2024年04月30日 14:13
五輪切符の懸かった準決勝は、今大会最高のチームパフォーマンスを見せる試合となった。 「負ければ予選敗退」という背水の陣で臨んだ準々決勝・カタール戦は、選手たちが口を揃えて「これまで感じたことのないプレッシャー」と形容する重圧の中、判断も鈍り、決断も翳り、精度も落ちる中で自分自身に打ち克ったような苦しい試合だった。 一転して準決勝・イラク戦は、その強烈なプレッシャーの反動も出る形で溌剌とプレー。イラクは日本の右サイドを厳重に警戒してきたが、それをあざ笑うように左から切り崩し、中央をぶち抜き、2つのゴールを前半の内に流し込んでの快勝となった。 「この試合、みんなの共通認識として『負けても次がある』という考え方は止めようという話はしていましたけど、でもやっぱり、『負けたら何も残らない』というカタール戦のほうがプレッシャーは感じていました」(MF藤田譲瑠チマ) イラクが守備的な布陣を敷いてきたことも、逆に日本にとってはやりやすくなった面もあった。試合前から5バックのチームに対する「慣れ」を語ってくれていたのはMF松木玖生だが、これだけ5バック相手の試合が続けば、自然と選手たちの“攻略法”に関する共通理解も育つもの。「(サイドで)餌をまいて真ん中を行く」という大岩監督の狙いを体現する形でのゴールが生まれたのは必然だった。 2-0の快勝での決勝進出、そして五輪切符獲得となったが、大会がこれで終わったわけではない。試合後のロッカールームで大岩監督は「おめでとう」と選手たちを労ったあと、すぐにこんなことを続けたと言う。 「ウズベキスタンには2年前に敗れた借りもある。それを返しに行こう」 今大会で決勝進出を果たしているウズベキスタンとは、2年前のAFC U23アジアカップ準決勝でも対戦済み。このとき、日本は大会の年齢制限より2歳若いU-21代表チームで参加していたのだが、ウズベキスタンも同じ条件でチームを組んでいた。つまりパリ五輪世代同士での真っ向勝負となり、0-2で敗れたことになる。 内容もボール支配率こそ日本が上回ったが、シュート数20対6と圧倒され、デュエル勝率も特に空中戦では75対25という大差になった。大岩ジャパンが立ち上がってから最も悪い記憶の残る試合だったと言っても過言ではない。指揮官が「借りを返す」と言いたくなるのも当然だろう。 藤田は五輪切符を「自分たちの最低目標」とした上で、「まだもう一つ目標はある」とアジア王者獲得へ、もう一度照準を合わせ直すことを誓う。また五輪切符獲得後最初の試合は、パリへ向けての最初の一歩とも言える。五輪はたった18名の枠しかなく、今大会に不参加だった欧州組も多数いて、しかもオーバーエイジ選手の起用も予想される現実もある。 チームとして五輪への切符はつかんだとはいえ、個人としての五輪行きを保証されている選手が一人もいないのも、また現実だ。もちろん、五輪で結果を出すために、チームとしてより積み上げていく必要もある。5月3日、23歳以下のアジア王者を決する戦いは、パリへの戦いの始まりでもあると言えるだろう。 取材・文=川端暁彦 AFC U23アジアカップ2024 試合日程 決勝 vsU-23ウズベキスタン代表 5月3日(金) 24時30分キックオフ DAZN、NHK総合で生中継
2024年05月21日 09:57
成す術がなかった。
5月19日に行なわれたJ1第15節の町田戦。東京Vが0−5という大差で完膚なきまでに打ちのめされた一戦は、チームだけではなく、MF山田楓喜にとっても現実を突きつけられる場となった。
先のU-23アジアカップから戻ってきてしばらくは、“代表のサッカー”から“ヴェルディのサッカー”に頭を切り替える作業に腐心していたが、「全くサッカーが違うので、もちろん難しいけど、今日は特にそんなに感じていなかった」(山田)。
だからこそ、もっとできるという自信を持ってピッチに入ったが――。
4−4−2の右サイドハーフで先発した背番号18は、立ち上がりから相手の守備に苦戦。ハイプレスにてこずり、前にボールが入ってくる機会が限られたなか、局面の勝負でほとんど競り負けた。球際で勝てず、ボールを受けても潰されるシーン。得意の左足も封じられ、ミドルシュートやクロスはほとんどなかった。
「ゴールエリア付近で自分がもっと持てれば、チャンスになったんかな...」
京都弁混じりの言葉には力がなく、前半45分の出場に留まった自分の不甲斐なさを、試合後はこれでもかと噛み締めた。
自分の形を持っており、ツボにハマった時の破壊力は凄まじい。代表でもクラブでも、その力は誰もが認めるところだ。その一方で、相手に対策されると、存在感が一気に希薄になる試合も珍しくない。ある意味、浮き沈みが激しいタイプとも言える。
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課題は山田も認識済み。封じられた際の対処法を講じなければならないと感じている。
「もっと自分主導でやっていいのかもしれない」
その真意はこうだ。
「動き回るのは味方が混乱してしまうからあれかもしれないけど、もうちょっと自分がボールを引き出したり、もっと要求していいような気がしている」
積極的にボールを受けて、リズムを作ってもいいかもしれない。だが、それだけでは局面の打開が難しいのも事実。町田戦のように対策されれば、簡単に相手のブロックは割れない。そこで山田がさらに挙げたポイントは“縦”への意識だ。
「町田戦は1本縦に行くシーンがあった。ちょっと縦を見せられたとは思うけど、もう少しボールを持った時に『いつでも前に行くよ』という姿勢をもっと見せないといけない。1本縦を見せたことで、中に行けるシーンもあったと思うので、そういうところは見逃さずに仕掛けていかないと上にいけない」
これまで以上に縦突破ができるようになれば、相手は警戒して外を切ってくる。そうすれば、今度は中で勝負しやすい環境が整う。そもそも、縦突破の成功体験はある。第7節の柏戦(1−1)で挙げたゴールは、縦をぶち抜き、利き足ではない右足でニアサイドを撃ち抜いている。
トライ&エラーを繰り返しながら、突破力に磨きをかけていく。その繰り返しが自信につながり、パリ五輪行きにも近づく。新たな自分に出会うべく、縦突破という“プラスワン”を求めて山田は戦い続ける。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年05月21日 09:32
サッカーイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)は20日、退任するユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の後任に、オランダ・エールディビジのフェイエノールト(Feyenoord)を率いるアルネ・スロット(Arne Slot)氏が就任すると発表した。
クラブによると、45歳のオランダ人指揮官は労働許可証の取得を条件として、6月1日からチームの指揮を執る。正式発表はされていないものの、英スカイ・スポーツは契約期間を3年だと報じている。公然の秘密となっていたスロット氏との契約に向け、リバプールは最大940万ポンド(約18億6000万円)の補償金で合意したと伝えられている。
今年1月に今季限りでの退任を表明していたクロップ監督は、19日に行われたウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)との最終戦に2-0で勝利し、有終の美を飾った。
スロット監督はAZアルクマール(AZ Alkmaar)を経て2021年からフェイエノールトの指揮官に就任し、1年目にチームをヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League 2021-22)準優勝に導くと、昨季はリーグ優勝を果たした。
チームは今季も好調で、リーグ戦では2位に入り、オランダ杯(Dutch Cup 2023-24)では優勝を果たしている。
スロット氏はフェイエノールトの公式ホームページで「これほど多くの素晴らしい瞬間を経験して、多くの素晴らしい人たちとともに成功を収めてきたクラブで、自分の扉を閉めるのは確かに簡単な決断ではない。しかし、スポーツマンとして、プレミアリーグで、世界最大のクラブの一つで、監督になれる機会を無視するのは難しい」と述べている。
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2024年05月21日 09:25
現地時間5月19日に開催されたポルトガル2部の最終節で、57歳の三浦知良が所属するオリベイレンセはホームでレイショエスと対戦。1−3で敗れた。
この試合にカズは59分から途中出場し、今シーズン最長となる31分間プレー。ポルトガルメディア『zerozero』は、「オリベイレンセの監督は最後の30分で伝説のカズを投入した(これまでの出場はわずか7分)」と伝えている。
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また、クラブの公式Xでは、試合後のインタビューが公開されており、カズは「もう、ゴールをするということだけ。最初こぼれてきたボールは、自分が打てたらよかったんですけど、そこは悔しいですね」と反省。「チームとしても個人としても非常に苦しかったかなと思います」と、今シーズンを振り返っている。
「チームは、最初の出足は良かったんですけど、途中からまったく勝てなくなって。自分自身もそのなかでなかなか、想像していたような結果を得られなかったので、非常に厳しいシーズンだったと思います」
なお、今季のカズはリーグ戦5試合、カップ戦1試合の計6試合に出場している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月21日 09:09
プレミアリーグのリヴァプールは20日、来シーズンからアルネ・スロット氏がクラブの新指揮官に就任することを発表した。
2024年05月21日 09:00
佳境を迎えている欧州サッカーシーン。
UEFAヨーロッパリーグ決勝はアタランタとレヴァークーゼン、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)決勝はフィオレンティーナとオリンピアコスが対戦する。
セリエAの2チームが欧州コンペティションで2冠を成し遂げる可能性がある。もし、そうなった場合、セリエAで9位のチームまで来季の欧州コンペティションに出場できることになるようだ。
UEFAのジョルジョ・マルケッティ氏が、『Sky』でこう述べたという。
「もし、アタランタがELで優勝した場合、6チームがCL出場権を得る。フィオレンティーナがECLで優勝して、セリエAで8位になった場合、9位のチームがECL出場権を得る」
今季のセリエAで1位〜5位になったチームは来季のCLに出場。また、ELで優勝したチームにも来季のCL出場権が与えられる。現在5位のアタランタがELで優勝した場合、6位のチームがCL出場権を得られるようだ。
また、フィオレンティーナは現在8位だが、ECLに優勝した場合は来季のEL出場権が得られる。そうなった場合にはセリエAの9位チームに来季のECL出場権が回ってくるようだ。
エンブレムの新デザインが「かなり嫌われた」8つのチーム
セリエAは20チーム編成だが、ほぼ半数のチームが欧州コンペティションに参加するかもしれない。
2024年05月21日 07:55
浅野拓磨が所属するボーフムはブンデスリーガで16位となり、昇降格プレーオフに回ることになった。
そうしたなか、クラブはGKマヌエル・リーマンがプレーオフ2試合に参加しないと発表。出場停止や懲罰ではなく、「相容れない意見の相違があるため」と説明している。
35歳のリーマンは2015年からボーフムでプレーしてきたベテランで、今季は出場停止の1試合を除いて34試合に出場した。
ただ、問題行動の多い選手でもある。2022年にボーフムが最下位と低迷していた際、練習中に「奇形児たちが」などとチームメイトに暴言を吐き、謝罪する事態になった。
『Bild』は、「リーマンほどピッチ上で不満を口にする選手はいない」、『WAZ』でも、「ブレーメンに1-4で敗れた最終戦でチームメイトに不満げだった。同僚と口論になることもあり、今季初めての事態ではなかった」と伝えている。最終戦でも味方に罵声を浴びせていたようだ。
「凄い選手がいたのに降格の悲劇を味わった10のチーム」
なお、浅野のボーフムとプレーオフで対戦するのは、田中碧と内野貴史が所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフだ。
2024年05月21日 07:47
トッテナムは現地5月19日に開催されたプレミアリーグの最終節で、シェフィールド・ユナイテッドと敵地で対戦。3−0で快勝を収めた。
そして、その翌日、アンジェ・ポステコグルー監督の母国であるオーストラリアへのツアーに早くも出発している。
このスケジュールに苦言を呈したのが、韓国メディア『Xpors News』だ。韓国代表は6月にワールドカップニ次予選が控えているため、トッテナムで主将を務める同国の大黒柱、ソン・フンミンのコンディションを懸念しているのだ。
「ソン・フンミンの殺人スケジュール。やりすぎだ。シーズン終了→オーストラリア→Aマッチの強行日程」と題した記事でこう主張している。
「ソン・フンミンがシーズン終了後も『殺人日程』を消化しなければならない。はオーストラリア・メルボルンに移り、ニューカッスルと親善試合を行なった後、6月のAマッチスケジュールに合わせて韓国代表に合流、W杯アジア二次予選に出る予定だ」
【動画】アーセナルファンが激怒したソン・フンミンの決定機逸
同メディアは、「ほぼフルタイム出場したソン・フンミンは試合が終わり、休むことなくすぐに飛行機に乗らなければならなかった」とし、こう続けている。
「プレシーズンに開かれる親善試合の場合、各クラブがシーズンの準備をしながら構想している戦術をテストしたり、新たに加入した選手たちが既存の選手たちと呼吸を合わせることに重点を置いたりもする。しかし、シーズンが終わった直後に行われる今回の親善試合は、ただ収益を創出するためだけに開かれるのだ」
記事は「選手たちの立場では『殺人スケジュール』と変わらない。トッテナムとニューカッスルの選手はリーグ最終戦が終わり、3日後に再び試合をしなければならない。もちろん主力級がすべて出場するという保証はないが、スター性のある選手たちの出場は避けられないのが事実だ」と指摘。こう嘆いている。
「残念ながら、ソン・フンミンはすでにシーズン中に所属チームと代表チームを行き来し、疲れ果てた状態だ。所属チームのトッテナムでは主軸であるため試合を外れることができず、シーズン中にはアジアカップに行って体力が落ちた」
『Xpors News』は「シーズンが終わってしばらく休憩を取った後、代表チームに合流しても足りないのに、オーストラリアで開かれる親善試合まで消化しなければならない。殺人スケジュールというほかない」と苦言を呈した。
韓国代表は6日にアウェーでシンガポールと、11日にホームで中国と対戦する。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月21日 07:20
今季限りでPSGを退団することを発表したフランス代表FWキリアン・エムバペ。
2024年05月21日 07:14
評価を一変させている。
鎌田大地が所属するラツィオは現地5月19日に開催されたセリエAの第37節で、すでにスクデット獲得を決めているインテルと敵地サンシーロで対戦。1−1で引き分けた。
3−4−2−1の2シャドーの一角で先発した鎌田はスコアレスで迎えた33分、ボックス手前でボールを受けると左足を一閃。強烈なミドルシュートをネットに突き刺し、圧巻の先制ゴールを奪ってみせた。
イタリアメディア『TAG24』によれば、約8か月半ぶりのゴラッソにラツィオサポーターから、こんな謝罪の声が上がったという。
【動画】鎌田がインテル戦で決めた衝撃の左足ミドル弾!
「ダイチ、批判してごめん」
「指摘する点が多すぎるので、私たちは君の待つしかなかった」
「ついに本領を発揮したね、怒鳴って申し訳ない」
また、「更新にサインして、楽しもう」「ここに留まらなければ。中盤は君のものだ」「私たちの侍。ここに居てくれ」と、残留を望むファンも少なくないようだ。
選手側が更新できるオプションの有効期限は5月末までとされている。残留か退団か。まもなく決断が下される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月21日 07:05
リヴァプールを今季限りで去ることになったユルゲン・クロップ監督。
サポーターからも愛された指揮官との別れにフィルヒル・ファンダイクやトレント・アレクサンダー=アーノルドは思わず感極まっていた。
そうしたなか、『A Bola』は、リヴァプールFWダルウィン・ヌニェスがクロップとの別れ際に拍手をしなかったことで批判されていると伝えた。
アンフィールドでの最終戦では、選手やスタッフが花道を作って指揮官に拍手を送っていた。だが、ヌニェスだけ拍手をしていなかったと炎上している。 Footage has emerged of Darwin Nunez failing to clap Klopp in his guard of honour. He was also seemingly the only player not to clap for Klopp in his final team meeting yesterday.
That’s really not a good look. pic.twitter.com/VfqkBnnDZP
— Anfield Edition (@AnfieldEdition) May 20, 2024
ヌニェスはInstagramからリヴァプール関連の投稿を全て削除したことも話題になっていた。
また、クロップ監督がロッカールームで最後のスピーチをした際の映像でも、ヌニェスは心ここにあらずといった様子で、ここでも拍手をしなかったように見える。
今季全コンペティションで18ゴールを決めたヌニェスだが、終盤は控えになることが多かった。
チームメイトなのにメッチャメッチャ仲が悪かった7組のスター
ただ、アルネ・スロット新監督は彼を構想に含めているとも伝えられている。
2024年05月21日 07:01
昨夏にシュツットガルトからリバプールに加入した遠藤航は、激動のプレミアリーグ1年目を終えた。
シーズン序盤はイングランドの水に慣れるまで時間を要したものの、昨年12月あたりからはアンカーのポジションを確保。入団当初の期待を上回る活躍を見せてきた。
ただ、疲労もあり、終盤のパフォーマンスがやや低下すると、厳しい声も出始めた。
退任したユルゲン・クロップ監督の後任として、フェイエノールトを率いていたアルネ・スロットの招聘が決定したなか、現地サイト『FOOTBALL FANCAST』は、アンカーのレギュラー交代の可能性を主張した。
同メディアは、まずクロップ監督が見出したイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドに言及。「スロットは同じように、レッズのステファン・バイチェティッチに彼自身の天才を見つけることができるだろう」と綴った。
【動画】三笘夫妻とデ・ゼルビ監督の惜別抱擁シーン
そして、日本代表キャプテンについて、「31歳のエンドウは、昨夏に1600万ポンドでアンフィールドに電撃移籍を果たした後、中盤の基点で目覚ましい仕事をしてきた。だが、あるアナリストはクロップ監督のシステムから離れると『苦戦するだろう』と予想しており、スロット監督はバイチェティッチを6番としてフィーチャーすることで、自分のサッカーブランドが成長するのに気づくかもしれない」と続けている。
記事は「日本代表は今シーズン、プレミアリーグで28試合に出場し、そのうち19試合に先発。パスの88%を成功させ、フィールドの中心で勤勉で献身的な存在感を示している一方で、1試合平均タックル数はわずか1.6回で、彼が争ったデュエルで勝利したのは45%だけだ」と指摘。こう見解を示している。
「これは、バイチェティッチが大いに誇る2つの点である機動力と運動能力におけるエンドウの弱点を物語っている。この10代のタレントは、エリートとしての落ち着きにも恵まれており、混沌とした状況でも冷静さを保ち、同時にたくましいバイタリティも養われ、広大なグラウンドをカバーし、ピッチ全体で守備を完遂した」
今シーズンが怪我もあり、プレミアリーグでたった1試合しか出場していない19歳が遠藤を追いやるという見立てはやや意外だが、いずれにしても期待は小さくないようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月21日 06:45
ユルゲン・クロップ監督が退任したリヴァプール。
2024年05月21日 06:36
最終節まで持ち込まれたプレミアリーグのタイトル争いは、5月19日のウェストハム戦に3−1で勝利したマンチェスター・シティの優勝で幕を閉じた。2位のアーセナルに2ポイント差をつけて4連覇を達成している。
そんななか、ウェストハム戦で勝負を決める3点目を挙げたロドリが、ライバルのアーセナルをチクリと刺した。
英衛星放送『SKY SPORTS』によれば、チームについて「どのようにしたらこのような継続的な成功を収められるのか」と質問を受けたスペイン代表MFは、自分の頭を指差しながら、「正直に言って、それはここにあると思う」と語っている。
「メンタルだ。アーセナルも(リーグ優勝に)値するし、信じられないようなシーズンを過ごしたが、(再び頭を指差して)違いはここにあったと思う」
【動画】冨安の鮮やかな同点ゴール! 2人の股を抜く正確なダイレクトシュート
27歳の守備的MFは「エティハド彼らがここエティハドに来て、僕たちと対戦したとき、彼らを見てこう言った。『ああ、彼らは僕たちに勝とうと思っていない、ただ引き分けを望んでいるだけだ』とね。そんなメンタリティと、僕たちが同じやり方をしようとは思わない」と続けた。
「そして僕たちは彼らを捕まえた。最後に1ポイントを与えてくれれば、たとえ非常に厳しい試合であっても、僕たちは最後の7、8試合に勝つだろう。だから、結局はメンタルの問題だと思う」
第30節の直接対決で、アーセナルは守備的な戦いをして、スコアレスドローに持ち込んだ。ただ、その姿勢が最終的な明暗を分けたとロドリは考えているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月21日 06:26
昨夏、ラツィオと1年契約を結んだ鎌田大地。期限が5月末に迫る契約延長オプションを行使するかが注目されている。
『la Repubblica』によれば、鎌田はラツィオに残留する可能性があるものの、あえて延長条項を失効させるかもしれないとか。
その理由は、300万ユーロ(5億円)に設定されている給与額を撤回させるためだそう。
延長オプションは行使せずに、年俸350万ユーロ(5.9億円)+ボーナスの総額400万ユーロ(6.7億円)ほどで契約し直す可能性があるとのこと。
大谷翔平は世界1位じゃない!1年あたりの世界最高給アスリート王
イタリアでは財政上の優遇措置がなくなり、海外選手の給与コストがほぼ倍増するそうで、クラブとしては年俸を抑えたいようだが…。
2024年05月21日 06:04
現地5月19日に開催されたプレミアリーグの最終節で、5位のトッテナムは最下位のシェフィールド・ユナイテッドと敵地で対戦。3−0で快勝を飾っている。 この一戦で物議を醸してしているのが、76分のシーンだ。トッテナムのCKの際、シェフィールド・UのFWアンドレ・ブルックスに衝突されたスパーズの主将ソン・フンミンが倒れる。韓国代表FWが痛がるなか、ブルックスにレッドカードが出されたが、オンフィールドレビューの末に取り消された。 これに敏感に反応したのが、韓国メディアの『SPOTV NEWS』だ。「衝撃、ソン・フンミンが試合中に暴行を受けた。相手からの突然の“膝蹴り”。だが、レッドカードは取り消し」と報じている。「シェフィールドのブルックスはどこからともなく膝蹴りを試み、ソン・フンミンに直撃した。膝が飛ぶ直前、ソン・フンミンと特別な口論や神経戦はなかった。ソン・フンミンはただプレーに集中していた」【動画】ソン・フンミンへの膝蹴り→レッド取り消し
同メディアは、「その直後、アンディ・メドレー主審はブルックスに対し一発レッドを出した。理由はブルックスの暴力行為だった。しかし、主審は突然オンフィールドレビューを実施。チェックを終えた後、ブルックスのレッドカードは取り消された。レッドカードどころかイエローカードもなかった」と報道。「サッカーファンは当惑の反応を示している」と続けている。 イエローカードすら出なかったのは、納得がいかないようだ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部