2024年05月05日 05:01
「オリックス3−1日本ハム」(4日、京セラドーム大阪) 卓越したバットコントロールで、オリックス・西川龍馬外野手が鮮やかな一打だ。「飛んだところが良かったですね」。オリックス移籍後初の複数打点とした適時打などで、4連敗中だったチームの勝利に貢献した。 1点リードの三回。宗がチーム41イニングぶりの適時打を放ち、なおも1死二塁で打席へ。加藤貴のフォークをうまく拾い、右前に運んだ。二走・宗が好走塁で本塁に生還し「ありがとう、宗!」と感謝。自身4月21日・ソフトバンク戦以来の適時打となった。 初回無死一、三塁では凡打でも、バウンドを高く弾ませたことで三走・福田が楽々ホームイン。「最低限ができて良かった。初回に1点取れたことは、大きかったんじゃないかな」。ここ1週間は3度完封負けがあっただけに、勝利の流れを作る価値ある得点だった。 試合前時点で得点圏打率・190と、結果の出ない日々が続いた。適時打が1本出たことはプラスだが、「数字を見れば物足りない。今日1本打ったからと言って全然まだまだなので」と満足感はない。試合後はすぐにウエートルームに直行し、己の体を鍛えていた。 中嶋監督は「打ってもらわなきゃ困りますんで」と強調し、今後に期待。チームは1日で3位復帰。順位とともに自身の状態も上げていきたい。「なんとか貢献できるように」と西川。快音を続け、自信を深めていく。
2024年05月18日 18:38
「ソフトバンク3−2西武」(18日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンク・長谷川威展投手が無傷の3勝目を挙げた。
1点ビハインドの八回表に登板。2死走者なしから四球と安打を許してピンチを背負ったが、最後は外崎を三ゴロに仕留めて無失点で切り抜けた。すると直後の攻撃で近藤が逆転2ラン。チームがそのまま逃げ切り、長谷川に白星が転がり込んだ。
今季がプロ3年目の24歳左腕。昨年までプレーした日本ハムでは2年間勝利はなく、現役ドラフトで移籍。4月29日の西武戦(みずほペイペイドーム)でプロ初勝利を飾ると、3週間足らずで早くも3勝を手にした。「勝ち運がすごい。自分でもびっくりしています」と思わず照れ笑い。
「別に勝利投手を狙って投げてるわけじゃないですが、勝ちに繋がるっていうところは本当に嬉しいなと思います」
試合後は満員のファンの前でお立ち台に上がった。ヒーローインタビューはプロ初だ。白星について質問が飛ぶと「このまま最多勝のタイトルを狙って頑張りたい」と言ってのけ、大歓声を浴びた。ここまでの7登板で無失点を続けるニューヒーローは、首脳陣の信頼だけでなく鷹ファンの心もつかみそうだ。
2024年05月18日 18:33
田中杏奈さんはファイターズダンスアカデミーで10年レッスン
球場を盛り上げ、チームの勝利を後押しすべく活動する球団公式パフォーマー。2024シーズン、球場を躍動するパ・リーグ6球団全125名のパフォーマーを一問一答を通して紹介する。今回は、きつねダンスやジンギスカンダンスなどで人気を博してきた日本ハムオフィシャルチアチーム「ファイターズガール」の田中杏奈さん、上村優菜さん、上山真奈さん、志堅原花音さんに話を聞いた。
質問事項は次の10点。1:自分の性格を一言で表すと、2:得意なこと、3:苦手なこと、4:人生で一番感動したこと、5:子どもの頃の夢、6:人生の最後に食べたいもの、7:10年後の自分、8:携帯の待受画像、9:自分の登場曲を選ぶなら、10:2024年の目標
○田中杏奈(たなか・あんな):北海道札幌市出身、ニックネームは「あんにん」。ファイターズガールに憧れファイターズダンスアカデミーで10年レッスン
1:「穏やか」とよく言われます、2:アイスの早食い、3:球技、4:涙もろいので映画やドラマでいつも感動してます、5:保育士、6:焼肉、7:子どもと関わることが好きなので、ダンスの先生か保育士さん、8:愛犬のれあちゃん、9:VICTORY/EXILE、10:「料理」と「自分らしいMC」ができるように頑張りたいです
「今シーズンは、さらにパワーアップしたパフォーマンスと全力応援、そして杏奈スマイル全開でファイターズを応援していきます。私たちと一緒に船に乗り、ファイターズを日本一に導きましょう!」
○上村優菜(うえむら・ゆうな):北海道札幌市出身、ニックネームは「ちゃむな」。幼少期からダンスを始め、早稲田大学在学中もダンスサークルに所属
1:完璧主義、2:絵を描くこと、3:行列で待つこと、4:愛犬が初めて自分のところへ駆け寄ってきてくれたこと、5:舞台女優、6:チーズがたくさんトッピングされたメガ盛り石焼ビビンバ、7:オーディション受験を決意する前までは、内定をいただいた会社に就職する予定だったのでその企業で働いていたと思います、8:おぱんちゅうさぎ、9:20TH CENTURY BOY/T.Rex、10:ドラムでBUMP OF CHICKENさんの「天体観測」を演奏できるようにする
「ファイターズは今シーズン、期待の新戦力がたくさん加わりさらにパワーアップしました。パ・リーグ各球団のファンの皆さんと応援合戦ができること、とても楽しみにしています」上山真奈さんは元テーマパークダンサー、クラシックバレエ歴15年の志堅原花音さん
○上山真奈(かみやま・まな):北海道札幌市出身、ニックネームは「まなぽん」。前職はテーマパークダンサー
1:ナマケモノようなマイペース、2:長時間睡眠、3:早く寝て早く起きる、4:両親に晴れ舞台を見てもらえたこと、5:桃→ぶどう→バレリーナ、6:おにぎりとお味噌汁、7:札幌の観光系のお仕事をしていたかも。北海道が大好きなので旅行で来た方のご案内ができたら楽しそうです、8:愛猫のおもちちゃんが赤ちゃんの時の写真、9:Brand New Day/東京ディズニーリゾート、10:猫博士になる! 猫の勉強をたくさんして猫の知識をつけて、あわよくば猫になりたいです
「エスコンフィールドHOKKAIDOと共にファイターズガール2年目となる今年は、昨年以上にファンの皆さんと一緒に盛り上がっていきたいと思っております。ぜひ北海道の1番アツい場所で一緒にファイターズを応援しましょう」
○志堅原花音(しけんはら・かのん):兵庫県出身、ニックネームは「しけちゃん」。クラシックバレエ歴15年
1:スーパーポジティブ、2:ダンス、表情管理、3:掃除、歌、4:高校生の時に1人で夜行バスに乗って舞浜のテーマパークに行き、その後バレエの公演を観たこと、5:バレリーナ、6:お肉、7:東京でダンス三昧の日々を送っていたと思う、8:テーマパークで撮った写真、9:How you like that/BLACK PINK、10:たくさんの人から憧れられるパワフルなチアリーダーになる!
「エスコンフィールドHOKKAIDOは魅力がたっぷり詰まった球場です。ぜひ1度足をお運びください! 私のパワフルなダンスで球場を盛り上げます!!」(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
2024年05月18日 18:31
「オリックス8−3楽天」(18日、京セラドーム大阪)
楽天・内星龍投手は3回7安打6失点で4敗目。「真っすぐの状態が悪かったのが全て本当に実力不足というか、今日みたいなピッチングをしていたら話にならない」と悔しさをにじませた。
立ち上がりに落とし穴が待っていた。味方が3点を先制した直後の初回、1死満塁から紅林に2点適時打を浴びると、なお続いたピンチで太田に逆転打を許した。「あそこで抑えないと勝てない」と初回の部分の振り返った。
結局立ち直れず、三回にも追加点を与え自己最短KO。疲労も考慮され、一度出場選手登録を抹消される。「今日のようなことがないように、もっと細かいところをやっていかないといけない」と話し、球場を後にした。
2024年05月18日 18:29
プロ野球・西武の自力優勝の可能性が18日、消滅した。
2024年05月18日 18:26
「ソフトバンク3−2西武」(18日、みずほペイペイドーム)
殊勲の一打を放ったのは近藤健介外野手だった。1点ビハインドの八回1死一塁、西武3番手・松本の初球直球をとらえた打球は右翼席へ一直線。「完璧だった」と語る6号逆転2ランとなった。
三度目の正直だった。1打席目は逆方向の左翼へ、2打席目は引っ張って右翼方向へ大飛球を放ったが、フェンス手前で捕られた。ヘルメットを脱いで頭を抱えて悔しがる姿もあった。ただ、冷静さは失わなかった。
「いい打球を捕られて、その後の打席で少し自分の中で変えたりして逆にどんどん悪くなった経験もあります。感じ自体は良かったのでそのまま変えずに。(逆転弾の)最後の打席は特に自分のスイングを心掛けていきました」
2戦連発。38試合目での6号は、本塁打王を獲得した昨季の52試合目を上回るペースだ。
「今日のようなホームランはいいかなと思いますけど、やっぱり打点を。ホームランは前の人たち(柳田、山川)に任せて、しっかりと打点を挙げるようにしたい。去年のホームラン王は正直奇跡だと思っているんで。山川さんとか見るとレベルが違う。僕は僕なりの仕事ができればと思います」
リーグ首位打者に立ち、本塁打と打点でも5傑以内に名を連ねる。最強の5番打者が首位独走のチームをしっかりと支えている。
2024年05月18日 18:20
地元紙の番記者が質問「守るべき伝統はある?」
大谷翔平投手の所属するドジャースは17日(日本時間18日)、本拠地のある米カリフォルニア州ロサンゼルスが5月17日を「大谷の日」と制定したと発表した。レッズ戦の試合前に地元紙「オレンジカウンティレジスター」のドジャース番、ビル・プランケット記者が大谷本人に当日の“祝い方”を聞いた。
大谷はこの日の試合前、ロサンゼルス市庁舎を訪問。市議会から功績をたたえられ、記念の制定書を贈呈された。市議会が「ショウヘイ・オオタニ・デー」と宣言した。
試合前のクラブハウスでプランケット記者は「大谷の日が制定されたけど、守るべき伝統はある?」と大谷に質問。ツリーを飾ることなども提案したというが、大谷は「ノー、ノー」と盛大な祝い方は否定したという。
続けてプランケット記者は「何を食べればいい?」と聞くと「寿司」と答えた。そして、立ち去る間際に「もしくはピザ」と回答した。(Full-Count編集部)
2024年05月18日 18:19
「ロッテ6−4日本ハム」(18日、ZOZOマリンスタジアム)
ロッテの山口航輝外野手(22)が、出場選手登録を抹消された。吉井理人監督(59)は試合後、「何年か見ていて、少しずつは前に進んでいるけど、どの方向に進むかというのが見えづらくなっていた。1回、考える時間と、修行の時間。それと、チーム競争なので、そこもちょっと意識させたいなと思った」と説明した。
山口は今季、36試合に出場し、27安打、2本塁打、11打点、打率・216だった。
2024年05月18日 18:08
「オリックス8−3楽天」(18日、京セラドーム大阪)
楽天は先発の内星龍投手が、3回6失点と崩れるなどし逆転負けとなった。
2024年05月18日 18:03
元近鉄、中日投手の佐野慈紀氏(56)が18日、自身のブログを更新。2日に行った右腕切断の手術後の経過をつづった。
佐野氏は「始まった」のタイトルでブログを更新し「幻肢痛が始まった」と、術後の症状について明かした。
「幻肢痛とは失った四肢の場所があたかもあるような錯覚に陥る不思議な現象」とつづり、「あるんですよ!指先に痛みがね」と驚きの報告をした。
そしてファンに向けて「取り敢えず薬で踏ん張ります!健康第一、みんなかがや毛〜」とおなじみの前向きなあいさつで締めくくった。
56歳の誕生日だった4月30日、感染症により右腕を切断することになったと発表。昨年4月には「重症下肢虚血 緊急の為、右足中指を切断」していたが、その後「心臓弁膜症」も発覚。プロで41勝を挙げた右投手が、利き腕の右腕を切断することを決断し、今月2日に手術が終了した。
佐野氏は90年ドラフト3位で近鉄に入団し、通算41勝31敗、27セーブ。薄くなった頭髪から「ピッカリ投法」と名付け人気を集めた。
2024年05月18日 18:02
ロッテ佐藤は直球への対応が向上…コンタクト率が98.5%、打率は.378
攻守両面でチームの要となることを期待され、2019年ドラフト2位でロッテに入団した佐藤都志也捕手。昨季までの4年間は満足のいく打撃成績を残すことができなかったが、5年目の今季は5月12日終了時点で25試合に出場して打率.321を記録。本塁打は出ていないものの、開幕からバットで存在感を示している。本コラムでは、佐藤の好成績を生み出している打撃の変化を見ていきたい。(記録はすべて2024年5月12日終了時点)
初めに紹介するのは打球方向の変化だ。昨季までは全体的に引っ張り傾向が強かったが、ストレートと変化球に分けて年度別の打球方向を見てみると、今季はストレートをレフト方向、左バッターである佐藤にとって逆方向に飛ばしていることが分かる。変化球を捉えた際は昨季までと同様にセンターから右方向への打球が多く、球種によって打球を広角に打ち分けていることが見てとれる。
球種別のコンタクト率で、毎年のリーグ平均はストレートが84〜86%、変化球が72〜74%程度となる。最も目を引くのは98.5%と非常に高い今季のストレートコンタクト率だろう。ここまでストレート65球にスイングを仕掛け、空振りはたったの1つ。しかもその1つはハーフスイングを取られたもので、打ちにいっての空振りは1度も喫していない。
リーグ平均以下の82.2%だった前年と比べると、ストレートへの対応力は格段に向上しているといえる。元々平均以上の数値を記録していた変化球コンタクト率も同水準を維持しており、変化球への対応も決しておろそかになっていない。今季はストレートを逆方向にはじき返しており、直球を引きつけて打つ意識を強く持っていると考えられる。この新たな打撃スタイルがストレートと変化球両方への対応を可能にしているのだろう。
ストレートへの対応について、投球をバットでコンタクトした際、その結果はファウルまたはインプレー打球のどちらかになる。ストレートコンタクト数に占めるインプレー打球の割合では、今季のリーグ平均が47.4%である中、佐藤は66.7%と高い数値を記録している。ストレートを引きつけて逆方向へ打つ意識を持ちながら、振り遅れて空振りやファウルにすることなく、しっかりとフェアゾーンに打球を飛ばしているということになる。
昨季までのストレート打率は良くて2割台中盤だったが、今季はここまでリーグ屈指の打率.378を記録。例年であれば2割前後と低調な変化球打率も.256と良化しており、確率良くヒットを放つことができている。広角に打ち分ける打撃とストレートへの対応力、この2つの変化が好成績につながっているのだろう。ここ数年、正捕手と呼べる存在がいないチームにとって、26歳の飛躍が大きなプラスとなっていることは間違いない。(「パ・リーグ インサイト」データスタジアム編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)
2024年05月18日 17:58
「ソフトバンク3−2西武」(18日、みずほペイペイドーム)
ソフトバンクが逆転勝ち。1点ビハインドの八回、5番の近藤が逆転となる6号2ランを右翼席に叩きこんだ。
小久保監督は「(西武先発の)渡辺くんがなかなかコントロールが定まらない中でしたが、僕も経験がありますけど意外に打ちにくいもの。嫌な流れだったんですけど、1打席目のレフトフライや(2打席目の)ライトフライも紙一重の打球だった。最後はストレートを1球で仕留めるところは本当にさすがだなと思いました」と価値ある一発を絶賛した。
これで3連勝。貯金を今季最多16に伸ばした。
2024年05月18日 17:56
「広島4−3巨人」(18日、マツダスタジアム)
広島の九里亜蓮投手が開幕投手から8登板目にして、ようやく今季初勝利をつかんだ。
2024年05月18日 17:56
○ オリックス 8 − 3 楽天 ●
<10回戦・京セラD大阪>
オリックスは久ぶりに打線がつながり13安打8得点。逆転勝ちで連敗を「4」で止め、借金を「5」に減らした。
3点を先制された直後の1回裏、まずは1回表に適時失策を犯していた5番・紅林が右前2点適時打を放つと、なおも二死一、三塁で7番・太田が、右中間突破の2点適時三塁打を放ち一気に逆転。3回は太田の右前適時打で5点目を加えたあと、8番・西野の中犠飛で6−3とリードを広げた。
6回は太田の3打席連続安打となる右前打などで好機を作り、9番・若月の中前適時打、2番・西川の左前適時打で2点を追加。4打数3安打3打点の活躍で打線を活気づけた太田は、2試合連続でマルチ安打をマークした。
先発の曽谷には初回、バックの失策絡みで3点を失ったものの、2回以降は要所を締め5回6安打3失点(自責点1)でチーム単独2位の3勝目(1敗)。6回以降は富山、吉田、阿部、本田が1イニングずつ無失点リレーで締めた。
2024年05月18日 17:54
パイレーツのスキーンズは、6回無安打無失点でメジャー初勝利を挙げた
■パイレーツ 9ー3 カブス(日本時間18日・シカゴ)
パイレーツのポール・スキーンズ投手は17日(日本時間18日)、敵地で行われたカブス戦に先発登板し、6回無安打無失点でメジャー初勝利を挙げた。試合開始から7者連続三振を奪うなど、11奪三振で無安打のまま降板。2023年ドラフト全体1位の怪物が、デビュー2戦目ですでに別格の雰囲気を醸し出している。
初回、先頭のトークマンを100.3マイル(161.4キロ)でファウルチップの三振に仕留めると、ハップを見逃し三振、ベリンジャーを空振り三振。2回はモレルとブッシュを空振り三振、マストロブオニから見逃し三振を奪った。3回先頭のマドリガルまで7者連続。平均球速は99.3マイル(約159.8キロ)だった。
ルイジアナ州立大では二刀流として活躍し、ドジャースの大谷翔平投手のメジャー初年度、エンゼルスでの本拠地初登板を見届けたほどの大ファン。デビュー前から10年に1人の逸材として注目を集め、メジャー初登板では球団最速となる101.9マイル(約164キロ)をマーク。噂をも上回る実力を発揮している。
新人王争いでは、カブスの今永昇太投手が8試合に登板して5勝負けなし、防御率0.96と先頭を走っている。しかし、スキーンズが予想よりも早くメジャー昇格したことで、強力なライバルになりそうだ。新人王に留まらず、サイ・ヤング賞争いにも関わってくる逸材。来季以降は、憧れの大谷との投げ合いにも注目だ。(Full-Count編集部)
2024年05月18日 17:54
「ウエスタン、中日4−3阪神」(18日、ナゴヤ球場)
阪神は中日に惜敗し、2連敗となった。
佐藤輝明内野手が降格後初安打を記録。15日に2軍降格となり、17日の同戦で降格後初出場していたが3打数無安打だった。この日は六回2死一、三塁から大野の変化球を捉えて、右前適時打。八回無死一塁でも左腕の近藤から右前打を放ち、マルチ安打とした。試合後は「結果が出たのは良かった」と話した。
先発の門別啓人投手は初回1死から上林にソロ被弾。三回には味方のミスも絡んで、2死満塁となってディカーソンに2点適時打を浴びた。それでも、中盤は修正。五、六回は三者凡退だった。
和田2軍監督の一問一答は以下の通り。
−佐藤輝に1本出た。
「やっぱりランナーを置いた時のバッティングというか、集中力というかね。見ていて、いる時といない時で明らかに違う。上でもクリーンアップを打つ選手なんで、いる時といない時の差はあるかもしれないけど。それがいない時でもそれぐらい集中して、いる時により集中するぐらいの感じになってくると、打率も打点も上がってくると思う。今日、ランナーを置いた場面ではいい打撃ができたと思う。打席へ立つごとに良くなりつつあるね」
−打球が上がるのは好調のバロメーター。
「そこが一番。長打を要求される打者なんで、打球が上がってくると本来のものに近づくと思う。その中でゲームだけじゃなくて、練習から見ていて『輝にしたら、もうちょっと飛んでたのにな』という感じがあるんでね。そこらへんが体のキレなのか、技術的なところなのか。練習からしっかり1球1球取り組みながら、ゲームに生かしていってほしいな」
−守備も丁寧に。
「今日のゲームも昨日に引き続いて、そういう集中力を持ってできてる。そういう気持ちがやっぱり大事だよね」
−門別は制球の修正はできた。
「ただ、1軍で打たれる前の球ではないね。器用な投手なんだけど、あまり小手先に走らんようにね。いつでもストライクを取れる投手なんでね。その分、球が弱くならないようにしっかり下半身を使って投球するというね。そうすると、球も戻ってくると思うんでね。いいところは悪くても悪いなりに投げられる投手なので。ただ、まだこれからの投手だから。悪いなりにももちろん大事だけど、もっともっと真っ直ぐを磨かないといけないし、変化球の精度だったりね。これからどんどん成長していかないといけない投手。1軍で怖さも知って、それで帰ってきての投球なんで。前回よりは良かったと思うし、また次にしっかり投げられるように」