2024年05月08日 06:08
元日本代表DFの内田篤人氏がMCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、物議を醸した久保建英の発言について言及した。 レアル・ソシエダの日本代表MFは先日、0−1で敗れたレアル・マドリー戦(ラ・リーガ第33節)の試合後、次のようにコメントした。「残念だよ。勝ちに値したと思う。こんな雨の中、(金曜日への)日程変更もあって、クソみたいなことしかないファンのことを思うとね」 かつて契約を結んでいた古巣マドリーのチャンピオンズリーグを考慮したスケジュール変更に苦言を呈すと、アンデル・バレネチェアが敵MFオーレリアン・チュアメニからボールを奪取した流れから、自身の同点ゴールがファウルで取り消しになった点にも言及。こう言い放った。【動画】久保が不満を露わにしたゴール取り消し 「バレネがボールを奪おうとした。僕がコメントできる唯一のことは、ボールを失った選手(チュアメニ)が眠っていたということだ。チャンピオンズリーグでは(ファウルの)笛は鳴らないと思う」 こうした物言いについて、内田氏はこう印象を述べている。「コメントでもチクチク言ったんですよね。もうスペイン人だなというか。そこらへんはやっぱいいですよね、久保選手は。どーんとしてて、俺は好きだな」 物怖じしない22歳に、むしろ頼もしさを感じたようだ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月20日 05:03
現地時間5月19日に開催されたプレミアリーグの最終節で、冨安健洋が所属する2位のアーセナルが15位のエバ―トンとホームで対戦。2−1で勝利したものの、首位のマンチェスター・シティがウェストハムに勝利したため、2ポイント差で20年ぶりの優勝は果たせなかった。
このシーズン最終戦で、最も輝きを放ったのが、左SBで5試合連続スタメン出場を果たした冨安だった。
開始6分にヘディングシュートは惜しくも外したものの、40分に先制されて迎えた44分、右サイドからマーティン・ウーデゴーが送り込んだグラウンダーのクロスを右足で捉え、同点ゴールを奪う。
今シーズン2点目を挙げた25歳は、ガブリエウ・マガリャンイスの負傷に伴って59分からCBに回り、ユーティリティ性を発揮。守備でも綻びを見せなかった。
【動画】冨安の鮮やかな同点ゴール! 右足で正確なダイレクトシュート
もちろん現地の評価も高い。地元メディア『football.london』は採点記事で、日本代表DFに単独の最高点となる「8点」を付与。こう称えている。
「予想外にも、アーセナルで最も脅威となったアタッカー陣のひとりだ。ゴールを決めたし、もっと得点できたかもしれない。終盤戦は左SBの穴を完全に埋め、改めて多才さを見せつけた」
残念ながらチームは2シーズン連続で2位に終わったものの、最後の最後で特大のインパクトを放った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月20日 04:58
日本代表MFの遠藤航が所属するリバプールは現地時間5月19日、プレミアリーグの最終節でウォルバーハンプトンと本拠地アンフィールドで激突した。
リバプールは34分にアレクシス・マカリステルのヘディングシュートで先制すると、その6分後にも、CKの流れから最後はジャレル・クアンサーが追加点を奪取。そのまま2−0で快勝し、シーズン最終戦を白星で終えた。
今年1月に今季限りでの退任を発表し、このゲームがリバプールでのラストマッチだったユルゲン・クロップ監督は、試合後のセレモニーでファンへ別れの挨拶。クラブの公式サイトによると、以下のようにメッセージを送っている。
【動画】お馴染みのガッツポーズを披露するクロップ監督
「僕はもうあなたたちの一員だ。心から愛しているよ。私は本当に幸せだ。あなたたちみんな、この雰囲気、試合、この家族の一員であること、今日、私をどれだけ祝ってくれたか。信じられないよ。本当にありがとう。終わりに感じておらず、まるで始まりのようだ。それは今日、才能、若さ、創造性、欲望に溢れ、貪欲にプレーするサッカーチームを見たからだ。それが発展の一端であり、必要なことであるのは明らかだ。あなたたちは世界最高だ。ありがとう」
また、スピーチの最中には、「アルネ・スロット、ラララララ〜」と歌い出し、スタジアムのリバプールファンとともに、クロップ監督の後任となることが確実視されているスロット監督へのチャントを歌う一幕もあった。
2015年からリバプールで指揮を執り、プレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグ制覇など、チームを多くのタイトル獲得に導いた名将の今後のキャリアにも注目したい。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月20日 04:52
マンチェスター・シティに所属するイングランド代表MFフィル・フォーデンが、プレミアリーグ制覇の喜びを語った。19日、クラブ公式サイトが同選手のコメントを伝えている。
プレミアリーグ第38節(最終節)が19日に行われ、マンチェスター・シティとウェストハムが対戦した。試合は、開始早々の2分にフォーデンのミドルシュートでマンチェスター・シティが先制に成功。18分にもフォーデンが追加点を挙げると、1点を返されて迎えた59分にはロドリがチームの3点目をマークし、3−1でマンチェスター・シティが勝利を収めた。
この結果によって勝ち点を「91」に積み上げ、2位アーセナルに2ポイント差をつけてプレミアリーグ優勝を決めたマンチェスター・シティ。2ゴールを記録してチームを勝利に導いたフォーデンは、「今日のことを言葉にするのはとても難しい。僕たちは歴史に名を残すことになった。どのチームも成し遂げたことがないんだ。それがファンにとって何を意味するのか、そして僕たちにとって何を意味するのかが分かるだろう」と史上初の4連覇達成に対して自らの思いを口にしている。
また、「僕たちはこの瞬間のために懸命に取り組んできた。この瞬間をファンと分かち合えるのは特別な気分だ」と感慨深い様子。続けて、「プレミアリーグで4連覇を達成したチームはこれまでなかったから、より大きな意味がある。正直なところ言葉を失っているし、本当に動揺しているよ」と心境を吐露した。
さらに、チームを勢いづけた先制点については、「完璧なスタートだった。時には得点が早すぎたと思うこともあるから、スイッチを入れ続けなければならなかった。そして幸運にも2点目を決められ、お膳立てができた」と述べつつ、「“スナイパー”の愛称はもう少し長く残りそうだね」と自身のニックネームに対してコメント。「(プレミアリーグ優勝に)飽きることはない。毎回この感覚を味わいたいし、何かを勝ち取ったときはそれ以上の喜びはない。できるだけ勝ち続けたい」とさらなる野望を語った。
2024年05月20日 04:24
ラ・リーガ第37節が19日に行われ、久保建英が所属するレアル・ソシエダとべティスが対戦した。
2024年05月20日 03:57
現地時間5月19日に開催されたラ・リーガの第37節で、久保建英を擁する6位のレアル・ソシエダは1ポイント差で7位のベティスと敵地で対戦した。
前節のバレンシア戦(1−0)では、超絶アシストでアンドレ・シウバの決勝点をお膳立てした久保は、ヨーロッパリーグ(EL)出場権を懸けたこの大一番でベンチスタートとなった。
【動画】久保の超絶アシスト!スライディングしながら巧みに折り返す
ソシエダは4分、メンデスが直接FKを叩き込み、幸先よく先制ゴールを挙げる。
さらに42分、オジャルサバルのパスを受けたメリ―ノがネットを揺らし、追加点を奪う。
迎えた66分、トラオレのハンドでPKを与えるも、アブデのキックをGKレミロが足でセーブしてピンチを凌ぐ。
79分にはアジョセにネットを揺らされたが、オンフィールドレビューの末に直前のハンドが取られ、難を逃れる。
このまま2−0でソシエダが勝利。EL出場権を手にした。コンディションが万全でないのか、驚くことに久保に出番は巡ってこなかった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月20日 03:54
プレミアリーグ第38節(最終節)の10試合が19日に行われ、今シーズンの得点王が決定した。
2024−2025シーズンのプレミアリーグ得点王に輝いたのは、マンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランド。昨シーズン、イングランド上陸初年度ながら36得点を挙げて得点王となった同選手は、今シーズンもリーグ戦31試合に出場して27ゴールをマークした。また、2位は22得点を記録したチェルシーに所属するイングランド代表MFコール・パルマー。3位はニューカッスルに所属するスウェーデン代表FWアレクサンデル・イサクで、キャリアハイとなる21ゴールを挙げている。
プレミアリーグのゴールデンブーツ(得点王)を受賞したハーランドは、「再びゴールデンブーツを獲得できたことは、僕にとって特別なことだ」と史上5人目となる2シーズン連続での同賞受賞についてコメント。「この素晴らしいチームと素晴らしいチームメイトのために貢献できたことを誇りに思う」と喜びを口にした。
さらに、「この受賞に導いてくれたチームメイトたち、そして懸命に働いてくれたコーチやスタッフに感謝しなければならない」と感謝を述べつつ、「そして、たくさんの応援をしてくれて、いつも一緒にゴールを喜んでくれるファンのみんなにもありがとう!」とサポーターに対してもメッセージを送っている。
なお、ハーランドはマンチェスター・シティで初となる得点王の複数受賞者となった。
2024年05月20日 03:11
現地5月19日に開催されたセリエA第37節で、鎌田大地が所属するラツィオは、すでに優勝を決めているインテルと敵地で対戦した。
ラツィオは開始3分、3−4−2−1の2シャドーの一角で先発した鎌田の鋭い縦パスに抜け出したカステジャノスがネットを揺らしたが、オフサイドの判定で取り消されてしまう。
27分のピンチは、敵MFディマルコのミドルシュートをGKプロべデルが凌いだ。
迎えた33分、ペナルティエリア手前から鎌田が豪快なミドルシュートを突き刺し、先制点を奪う。
【動画】鎌田がインテル戦で豪快ミドル弾!
後半はインテルに攻め込まれる展開のなか、58分にCKからラウタロにヘディングシュートを許すも、右ポストに直撃して救われる。
85分にも左からのクロスをラウタロに頭で合わせられたが、守護神がキャッチした。
しかし87分、セットプレーからドゥムフリースにヘディングシュートを決められて同点に追いつかれる。
その後も王者の猛攻を受けたが、勝ち越し弾は許さず、1−1で引き分けた。
なお、今シーズン2点目を決めた鎌田は、72分にベンチに下がっている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月20日 03:04
プレミアリーグ第38節(最終節)が19日に行われ、リヴァプールとウルヴァーハンプトン(ウルブス)が対戦した。
2024年05月20日 02:58
セリエA第37節が19日に行われ、インテルとラツィオが対戦した。
イゴール・トゥドール監督の就任から調子を上げているラツィオは、アウェイで今季の王者となったインテルと対戦。監督から高い評価を受けている鎌田大地はこの試合でも先発出場した。
試合開始から4分でラツィオが決定機を作る。鎌田が絶妙なスルーパスを供給すると、バレンティン・カステジャーノスがドリブルで長い距離を持ち運んで右足でシュート。これが見事にゴールネットに吸い込まれた。しかし、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入し、オフサイドの判定で得点は取り消され、鎌田のアシストは幻となった。
14分にも鎌田がチャンスを演出する。相手のパスミスを足元に収めた鎌田がまたしても絶好のスルーパスを供給し、パスを受けたカステジャーノスがペナルティエリア内から強烈なシュートを放つ。しかし、これはヤン・ゾマーのセーブに阻まれ、得点に至らなかった。
一方、インテルもゴールに迫る。27分、28分と立て続けにフェデリコ・ディマルコが強烈なシュートを放ち、枠内を捉えた。しかし、これはどちらもラツィオのGKイヴァン・プロヴェデルが見事な反応でセーブし、得点を許さなかった。
一進一退の攻防が続いた中、33分に鎌田が魅せる。ペナルティエリア手前の狭いスペースでニコロ・ロヴェッラからのパスを受けた鎌田は、細かいタッチから左足を振り抜いた。低く鋭いシュートはゴール左隅に飛び、ゴールネットを揺らした。鎌田の今季リーグ戦2点目でラツィオが先制に成功する。
さらに鎌田は35分に相手のパスをカットすると、細かいドリブルで相手をスルスルと交わしてマッティア・ザッカーニへラストパス。ザッカーニのシュートは枠に飛ばず、追加点とはならなかったが、鎌田の躍動により、ラツィオが迫力のある攻撃を仕掛けた。
後半はインテルがゴールに迫る回数を増やしたが、ラツィオも62分にペナルティエリア内からマティアス・ベシーノがシュートを放つ。しかし、これは枠をわずかに外れて追加点には至らなかった。
72分に鎌田がフェリペ・アンデルソンに代わってベンチへ下がった。すると、終盤にセットプレーから試合が動く。右サイドからのフリーキックをアレクシス・サンチェスが蹴ると、ファーサイドでデンゼル・ダンフリースが高い打点でヘディングし、ゴールネットを揺らした。
試合はこのまま1−1で終了。ラツィオは鎌田のゴールを守り切れず、1試合未消化のローマと勝ち点「60」で並ぶことになった。
【スコア】
インテル 1−1 ラツィオ
【得点者】
0−1 32分 鎌田大地(ラツィオ)
1−1 87分 デンゼル・ダンフリース(インテル)
【ゴール動画】鎌田大地のスーパーゴール!
🦅ゴラッソ🇯🇵
鎌田大地、インテル相手に左足で強烈先制弾!
🎥@ABEMA_soccer
pic.twitter.com/wDERDd8RUG— サッカーキング (@SoccerKingJP) May 19, 2024
2024年05月20日 02:33
プレミアリーグ第38節(最終節)の10試合が現地時間19日に一斉開催された。
前節終了時点で2位のアーセナルはエヴァートンと対戦。アブドゥライェ・ドゥクレに先制点を許すも、冨安健洋の同点ゴールとカイ・ハフェルツの追加点で逆転勝利を飾った。
しかし、首位のマンチェスター・シティがフィル・フォーデンの2ゴールとロドリの追加点でウェストハムに3−1で勝利。この結果、マンチェスター・シティがプレミアリーグ史上初となる4連覇を達成することになった。
なお、降格はルートン・タウン、バーンリー、シェフィールド・ユナイテッドの今季昇格した3チームとなった。
来季の欧州カップ戦出場権
ここからは来シーズンの欧州カップ戦出場権について整理する。上位4チームのマンチェスター・シティ、アーセナル、リヴァプール、アストン・ヴィラがチャンピオンズリーグ(CL)出場権の獲得が決定。最終節で勝利したトッテナムが5位をキープし、ヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得した。
6位のチェルシーは欧州カップ戦の出場権を確保。FAカップ決勝でマンチェスター・シティが勝利すればELに出場し、マンチェスター・ユナイテッドがFAカップで優勝すれば、ECLプレーオフ出場権を獲得する。
7位のニューカッスルはFAカップ決勝でマンチェスター・シティが優勝した場合、ECL出場権を獲得する。マンチェスター・ユナイテッドが優勝した場合は、欧州カップ戦の出場権はない。
8位のマンチェスター・ユナイテッドはリーグの順位に関係なく、FAカップ決勝で優勝した場合、EL出場権を獲得する。
最終節の試合結果と順位表
◼︎試合結果
リヴァプール 2-0ウルヴァーハンプトン
シェフィールド・ユナイテッド 0-3 トッテナム
ルートン・タウン 2-4 フルアム
ブライトン 0-2 マンチェスター・ユナイテッド
マンチェスター・シティ 3-1 ウエストハム
アーセナル 2-1 エヴァートン
ブレントフォード 2-4 ニューカッスル
クリスタル・パレス 5-0 アストン・ヴィラ
バーンリー 1-2 ノッティンガム・フォレスト
チェルシー 2-1 ボーンマス
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 マンチェスター・シティ(91/+62)
2位 アーセナル(89/+62)
3位 リヴァプール(82/+45)
4位 アストン・ヴィラ(68/+15)
5位 トッテナム(66/+13)
6位 チェルシー(63/+14)
7位 ニューカッスル(60/+23)
8位 マンチェスター・ユナイテッド(60/-1)
9位 ウェストハム(52/-14)
10位 クリスタル・パレス(49/-1)
11位 ブライトン(48/-7)
12位 ボーンマス(48/-13)
13位 フルアム(47/-6)
14位 ウルヴァーハンプトン(46/-15)
15位 エヴァートン(40/-11)
16位 ブレントフォード(39/-9)
17位 ノッティンガム・フォレスト(32/-18)
───────降格───────
18位 ルートン・タウン(26/-33)
19位 バーンリー(24/-37)
20位 シェフィールド・ユナイテッド(16/-69)
2024年05月20日 02:30
現地5月19日に開催されたプレミアリーグの最終節で、橋岡大樹が所属する18位のルートンが14位のフルアムと対戦。橋岡がフル出場したなか、2−4で敗れて、1シーズンでの2部降格が決まった。
残留圏の17位ノッティンガム・フォレストとの差は3ポイントで、得失点差で12点も下回っているため、逆転するためには、フォレストが降格の決まっている19位のバーンリー大敗したうえで、大量得点をする必要があった。
【動画】強烈シュートが顔面直撃→橋岡がまさかのオウンゴール
しかし、勝利を収められずに2部降格が決定。6勝8分け24敗でシーズンを終えた。
19位のバーンリー、20位のシェフィールド・ユナイテッドと共に、今シーズンの降格クラブは全て昇格組となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月20日 02:18
現地5月19日開催のセリエA第37節で、鎌田大地が所属するラツィオは、すでに優勝を決めているインテルと敵地で対戦している。
2024年05月20日 02:17
プレミアリーグ第38節(最終節)が20日に行われ、アーセナルとエヴァートンが対戦した。
ここまで37試合を消化したリーグ戦で27勝5分5敗を記録し、勝ち点「86」の2位につけているアーセナル。首位に立つマンチェスター・シティとは2ポイント差となっており、20年ぶりの優勝に向けては、エヴァートン戦での勝利とマンチェスター・シティの逸勝が必須条件だ。悲願のプレミアリーグ制覇を目指し、現在は5連勝中とスパートをかけるアーセナルだが、本拠地『エミレーツ・スタジアム』に駆けつけたサポーターとともに、歓喜の瞬間を迎えることができるのだろうか。大注目の一戦に日本代表DF冨安健洋は左サイドバックとして先発したが、イングランド代表FWブカヨ・サカは欠場となった。
試合は、開始早々の6分にアーセナルがビッグチャンスを作り出す。コーナーキックの流れから右サイドでボールを持ったマルティン・ウーデゴールが、ボックス角のデクラン・ライスにパス。右足でゴール前にクロスを送ると、大外で待ち受けていた冨安がヘディングで反応。しかし、フリーの状況で放ったシュートは枠の右へと外れてしまった。
16分には右サイドを独力で突破したガブリエウ・マルティネッリがシュートを放つが、エヴァートンのGKジョーダン・ピックフォードがセーブ。以降も、度々アーセナルがエヴァートンのゴールに迫るが、ピックフォードの好セーブにより、なかなかゴールを奪うことができない。
対するエヴァートンは、32分に自陣深くでボールを奪った流れからカウンターを仕掛けると、イドリッサ・ゲイェが長い距離をドリブルで運んでドミニク・キャルバート・ルーウィンにパスを送る。ペナルティエリア内に侵入して放ったシュートは左ポストに直撃し、跳ね返りを再びキャルバート・ルーウィンが押し込むが、わずかにゴール左へと外れた。
そんななか、40分にアウェイのエヴァートンがスコアを動かす。ドリブル突破からドワイト・マクニールが倒されてフリーキックを獲得すると、キッカーを務めたゲイェがボックス手前から直接ゴールを狙う。右足で放ったシュートは壁に当たって枠に吸い込まれ、エヴァートンが先制に成功した。
しかし、リードを許したアーセナルだったが、直後の43分に冨安がチームを救う。右サイドでのパス交換からベン・ホワイトのボールにウーデゴールが抜け出すと、ポケットから送られた折り返しの先に冨安が待ち受ける。マイナスのクロスをダイレクトで合わせたシュートはゴール左に流し込まれ、アーセナルが同点に追いついた。
追いついて後半を迎えたアーセナルだったが、60分にアクシデントが発生。相手選手との接触で肩付近を負傷したガブリエウ・マガリャンイスがプレー続行不可能に。オレクサンドル・ジンチェンコが投入され、冨安はポジションをセンターバックに移した。
優勝に向け勝つしかないアーセナルは、67分にポゼッションで相手を押し込みながら、ホワイトが右サイドのライン際に張っていたマルティネッリに繋ぐ。カットインから左足でクロスを蹴り入れると、カイ・ハフェルツが難しい体勢ながらヘディングで合わせたものの、ボールは無常にもクロスバーに直撃した。
以降も、アーセナルがボールを握る時間が続くが、プレッシャーの影響もあってなのか、前半のような効果的な攻撃を見せることができない。83分には右サイドからのクロスに、途中出場のエミール・スミス・ロウがボレーシュートで合わせたが、再びボールはクロスバーに嫌われてしまう。
それでも89分、ガブリエウ・ジェズスによる敵陣でのインターセプトから、アーセナルのカウンターが炸裂。パスを受けたウーデゴールがボックス内に侵入し、ドリブルから流れたボールをハフェルツが押し込み、逆転に成功する。待望のゴールに、スタジアムは大歓声に包まれた。
結局、試合はそのまま2−1で終了。アーセナルが劇的な逆転勝利を飾ったが、マンチェスター・シティがウェストハムに勝利したため、プレミアリーグ史上初となる最終節での逆転優勝とはならなかった。
【スコア】
アーセナル 2−1 エヴァートン
【得点者】
0−1 40分 イドリッサ・ゲイェ(エヴァートン)
1−1 43分 冨安健洋(アーセナル)
2−1 89分 カイ・ハフェルツ(アーセナル)
【ゴール動画】冨安健洋の同点ゴール
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アーセナル・冨安健洋🇯🇵
意地の同点ゴール!
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🏴プレミアリーグ第38節🏴#アーセナル🆚#エヴァートン
最終節で流れを変える
貴重な同点弾で優勝へ望みを繋ぐ!#ARSEVE #冨安健洋#SPOTVNOW でライブ配信🎥#プレミアリーグ2024・25シーズンもSPOTVNOW! pic.twitter.com/AQWJr3PgyO— SPOTV NOW JAPAN (@SPOTVNOW_JP) May 19, 2024
2024年05月20日 02:04
プレミアリーグ第38節(最終節)が20日に行われ、マンチェスター・シティとウェストハムが対戦した。
ここまで37試合を消化したリーグ戦で27勝7分3敗を記録し、勝ち点「88」の首位に立つマンチェスター・シティ。2位につけているアーセナルとは2ポイント差となっており、今節勝利を収めると、他会場の結果に関わらず前人未到の4連覇が決定する。そんななか、本拠地『エティハド・スタジアム』で迎え撃つのは9位のウェストハム。大注目の一戦に、チームを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドやイングランド代表MFフィル・フォーデンら主力選手を先発に起用した。
試合は、開始早々の2分にマンチェスター・シティがスコアを動かす。相手陣内でボールを奪ったカイル・ウォーカーが右サイドで待つベルナルド・シルヴァに展開し、ボックス手前のフォーデンに横パスを送ると、そのまま思い切り良く左足を一閃。強烈なシュートはゴールマウスに吸い込まれ、マンチェスター・シティが先制に成功した。
勢いに乗るマンチェスター・シティは、15分に右サイドでボールを受けたジェレミー・ドクが、得意のカットインから右足でシュート。16分にもロドリのクロスを受けたドクが右サイドでのドリブル突破から再びシュートを放つが、いずれもウェストハムのGKアルフォンス・アレオラに防がれる。
すると、直後の18分にマンチェスター・シティが最終ラインから繋いで前進し、ハーランドが左サイドでフリーとなっていたドクへとパスを送る。ドリブルで運んで中央に折り返すと、ペナルティエリア内に駆け上がってきたフォーデンがダイレクトでシュート。鮮やかにネットを揺らして貴重な追加点をマークした。
対するウェストハムも、42分に左サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたジェームズ・ウォード・プラウズがファーサイドにクロスを供給。混戦から生まれた浮き球を、モハメド・クドゥスが芸術的なオーバーヘッドで押し込み、リードを1点に縮めた。
そんななか、59分にマンチェスター・シティが大きなゴールを奪う。ポゼッションで相手をボックス内に押し込み、ケヴィンデ・ブライネが差し込んだパスを受けたB・シルヴァが、ペナルティアーク付近で構えたロドリに繋ぐ。ワンタッチで放ったグランダーのシュートは、GKの手を弾いてゴールイン。マンチェスター・シティが再びリードを2点に広げた。
87分には、ウェストハムのコーナーキックからトマーシュ・ソウチェクがネットを揺らすが、判定はハンドで得点は取り消しに。結局、そのまま試合は3−1で終了。マンチェスター・シティが史上初のプレミアリーグ4連覇を達成した。
【スコア】
マンチェスター・シティ 3−1 ウェストハム
【得点者】
1−0 2分 フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
2−0 18分 フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
2−1 42分 モハメド・クドゥス(ウェストハム)
3−1 59分 ロドリ(マンチェスター・シティ)
【ゴール動画】フォーデンがブレイス!
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マンチェスター・C
フォーデンがブレイス🔥
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🏴プレミアリーグ第38節🏴#マンチェスター・C🆚#ウェストハム
連覇へ向けた大一番#フォーデン が左足で2発!#MCIWHU#SPOTVNOW でライブ配信🎥#プレミアリーグ2024・25シーズンもSPOTVNOW! pic.twitter.com/Mzt0UNGs1l— SPOTV NOW JAPAN (@SPOTVNOW_JP) May 19, 2024
2024年05月20日 02:01
現地時間5月19日に行なわれたプレミアリーグの最終節で、冨安健洋が所属する2位のアーセナルが15位のエバ―トンとホームで対戦した。
アーセナルが逆転で20年ぶりの優勝を果たすには、2ポイント差で首位のマンチェスター・シティがウェストハム戦で引き分け以下に終わったうえで、勝利が絶対条件となる。
序盤から押し込んだアーセナルは6分、右サイドからライスが上げたクロスに、左SBで5試合連続スタメンの冨安がヘッドで合わせるも、惜しくも枠を捉えられない。
16分にもマルチネッリが切れ込んでチャンスを迎えるも、敵GKピックフォードの好セーブに阻まれた。
32分のピンチは、敵FWキャルバート・ルーウィンのシュートがポストに直撃。跳ね返りからのシュートも枠を外れる。
迎えた40分、敵MFゲイエのFKが壁に入ったライスに当たってゴールに吸い込まれ、先制点を献上する。
それでも44分、右サイドからウーデゴーが送り込んだグラウンダーのクロスを冨安がダイレクトシュート。鮮やかな今シーズン2点目で、同点に追いつく。
【動画】冨安の鮮やかな同点ゴール! 右足で正確なダイレクトシュート
後半に入って59分、アーセナルはガブリエウ・マガリャンイスが負傷で交代。ジンチェンコを左SBに入れ、冨安がCBに回る。
63分のキャルバート・ルーウィンのシュートはGKラジャが好守で阻むと、67分にチャンスが訪れるもハバーツのヘッドはポストに嫌われる。
72分にもウーデゴーが決定機を迎えるも、これもブロックされる。
その後も猛攻を見せ、83分には途中出場のスミス・ロウがボレーを放つも、クロスバーに当ててしまう。
しかし89分、ショートカウンターから、最後はハバーツがネットを揺らし、逆転に成功する。
このまま2−1で勝利し、クラブ記録となる28勝目を挙げたものの、シティが3−1で勝ったため、2位フィニッシュ。20年ぶりのプレミア制覇は夢と消えた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部