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2024年04月29日 16:02
パリ・サンジェルマン(PSG)のナセル・アル・ケライフィ会長が、リーグ・アン3連覇が確定したことを受け、喜びのコメントを発表した。28日、クラブ公式サイトが伝えている。 リーグ・アン第31節が26日から28日にかけて開催。首位に立つPSGは27日にル・アーヴルと対戦して3−3のドローに終わったが、28日に行われたリヨンとモナコの一戦で2位モナコが2−3で敗れたため、3試合を残して勝ち点差が「12」に広がったことで、PSGの3連覇が確定した。 12度目のリーグ優勝が決定したことを受け、アル・ケライフィ会長はクラブ公式サイトで以下のように喜びのコメントを発表している。 「リーグ優勝をすることは素晴らしいことだが、リーグ・アンで12回目の優勝を飾ったことはパリ・サンジェルマンに関わるすべての人にとってさらに特別なものになった。すべての選手、ルイス・エンリケ監督や彼のスタッフたち、ルイス・カンポスと彼のスポーツ部門、そしてクラブにいる全員におめでとうと言いたい」 「シーズンの初めからチームはとても団結していた。また、結果に関係なく素晴らしかったファンたちのことも決して忘れてはいない。私たちは家族としてこの瞬間を一緒に大切にしていく。そして、シーズンの最後の瞬間まで1試合1試合ハードワークを続けていく」
2024年05月16日 09:03
[J1第14節]東京V 0−0 G大阪/5月15日/味の素スタジアム
5月15日に行なわれたJ1第14節で、東京ヴェルディはガンバ大阪と味の素スタジアムで対戦し、0−0で引き分けた。
東京Vは開始2分、染野唯月がペナルティエリア手前から右足で強烈なシュートを放つが、相手GKの好セーブに阻まれる。その後も切り替えの早い守備で主導権を握り、セットプレーから何度かチャンスを作るが、G大阪の固い守備を崩せない。
後半のスタートからは齋藤功佑を投入。そして62分には見木友哉とチアゴ・アウベスも途中出場し、攻勢に出るが、なかなかゴールを奪えない。シュート数はG大阪の3本に対して東京Vは10本だったが、最後までネットを揺らせず、スコアレスのままタイムアップの笛が鳴った。
【PHOTO】雨の味の素スタジアムに集結し、選手を後押しし続けた東京ヴェルディサポーター!(Part1)
試合後、東京Vの城福浩監督は「(前節の)鹿島戦では不甲斐ない前半を見せてしまったので、チームとしてその課題を克服しなければ次に進めないと、みんなで共有していた」と話し、相手にチャンスらしいチャンスを与えず、シュートを1本に抑えた前半の45分を「素晴らしい前半を選手が表現してくれた」と評価した。
一方、相手の3倍以上のシュートを打ちながらも、ゴールをこじ開けられなかった攻撃面に関して、得点を取るためには何が必要かと問われた指揮官は、こう答えた。
「ボールを失った瞬間からの切り替えとか、ハイラインを保ってボールにプレッシャーに行くことなどを恐れずにやってくれた前半があったからこそ、後半もボールが持てたし、押し込めたと思うので、我々の(最後の)質を上げていかなければいけない」
次節は中3日で、FC町田ゼルビアとアウェーで相まみえる。東京Vは攻撃面の課題を修正し、首位のヴィッセル神戸と勝点で並ぶ難敵を撃破できるか。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月16日 08:38
23-24スコティッシュ・プレミアシップは15日、第37節の試合が行われ、セルティック(Celtic)は5-0でキルマーノック(Kilmarnock)に大勝し、通算54回目のリーグ優勝を決めた。
1試合を残して2位グラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)との勝ち点差を6に広げ、直近13シーズンで12度目の優勝が確定し、レンジャーズが持つ最多優勝記録の55回まであと一つに迫った。
引き分け以上で優勝が決まる状況だったセルティックは、前半にアダム・イダ(Adam Idah)のゴールで先制すると、前田大然(Daizen Maeda)が追加点を決めた。さらに、前田のお膳立てからジェームス・フォレスト(James Forrest)が3点目を奪うと、後半にはマット・オライリー(Matt O'Riley)が2点を加えた。
今季は残り10試合で一時7ポイントあったリードを失う接戦となったが、最後は主力選手のけがからの復帰とブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督の経験が決め手となった。
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2024年05月16日 08:36
FC町田ゼルビアは5月15日、J1第14節でセレッソ大阪と町田GIONスタジアムで対戦。2−1で勝利し、4試合負けなしと好調をキープした。
試合はお互いにチャンスをモノにできず、スコアレスの時間が続いたが、町田が70分にオ・セフンのゴールで先制。84分にPKを献上し、失点したものの、90+3分にミッチェル・デュークがヘディングでネットを揺らし、しっかりと勝ち切った。
この試合で、サイドからの果敢な仕掛けで存在感を示していた平河悠は、苦しみながらも勝点3を手にしたこの一戦をこう振り返る。
「相手のウイークじゃないけど、もう1回、自分たちのストロング見たときに、やっぱり(オ・)セフンだけのサッカーになっていた分、今回はサイドを突いて自分たちのサッカーを取り戻そうと話していた。そのなかで、そこは随所で出ていたかなっていうふうに思います」
【動画】M・デュークの決勝弾!
チームのパフォーマンスには手応えを示した一方で、自身の出来には「得点とアシストがついてないので、素直に喜べないのが現状」と肩を落とした。
「前線の選手で、やっぱり数字がつくのとつかないじゃ、評価も変わってくる世界。首位だったり、今は2位ですけど、そういうチームのウインガーに数字がつかないと出ている資格はないと思う。自分の長所を今出せてる分、その中でも数字はチーム内でも負けたくないですし、貪欲に狙いたいなというふうに思います」
次節は19日にホームで東京ヴェルディと対戦。23歳のドリブラーは「数字がついてない現状を重く受け止めて、貪欲に狙っていきたい」と改めて強調した。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月16日 08:34
現地5月15日に開催されたリーグ・アンの第32節(延期分)で、伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ドゥ・ランスがマルセイユとホームで対戦。
2024年05月16日 08:22
元Jリーガーの鄭大世氏が今年の4月半ば、オ・セフン(FC町田ゼルビア)について次のようなことを言っていた。
「オ・セフンにアドバイスするなら、シュートをダイレクトで打てと。ストライド(歩幅)が長いから足の振りがめちゃくちゃ遅いんです。なので、止めて蹴ろうとしている時は相手に余裕で追いつかれているんです。3対2と数的優位の局面でもフリーでパスを受けているのに止めちゃうから、ディフェンダーに寄せられてブロックされてしまう。ゴール前で横パスが来たらダイレクトで打てばいいんですよ」
このメッセージが本人に届いているかは定かではないが、4月21日のFC東京戦でヘッド、5月3日の柏レイソル戦で右足、5月6日の京都サンガF.C.戦でヘッド、そして5月15日のセレッソ大阪戦で右足ボレーと、全てダイレクトで決めているのだ。ちなみに、3月30日のサガン鳥栖戦で挙げた2ゴールもダイレクトシュートである。
とりわけC大阪戦のゴールは素晴らしかった。ナ・サンホの右サイドからのクロスはオ・セフンの手前でバウンドする難しいパスだったが、その軌道を読み切って冷静に合わせた技術は称賛に値した。
これで、今季J1リーグで6ゴール目。じわりと得点ランクの上位陣に迫ってきている。“ダイレクトマイスター”オ・セフンは、194センチの身長を生かしたポストプレーでも存在感を示しており、堅守速攻を地で行く町田のサッカーにおいて不可欠な戦力になりつつある。
それにしても、オ・セフンの特徴を見抜いた鄭大世の慧眼は恐るべしだ。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年05月16日 08:14
リーグ・アン第32節延期分が15日に行われ、スタッド・ランスとマルセイユが対戦した。
スタッド・ランスに所属する伊東純也と中村敬斗がともに先発出場した。試合が動いたのは33分、ウマル・ディアキテが右サイドへ展開すると、伊東がゴール前へ絶妙なクロスを供給。これにマーシャル・ムネツィと中村が飛び込むが、マルセイユのDFシャンセル・エンベンバに当たってオウンゴールとなった。惜しくも伊東にアシストはつかなかったが、これが決勝点となり、スタッド・ランスがマルセイユに1−0で勝利した。
伊東はここまでリーグ・アンで7アシストを記録しており、リーグ上位に位置している。アシストランキングは、最終節を残して、ウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン/PSG)、アンヘル・ゴメス(リール)、ロマン・デル・カスティージョ(スタッド・ブレスト)の3人が最多タイ8アシストで並んでおり、次いで7アシストの伊東とキリアン・エンバペ(PSG)、そして6アシストの南野拓実(モナコ)やピエール・エメリク・オーバメヤン(マルセイユ)ら7人が続いている状況となっている。
なお、最終節でスタッド・ランスはスタッド・レンヌと対戦する。
【リーグ・アンのアシストランキング】
8アシスト:ウスマン・デンベレ(PSG)
8アシスト:アンヘル・ゴメス(リール)
8アシスト:ロマン・デル・カスティージョ(スタッド・ブレスト)
7アシスト:伊東純也(スタッド・ランス)
7アシスト:キリアン・エンバペ(PSG)
6アシスト:南野拓実(モナコ)
6アシスト:アレクサンドル・ゴロヴィン(モナコ)
6アシスト:ピエール・エメリク・オーバメヤン(マルセイユ)
6アシスト:ブラッドリー・バルコラ(PSG)
6アシスト:ラヤン・シェルキ(リヨン)
6アシスト:テジ・サヴァニエ(モンペリエ)
6アシスト:モハメド・ダラミー(スタッド・ランス)
【ゴール動画】伊東純也の絶妙なクロスがオウンゴールを誘発!
[速報]#伊東純也 のクロスから先制点!
🇫🇷#リーグ・アン 第32節#スタッド・ランス vs #マルセイユ
/
伊東 純也が右サイドから上げた
グラウンダーのクロスがオウンゴールを誘い
スタッド・ランスが先制点を獲得!
\#ABEMAdeDAZN#ABEMA— アベマサッカー (@ABEMA_soccer) May 15, 2024
[速報]#伊東純也 ドリブルでDFを翻弄!
🇫🇷#リーグ・アン 第32節#スタッド・ランス vs #マルセイユ
/
縦パスに反応した伊東 純也
寄せてくるDFをかわしシュートを放つ!
GKにセーブされるもドリブルで存在感を示す!
\#ABEMAdeDAZN#ABEMA— アベマサッカー (@ABEMA_soccer) May 15, 2024
2024年05月16日 07:46
アトレティコ・マドリードが来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。これで同クラブは12シーズン連続のCL出場権獲得となった。
アトレティコ・マドリードは15日に行われたラ・リーガ第36節でヘタフェと対戦すると、アントワーヌ・グリーズマンが27分、42分、51分に得点を決めてハットトリックを達成し、3−0で勝利した。この結果、5位アスレティック・ビルバオとの勝ち点差は「11」に広がり、今季のリーグ4位以上が確定したため、来季のCL出場権獲得が決定した。
アトレティコ・マドリードはディエゴ・シメオネ監督が2011年12月に就任して以降、12シーズン連続のCL出場権獲得となった。なお、シメオネ監督就任前、同クラブのCLの出場回数は7回のみだった。
シメオネ監督就任後の成績は以下の通り。
【シメオネ監督就任後の主な成績】
2011−12シーズン:ヨーロッパリーグ(EL)優勝
2012−13シーズン:ラ・リーガ3位(CL圏内)、コパ・デル・レイ優勝
2013−14シーズン:ラ・リーガ優勝、CL準優勝
2014−15シーズン:ラ・リーガ3位
2015−16シーズン:ラ・リーガ3位、CL準優勝
2016−17シーズン:ラ・リーガ3位
2017−18シーズン:ラ・リーガ2位、EL優勝
2018−19シーズン:ラ・リーガ2位
2019−20シーズン:ラ・リーガ3位
2020−21シーズン:ラ・リーガ優勝
2021−22シーズン:ラ・リーガ3位
2022−23シーズン:ラ・リーガ3位
2023−24シーズン:ラ・リーガ4位以上
2024年05月16日 07:32
現地時間5月15日に開催されたスコットランドリーグの第37節で、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央、岩田智輝、小林友希が所属する首位のセルティックが、4位のキルマーノックと敵地で対戦。
2024年05月16日 07:20
15日に行なわれた2023-24シーズンのコッパ・イタリア決勝戦は、アタランタを1-0で破ったユヴェントスが優勝を果たした。
今シーズンのセリエAで4位と苦戦しているユヴェントスであるが、この試合では開始4分にドゥシャン・ヴラホヴィッチが幸先よく先制ゴールを奪取。右サイドからのパスで裏に抜け、見事にシュートを流し込んだ。
そして最終的にはこのゴールを守りきり、ユヴェントスが通算15回目となるコッパ・イタリアの優勝を果たした。
その中で大きな話題を集めているのが、今季限りでユヴェントスを退任する可能性が高いと言われているマッシミリアーノ・アッレグリ監督の振る舞い。
後半アディショナルタイムでの判定で第4審に抗議を行うため、ジャケットを脱ぎ捨てて詰め寄る!Allegri'nin çıldırdığı an😡 pic.twitter.com/CGPfjR4XnF
— TRT Spor (@trtspor) May 15, 2024
さらにレッドカードを受けて退席する際にはネクタイを投げ捨て、シャツのボタンを半分外して脱ぎ去るような行為を見せたのだった。
そのマッシミリアーノ・アッレグリの熱量に応えたのか、ユヴェントスは勝利を収めて優勝。試合後にはコーチを「胴上げ」する場面も見られた。Mister Allegri being thrown 😅#CoppaItaliaFrecciarossa pic.twitter.com/NYF8OQsYFx
— Lega Serie A (@SerieA_EN) May 15, 2024
ユヴェントス「2部降格処分でも漢気残留」した10名のスター
ただ、アッレグリ監督は選手たちをあまり信用していなかったようで体重を預けず、立ったままの姿勢で抱えあげられるような形になっていた。
「胴上げ」は日本が発祥であるという説もあるほど海外では決してメジャーなものではないが、近年はサッカーを中心にヨーロッパやブラジルなどで時折行なわれるようになっている。
2024年05月16日 07:02
リバプールの遠藤航は昨夏の加入当初、大きな期待をかけられていなかった。若手有望株を獲得できなかったクラブが、イングランドで無名の30歳を獲得したのは、「パニックバイ」だったという声すらあった。しかし、そうした懐疑論を払拭し、シーズン半ばからは主力としてプレーしてきた。 ただ、ここにきてアンカーのアップグレードが必要だという意見が出ている。現地メディア『FOOTBALL FANCAST』は、「スロットはジョーンズとエリオットよりも多くを稼ぐリバプールのエースを即座に切り捨てなければならない」と題して記事を掲載。次のように綴った。「このユルゲン・クロップ監督の契約は、(新監督就任が確実視されている)アルネ・スロットの下でリバプールを別のレベルに引き上げるものではない」 同メディアは、「エンドウはリバプールの真の守備的MFであり、彼は抜け目のない契約を結んでいるが、プレミアリーグとチャンピオンズリーグのサッカーの最前線に戻すためにはアップグレードが必要であることは明らかである」と指摘している。「完璧ではなかったが、31歳の彼はファビーニョの後継者として称賛に値する仕事を果たした。しかし、まだ長期的な解決策には至っていない」【動画】遠藤の4人ぶち抜きのスルーパス
記事は「最近、サポーターたちは日本人の機動力や運動能力の欠如に対する不満を吐き出し始めている。彼は勤勉で献身的な選手だが、リバプールの標準的な要求を成功させるために必要な本質的な要素がいくつか欠けている」と指摘。こう続けている。「空中戦のデュエル勝利数を除けば、FBrefがまとめた守備指標のすべてにおいて上位30%外にランクされており、これは相手の前進を阻止するエネルギーとコントロールの欠如を浮き彫りにしている」 そして、「リバプールはDFに投資する可能性がある。しかし、6番に一流のタレントを獲得できなければ、アーセナルやマンチェスター・シティのようなチームは荒々しく走り続け、下にいる不運なライバルたちへの支配と壊滅を続けるだろう」と結論づけている。 遠藤の奮闘を称えながらも、アンカーを補強しなければ、シティやアーセナルに太刀打ちできないとの見解だ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 07:02
[J1第14節]鳥栖 5−2 川崎/5月15日/駅前不動産スタジアム
今季初のリーグ戦での連勝を狙った川崎はアウェーで鳥栖と対戦したが、2−5で完敗した。
この試合では、先日のU23アジアカップで、パリ五輪の出場権獲得に大きく貢献したCB高井幸大が先発に復帰。
すると192センチの19歳は、13分、瀬古樹の右からのCKにニアで頭で合わせ、強烈なゴールを決めてみせる。アカデミー出身で2022年に高校生ながらプロ契約して以降、これが嬉しいJリーグ初ゴール。チームも幸先の良いスタートを切った。
しかし、好事魔多し。その後、警戒していたはずの鳥栖のサイドからの攻撃と、裏へのボールに高井を含めてチームとして対処しきれずに次々に被弾。チームとしても個人としてもミスも重なって2節の磐田戦(ホーム/●4−5)に続く今季最多の5失点での敗戦となった。
「成長するしかないと思います」
試合後には沈痛な面持ちで、少ない言葉で試合を振り返る高井の姿があった。
【動画】鳥栖×川崎のハイライト
やはりCBとしての責任感だろう。「点を取れたのは良かったですが、勝利に貢献する得点をしたいです」とも語り、「5失点はありえないし、切り替えて頑張りたいです」と前を向いた。
もっともU23アジアカップでCBを組み、この日は対戦相手となった鳥栖の22歳DF木村誠二は「個人のプレーで言ったらあいつのほうが良かったかもしれないですし、やっぱりビルドアップが安定している。改めて良い選手だと感じました」とエールを送った。
その言葉通り、19歳のCBとしてポテンシャルは抜群だ。磐田戦に続く鳥栖戦の悔しさも胸に、さらなる成長に期待したい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月16日 06:31
スタッド・ランスでプレーしている日本代表MF伊東純也が、15日に行なわれたマルセイユ戦でオウンゴールを誘発させて先制点を導いた。
2024年05月16日 06:22
[J1第14節]鳥栖 5−2 川崎/5月15日/駅前不動産スタジアム
5失点を喫し、アウェーで鳥栖に完敗した。
川崎にとっては2節のホーム磐田戦(●4−5)に続く今季最多タイの5失点で、守備の脆さが浮き彫りになるゲームになってしまった。
この日は、先日のU23アジアカップを制し、パリ五輪の出場権獲得に大きく貢献した高井幸大が先発に復帰し、大南拓磨とCBを構成。13分にCKから高井が強烈なヘッドで先制点を奪ったが、その後、チームは崩れた。
「勝たなくてはいけない試合で勝てなかった。そこに尽きると思います」
今季初のリーグ戦での連勝を狙ったなかで、そう悔しさを示したのは川崎の鬼木達監督だ。
前述の磐田戦の敗戦から、チームを立て直し、ここ5戦は負けなし(2勝3分)と復調傾向にあったが、久々の敗戦、しかも大量失点での黒星を指揮官は自らの責任だとも説明する。
「すべて自分の力不足だと思っています。当然いろんな形でのミスがありましたしたので、そこも含めてトレーニングのところから突き詰めていかないと、本番でこうなると思います。そこを含めて自分がもっとマメジメントすべきだと感じます」
【動画】鳥栖×川崎のハイライト
負けが先行する今季、一点の重みをチームとして強く共有してきたはずであったが、鳥栖戦では連戦のなかでのアウェー戦という影響もあったか、ミスが重なりすぎた。
鬼木監督も「自分たち次第で防げたと思います。事前に危ないところを共有したなかでやられてしまったので、一瞬のアラートさがあるかないかでの綻びが出ているのかなと。それはひとつだけではなくいくつかの連鎖があるので、断ち切らなければいけないです。その瞬間、瞬間で声で伝えられることもあるでしょうし、味方を鼓舞して集中力を高められるところもあります。これからという時にミスが連発してしまったのは残念でした」と振り返る。
14試合を終えて4勝4分6敗、首位と勝点13差の13位。改めてここからどう守備を引き締めていくのか。指揮官に問えば、こう返ってくる。
「なんて言うんでしょう...失点に対する受け入れ方と言うような部分は、“仕方ない”で済ませてはいけないものだと思うんです。ただ、それが通ってしまっているようなところだと思いますので、そこは自分の指導の問題だと思いますし、失点に対しても厳しさを持たなくてはいけません。
当然攻撃的なチームを目指していますが、やはり耐えれば、いくつかのチャンスが生まれてくるはずですし、そういうものを経験をしています。前節の札幌戦(ホーム/○3−0)もそうだと思います。我慢したからこそ。我慢し切れないというのはメンタル的なところがかなり大きいと思います。
実際、2点、3点までならチャンスはあると思うのですが、それ以上取られるとなかなか難しい。どんな状況でも諦めないもっとタフなメンタルを作ることが重要だと思います」
そしてこう続けた。
「どんな時も積み上げている良いものは認めながらやっていくべきだと思います。(鳥栖戦の)立ち上がりのボールの動かし方も含めてスムーズさはありましたし、今までは先制されるケースも多かったなかで、先制点を取れました。
ただ競ったゲームや緊迫したゲームでは、トラップひとつとっても1メートル、もしくは数10センチ大きいだけで自分たちが行きたい方向に行けなかったりしますし、安全なプレーをすることによって逆に相手のプレッシャーを受けたり、失敗はしていなくても大きな成功につながっていなかったり、そういうものを突き詰めていかなければ自分たちが目指すものには辿り着けないと思います。
そこの甘さも含めて自分のところでこれぐらいでと許してしまっているところも突き詰めていく必要があります。メンタル的なところでいうと、やり続けることは変わらないです。勝っていても負けていても急に何かが飛び抜けて強くなったり、うまくなったりすることはないので、自分たちのやるべきことを信じて突き進んでいけるどうかを選手に問いながら、なおかつ一緒に進んでいきたいです」
ここから改めて粘り強く戦っていけるのか注目だ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月16日 06:13
現地時間5月16日に開催されるラ・リーガの第36節で、久保建英が所属するレアル・ソシエダがホームでバレンシアと対戦する。 この一戦の前日会見に登壇したソシエダのイマノル・アルグアシル監督が、久保について言及した。スペインメディア『Futbol Fantasy』が伝えている。 13日のバルセロナ戦で2試合連続のベンチスタートとなった日本代表MFは70分からの出場で、20分のプレータイムに留まった。 試合後に、これまで主力だった久保とアンデル・バレネチェアがなぜベンチスタートだったのかを問われると、アルグアシル監督は「理由はいろいろあった」としつつ、バルサ対策で5バックを敷いた点を大きな要因に挙げていた。【動画】久保が不満を露わにしたゴール取り消し
そんななか、改めて久保とバレネチェアのスタメン落ちについて質問を受けた指揮官はこう回答した。「どの試合でも、どの11人に賭けるか、私は決断しなければならない。たった11人しかプレーできないので、それを毎日繰り返している。このチームでは、私はどの選手にも何も与えられない」 名伯楽は「何が起こるかと言えば、各試合で私は11人を決めなければならない。感情、彼らがどのようにトレーニングしているか、どのような状態であるか、そして誰が相手か、誰がより多くのチャンスを生み出すかによって導かれる」とコメント。そのうえで、両アタッカーへの信頼を強調した。「この間の試合は除外されたが、彼らは準備万端で、今シーズンのとても重要な選手であり、ここから最後まで活躍するだろう」 バルサ戦から中2日、さすがにバレンシア戦ではスタートリストに「TAKE」の名前があるはずだ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 06:10
コッパ・イタリア決勝が15日に行われ、アタランタとユヴェントスが対戦した。
アタランタは公式戦直近7試合で6勝1分無敗と好調を維持しており、1962-63シーズン以来、2度目のコッパ・イタリア制覇を目指す。一方、ユヴェントスは3年ぶり15度目の優勝をかけて、決勝に臨んだ。
試合はキックオフからわずか4分に動いた。アンドレア・カンビアーゾのスルーパスからドゥシャン・ヴラホヴィッチが抜け出すと、イサク・ヒエンに寄せられながらも、力強く前にドリブルしてペナルティエリア内からシュート。マルコ・カルネセッキとの1対1を制して、ゴールネットを揺らした。ヴラホヴィッチの得点でユヴェントスが先制に成功する。
その後、互いに決定機を作りながらも、なかなか決めきれない。72分には押し込まれていたユヴェントスがゴールに迫る。アドリアン・ラビオが右サイドへ展開すると、アンドレア・カンビアーゾがアーリークロスを供給。これをヴラホヴィッチがヘディングシュートし、ゴールネットを揺らした。しかし、これはヴラホヴィッチがほんのわずかにオフサイドとなり、得点は認められなかった。
80分にはアタランタもアデモラ・ルックマンが左からカットインして強烈なシュート。しかし、惜しくもポストに跳ね返り得点には至らない。一方、84分にユヴェントスもファビオ・ミレッティのシュートがクロスバーに嫌われ、互いに得点に迫るスリリングな展開が続いた。
しかし、試合はこのまま終了。ユヴェントスが3年ぶり15度目となるコッパ・イタリア制覇を決めた。なお、マッシミリアーノ・アッレグリ監督にとっては、歴代最多5回目のコッパ・イタリア制覇となった。
【スコア】
アタランタ 0−1 ユヴェントス
【得点者】
0−1 4分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(ユヴェントス)