2024年04月29日 17:30
「RIZIN.46」(29日、有明アリーナ) 朝倉未来の愛弟子の西谷大成は、パンクラス・フェザー級1位の高木凌と対戦し、1ラウンドKO負けを喫し、RIZIN2連敗となった。 セコンドに入った朝倉未来とともに入場。試合開始から果敢に攻めた西谷。テークダウンを狙ったが、高木も冷静に立て直していく。しかし、徐々に高木が打撃で主導権を握ると、西谷は強烈な右拳をたたき込まれてリングに大の字で沈んだ。口から激しく出血していた。 試合後の西谷大成との一問一答は次の通り。 −試合の感想は 「うーん、悔しいですね」 −フィニッシュは 「覚えてますね」 −相手の印象は試合前と試合後では 「特に変わりはなかったです」 −今後は 「先は今は消えちゃったんで、どうしようかなあって感じですね」 −RIZIN2戦目でまた負けた。1回目と比べて 「またやっちゃったなって感じですね(苦笑)やるべきことは分かってたんですけど、戦ってると行きたくなっちゃうんですよね」 −ノセられた? 「ノセられたというか、右のストレート強かったの分かってたんで警戒してたんですけど。『来いよ!』って言われたら行っちゃいますよね、男の子なんで。そこが僕のダメなところなんですけど」 −朝倉未来からは試合後何を言われたか 「『行く距離ではなかったな』とは言われましたね」 −今後は 「ホントは僕強いんですけどね、なかなか結果が出ないんで、勝負に勝てなかったら試合で次いつ出ようかなとか思えないですよね」 −挑発に血が騒いだ? 「さすがにファイター以前に僕、男の子ですからね。来いと言われたら行っちゃいますよね、で、やられちゃったんですけど。いいエサになったんじゃないですか」 −それまでの試合展開は 「予定通りではありましたよね。右ストレートの角度に入らないようにしながら、テイクダウン取って、遠い距離でパンチは打たないって決めてたんですけどね」 朝倉未来チャレンジ1期生の西谷は、昨年6月のRIZINデビュー戦では、“怪物くん”鈴木博昭に、飛び膝蹴りを敢行したところを左拳で合わされてダウン。そのままKO負けを喫した。当初は3月の神戸大会に出場予定だったが、2月のBreakingDownでYURAにKO負けを喫した影響で今回の大会にスライドとなっていた。 本大会はABEMA PPVにて視聴できる。
2024年05月15日 09:35
新日本プロレスは15日までに6月9日の大阪城ホール大会でIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリーがEVILと4度目の防衛戦を行うことを発表した。
モクスリーは11日(日本時間12日)の米カリフォルニア州オンタリオ大会で海野翔太を破りV3に成功した。しかし、試合後にEVILと成田蓮が乱入。EVILは英語で「オレこそがリアルチャンピオンだ! 次の挑戦者はモクスリー、オマエだ!」と突きつけると、世界ヘビーのベルトをスプレーで黒く染め上げられた。
この蛮行にモクスリーは「大きな後悔をする」と激怒。両者の遺恨を受けベルトをかけた一騎打ちが決定した。
◆6・9大阪城決定済み対戦カード
▼IWGPタッグ&STRONG無差別級タッグ選手権試合 60分1本勝負
4WAYトルネードイリミネーションマッチ
STRONG無差別級タッグ王者組・エル・ファンタズモ、ヒクレオ vs IWGPタッグ王者組・チェーズ・オーエンズ、KENTA vs 挑戦者組・YOSHIーHASHI、後藤洋央紀 vs 挑戦者組・シェイン・ヘイスト、マイキー・ニコルス
※4チームが同時にノータッチルールで試合を行い、パートナーが敗れたチームは退場。最後まで残ったチームが勝者となる。
▼NJPW WORLD認定TV選手権試合 15分1本勝負
王者・ジェフ・コブ vs 挑戦者・石井智宏
▼『KOPW 2024』争奪戦
『KOPW 2024』保持者・上村優也 vs 挑戦者・グレートーOーカーン
▼NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負
王者・鷹木信悟 vs 挑戦者・HENARE
▼IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
王者・ジョン・モクスリー vs 挑戦者・“キング・オブ・ダークネス”EVIL
▼『BEST OF THE SUPER Jr.31』決勝戦 時間無制限1本勝負
「Aブロック1位 vs Bブロック2位の勝者」 vs 「Bブロック1位 vs Aブロック2位の勝者」
2024年05月15日 07:59
全日本プロレスは13日、東京・湯島の事務所で29日のNWA世界ヘビー級王者のEC3(イーシースリー)に本田竜輝が挑戦することを発表した。
全日本に初参戦する王者は1983年3月18日生まれの41歳。身長188センチ、体重112キロの体格を誇り今年でデビュー22年目と百戦錬磨の強者だ。
「NWA」は、昭和時代に世界最大のプロレス団体としてファンに認知され、王者は「世界最強」と呼ばれていた。会見では、EC3のメッセージが紹介。「全日本プロレスに初めて参戦できることを誇りに思う。俺は日本のファンをリスペクトしている」などと言葉を送った。挑戦する本田は「彼は世界的に有名なレスラーだけど、全日本プロレスを代表して俺が挑戦します」とベルト奪取を宣言した。
さらに「今、全日本の新時代のメンバーが全員ベルトを持っているし、俺はそこにも負けていられない」と闘志を表した。王座を奪取すれば海外での防衛戦計画を披露し「俺がNWAのベルトを取ることは、三冠のベルトに負けないぐらい価値がある」と三冠ヘビー級王者でタッグパートナーの安齊勇馬への対抗心をむき出しにしていた。
2024年05月15日 07:34
全日本プロレスは13日、東京・湯島の事務所で29日の後楽園ホール大会で世界タッグ王者「斉藤ブラザーズ」の斉藤ジュン、レイがパロウ、オディソンの「THE END」と初防衛戦を行うことを発表した。
パロウは193センチ、140キロ、オディソンも190センチ、125キロと超大型タッグの「THE END」。自ら世界タッグへの挑戦を掲げ2019年以来、約4年半ぶりの王道マット参戦が実現。斉藤ブラザーズへ「世界最強のタッグチームは俺たちだ」とメッセージを送った。
193センチ、115キロのジュンと192センチ、145キロのレイとの戦いは、スーパーヘビー級のド迫力ファイトが期待されるが、ジュンは「かわいそうなぐらい叩きつぶしてやるよ。DOOM」と挑発し、レイは「THE END」のメッセージを聞き「俺たち斉藤ブラザーズをなめている。俺たちがおまえたちをボコボコにして世界にも通用するタッグチームだって証明してやるぜ。ぶっ倒してやる!楽しみにしてろ!」と怒りを炸裂させた。
前日の12日の横浜BUNTAIでチャンピオンカーニバル(CC)が終了。会見では、弟のレイが途中で退席すると大好物の缶ビールを持ち込み「チャンピオンカーニバル終わってシリーズ休みなったから、俺の好きなビール飲みながらやってもいいだろう」と胃袋に流し込むと隣でジュンは、うらめしそうな視線を送り「俺には何もない」とつぶやいた。
斉藤ブラザーズは、CCの5・3仙台大会での「兄弟対決」で負けた方が好物を封印することを宣言。ジュンは「甘いモノ」、レイは「ビール」をかけた試合はレイが勝利し以来、ジュンは大好きな「甘いモノ」を口にできない日々が続いている。
しかし、ジュンは好物が封印となった「憎しみパワー」でCC優勝戦に初進出。宮原健斗に敗れたが壮絶な一戦にレイは試合後、甘いモノ解禁を告げたが兄は拒否した。一夜明けた会見でも弟は甘いモノ解禁を再度、許可したが「絶対に食べない。これで食べたらダサイし格好悪いからな。負けは負けだから、ヤッパ食べない」と宣言。しかし、隣でうまそうにビールを飲む弟へ「何も隣で飲まなくていいんじゃないか?」と恨み言をこぼし「隣でおいしそうに飲んでいるのを見てとても苦しい。それでも俺は負けは負けだから甘いものを食べない」と決意した。
記者からは「甘いモノ」解禁のタイミングを聞かれジュンは「それはまだ考えている、何が正解なのか?さすがに来年のチャンピオンカーニバル待つことはできないから…どうしようかな?」と思案すると弟が「だったら挑戦状をたたきつけているTHE ENDに勝ったら今度こそスイーツ解禁でいいんじゃないか?」と提案された。これに兄は「あと何日だ?2週間ぐらいか…」と思いを巡らすと「わかった。そうだな…2週間は結構長いし、正直、そこまで我慢するつもりもなかったんで。まぁいいな。THE ENDを叩きつぶして世界タッグを防衛して甘いモノをリングで食べる。すばらしいじゃないか。よし決定だ」と初防衛成功で大好物解禁を宣言した。ただ、試合まで16日間あるため「あと2週間、想像を絶する。この甘いものを食べられない憎しみパワーをTHE ENDにぶつけたいな」と掲げていた。
2024年05月15日 06:00
WWE悪のユニット「ダメージCTRL」が、女子世界王者のザ・マンベッキー・リンチと元NXT女子王者ライラ・ヴァルキュリアの同郷コンビに牙をむいている。
2024年05月15日 06:00
これは本物だ! 女子プロレス新団体「マリーゴールド」に初来日する大怪獣ボジラが14日、猛デモを敢行した。
後楽園ホールで20日に行われる旗揚げ戦では、元WWEのSareeeと組み、ジュリア&林下詩美の団体ツートップとメインで対戦する。スターダムの元ワールド王者アルファ・フィーメルが送り込んだ刺客は、2003年8月31日生まれの20歳で、ドイツ出身。181センチ、91キロの体格を誇り、22年3月にドイツマットでデビューしている。入場時に火を噴くことで知られているという。
この日、かつて米ECWで活躍した父のウルフ・ヘルマン氏とドイツから来日した大怪獣は、さっそくマリーゴールド勢が練習する都内の道場を襲来。「ジュリア〜、ウタミ〜」と獣のようなうなり声を上げながら、道場内を徘徊した。
だが、あいにく2人は不在。すると突然、今にも泣き出しそうな練習生3人をまとめて担ぎ上げ「ウオー!」と雄叫びを上げた。さらに停車していた高級外車にロープをかけると、渾身の力で引っ張り出す。パーキングブレーキがかかっているにもかかわらず、重さ1・5トンの車は徐々に動き出したから驚きだ。
かつて大型バスを鎖で引っ張った密林王グレート・アントニオをほうふつとさせるパフォーマンスの前には、またたく間に人だかりができた。ひとしきり暴れた大怪獣は「ジュリアとウタミをぶっ飛ばす!」と言い残し、姿を消した。
報告を受けて道場に急行したロッシー小川代表は状況を把握し「とんでもない選手ですね。ジュリアと詩美がぶざまな姿を見せなければいいのですが」と不安そうな表情。詩美も「私でも、さすがに車を引っ張るのは無理。ボジラってそんなにすごいのか…」とおびえていた。旗揚げ戦の主役を奪いそうな予感だ。
2024年05月15日 06:00
女子プロレス「スターダム」の上谷沙弥(27)が、注目の「クイーンズ・クエスト(QQ)」新メンバーについて明かした。
3月いっぱいでQQをけん引してきた林下詩美が退団。リーダー不在により責任感が芽生えた上谷は、先月27日の横浜大会でハイスピード王座初戴冠を果たした。これでユニットに勢いをつけると、3日の山口大会でユニットのメンバー増員を提案。2016年に紫雷イオ(現WWEのイヨ・スカイ)が立ち上げたQQに翌年に加入した古株メンバーのAZMも同意した。
上谷は「ユニットとしてこれからどうしていくかをみんなで話し合った時に、今のQQは良くも悪くも仲が良すぎて、慣れ合いになってしまっているところがある」と現状を分析。その上で「イヨさんが立ち上げた時のQQのコンセプトは『強さを求める』。根本の部分を見直そうと思って、個人個人が野心を持って戦うユニットになりたい。そのために強い戦力が必要だと思ったから提案をしました」と増員を訴えた経緯を説明した。
気になる新メンバー候補について、AZMは外国人選手も視野に入れていると明かしている。上谷には既に意中の選手がいる様子で「まだAZMさんと話し合っているところですが、QQと深く関わりのある人を1人考えています」と真剣な表情を浮かべた。
その前に王者としてやるべきことがある。18日の横浜武道館大会では19年デビューの同期・飯田沙耶の挑戦を受ける。同王座戴冠時には、姉貴分の詩美をほうふつとさせる真っ赤なコスチュームを着用し、これまでのイメージを一新。新たな決意を込めたと明かす王者は「詩美さんの思いを背負うっていうのと、赤いベルト(ワールド王座)をまだ諦めてないっていう意味を込めて赤に。そして一番は、QQの先頭に立って私が引っ張っていくっていう思いを表しました。そのためにもこのベルトをまだまだ防衛していきます」。
老舗ユニットを団体の頂点へと導く。
2024年05月15日 05:00
「大相撲夏場所・3日目」(14日、両国国技館)
平幕熱海富士が大関霧島を押し倒し、2勝目を挙げた。初日の豊昇龍戦に続く大関撃破。目標とする新三役へ、序盤で弾みをつける白星を手にした。霧島は2敗目。大関豊昇龍は大栄翔を下して初白星。大関琴桜は平戸海を退け、2勝目を挙げた。勝ちっ放しは宇良ら平幕7人。
インパクトは強烈だ。熱海富士が霧島を吹っ飛ばした。立ち合いで相手の当たりを受け止め、引きに乗じて追撃。重量感たっぷりにわずか3発で押し倒すと、尻もちをついた大関は土俵下に1回転して落ちていった。
春場所に続く2大関撃破。テレビインタビューでは「落ち着いていたのかなとは思います」と淡々と振る舞ったが、花道の奥では41本もの懸賞の束に満面の笑み。人懐っこい表情を全開にした。
4月から一時閉鎖となった旧宮城野部屋勢が合流。伸び盛りの21歳にとっては「新しい若い子がいっぱい入ってきて、より一層稽古が激しくなった」と、さらに自分を磨く環境が充実した。上位総当たりも3場所目。2場所連続で千秋楽まで優勝を争った昨年後半と比べても、着実に成長の跡を示している。
勝ち越せば、目標に掲げていた新三役は確実。春場所では、同部屋の尊富士が新入幕優勝を飾った。「まだまだ先は長い。あと12番あるんで、頑張ります」と熱海富士。足元を見つめて白星を重ねていけば、三度目の正直となる初Vも見えてくる。
2024年05月15日 05:00
ノアのジェイク・リー(35)が、因縁の新日本プロレス・内藤哲也(41)に意外なメッセージを送りつけた。
2024年05月14日 22:22
WWEの戸澤陽(38)が、所属ユニット「アルファ・アカデミー」でまさかのパワハラ地獄に陥っている。
チャド・ゲイブル、オーティス、戸澤、マキシン・ドゥプリの4人は、戸澤の妙なダンスもあって人気ユニットとなったが、リーダーのゲイブルがインターコンチネンタル王座取りに失敗して凶暴化。なぜか昭和のコワモテ教師のように、生徒3人を横に並べて「お前らなあ、わかっとんのか!」などと説教を続けてきた。
13日(日本時間14日)のロウ(サウスカロライナ州グリーンビル)でも、戸澤はスーパーモデル風ルックスのマキシン、巨漢オーティスとともに一列に並べられ、説教タイム。ゲイブル先生から「トザワ、今夜もビッグチャンスだ。無駄にするなよ。相手はブロンソン・リードだ。それでな、神に誓って、お前があのダンスをしたら…さあ、行くぞ!」と言い渡され、試合前から不安げな表情を浮かべた。
セコンドにゲイブル先生を就けた戸澤の相手は巨体のリード。新日本プロレスマットでは、オカダ・カズチカ(現AEW)を一騎打ちで破ったこともある強豪だ。戸澤はリードの突進をかわして、パンチの雨を降らせた。さらに素早い動きから、ラリアートをかわして顔面にスーパーキック。さらにソバット、延髄斬りと猛攻を仕掛けた。
それでも倒れないリードに、コーナー上段からミサイルキックを発射。この一発で巨漢を見事に横転させた。続けて、リング上をぴょんぴょん跳ねると、超人ハルク・ホーガンばりにタンクトップを破り捨てるパフォーマンス。再びコーナー上段に上がったが、背面アタックをあっさりキャッチされてデスバレーボムを浴びた。そのままリードのTSUNAMI(ダイビングボディープレス)で圧殺され、3カウントを聞いた。
試合後はリング上でゲイブル先生が口角泡を飛ばして、倒れた戸澤を説教…。WWEマットをガッツと気合で生き抜いてきた熱血漢が、無用のパワハラにより道を誤らないことを祈るばかりだ。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。
2024年05月14日 21:50
女子プロレス「スターダム」の中野たむが、米AEW・TBS王者のウィロー・ナイチンゲールに宣戦布告だ。
18日の横浜武道館大会で同王座への挑戦が決定。14日に都内で開かれた会見では、ナイチンゲールからのビデオメッセージで「私たちは2人とも強くてかわいい。だけど、それだけじゃチャンピオンになれないってことも知っているわね? スターダムのリングで、世界中になぜウィロー・ナイチンゲールがTBSチャンピオンであるのかを教えてあげる」と挑発された。
中野は昨年団体最高峰のワールド王者として活躍したが、10月の同王座戦で左ヒザを負傷。長期欠場に入り、王座返上を余儀なくされた。今年2月の大阪大会で約4か月ぶりに復帰するも、同日にエグゼクティブプロデューサーを務めていたロッシー小川氏が解任に。3月いっぱいで5人の戦友がスターダムを去った。
「みんなの力を借りて復活することができたけど、復帰したその日から心が折れそうでした。スターダムは分裂と言われ、復帰したのにスターダムはどうなっちゃうんだろうって。みなさんを不安にさせないように自分は気丈に振る舞おうって思っていたけど、本当は悲しかった。無力な自分が悔しかった」と振り返る。
復帰後初のシングル王座戦となるだけに、ベルト取りへの思いは強い。「そんな悔しい気持ち全てを強さに変えて、このビックチャンスをつかみ取り、本当の意味でどん底からはい上がります」と宣言すると、おもむろに前髪をわしづかみに。「チャンスの前髪をつかむ準備はできてます。世界で一番強くてかわいいのを世界中に知らしめるのは中野たむだよ。たむを信じてください」と呼びかけた。
復権を目指し、中野の戦いがスタートする。
2024年05月14日 21:40
WWE悪のユニット「ダメージCTRL」のイヨ・スカイが、観衆を味方につけ女王の座にまた一歩近づいた。
4月の祭典「レッスルマニア40」では、ダメージCTRLのリーダーだったベイリーに敗れ、WWE女子王座から陥落した。「WWEドラフト」ではスマックダウンからロウへの移籍が決まり、「クイーン・オブ・ザ・リング」女子トーナメントにエントリー。先週のロウでは1回戦でナタリアを破り、13日(日本時間14日)のロウ(サウスカロライナ州グリーンビル)では準々決勝でシェイナ・ベイズラーと激突した。
元WWE女子タッグ王者のシェイナは1回戦で、ゼリーナ・ベガに代わって出場したマキシン・デュプリを絞殺。ジョシュ・バーネットの弟子で元UFCファイターの強敵だが、イヨはリングインするといきなり奇襲にあう。首投げで場外に放り投げられ、ストンピングから強烈なヒザ蹴りをぶち込まれた。
だが、ゴングが鳴ると、持ち前のスピード感あふれる攻撃で逆襲。強烈なドロップキックを放ち、ヘッドスプリングを見せて「ヨッシャーッ!」とアピールする。これには悪のユニットの一員にもかかわらず、大歓声が起きた。
シェイナの左腕攻撃でペースを奪われ、リング下の鉄棒に腕を巻きつけられたところに残忍なキックを浴びた。エルボー連打からウラカン・ラナで反撃するも、シェイナの執拗な左腕狙いから逃げ出せない。左腕の激痛で悲鳴を上げたが、コーナー上の攻防を制し、シェイナを場外に転落させた。ここで得意のムーンサルトアタックをさく裂させ、流れを取り戻した。
イヨはスワンダイブ式ミサイルキック、背後からのメテオラで猛ラッシュ。必殺のムーンサルトプレスは防がれて、キリフダクラッチ(裸絞め)で捕獲されるも、クロスフェースロックで切り返した。それでもシェイナはニーアタックをぶち込み、引き下がらない。ハイレベルな熱闘には、観衆から「This is awesome!(これぞ名勝負!)」のチャントが上がった。
勝負どころでイヨは、シェイナのニーアタックをキャッチしてドラゴンスクリュー。コーナーに吹っ飛ばすと、すかさずメテオラで両ヒザを打ち込んだ。最後はパーフェクトなムーンサルトプレスを決めて強敵を葬り、準決勝に進出した。
試合後はインタビュアーからマイクを奪うと「私がクイーンになって、そしてチャンピオンに返り咲く!」と日本語で絶叫。グリーンビルの観衆がどこまで日本語を理解しているかは定かでないが…観衆からはまさかの大歓声だ。悪の女王は確かな実力で、ファンの支持も集めている。
準決勝ではライラ・ヴァルキュリア対ゾーイ・スタークの勝者と激突。決勝はPLE「キング&クイーン・オブ・ザ・リング」(25日=日本時間26日、サウジアラビア・ジッダ)で行われる。
この日のロウは「ABEMA」にて放送された。
2024年05月14日 21:21
女子プロレス「スターダム」のワンダー王座戦(18日、横浜武道館)で激突する王者・安納サオリ(33)と、挑戦者の壮麗亜美(27)がピリピリムードだ。
2024年05月14日 20:49
女子プロレス「スターダム」のハイスピード王者・上谷沙弥(27)が、飯田沙耶(26)との初防衛戦(18日、横浜武道館)へ意気込んだ。
先月27日の横浜大会で同王座を初戴冠。王座戦を控えながら、体調不良により11日千葉、12日後楽園の2大会を欠場した上谷は14日の調印式で謝罪し「今はトレーニングも再開して、万全な状態で試合をするので安心してください」とファンに呼びかけた。
飯田とは同じ2019年デビューの同期で、新人王トーナメントは上谷が優勝。若手時代はフューチャー王座を争ったことがあるが、ハイスピードのベルトをかけて戦うのは初となる。上谷は「私たち2人だけにしかわからないたくさんの感情と物語がある。でも、こうやってハイスピードのベルトをかけて戦うとは予想していなかった。意味のあるものにしていきたいと思ってます」と語った。
ハイスピード王座戦線で戦うにあたり、得意技のフェニックススプラッシュを封印した。新たな道を歩み始めた王者は「これから私が新しい景色を見せていくので、ハイスピードフェニックスをお見逃しなく」と自信の笑みを浮かべた。
2024年05月14日 20:40
女子プロレス「スターダム」のアイコンことIWGP女子王者・岩谷麻優(31)が、名タッグチームを手玉に取った。
18日の横浜武道館大会では「シンデレラ・トーナメント」覇者・羽南(19)とのタッグ「アイコンタクト」で、藤本つかさ(40=アイスリボン)と中島安里紗(35=シードリング)の「ベストフレンズ」と対戦する。
2016年に浮上した岩谷と紫雷イオ(現WWEのイヨ・スカイ)のサンダーロックvsベストフレンズが実現には至らかったことなどから、スターダムとアイスリボンの関係は冷え切っていたが、3月27日横浜BUNTAI大会に藤本が来場し、対戦を要求したことから実現に至る。
14日に都内で行われた会見には4選手が出席。8月に現役を引退する中島が「スターダムさんに対して何の因縁も思い入れもないですし、引退まで限られた時間の中で、正直わざわざ殺伐としたくないというのがあったんですけど…」と本音を吐露すると、藤本は「映画でとても忙しそうなのでケガをしないで、頑張ってください」。自身の半生を描いた映画「家出レスラー」の公開を17日に控え、多忙を極める岩谷に皮肉のメッセージを送りつけた。
すると岩谷は「中島安里紗さんはあまりやる気が伝わってこないというか、ただの2人の思い出の試合にしようとしている感じがすごく伝わってきて」とチクリ。さらに「長年やってきたベストフレンズだからこそ、タッグのベルトも取ったことがないアイコンタクトが2人に勝ったら最悪な締めくくりになるでしょう。バットエンドを描いて、思い出を壊しにいきたいと思います」と堂々と宣言した。
この日はコメントがさえ、これで調子づいたアイコンは何を思ったのか「藤本つかささん、家出レスラーの宣伝ありがとうございます」と言いながら、サイフから取り出した映画のチケットを3枚ずつ藤本と中島にプレゼント。「これ見て、X(旧ツイッター)とかで感想を投稿してもらえればと思います」。
ところが降壇する際、テーブルにはチケットがそのまま残され、岩谷は「あとでカバンに入れておくよ!」と2人を追いかけていった。
2024年05月14日 19:33
「邪道」大仁田厚が14日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。11日のJ1の川崎―札幌戦の試合直前に電流爆破マッチを敢行した、とどろきスタジアムを管轄する川崎市の中原消防署を表敬訪問したことを報告した。
この日、署員との笑顔のツーショット写真を貼り付けた大仁田。
「#ノーファイヤー」の表題のもと書き出すと、「ファイヤーじゃないよ ノーファイヤーだよ 川崎フロンターレの、とどろきスタジアムも管轄の中原消防署を表敬訪問」と報告。「心は燃やしても家燃やすなよ 火の元には気をつけろよな! ノーファイヤーじゃ!」と呼びかけた。
大仁田は11日、スタジアム前の特設リングで電流爆破バットデスマッチを行い、ほぼ全観客がサッカーファンの前でFMW時代からの盟友・雷神矢口、リッキー・フジと組んでミスター・ポーゴ、櫻井匠、怨霊組と激突。
矢口と櫻井の前後からの電流爆破サンドイッチ殴打をさく裂させKO。すかさずフォールし、3カウントを奪い快勝した後、午後3時キックオフの川崎―札幌戦の始球式にもアポ無しで乱入しようとした。
しかし、スタジアム玄関でチーム関係者に阻止され、「俺は始球式をやりたかったのになんだよ!」と絶叫。「来年はやってやるからな!」と吐き捨てたものの、川崎からは1年間のスタジアム出入り禁止処分を食らっていた。