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2024年04月30日 06:04
パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップ。 ウズベキスタンはインドネシアとの準決勝に2-0で勝利して、同国史上初となるオリンピック出場を確定させた。『AFC』によれば、キャプテンであるアブドゥラウフ・ブリエフはこう話していたそう。 「(五輪出場権獲得は)キャリアで大きな瞬間だけど、何も言えない。なぜなら、とても感情的な試合だったし、まだ準備しなければいけない試合がひとつあるからね。 僕らは今夜の勝利をファンや国民に捧げる。最初の目標は達成できたけれど、まだ決勝戦の準備が残っている。インドネシアはとてもいいプレーをしたけれど、僕らが試合に勝った。次の決勝に向けて準備する」 パリ五輪に出られないことが決定している最強の5人 なお、今大会のウズベキスタンは5戦全勝で決勝に進出。14得点0失点と強さを見せつけている。 対マレーシア 〇2-0 対クウェート 〇5-0 対ベトナム 〇3-0 対サウジアラビア 〇2-0 対インドネシア 〇2-0 AFCによれば、1大会での14得点は、日本代表が2016年大会で記録した最多レコードに並ぶものだそう。日本にとっては記録という意味でも決勝は重要な一戦になりそうだ。 AFC U23アジアカップ カタール2024 決勝 ウズベキスタン vs 日本 日時:5月4日(土)0時30分キックオフ 配信:DAZNにてライブ配信
2024年05月22日 00:34
レアル・マドリードに所属するドイツ代表MFトニ・クロースが21日、EURO2024をもって現役を引退することを電撃発表した。この決断を受けて、クロースは自身の公式Instggram(@toni.kr8s)を更新。スパイクを脱ぐ決断を下したことを受けての率直な心境と、レアル・マドリードへの感謝、そして“最後の野望”について語った。
現在34歳のクロースはバイエルンで主力として活躍し、3度のブンデスリーガ優勝や2012−13シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)制覇などを経験。ドイツ代表としても主力として活躍し、FIFAワールドカップブラジル2014で優勝を成し遂げた後、2014年夏にレアル・マドリードの一員となった。
加入直後から、正確無比な右足や卓越した戦術眼などを武器に、主力として絶大な存在感を放ったクロースは、インテリオールだけでなくピボーテとしても活躍。34歳となった今季もそのパフォーマンスに衰えは見られず、ここまで公式戦46試合のピッチに立って1ゴール9アシストを記録。2シーズンぶり通算36度目のラ・リーガ制覇に大きく貢献しただけでなく、CLでも2年ぶりの決勝進出に貢献している。
クロースはレアル・マドリードで、公式戦通算463試合出場28ゴール98アシストを記録。在籍した10年間で獲得したタイトル数は「22」にのぼり、2015−16シーズンから始まったCL3連覇を含む4度の欧州制覇、4度のラ・リーガ優勝、5度のFIFAクラブワールドカップ優勝などに大きく貢献した。
今回、現役引退を発表したクロースは、自身の公式Instggramを通して、レアル・マドリードに加入してからの日々を振り返った。成功に満ちた10シーズンを回想し、次のように率直な心境を言葉にしている。
「2014年7月17日、レアル・マドリードの入団会見を実施したこの日は、僕の人生を変えてくれた1日だ。サッカー選手としての人生だけでなく、何よりも僕個人としての人生をね。世界最高のクラブでの新しい人生の始まりだった。そして今日、この人生が終焉を迎えることを伝えた。10年後のシーズン終了とともに、夢のような人生の幕を下ろす」
「この成功に満ちたエキサイティングな10年間を、僕は決して忘れることはないだろう。特にフロレンティーノ・ペレス会長、クラブ、そして常にオープンな気持ちを持って僕を迎え入れ、信頼してくれたすべての人々に感謝したい。そして何よりも、親愛なるマドリディスタの皆さんへ。このクラブの一員となった初日から、最後まで愛情とサポートを本当にありがとう」
「同時に、この決断は、僕の現役サッカー選手としてのキャリアが、今夏のEURO2024をもって終了することを意味する。常々口にしてきたように、レアル・マドリードは僕にとって最後のクラブであり、これからもそう在り続けるだろう」
また、クロースは「今日、自分の頭と心の中で、この決断にふさわしいタイミングを見つけられたことを嬉しく思うし、誇りに思う」と綴ると、かねてより公言していたように、このタイミングでの引退となった理由を「僕の野望は常に、自分が思うトップレベルでキャリアを終えることだった」と説明。“キャリアハイ”と呼べるような姿で、人々の記憶に鮮明に刻まれたなかでの引退を考えていたことを、改めて明かした。
そして最後には、クロースにとってレアル・マドリードでの“最後のタイトル”となるかもしれない、CL決勝への思いを言葉にした。
「この瞬間から、僕の頭の中にはただ1つの大きな思いがある。この思いから僕を遠ざけるものは何もない。15度目の欧州制覇だ。アラ・マドリー・イ・ナダ・マス(行け!マドリー。それ以外は何もいらない)」
クロースがドイツ代表に合流する前、レアル・マドリードでの最後の試合となるCL決勝のドルトムント戦は、日本時間で6月1日の28:00(2日の4:00)にキックオフを迎える。
【動画】クロースとレアル・マドリードの10年間
💜 #GraciasKroos 💜 pic.twitter.com/JzEy9jK7W7— Real Madrid C.F. (@realmadrid) May 21, 2024
2024年05月22日 00:10
今季のドイツ・ブンデスリーガはサプライズの目立つシーズンだった。1番はレヴァークーゼンの無敗優勝だが、2位にシュツットガルトが入ったことも見逃せない。
昨季のシュツットガルトは16位でシーズンを終え、その後の昇降プレイオフを何とか制して残留を決めていたクラブだ。そんなギリギリの1部残留劇から、一気に2位まで順位を上げてきたのだから驚きだ。
クラブOBで元ドイツ代表のユルゲン・クリンスマン氏もこれを喜んでいる。レヴァークーゼンに続くおとぎ話と表現していて、サプライズ度ではレヴァークーゼンを上回るものがあったかもしれない。
「レヴァークーゼンがやったことは大きなことだよ。だけど、シュツットガルトが今季やったことも例外的であり、ドイツのすべてのサッカーファンにとって大きな驚きだった。なぜなら前年に降格寸前のチームだったのだから。今季シュトゥットガルトがトップ6や8に近づくとは誰も予想していなかっただろう。彼らがセバスティアン・ヘーネスとともにやったことは並外れたものだった。彼らは一年を通じて非常に積極的で、攻撃的なサッカーを見せたね」(『sky Sport』より)。
昨季の勝ち点33から、今季は73点へ40ポイントも増えていて、FWセール・ギラシ、デニス・ウンダブの2トップを軸にテクニシャンのMFクリス・ヒューリッヒ、技巧派レフトバックのマクシミリアン・ミッテルシュテットなど、シュツットガルトのフットボールはサッカーファンを魅了した。チャンピオンズリーグも絡んでくる来季にこれを継続するのは簡単ではないが、シュツットガルトのおとぎ話に続きはあるか。
2024年05月22日 00:00
今季限りでリヴァプールを退任することが決まったユルゲン・クロップ監督。2015年のシーズン途中から指揮をスタートさせ、チャンピオンズリーグ優勝やプレミアリーグ優勝を成し遂げた。
ファンに愛された彼が9年間の指揮で行ってきた補強のなかから「最高の5名」を『Football Transfers』が選んでいた。モハメド・サラー
加入元:ローマ
加入年度:2017
移籍金:3650万ポンド(およそ72.54億円)
2017年の夏、ユルゲン・クロップ監督率いるリヴァプールはASローマからモハメド・サラーを3650万ポンドで獲得した。しかしその際、エジプトという決して強豪ではない国出身のウイングにそれだけの額を投じることは嘲笑の対象にもなった。
しかしながら、この3650万ポンドという額はバーゲンプライスであったとしか言いようがない。彼がリヴァプールの歴史上最高クラスの点取り屋になることを予想した者はほとんどいなかった。
猛烈なスピードと繊細なフィニッシュの組み合わせにより、9番のポジションでなくても得点王のランキングに絡む。彼は本当に稀有な存在であり、クロップ監督の掘り出し物だった。フィルヒル・ファン・ダイク
加入元:サウサンプトン
加入年度:2018
移籍金:7500万ポンド(およそ149.06億円)
2018年1月にサウサンプトンから加入したオランダ代表DFフィルヒル・ファン・ダイクは、リヴァプールがタイトルを争う存在になるために不可欠な存在であった。
当時ディフェンダーとしては最高額となる移籍金が支払われたが、その価値は間違いなくあった。その影響力により、それまで問題だと言われていた守備力をむしろ強みに変え、マティプやゴメスを飛躍的に成長させた。
そのリーダーシップ、空中戦の強さ、後方での冷静さ、圧倒的な一対一の強さでリヴァプールを世界最高のクラブに変え、プレミアリーグとチャンピオンズリーグのタイトルをもたらした。アリソン
加入元:ローマ
加入年度:2018
移籍金:6680万ポンド(およそ132.76億円)
ファン・ダイクをリヴァプールに連れてきたユルゲン・クロップ監督。さらに同じ年にディフェンスの強化を図り、アリソンをローマから6680万ポンドで獲得した。
これはあまりにも大きな補強だった。アリソンは並外れた配球スキルと一対一のセービングで守備に安定をもたらし、リヴァプールの課題であったゴールキーパーをむしろ強みに変えた。
プレミアリーグのレジェンドの1人となったアリソン、そしてファン・ダイクを中心とした最終ラインは、リヴァプールに欠けていた強固な守備を加えたのだった。アンディ・ロバートソン
加入元:ハル・シティ
加入年度:2017
年俸換算:800万ポンド(およそ15.9億円)
ユルゲン・クロップ監督の下で行なわれた補強の中で最も目立ったものではないが、最もお買い得だったのは彼しかいない。ロバートソンはわずか800万ポンドで獲得され、その何倍もの働きをクラブにもたらした。
ハル・シティでプレーしていた彼は2017年のマーケットでリヴァプールに加入し、それからしばらく経ったあとに左サイドバックのレギュラーに定着。それ以降何年もの間重要な存在であり続けた。
その仕事量の多さ、ピッチを上下動するスタミナ、安定した守備力、そして卓越したアシスト能力。クラブの歴史上でも最高クラスの左サイドバックだ。サディオ・マネ
加入元:サウサンプトン
加入年度:2016
移籍金:3500万ポンド(およそ69.56億円)
みんながゲーム上でお世話になった「ウイイレ史上最強戦士たち」
2016年の夏に加入したサディオ・マネ。お得意様になる前のサウサンプトンから加入したセネガル代表のストライカーは、ユルゲン・クロップ監督が率いるリヴァプールの象徴的な選手の一人になった。
前線からの激しいプレッシングと切り替え、そしてアグレッシブにゴールへと向かって混沌を作り出す能力。まさにクロップ監督が求める選手であった。
モハメド・サラー&ロベルト・フィルミーノとともに組んだ3トップは類稀な機能性を見せ、プレミアリーグを席巻する存在になった。
2024年05月21日 23:47
ポルトガルサッカー連盟(FPF)は21日、EURO2024に向けたポルトガル代表のメンバー26名を発表した。
2024年05月21日 23:40
28勝を挙げながらも、プレミアリーグ制覇に一歩届かなかったアーセナル。来季こそはと選手・サポーターも意気込んでいるはずだが、王者マンチェスター・シティ超えに何が必要なのか。
やはり今夏も補強は欠かせない。英『Evening Standard』が注目したのは、主力の稼働率だ。
今季のアーセナルではリーグ戦のプレイタイムが3000分を超えている選手が4人いる。全試合フル出場となったDFウィリアム・サリバが3420分、続いてMFデクラン・ライスが3231分、MFマルティン・ウーデゴーが3104分、サリバの相棒であるDFガブリエウ・マガリャンイスが3044分だ。
右サイドバックのベン・ホワイトも2994分、右サイドの攻撃に欠かせないFWブカヨ・サカも2936分と大忙しだ。
対して今季もリーグを制したマンCは、3000分以上プレイした選手が1人もいない。最長でもMFロドリの2938分だ。もちろん怪我の影響などもあるが、アーセナルの方が主力組に依存している色が強い。サリバ、司令塔のウーデゴー、セントラルMFライス、右サイドのサカが離脱でもした場合、マンCのペースについていけないだろう。
今夏には彼ら主力の負担を軽減できる選手を補強する必要があり、選手層の部分は強化しなければならない。指揮官のミケル・アルテタはターンオーバーをあまり使わないタイプの指揮官でもあるため、主力組に怪我人が出た場合の備えが欠かせない。
今季マンCが勝ち点91を稼いだことを考えると、来季も優勝を狙うには勝ち点90以上が目安となりそうだ。難解なミッションであることは間違いないが、アーセナルはその領域に届くだろうか。
2024年05月21日 22:21
イングランドサッカー協会(FA)は21日、EURO2024に向けた直前合宿に臨むイングランド代表のメンバー33名を発表した。
イングランド代表はEURO2024予選において、イタリア代表やウクライナ代表など難敵が揃っていたグループCを6勝2分と無敗で終え、首位通過を果たしていた。本大会ではスロベニア代表。セルビア代表、デンマーク代表と同居するグループCに入っている。前回大会、決勝でPK戦の末にイタリア代表に敗れた雪辱を果たすべく、初優勝を狙って今大会を戦う。
大会は6月14日の開幕予定で、イングランド代表の初陣は16日のセルビア代表戦。初戦まで1カ月を切ったなか、ガレス・サウスゲート監督は21日、本大会に向けた33名のラージリストを発表。これまで主力として“スリーライオンズ”を支えてきたDFハリー・マグワイア、DFカイル・ウォーカー、MFデクラン・ライス、FWジュード・ベリンガム、FWフィル・フォーデン、FWブカヨ・サカ、FWハリー・ケインらが順当に選出された。
また、直近のプレミアリーグで印象的な活躍を披露していた21歳のDFジャレル・クアンサー、20歳のMFアダム・ウォートン、23歳のMFカーティス・ジョーンズが、イングランドA代表に初招集された。3月のインターナショナルマッチウィークで初めて招集されていたGKジェームズ・トラッフォード、DFジャラッド・ブランスウェイト、MFコビー・メイヌー、FWアンソニー・ゴードンらもメンバーに名を連ねている。
一方、負傷の影響でコンディションが上がってこなかったDFリース・ジェームズを筆頭に、DFベン・チルウェル、DFレヴィ・コルウィル、MFジョーダン・ヘンダーソン、FWマーカス・ラッシュフォードらがメンバー外となった。
今回招集された33名の選手たちは、今月29日よりトレーニング施設『セント ジョージズ パーク』に集まり、直前合宿をスタートさせる。FAカップ決勝およびチャンピオンズリーグ決勝を戦う選手たち、シーズン終了後にクラブでの活動を控えるトッテナムおよびニューカッスルに所属する選手たちは、合流が遅れる予定だ。その後、6月3日に『セント・ジェームズ・パーク』でボスニア・ヘルツェゴビナ代表と、7日に『ウェンブリー・スタジアム』でアイスランド代表との国際親善試合を戦った後、本大会へ向かうというスケジュールだ。なお、本大会に向けた正式な26名のメンバーは、8日に発表される。
今回発表されたイングランド代表メンバー33名は下記の通り。
■イングランド代表
▼GK
ディーン・ヘンダーソン(クリスタル・パレス)
ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)
アーロン・ラムズデール(アーセナル)
ジェームズ・トラッフォード(バーンリー)
▼DF
ジャラッド・ブランスウェイト(エヴァートン)
ルイス・ダンク(ブライトン)
ジョー・ゴメス(リヴァプール)
マルク・グエイ(クリスタル・パレス)
エズリ・コンサ(アストン・ヴィラ)
ハリー・マグワイア(マンチェスター・ユナイテッド)
ジャレル・クアンサー(リヴァプール)※初招集
ルーク・ショー(マンチェスター・ユナイテッド)
ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)
キーラン・トリッピアー(ニューカッスル)
カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)
▼MF
トレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール)
コナー・ギャラガー(チェルシー)
カーティス・ジョーンズ(リヴァプール)※初招集
コビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド)
デクラン・ライス(アーセナル)
アダム・ウォートン(クリスタル・パレス)※初招集
▼FW
ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/スペイン)
ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム)
エベレチ・エゼ(クリスタル・パレス)
フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
アンソニー・ゴードン(ニューカッスル)
ジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・シティ)
ハリー・ケイン(バイエルン/ドイツ)
ジェームズ・マディソン(トッテナム)
コール・パルマー(チェルシー)
ブカヨ・サカ(アーセナル)
イヴァン・トニー(ブレントフォード)
オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ)
【ハイライト動画】イングランド代表3月の戦いはこちらからチェック!
2024年05月21日 21:00
セリエA、ジェノアがアルベルト・ジラルディーノ監督と2025年6月までの契約延長を発表した。
クラブは2007-08シーズンから15シーズンに渡りセリエAの舞台で戦ってきたが、2021-22シーズンに19位となり降格の憂き目にあってしまった。翌シーズンは1部昇格を目指すものの、アレクサンダー・ブレシン前監督の元では不調から抜け出すことができず、シーズン途中から下部組織を指導していたジラルディーノ監督が就任。するとチームを立て直し、2位フィニッシュで見事セリエA復帰を達成した。
今シーズンは、そのジラルディーノ監督が1年を通して指揮し、現時点で11勝13敗13分で11位と、昇格組にしてはまずまずの結果に。シーズン序盤には鎌田大地が所属するラツィオやローマに勝利し、ナポリやボローニャ、ユヴェントスとも引き分けを演じた。強豪とも渡り合える実力を見せ、その手腕が評価され始めてきている。今回の契約延長でジラルディーノ監督はそのことを証明したと言ってもいいのではないか。
彼が就任以降、着実にステップアップしてきたジェノア。果たして来シーズンは、セリエAの上位に名を連ねることができるだろうか。その活躍に期待したい。
2024年05月21日 21:00
今季開幕から低空飛行が続き、5月8日に大槻毅監督を解任したJ2のザスパ群馬。
2024年05月21日 20:46
レアル・マドリードは21日、同クラブに所属するドイツ代表MFトニ・クロースが、EURO2024をもって現役を引退することを発表した。
クロースとレアル・マドリードの現行契約は今季限りで満了を迎えるが、その去就には大きな注目が集まっていた。スペインメディア『マルカ』や『アス』など複数のメディアは、新契約締結に向けた動きは順調に進んでいると報じていたが、クロースはかねてより公言していた「高いレベルのまま引退したい」という思いのもと、今季限りでスパイクを脱ぐ決断を下した。
この決断を受けて、レアル・マドリードは「既にレアル・マドリードの歴史の一部であり、我がクラブと世界のサッカー界における偉大なレジェンドの1人であるトニ・クロースに、感謝と愛情を表したい。トニ・クロースは、その卓越したサッカースキルに加えて、常にレアル・マドリードの価値観を体現してきた存在で、このユニフォームのためにすべてを捧げてきた選手として、すべてのマドリディスタの心に永遠に刻まれるだろう。レアル・マドリードは、トニ・クロース、そして彼の家族の人生の新たなステージでの幸運を祈っている」などと声明を発表。
フロレンティーノ・ペレス会長も「トニ・クロースは、レアル・マドリードの歴史において最も偉大な選手の1人であり、これからもこのクラブは彼のホームである」とメッセージを送った。
なお、今季のラ・リーガは残り1試合のみとなっている。レアル・マドリードは25日、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』にベティスを迎える予定だ。ラ・リーガの最終節が終了した後、レアル・マドリードは6月1日にドルトムントとのCL決勝を控えている。この試合がクロースにとって、レアル・マドリードの選手としてプレーする最後の公式戦となる。
CL決勝の後、クロースはドイツ代表に合流。6月14日より母国ドイツで開幕するEURO2024の戦いに参加し、同大会をもってサッカー選手としてのキャリアに幕を下ろす。
クロースは1990年1月4日生まれの34歳。2006年夏にハンザ・ロストックの育成組織からバイエルンのアカデミーへ加入し、2007−08シーズンのブンデスリーガ第7節エネルギー・コットブス戦でトップチームデビューを飾った。2008−09シーズンの途中にはレヴァークーゼンへのレンタル移籍も経験し、復帰後の2010−11シーズンからはバイエルンで定位置を確保。優れたボールスキルや卓越した戦術眼などを武器として、不動の中盤に君臨し、バイエルンでは公式戦通算205試合の出場で24ゴール49アシストを記録。ブンデスリーガとDFBポカールの優勝を3度経験しただけでなく、2012−13シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)制覇にも貢献した。
2014年夏にはレアル・マドリードへ完全移籍。即座に主力としての立ち位置を掴み、インテリオールだけでなくピボーテとしてもプレー。クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ブラジル代表MFカゼミーロ(現:マンチェスター・ユナイテッド)と魅力溢れる中盤の“トリデンテ”を形成し、レアル・マドリードの“黄金期”を支え続けた。
在籍10年目、34歳となった今季もそのパフォーマンスに衰えは見られず、ここまで公式戦46試合のピッチに立って1ゴール9アシストを記録。2シーズンぶり通算36度目のラ・リーガ制覇に大きく貢献しただけでなく、CLでも2年ぶりの決勝進出に貢献している。
クロースはレアル・マドリードで、公式戦通算463試合出場28ゴール98アシストを記録。在籍した10年間で獲得したタイトル数は「22」にのぼり、2015−16シーズンから始まったCL3連覇を含む4度の欧州制覇、4度のラ・リーガ優勝、5度のFIFAクラブワールドカップ優勝などに大きく貢献した。
また、レヴァークーゼンへレンタル移籍に出ていた2010年3月にドイツ代表デビューを飾ると、2013年頃からは不動の主力として活躍。FIFAワールドカップ、EUROともに3大会連続で出場し、数々の国際舞台も経験してきた。FIFAワールドカップブラジル2014では、中盤の主力として全7試合にフル出場し、2ゴール4アシストの活躍で母国の24年ぶり4度目の優勝に大きく貢献。EURO2020でドイツ代表がベスト16敗退に終わると、当時31歳のクロースは同大会をもってドイツ代表からの引退を表明していたが、母国開催のEURO2024を目前に控えた今年2月、ドイツ代表への電撃復帰を発表していた。これまでに国際Aマッチ通算で108試合出場17ゴール21アシストを記録している。
突然の現役引退発表により、公式戦のピッチでクロースの勇姿が見られる時間は残りわずかとなった。レアル・マドリードでの残り2試合、そしてEURO2024におけるドイツ代表の戦いは、より一層注目が集まるだろう。
2024年05月21日 20:11
ポルトガル2部オリヴェイレンセに所属する元日本代表FW三浦知良が21日に日本へ帰国し、メディアからの取材に応じた。
三浦は1967年2月26日生まれの現在57歳。2023年2月より横浜FCからポルトガル2部オリヴェイレンセへ期限付き移籍しており、2023−24シーズンは公式戦6試合に出場。そのうち5試合は終了間際のわずかなプレータイムだったが、19日に行われたリーグ最終節では30分以上プレーした。
シーズンを終えて21日に帰国した三浦は、「今季は2シーズン目ということもあり、出場機会やゴールという結果にこだわって戦いましたが、自分が思っていたよりも出場機会は少なかったですし、ゴールという結果もあげられなかったので、自分自身としても残留を争いをしたチームとしても、厳しいシーズンだったと思います。悔しさがほとんどだったかなと思います」と今季を振り返り、次のように悔しさを滲ませた。
「自分ではもっと試合に出たい、試合に出れると思ってずっとやってきましたし、出れないときは『次こそは』という気持ちをもってやってました。どんな短い時間でも、言い訳なく、1分でも2分でも結果を出す気持ちでやってきたし、そこに向けて奮い立たせてやってきたので、1日、1日が重く充実したサッカーだけを考えられた日々でした。とはいえ、プロとしては試合に出ないと良い結果だとは言えないので、結果は出せなかったなと思っています」
それでも、「悔しさはあったけれど、それも含めて、挑戦できて戦える状況が幸せだと感じた」と充実感も語り、「素晴らしい仲間と出会えて、大きな経験を出来たと思うので、幸せな1年半でした」とオリヴェイレンセでの日々を振り返った。
気になる今後の去就については、「そんなにたくさんの選択肢があるわけではないし、どこでどういう生活をしてサッカーを幸せに感じるかが大事だと思うので、いろいろな決める条件が自分の中にあるので、休んでから考えたいと思います」とコメント。
そして、「ゆっくりする時間もあまりないし、6月から自主練が始まるので」と語り、「ブラジルに行ってロマーリオと2トップを組むのもいいかなと。オファーないかなと待ってますけど(笑)ロマーリオは僕のアイドルで、憧れの選手ですし、僕の1つ年上で復活してくれて…。僕が走ってロマーリオのゴールをアシストするのもやってみたいなと思います」と冗談を交えつつ、現役続行の意思を示していた。
なお、三浦より1つ年上の元ブラジル代表のロマーリオは、自身で会長を務めるカンピオナート・カリオカ・セリエA2(リオデジャネイロ州2部)のアメリカFCで選手登録され、限定的に現役復帰している。
2024年05月21日 20:00
アルゼンチン代表は、コパ・アメリカ2024に向けて29名の暫定メンバーを発表した。その中にはリオネル・メッシの名も連なった。
まず、このメンバーで来月に開催される親善試合(9日エクアドル戦、14日グアテマラ戦)を戦う。その後、コパ・アメリカ2024本大会に出場する26名のメンバーが正式に発表される予定だ。
MLSのインテル・マイアミに所属するメッシは、チームのキャプテンに選出されることが濃厚で、メンバー内定が実現すれば、大会中に37歳を迎えることになる。今シーズンもヨーロッパの舞台からは去ったものの、足元の技術は今なお健在で、レジェンドの名に恥じぬ活躍を見せている。本人もコパ・アメリカへの出場に意欲を見せており、再び大舞台での活躍が見られそうだ。
メッシの他にも、リヴァプールのアレクシス・マクアリスターやチェルシーのエンソ・フェルナンデス、マンチェスター・シティのフリアン・アルバレスなどW杯優勝メンバーが軒並み選出されている。W杯当時は若手だった彼らもこの1年半プレミアリーグで揉まれ、成長を遂げてきたことだろう。そして今回、どのような代表チームになるのか期待が高まるところだ。
大会初戦は6月20日、アトランタの地でカナダ代表と対戦する。その後、第2戦はチリ、第3戦はペルーとグループリーグでは死闘が予想される。最強の布陣で臨むアルゼンチン代表はコパ・アメリカ2連覇なるか、その戦いに注目だ。
2024年05月21日 20:00
今季限りでの現役引退を発表し、週末にシント=トロイデンでのラストゲームを終えた元日本代表FW岡崎慎司。
2024年05月21日 19:51
J2の横浜FCは5月21日、公式Xを更新。ポルトガル2部オリベイレンセへ期限付き移籍していたFW三浦知良の帰国を報告した。
カズは昨年2月にオリベイレンセへレンタル移籍。夏までの契約だったが、同年7月に期間を延長し、加入2年目となった今季はリーグ戦5試合、カップ戦1試合の計6試合に出場した。
5月19日には、最終節のレイショエス戦(1−3)で59分から途中出場し、自身今シーズン最長となる31分間プレー。チームはリーグ15位でシーズンを終えている。
【画像】ポルトガルから帰国したキングカズ!
横浜FCは「横浜FCよりポルトガル・2部リーグのオリヴェイレンセに期限付き移籍中の三浦知良選手がシーズンを終え帰国しました。カズさん、お帰りなさい!」と題し、白い長袖Tシャツに青のサングラス姿で空港に到着した57歳ストライカーの写真と動画を公開した。
これにはファンも反応。「カズさんかっこいい...」「これからの動向は!?」「補強来た!」といった様々な声が上がった。
来季はプロ40年目を迎えるキングカズの今後の動向にも注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月21日 19:00
FW町野修斗が所属するホルシュタイン・キールとキットサプライヤーのPumaは20日、2024-25シーズンの新ユニフォーム(ホーム、アウェイ)を発表した。
チームは23-24シーズンのブンデスリーガ2部を2位でフィニッシュし、クラブ史上初の1部昇格が決定。この24-25モデルは歴史的な初の1部ユニフォームとなる。Holstein Kiel 2024-25 Puma Home
ホルシュタイン・キール 2024-25 Puma ホーム ユニフォーム
史上初のブンデス1部を戦う24-25シーズンのユニフォームには、それぞれにデザインのテーマが設定されている。
新ホームユニフォームは、少なくとも1911年頃から使い続けているという伝統のブルーで継続。デザインのテーマは「風」で、勢いと力強さを感じさせる旋風のようなグラフィックを全体に散りばめている。
クラブは1900年にホームタウンのキールで誕生。ブンデスリーガとしては24-25シーズンが初の1部となるが、そのブンデスリーガ発足以前は地域ごとに分かれていたトップリーグに長く所属していた時代がある。今回の昇格は、ある意味ではかつての誇りを取り戻したとも言える出来事だ。Holstein Kiel 2024-25 Puma Away
ホルシュタイン・キール 2024-25 Puma アウェイ ユニフォーム
24-25新アウェイユニフォームは2季ぶりにホワイトが復活した。
デザインのテーマは「波」。ホームタウンのキールはバルト海に面した都市だが、キールが属するシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州は北海にも面する地域。このユニフォームでは州を代表するチームとして、その2つの海を表現したデザインを採用している。
各ユニフォームの胸スポンサーはドイツのスーパーマーケットチェーン「Famila」で継続。同社は国内で4つの会社に分かれており、クラブが契約するのはドイツ北東部エリアの「Famila」だという。 Sieh dir diesen Beitrag auf Instagram an Ein Beitrag geteilt von Holstein Kiel (@holsteinkiel)
新ホームユニフォームは、20日にキールの市庁舎広場で開催された昇格記念パレードと祝賀会(そして退団選手のお別れ会)でお披露目となった。後方にチラッとだが新ユニを着た町野修斗の姿も!
優勝は2度目!68回のCL決勝で「7つしかないPUMAのユニ」をご存知か
初のブンデスリガ1部を戦う歴史的な新ユニフォームは、クラブ公式オンラインストアで販売を開始している。
2024年05月21日 18:57
古橋亨梧のライバルと評された男が苦しんでいる。
日本人5選手が所属するセルティックは、リーグ3連覇を達成した。今週末には、2冠を懸けて、宿敵レンジャーズと戦うスコティッシュカップの決勝に挑む。
そんななか、このスコットランド王者でプレーする韓国代表FWオ・ヒョンギュの現状を嘆いたのが母国のメディア『スポーツ朝鮮』だ。「(自身が)リーグ2連覇でも移籍を心配しなければならないオ・ヒョンギュ、『ライバル獲得後に消えた』と3点の酷評」と見出しを打った記事を掲載。次のように伝えた。
「オ・ヒョンギュはが真剣に未来を悩むべき状況だ。セルティックが成功したシーズンを過ごしたにもかかわらず、韓国の選手たちに対する見通しは明るくない。特に昨シーズンにセルティックに成功し、定着するように見えたオ・ヒョンギュの未来が心配だ」
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同メディアは「ブレンダン・ロジャーズ監督は今シーズン冬の移籍市場で連れてきたアダム・アイダをオ・ヒョンギュより先に投入し始めた。オ・ヒョンギュには悲しいことに、アイダは移籍後18試合で8ゴール・2アシストをマークして躍動した。アイダが入った後、オ・ヒョンギュはベンチにも座れないことが多い」と、逸材の現状を嘆いている。
そして、地元紙『Daily Record』のシーズン採点が「3点」だったと紹介。「理由はやはり存在感不足だった。シーズン前半に主に交替で出場した中、セント・ミレン戦では重要な得点を叩き出した。だが、アイダが迎え入れられてから消えたという冷たい評価を下した」と綴り、こう続けている。
「ロジャーズ監督の主な戦術は4−3−3のフォーメーションである。ストライカーを1人しか起用しない。今シーズンも不動のエースとして活躍したフルハシが全面的な信頼を受けており、フルハシが抜ければアイダが投入されている。フルハシやアイダが怪我をしない限り、オ・ヒョンギュの席はないようだ」
記事は「2001年生まれで、ピークでプレーなければならない年齢で、ベンチに留まっているだけなのは耐え難いだろう。ベンチでも頻繁に出場できれば別だが、オ・ヒョンギュはメンバー外となるケースが多くなっている」とし、こう懸念を示している。
「オ・ヒョンギュの出場不足問題は韓国代表にも続く事案だ。セルティックという名門クラブでプレーしたとしても、活躍自体がなければ選出すべき名分が消える。選手として代表招集に対する欲がなくなど不可能なため、オ・ヒョンギュも悩むだろう」
23歳のストライカーの去就に注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部