2024年04月30日 05:00
「東京六大学野球、慶大2−1法大」(29日、神宮球場) 3回戦2試合が行われ、いずれも延長戦までもつれる白熱した試合となった。慶大は、慶応高の昨夏甲子園Vを正捕手として支えた1年・渡辺憩捕手(慶応)が初出場初打席でサヨナラ弾を放ち、法大から勝ち点を獲得。早大は明大から5季ぶりの勝ち点を取った。 頂点をつかんだ底力はダテじゃない。先輩たちにもみくちゃにされ、満面の笑み。渡辺憩が衝撃のデビュー弾を放った。 「1年生で使ってもらったので、フレッシュな気持ちで、まず塁に出ようと打席に入りました。まだ夢の中みたいです」 1−1の延長十二回1死に代打で打席へ。カウント3−1となったが、「監督が“行け”と。直球を張ってフルスイングしました」と高め135キロ直球を振り抜いた。打った瞬間それと分かる一発に、打球を目で追わず崩れ落ちる法大ナインも。史上初となる1年生の初打席サヨナラ弾を左翼席へ運び決着をつけた。 ともに全国制覇を成し遂げた丸田は、一足先にリーグ戦デビュー。この日も1番を任され初盗塁を決めるなどしており、刺激を受けた。「いつかチャンスがくると準備していた。僕たちが活躍することで、チームも強くなる」。フレッシュな慶応旋風を神宮に巻き起こす。
2024年05月16日 19:32
巨人・大勢投手が「右肩の違和感」で4日に出場選手登録を抹消。最短10日での復帰はならず、ファームでの調整が続いている。
元巨人投手コーチで、デイリースポーツ評論家・関本四十四氏は「まあすぐには無理だろうし、復帰したとしても起用法を考えざるを得ないだろうな。今季も3連投を避けるとか、首脳陣はかなり配慮している様子だったけどな」と語り、「今後は連投したら48時間空けるとか、移動日のゲームは投げさせないとか、そういったことも気にする必要があるかもしれない。抑えは今の安定感を見ればバルドナードでいいだろうな」と続けた。
ルーキーイヤーの22年は57試合の登板で37セーブ。だが、2年目は右上肢(腕および手)のコンディション不良で離脱し、14セーブに終わった。さらに、今年のキャンプでは右ふくらはぎ痛で出遅れ。そして、開幕から登板11試合で離脱と、けがの多さが目立っている。
ルーキーイヤーから大勢の投球フォームに懸念を示していた関本氏は「肩甲骨が柔らかいんだろうとは思うけど、腰の回転を使って、腕を鋭く鋭く振れるタイプはどうしても肩、肘に負担がくる。大学時代も肘のけがを抱えていただろう。1年目は57試合に投げたけど、今の様子だと年間50から60試合を何年も続けていけるようなタイプではない」と指摘した。
関本氏は大勢の意識にも変化が必要とし、「抑え投手に染みついているものだと思うけど、120%のパワーを出して抑えようとする。アドレナリンも出るんだろうけど、真っすぐとフォークの速さを求めて、しゃかりきに腕を振っているよな。もう少し、肩、肘に負担がかからないような球種が必要」とした。
かつて巨人でも抑えをしていた鹿取義隆氏の名前を挙げ、「同じサイドハンドでも鹿取とはタイプが違う。鹿取はゆったりとしたフォームだったけど、あれでも遠投は軽く100メートル投げていた」と、大勢にも緩急の必要性を助言。新しい球種を覚えることもひとつの手段とし、「横に滑っていくような緩い球がいい。90%くらいの腕の振りでもいいから、手首や指をうまく使って投げられたら、肩肘へのストレスがもう少し減るんじゃないか」と語った。
2024年05月16日 19:21
「中日−阪神」(16日、バンテリンドーム)
阪神打線が四回までに6点を奪った。
初回、先頭井上が四球を選び、続く中野の安打で無死一、三塁。1死から4番に入った原口の三ゴロを石川昂が失策して先制。さらに5番・糸原がしぶとく左前適時打を放った
二回、三回は無得点だった四回に猛攻。先頭糸原の四球から前川、梅野、小幡、投手の西勇が4連打。梅津をKOすると、中野が2点二塁打を放ち、一挙4点を入れた。
2024年05月16日 19:13
「中日−阪神」(16日、バンテリンドーム)
中日・梅津が四回途中7安打6失点でKOされた。
初回、先頭井上への四球から中野に安打を許して無死一、三塁といきなりピンチ。1死から原口の三ゴロを石川昂が失策して先制点を献上すると、糸原には適時打を打たれた。
二回、三回は無失点に抑えたが、四回に炎上。またも先頭糸原の四球から前川、梅野、小幡、投手の西勇に4連打を浴びた。2点を失い、なお無死満塁で立浪監督が交代を告げた。この後、2番手・橋本が中野に2点適時打を浴び、梅津は6失点となった。
CS放送の解説を務めた権藤博氏は「何が悪かったか分からないまま。真っすぐを使いなさいと言っているけど、いいところ投げようと思うからひっかかる。ど真ん中に投げようと思ったら、いかないんですよ。こんなことやってたらいつまでたってもこの素材は生かせない」と指摘した。
2024年05月16日 19:02
元エ軍でブレーブス傘下3Aのフレッチャーが登板…1回を3K無失点に抑えた
エンゼルス時代に大谷翔平とプレーし、現在はブレーブスに所属するデビッド・フレッチャー内野手が15日(日本時間16日)の3Aの試合で登板。
2024年05月16日 18:59
「中日−阪神」(16日、バンテリンドーム)
阪神・井上がプロ初盗塁を決めた。2−0の三回、先頭で右前打を放つと、4番・原口の打席で二盗を成功させた。
井上は「1番・右翼」でスタメン出場。初回は四球で出塁し、先制のホームを踏んだ。
2024年05月16日 18:58
「中日−阪神」(16日、バンテリンドーム)
中日・立浪監督が、阪神・原口のハーフスイングを巡り思わずベンチを飛びだした。
三回2死。梅津の投球に対して阪神・原口がハーフスイング。梅津、木下の中日バッテリーはベンチへ向かいかけたが、秋村球審は認めず一塁塁審にも判定を求めなかった。
これに立浪監督が笑みを浮かべて登場。秋村球審に見解を求めたが、首を振って受け入れなかった。
CS放送で解説を務めた権藤博氏は「今日のアンパイア、ちょっと見えてないというところもあるかもしれないが、厳しいところもある」と語った。
2024年05月16日 18:43
大谷の新人時代を取材したグラルダード記者、今はジャイアンツ番記者に
青いユニホームで躍動する大谷翔平投手を“敵軍番記者”として見て様々な思いが込み上げてきた。MLB公式サイトのジャイアンツ番、マリア・グアルダード記者は2018年にエンゼルス番として大谷を取材した。「彼が7億ドル契約を手にすると、2018年に想像していたかどうかは、私にははっきりわかりません」。嬉しそうにほほ笑む。
ドジャースと10年総額7億ドル(約1085億円)という破格の契約を結んだ大谷は今季、打率.364、12本塁打、30打点という成績を収め、打者専念にも関わらず、昨季に劣らぬインパクトを残している。13日(日本時間14日)からの敵地・ジャイアンツ3連戦でも3戦連続マルチ安打をマークし、14日(同15日)には飛距離446フィート(約135.9メートル)の特大弾。宿敵を黙らせた。
グアルダード記者は2018年にエンゼルス番記者として大谷を取材。翌年から現在までジャイアンツ番記者を務めている。二刀流として鳴り物入り入団したとはいえ、当時は今のように大量の日本メディアは来ていなかった。「私がここ(サンフランシスコ)で(日本メディアを)見た中では圧倒的に数が多いですね」と当時と比較して驚く。
2018年に新人王を獲得したが、同年は右肘の靱帯損傷が発覚。オフにトミー・ジョン手術を行うなど、投手としては10登板で4勝2敗、防御率3.31だった。「日本で才能がある選手だとは知っていたけど、メジャーで疑問もあった。当時は私が二刀流として彼の姿を見れたのは最初の2、3か月だった。それでも、彼が健康でい続けられれば(二刀流として)活躍できるとことを初めて垣間見ることになりました」と振り返る。
今でも忘れられないのは、同年4月1日(同2日)の敵地・アスレチックス戦でのメジャー初先発。大谷は6回を投げ3安打3失点6奪三振で初勝利を飾った。「あの試合で、我々は彼の剛速球だったり、スプリットだったり、打者を愚かな姿にさせるところを見たんです。(メジャーでやっていけるかどうかの)最初のテストでしたし、彼ならできると我々は目撃したんです。マウンド上でしびれる球を投げていました。彼の新人のシーズンを思い返すと、それが一番印象に残っているわ」。6年経っても鮮明に思い出せる。
「二刀流をする能力があると、彼が証明する姿を今こうして遠くから見るのは興味深いことです」。1年目を見てきたグアルダード記者にとって、ライバル球団のスターとして大ブーイングを受ける大谷を見ることは、感慨深いことだった。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年05月16日 18:23
広島・大瀬良大地投手(32)が16日、先発する17日・巨人戦(マツダ)に向けて最終調整した。
2024年05月16日 17:30
◆ 球団史上初の横浜スタジアムで「1−0」完封
単なる1勝以上の価値を持つ“シャットアウト”だった。
12日のベイスターズ戦に先発したタイガースの才木浩人は、最後までマウンドを守り続けた。
本塁打が出やすく、乱打戦になることも少なくないバッターズパークとして知られる横浜スタジアムでの「1−0」での完封は、球団史上初。
128球で9イニングを投げ切った右腕は「(チームを)救ったかどうかはあれですけど、昨日の展開の後だったんで、きっちりいかないといけないというか締めないといけないと思ってたんで良かったです」と力強くうなずいた。
「締めないと」のフレーズが意味していたのは前日の悪夢に他ならない。序盤からワンサイドでゲームを進めるも、8回に岩崎優、岡留英貴が計3被弾を食らって一時は最大7点あったリードを逆転される痛恨の敗戦を喫していた。
そんな中、才木は相手が会心の勝利で手にした「勢い」を逆手にとって快投につなげた。
「早いうちにまっすぐを狙ってくるところを変化球でカウントを整えることができた」
前日の勢いそのままに直球を早いカウントから狙ってきた相手打線の打ち気をそらすようにスライダー、フォーク、カーブの変化球を主体にマスクをかぶった梅野隆太郎とともに投球を組み立てた。
「相手の頭の中に変化球がある中で直球で押すこともできたので」
中盤以降は、一番の武器である直球を要所で投げ込んで圧倒し、最後まで的を絞らせなかった。
◆ 変化球が“スパイス”に今までにないスタイルの確立へ
才木は、最速157キロを誇る直球と長身を生かした落差あるフォークを駆使する本格派。次代のエースとして期待される25歳だが、今季は精度向上が見られる変化球が“スパイス”となって効いている。
本人が「まじでなんで良くなったのか分からない」と苦笑いを浮かべるスライダーはカウントを稼ぐボールとして機能し、直球を待つ打者に対して裏をかく勝負球としても使っている。そこに入団以来、習得に励んできたカーブで緩急もつけられる。
横浜での完封で投じた128球のうち、半分以上が変化球。才木本人も「こういう投球ができたのはデカいですよね。1つの引き出しになるので」と今までにないスタイルの確立に手応えをにじませた。
何より、負ければ3カード連続の負け越しだった一戦での1勝。打線はわずか2安打1得点だっただけに岡田彰布監督も「ヒット2本やんか。それでよう勝ったよ。才木さまさまよ、はっきり言うて。それしかないよ」と目を細めた。
20年に受けた右肘のトミージョン手術から復帰3シーズン目を迎えた背番号35。潜在能力が一気に花開く1年になりそうだ。
文=チャリコ遠藤(スポーツニッポン・タイガース担当)
2024年05月16日 17:27
広島17年のドラフト1位・中村奨成外野手(24)が1軍の壁に苦しんでいる。今季は2軍で打率・283、3本塁打、11打点。一方、1軍では4月上旬にチャンスが与えられたものの、4打数無安打で登録抹消となった。今季からファームに参入したハヤテ223で臨時コーチも務めている打撃の名伯楽、内田順三氏(デイリースポーツ・ウェブ評論家)の目にはどう映るか。現状打破への課題を探る。
◇ ◇
彼の打席をじっくり見る機会が多いわけではないが、やっぱりファームでは存在感がある。いい選手なのは間違いなく、バランスも取れている中距離打者。変化球の対応もできているし、コンタクト率もいい。技術は問題ないし、光るものはものすごくあるよ。
ではなぜ1軍で活躍できないのか。カープは5年周期で選手を入れ替えていくので、彼は7年目。カープの関係者に聞いても、「彼だけを特別に使うわけにはいかない」と言っていた。プロは段々とチャンスが少なくなり、1軍では3、4打席を与えられ、結果が出なければファームとなる。カープには他にいい若手も出てきているからね。
彼に求めたいのはがむしゃらさ。監督の新井が現役時代にコーチをしていたが、昭和の野球で過酷な練習をさせられる中で、どんなことでも立ち向かう姿勢があった。4番になっても、一塁にヘッドスライディングしていたからね。まわりが見えなくなるような、そのくらいの姿があってもいい。
このオフは護摩行に取り組み、キャンプでもバットを振り込んでいた。煩悩を消そうとしていたとは思うが、1軍でも打席でボールに強く踏み込んで立ち向かう、その中でボールの距離をつかんでほしい。綺麗な野球じゃなく、がむしゃらに、答えが出なくても全力でプレーを続けていくことが大事だろうね。
彼に火をつけるような指導の仕方も必要かもしれない。選手のタイプによっては「くそ、内田の野郎、やってやろうじゃないか」と引き込ませるようなコーチングスタイルをする時もある。彼に限らず、やってるつもり、変えてるつもりではダメ。結果も出ないといけないし、覚悟が行動に表れないといけない。
甲子園で6本もホームランを打ち、ドラフト1位でファンの期待感も大きい。トレードや現役ドラフトで環境を変えたらいいのではないかという声もあるけど、まだまだカープの選手として伸びしろもある。夢中になって、現状を変えてほしいね。
2024年05月16日 17:16
「中日−阪神」(16日、バンテリンドーム)
阪神の大山悠輔内野手(29)が、今季初のスタメン落ちとなった。開幕からここまで38試合に出場し、打率・210、3本塁打、14打点と低迷。代わって「4番・一塁」で原口が出場する。
中日の先発は梅津。試合開始は18時の予定。両チームのスタメンは以下の通り。
【阪神】
1番・右翼 井上
2番・二塁 中野
3番・中堅 近本
4番・一塁 原口
5番・三塁 糸原
6番・左翼 前川
7番・捕手 梅野
8番・遊撃 小幡
9番・投手 西勇
【中日】
1番・中堅 岡林
2番・二塁 田中
3番・左翼 大島
4番・右翼 細川
5番・三塁 石川昂
6番・一塁 ビシエド
7番・遊撃 村松
8番・捕手 木下拓
9番・投手 梅津
2024年05月16日 17:13
マーク・プライアー投手コーチ「彼の打撃を楽しむ観客になっている」
ドジャース・大谷翔平投手は昨年9月に右肘手術を受けた影響で、今季は打者に専念。
2024年05月16日 17:04
巨人・阿部慎之助監督が大絶賛した福井県・あわら市にある「グランディア芳泉」の関係者が15日、デイリースポーツの取材に応じ、大反響に感謝の思いを明かした。
前日のDeNA戦後、北陸遠征の連勝の要因について問われた阿部監督は「きょう勝てたのは、泊まっているホテルが素晴らしいからじゃないかな」と断言。チームは14日の夜、福井にバス移動。「グランディア芳泉」に2泊したが、「僕も20何年もジャイアンツにいるんだけど、一番のホテルかなと思います。料理も豊富ですしね」と感動した様子だった。
ベテランの丸も「すごい、すごい!今まででナンバー1。これは全員、言っています。(坂本)勇人さんとか、長さん(長野)とか」と興奮。「お肉もそうだし、海鮮、天ぷら、お寿司…すごい。しかもそれを12時過ぎに、全力で作ってくれる熱量がすごかったです」と感謝した。
これらのコメントを受け、同ホテルにも大反響があったという。地元の観光協会や小学生とも協力し、巨人に対する歓迎ムードを高めたという山口高澄常務は「地域に根ざした活動を目指していますが、SNSにも多く問い合わせが来ていて、『巨人軍にきてもらい誇りに思う』とか、『福井県民として誇りに思う』という声をいただいています。阿部監督や選手からもそう言っていただいて救われましたし、私達も本当に元気をもらい、感激しております」と思いを明かした。
巨人のロゴやボールをデザインしたマカロンなども作成。歓迎の思いを最大限のおもてなしで示した山口常務は「今回は8年ぶりの開催、コロナ明け、能登震災復興、北陸新幹線が福井まで開通など、いろいろなタイミングが重なったご縁を感じておりました」と経緯を振り返り、「食事も深夜12時を過ぎたり、イレギュラーのことも重なりましたが、旅館屋なのでそんなに大変なことではありませんでした。巨人の皆様が本当にいい方ばかりで、巨人さんのためにという思いで一致団結してやらせていただきました」と語った。
大感激の巨人も次の遠征地、広島への出発前に阿部監督や首脳陣、長野ら選手が集まり、ホテルのスタッフと集合写真を撮影。SNSで「お世話になりました」と思いを伝えた。
2024年05月16日 17:00
プロ野球・巨人の坂本勇人に“巨額申告漏れ”報道が飛び出した。
5月16日発売の「週刊新潮」によると、坂本は毎年の確定申告で銀座や六本木の高級クラブなどの飲食費を必要経費として計上。直近5年をさかのぼって調べたところ、年間約2000万円、総額で1億円もの経費計上が確認されたという。
税務署から指摘を受けた坂本サイドは
「これまで飲食費は認められてきた」
と主張。支払いに難色を示したそうだが、同誌の取材に読売巨人軍広報部は
「税務申告に関し、管轄の税務署と協議を続けているところですが、税務署の指導に従い、適正な申告、納税を行う所存です」
と回答。悪質な申告漏れや所得隠しではないと強調している。
坂本の税務申告は親族が代表を務める個人事務所が主体で行っていた。本業に直接関わってくるものなら経費計上も理解できるが、銀座や六本木の高級クラブでの飲み食いが、それに該当するかは疑問だ。
実際、夜の街で飲食する坂本を目撃した男性も次のように証言する。
「港区にあるお肉系の高級料理店に坂本さんが女性を伴ってやって来たことがあります。その女性が恋人なのか、それとも野球に関わる仕事をしているかは定かではありません。
ただ、見ていると、坂本さんは女性とは一切話さず黙々と肉をほおばるだけ。女性もずっとケータイをイジっていました。はたから見たら異様な光景でしたね。野球の話? 全くしていません」
そしてお会計になると、坂本は伝票をレジに持って行き、こう指示するのだ。
「領収書、坂本で」
前出の男性によると
「女性と2人でお会計は3万円ほどだったと思います。普通に『6億円プレイヤーでも領収書切るんだ』と思いましたね」
という。坂本は同店の常連で、たびたびやって来ては領収書をもらっていたという。
一方、坂本は今回“狙われた”側面もある。
新潮でも取りあげているように、高額納税者が多く住む東京・渋谷区は昨年夏ごろから、区内在住のスポーツ選手を中心に、納税が適正であるか調査していたという。そこで浮上したのが坂本だったというわけだ。
「坂本さんはある意味、“見せしめ”にされた部分もあると思います。天下の巨人軍のスター選手。
プロ野球ファンなら誰でも知っているし、世間やほかのスポーツ選手への波及効果も抜群。事実、球界では『坂本が(税務署に)やられた』と騒然となっています」(スポーツ紙野球担当記者)
坂本サイドが「これまでは大丈夫だった」と言うように、飲食費の経費計上はグレーだった。球界関係者は
「坂本がアウトなら、他の人もみんな引っかかると思います。国会議員の政務活動費と同じで、長年ブラックボックスでしたから。
ポイントはやはり税務署が高所得者を念入りに調べ始めたこと。スポーツ選手は真っ先に目をつけられたはずです」
と指摘する。
修正申告に応じた場合、追徴課税が発生するケースがある。金額にもよるが、過少申告加算税の場合、納付すべき税金に対して10%または15%(期限内に提出された申告書に係る税額と50万円とのどちらか多い金額を超える部分)の税率で課される。
坂本の場合は5年さかのぼられて請求される可能性もあり、6億円プレイヤーだとしても相当痛い出費になることは間違いない。
「著名人に対する国税からの警告のようなものでしょう。今ごろ戦々恐々としている人は多いのでは?」(前出・スポーツ紙記者)
夜の街でも有名人だった坂本。これを機にめっきり姿を見かけなくなったら、それはそれで悲しいが……。
2024年05月16日 16:41
中日・中田翔内野手が16日、出場選手登録を抹消された。代わってダヤン・ビシエド内野手が1軍に登録された。
中田は15日の阪神戦(バンテリンドーム)で自打球を当てて途中交代していた。
中田は中日に移籍した今季開幕から34試合に出場。打率・256、3本塁打、16打点で、勝負強い打撃を発揮していた。