2024年05月01日 14:09
女子テニスの国別対抗戦ビリー・ジーン・キング・カップ(Billie Jean King Cup 2024)は30日、11月にスペイン・セビリア(Seville)で行われる決勝ラウンドの組み合わせが発表され、日本は1回戦でルーマニアと対戦することが決まった。勝てば準々決勝で第2シードのイタリアと激突する。 前回王者のカナダ、イタリア、オーストラリア、チェコの上位4シードは準々決勝からの登場となる。大会は今回からグループステージが廃止され、ノックアウト方式で行われる。 決勝ラウンドの組み合わせは以下の通り。 ■1回戦(11月12〜14日) ドイツ対英国 スロバキア対米国 スペイン対ポーランド 日本対ルーマニア ■準々決勝(11月15〜17日) カナダ対ドイツと英国の勝者(準々決勝1) オーストラリア対スロバキアと米国の勝者(準々決勝2) スペインとポーランドの勝者対チェコ(準々決勝3) 日本とルーマニアの勝者対イタリア(準々決勝4) ■準決勝(11月18〜19日) 準々決勝1の勝者対準々決勝2の勝者 準々決勝3の勝者対準々決勝4の勝者 ■決勝(11月20日) ■関連記事 ・日本が初の決勝R進出 日比野勝利で大坂出番なし BJK杯 ・大坂なおみが白星、日本2連勝で決勝R進出へ前進 BJK杯 ・カナダがBJK杯初優勝 男女で団体戦頂点に
2024年05月21日 12:27
男子テニス、四大大会(グランドスラム)通算22勝のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は20日、全仏オープン(French Open 2024)に向けて会場のローラン・ギャロス(Roland Garros)で練習に臨み、依然として出場は不透明な中で大勢の観客を引きつけた。
全仏オープン本戦開幕を6日後に控える中、通算14度の大会制覇を誇るナダルは、センターコートのコート・フィリップ・シャトリエ(Court Philippe-Chatrier)で、予選初日に詰め掛けた観客約6000人の前で簡単なトレーニングを行った。
セッション開始予定時刻の5分前には、すでに約4分の3が埋まっていたスタンドから「ラファ、ラファ、ラファ」の大合唱が鳴り響いていた。
ナダルが仏パリのクレーコートに足を踏み入れるのは、最後にタイトルを獲得した2022年大会以来。このときは、18歳から患っているミュラーワイス(Mueller-Weiss)症候群の痛みを和らげるために、左足に麻酔を打って2週間を戦い抜いた。
キャリア晩年を迎える中で昨年1月からけがに悩まされているナダルは、全仏オープンでのプレーはこれが最後となる見通しだが、出場するのは準備が整ったと感じた場合だけと述べている。
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2024年05月21日 10:18
女子テニス協会(WTA)は20日、サウジアラビアの政府系基金パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)と「複数年のパートナーシップ」を締結したと発表した。男子プロテニス協会(ATP)も2月、PIFと同様の契約を結んでいる。
WTAは声明で「女子プロテニスを成長させることや、より多くの世界中の女性や少女たちにこの競技を始めるきっかけを与えることへの野心」をPIFと共有していると述べた。また、PIFが「WTAの世界ランキング命名権を持つ最初のパートナー」になるとも補足した。
PIFで企業ブランド部門の責任者を務めるモハメド・アルサイヤド(Mohamed Alsayyad)氏は、「WTAとのパートナーシップを通じ、PIFは女子スポーツの成長を促進する存在であり続けていく」とし、「この協力関係は、この競技を向上させて女子スポーツ界に前向きな成長をもたらすという、われわれの野心と一致する」と述べた。
これに先立ちWTAとPIFは先月、女子のシーズン最終戦WTAファイナルズ(WTA Finals)のサウジアラビア開催を発表した。シングルスの年間上位8人とダブルスの上位8組が出場する同大会は、今年から3年間にわたり同国の首都リヤドで行われる。
一方、サウジアラビアのテニス界進出については、ゴルフやサッカーと同様に反発の声が上がっている。女子テニスの伝説的選手であるクリス・エバート(Chris Evert)氏とマルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏は今年1月、米紙ワシントン・ポストの論説で女性の権利に関するサウジアラビアの歴史を非難した。
世界最大の原油輸出国で保守的な国として知られるサウジアラビアは近年、厳格なイメージを緩和するための大きな試みの一環として、スポーツ大国を目指している。こうしたリブランディングの動きは、石油依存脱却後の豊かな将来に向けた同国の社会・経済改革「ビジョン2030(Vision 2030)」を成功させるための核となっている。
サウジアラビアでは昨年、同国で初のATPツアー大会となるネクストジェネレーション・ATPファイナルズが開催されたほか、男子のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)とカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)、女子のアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)とオンス・ジャバー(Ons Jabeur、チュニジア)らによるエキシビションマッチも行われた。
今年1月には、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)がサウジアラビア・テニス連盟(STF)のアンバサダーに就任していた。
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2024年05月20日 11:22
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は19日、男子シングルス決勝が行われ、大会第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が6-4、7-5で第21シードのニコラス・ジャリー(Nicolas Jarry、チリ)を下し、2017年以来2度目の大会制覇を果たした。
マスターズ1000(ATP Masters 1000)通算6勝目を挙げたズベレフは、今週末開幕の全仏オープン(French Open 2024)を見据え、「一番勝ちたい大会であり、一年で最も楽しみにしている大会。今年も全力を尽くす」と語った。
これが今季初タイトルとなったズベレフだが、今大会は上位勢の多くが序盤に敗退するか、開幕前に棄権するなど例年とは異なる状況だった。
イタリア国際で6度の優勝を誇る世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は、ズベレフが準決勝で下したアレハンドロ・タビロ(Alejandro Tabilo、チリ)に3回戦で敗れ、前年覇者のダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)も16強止まり。世界2位のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と同3位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)はともにけがで大会を欠場した。
そうした中でズベレフは、全仏では連覇を狙うジョコビッチが「ベストの状態を持ってくるだろう。そうなっているんだ」と警戒し、シナーとアルカラスについても「状態によるが、健康なら2人が現時点で世界最高の選手。そこに疑いの余地はない」と話した。
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2024年05月19日 11:29
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は18日、女子シングルス決勝が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)が6-2、6-3で第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)に圧勝し、3度目の大会制覇を果たした。
2024年05月18日 09:06
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は17日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)が1-6、7-6(7-4)、6-2の逆転で第29シードのアレハンドロ・タビロ(Alejandro Tabilo、チリ)を下し、決勝に進出した。
ズベレフのマスターズ1000(ATP Masters 1000)決勝進出は11回目で、ボリス・ベッカー(Boris Becker)に並んでドイツ人選手最多となった。
今大会のタビロは3回戦で世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破るなどの快進撃を見せ、この日も圧巻の内容で第1セットを取って番狂わせを演じるかに思われたが、ズベレフは接戦の末に第2セットを取り返すと、最後は格の違いを見せつけて自身3度目のイタリア国際決勝へ駒を進めた。
イタリア国際では2017年に優勝を経験しているズベレフは、決勝で再びチリ勢のニコラス・ジャリー(Nicolas Jarry)と対戦する。
ジャリーは自身初のマスターズ準決勝で第14シードのトミー・ポール(Tommy Paul、米国)を6-3、6-7(3-7)、6-3で破り、決勝進出を決めた。大会後には自己最高の世界ランク17位まで浮上することも決まった。
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2024年05月17日 10:01
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は16日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第21シードのニコラス・ジャリー(Nicolas Jarry、チリ)が3-6、7-5、6-4で第6シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)を破り、マスターズ1000(ATP Masters 1000)で初の4強入りを果たした。
ジャリーはフォアハンドで23本のウイナーを放ち、中には166キロのショットもあった。自身のサービスゲームでは13本中11本のブレークポイントをしのぎ、4度目のマッチポイントで勝利。先日のモンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)を制したチチパスとの対戦成績を4勝2敗とした。
決勝では第14シードのトミー・ポール(Tommy Paul、米国)と対戦する。ポールは第7シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)に7-5、3-6、6-3のフルセットで勝利した。
もう一つの準決勝にはジャリーの同胞のアレハンドロ・タビロ(Alejandro Tabilo、チリ)も勝ち残っており、チリ勢の2人が同一のツアー大会の準決勝に進出するのは、2006年に同国ビニャデルマル(Vina del Mar)で行われた大会のフェルナンド・ゴンサレス(Fernando Gonzalez)とニコラス・マシュー(Nicolas Massu)以来となった。
タビロは準決勝で第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)と対戦する。
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2024年05月17日 09:28
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は16日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)と第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)がともに勝利し、決勝で対戦することが決まった。
セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に並ぶ3度目の大会制覇を目指すシフィオンテクは、全米オープン(US Open Tennis Championships 2023)覇者で第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)に6-4、6-3で快勝。サバレンカも第13シードのダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)を7-5、6-2のストレートで下した。
シフィオンテクは26本のウイナーを放って4度のブレークに成功し、セレーナが11年前に成し遂げて以来となるマドリード・オープン(Mutua Madrid Open)とイタリア国際の連続優勝に王手をかけた。これでガウフ戦は11戦10勝で、クレーコートでの連勝も11に伸ばした。
2021年と22年にイタリア国際を制しているシフィオンテクは「数字や歴史のことは考えていない」「一日一日をプレーしている。その方が楽で、より自由にプレーすることができる」と話した。
シフィオンテクとサバレンカは今月のマドリード・オープン決勝でも対戦しており、イタリア国際で初の決勝に駒を進めたサバレンカは再戦に向けて「イガとの試合はいつも以上に気合が入る」とコメント。「私たちの試合はいつも接戦で高いレベルになる。(決勝が行われる)日曜日はお互いのベストのテニスを披露したい」と意気込んだ。
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2024年05月16日 10:57
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は15日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は6-2、6-4で第9シードのエレナ・オスタペンコ(Jelena Ostapenko、ラトビア)を一蹴し、準決勝に進出した。
2024年05月16日 10:04
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は15日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は6-4、6-3で第11シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)を下し、マスターズ1000(ATP Masters 1000)通算18度目の4強入りを果たした。
ズベレフは第1セット第3ゲームに転倒し、2年前の全仏オープン(French Open 2022)で重傷を負ったときのことを思い起こさせる心配な場面があったが、左手首や指を切りながらも試合を続行し、1時間半で勝利を収めた。
この日は「今季クレーでベストの選手の一人」だというフリッツに対して20本のウイナーを放ち、一度もブレークポイントを与えずにストレート勝ち。2022年の全仏オープン準決勝で転倒し、残りのシーズンを棒に振る足首の重傷を負った経験があるズベレフは、アクシデントを乗り越えての勝利は大きいと喜びつつ、転倒の影響については「まだ少し痛みがあるから、あすアドレナリンが落ち着いたら状態を確認する」と語った。
前日にダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)が敗退し、勝ち残っている中で最高ランクの選手となっているズベレフは、準決勝で第29シードのアレハンドロ・タビロ(Alejandro Tabilo、チリ)と対戦する。
今大会でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を破っているタビロは、張之臻(Zhang Zhizhen、ジャン・ジジェン、中国)に6-3、6-4で勝利し、26歳にして初のマスターズ準決勝進出を決めた。
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2024年05月15日 10:28
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は14日、女子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6‐1、6‐3で第18シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)を下し、4強入りを決めた。
通算3度目の大会制覇を狙うシフィオンテクは「今日はより良いプレーができたと感じているから、自分を誇りに思う。間違いなく(大会が行われている)ローマで最高の日だった」と振り返った。
準決勝では今大会で最も強敵となるココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)との対戦が決定。ガウフは第7シードの鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)に7‐6(7-4)、6‐1で勝利した。
今月末に開幕を控える全仏オープンテニス(French Open 2024)で連覇を狙うシフィオンテクは好調で、いまだに1セットも落としていない。また、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)を制して今季の3度目のWTA 1000大会を制覇した勢いのまま、今大会に臨んでいる。
マドリード・オープンに続いてイタリア国際を制することになれば、2013年のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)以来となる。
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2024年05月15日 09:37
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は14日、男子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)は第14シードのトミー・ポール(Tommy Paul、米国)に1‐6、4‐6で敗れ、早々に連覇の道を断たれた。
これまでツアー大会で連覇の経験がないメドベージェフはベストな状態からは程遠く、ポールに直接対決で初白星を献上した。
試合後にメドベージェフは「メンタル面でもっと良くならなければいけなかった。落ち着いて試合に集中し始めたのは終盤で、手遅れだった。正直言って残念。ここでもっと良い成績を残したかった」と述べた。
マスターズ1000(ATP Masters 1000)で初の8強入りを果たしたポールは、準々決勝で第7シードのホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)との対戦が決まっている。
今大会では実力者が棄権、あるいは早々に敗退していることもあり、メドベージェフには大きなチャンスが訪れていた。しかし、世界ランク2位のヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)と同3位のカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)が棄権する中で、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)や昨年準優勝のホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)、世界6位のアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)らとともに大会から姿を消すことになった。
この隙を突きたい世界5位のアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は、ノーシードのヌーノ・ボルジェス(Nuno Borges、ポルトガル)を6‐2、7‐5で下し、次戦は第11シードのテイラー・フリッツ(Taylor Fritz、米国)との対戦が決定。また、モンテカルロ・マスターズ(Monte-Carlo Rolex Masters 2024)王者のステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)も6‐1、6‐2でアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)を退け、第21シードのニコラス・ジャリー(Nicolas Jarry、チリ)との準々決勝に駒を進めている。
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2024年05月14日 11:20
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は13日、女子シングルス4回戦が行われ、大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は4-6、6-1、7-6(9-7)で第16シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)に勝利した。
2024年05月14日 10:34
テニスのイタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)で13日、気候変動の抑制を訴える環境保護団体ラスト・ジェネレーション(Last Generation)のメンバーがコートに侵入し、2試合が中断を余儀なくされた。
伊ローマのスタディオ・ニコラ・ピエトランジェリ(Stadio Nicola Pietrangeli)で行われた女子シングルス4回戦では、マディソン・キーズ(Madison Keys、米国)が6-2、3-1でソラナ・シルステア(Sorana Cirstea、ルーマニア)にリードしていた場面で、オレンジのベストを着た環境活動家が乱入してコートに液体や紙吹雪をまき散らし、警備員に連行された。
約30分でコートの清掃が終わった後、キーズは6-2、6-1で勝利を収め、世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)との準々決勝に駒を進めた。
キーズは試合後、報道陣に対して「正直なところ、彼らがフェンスを越えてきたのを見た途端に『タックルしてやるべきかな?』と思った」と冗談を飛ばしつつ、「残念ながら、こういうことが少し日常茶飯事になり始めていたので、あのときは多少試合が遅れることになるだろうと判断し、とにかくコートから出て立て直そうと思った」と振り返った。
一方、男子ダブルスの試合が行われていた隣接のコート12でも、メンバー2人が乱入して液体や紙吹雪をばらまくハプニングがあった。
大会の広報担当者によると、少なくともメンバー1人が連行を遅らせるためにスタンド席の地面に接着剤で足を固定しようとしたため、警察の到着を待つ間、観客は避難させられていたという。その後、男子ダブルスの試合は再開された。
ラスト・ジェネレーションの活動家は3月にも、ローマ・マラソン(Rome Marathon 2024)を一時妨害し、警察に逮捕された。同団体はイタリア政府に対し、「気候変動で被害に遭っている全ての人々」のために、200億ユーロ(約3兆3600億円)の賠償基金を設立するよう求めている。
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2024年05月14日 10:04
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は13日、男子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev)は7-6(7-5)、2-6、7-5でハマド・メジェドビッチ(Hamad Medjedovic、セルビア)との接戦を制し、連覇に向けて4回戦へ駒を進めた。
昨年のネクストジェネレーション・ATPファイナルズ(2023 Next Gen ATP Finals)を制したメジェドビッチとのビッグサーバー対決を制したメドベージェフは、次戦でトミー・ポール(Tommy Paul、米国)と8強入りを懸けて戦う。
前週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)を制した第4シードのアンドレイ・ルブレフ(Andrey Rublev)は、6-3、3-6、2-6でアレクサンドレ・ミュラー(Alexandre Muller、フランス)にまさかの敗戦を喫した。
第6シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)は6-2、7-6(7-1)でキャメロン・ノーリー(Cameron Norrie、英国)を下し、勝ち上がりを決めている。
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2024年05月14日 09:16
テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d'Italia 2024)は13日、女子シングルス4回戦が行われ、四大大会(グランドスラム)通算4勝を誇る大坂なおみ(Naomi Osaka)は、大会第7シードの鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)に2-6、4-6で敗れた。
第1子出産に伴うツアー離脱により現在世界ランキング173位に後退している大坂は、今季ここまでの最高成績となっているカタール・オープン(Qatar TotalEnergies Open 2024)に並ぶ8強入りには届かず、3年ぶりのイタリア国際を後にした。
しかしながら、9日の2回戦では第19シードのマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)を下し、これまで一度もタイトルを獲得したことがないクレーコートでトップ20の選手から初白星を挙げるなど、今大会では収穫も得られた。
大坂は試合後、「ローマでのパフォーマンスには満足している。好調なプレーは久しぶり。というかクレーではこれほど良いプレーは一度もなかったと思うので、満足している」とし、「ここに来たときよりも、かなり自信を増して帰れるのは間違いない」と報道陣にコメントした。
大坂をわずか1時間24分で退けた鄭は、準々決勝で第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)に挑む。
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