2024年05月08日 05:30
元日本代表FWの大津祐樹氏がDAZNの『やべっちスタジアム』に出演。番組内でアジア王者に輝いたU-23日本代表の守護神を称えた。 大岩ジャパンは現地5月3日、カタール・ドーハで開催されたU-23アジアカップでウズベキスタンと対戦し、1−0で勝利。3位以上に与えられるパリ五輪への出場権を獲得し、4大会ぶり2度目の優勝も果たして最高の形で大会を終えた。 決勝戦でヒーローとなったのは、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)だ。90+1分の山田楓喜のゴールで先制した日本はその4分後、ペナルティエリア内でのハンドをとられPKを献上。しかし、そのPKを小久保が横っ飛びでセーブ。日本は1点のリードを守り切った。 【動画】小久保の圧巻PKセーブ 自身も五輪代表として2012年ロンドン五輪に出場した大津氏は、この大会で気になった選手に小久保の名を挙げ、過去のエピソードを明かした。 「実は僕が柏レイソルの時に、当時、柏ユースの小久保選手がトップチームの練習に参加していたんですよ。当時から背は高かったんですけど、身体はめちゃくちゃ細くて、ちょっと可愛らしかった。それなのに今は見てくださいよ、がっちりしちゃって。立派に成長しました」 現在の成長した姿を見て喜びを露わにした大津氏は続けて、「当時から小久保選手は知っていたので、今回、このPKのセーブを見せてもらった時にはお父さんみたいな感情になって涙が出そうになりました」と発言。絶体絶命のピンチからチームを救った23歳GKを親のような目線で見守っていたようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 22:06
[J1第15節]G大阪 3−1 川崎/5月19日/パナソニック スタジアム 吹田
直近3試合は2勝1分、しかもすべて無失点と、調子が上がってきていたG大阪は、15節にホームで川崎と対戦。
26分には4試合ぶりにゴールを奪われるも、直後にDF中谷進之介、70分にはDF福岡将太と、両CBのセットプレーからの得点で逆転に成功すると、81分には途中出場したばかりのMF倉田秋が加点して勝利を掴んだ。
サポーターから大きな声援を受けたのは、精度の高いキックで中谷と福岡のゴールをアシストした頼れるキャプテンの宇佐美貴史だ。
「相手を褒めるしかなかった」(宇佐美)という川崎らしい崩しから先制を許し、気落ちしそうな場面でやはり仕事をするのがこの男だった。
26分、相手陣内左サイドでFKを得ると、「ちょっと距離もあるのでキーパーは出られるか出られないか、味方が触れるか触れないか、フォアのポストに巻いて向かって行くようなボールを意識した」と右足で狙ったボールは美しい軌道を描きながら、中谷の頭をかすめてゴールへ吸い込まる。
もっとも宇佐美は試合後に、「触ってないですよ。Jリーグに解析して欲しいと記事にしてください」と、中谷のゴールではなく。自らのゴールだと主張し、記者陣を笑わせる一幕もあった。
【動画】G大阪の中谷&福岡のゴール!!
そして1−1で迎えた70分にも宇佐美は魅せる。
今度は右CKをニアサイドへ。飛び込んだ福岡の強烈なヘッド弾をお膳立てしてみせた。
「ポイントに良いところに蹴ったと思っても、人がいなかったりだとか、そういうことが多かったので、自分は同じ場所に蹴り続けようと思っていました」
狙いすましたボールが福岡のタイミングとガッチリ合ったゴールだったと言えるだろう。
宇佐美曰く、プレースキックには常に手応えがあったという。
だからこそ「ポイントに入ってきてくれれば、確実にチャンスになる」とも力強く語る。
その言葉通り鋭いキックを何度も供給。3勝1分と波に乗り始めたG大阪において、この7番のプレースキックは今後も大きな武器になりそうだ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月19日 22:02
U-17日本女子代表は19日、U17女子アジアカップ決勝で北朝鮮と対戦し、0-1で敗戦。日本が連覇を逃し、北朝鮮が2大会ぶり4度目の優勝を果たした。
想定通り、決勝の舞台で迎えたアジアの頂上決戦。女子のU-17世代では世界屈指の強豪である日本と北朝鮮が激突した。
日本の先発は、GKがグループ2戦目以来となる坂田湖琳。DFは右から福島望愛、太田美月、牧口優花、鈴木温子が並んだ。
中盤はアンカー気味に榊愛花が立ち、やや高めの位置に長身MF平川陽菜と今大会3得点のキャプテン眞城美春。サイドは右に古田麻子、左に木下日菜子が入り 、1トップは佐藤ももサロワンウエキが務めた。
試合は開始から北朝鮮が強烈なプレッシング。パワーとスピードに技術を兼ね備えた相手はここまでの比ではなく、日本が今大会初めて一方的に押し込まれる。
幾度となくピンチを迎えたものの、GK坂田が好セーブを連発。なんとか無失点でしのぐと、ペースを落とした北朝鮮に対してボールを握れるようになり、日本の時間も増えていった。
スコアレスで折り返した後半、日本は平川に代えて今大会好調のウィンガー菊地花奈を投入。木下を平川の位置に移すが、直後の46分に守備陣の連携ミスからジョン・イルチョンに先制弾を許してしまう。
その後も日本は全体的に後手を踏み、クロスバーに救われる場面も。選手交代をしながら巻き返しを目指したが北朝鮮ゴールは遠く、そのまま0-1で敗れている。
なでしこジャパン、パリ五輪でメダル獲得の鍵を握る「主力選手」5名
なお、北朝鮮と日本、そして3位決定戦で中国に2-1で勝利した韓国が、今年10月からドミニカ共和国で開催されるU-17女子ワールドカップに出場する。
2024年05月19日 21:56
東京ヴェルディとの東京クラシックで、FC町田ゼルビアが5-0と圧勝。CBとして完封勝利に寄与した昌子源は「この勝利は大きい」と感情を込めて言った。
「得失点差は優勝争いで絶対に関係してくるし、ここでプラス5はでかいです」
記者のひとりから「頂点を見据えて戦うということでいいですか」と問われた昌子は「狙わない理由がない」と強気発言。
「現時点で上位にいますし、過去のJリーグを見てもそのまんま行く感じがします。優勝争いって。序盤の結果のまま。だから、僕たちもそこから離脱せず、狙っていきたい」
「これまでも何度も言っていますが、何事も簡単ではないですよ」と自らに言い聞かせるようにコメントした昌子は「でも」と言葉を継ぐ。
「そこを見失わず、やっていくのは大事。これから連敗するケースもあるかもしれないですし、それを踏まえてチームの目標を見失わずにやっていきたい」
東京V戦だけでなく最近の町田は、継続的に試合の内容も良い(湘南ベルマーレ戦は除く)。「狙わない理由がない」とのベテランDFのJ1制覇への意気込みに違和感はまるでない。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年05月19日 21:48
[J1第15節]G大阪 3−1 川崎/5月19日/パナソニック スタジアム 吹田
前節の14節に鳥栖に2−5で敗れていた川崎は、アウェー連戦となったG大阪戦にも1−3で敗れた。
2024年05月19日 21:40
今季のサウジ・プロフェッショナルリーグ制覇には届かなかったが、FWクリスティアーノ・ロナウドはアル・ナスルで絶好調だ。
ここまでリーグ最多となる33ゴールを記録し、アシストランキングでも11アシストを記録して2位につけている。サウジアラビアへ渡ってからパフォーマンスが低下している選手もいる中、ロナウドはパフォーマンスもモチベーションもまるで衰えていない。
スペイン『as』によると、ロナウドも継続するモチベーションの大切さについてコメントしている。39歳になった今もロナウドの向上心に陰りはないのだ。
「最大のモチベーションは継続することにある。このレベルを維持するのは簡単ではない。努力を続け、モチベーションを保ち、コンディションを維持しながらゴールを決め、若い選手たちと競争する。フィジカル面だけでなく、メンタル的にも準備ができていなければ良いプレイはできないんだ」
「僕たちは皆人間だ。もちろん、僕も毎日ジムに行くのが好きというわけではない。それが好きな人は誰もいないかもしれないが、それでもやらないといけない」
間もなくドイツでEURO2024が開幕する。ロナウドは今もポルトガル代表のエースであり、予選では10ゴールを挙げた。狙うは再びの欧州制覇であり、その意欲はどの若手にも負けていない。
2024年05月19日 21:30
魂のこもった熱いプレー、誰にも真似できないテクニックとファンの心を高ぶらせるJリーガーは華やかなイメージが抱かれている。
そして彼らの中には容姿に優れた選手もおり、モデルや女優と見目麗しい家族を持つ選手もいる。
今回はJリーガーの美しすぎる姉・妹を3人ピックアップした。アクションもこなすマルチタレント高橋メアリージュン
姉弟Jリーガー:高橋祐治
J2清水エスパルスDF高橋祐治の姉である高橋メアリージュンはモデル、女優をこなす多彩なマルチタレントだ。2021年放送のテレビドラマ『アバランチ』では元自衛隊特殊部隊の明石リナ役で激しいアクションシーンも見せるなど、美ぼうだけでなく身体能力にも優れている。 この投稿をInstagramで見る Maryjun Takahashi 高橋メアリージュン(@maryjuntakahashi)がシェアした投稿
弟・祐治とのツーショットは美男美女の姉弟とSNS上で話題になった。また高橋祐治は2019年2月15日に元AKB48で女優・タレントの高城亜樹と結婚を発表している。ミス・インターナショナル日本代表植田明依
兄妹Jリーガー:植田直通
J1鹿島アントラーズDFの元日本代表植田直通の妹である植田明依さんは、昨年11月に東京で開催された「2024ミス・インターナショナル日本代表選出大会」でグランプリに選ばれた。 この投稿をInstagramで見る 植田 明依 / Mei Ueda(@_meiueda_)がシェアした投稿
今年11月の世界大会に出場する予定であり、熊本県内の高校で教員を務めながら、モデル活動にも挑戦する二刀流だ。兄・直通もベルギー、フランスで屈強な選手たちと戦ってきただけに、妹・明依さんも国際舞台で輝いてほしい。
モデル、女優をこなす元人気アイドル松井愛莉
姉弟Jリーガー:松井蓮之
J1川崎フロンターレから期限付き移籍でJ2ベガルタ仙台に加入したMF松井蓮之の姉である愛莉は、人気アイドルグループさくら学院の元メンバーで、現在はモデル、女優、歌手と多岐に渡って活躍している。
かわいい!Jリーガーと結婚した美しすぎる奥さん5人
弟の試合観戦に度々訪れており、法政大時代の蓮之が出場する試合の会場で姿を見かけることもあった。またテレビ番組内で高校サッカー選手権で日本一を果たした親子鷹の大塚一朗監督(現・モンゴル代表監督)親子のファンと公言するほどサッカー好きでもある。
2024年05月19日 21:26
2024年5月19日に開催された東京ヴェルディ戦、FC町田ゼルビアの2点リードで迎えた56分、左サイドからのクロスに反応した平河悠がエリア内で倒される。VAR判定の結果、これがPKとなった。
その判定直後、ボールを持った藤尾翔太のところに平河が近づく。そこで一声かけた平河はペナルティエリアの外に出た。何と声をかけたのか。そもそも自ら蹴る気はなかったのか。
平河の答は次のとおりだった。
「PKをもらって蹴りたい気持ちはありましたが、チームの勝利が最優先なので(藤尾に)譲りました。この試合の前からキッカーは決まっています」
東京V戦ではそのキッカーが藤尾だったわけだ。
「そこで『蹴りたい』という自分のエゴを出すのは違うと思って譲りました」
そうした背景がある中で、平河は藤尾に何と声をかけたのか。平河の答はシンプルだった。
「決めろよ、と」
PKをしっかりと決めた藤尾に笑顔で駆け寄る平河の姿がとても印象深かった。町田のチームワークを物語るシーンとも言えるだろう。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年05月19日 21:10
EURO2024でも優勝候補の筆頭に挙げられるフランス代表は、16日に本大会へ臨むメンバーを発表した。
2024年05月19日 20:52
J1リーグの15試合を終えて首位に立つのがFC町田ゼルビアだ。この強さは本物で、実際、同じ東京のクラブチーム、FC東京、東京ヴェルディにいずれも勝利している。
だから、5-0と圧勝した東京V戦後の会見で黒田監督に質問してみた。「特別な感情が生まれてもおかしくない、FC東京戦、東京V戦で連勝を飾った価値は?」と。
黒田監督はしっかりとした口調で次のように答えてくれた。
「意識するなと言われても意識してしまう関係性です。J1に長年いるFC東京は本当に人気も実力もあるチームで、東京Vは老舗であり色んなファン層を掴みながらこの地域に根付いてきたクラブです。ただ、町田というのも少年サッカーのカテゴリーから歴史を築いています。町田市民、町田のファン・サポーターの想いが(町田を)J1に引っ張り上げてくれた要因でもあります。
今、上位でいること、また首位を狙うことよりも、やっぱり東京3チームの中でトップをとること。この2チームには絶対に負けないという気迫を持つスタンスのほうが我々にとっては意味のあることだと思っていました。選手たちにそういう働きかけをしながら試合に入れたことで、選手たちも闘志を全面に出してくれました」
黒田監督のプライドが垣間見えるコメントだった。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年05月19日 20:10
パリ・サンジェルマンの守護神を務めるイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマの評価に関しては、様々な意見がある。
ミランで若くからブレイクしたGKではあるが、PSG移籍後は批判を受ける機会も増えた。それだけ期待が大きい証とも言えるが、現在もドンナルンマの評価を巡って議論が起きている。
ドンナルンマは今季のリーグ・アン最優秀GK賞に選ばれたのだが、OGCニースでプレイするDFジーン・クレア・トディボはこの結果に納得していない。トディボがベストにふさわしいと推薦したのは、チームメイトのポーランド代表GKマルシン・ブルカだ。
「マルシンにとっては残念だ。彼は最高のGKだよ。今季のリーグ・アンで彼より優れたGKはいない。(リールの)ルーカス・シュバリエを推す声もあったと聞いているけど、リーグ・アンの最優秀GKは疑いの余地なくマルシン・ブルカだ」(『Get Football News France』より)。
単純にクリーンシートの数だけを見ると、今季のリーグ・アンではブルカが最多となる17回のクリーンシートを記録している。2位はリールのシュヴァリエで15回、ドンナルンマは5位となる11回に留まる。
リーグ・アンはまだ最終節を残しているが、現時点で失点が1番少ないのもニースだ(27失点)。それにブルカが貢献してきたことを考えると、トディボがブルカを評価するのも当然か。
2024年05月19日 20:06
[J1第15節]FC東京 1−1 横浜/5月19日/味の素スタジアム
横浜F・マリノスは5月19日、J1第15節でFC東京と対戦し、1−1で引き分けた。
横浜は序盤から、強みのサイド攻撃で相手ゴールに迫る。10分には右ウイングのヤン・マテウスのクロスに反応した渡辺皓太がシュートを放つが、相手守備陣にブロックされる。
その後もボールを保持した横浜は25分、先制に成功する。左ウイングのエウベルからパスを受けたナム・テヒが、ペナルティエリア手前から右足を振り抜く。美しい軌道を描いたシュートがゴールに吸い込まれた。
しかし後半、横浜はマンツーマン気味に守備のやり方を変えてきたFC東京にペースを握られると、55分に長友佑都に同点弾を叩き込まれる。
横浜は62分、宮市亮、植中朝日、井上健太を投入し、攻勢に出る。そして終盤には相手を押し込む場面もあったが、最後まで勝ち越し点を奪えなかった。
【動画】ナム・テヒの先制弾
試合後、会見に出席したハリー・キューウェル監督は、次のように振り返った。
「この試合には二面性があった。前半は自分たちが良いスタートを切り、ボールをコントロールし、チャンスをたくさん作った。そのなかで自分たちがデザインしたゴールも生まれたが、そこで2点目を取れなかったのは悔やまれる。
途中でセンターバックのアクシデントがあって、後半は自分たちのできていた部分が急に止まってしまった。FC東京が後半にチャンスをたくさん作って、自分たちは最後のほうでしかチャンスを作れなかった。最終的に引き分けになってしまったが、フェアな結果だったと思う」
前節のアルビレックス新潟戦(1−3)も、横浜が前半に先制したが、後半は相手にペースを握られ、逆転負けを喫した。今節はドローに終わったが、同じような展開になってしまった試合内容について、指揮官は「もちろん振り返りをしている」としつつ、こう続けた。
「理解できないのは、前半にあれだけできていて、後半に急にできなくなる。その“なぜ”を探し、改善しないといけない。彼らがどうこうではなく、自分たちから相手にやらせてしまった部分があったし、つまらないミスだったり、相手のカウンターを食らって人につけないところもあった。
監督としても、選手としても自分はこういう状況を味わってきた。ここで大事になるのは、メンタルを強く持つこと。ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)だけを考えるのは違うし、特にリーグ戦を落とすのは絶対にしてはいけない。どの試合も大事で、リーグだろうが、大会だろうがすべてを出し切る。そこだと思う」
そして、日本時間で26日の1時から行なわれるACL決勝の第2レグに向けて、指揮官は「クラブにとっても、ファン・サポーターやクラブに関わるすべての人たちにとっても大きな舞台。簡単に獲れる大会ではないが、何かにビビッて(試合に)向かわないことはないし、(タイトルを)自分たちからしっかり奪うことが大事。自分はこれまで大きな舞台に立って、ビビったことはない。楽しむことが大事だし、いろんな人の想いを乗せて戦いたい」と意気込んだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月19日 20:02
今季限りでの退団を表明しているドルトムントのMFマルコ・ロイスが、惜別の一発を決めた。
2024年05月19日 20:00
5月19日、湘南ベルマーレはJ1第15節でアルビレックス新潟と対戦し、2−1で勝利した。
この日のMOMは、FWルキアンだ。0−1で迎えた35分、GKソン・ボムグンからのロングボールに反応すると、相手のDFとGKの連係ミスを突き、無人のゴールに流し込んだ。
さらに60分、MF平岡大陽のシュートのこぼれ球に詰め、逆転弾を奪取。自身のJ1でのキャリアハイに並ぶ今季5ゴール目が、チームを勝利に導く決勝点となった。
試合後、ルキアンはふたつの得点について次のように語る。
「信じることが大事。1点目は、信じて追った結果、相手のミスもあり、ラッキーな形でこぼれてきました。チームとして難しい流れだったので、本当に大きなゴールでした。2点目も、大陽が打つのを予測できていましたし、こぼれ球が来ると信じていたから、良いポジショニングができた。決められて良かったです」
【動画】ルキアンのJ1自己最多に並ぶ今季5点目!
ルキアンは、今季の開幕から10試合連続でスタメンに名を連ね、すべてのゲームでフル出場。その後、第11節の鹿島アントラーズ戦(1−3)で70分にピッチを退くと、翌節のサガン鳥栖戦(2−1)でメンバー外となり、状態が心配されていた。
13節のFC町田ゼルビア戦(0−0)、14節の柏レイソル戦(1−2)に途中出場し、3試合ぶりに先発復帰を果たした今節、2ゴールを記録。新潟戦での自身の出来と、コンディション不良に泣いた5月の前半をルキアンはこう振り返る。
「個人的に体調の良くない時期があって、100%の力が出せないということで監督とも相談して、お休みをいただいていました。その間、(福田)翔生や阿部(浩之)らライバルが結果を残していたなかで、自分の状態が戻って、今日、また点を取れて嬉しかったです」
次節・敵地でのジュビロ磐田戦では、今季ここまで5ゴールと好調の福田が出場停止(14節・柏戦で退場)から戻ってくる。今節に結果を残したルキアンや、阿部、鈴木章斗、石井久継、ディサロ燦シルヴァーノら、激戦区の2トップの人選は果たしてどうなるのか。山口智監督の判断に注目したい。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月19日 20:00
ABEMA上でDAZNのコンテンツが観られる「ABEMA de DAZN」。
2024明治安田J1リーグの1クラブを厳選して無料試合が強化される「PICKUP WEEKS」では、18日(土)から名古屋グランパスの試合が生中継されている。
18日のサガン鳥栖とのアウェイゲームで名古屋は2-0と快勝。3年目の長谷川健太監督のもとで調子を上げてきている。
そんな名古屋について、元日本代表でサッカー解説者の水沼貴史さんが注目選手を選出。選出理由を含め以下のように語った。
■「監督の序列が高い2人に加え、絶対的エースの復帰が大きい」と水沼氏が攻守面で期待
「まずはユンカー選手です。当初、ユンカー選手と山岸祐也選手の2トップを構想していたと思うが、彼らのけがによる長期離脱でペースが崩れてしまった。名古屋の直線的にゴールに向かっていく戦術のなかでパトリック選手を1トップに配置したが彼の調子が上がりきらずにいたところ、絶対的なエースのユンカー選手の復帰はチームにとってかなり大きいと思います。今後はユンカー選手に加え、パトリック選手や永井謙佑選手の調子が上がっていき、前節のFC東京戦のようなセットプレーからのゴールなど攻撃パターンがさらに広がれば着実に得点数を増やしていけると思います。
2人目は、森島司選手です。中盤2列目でシャドーっぽい動きができるのが彼の魅力かと思います。現状を打開する力を持っており、ゲームメイクができます。また、相手の隙をつきスペースに侵入することができるなどオフザボールの動きも良く、チームの攻撃にアクセントを加えています。森島選手は現在1試合しか休んでいないため、長谷川監督の序列も高いと思います。
最後は、三國ケネディエブス選手です。アビスパ福岡から完全移籍で加入した三國選手は、現在全試合出場している唯一の選手です。中谷進之介選手と藤井陽也選手がチームを離れたなかで、長谷川監督も彼には大きな期待をしているかと思います。これまでのキャリアをみても、ここまでコンスタントに出場したことがないので、守備の要としてチームに貢献できるか期待したいです」
名古屋グランパス、「歴代最強の外国人選手」はこの5名!
「PICKUP WEEKS」の名古屋戦は、5月26日(日)の京都サンガF.C.戦が無料生中継、6月2日(日)の川崎フロンターレ戦が生中継される。
2024年05月19日 19:50
FC町田ゼルビアは5月19日、J1第15節で東京ヴェルディとホームで対戦。5−0で大勝した。
この試合で圧巻のボレーシュートを叩き込んだのがMF柴戸海だ。3−0で迎えた80分、林幸多郎のロングスローを相手が弾いたボールに、柴戸が反応。ペナルティアーク内で左足をダイレクトで振り抜き、ゴール右隅に叩き込んでみせた。
【動画】ゼルビア柴戸海の圧巻逆足ボレー弾!
豪快な一撃に、柴戸が昨季まで在籍していた浦和レッズでチームメイトだった元日本代表の槙野智章氏が、自身のXで言及。以下のように綴った。
「浦和時代、カイはずっと一緒にシュート練習してた。特にミドルからのシュートを。練習は嘘つかないね」
柴戸はこれが移籍後初ゴール。目に見える結果で大勝に貢献した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部