2024年05月04日 08:33
[J1第11節]川崎 3−1 浦和/5月3日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu 川崎が浦和を下し、6試合ぶりの勝利を掴んだ一戦、試合後にチームメイトたちと喜びをともにしていたのは左SBを務めたファンウェルメスケルケン際と、CFで先発したバフェティンビ・ゴミスだ。 今季加入したファンウエルメスケルケンは甲府のアカデミーから長くオランダで活躍し、海外経験も豊富で英語も堪能。 そのため、元フランス代表FWのゴミスとも英語でコミュニケーション。仲の良さが光るが、浦和戦後にもサポーターへ挨拶した後には何やらふたりで話していた姿も印象的だった。どんな会話をしていたのか、試合後、ファンウエルメスケルケンは笑顔で教えてくれた。 「勝点3自体を取ることが大切だったので、それが取れて良かったねということ。バフェ(ゴミス)もこれから試合にどんどん絡んでコンディションを上げていきたいねという話もしていました。 バフェは今年(リーグ戦で)初先発ですよね? そのなかでお陰様でバフェを経由して点が生まれていたので、チームとしても良い形でバフェにも結果をもたらすことができたんじゃないかなと。ハッピーなことをふたりで話していました。日々コミュニケーションは取っていますし、試合後もいつもいろいろ会話をしていますね」 【動画】川崎・佐々木旭の圧巻のミドル&家長昭博のダメ押し弾 ここ数試合、左SBとして安定した働きを見せるファンウエルメスケルケンと、調子を上げてきた印象のゴミス。 「ふたりの関係性からのゴールを見たいですね」と投げかけると、「本当にバフェの得点を僕がアシストしたいので、それができるよう頑張りたいです」と話し、ファンウエルメスケルケンはスタジアムを後にした。 取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月18日 12:15
サッカーオランダ・エールディビジのフェイエノールトを率いるアルネ・スロット(Arne Slot)が17日、来季からイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)の指揮官に就任すると明言した。
今季限りで退任するユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の後任となる。公式発表はされていないが、就任を認める発言をした。
スロット監督は昨季終了後にフェイエノールトとの契約を3年延長しており、英BBCは先月、違約金は940万ポンド(約18億6000万円)に上ると伝えていた。
スロット監督はAZアルクマール(AZ Alkmaar)を経て2021年からフェイエノールトの指揮官に就任し、1年目にチームをヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League 2021-22)準優勝に導くと、昨季はリーグ優勝を果たした。
フェイエノールトは、19日に行われるスロット監督のラストゲーム後に本拠地で惜別のセレモニーを開くと発表している。
チームはオランダ杯(KNVB Beker 2023-24)で優勝するなど力強いシーズンを送っており、リーグ戦では王者PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)に次ぐ2位で最終節を迎える。
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2024年05月18日 11:56
選手を育てることと、チームを勝たせること。指導者としてこの2つのアプローチは、重なる部分もあれば、相反する部分もあるのではないか。
横浜FCでコーチ2年目の中村俊輔に、そんな疑問をぶつけてみた。稀代のファンタジスタは「どうだろうね。いろいろあるだろうし、一緒にできるとも思う」と応じ、自身の経験を踏まえ、次のように続ける。
「自分が現役の時は、わりと自由にやらせてもらっていた。もちろん最低限の約束事を守りながら、やりたいようにプレーする。それで伸びた。一方で、自分とは違うタイプの選手もいると思う。自由さはないかもしれないけど、やるべきことをしっかりとやる。そのほうがパワーが出て、グループとしてもパワーを出せたりする」
個々の特性やキャラクターを活かし、試合でどう振る舞うか。それが勝利につながれば、選手としても、チームとしても、成功体験を重ねられる。
「人によって解釈や捉え方は違うかもしれないけど、結果が出ている時に、自分は伸びているっていう。そういうことなんじゃないかな、とも思う」
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
今年はS級コーチ養成講習会に参加している俊輔。国内最高位のライセンス取得を目ざす場でも、指導方法に「正解はない」を改めて実感しているという。
自身は自由にプレーすることで、選手として成長できた。それはすでに実体験として理解している。だからこそ、指導者となった今は、逆のパターン、つまり戦術にガチガチにあてはめた時にどう成果を出せるかも勉強しているという。
「結局、プレーヤーも人間だから。小さい頃からやってきたこと、教えられ方とか、クセとかも違う。それを出し合って、セッションして、楽しんでほしいなって」
様々な可能性を模索しながら、横浜FCでコーチとしてチームの勝利、選手の成長にエネルギーを注いでいる。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月18日 11:39
浦和レッズは18日、ルーヴェンへ期限付き移籍していたMF明本考浩の契約が、完全移籍へ切り替わることを発表した。完全移籍については、2024年7月1日からスタートする。
明本は1998年1月31日生まれの現在26歳。栃木県の出身で、栃木SCのジュニア、ジュニアユース、ユースと歩を進め、高校卒業後は国士舘大学へ進学。大学4年次の2019年7月にはイタリア・ナポリで開催された第30回ユニバーシアード競技大会のメンバーにも名を連ね、“日の丸”を背負って優勝を経験した。2020年より育成組織時代を過ごした古巣の栃木へ入団。ルーキーイヤーから主力に定着し、同シーズンの明治安田J2リーグでは40試合の出場で7ゴールを挙げた。
栃木での活躍が高く評価され、シーズン終了後には浦和への完全移籍が発表。豊富な運動量、球際での強さなどを武器として、初年度から当時のリカルド・ロドリゲス監督の信頼を掴んだ。左サイドの2列目や左サイドバックを主戦場としながら、時には右サイドの2列目やサイドバック、トップ下、さらにはセンターフォワードでも起用され、そのユーティリティさを存分に発揮。加入初年度は明治安田J1リーグ全38試合中33試合に出場し、4ゴールを挙げただけでなく、天皇杯JFA第101回全日本サッカー選手権大会の優勝にも貢献した。
2022シーズンは明治安田J1リーグで31試合出場を記録。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022では、翌シーズンに開催されたアル・ヒラル(サウジアラビア)との決勝2試合を含む全11試合のピッチに立って2得点を挙げ、クラブを5シーズンぶり3度目となるACL優勝へ導いた。マチェイ・スコルジャ前監督からの信頼も厚く、2023シーズンは負傷に悩まされながらも明治安田J1リーグで25試合出場2得点を記録。2023 FIFAクラブワールドカップ サウジアラビアでも全3試合のピッチに立った。
今年1月より、買い取りオプション付きの期限付き移籍でルーヴェンへ加入。MF三竿健斗も在籍するチームに、今季2人目の日本人選手として迎え入れられると、加入直後はベンチスタートとなる試合も少なくはなかったものの、シーズンが終盤に差し掛かるにつれて定位置を奪取。両サイドのウイングバックだけでなく、3バックの一角としても起用され、ベルギーの地でも信頼を掴んでいた。冬の加入ながら、ここまでジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部リーグ)14試合のピッチに立っている。なお、現在チームはプレーオフ2の4位につけている。
完全移籍に際し、明本は浦和を通してコメントを発表。次のように率直な心境を言葉にし、浦和への感謝を綴った。
「ルーヴェンへ完全移籍することになりました。どんな状況でも力をくれた浦和レッズに関わる全てのみなさま、本当にありがとうございました。ACLを優勝したときの熱狂、天皇杯を優勝したときの感動、体験したことがないほど胸が熱くなり、こみ上げるものがありました。3年間浦和レッズの選手として闘えたことは僕の誇りです。活躍という形で恩返しできるよう、今よりもっともっと大きな舞台で走り、覚悟をもって闘い続けます。ありがとう、浦和レッズ」
【ハイライト動画】ルーヴェンの最新試合はこちらからチェック!
2024年05月18日 11:38
日本人6選手が所属するシント=トロイデン(STVV)は現地時間5月17日、ベルギーリーグの第39節(プレーオフ2の9節)で、三竿健斗と明本考浩が先発したルーベンとホームで対戦。
2024年05月18日 11:34
Jリーグは5月18日、公式Xでヴィッセル神戸に所属するFW大迫勇也の誕生日を祝福した。
大迫が鹿島アントラーズでプレーしていた2009年から13年までと、神戸に加入した21年以降の顔写真をGIF画像で公開。34歳になった“半端ない”ストライカーの、15年にも渡る“変遷”が収められている。
【画像】2009年のショットも!Jが大迫勇也の誕生日を祝う
この投稿にはファンから、誕生日を祝うメッセージのほか、「いい歳の重ね方してるなぁ」「明日ゴール待ってます!」「大人への変化が見れますね」「もう半端ない男も34か…」といった声が上がった。
神戸の次戦は19日に行なわれ、鹿島と敵地で相まみえる。大迫は、古巣相手に34歳の初ゴールなるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月18日 11:30
プレミアリーグもいよいよ最終節を迎える。欧州5大リーグのうち最後までタイトルの行方がわからないのはプレミアだけで、英『Daily Mail』のイアン・レディマン記者は「今シーズンがスペイン、イタリア、ドイツのように退屈にならなかったのはアーセナルのおかげだ」と綴った。
アーセナルは今シーズン、クラブ最多記録となる27勝を挙げ、現在の勝点は86。年明けからのリーグ戦はアストン・ヴィラに敗れ、シティ戦に引き分けたが、それ以外をすべて勝って15勝を挙げている。しかし、上にはシティがいた。勝点88で首位に立つシティは、最終節で勝てばプレミアリーグ4連覇を達成することになる。
おそらくシティもアーセナルも最終節に勝つだろう。アーセナルはほぼベストと言っていいシーズンを過ごしながら、ほんのわずかの差でタイトルを逃すという思いを味わうことになる。同紙は、アーセナルにとっての慰めは、このようなことを経験するのは彼らが初めてではないことだと指摘している。2019年にはユルゲン・クロップ率いるリヴァプールが勝点97を記録し、わずか1敗でシーズンを終えたにも関わらず、1ポイント差でシティに上回られタイトルを逃した。3年後の21-22シーズンにも、また同じことが起こった。
ほぼ完璧なシーズンを過ごしたのに、それでもまだ十分でない。シティというチームは異常なまでに強いのが普通の状態であり、他のチームがベストを尽くしてもなおそれを常に上回ってくるという恐るべき存在だ。ペップ・グアルディオラ監督は最終節に向けた会見で「リヴァプールとアーセナルには脱帽だ。たとえ翌日の1位と2位の差が大きく見えたとしても、このような最終試合に到達できれば、それは彼らが素晴らしかったことを意味している」とライバルを褒め称えたが、やはり今シーズンもタイトルは彼らのものになるのだろうか。
2024年05月18日 11:30
ブラジル最大の人気クラブとされるフラメンゴ。
このほど、元ブラジル代表FWガビゴルから背番号10を剥奪するとともに罰金処分を科したと発表した。
その理由は、コリンチャンスのユニフォームを着て、友人たちとビールを飲む姿が流出したため。Atacante foi flagrado na sua casa bebendo com amigos com a camisa do Corinthians https://t.co/YwmzQxfM0k
— Diário da Manhã (@diariodamanha) May 17, 2024
私服でも着られるようなブラックアウトモデルだったようだが。
『Globo』によれば、ガビゴルの広報は画像が加工されていると主張していたが、クラブは加工されていないことを確認したという。
「背番号10をやめた」10人のスター
ガビゴルはドーピング検査で不正行為を試みたとして出場停止処分を受けた後に復帰したばかりだった。なお、罰金額は給料の10パーセントになるとのこと。
2024年05月18日 11:14
ユヴェントスは5月17日、クラブを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督の解任を発表した。
2024年05月18日 11:00
アンジェ・ポステコグルー監督が率いるトッテナムはプレミアリーグ最終戦を前に5位以下が確定してしまった。
マンチェスター・シティに敗れてCL出場権を逃した14日の試合では、負けているにもかかわらずサポーターたちが「アーセナル、見てるか?」と合唱したことが話題になった(シティが勝てば、アーセナルの優勝が厳しくなるため)。
『Sky Sports』によれば、ポステコグルー監督は、こんな話をしていたという。
「サッカー監督として経験した中で、おそらく最悪の試合だった。雰囲気がどうなるか、人々がどう感じるかという点で自分が間違っていたことに気づいてからは、本当に不安になった、
人々が私の誠実さや一緒に働く人たちに疑問を投げかけることを考えると冷や汗が出た。試合を見直しても、『トッテナムは本当にやりやがった』という解説のコメントがあった。あなた方は笑っているだろうが、私には(サッカー監督としての)26年間の人生がある。
私がこのスポーツを愛していることを人々に知ってもらいたい。私がチームを準備させていたかどうか疑問視されるのは嫌だ。
サポーターはクラブを応援し、自分たちの役割を果たすためにそこにいる。
今季、彼らは我々に尽くしてくれた。このスタジアムで終盤に勝利を勝ちとった試合数は並外れているし、サポーターが大きな役割を果たしてくれた。
直近の試合(シティ戦)は理解できない。前日、私はここに座って、すべてを馬鹿にしていた。本当にそうだとは信じられなかった。だが、みんながそう感じているのなら…私はスパーズのサポーターではない。彼らがそうだ。
私が言えるのは、成功するためには何が必要かということだ。試合によってモチベーションが変わるようでは成功などありえない。常に勝ちたいと思わなければならない。
スパーズのサポーターだけではない。誰もが彼らの気持ちは理解できると言っていた。私には理解できない。毎回、勝利のために全力を尽くさないことほど悪いことはない」
サポーターたちのこれまでの貢献は讃えつつ、シティ戦の態度には疑問を呈していたようだ。
トッテナムも…「完全に呪われている」5つのチーム
トッテナムは19日のシェフィールド・ユナイテッド戦で今季の全日程を終える。
2024年05月18日 10:30
ハダースフィールドは17日、2023−24シーズン限りで契約が満了を迎え、クラブを離れる選手のリストを公開。日本代表DF中山雄太もリストに名前が含まれており、退団が決まった。
中山は1997年2月16日生まれの現在27歳。柏レイソルの育成組織出身で、2015年にトップチーム昇格を果たすと、同年5月に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でプロデビューを飾った。柏では2年目から定位置を確保し、計4シーズンプレー。公式戦通算99試合出場6ゴールを記録し、2019年1月にオランダのズウォレへ完全移籍した。
ズウォレでは加入直後こそ定位置の確保に苦しんだものの、徐々にセンターバックや左サイドバック、ボランチで出場機会を確保。2021年夏にはU−24日本代表の一員として東京オリンピックを戦った。ズウォレには3シーズン半在籍し、公式戦通算84試合に出場して6ゴールを挙げた。
2022年夏にはハダースフィールドへ完全移籍加入。2024年6月30日までの契約を結ぶと、初挑戦のイングランドの地では3バックの一角や左サイドバックで出場機会を獲得。だが、FIFAワールドカップカタール2022の開幕直前だった2022年11月、右足のアキレス腱を損傷し、手術を受けたことで残るシーズンの公式戦を欠場。今季に入って復帰を果たすと、守備の万能選手としてポジションを掴んだものの、今年3月に左ひざを負傷し、またもシーズンを棒に振っていた。ハダースフィールドでは在籍した2年間で公式戦通算39試合出場2得点を記録した。
今シーズン、ハダースフィールド開幕直後からチャンピオンシップ(イングランド2部)で低迷し、残留争いを強いられる難しいシーズンを過ごした。昨季残留の立役者となったニール・ウォーノック体制でスタートしたものの、新たなオーナー下での方向性が定まるまでの短期契約だったため、シーズン開幕後の9月にはダレン・ムーア新監督を招へい。だが、ムーア体制ではわずか3勝と安定感を欠き、なかなか下位を抜け出せない。今年1月にはムーア監督を解任し、ジョン・ワーシントン暫定体制を経て、アンドレ・ブライテンライター氏が監督に就任したが、最後の最後まで降格圏から抜け出すことはできなかった。最終的には9勝18分19敗の勝ち点「45」で23位フィニッシュ。来季からは13年ぶりに3部に身を置くことが決まっていた。
【画像】ハダースフィールドから中山雄太へメッセージ
幸運を祈ります, @Nkymyt 🙌#htafc pic.twitter.com/7UWZ3nyQkA— Huddersfield Town (@htafc) May 17, 2024
2024年05月18日 10:30
マンチェスター・シティとの優勝争いを演じているアーセナル。最終節を前にチームを長く支えてきた“最古参”の選手の退団が明らかになった。
アーセナルのMFモハメド・エルネニーは自らのSNSにビデオメッセージを投稿し、今夏でチームを離れることを発表。ファンに感謝の言葉を伝えている。
「グーナーのみなさん。君たちに別れと感謝のメッセージを送るためにここに来た。愛、サポート、そして優しさ。君たちと離れるのはとても寂しくなるし、君たちは永遠に私の心に残るだろう。私が君たちをどれだけ愛しているか、どれだけ大切か。私を支えてくれたことを決して忘れない」
現在31歳のエルネニーはアーセン・ヴェンゲル氏が指揮を執っていた2016年の1月に、スイスのバーゼルから加入。決して華やかなプレイスタイルではないものの、堅実なプレイでチームを支え続けてきた。アーセナルでは通算161試合に出場し6ゴール10アシストを記録しているが、今シーズンの出場は6試合にとどまっていた。
Thank you Gooner @Arsenalpic.twitter.com/CQv9hyNxPp— Mohamed ELNeny (@ElNennY) May 17, 2024
2024年05月18日 10:28
浦和レッズは5月18日、ベルギー1部ルーベンに期限付き移籍していたMF明本考浩が、7月1日から完全移籍に移行すると発表した。
2024年05月18日 10:00
マンチェスター・シティはGKエデルソンが微細な眼窩底骨折のため、今季の残り2試合を欠場すると発表した。
エデルソンは14日のトッテナム戦で相手DFクリスティアン・ロメロと接触し、視野に問題が生じたために交代していた。
国内2冠の可能性があるシティは、プレミアリーグ最終節とFAカップ決勝戦が控えているが、守護神を欠くことになった。
エデルソンも…マンチェスター・シティで「給与が高すぎる選手、低すぎる選手」
そのエデルソンは今夏に行われるコパ・アメリカのブラジル代表に選ばれている。5月30日にブラジル国外でプレーする代表選手のプレゼンテーションが行われるというが、彼の去就が注目される。今夏のコパ・アメリカは6月20日から7月14日までの日程でアメリカで開催される。
2024年05月18日 09:50
今年から昌平高で指揮を執っている玉田圭司監督。彼は高校サッカー界では珍しいプロ指導者である。
高円宮杯プレミアリーグU-18EASTに参戦している流通経済大付柏高の榎本雅大監督、青森山田高の正木昌宣監督、尚志高の仲村浩二監督らはいずれも体育教員だが、玉田監督はサッカー指導だけを託されている。「スペシャリストである以上、クオリティの高い指導をするべきだ」という自覚は誰よりも強いはずだ。
そのためにも、トレーニング以外の時間を最大限に有効活用しなければいけない。空いた時間にプレミア参加チームの動画や世界トップリーグの試合を精力的にチェックしているという玉田監督だが、選手の心に響く話術や言葉使いを体得しなければいけないという意識も高い。
「僕は習志野高校時代の恩師である本田裕一郎先生(現・国士舘高テクニカルアドバイザー)や日本代表時代の岡田武史監督(現・FC今治会長)のように、読書家で博識というわけではないので、なかなか説得力ある言葉を口にできない。そこが悩みではあります。
それでも、フットサル場やストレッチの経営に携わるようになってから、人前で話す機会が増えた。そういう時のために、引退する数年前から“刺さった言葉”があったらメモを取ったり、記録したリはしていました。今は自分の幅を広げるために経営者のインタビュー記事を読んだり、動画を見たりして、学んでいるところです」と、玉田監督は感覚でプレーしていた若かりし日とは全く異なるスタンスで、サッカーと向き合っているようだ。
「いろんな経営者を見るなかで、僕が特に素晴らしいと感じているのは、トヨタ自動車の豊田章男前社長。名古屋グランパスの会長を務められている関係で、実際にお目にかかってお話ししたこともありますが、誰かが用意した文書を読むとかじゃなくて、自分が感じたことをストレートに伝えている。『心の底からそう感じているんだろうな』という実感が伝わってきて、話に引き込まれましたし、すごくいいなと実感した。指導者もそうあるべきだなと感じたんです」
日本屈指の偉大な経営者にリスペクトを払いつつ、自分の指導に落とし込もうとしている玉田監督。毎週実施しているミーティングでは、できるだけ自分の言葉で感情を伝え、選手たちの心に訴えかけたいと考えているようだ。
「ミーティングは週中にやっているんですが、最初に映像を使いながら前の試合分析や振り返りをしています。最初に見せるのは良いシーン。ポジティブな印象を持った方が選手もモチベーションが上がるし、前向きになれる。そのうえで改善点にフォーカスして説明するようにしています。
やっぱりサッカーは相手が嫌がることを意識的に仕掛けていくのが最優先。最終ラインの背後を取られるのは一番の脅威だし、『今年の昌平は怖いチームだ』と相手に思わせることができる。うまいだけでは勝てないですし、強くなれない。それは自分自身も感じてきたこと。そのあたりを僕の言葉で実感を込めて伝えていきたいと思って、選手たちの目を見ながら語り掛けるようにしています」
【画像】小野伸二や中村憲剛らレジェンドたちが選定した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
指導者として高校生と向き合うなかで、日に日に情熱が高まっていくという玉田監督。「今、関わっている選手を少しでも上手にしたい」「良い選手にしたい」という思いも強まっている様子だ。
そういったなかでも「サッカーを楽しむ」という彼自身の哲学は変わっていない。
「現役の頃からサッカー教室で教えたりする機会もありましたけど、そこで毎回のように言っていたのは、『とにかくサッカーを楽しんで』ということ。僕自身も楽しいと思えたからこそ、40歳を過ぎるまで上を目ざして努力を続けることができた。選手の前に立つ時は、サッカーの素晴らしさを理解してもらいたいという心構えを忘れないようにしています」
こういった玉田流が徐々に浸透しつつある今年の昌平は、見ていて楽しいサッカーを実践しつつも、タフさや粘り強さが増しつつある印象だ。全体にテクニシャンが多い反面、長身選手が少なく、リスタートやクロスからの失点が多いという傾向はあるが、そこも頭を使いながら解決策を見出せるはず。玉田監督も希望を持ち続けている。
「身長が低いとか、高さがないと言われますけど、競り合いになる前段階でボールの出しどころを封じれば、失点は確実に減る。僕は危険な場面を未然に阻止するようなところまで持っていきたいと思って、選手に意識づけをさせています。
それに身長がなくても良いディフェンダーはいる。元イタリア代表のカンナバーロはその筆頭で、駆け引きやポジショニングで世界超一流まで上り詰めました。僕が対戦したなかにも、柏レイソル時代の先輩・薩川了洋さんみたいな勝負強い選手がいた。サツさんとの1対1は本当に苦しめられました。身体のサイズや身体能力だけに頼らない良い選手を1人でも多く育てられるように頑張ります」
将来的にはJFA公認S級コーチライセンスを取得し、トップカテゴリーの指揮を執りたいという玉田監督だが、昌平で積み上げている経験は必ず今後に生きてくるはず。長くユース年代を主戦場にしていたFC町田ゼルビアの黒田剛監督がJリーグで成功している例も出てきているだけに、彼の今後が興味深いところだ。
今季の高円宮杯プレミアリーグを見渡すと、鹿島アントラーズユースの柳沢敦監督、FC東京U-18の佐藤由紀彦監督などJリーグで活躍した元ビッグネームも少なくない。そういう指揮官たちと切磋琢磨し、進化を遂げていく玉田監督から目が離せない。
※このシリーズ了(全3回)
取材・文●元川悦子(フリーライター)
2024年05月18日 09:30
オランダ1部のヘーレンフェーンは、元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーが来季から監督に就任すると発表した。
40歳のファンペルシーは2019年に現役を引退した後、フェイエノールトのユースで監督を務めてきた。
ヘーレンフェーンのGMであるフェリー・デハーンは、2002年にフェイエノールトでUEFAカップ優勝を成し遂げたメンバーで、ファンペルシーの元チームメイトでもある。
ファンペルシーも!インドネシアの血を引く「偉大」な世界的スター5名
今季のヘーレンフェーンはエールディビジで10位となっており、19日のスパルタ戦で今季を終える。