2024年05月03日 05:56
ヨーロッパリーグ(EL)準決勝ファーストレグが2日に行われ、ローマ(イタリア)とレヴァークーゼン(ドイツ)が対戦した。 イタリア屈指の名門と今シーズンのドイツ王者が決勝への切符をかけ2年連続で激突する。昨シーズンのファイナリストでもあるローマはグループGで2位に甘んじたものの、プレーオフで上田綺世が所属するフェイエノールト、ラウンド16で三苫薫が所属するブライトンを撃破。準々決勝ではミランとのイタリア勢対決を制し、準決勝へ駒を進めている。対してブンデスリーガを初制覇したレヴァークーゼンは今シーズン全公式戦を通じて未だ無敗を維持。ELではグループHを全勝で首位通過し、その後はカラバフ・アグダムとの接戦を制し、準々決勝ではウェストハムを下している。 中盤での攻防が目立つ展開となった前半は、20分過ぎにかけて両チームがチャンスを作り合う。21分、右CKを獲得したローマはパウロ・ディバラがアウトスイングのボールをファーサイドへ供給。これを収めたレアンドロ・パレデスが右足アウトサイドで折り返したが、ロメル・ルカクのヘディングシュートはクロスバー直撃。対するレヴァークーゼンは2分後、グラニト・ジャカの縦パスを収めたフロリアン・ヴィルツが絶妙なスルーパスを送り、ボックス内へ抜け出したジェレミー・フリンポンが決定機を迎えたが、シュートは惜しくも枠の右へ外れた。 28分、ハイプレスを敢行したレヴァークーゼンは、アレハンドロ・グリマルドがボックス内左でボール奪取。マイナスの折り返しをヴィルツが冷静に流し込み、先制に成功した。リードを奪ったレヴァークーゼンはその後チャンスの数を増やしていく。34分、アミン・アドリからグリマルドへ繋ぎ、ボックス内左からの折り返しにフリンポンが合わせるも枠の左へ。その後もヴィルツやロベルト・アンドリッヒが積極的にミドルシュートを狙っていく。 対するローマは43分、ルカクを狙ったボールがボックス手前にこぼれると、これを拾ったロレンツォ・ペッレグリーニが右足を振り抜いたが、強烈なシュートは枠の右へ。レヴァークーゼンは45+1分に数的優位のカウンターから決定機を迎えたが、2度に渡る至近距離からのシュートはローマ守備陣の体を張ったブロックに阻まれた。前半はこのまま0−1で終了する。 後半の立ち上がりは1点を追うローマが攻勢を強める。56分にはディバラの左CKから決定機を創出。ニアサイドに飛び込んだブライアン・クリスタンテがインスイングのクロスに頭で合わせたが、シュートは枠の右へ外れた。対するレヴァークーゼンはやや受け身に回りながらも、鋭い速攻から何度かチャンスを作る。迎えた73分、ボックス手前中央でこぼれ球を拾ったアンドリッヒが強烈なミドルシュートをゴール左上隅に突き刺し、貴重な追加点を奪った。 2点ビハインドとなったローマは途中出場のサルダル・アズムンにボールを集め追撃の1点を狙うも、レヴァークーゼンのDF陣も粘り強い対応を見せ、決定的なシュートを打たせない。84分にはボックス内のアズムンがペッレグリーニのパスを引き出すも、ピエロ・インカピエが鋭いタックルを敢行し、強いシュートを打たせなかった。最終盤にはサイド攻撃から途中出場のタミー・アブラハムに決定機が訪れたが、シュートを枠に飛ばすことができなかった。 試合はこのまま0−2で終了し、ブンデスリーガ、DFBポカール含めた3冠を目指すレヴァークーゼンが今シーズンの無敗記録を「47」に伸ばし、EL決勝進出へ大きく前進した。セカンドレグは現地時間9日にレヴァークーゼンの本拠地『バイ・アレーナ』にて行われる。 【スコア】 ローマ 0−2 レヴァークーゼン 【得点者】 0−1 28分 フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン) 0−2 73分 ロベルト・アンドリッヒ(レヴァークーゼン)
2024年05月17日 19:21
清水エスパルスの市川大祐コーチが、クラブの公式YouTubeチャンネルでMF西原源樹について語った。
【動画】清水の市川コーチが“高校生Jリーガー”を語る
清水の下部組織育ちの西原は、現在17歳。今季は2種登録され、ロアッソ熊本との開幕戦(2−1)で途中出場からJリーグデビューを果たす。11節・ベガルタ仙台戦(3−2)で初ゴールを決めるなど、ここまで12試合に出場し2得点を挙げている。
現役時代に清水、甲府、水戸などで活躍した市川コーチは、自身も17歳でJデビューしている。その経験から、西原の現状をこう分析する。
「トップの試合に高校生として出るのはすごく大変なことですし、そのなかでプレーして結果を残していくプレッシャーはもちろんあるとは思います。でも、まずはプレーをし続ける。サッカーをする事に集中することが一番大事」
指導者としては、どのように接していくのか。
「点を取ったことで周りが取り上げたり環境も変わるようなことはあるんですけど、そういう時に指導者が『こうだぞ』という風な道を示すことも大事だと思う。本人もそのあたりは理解している部分もあると思うし、経験値から理解し切れていない部分もあると思うので、そのあたりは、源樹を見ながら適切にサポートできたらなとは思う」
無限のポテンシャルを秘めた俊英は、今後どんな成長を遂げるか楽しみだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 19:14
エールディヴィジのヘーレンフェーンは17日、来シーズンから元オランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー氏がクラブの指揮官に就任することを発表した。
現在40歳のファン・ペルシー氏は、母国オランダの名門フェイエノールトでプロキャリアを歩み始めると、アーセナルやマンチェスター・ユナイテッド、フェネルバフチェで活躍。オランダ代表としても102キャップを記録し、同国代表の最多得点記録を塗り替える通算50ゴールをマークした。2018年10月に現役引退を発表すると、約1年間はイングランドで解説者として活動。2020年からはフェイエノールトの非常勤スタッフを勤め、その翌年にはトップチームのテクニカルコーチ兼U−16チームの監督に就任した。今シーズンからはU−18チームとUEFAユースリーグに臨むU−19チームの監督に昇格していた。
今回、自身初のトップチーム監督に就任したファン・ペルシー氏は、ヘーレンフェーンと2年契約を締結。クラブ公式サイトにて決意を語っている。
「コーチという職業は包括的でやりがいのあるものだし、私は大きな情熱と喜びを持ってそれに取り組んでいる。私は自分の成長を続けたいと考えており、ヘッドコーチという役割はその野心にぴったりだ。だからこそ、ヘーレンフェーンが提供する機会に満足している」
「ヘーレンフェーンは、豊かな伝統と忠実なサポーターを持つ、とても素晴らしいトップリーグのクラブだ。ここで監督としてクラブのスポーツの野心と発展に貢献することは、素晴らしい挑戦だ」
2024年05月17日 19:09
2008年、まったくの無名だった18歳の時に日本に渡り、川崎フロンターレ、コンサドーレ札幌、東京ヴェルディで規格外のパワーと決定力(そして問題児ぶりも)を発揮。その後、ポルトガルの名門ポルトで世界的なブレイクを果たしてセレソンにも招集され、ロシアと中国のクラブを経て21年初めにブラジルの強豪アトレチコ・ミネイロに入団したフッキが、38歳目前となった現在も驚異的なプレーを続けている。
相変わらず筋骨隆々で、風貌は彼のフットボール・ネームの元となった「超人ハルク」(ハルクのポルトガル語読みがフッキ)そのもの。パワフルなドリブル突破と左足からの豪快なシュートは健在だ。さらに円熟期を迎えて視野が広がり、柔らかいテクニックを駆使して絶妙のスルーパスやクロスを供給して決定機を演出するなどプレーの幅を広げ、「第二の全盛期」を謳歌している。
アトレチコMG入団1年目の21年シーズンはブラジル全国リーグで19ゴールを挙げて50年ぶり3度目の優勝の立役者となり、リーグ得点王にしてMVP。以来、サポーターから英雄視されている。
翌22年シーズンも全国リーグで12得点を挙げ、コパ・リベルタドーレスではベスト8進出に大きく貢献。23年シーズンは全国リーグで15得点・11アシストを記録し、チームは3位に食い込んだ。
【PHOTO】ワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーらを一挙紹介!
そして迎えた24年シーズンは、7ゴールを挙げて得点王に輝いた州リーグやその他のカップ戦も含め、本稿執筆の5月初めの時点で公式戦19試合に出場して7得点・6アシストを記録している。
昨年後半から前線でコンビを組んでいるのが若手FWのパウリーニョだ。この相棒との相性が抜群で、互いに使い、使われる関係を築き、対戦相手を恐怖に陥れている。
一方、私生活では19年、12年間連れ添って3人の子供を授かった夫人と離婚。その直後、夫人が娘のように可愛がっていた姪(夫人より20歳年下)と結婚して物議を醸した。
また、チームが重要な試合で敗れると、悔しさの余りチームメイトへの不満をぶちまけることもしばしば。全盛時と比べてもプレー内容が遜色ない(あるいはむしろ向上している)のと同様、奔放な人間性もあまり変わっていないようだ。
それでも、「このクラブの居心地は最高」だそうで、「コパ・リベルタドーレス優勝に導くのが夢」と意気盛んだ。
文●沢田啓明
【著者プロフィール】
1986年にブラジル・サンパウロへ移り住み、以後、ブラジルと南米のフットボールを追い続けている。日本のフットボール専門誌、スポーツ紙、一般紙、ウェブサイトなどに寄稿しており、著書に『マラカナンの悲劇』、『情熱のブラジルサッカー』などがある。1955年、山口県出身。
2024年05月17日 19:00
プレミアリーグのアーセナルとキットサプライヤーのadidasは16日、2024-25シーズンの新ホームユニフォームを発表した。
2024年05月17日 18:47
浦和レッズは5月17日、2024シーズンの3rdユニホームを発表した。
3rdキットは、クラブの歴代のユニホームやホームスタジアムの雰囲気からインスピレーションを得た黒を基調としたデザインに。
1stユニホームと同様、スタジアムに木魂(こだま)するファン・サポーターの途切れない熱い声援、鳴り響く拍手、揺れる応援フラッグやタオルマフラー。それら全てでスタジアムを包み込む空気の流れや動きを作り出している様子から着想し、ダイナミックに表現されている。
【動画】ブラックが映える浦和の新3rdユニ!
ブラックとダークグレーのカラーコンビネーションで対戦相手を圧倒する力強さ、そして、アクセントカラーにレーザークリムゾンというポップな蛍光色を差し込むことで、さらに強力でスピード感のあるユニホームに仕上がっている。
これにはSNS上でファンも反応。「カッコよすぎる。やはり黒ユニは至高」「これは欲しい」「黒×赤かっけ〜!」「これが1番良いのではw」といった声が上がった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 17:59
リヴァプールは17日、同クラブに所属する元カメルーン代表DFジョエル・マティプと、スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラの今シーズン限りでの退団を発表した。
現在32歳のマティプはシャルケの下部組織出身で、2009年11月にトップチームデビュー。2010年からは元日本代表DF内田篤人氏ともプレーし、2016年夏にフリー移籍でリヴァプールへと加入した。今シーズンはここまで公式戦14試合の出場にとどまっているが、加入してからの8年間では公式戦201試合出場11ゴールを記録しており、チャンピオンズリーグ(CL)とプレミアリーグなど、合計7つのタイトル獲得に貢献してきた。
また、現在33歳のチアゴは、5歳でブラジルの名門フラメンゴの下部組織に入団。家族の移住に合わせて、複数のクラブを転々としながら、2004年にバルセロナのアカデミーに入団した。2011−2012シーズンよりトップチームへと正式に昇格すると、2013年7月にバイエルンに加入。数多くのタイトル獲得に貢献したのち、2020年9月にリヴァプールへと活躍の場を移した。4年目となる今シーズンは、負傷により公式戦1試合のみの出場となっているが、リヴァプールではこれまで公式戦98試合出場6ゴールをマークしており、FAカップやカラバオカップ制覇に貢献した。
クラブとの契約が今シーズンで満了を迎えるマティプとチアゴだったが、両者ともにリヴァプール最終年は負傷に苦しめられた1年となった。マティプは、昨年12月に行われたプレミアリーグ第14節のフルアム戦で前十字じん帯(ACL)を損傷。今シーズン絶望の大ケガを負っていた。一方、2月4日に行われたプレミアリーグ第23節のアーセナル戦で負傷から10カ月ぶりの復帰を果たしたチアゴは、途中投入からの約12間で再び負傷。3カ月が経過した現在もいまだにピッチに立つことができていない。
今シーズンでクラブを率いるユルゲン・クロップ監督が退任するリヴァプール。マティプとチアゴの功労者2名も、本拠地『アンフィールド』でのプレミアリーグ最終節を経て、“レッズ”のユニフォームに別れを告げる。
2024年05月17日 17:30
ラ・リーガのバルセロナは、今季限りでチャビ・エルナンデス監督を解任することを検討しているそう。
『RAC1』や『Sport』などによれば、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長はアルメリア戦の前日会見でのチャビ・エルナンデス監督による発言に失望させられていたという。
ジョアン・ラポルタ会長が問題視しているというチャビ・エルナンデス監督の発言は以下のようなものだそう。
「バルセロナのファンやメンバーは、レアル・マドリーや欧州トップクラスのクラブと競争することがとても難しい状況にあることを理解する必要があると思う。特に経済の面では。
25年前にバルセロナにやってきた監督が『あの選手が欲しい、この選手が必要だ』と言っていた状況とは異なっているんだ。
バルセロナのファンはそれを理解する必要があり、私はそれについてSDのデコや会長と話し合っている。
それは我々は競争を捨てているというわけではないし、そうはしたくない。タイトルを目指して戦い続ける。しかしながら、『これがバルセロナの状況だ。我々はまず安定が必要であり、時間がかかるものだ』ということは理解すべきことだ。
我々はその中で競争するために常に良いことをしていくつもりだし、会長もデコも前向きに取り組んでいる。ただ、経済状態は我々も悩まされている。
目的というものは変化する。それを受け入れて改善していく。そうでなければ我々はずっとこのままだ。うまくやれていないものは変えなければいけない。
経済状態はどうか、ファイナンシャル・フェアプレーの状況はどうか。そこから判断しなければならないのだ」
来シーズンの計画についての現実的な土台を踏まえての説明であったが、これをジョアン・ラポルタ会長や取締役会の一部が問題視しているという。
彼らは「クラブは重要な選手と契約するために多大な努力を行ってきたものの、チャビ・エルナンデス監督はその恩恵を感じていないのではないか」と疑念を持っているとのこと。
そこで現在ジョアン・ラポルタ会長はチャビ・エルナンデス監督を改めて今シーズン限りで解任することを検討しており、現在ポルトガルに滞在中のデコSDが帰国し次第それらの人事を決定するとのこと。
チャビ・エルナンデス監督は2025年まで契約を残しているものの、今年1月28日に行なわれたビジャレアル戦で3-5と敗れた後に「今季限りで退任する」と発表していた。
しかしながら4月25日に行なわれたバルセロナとチャビ・エルナンデス監督の会談の結果、退任宣言を撤回して2024-25シーズンも指揮を執ることになったと公式発表した。
チャビ監督退任のバルセロナ「新指揮官候補の8名」
ところがそれから1ヶ月も経たないうちにチャビ・エルナンデス監督の足元は再び脆い状況となっており、再び解任される可能性が高まっているようだ。
ただこの段階でクラブの事情でチャビ・エルナンデス監督を解任した場合は1000万ユーロほどの違約金が必要になると考えられており、経営的に厳しいバルセロナの状況を更に悪化させる可能性もあるという。
2024年05月17日 17:14
今後の上位争いに弾みをつけるには、格好の相手だ。
2024年05月17日 17:12
2011年、10歳の時にバルサのカンテラ(下部組織)に入団した久保は、15年3月まで在籍。バルサがFIFAの規約違反でペナルティを科された影響で日本に帰国し、FC東京に加入した。その後はJリーグでプレーし、海外移籍が可能な18歳となった直後にレアル・マドリーと契約したのは周知の通りだ。
この時、古巣のバルセロナも獲得に動いていたにもかかわらず、宿敵との争奪戦に敗れた一件について、「バルセロナは久保に関して大きなミスを犯した」と指弾したのが、当時、バルサの育成部門に関わっていたジョアン・ビラ氏だ。
元バルサの選手は、スペイン紙『AS』の取材にこう答えている。
【動画】久保の超絶アシスト!スライディングしながら巧みに折り返す
「レポートでは常に一流だった。私から見れば、彼は明らかにバルセロナのトップチームでプレーできる選手だった。しかし、18歳のとき、バルサは私がタケのために賭けるべきだと思っていた賭けをしなかった」
同氏は、「マドリーがその賭けをしてそこに行ったのは、とても悲しかった。他のチームも興味を持っていた。バルサは大きな間違いを犯したと思う」と当時を振り返っている。
久保のポテンシャルを考えれば、もっと本気で獲得に動くべきだったと感じているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 17:10
レヴァークーゼンに所属するオランダ代表DFジェレミー・フリンポンは多くのビッグクラブが獲得を狙っている選手の1人だ。
2021年冬にセルティックからレヴァークーゼンに加入したフリンポンは今シーズン、無敗でリーグ優勝を飾ったチームの中で、重要な役割を果たした選手の1人だ。未だ無敗を続け、無敗の3冠の可能性も残すレヴァークーゼンで、今季14ゴール12アシストを記録。超攻撃的WBとしてその名を世界に知らしめた。
そんなフリンポンだが、独『Bild』によると、今夏にレヴァークーゼンを離れる方向に傾いているという。同選手の現行契約には4000万ユーロ(約68億円)の契約解除条項が設定されており、バイエルン、レアル・マドリード、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティなど、多くのビッグクラブが目を光らせているようだ。
選手自身は新しい挑戦をすることに前向きのようだが、契約解除条項を活用するにはEURO前に決断をする必要があるようで、期限を過ぎた後はレヴァークーゼンが高額な移籍金を設定する可能性が高く、同選手の去就はクラブに委ねられる可能性もあるという。
今シーズン、多くの注目を集めるレヴァークーゼンの主力選手として、ビッグクラブに狙われる存在となったフリンポンの今夏の去就はここ1カ月が大きな山場となるかもしれない。
2024年05月17日 16:50
遠藤航が所属するリバプールは、今季いっぱいでユルゲン・クロップ監督が退任する。黄金期を築いたカリスマ監督の下で、多くのスター選手が躍動してきた。
それは、モハメド・サラーらワールドクラスのビッグネームばかりではない。決して高額ではない移籍金で加入し、確かな足跡を残した選手たちもいる。現在はモナコに所属する南野拓実もそのひとりだろう。
南野は2019-20シーズンのチャンピオンズリーグでリバプールと対戦した際にインパクトを残し、シーズン半ばにレッドブル・ザルツブルクから移籍。サウサンプトンへの半年間のレンタル移籍もあったが、ラストシーズンには2つの国内カップ戦でチーム得点王になり、2冠達成に貢献した。
英メディア『sportskeeda』は5月16日、クロップ政権下で「お買い得価格」だった補強5選手をピックアップ。ラグナル・クラバン、ハービー・エリオット、ジョエル・マティプ、アンドリュー・ロバートソンとともに南野を取り上げている。
【動画】南野がリーグ杯準々決勝で決めた劇的ボレー弾
同メディアは南野の移籍経緯を紹介しつつ、「紛れもない才能にもかかわらず、3トップに割って入るのに困難に出くわした」と回想。サラーやロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネの強力トリオを相手に厳しいポジション争いを強いられたと振り返った。
「それにもかかわらず、カップ戦で重要なゴールを決めることで、彼は存在感を感じさせた。通算14得点のうち9ゴールがFAカップとリーグカップで決めたものだ」
だが周知のとおり、南野は出場機会を求め、2022年夏にモナコへ完全移籍した。1年目は苦しんだが、アディ・ヒュッター監督が就任した今季は復調を遂げ、評価を高めている。
sportskeedaは「モナコ移籍後、チームで最も重要な選手のひとりとして台頭。フランスでのキャリア当初はスロースタートだったが、その才能を示している」と、南野の現状を伝えた。
プレミアリーグやチャンピオンズ・リーグで大きなインパクトを残すには至らなかったかもしれない。だが、クロップ・リバプールの歴史に南野が名を残したのも確かだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 16:41
サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)に向けたドイツ代表の予備登録メンバー27人が16日に発表され、ベテランのトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)やトニ・クロース(Toni Kroos)らが選ばれた。
2024年05月17日 16:37
清水エスパルスの市川大祐コーチが、クラブの公式YouTubeチャンネルに登場。自身のJリーグデビューを振り返った。
【動画】清水の市川コーチが“高校生Jリーガー”時代を回想
清水の下部組織で育った市川氏は、高校2年生だった1998年3月21日に行なわれた開幕節の札幌戦でスタメン出場。当時17歳。先発は、試合の1週間前にオズワルド・アルディレス監督に告げられたという。
「そこから緊張していましたね。それはもう、親にも誰にも言えなかったです。言ったら消えちゃうんじゃないか、みたいな、そんな感じもしたので。自分のなかでとどめて。だから、その1週間は思うようなプレーができなくて。その週は、常に開幕のイメージをしながら、常に緊張しながら過ごしていたと覚えていますね」
迎えた札幌戦では、56分で途中交代。緊張もあり、思い描いていたプレーはできず。悔しさのあまり、試合後は涙を流したという。ただ、サッカー選手として貴重な経験だったと明かす。
「そんなにプロの世界は甘くないというのを突きつけられたし、自分としてもそれを肌でピッチに立って感じることができたので、『あ、俺もっとやらなきゃいけないんだ』という風に思えた。そこは自分にとっては最高のスタートだったと思っています」
さらに、日本代表に初選出され、4月1日の韓国戦(1−2)ではフル出場。17歳322日でのA代表の出場は、四半世紀以上経った今も残る日本史上最年少記録だ。注目度が高まるなかでも、浮足立つことはなかったという。
「勘違いしたりとか、調子に乗るような暇さえもなかったし、アルディレス、(スティーブ・)ぺリマン、大木(武)さんが正しい方向に常に導いてくれたので、そういうものは全くなかったですね」
また、1歳上の稲本潤一や2歳上の山口智らも高校生でデビューしていたため、「上の年代ですけど、負けたくないなっていうのは常に思っていた。そこの意識が高校生でありながら、常にプロを意識して日々を過ごしていた」と振り返った。
その後、市川氏は2010年まで清水でプレー。以降は甲府、水戸、藤枝、今治、八戸を渡り歩き、16年に現役を退いた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 16:15
アビスパ福岡は5月17日、9月以降のホームゲーム3試合で着用する『2024スペシャルユニホーム』を発表した。
特別仕様のキットは、「みんなで創り上げる」をコンセプトに、斬新かつ今までにない新しいデザインに。ペイントは実際に選手が蹴ったボールの跡をそのまま使用。選手、スポンサー、サポーター、そしてチームに関わるすべての人の思いがひとつに重ね合わさり、これまでの歴史に新たな歴史が積み重なり、塗り替えられていく様が表現されている。
また、星の位置は、「エンブレムに星を」を一番に表現するため、エンブレムの真上に配置。レガシーへのリスペクトとして「藤枝ブルックス」を表わす「藤色」も継続している。
福岡の公式YouTubeチャンネルでは、デザインのもととなった選手がボールを蹴る様子も公開。独創的なユニに、SNS上でファンからも様々な声が上がった。
【動画】福岡の斬新なスペシャルユニ!選手協力の制作過程!
「このデザインおもしろい」
「スプラトゥーンみたい」
「かなり派手な模様」
「買わな後悔するパターンだ!」
「エンブレムの上に星が!」
「制作過程が斬新すぎてすごい」
「素敵すぎんか」
「ストーリー性のあるデザインですね!」
「世界中の各クラブがパクる...いやモチーフにする前に特許取ってしまいましょう」
「コンセプトも作り方も非常に良き」
なお、スペシャルユニは9月14日か15日に行なわれる30節・FC町田ゼルビア戦、10月4日の33節・名古屋グランパス戦、11月3日の35節・柏レイソル戦のホーム3試合で着用予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 16:14
チェルシーに所属するイングランド代表DFリース・ジェームズは来シーズンの開幕3試合を出場停止となるようだ。16日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
現在24歳のR・ジェームズは6歳からチェルシーに所属する下部組織出身選手で、今シーズンからはキャプテンを務めている。しかし、今季開幕戦で負傷すると、昨年10月下旬に復帰したものの、再びハムストリングの問題で離脱。昨シーズンからケガを繰り返している状況から手術を実施していた。
約5カ月の離脱を余儀なくされていたR・ジェームズは、11日に行われたプレミアリーグ第37節のノッティンガム・フォレスト戦に79分から途中出場して待望の復帰を果たすと、直後には早速アシストも記録した。
15日に行われたプレミアリーグ第34節延期分のブライトン戦でも69分から途中出場を果たしたが、終盤にジョアン・ペドロに倒されるとそのままの勢いでJ・ペドロの足を足裏で蹴り飛ばしてしまい、オンフィールド・レビューの結果、R・ジェームズにはレッドカードが提示され、一発退場となった。
これにより、すでに昨年11月にも一度退場処分を受けていたR・ジェームズは、今季2度目の退場処分となったことで4試合の出場停止処分が下されることに。このため、19日に行われる最終節のボーンマス戦を始め、来季の開幕3試合も出場できないことになった。
【ハイライト動画】ブライトンvsチェルシー