2024年05月01日 05:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」で、全日本女子プロレス式地獄の合宿がよみがえる。 同団体はスポーツエンターテインメント団体「アクトレスガールズ」を退団し、参戦を表明していた青野未来、皇希改め天麗皇希(あまれい・こうき)、澄川菜摘改め翔月なつみ、松井珠紗、後藤智香、CHIAKIの入団を発表。スターダムを退団したジュリア、林下詩美ら7選手と合わせ所属が13人となった。 想定以上の大所帯で旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)を迎えることになったロッシー小川代表は「プロレスファンはアクトレスガールズをあんまり見たことがないと思うから、どんな新しいスターが誕生するのかっていうのが一つの楽しみじゃないですか」と期待をかけた。 旗揚げまでに団体の士気も高める。「昭和を終わらせない」と豪語する小川氏は、全女時代の古き良き伝統を復活させることを決意。「旗揚げ戦の前に、昭和の主要団体がやっていた合宿をやりたいと思う。みんなの気持ちを一つにするために女子プロレス名物を復活させる」と明かした。 全女時代に広報を務めた小川氏は八丈島、新島、伊豆、サイパンなどで行われた合宿に同行。1週間の合宿で空手家の山崎照朝氏から指導を受けたクラッシュ・ギャルズ(長与千種&ライオネス飛鳥)が急成長を遂げる姿を目の当たりにした。 「合宿では選手同士を見比べられるわけだから、そこで鍛えられる選手は多かった。特にクラッシュ・ギャルズは他の選手が休んでる時でも2人だけ練習部屋に残ってひたすら練習していたのが印象的だった。下田美馬がよく股割りやって泣いてたな…」と振り返った。 候補地には九十九里浜や湘南を挙げる。「海岸で走ったり、跳んだり、肩車でランニングしたり…。何年たっても、その時代を象徴する写真に合宿の風景は入るじゃないですか。全女にしろ、アントニオ猪木にしろ、合宿の写真は後世に残る名物でもあるので」。新たなスターが誕生するのか注目だ。
2024年05月21日 22:25
WWEのジーニアス・オブ・ザ・スカイことイヨ・スカイがよもやの金星を献上した。
4月の祭典「レッスルマニア40」で、約8か月守り抜いてきたWWE女子王座から陥落。「WWEドラフト」で悪女ユニット「ダメージCTRL」としてスマックダウンからロウに移籍し、「クイーン・オブ・ザ・リング」女子トーナメントに臨んでいた。
20日(日本時間21日)のロウ(ノースカロライナ州グリーンズボロ)では、トーナメント準決勝でライラ・ヴァルキュリアと激突。ライラは女子世界王者ベッキー・リンチと同郷のアイルランド出身で、昨年10月にはそのベッキーを破り、NXT女子王座を奪取した。NXTから昇格したばかりの新星は、破竹の勢いでトーナメントを勝ち上がってきた。
イヨは鮮やかなブルーの高級車に乗って会場入り。英語字幕付き日本語動画で「私は私の道を邪魔するもの、全てを支配してきた。世界王者としてやったきたが今…王冠を手にする時が来た。ダメージCTRLはスマックダウンをもう支配した。私がロウの女王になれば…ロウの誰も私にひれ伏す。特にライラ・ヴァルキュリア。ライラ、アンタは今、パタパタ舞い上がってるが、太陽に近づきすぎて、私の上空にいるアンタをぶち落としてやる。私、ジーニアス・オブ・ザ・スカイ、そして…私はクイーン・オブ・ザ・リングになる」とド派手に宣言した。
注目の初激突では、ロープを使った攻撃でペースを握り、コーナーのライラにダブルニーをぶち込んだ。「どうした! オラッ!」と日本語で威嚇しながら、強烈な回転式の背骨折り。試合運びはやはり一枚も二枚もイヨが上手だ。ところが強烈なジャーマンで投げ飛ばされると、一気に反撃にあう。クロスボディーからブレーンバスターを浴びて、変型の釣鐘固めで締め上げられた。
イヨはクロスフェースロックで切り返して掌底アッパーを放つも、鼻から出血。これに「なめんな、オラッ!」と、スプリングボードドロップキックからダブルニーだ。ムーンサルトプレスは防がれたが、場外では鮮やかなムーンサルトアタックを決めてみせた。
ライラの猛攻に3カウントを許さないものの、再度のムーンサルトは不発。豪快なパワーボムで叩きつけて必殺のムーンサルトに3度目のトライしたが、これもかわされ、ライラに肩車の体勢で担ぎ上げられた。イヨは回転エビ固めの要領で丸め込むも、上から体重をかけられて押さえ込まれた。電光石火の切り返しに、まさかの3カウントを奪われてしまった。
格下に黒星を喫したイヨはぼうぜんの表情…。それでもインタビュアーからマイクを奪い「おめえとはまだ終わってねえからな!」と再戦アピール。金星献上の怒りは収まらなかった。
ライラはPLE「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」(25日=日本時間26日、サウジアラビア・ジッダ)の決勝で、ビアンカ・ベレアvsナイア・ジャックスの勝者と女王の座を争う。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。
2024年05月21日 22:01
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Aブロック公式戦(21日、姫路)で、初優勝を狙うエル・デスペラードが首位タイに浮上した。
公式戦6戦目のメインで、「ハウス・オブ・トーチャー」の金丸義信(47)と対戦。勝ち点2差で首位のブレイク・クリスチャンを追走するデスペラードにとって、負けられない一戦だ。
序盤は金丸の足攻撃を巧みにかわしたが、今度は左腕への集中砲火を浴びた。鉄柱に腕から激突させられ、サポーターを外された左腕を踏みつけられる。19日名古屋大会のクリスチャン戦でも狙われた左腕は、テーピングがグルグル巻きの状態だ。その後もアームバー、キーロックの非情攻撃が続き、デスペラードは左腕を押さえて悶絶。一時は動きが止まり、レフェリーのチャックが入る場面もあった。
何とか低空ドロップキックからのドラゴンスクリューを繰り出し、得意の脚攻めで突破口を開こうとするが、ペースを奪えない。ムーンサルト、アームロック、ディープインパクトであと一歩まで追い込まれた。
それでも15分過ぎ、一瞬の隙を見逃さなかった。金丸のウイスキーミストを口をふさいで阻止したデスペラードは、エルボーで迎撃。ピンチェ・ロコは切り返されたものの、スペインバスターから今度はしっかりピンチェ・ロコを決めて逆転の3カウントを奪った。
試合後はマイクを握り「やっぱりヤバイ。あの人はヤバイ、チクショー、勝てて良かった。やるたびにいろいろな手が増えてくるのはこっちも一緒だけどな、あの人とやれば俺はいつまでもレベルアップできるからな」と振り返った。
これで4勝2敗の勝ち点8。この日の結果を受けデスペラード、ティタン、クリスチャン、クラーク・コナーズの4人が首位に並ぶ混戦模様となった。残る公式戦は3つ。視界にとらえるのは、6月9日大阪城ホール大会メインで行われるBOSJ決勝戦の舞台だ。
「決勝戦っていうのは、さぞかしレベルが高いんだろうな。絶対にそこに行って、お前らが満足して金払えるような試合にしてやるからよ」と約束したデスペラードは、「さんざん待たせてんだ、俺が俺を。今年は取りに行くぜ!」ときっぱり。悲願達成に向け突き進む。
2024年05月21日 21:53
ノア21日の後楽園大会で、新日本の大岩陵平(25)がかつてのパートナー・清宮海斗に三くだり半を突きつけた。
昨年9月から国内武者修行としてノアに参戦して以降、大岩は清宮とタッグを組んできた。そこに暗雲が立ち込めたのは今月になって清宮が宿敵の拳王と共闘を決め、新ユニット「オール・レべリオン」を結成すると発表してからだ。自らの意思を置き去りに話を進める清宮に大岩は不快感を示し、オール・レベリオンの4人が初めてそろい踏みしたこの日のメインで相対した。
試合ではリング内外を問わず清宮と激しくやり合う。そして最後は大岩自ら、クリストバルをドクターボムで沈めて3カウントを奪った。するとその直後、清宮から手を差し出され「陵平。俺のえらんだ道を一緒に歩んでくれないか?」と握手を求められる。これに応じた大岩は続いて拳王とも握手をかわし「俺と海斗さんは終わらねえ!」と叫んだ。
だが拳王が「これが革命だ! 今日から大岩陵平も一緒にやっていく。オール・レべリオン。全てのパズルのピースはそろっ…」と話したところで後ろからラリアート。さらに清宮も惜別のドクターボムで叩きつけて「海斗さん、海斗さん、違うな。清宮海斗。俺はお前の都合で生きてんじゃねえんだよ!」と吐き捨てる。そして「こここから俺がお前をぶっ潰してやる!」と堂々の宣戦布告で歓声を浴びた。
その後、リングに上がってきたジェイク・リーからも握手を求められ無視した大岩は「スッキリしました。気持ちはリング上で言った通り。清宮海斗をぶっ潰していく!」と晴れやかな表情。若武者の次の行動に注目が集まりそうだ。
2024年05月21日 21:37
ノア21日の後楽園大会で、GHCヘビー級王者・清宮海斗(27)が拳王と立ち上げた新ユニット「オール・レべリオン」が本格始動した。
2024年05月21日 19:25
女子プロレス新団体「マリーゴールド」は21日、所属のジュリア(30)が右橈骨遠位端骨折(みぎとうこつえんいたんこっせつ)により欠場すると発表した。
20日に後楽園ホールで行われた旗揚げ戦のメインでジュリアは林下詩美と組み、元WWEのSareee&謎の大怪獣・ボジラと激突。試合中に右手首を負傷しながらも28分6秒の大熱戦を繰り広げ、最後はSareeeにリストクラッチ式裏投げで3カウントを献上した。翌日主治医の検査により、右橈骨遠位端骨折と診断された。
旗揚げ戦は1539人超満員札止め(主催者発表)の観衆を集め、大盛況で幕を閉じたが、一夜明け衝撃的な知らせにファンからは心配の声が上がっている。
団体はジュリアの今後について検査、治療に専念するため、当面の欠場を発表。出場予定だった木村花さんのメモリアルマッチ「テレマカシー♡」(23日、東京・後楽園ホール)の欠場も決定した。
2024年05月21日 17:00
頸髄完全損傷でリハビリ中の帝王・郄山善廣(57)の支援大会「TAKAYAMANIA EMPIRE 3」が、9月3日に東京・後楽園ホールで開催されることが決まった。郄山の公式ブログで21日に発表された。
これまで2度開催された支援大会だが、2019年8月26日に後楽園で行われた「EMPIRE 2」を最後に、コロナ禍の影響で開催が見送られていた。
郄山は17年5月4日のDDT大阪大会の試合中、回転エビ固めを仕掛けた際に頸髄を損傷。手術後も首から下が動かない状況が続き「頸髄完全損傷」と診断された。郄山の関係者は「飛躍的に良くなったというのはないですが日々、何一つ諦めていません。本人は『いつか自分でリングを下りる』という目標に向かっています」と現状を説明した。
また、郄山はマット界の情報をしっかり仕入れており、先日、盟友の鈴木みのる、DDTの高木三四郎と支援大会の打ち合わせをした際には「この選手、最近はどうなの?」と選手の動向を気にしていたという。
今大会の必要経費以外の収益はすべて、郄山の医療費に回される。同ブログにアップされたポスター画像には「帝王降臨」という意味深な文字が入っており、どんな大会になるのか注目だ。
2024年05月21日 15:04
2017年5月4日のDDT大阪・豊中大会でのリング上の事故で負った頸髄(けいずい)完全損傷の大ケガとの不屈の闘いを続けている高山善廣さんが21日、自身の公式ブログを更新。自身の冠イベント「TAKAYAMANIA EMPIRE 3」を9月3日、東京・後楽園ホールで開催することを発表した。
この日、ファンに向け、「TAKAYAMANIAの皆様 TAKAYAMANIA EMPIRE 3を9月3日 後楽園ホールで開催いたします!!」とつづった高山さん。
「2019年8月26日にEMPIRE 2を行なって以来、新型コロナウイルス感染症(COVID‐19)の感染防止などを踏まえて、開催を見送ってまいりましたが、各プロレス団体様、各関係者様のご協力、ご支援をいただき、5年ぶりにTAKAYAMANIA EMPIREを開催させていただきます!」と続けた。
17年5月4日に頸髄完全損傷と診断されて以来、現在も懸命のリハビリを続けている高山さん。
全盛時196センチ、125キロの巨体から繰り出すパワフルな攻撃を武器にUWFインターナショナルを皮切りに全日本プロレス、新日本プロレス、プロレスリング・ノアとメジャー団体を渡り歩き、IWGPヘビー、三冠ヘビー、GHCヘビーなど各団体の最高峰のベルトを総なめにし、「プロレス界の帝王」と呼ばれた男は現状について、「本当に1ミリずつながら前向きに進んでいる状況です。TAKAYAMANIA EMPIREにおける必要経費以外の収益はすべて高山の医療費に回させていただきます」と記した上で「TAKAYAMANIAの皆様にも、EMPIREに参加していただき、大いに楽しんでいただけるような大会にできるよう、スタッフ一同、邁進してまいりますので、皆様のご参加をお待ちしてます。行くぞーーーーー!NoーーーーーFearーーーーーーーーーー!! 高山善廣、TAKAYAMANIAスタッフ」と締めくくった。
この日の発表には、高山さんにとって盟友的存在の鈴木みのる、高木三四郎とのスリーショットも添えられ、参戦が濃厚に。高山さんとは数多くの電流爆破マッチで戦った大仁田厚の参戦も有力視されている。
「TAKAYAMANIA EMPIRE 3」は9月3日、後楽園ホールで午後6時半開演。Abema TVで生放送の予定となっている。
2024年05月21日 14:54
2017年5月4日の試合中に頸髄完全損傷の重傷を負い、現在もリハビリ中のプロレスラー・高山善廣(57)を支援するプロレスイベント「TAKAYAMA EMPIRE 3」が、9月3日に後楽園ホールで開催されることが21日、高山の公式ブログで発表された。
2024年05月21日 11:23
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者モンスター井上尚弥(31=大橋)に元IBF同級王者テレンス・ジョン・ドヘニー(37=アイルランド)が宣戦布告した。
共同プロモーターを務めるトップランク社のボブ・アラム氏が井上の次戦(9月、国内)相手としてドヘニーが最有力と発言し、注目されている中、専門メディア「IRISHBOXING」によると、ドヘニーは「(自身と井上は)この部門(Sバンタム級)に残っている、もっともエキサイティングなスタイルを持つ、もっともハードなパンチャーの2人だ。それは戦争になるだろう」と語ったという。
ドヘニーは井上が対戦したルイス・ネリ(29=メキシコ)に違反があった際の代役に指名されていた選手。対戦の可能性が浮上していることに「私は他の賃金泥棒たちとは違っておびえながら戦う姿は見られないだろう」と、強気な姿勢を示し「井上は強いファイターなので、私のベストを引き出してくれる」と対戦が決まったかのように語っていた。
ドヘニーは6日の東京ドーム決戦でブリル・バヨゴズ(22=フィリピン)にTKO勝ちするなど、過去日本で4戦4勝していることから「日本のファンのためにすべてをかけてやる。大和魂でいきます」としモンスターとの対戦を見据えていた。
2024年05月21日 06:00
禁断の扉は開かれたのか。7月に現役を引退する東京女子プロレス・角田奈穂のプロデュース興行(7月6日、東京・新木場1stRING)にスターダムのワンダー王者・安納サオリ(33)と妖精なつぽい(28)の参戦が20日に決まり、大きな反響を呼んでいる。
対戦カードは安納&なつぽい vs 角田&本間多恵で、4人は2015年にアクトレスガールズでデビューした同期。両団体とも米AEWとビジネスをしているため、今年に入りあいさつを兼ねて対面する機会があった。
水面下で両団体のパイプが生まれたことから、岡田太郎社長は「一人の選手が引退という大きな決断をする時に、業界としてしっかり盛り上げないといけない」という考えで、選手の派遣要請を快諾。さらに岡田社長個人が動き、プロレスラー時代は4人と同期だった声優・相羽あいなを特別リングアナウンサーとして派遣することになった。
気になるのは、今後の両団体の交流だ。岡田社長は「今回は角田さんが開いた扉に僕らが協力した」とし、「本当にやるなら、ちゃんとやらないといけないし、その時が来るのだろうかと。岡田個人としては来るのが楽しみだし、もちろん団体を持つ責任者としてブランドとか考えないといけないですが」と言葉を選びながら説明。世の中に求められ、機が熟せば本格交流に踏み切る用意はあるという。
一方、東京女子側も同様の考えだ。甲田哲也代表は「東京女子は交流しないことをブランディングとしてやっています。(交流戦を)やること自体が必ずしも業界のためになるかといえば、それは安直というか。今回を持ってすぐにやりますという話ではないですが…」と前置きしつつ「今回みたいに選手のためになる、業界のためになるとなった時に、そういう可能性が閉ざされているわけではないです」と含みを持たせた。
くしくも新団体「マリーゴールド」の旗揚げ日と重なった今回のサプライズ発表。今後の行方に注目だ。
2024年05月21日 06:00
目指すは「連盟脱退」だ! 全日本プロレスの陰湿ファイターこと青柳優馬(28)が、マット界のトレンドに逆行するまさかの野望を掲げた。試練の3番勝負に臨む自身のデビュー10周年大会(6月8日、長野・キッセイ文化ホール)を前に語った、業界への疑問と危機感とは――。
一昨年に「チャンピオン・カーニバル(CC)」を史上最年少で優勝すると、昨年7月には永田裕志を破り、悲願の3冠ヘビー級王座戴冠に成功。ここまで勢いに乗っていた優馬だが、11月に中嶋勝彦にベルトを奪われて失速を余儀なくされる。そこからの再浮上を期して臨んだ今年のCCでも、優勝決定戦に進めず「波風を立てず、寂しく終わってしまった。完全に、時代の波にのまれてしまいました。トホホ…」と肩を落とす、悔しい結果に終わった。
それでもあきらめない。出身地・松本に凱旋するデビュー10周年記念大会では宮原健斗、本田竜輝、大森北斗を相手に、1大会で3試合のシングル戦を敢行。今月29日の東京・後楽園ホール大会では、黒潮TOKYOジャパンと一騎打ちする。優馬は「(黒潮戦は)底辺争いではありますが、今の僕は下から一つずつクリアしていくしかないので。そして試練の3番勝負に臨み、3冠に返り咲きたいです」と意気込んだ。
そんな優馬が目指すのが「鎖国」だ。日本プロレスリング連盟が発足し、記念大会として「ALL TOGETHER」が開催されるなど団体の交流が進む時代。あえて「あそこまで乱発しちゃうと、団体で分ける意味がないって感じちゃうんですよね。業務提携でもしてるんですか?ってくらいですもんね」と疑問を呈する。
その上で「前みたいに何十年ぶりとかに集まった時に、お互いの団体が輝けるようにしたいんですよ。そのために今、僕たちは自分の団体力をつけていかないといけないと思う。もちろん僕だってこれからも他団体に出ることはあると思うんですけど、なるべく外との関係は断てるようにしていきたいんです」と危機感をあらわにする。
これを踏まえ、3冠王座に返り咲き、王道のトップに立った際の公約として「僕が全日本プロレスを鎖国させます。正しく閉鎖的なプロレス団体へ導きたい。そして全日本を支配して、プロレス連盟から脱退したい。これは青柳優馬の野望です」と陰湿かつ、ぶっそうなことをぶち上げた。ちょっと面白そうなので、そのまま突っ走ってほしい。
2024年05月21日 05:00
「プロレス・マリーゴールド」(20日、後楽園ホール)
女子プロレス新団体「マリーゴールド」旗揚げ戦が20日、後楽園ホールに超満員札止め1539人を集めて行われた。
2024年05月21日 05:00
「ボクシング・WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦」(7月7日、両国国技館)
ボクシングのWBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(35)=志成=が20日、ABEMAボクシングチャンネルの生配信で、7月7日に両国国技館で行われるIBF同級王者フェルナンド・マルティネス(32)=アルゼンチン=との統一戦について語った。
「本当に激しい試合にはなると思う。ある程度覚悟を決めないと勝てないと思うし、上回れないと思う。自分自身の魂で戦わないといけないと思っている」と見通しを示した。
2024年05月21日 05:00
「大相撲夏場所・9日目」(20日、両国国技館)
再出場した平幕高安が大関豊昇龍をすくい投げで破り、3勝目を挙げた。復帰戦でいきなり大関に快勝。元大関の地力を改めて示し、優勝争いのカギを握る存在になりそうな雰囲気が漂ってきた。大関琴桜は阿武咲を下して2敗を死守。1敗だった新小結大の里、平幕宝富士が敗れたため、トップタイに浮上した。優勝争いは2敗で御嶽海と湘南乃海を加えた5人が並び、混戦模様に拍車がかかった。
悠然と歓声を浴びる姿にたっぷりの貫禄が漂った。2日目以来7日ぶりの土俵でも、高安は強かった。「おかげさまでしっかり休んで良くなった。復帰戦に勝てたので、気持ちは前向きになりました」。また戦える手応えが表情ににじみ出た。
落ち着いていた。なかなか手をつかない豊昇龍にも「毎度のこと」と乱されず。もろ手突きからすぐに左を深く差すと、強引な投げを難なくしのいで、逆に力強くすくって転がした。過去8勝2敗と合口のいい大関に、また苦杯をなめさせた。
2日目に大の里に完勝して2連勝発進後、3日目の朝稽古で腰痛を発症した。無念の休場で悲願の初優勝はまたも霧散したが、勝ち越しを目指して戻ってきた。
いきなり結びの大関戦。ハードな取組編成を「ありがたい。こういうところで相撲をとれることが、お相撲さんの醍醐味(だいごみ)」と歓迎した。再出場3度、途中出場1度の“復帰戦”はこれで4戦全勝。「しょうもない相撲は見せられない。しっかり治して100%の相撲を見せられた方がいい。今日はそれができたかな」とうなずいた。
役力士の休場者が多く、今後も好成績の力士との対戦が予想される。「いいんじゃないですか。その方がやりがいがあるし、見ている方も面白い」と望むところ。10日目は琴桜が相手。「千秋楽までいい相撲をとりたい」という実力者が、賜杯レースの門番として立ちはだかる。
2024年05月21日 05:00
女子プロレス新団体「マリーゴールド」の旗揚げ戦(20日、東京・後楽園ホール)は1539人超満員札止め(主催者発表)の観衆を集め、大盛況で幕を閉じた。全6試合はいずれも白熱の攻防が繰り広げられ、メイン戦にはともにスターダムから移籍したジュリア(30)と林下詩美(25)のツートップが出陣。試合は敗れたものの、豪華競演にファンは酔いしれた。いよいよ本格始動した新団体はどこに向かうのか。試合後のジュリアを直撃した。
――旗揚げ戦を終えて
ジュリア 毎日旗揚げに向けた準備で目まぐるしく過ぎたんだけど、ふと落ち着いた時に、急に心臓がぎゅってなる日々が続いてた。会見からいろいろあったけど、結果こうやってたくさんの人が集まって、支えられて試合ができた。自分がファンだったころにチケットをギリギリで買えて、バルコニーの後ろで背伸びして見てた時の状態を自分たちでつくりあげることができるなんて思ってなかった。今日は本当に大成功!
――バックステージでは涙を流していた
ジュリア 入場式から涙が出てた。選手一人ひとりが入場する時に聞こえるお客さんの歓声や熱気っていうのが裏にも伝わってきて、みんなでドキドキしてたんだ。あの高橋奈七永ですら「キャー」って言ってた(笑い)。団体の旗揚げを経験できるなんて人生であるかないかの貴重なこと。今日この日を迎えられたことに胸がぎゅーってなって涙が出たよ。
――Sareeeとも約5年ぶりに再会
ジュリア 負けた…。それどころか「全部持っていったのボジラ」って言われてめっちゃくちゃ悔しかった。感極まってた気持ちが吹っ飛ぶくらい。でも同時にうれしくもあってさ。それは求めていた戦いに再び出合うことができたから。まだまだSareeeとは戦いたいし、他の選手たちにもSareeeとの戦いを感じてほしい。
――7月13日には東京・両国国技館に進出する
ジュリア 本当にびっくり。個人的には思い入れのある会場。またその両国に一つ歴史をしっかり刻み込むために、そこまで必死に真剣に歩んでいきたい。ここからが私の力の見せどころだね。「まだ早かったね」にしてはいけない。「両国でやって満足」っていう問題ではないので、選手一人ひとりが両国でやることの重みを真剣に受け止めて、お客さんに「いいもん見たね、大成功だった」と言わせないと。もうやるっきゃない!
――両国でSareeeとの一騎打ちが決定
ジュリア 絶対にやり返さなきゃいけない。Sareeeは「プロレスは戦いだから」って言ってたし、私も同じことも思ってやってきたから。やっぱり一番大事なのはリング上だと思うから、マリーゴールドのみんなで見せていきたい。
――今後の課題は
ジュリア ここから始まるマリーゴールドの歴史、ストーリーで女子プロ界に旋風を起こさないといけない。1大会ずつ成功したらまた次、上を目指そうって絶対にステップアップを諦めちゃいけないし満足しないでほしい。そこがまだまだ足りないところだから、みんなその気持ちを持ってほしい。レスラーとして対戦相手とも世間とも戦っていく覚悟を持ってやらなきゃ。私は「うちらがやらなきゃいけないんだ」ってことをマリーゴールドのみんなに伝えていかないとね。