。逃げ惑う観客の待避した固いイスに叩きつけると、リング上でも有刺鉄線バットでのタコ殴り、長机上でのパイルドライバー、ギターでの頭頂部殴打、顔面への毒霧噴射と反則攻撃のフルコース。
最後も有刺鉄線ボードにグロッギー状態の田馬場を寝かせると、有刺鉄線バットをフルスイング。完全KOして3カウントを奪った。
リング上でマイクを持つと、倒れ伏したまま動かない田馬場に「田馬場、よく聞け! これが世界中でハードコアをやってきた人間じゃ! これもプロレス。あれもプロレスなんじゃ!」と、レスラー生活50周年を迎えた立場から説教。
観客にペットボトルの水を噴射。その顔面に水を吹きかける聖水の儀式を終えると、幼児もまじった観客席に向け、「子どもの皆さん、これは絶対にマネしないで下さいね。これは注意です」と突然、殊勝な表情で口に。
「これをマネしたら痛い目にあいます。おじさんのこの試合を絶対にマネしないで下さいね」と、身も蓋もないマイクパフォーマンスで上野の夜を締めくくっていた。(中村 健吾)
2024年05月19日 19:42
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」19日名古屋大会のBブロック公式戦で、フランシスコ・アキラ(24)がドリラ・モロニー(27)に敗れ3敗目を喫した。
前日の八王子大会で優勝候補の一角・石森太二から2勝目を挙げたアキラだったが、同戦で左ヒザを負傷したのか入場時からしきりに気にする様子を見せる。対戦相手のモロニーがその素振りを見逃すわけもなく、序盤から負傷箇所を集中的に攻められた。
左ヒザの痛みに耐えながら何とか反撃を試みたアキラだが、ロープに走ることもままならない。ドリラキラーだけは回避したが、最後はヒザ固めで無念のギブアップ負けとなった。
バックステージに座り込むと「次、試合ができるか分からない、分からない、分からない…。でもBOSJ、やめられない」と悲痛な思いを告白。「最悪だよ。石森からキャリア最大の勝利後に、自分のヒザが音を上げるなんて…。BOSJ、続けられるか分からない。みんな、本当にごめんなさい」と頭を抱え、リーグ戦途中離脱の可能性が急浮上してしまった。