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2024年05月05日 05:00
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・第3日」(4日、茨城GC東C=パー72) 8位から出た山下美夢有(22)=加賀電子=が5バーディー、1ボギーの68をマーク。首位と3打差の通算7アンダーで、2位に浮上した。2位から出た昨年の韓国ツアー年間女王の李叡源が67で回り、単独トップに立った。最終日は日韓の女王対決が最終組で実現する。森田遥、佐久間朱莉が首位と4打差の4位。首位から出た菅沼菜々は7位に後退した。 首位を快走するのは韓国の賞金女王。止められるのは、やはり日本の女王か。今季ここまで上位に食い込むものの勝利がなかった山下だが、メジャー仕様の15フィート近い高速グリーンを涼しい顔で攻略していった。 1番は1・5メートル、2番はカラーからの14メートルを沈めるバーディーと、連続でスコアを伸ばした。「意識はしていなかった」と気負うことなく10番は7メートル、11番は10メートルと、後半もロングパットを次々に沈めた。ただ、16番はバンカーから“ホームラン”もあって痛恨のボギー。「もったいなかった」と少し不満の残るラウンドとなった。 最終日最終組で日韓女王の直接対決が実現する。3打差を追う厳しい状況ではあるが「いつも通り回れたら」と自然体で逆転を目指す。
2024年05月18日 16:58
◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第3日(18日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)
第3ラウンドが行われ、21位から出たツアー本格参戦1年目の岡田晃平がツアー自己ベストを更新する62をマークし、通算10アンダーで首位と2打差の4位に浮上した。「外していい方にミスをするとか、プラン通りに18ホールできた。いいゴルフだったとは言えないけど、ミスがミスにならないようにできた」。(ピンの)手前から攻めることを徹底し、下りのアプローチを一度も残さずボギーを一つに抑えた。
14番パー4(370ヤード)ではチップインイーグルを決めた。ピンまで25ヤードの第2打は、最後に右にはねてカップに転がり込んだ。「自分的には転がしたかったんだけど、あまりにもきれいにスピンが入ってしまって。周りから見たらすごいナイスショットだったと思うけど違う」と苦笑いも、終盤の大きな一打でスコアを伸ばした。
東北福祉大を今年3月に卒業した。明徳義塾中、明徳義塾高、大学と10年に渡って寮生活だった。4月から都内で一人暮らしを始めた。「友達がいないのが寂しい。寮だといつも誰かがいたから」。YouTubeやTikTokを見ながら一人の時間をやり過ごす。それでも「ゴルフをしているときが一番楽しいので大丈夫」。プロゴルファー生活に幸せを感じている。
昨年大会の覇者は大学の1学年上の蝉川泰果だった。「勝って、ついていきたい。先輩には松山(英樹)さん、金谷(拓実)さん、蝉川さんがいる。ちょっとでも認めてもらえるように頑張りたい」。プロ転向3試合目での優勝なら、1999年の日本ゴルフツアー機構発足後では2016年趙炳旻(韓国)の1試合目、13年松山英樹の2試合目に続き、金谷拓実に並ぶ3位のスピード記録となる。「もうここまで来たら勝つしかないと思っている」と気合いを入れた。
2024年05月18日 16:50
◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第3日(18日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6731ヤード、パー72)
第3ラウンドが行われ、3打差3位から出た河本結(リコー)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算11アンダーで単独首位に浮上した。5年ぶりとなるツアー2勝目に王手をかけた。単独首位から出た竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)は72と伸ばせず、1打差2位に後退した。
昨年大会覇者の山下美夢有(みゆう、加賀電子)は69で回り、8アンダーの3位に浮上した。岩井明愛(あきえ、ホンダ)は74と落とし、5アンダーの8位。小祝さくら(ニトリ)、安田祐香(NEC)は2アンダーの18位。岩井千怜(ちさと、ホンダ)はイーブンパーの29位。吉田優利(エプソン)は1オーバーの33位で最終日へ向かう。
2024年05月18日 16:03
◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第3日(18日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)
第3ラウンドが行われ、49位で出た石川遼(カシオ)は5バーディー、ボギーなしの65をマークし、通算3アンダーの19位に順位を上げた。
「ショットは100点…かな、という感じです。100点か100点以上。それくらいうれしい。序盤のパー5で(バーディーを)取れなかったということを気持ち的には引きずっていた。でもそのなかでも弾道だったりスイングには影響しなかった。そこが一番大事」
この日のピン位置は、グリーンの右サイドに切られたホールが多かった。ピンを狙いたくなる場面でも、フェードを使わずに徹底的に左へ運び「冷静にいいアイアンを打てた」。最初のバーディーとなった前半14番はピン左6メートルを沈めたもの。17番はピン左下3メートルにつけ、18番ではピン左3メートル弱へ運んで下りのラインを決めきった。
第1ラウンドで乱れたドライバーも復調した。右を気にしすぎて左にミスをしてしまう傾向があったが、この日は自信を持って振り抜いた。初日に右のOBゾーンに打ち込んだ最終9番は「かなり完璧なショット。あれ以上のショットはないみたいなドライバーが打てた」と手応えを口にした。
ボギーなしはショーン・ノリスと2人だけ。71位と出遅れた初日から、日を追うごとに好感触を得られている。「向き合えているし、めっちゃいい一打を試合で打たせてもらっているなという実感がある。明日もう一回やり切って、その実感を確かなものにしたい」。最終日の18ホールへ、楽しみが増えた。
2024年05月18日 15:57
◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第3日(18日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)
第3ラウンドが行われ、2位から出たツアー未勝利の清水大成が6バーディー、2ボギーの66で回り、通算12アンダーの単独首位に浮上した。
2024年05月18日 13:44
◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第3日(18日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6731ヤード、パー72)
最終組が9ホールを終え、首位から出た竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)と3位スタートの河本結(リコー)が通算9アンダーで暫定首位に立っている。山下美夢有(みゆう、加賀電子)、高橋彩華(東芝)、高木優奈(フリー)が7アンダーで3位につけている。
岩井明愛(あきえ、ホンダ)は2つ落とし、5アンダーの7位に後退。小祝さくら(ニトリ)安田祐香(NEC)が4アンダーの9位。岩井千怜(ちさと、ホンダ)は1アンダーの21位。吉田優利(エプソン)は18ホールを回り終え、1オーバーの34位。
2024年05月18日 13:18
男子ゴルフの今季メジャー第2戦、第106回全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)は17日、米ケンタッキー州ルイビル(Louisville)のバルハラGC(Valhalla Golf Club、パー71)で2日目が行われ、日没サスペンデッドとなる中で、世界ランキング3位のザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)が通算12アンダーで暫定首位を維持した。
メジャー初制覇を目指すシャウフェレは、メジャー最少記録に並ぶ「62」をマークした初日に続き、この日も3アンダー「68」の好スコアで回った。メジャー2勝のコリン・モリカワ(Collin Morikawa、米国)が1打差の通算11アンダーで暫定2位、サヒス・ティーガラ(Sahith Theegala、米国)が通算10アンダーの同3位に続いている。
世界1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)は、スタート2時間前に警察に一時身柄を拘束される騒動を起こしたが、事件のショックと緊張を乗り越え5アンダー「66」と猛チャージ。通算9アンダーとし、シャウフェレと3打差の暫定4位タイに浮上した。
バルハラGCの入口では朝に歩行者1人が死亡する事故があった。シェフラーは事故に伴う交通規制を回避しようとして縁石に乗り上げ、警官を車で引きずったなどとして逮捕された。警官は負傷して病院に搬送されたという。
その他では、今大会を制すれば生涯グランドスラムを達成するジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)が通算4アンダーの暫定29位タイに浮上した。メジャー15勝を誇るタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、「77」をたたいて通算7オーバーで予選落ちが確実になった。ラウンド後には「もっとプレーする必要がある」「残念ながら、このところはあまり大会に出られていない」と話した。
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2024年05月18日 12:49
◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第3日(18日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)
第3ラウンドは最終組が前半を終了した。単独首位で出た平田憲聖と2位から出た清水大成が通算9アンダーのトップで後半に入った。
ツアー通算2勝の平田は2つスコアを落として迎えた8番から連続バーディーを奪い、スコアを戻した。
50位で出た石川遼は後半4番までの13ホールで3つ伸ばして通算1アンダー。暫定28位に順位を上げている。
2024年05月18日 12:38
男子ゴルフのメジャー第2戦、第106回全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)は17日、米ケンタッキー州ルイビル(Louisville)のバルハラGC(Valhalla Golf Club、パー71)で2日目が行われ、松山英樹(Hideki Matsuyama)は6アンダー「65」で通算7アンダーとし、暫定11位タイに浮上した。
2024年05月18日 11:07
【ルイビル(米ケンタッキー州)=平沢祐】男子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米プロ選手権は17日、ケンタッキー州ルイビルのバルハラGC(パー71)で第2ラウンドが行われたが、日没サスペンデッドとなった。
47位でスタートした松山英樹は第2ラウンドを7バーディー、1ボギーの65で回り、通算7アンダーの暫定11位に浮上した。日本勢は全員ホールアウトし、久常涼は3アンダー、金谷拓実は2オーバー、中島啓太は4オーバーとなった。
2024年05月18日 10:28
男子ゴルフ世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)が17日、今季メジャー第2戦の全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)の会場の外で交通規制を避けようとした際に車で警官を引きずるなどしたとして、一時拘束された。
逮捕されたシェフラーはオレンジのジャンプスーツを着て「マグショット(逮捕時などの顔写真)」を撮影した後、釈放された。大会2日目のプレーには間に合い、5アンダー「66」を記録して通算9アンダーの4位タイに浮上した。
ラウンド後には「まだ頭が少しグルグルしている感じだが、戻ってプレーすることができたのは幸運だった」と述べた。事件については「具体的なコメントはできないが、とにかく大きな誤解があっただけで、かなり早く解決できると思う」と話した。
事件当時の心境については「控えめに言ってもかなり動揺していた」と明かし、「ショックと恐怖で震えていた。きょうプレーするのはかなり大変だったがベストを尽くした」「落ち着くまで数ホールはかかったかもしれない」と振り返った。
米ケンタッキー州ルイビル(Louisville)にある大会会場のバルハラGC(Valhalla Golf Club)では、入口で歩行者1人が死亡する事故があり、シェフラーは事故に伴う交通規制を回避しようとして縁石に乗り上げ、身柄を拘束された。米スポーツ専門チャンネルESPNが入手した警察の報告書によると、逮捕した警官はシェフラーが停止の指示に従わず、加速して警官を地面に引きずったと話している。
シェフラーは警官への重暴行や器物損壊、無謀運転、交通整理の警官からの指示を無視した容疑などで訴追された。シェフラーは「指示を無視するつもりは決してなかった」と主張している。
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2024年05月18日 09:00
ゴルフはスポーツのなかでも、とくに意図した動きができないといわれる。
その原因が「細胞や脳に関係する」とわかり、自身も素早く100切りを達成した研究結果をレポート。
レベルアップを目指すゴルファーに新しい上達のヒントをもたらす! バンカーショットとは何かを再度考えてみる
今月は、バンカーショットに関してのお話です。バンカーというと苦手で、入ったら大ケガ覚悟という人も少なくはないはず。じつは、私も同じでしたが、これも考え方をひとつ変えるだけで気楽に打てるようになることがわかったので、その考え方を説明します。
さて、バンカーショットと聞いて思い浮かぶものは何でしょうか。フェースを開いて、オープンスタンスにし、スタンスなりにスイング。エクスプロージョンショットで砂を爆発させ、砂に包んで運び出すというのが典型的なものだと思います。しかし、いざやってみるとザックリと砂に刺さってしまったり、ボールの下を潜り抜けてしまったりで安定しない。この「ボールを直接打ちにいかない」ショットは絶望的にすら見えます。
ネットなどを見ると、やはり砂の爆発でボールを出す技の習得は難しいらしく、代わりにボールの手前数センチのところにクラブヘッドのリーディングエッジを入れて、千円札分ほどの砂を削ぎ取って砂ごと運べばいい、などという記事もあるのですが、これもやってみると簡単ではないことがわかります。
テニスのコーチングでは「左手で打って初心者の気持ちを理解する」という話を聞いたことがありますが、うまく打てるようになるとそれが当たり前になってしまい、初心者にとって何が難しいのかわからなくなってしまうのかも知れません。そんななかで突破口を与えてくれたのは、あるバンカーショットのネット動画でした。パンッ! とバンスを砂にたたきつける鈍い音を鳴らして、ボールが難なく出ているのですが、そこで気がついたのは爆発をさせているのではなく、平たい石を水面に浅い角度で投げて石を跳ねさせる水切りのようにサンドウエッジの平らな底面を利用してみたらいいのではないか、ということでした。
そして、これを別の見方に置き換えてみると野球でのショートバウンドでの捕球でもあり、テニスでのハーフボレー(ショートバウンドで処理するボレー)のイメージにも酷似していることに気づいたのです。ここまできたらあとは楽勝です。バンカーショットの場合、ヘッドの底(バンス)が砂の表面をたたき、バウンドさせてボールを打つイメージなのですが、これは野球やテニスでいうボールのショートバウンドとは違いますが、フィーリングはほぼ同じ。そして、このショートバウンドのイメージでバンカーショットを行なってみると、何のことはない。簡単にボールが出てしまうのです。 バンスで地面をしっかりたたきにいく
早速、このショートバウンドのイメージで実際にボールを打ってみました。これまでフェースを開くのを必須とされていたのは、アゴの高いバンカーから出すためにロフトを増すためのオプションのようなものなので、ここではフェースを開くのはしないことにします。よって、フェースが右を向くことを補正するオープンスタンスをとる必要もなくなるため、スイングを単純化させることができます。さらに、従来のバンカーショットでは砂を爆発させる、もしくはボールの下の砂を削り取ることがスイングの目的になってしまっていましたが、ここを目的にするとやるべきことが見えてこないので、ここでは「ボールの手前の砂をバンスでたたく」、そして「その反射によってボールを運ぶ」をゴールとしてスイングを行ないます。
なお、これまでの本連載でのスイングでは手首を飛球線方向にヒンジしていましたが、バンカーショットではヒンジ動作は余り行なわず、腕とシャフトはストレート、もしくはわずかにハンドレイト気味にしてスタンスの中央に向けて右上から浅い角度でたたきにいくようにします。このときボールの砂への埋まり具合に合わせて、地下1階、または地下2階という形でおおよその深さをイメージする。このときのたたきつけのイメージは、浅い角度で振り下ろしながら地面に水平にバンスで砂をたたきにいき、たたいたバンスで砂を四方に散らすイメージになります。このときにパンッという鈍い音がしていれば、リーディングエッジが砂に潜ることなく周辺の砂を払い除け、砂と一緒にボールを飛ばすことができます。スイングはこの砂をたたいたところで完了で、以降はテニスのボレーのようにフェースは返さず、そのときの状態を維持したままにします。
ともすると、爆発のイメージが強いと砂を飛ばしたいためにフォローでも何かしなければ、と考えがちですが、ここはたたいて終わりです。このたたいて終わりの感覚は、ベアグラウンドのような固い地面のところにボールを置いて、ボールの手前の地面にバンスを当ててショートバウンドさせて短いアプローチを打ってみるとわかりますが、この感覚をそのままバンカーに移せばバンカーショットのイメージになると思います。アゴの高いバンカーの場合はフェースを開いてロフトを増し、オープンスタンスにして、ということになりますが、そこは適宜考えて行なってください。
私には今回の方向性で研鑽を積めば、バンカーショットを自分のものにできるという確信があります。ぜひお試しください。
イラスト・文 = サンドラー博士
●ゴルフ好きの研究者 。ゴルフの専門家ではないが、ゴルフ理論は「教える側」という「外側からの視点で組み立てられているから難しい」ということに気づいてからは、「それをどう解決するか」の研究に没頭。出た答えを多くのアマチュアに伝えたく、毎月レポートする。
2024年05月18日 08:00
FW・UTをうまく打つために必要なのは、下半身の動き。
2024年05月18日 07:00
ゴルフの国内女子ツアー、ブリヂストンレディス(千葉・袖ヶ浦CC・袖ヶ浦C=6731ヤード)2日目、2日連続の67で通算10アンダーのトップに立ったのは竹田麗央(21)。プロ3年目の今年は4月に史上4人目となるプロ初Vから2連勝した成長株だ。今週勝てば、約1か月で3勝目である。
❤ご褒美ショット❤原英莉花、胸元パックリの純白衣装で前かがみ!
現在、メルセデスランキングは岩井千怜(21)に次ぐ2位。今の勢いなら、1993、94年の賞金女王の叔母・平瀬真由美の年間4勝(94年)どころか、5勝以上もありそうだ。
叔母がそうだったように、竹田もいずれば米女子ツアーに挑戦することになるだろう。国内でしこしこポイントを稼ぎ、女王を目指すのもいいが、海外メジャーで経験を積む方が将来のためだ。
目下、世界ランキング64位の竹田は5月27日時点の75位以内の資格で30日開幕の全米女子オープン(ペンシルバニア州・ランカスターCC)には出場できる。その次のメジャー大会、全米女子プロ(ワシントン州サハリーCC)の出場は叶わないが、エビアンと全英は開幕の2〜5週前に世界ランキング50位以内なら参戦できる。
ちなみに、国内の年間女王を決めるメルセデスポイントの点でも海外メジャーは魅力だ。昨年2年連続年間女王になった山下美夢有(22)の獲得ポイントは3117.19。この内、海外メジャー(エビアン48位、全英女子21位)で稼いだのはたったの72.24ポイント。
ところが、ランク2位の申ジエ(36)は国内ポイントの2000.46だけならランクは4位だが、全米女子OP2位、全英女子3位で789.60ポイントをゲットし、2位になった。
国内ツアーは3日間大会の優勝200ポイント(P)4日間300P。公式戦400P。海外メジャーの優勝なら800P。2位でも480Pと大きい。
ツアー関係者が言う。
「昨年海外メジャーで活躍した申は2009年の米女子ツアー賞金女王で翌年は世界ランク1位にもなっている実力者です。竹田は今年の全米女子OPが海外メジャー初挑戦。いくら成長著しいとはいっても、優勝争いは厳しい。でも、将来的に米国でのプレーを考えているならポイントのことは抜きにしても、海外メジャーに出場できるチャンスをつかんで世界のトップに挑むべきです。選手の技術、コースの難しさなど、いい勉強になるはずです。まだ21歳じゃないですか。年間女王が狙えるからといって、予選通過も厳しい海外メジャーを避けるようなことだけはして欲しくないですね」
この日、「全米女子に向けて何か取り組んでいる事はありますか」という質問に竹田は「特にはありません。このまま行こうかと思います」と言った。初挑戦は気負わず、怖がらず、思い切りプレーすればいい。
2024年05月18日 07:00
新年度が始まり、ゴルフを始める人が増えています。先輩ゴルファーとして、後輩に指導したくなる気持ちはわかりますが、教えてはいけないことまでレッスンすると変なクセがついてしまいます。
ビギナーのための”構え方”指導法を、大ベテランコーチの横田英治プロに聞きました。 アドレスするときは”高い腰”と”低い重心”にするのがベストな構え ツマ先荷重。それではお尻を下げすぎ!(横田) 野球の守備と同じですね(塚田氏)
先輩ゴルファーなら、アドレスの大事さは重々わかっているはずなのに、教えるとなるとスイングのことばかり。たまにうまく当たらないことを見かねて、取ってつけたように「もっと重心を下げて下半身がブレないようにどっしり構えて」と教える人がいますが、それは逆効果。上体のみで振る手打ちがビギナーの傾向ですから、下半身は動きやすいようにしないといけません。正しいアドレスのポスチャーは”足“がポイントになります。
1.足裏の体重を乗せる位置は拇指球。ツマ先寄りに体重をかけるとお尻の位置が自然と高くなる。「腰は高く、重心は低く」が動きやすさと安定性を両立し、「どっしりとはまったく違う」と横田。カカト荷重はお尻が下がりすぎて、重心が下がっても不安定かつ足が動きにくくなってしまう。
2.安定しつつ、動かしたいようには動けるアドレスは足から作っていく。「ジャンプして拇指球で着地すると両ヒザは拇指球の前にくるので、これが自然な位置」と横田。拇指球に体重を乗せつつ、拇指球の上に両ヒザがくるようにヒザを曲げる( 写真右)。自然に高く上がったお尻の高さをキープし、肩の位置と向きは最後に決める。
いかがでしたか。横田プロのレッスンをぜひ参考にしてください。
レッスン=横田英治
●よこた・えいじ/1971年生まれ、広島県出身。トーナメントプレーヤーから指導者の道へと進み、知識とアイデアの豊富さから 、レッスン企画やギア解説者として多くのゴルフメディアから重宝されている。千葉市のゴルフサロン「CLUB HOUSE」代表。
ビギナー代表=塚田航佑さん
転勤するやいなや先輩社員からフルセットをもらい練習場へ。ゴルフの楽しさに気づきコースデビューを計画中。それまでにきちんと教わって上達したいと本企画のモデルに奮って参加。
写真=田中宏幸
協力=CLUB HOUSE
2024年05月18日 06:30
◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第2日(17日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)
4位から出た52歳の横田真一(ELPA)が15年ぶり5度目のホールインワンを達成して68をマークし、通算5アンダーで首位と4打差の4位で決勝ラウンドに進出した。2010年10月のキヤノンオープン以来となる13年222日のツアー史上最長ブランク優勝へ、泥臭く食らいつく。通算2勝の平田憲聖(23)=エレコム=が大会記録に並ぶ61で回り、9アンダーの単独トップに浮上した。
両手に残った完璧な感触とともに、横田は打球を見送った。13番パー3。7アイアンでの第1打はグリーン手前エッジに落ち、スライスラインを描いてカップへ。「けっこうね、俺は慣れているんです。(人生で)もう10回以上やっているから」。舞い上がることなく、連日の60台につなげた。
4位の好位置で22年9月以来の決勝ラウンド進出を果たした。「予選通過で十分満足している。猛烈に超楽しい。どうせダメだと思っていたから。誰にも期待されていないし」と笑った。
長谷川勝治の13年82日を上回る13年222日ぶりの史上最長ブランク優勝が見える位置で、週末を迎える。自身2勝目となった10年のキヤノンオープンも13年19日ぶりに迎えた歓喜だった。「体は干からびているけど、粘り気を出して食らいついていきたい」。期せずして巡ってきた13年に一度の好機を、見逃すわけにはいかない。(高木 恵)