2024年05月02日 14:54
ブレーメンのFWユスティン・エンジンマーに対して、欧州複数クラブが関心を寄せているようだ。1日、ドイツ誌『kicker』が報じている。 2000年11月15に生まれのエンジンマーは現在23歳。2022年1月にブレーメンとプロ契約を締結した後、昨夏にドルトムント(Bチーム)から1年半ぶりにレンタル復帰すると、トップスピードが時速35キロを超える快速FWは、ここまでの公式戦24試合に出場しチーム2番目となる6得点を記録。直近5試合は足首の手術とウイルス感染症により欠場が続いているものの、ブレーメンは早急に契約延長を取りまとめたいようだ。 ただ一方で、ブンデスリーガで過ごす初めてのフルシーズンながら、インパクトを残しているエンジンマーに対しては、国内外から関心が寄せられているとのこと。『kicker』によると、同リーグに所属する複数クラブの他、エヴァートンやウルヴァーハンプトンなどの獲得候補リストにも名を連ねていると報じている。 また、同選手獲得を検討しているクラブの一つとされるビジャレアルは、右WGのベルトラン・トラオレの去就が大きく左右するという。スペイン紙『マルカ』は、昨年12月に到着したB・トラオレの現行契約が今夏までのため、まもなく決断を下す必要があると指摘。マルセリーノ・ガルシア・トラル監督自身も、残りの数試合でパフォーマンスを評価し、来シーズンのスカッドに加えるかどうかを見極めたいと考えていると、併せて伝えている。 一躍、スペインやイングランドからも注目を浴びるほどの駆け上がりを見せるエンジンマーだが、どのオファーにサインをするのだろうか。契約延長か、移籍か、“ブンデス1年生”の快速FWの去就から目が離せない。
2024年05月17日 12:00
2023シーズン、関東学院大学サッカー部は創部以来初となる関東大学サッカーリーグ1部への昇格を決めた。2部リーグで12勝3分7敗(勝ち点39)の成績を収め、準優勝。55得点(33失点)はリーグ最多得点チームだった。そして、今春の卒業生からは5人のJリーガーを輩出(2022年度卒業生からは6人)。大学サッカー界での存在感が年々高まっている。
躍進の要因として、2006年から続く横浜F・マリノスと提携を挙げる大学関係者は多い。指導者派遣を柱とした両者の提携はどのような経緯で開始され、何をもたらしたのか。本記事では両者の目線から考察する。
関東学院大学サッカー部からは狩野満GMと奈良安剛監督(横浜F・マリノスからの派遣)、横浜F・マリノスからは本提携の主幹部署であるスポーツ事業本部スポーツ事業部の黒川祐部長に登場いただき、提携の意義、大学生年代の育成について話を聞いた。
インタビュー・文 玉利剛一(フットボリスタ編集部)
コーチが授業参観!?成績表を提出!?横浜F・マリノスの指導方針
――昨シーズンの話になりますが、あらためて関東大学サッカーリーグ1部昇格おめでとうございます。2023年度の卒業生からはJリーガーを5人輩出するなど、近年の関東学院大学サッカー部の躍進について所感を聞かせてください。
狩野GM「1部昇格に関しては、普段お世話になっている方が喜んでくれたのが嬉しかったですね。関東学院大学の教職員の方々をはじめ、試合を観に来てくれる地域の飲食店の方々、そして歴代のOBOGたち。特にOBOGたちは現役の部員であるかのように皆が純粋に喜んでくれました。長年継続して取り組んできたことが昨シーズン実を結んだと思っているので『ちゃんと繋げたよ』と報告できました」
奈良監督「私も同じ想いを持っていて、前任の石村(大)監督が長年指導されていたベースがあってこその1部昇格だと思っています。私が就任したタイミングでは選手たちが本気でプロを目指すことを公言していて、1部昇格を現実的な目標として見据えている状態でした。近年は卒業生からJリーガーの輩出は普通のことになっていましたし、良い連鎖を生んでいたというか、プロを目指すこと、1部昇格を目指すことが身近なものとして(選手たちが)認識していたのは大きかったですね」
――お名前が挙がった石村前監督(現 横浜F・マリノスジュニアユース追浜コーチ)も、奈良現監督も横浜F・マリノスからの派遣です。2006年から開始された指導者派遣を柱とした提携関係のキッカケは何だったのですか?
黒川部長「(提携が開始された)2006年はクラブの変革期でした。翌年にみなとみらい(マリノスタウン)にクラブハウス等々の活動拠点を移すことを控える中で、よりクラブの事業を大きくするアプローチの1つとして指導者育成をテーマとした(関東学院大学との)提携のアイデアが出たと聞いていますし、私も当時は違う部署に所属する社員として、そのように見ていました」
――つまり、横浜F・マリノスのメリットとしては、指導者に大学生を指導する場・経験を提供できるということですね。
黒川部長「そうですね。例えば、奈良監督は育成年代の指導経験は積まれている中で、もう一皮むけてもらうために、大学での指導環境を提供できるのはクラブの人材育成の面で大きなこと。あと、プライオリティを付けるのは難しいですが、ユースを卒業した選手たちの進路先として大学と太いパイプを持てるのも魅力です」
――逆に関東学院大学は横浜F・マリノスからの指導者派遣をどのように評価されていますか?
狩野GM「結論から先に言うと、限られた予算で学生や部の成長を最大限促せる持続可能な提携であるということが大きいです。うちは他の関東大学サッカーリーグに所属する大学と比較すると、大金を投資した施設がある訳ではないですし、専用グラウンドもない。寮もないし、特待生制度を使った選手獲得も行っていないし、部費も安い。F・マリノスさんとの提携も大きなお金が動くビジネスとしてではなく、お互いにメリットがあり、足りない部分を補い合える形で成り立っているので、関係性が強いのは特徴だと思います」
――大学とプロサッカークラブ。同じサッカーを扱うとはいえ、指導方針など考え方が違う部分もあるかと思います。
狩野GM「おっしゃる通り、教育機関におけるサッカーの指導はプレー面だけに留まりません。ただ、F・マリノスさんにはその意義を強く理解していただいています。そのことが長く提携を継続できている理由でもあります。例えば、F・マリノスユースでは選手に学校の成績表を提出させるなど、ピッチ外の活動も重視しつづけきた伝統があるので、奈良監督をはじめ、歴代の監督たちが学業や就職活動など、多角的に学生を指導することに対する順応が早かったです」
奈良監督「大学生を指導するにあたって意識を変えたというより、F・マリノスのアカデミーで指導している時も学校の先生と選手の指導について意見交換していましたし、授業参観に行くこともありました(笑)。サッカー選手としての成長は学校、家庭の環境とリンクしているのは経験的にも理解しているので、選手を人として成長することをサポートするのは当たり前であり、僕たちの仕事の楽しみでもあります」
――そうした指導方針は、奈良監督が中学生時代に所属した横浜マリノスジュニアユース追浜時代から続くものですか?
奈良監督「そうですね。僕がジュニアユースでプレーしていた頃からサッカーだけではなく、生活面に対しても指導があったので、(オフザピッチを含めた指導は)当たり前という感覚です。ただ、『右向け右』という指導ではなく、選手と目線を合わせて一緒に課題に向き合ってくれた記憶もあります」
――さきほど狩野GMから伺った特待生制度がないという話にも繋がると思いますが、所属する大半の選手が大学卒業後はプロサッカー選手ではない社会人キャリアをスタートする意味でも重要な指導方針ですね。
奈良監督「僕が監督に就任して以降、選手のリクルーティングにおいてハッキリと相手に伝えているのは、サッカー選手として成長する強い意欲を持っていることは当然として、『関東学院大学の環境をフル活用して欲しい』ということ。つまり、サッカーも学業も全力で取り組むこと。だから、サッカー部に所属している学生は自身が興味をもった学部に所属していますし、今後も学費を免除して選手を獲得するようなことはないと思います」
2022年より関東学院大学サッカー部の監督を務める奈良安剛氏
「あれ?また勘違いしていない?」
――現在、関東学院大学サッカー部には4名の横浜F・マリノスユース出身の選手たちが所属しています。さきほど黒川部長が言及されていた『ユースを卒業した選手たちの進路先』としての役割についての考え方についても聞かせてください。
奈良監督「前提として『F・マリノスに加入した際にスムーズにプレーできるように』といった意識で選手を指導することはありません。システムも選手の個性で変更しますし、指導する上での優先順位は『選手が少しでも長くキャリアを続けられるために』ということが高いです。ただ、選手がF・マリノスのトレーニングに参加させてもらう機会もありますし、身近なクラブであることは間違いないので、練習でF・マリノスのエッセンスを入れるようなアプローチを行うことはあります」
――実際、卒業後にプロサッカー選手になる選手も横浜F・マリノス以外のクラブでキャリアをスタートする選手の方が多いですしね。
奈良監督「サッカー選手としてのキャリアを続ける上で、どのような監督、どのようなスタイルでも反応できる選手であって欲しい。だから『関東学院大学ではこうだったとか絶対卒業後には言うなよ』と伝えています」
――関東学院大学サッカー部にはJクラブのユースをはじめ、高校時代に強豪チームに所属していたエリートと呼んでいい選手たちが多く所属しています。良くも悪くも確立されたサッカー観や高いプライドを持つ選手もいると思いますが、そうした選手たちへのアプローチで意識していることはありますか?
奈良監督「入部直後のミーティングで『君たちは18歳でプロになれなかった選手だよ』とハッキリと伝えます。『日本サッカー界も、元所属チームも、君たちがプロサッカー選手になれなかったことで、困ることはない』と。18歳までに積み重ねてきた実績も、指導も否定しませんし、魅力があるからこそ入部してもらった上で『さらに上を目指す上で足りないものは何?』と問いかけます。……いや、入部直後のミーティングと言いましたけど、これは気になる態度やプレーを見た時には定期的に言うかもしれませんね。『あれ?また勘違いしてない?』って(笑)」
――関東学院大学サッカー部がスローガンの一つ として掲げる「雑草魂」の精神ですね。
奈良監督「出身チームを考えると決して雑草とは言えない選手も多いのですが、昨年まで(関東大学サッカーリーグ)2部で戦う関東学院大学の立場を考えると、自分たちが置かれている現状を自覚した上で表現する必要性はあるよねとそれまでずっと使用してきた 『雑草魂』というスローガンを引き続き使うようになりました。『Jクラブのスカウトは1部の試合を観に行くし、2部の選手を獲得したいと思わせるためには相当な覚悟が必要だよ』と話しています」
――そうした意識改革は簡単ではありません。
奈良監督「意識の部分はF・マリノスで指導していた時も強調していたことなんです。『F・マリノスのアカデミー出身であることは、社会に出たら何の価値もない』、『結局は自分という人間が何を表現出来るか』という指導は大学生相手でも変わりません。むしろ、関東学院大学ではピュアに指導者の教えを吸収したいと考える選手が多く、逆に僕が助けられているところもあります」
練習中、選手たちに話しかける奈良安剛監督。「雑草魂」をスローガンの一つに選手には強い覚悟を求めている
――確かに大卒Jリーガーに取材をすると、意識の部分で「自分に矢印を向ける重要性」は大学時代に得たものとして頻繁に出てくるフレーズです。その上で、プロからオファーを受けられる選手の特徴について何か共通点はあるものでしょうか?
奈良監督「サッカーはチームメイトがいて、対戦相手がいるスポーツであることを理解した上で自分を表現できることですね。自分が得意なプレーばっかりやってもチームは勝てない。例えば、ある攻撃的な選手は上手くいかない時に味方に要求ばかりしていたのですが、自分の特徴を出すために守備のプレーを整理する必要性に気が付いてから結果を出せるようになったこともありました」
――Jクラブのユース以上に、大学は選手たちが広い視野でサッカーを向き合える環境があるということですよね。
奈良監督「そうですね。僕自身は18歳でプロになったので大学を経験していないのですが、関東学院大学で指導する中で、大学という環境は様々な視点を得る要素が詰まっていて、それはサッカー選手としても必要なものだなと感じます。だから、大学では所属する学部はもちろん、他の学部の単位も取ることを選手たちには推奨しています。(大学は)日本サッカー界独特の環境だと思いますが、得るものは大きいと思いますね」
――その話に関連するところでは、関東学院大学は横浜F・マリノスの他に、東京都の社会人チームであるHBO品川とも提携されています。この狙いを教えていただけますか?
狩野GM「HBO品川さんは海外でサッカーを続けたい選手をサポートすることを活動コンセプトに掲げるクラブで、海外サッカー事情に関する講演会や個別相談会をうちの学生向けに開催してもらっています。また、この提携はHBOさんとだけではなく、関東学院大学国際文化学部も含めた3者での提携です。国際文化学部の協力も日頃より得ています。キッカケはJクラブからオファーがなかった卒業生が海外でプロになる道を探るケースが増えたことです。そういう可能性もあるならば1年生の頃から語学や海外の文化や海外のサッカー事情を勉強する機会を提供しようと。もちろん、Jリーグ経由で欧州クラブに挑戦する選手も今後出てくると思いますし、そうした時に大学の4年間で事前に準備できるのはアドバンテージになるはずです。大学の4年間がサッカー選手としてのキャリアにおいてロスになってはいけないので」
――大学は様々なバックボーンを持った学生が集まる環境で、仲間から受ける刺激も大きいと思います。
奈良監督「サッカー的なところで言うと、例えば、矢板中央高校出身の選手はヘディングが強いとか、F・マリノス出身の選手は“止める蹴る”が上手いとか、指導していても選手たちの引き出しに何が入っているのか探るのは楽しいですよ。そうした選手たちの個性をふまえて、選手たち自身がお互いに相手の足りないところを指摘できるのは関東学院大学の文化というか、特徴ですね」
――高卒でプロになれなかった選手が大学でブレイクスルーする要素として、他にも重要だと感じることはありますか?
奈良監督「フィジカル面は18歳で完成するのは難しい。僕の経験的には21歳である程度(フィジカル面を)プロでも勝負できる状態まで鍛えられると考えています。だから、大学も4年間はいらないかなと思っていて、3年生の終わりでプロの世界にいける選手は挑戦して欲しい。欧州でもポストユースの育成において、U−21のチームが多いのはそういうことなのかなと」
関東学院大学在籍時に特別指定選手を経験し、2023年から横浜F・マリノスでプレーする村上悠緋選手
横浜F・マリノスに対するエンゲージメントが高い理由
――関東学院大学が今シーズン、関東大学サッカーリーグ1部で初の勝ち点を得た東洋大学戦(1-1)で得点を決めたのは横浜F・マリノスユース出身の2年生・佐藤未来也選手でした。クラブとしてアカデミー卒業生の活躍は嬉しいものですか?
黒川部長「もちろんです。試合毎に狩野さんにユース出身選手について『パフォーマンスどうでした?』と聞いちゃいます(笑)」
――先日、榊原彗悟選手に取材させていただいた際に話されていたのですが、ユース卒業後もクラブは選手の状況を継続的にチェックしているんですね。
黒川部長「トップチームへの昇格は、実力があっても同じポジションに強力な外国籍選手がいるとか、その時のチーム事情によって見送られることもあるようです。だから、全員という訳にはいきませんが、昇格の可能性があった選手はクラブとして追いかけていますね」
――黒川さんの立場から横浜F・マリノスと関東学院大学の提携に関して今後の活動のイメージは何か持たれていますか?
黒川部長「一言で言うと『多角さの創出』ということになると思います。現在の提携はF・マリノスからの指導者派遣を軸としていますが、逆に関東学院大学サッカー部出身の方がF・マリノスのスクールコーチになる未来があってもいい。現在、事務職として関東学院大学サッカー部出身の方がクラブで働いてくれていますが、様々な形で交流が進むのが理想だと思います」
狩野GM「お互いの知見を活かしていくような関係性になればいいですよね。例えば、F・マリノスさんが開拓したい新規事業の分野で関東学院大学の研究者が派遣されるとか。リソースを共有することで地域が活性化していけば素晴らしいと思います」
――横浜F・マリノスの社員さんが関東学院大学の授業で講師を務める機会もあると聞きました。
狩野GM「はい。年に数回講師派遣をしていただいています。だからビジネスの領域においても、1万人以上いる関東学院大学の学生に一人でも多く日産スタジアムでサッカー観戦をしてもらうようなプロモーション面における協力は今後、検討していきたいと考えています。Jリーグは観客の高齢化が課題となっている中で、大学として出来ることはあるはずなので」
――奈良監督は本提携に関して、今後のビジョンについて何かお持ちでしょうか?
奈良監督「まずは今年1部リーグに残留して、選手たちに高いレベルの環境を提供し続けることを目指します。僕は毎日選手たちの夢を見るんです。それがなくなったら僕は指導者として終わり。自分のキャリア、チームの成績も大切ですが、選手たちが良いキャリアを歩むために何ができるのかを考え続けるということだけですね」
「選手たちには大学という環境を上手く活用してもらいたい」と奈良監督は話す
――最後に一つお聞きしたいのは、狩野GMと奈良監督にとって横浜F・マリノスはどんな存在ですか?
狩野GM「難しい質問ですね(笑)。一言で表すのは無理ですけど……『感謝する対象』という言葉でしかまとめられない。私にとって一番大切なチームは関東学院大学サッカー部です。そのサッカー部にF・マリノスさんの色んな方にサポートしてもらって『うちの大学は日本一のクラブと提携しています』とユース年代の方にに説明できることが嬉しい。だから、一番大切なチームはうちの大学ですけど、F・マリノスは2番目というか、1.5番目や1.2番目くらいに大切な存在というか、そういう関係だと思っています」
「ACLを優勝していただいて、アジアNo.1のクラブと提携していますと言いたい」と狩野GM
奈良監督「僕にとってF・マリノスは物事を考えるベースになっている存在です。当たり前のものとして自分の中にありつつ、どこで生活する上でもF・マリノスで学んだことは通用すると感じていて。憧れであり、一番身近なものである……そんな感じですね」
――横浜F・マリノスのステークホルダーはパートナー・スポンサーも、ファン・サポーターも、指導者も……皆がクラブに対するエンゲージメントが高い印象があります。その要因は何なのでしょうか?
奈良監督「クラブの関係者が情熱をもって、真摯にクラブに関わる仕事に向かっているとは感じます。変な駆け引きなく、多くの人がクラブのために繋がっている。その姿を見た人がクラブに憧れて、ハードワークをして……その積み重ねなのかもしれません。だから、F・マリノスで学ぶこと、働くことは間違っていないと思わせてくれるし、僕も帰属意識が生まれているのだと思います」
狩野満GM(写真左)、奈良安剛監督(写真中央)、黒川祐部長
Photos:(C)関東学院大学サッカー部 , Getty Images
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2024年05月17日 11:57
久保建英を擁するレアル・ソシエダは現地5月16日に行なわれたラ・リーガの第36節でバレンシアとホームで対戦。1−0で凱歌をあげた。
この一戦で3試合ぶりにスタメンに復帰し、4−3−3の右ウイングでフル出場した久保は、切れ味鋭いプレーを披露する。
3分には、左サイドからのクロスに反応。スライディングをしながら、左足で折り返すという難易度の高いパスで、アンドレ・シウバがヘッドで奪った先制ゴールをアシストした。
その後もドリブルで再三仕掛けるなど、上々のパフォーマンスで、この試合のMVPを獲得している。
【動画】久保の超絶アシスト!スライディングしながら巧みに折り返す
だが、スペインメディア『El Desmarque』ギプスコア版の採点記事では、まさかの「6点」止まり。「彼は不可能に思えたボールに到達し、1−0とするアンドレ・シウバのシュートに繋がった」と評価しつつ、課題も指摘している。
「彼は物事を証明したいと考えているが、時に個人主義の罪を犯していることが注目された」
突破を仕掛けてボールを奪われるシーンもあり、利己的だという印象を与えたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 11:50
オーストラリア・AリーグのマッカーサーFCに所属している選手ら3名が、サッカー賭博に関わる不正行為で逮捕されたとのこと。
『ABC』によれば、逮捕されたのはマッカーサーFCに所属している元メキシコ代表MFウリセス・ダビラらであるそう。
記事によれば、不正行為が行なわれていたのは11月24日から12月9日までに開催された試合。
ダビラは11月24日のメルボルン・ヴィクトリー戦、12月9日のシドニーFC戦で意図的にイエローカードを受ける行為を試みていた可能性があるという。
南米在住の何者かから依頼を受け、ダビラらは試合の特定の時間においてイエローカードを受けることによって賭博の結果を操作しようとしていた疑いがあるとのこと。
また、ダビラらは4月20日から5月4日までの間に行なわれた試合でもイエローカードの枚数をコントロールしようとしていたものの、それについては失敗していたそう。
ダビラらはサッカーの結果を固定しようとする違法行為に関与した容疑で金曜日の朝に逮捕されているとのこと。また1名の選手が他にも事情聴取を受けているものの、その名前については明かされていない。
また報道によれば逮捕された選手たちは本日のうちに保釈される予定であるとのことだ。
ウリセス・ダビラは2011年のトゥーロン国際大会とU-20ワールドカップで大活躍したメキシコ代表選手で、その後チェルシーに移籍して大きな話題になった攻撃的MF。
大金も信頼も溶ける…「ギャンブル中毒」なあのスター選手5名
その後フィテッセ、サバデル、コルドバ、テネリフェなどへと期限付き移籍を繰り返し、最終的にはチェルシーで1試合も出場することなく退団している。
それからはサントス・ラグーナを経てインド、オーストラリアでプレーしており、マッカーサーFCでは10番のキャプテンとして長く活躍してきた。今季も25試合で9ゴールを決めており、中心的な存在になっている。
2024年05月17日 11:46
5月10日、ブラジル代表の招集メンバー発表会見が行われた。
2024年05月17日 11:42
71歳のトルコ人指揮官に再アプローチか。
難航する韓国代表の次期監督の選任。自国メディア『MKスポーツ』は、「シェノール・ギュネシュ監督が有力候補として再び浮上した」と報道。「関係者によると、大韓サッカー協会(KFA)がギュネシュ監督を最有力候補に挙げて交渉を進め、速いスピードで進行している」という。
KFAは昨冬のアジアカップ後、ユルゲン・クリンスマン監督を更迭。以降、強化委員会を再編し、新監督の就任を目ざしてきたが、いまだ後任を見つけられずにいる。
記事によれば、4月には国内監督4人と外国人監督7人など合計11人をリストアップ。そのなかで外国人監督に焦点を合わせ、最終候補3〜4人を選び、最優先順位から交渉を続けていた。
だが、第一候補と見られていたジェシー・マーシュはカナダ代表の監督に就任。KFAは次善策でイラク代表のヘスス・カサス監督に狙いをつけたが、合意点を見つけられなかった。両監督のほか、もう一人の候補として挙げられていたバスコ・セアブラ監督も、所属するエストリル・プライアと再契約を結んだため無念の結果となった。
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こうした状況を踏まえ、ギュネシュ監督が再浮上したようだ。
「先にトルコメディア『ポトスポル』が、『KFAはギュネシュ監督が歳を取りすぎているという理由で選任を拒否した』と伝えているが、これまで候補に挙がっていた監督が次々と拒否の意思を明らかにすると、一気にギュネシュ監督に目を向ける形になった」
トルコ代表ほか、ベジクタシュやトラブゾンスポルなど母国クラブを率いたギュネシュ監督は、かつてFCソウルでも指揮を執った経験があり、韓国代表の監督にも関心を示したこともあったという。
6月には北中米ワールドカップの2次予選が控えている。それまでに新監督を決められるか。MKスポーツは「時間的な余裕はない。6日にアウェーでシンガポール、11日にホームで中国と対戦するため、少なくとも2〜3週間の時間が必要だ。滞りなく6月のAマッチに向けて準備するには、遅くとも来週までに監督を選任しなければならない」と危機感を募らせる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 11:35
レアル・マドリーに所属しているオーストリア代表DFダヴィド・アラバは、左膝に再びメスを入れることになったという。
アラバは昨年12月に左膝の前十字靭帯を断裂する怪我を負い、12月19日以来オーストリアとスペインで複数回の手術を受けていた。
もともとは夏に行われるEURO2024までの復帰を求めていたものの、エデル・ミリトンやティボー・クルトワほど回復が思わしくなく、3月の段階で「復帰は9月か10月になる」と診断されていた。
それ以降も様々な検査やリハビリを行ってきたものの、最近の専門医の診断で再び手術を受けることを勧められ、このタイミングで再びメスを入れたという。
『Marca』によれば、今回の手術は比較的簡単なものであったとのことで、復帰時期が伸びるのは2週間程度で済むそうだ。
2023年「世界で最高のセンターバック」TOP5
アラバは12月から一度もプレーすることができておらず、左膝の回復についてもあまり順調ではない状況が続いているという。
ただレアル・マドリーの選手たちやカルロ・アンチェロッティ監督らはアラバを全面的にサポートしており、重要な試合では彼を遠征に帯同させるなどモチベーションを失わせないように支えているとか。
2024年05月17日 11:32
現地5月15日に開催されたスコットランドリーグの第37節で、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、岩田智輝、小林友希が所属するセルティックがキルマーノックと敵地で対戦。5−0で大勝し、1試合を残して3シーズン連続54回目の優勝を飾った。 この一戦に、セルティックの韓国人選手がメンバーにすら入れなかったのを嘆いたのが、韓国のメディア『OSEN』だ。「韓国選手全滅+苦い優勝」と見出しを打った記事を掲載し、「セルティックが優勝したが、韓国人選手たちの貢献はなかった」と落胆している。「セルティック栄光の瞬間に韓国選手たちはいなかった。ヤン・ヒョンジュン、オ・ヒョンギュ、クォン・ヒョクギュの3人ともメンバーリストから除外されて出場できなかった」【動画】旗手が見事なスルーパス→前田が優勝に花を添える追加点
同メディアは「オ・ヒョンギュは今シーズン20試合で5ゴールを決めた。しかし、2024年になって出場時間がほとんどなかった。ヤン・ヒョンジュンは24試合で1ゴール・3アシストをマークした。クォン・ヒョクギュはセルティック入団後公式戦出場がなく、1月にセント・ミレンにレンタルされた」と続けた。 さらに、比較するように、日本人選手たちの活躍に言及している。「一方、セルティックの日本人選手たちはチームの主軸として大活躍した。(この試合では)前田と旗手が先発としてプレーし、古橋と岩田が交代で出場した。昨シーズン27ゴールを入れた古橋は、今シーズンは不振でも13得点を記録した。前田も6ゴールと目立っていた」 日韓で明暗が分かれる結果となった。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 11:31
トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンが、マンチェスター・シティ戦での自身のシュートミスに言及した。
2024年05月17日 11:24
オーストラリア1部のアデレード・ユナイテッドは5月16日、FW 指宿洋史の退団を発表した。
指宿は、2021年の清水エスパルスとの契約満了後、翌年にフリーでアデレード・Uに加入し、1年目から主力としてコンスタントに出場。2023-24シーズンは26試合で15ゴールを記録し、在籍した3シーズンの通算では74試合に出場して30得点を挙げた。
クラブは公式サイトで退団の経緯を説明。「クラブはヒロシがアデレード・ユナイテッドに残る機会を探った。しかし両者は、ヒロシと彼の家族がより長期的な機会を追求できるよう、彼のキャリアのこの段階で、互いに別れることに合意しており、クラブはこの決断を心から支持している」とした。
【動画】豪州でも炸裂!指宿のヘディング弾!
続けて33歳のストライカーのコメントも紹介。退団にあたり次のように感謝を示した。
「この3年間は忘れられない思い出と、僕と家族を本当に愛してくれていると感じさせてくれるサポートでいっぱいでした。僕らを受け入れてくれて、この場所を家のように感じさせてくれてありがとう。この3年間は、忘れられない思い出でいっぱいです」
またカール・ヴァールト監督は、「ヒロシはドレッシングルームの人気者で、我々に多くの幸せをもたらした。彼は常に100パーセントの力を発揮してくれた。彼のキャリアの次の章での成功を祈っている」とこれまでの功績を称えた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 11:10
ドイツサッカー連盟(DFB)は16日に行われた記者会見で、今夏の自国開催のEURO2024に向けた予備登録メンバー27名を発表した。
今季ブンデスリーガ初優勝を果たし、依然として無敗記録を維持するレヴァークーゼンからはMFフロリアン・ヴィルツら3名、13年ぶりに無冠となったバイエルン・ミュンヘンからはGKマヌエル・ノイアーら6名と最多がメンバー入りを果たした。また、今季快進撃を見せているシュツットガルトからはFWデニス・ウンダフら5名が選出されている。
一方、リーグでは5位もチャンピオンズリーグでは決勝に勝ち上がったボルシア・ドルトムントからはFWニクラス・フュルクルクとDFニコ・シュロッターベックの2人のみと僅か。DFマッツ・フンメルスやMFユリアン・ブラント、同クラブ主将のエムレ・チャンらは選外となっている。
バイエルンFWセルジュ・ニャブリやフラムGKベルント・レノはそれぞれ負傷により招集を辞退しており、負傷ではない理由からバイエルンMFレオン・ゴレツカやレヴァークーゼンMFヨナス・ホフマンの招集も見送られている。
なお、本大会の登録メンバーは26名までとなっているため、最終登録メンバーは6月7日までに提出する。
以下、EURO2024に向けたドイツ代表予備登録メンバー27名。
GK
オリヴァー・バウマン(ホッフェンハイム)
マヌエル・ノイアー(バイエルン)
アレクサンダー・ニューベル(シュトゥットガルト)
マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン(バルセロナ)
DF
ワルデマー・アントン(シュツットガルト)
ベンヤミン・ヘンリヒス(RBライプツィヒ)
ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
ロビン・コッホ(フランクフルト)
マクシミリアン・ミッテルシュテット(シュツットガルト)
ダビド・ラウム(RBライプツィヒ)
アントニオ・リュディガー(レアル・マドリード)
ニコ・シュロッターベック(ドルトムント)
ヨナタン・ター(レヴァークーゼン)
MF
ロベルト・アンドリヒ(レヴァークーゼン)
クリス・フューリヒ(シュツットガルト)
パスカル・グロス(ブライトン)
イルカイ・ギュンドアン(バルセロナ)
トニー・クロース(レアル・マドリード)
ジャマル・ムシアラ(バイエルン)
アレクサンダル・パブロビッチ(バイエルン)
レロイ・サネ(バイエルン)
フロリアン・ヴィルツ(レヴァークーゼン)
FW
マクシミリアン・バイヤー(ホッフェンハイム)
ニクラス・フュルクルク(ドルトムント)
カイ・ハフェルツ(アーセナル)
トーマス・ミュラー(バイエルン)
デニズ・ウンダフ(シュツットガルト)
2024年05月17日 11:10
フランスサッカー連盟(FFF)は16日、6月15日にドイツで開幕する『EURO2024』に臨むフランス代表メンバー25名を発表した。
EURO2024でグループDに所属するフランスは、グループステージ第1節でオーストリア代表(6月17日)と、第2節にオランダ代表(6月21日)、最終節ではポーランド代表(6月25日)と対戦する。なお、本大会前の6月5日にルクセンブルク代表、同9日にカナダ代表との国際親善試合を予定している。
今回のEUROに向けてフランス代表を率いるディディエ・デシャン監督は、FWキリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)やMFアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード/スペイン)らを順当に選出。また、現在は負傷により戦列を離れているFWキングスレイ・コマン(バイエルン/ドイツ)とMFオーレリアン・チュアメニ(レアル・マドリード/スペイン)、GKマイク・メニャン(ミラン/イタリア)の3選手もメンバーに名を連ねた。
一方、左ひざ前十字じん帯断裂によりDFリュカ・エルナンデス(パリ・サンジェルマン)が長期離脱となったことを受け、DFフェルランド・メンディ(レアル・マドリード/スペイン)が2022年9月以来となるメンバー入り。そして最大のサプライズとなったのが、MFエンゴロ・カンテの復帰だ。2022年6月以降、レ・ブルーから遠ざかっていた33歳のMFが復帰を果たした。さらに、パリ・サンジェルマンで存在感を強めている21歳のFWブラッドリー・バルコラも初選出となった。
今回発表されたフランス代表のメンバー25名は以下の通り。
▼GK
アルフォンス・アレオラ(ウェストハム/イングランド)
マイク・メニャン(ミラン/イタリア)
ブライス・サンバ(RCランス)
▼DF
ジュール・クンデ(バルセロナ/スペイン)
ジョナタン・クラウス(マルセイユ)
バンジャマン・パヴァール(インテル/イタリア)
テオ・エルナンデス(ミラン/イタリア)
イブライマ・コナテ(リヴァプール/イングランド)
ウィリアン・サリバ(アーセナル/イングランド)
ダヨ・ウパメカノ(バイエルン/ドイツ)
フェルランド・メンディ(レアル・マドリード/スペイン)
▼MF
エンゴロ・カンテ(アル・イテハド/サウジアラビア)
エドゥアルド・カマヴィンガ(レアル・マドリード/スペイン)
ユスフ・フォファナ(モナコ)
アドリアン・ラビオ(ユヴェントス/イタリア)
ワレン・ザイール・エムリ(パリ・サンジェルマン)
オーレリアン・チュアメニ(レアル・マドリード/スペイン)
アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード/スペイン)
▼FW
ウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン)
オリヴィエ・ジルー(ミラン/イタリア)
キリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)
マルクス・テュラム(インテル/イタリア)
キングスレイ・コマン(バイエルン/ドイツ)
ランダル・コロ・ムアニ(パリ・サンジェルマン)
ブラッドリー・バルコラ(パリ・サンジェルマン)
2024年05月17日 11:00
エデン・アザール、ケビン・デ・ブライネ、ロメル・ルカク、ティボー・クルトワたちベルギー黄金世代は特別な世代だ。
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ラツィオでスポーツディレクターを務めているアンジェロ・ファビアーニ氏が、鎌田大地が残留する可能性は100%だと明言したとのこと。
『europacalcio』によれば、アンジェロ・ファビアーニ氏は今回ラジオの「Radiosei」に出演し、鎌田大地やチームについて以下のように語ったという。
「鎌田大地について?今日の状況では、彼は100%ラツィオに残る。ただもちろんそれはいつでも変化する可能性はあるけどね。
運命は鎌田大地本人の手の中にある。そして、私が彼の代理人たちと話した上でいえば、鎌田はここに残ることにとても満足しているそうだよ。
イゴール・トゥドール監督とは2025年までの契約を結んでいる。我々は今後のチームについて彼と話し合うつもりだ。
クラブのサイクルには一度終止符が打たれた。マウリツィオ・サッリ前監督のチームは解体され、若い選手による別のチームを構築していく。
私のフットボールにおいては、余程のことがない限りは30代の選手を起用することは考えられない。若くて重要な選手のグループを作りたいと思っているからだ。
ラツィオが見習うべきロールモデルは、一度苦しい時期を経験しながらも重要なチームを構築して立ち直ってきたフェイエノールトやレヴァークーゼンだからね。
ベテランのインモービレやルイス・アルベルトについて?インモービレはまだ2年の契約があり、キャプテンを務めている。彼について議論することは、私は無意味だと思うよ。
ルイス・アルベルトは自身の意思を表明したが、ラツィオは中心性を取り戻さなければならない。個人主義や自己中心主義はいらない。クラブの利益を損なわないのであれば考慮するが、そうでない場合は他の意思をとるしかない。それはクラブの誰にでも当てはまることだ」
鎌田大地の「最強チームメイト」ベスト11が強い!ドイツ代表の英雄も
イゴール・トゥドール監督が就任してから出場機会を一気に増やし、クラブの中心として起用されている鎌田大地。
ファビアーニSDによれば、トゥドール監督は2025年まで契約があり、鎌田大地は現在のラツィオにとても満足しているとのことで、現状は来季も残留する可能性が高いようだ。
2024年05月17日 10:50
マンチェスター・シティは、守護神エデルソン・モラエスの離脱を発表した。
14日、2-0で勝利したプレミアリーグ第34節トッテナム・ホットスパー戦に先発したGKエデルソンだが、後半途中にトッテナムDFクリスティアン・ロメロと衝突。同選手は数分間立ち上がれず、直後にセカンドGKシュテファン・オルテガ・モレノとの途中交代を余儀なくされていた。
エデルソンはベンチに下がる際、自身の交代に納得できず、指揮官であるジョゼップ・グアルディオラ監督に対しても不満をあらわにしており、ベンチ前のクーラーボックスを蹴り上げるなど、怒りをぶつけていた。
そんなエデルソンだが、検査の結果、重傷を負っていたとのこと。マンCは16日に同選手の怪我の状態に関する声明を発表し、以下のように説明した。
「エデルソンは眼窩骨折により、今季の残り2試合を欠場する。エデルソンは火曜日夜のトッテナム戦の試合中に負傷し、その後、ケガを負った箇所の検査を受け、右眼窩に小さな骨折が確認された。この負傷により、エデルソンは今季の残り試合でプレイすることが難しくなった。クラブの全員がエデルソンの早期回復を祈っている」
マンCの声明通りであれば、エデルソンはプレミアリーグ優勝の懸かった19日のホームで行われるウェストハム・ユナイテッド戦を欠場することに。さらに、25日に予定されるマンチェスター・ユナイテッドとのFAカップ決勝でもプレイできない。
また、エデルソンは6月にアメリカで開催予定のコパ・アメリカのブラジル代表にも選出されているが、この負傷による離脱が長引くこととなれば、セレソンとしての活動にも影響を与える可能性がある。
2024年05月17日 10:43
レアル・ソシエダに所属する日本代表MF久保建英に地元メディアから賛辞が送られている。
ラ・リーガ第36節が16日に行われ、レアル・ソシエダはバレンシアと対戦。3分に左サイドのアンデル・バレネチェアからのクロスを滑り込みながら、久保が左足のアウトサイドで直接折り返すと、ゴール前に山なりに飛んだボールをアンドレ・シルバが頭で押し込んだのが決勝点となり、1−0で勝利した。この結果、レアル・ソシエダは来季のヨーロッパリーグ(EL)出場圏内となる6位に浮上している。
3試合ぶりの先発出場でフル出場を果たし、絶妙なアシストから勝利に貢献した久保。試合後、スペイン紙『エル・デスマルケ』が発表した選手採点で、「6」点がつけられた。
寸評では「不可能に思えたボールに到達して、その後のアンドレ・シルバのシュートにつながり、1−0になった」と賛辞が送られた一方、「自分自身を証明したいと思っているが、少し個人主義的なところもあった」ことも指摘。それでも、「レアル・ソシエダの攻撃の中心だった」と評価されている。
【動画】久保建英が決勝点を絶妙アシスト!