2024年04月29日 13:13
[J1第10節]柏 1−1 鳥栖/4月28日/三共フロンテア柏スタジアム 4月28日に開催されたJ1第10節で、柏はホームで鳥栖と対戦。14分にマルセロ・ヒアンの先制点を許したが、40分に島村拓弥のJ1初弾で同点に追いつく。試合はそのまま1−1でタイムアップを迎えた。 9節の横浜戦は延期されている柏は、ここまで9試合を消化。3勝5分1敗の戦績で11位。中位に甘んじている要因の1つは、“追加点”を奪えていないことか。無得点に終わった4節・名古屋戦を除く8試合すべてで1点止まりとなっている。 井原正巳監督は鳥栖戦を終え、「攻撃面は決して悪くないが、いかに2点目を奪うか。課題となっていたところがもろに出た結果になった」と振り返る。「チャンスは多く作れていたなかで、どうやって点を取るのか。日々の練習で意識してやっていくしかない」と課題の修正に目を向ける。 公式記録によると、シュート数は鳥栖の3本に対して、柏は15本。チャンスが多くあったのは事実だ。敵守備陣の好守はあったものの、得点に至らない、もどかしさがあった。 ルヴァンカップの群馬戦は3−1で勝利。複数得点できたが、リーグ戦では思うようにゴールをこじ開けられずにいる。 この状況を、ベテランFWの武藤雄樹はどう見ているのか。鳥栖戦では73分に途中出場し、2本のシュートを放った背番号9は、次のように述べる。 【PHOTO】最高の雰囲気でスタジアムを盛り上げた柏レイソルサポーター! 「難しいですね、本当に難しいです。点が取れてないわけではないし、1点取ったから引いてるかと言われたらそうではないので。むしろしっかり攻めていて、チャンスがあるなかで入らないっていうのは、何がって言われるとすごく難しいです。 でも、やり続けるしかないと思う。崩しのイメージを共有するのも重要かなと。たとえば、うちはカウンターで得点することが多いと思いますけど、だからと言ってカウンターで4点、5点取るのはなかなか難しいと思う。 そうなってくると、攻め込んで、コンビネーションで崩してっていう、ゴールのパターンを増やせば増やすほど、複数得点になっていくと思うし、そういうシーンも出てきつつあると思うので、そこの精度を上げるためにやり続けるしかないと思います」 今はまだ産みの苦しみなのだろう。武藤が言うように“やり続ける”ことで、現状を打破できるか。 取材・文●平龍生(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月16日 07:02
リバプールの遠藤航は昨夏の加入当初、大きな期待をかけられていなかった。若手有望株を獲得できなかったクラブが、イングランドで無名の30歳を獲得したのは、「パニックバイ」だったという声すらあった。しかし、そうした懐疑論を払拭し、シーズン半ばからは主力としてプレーしてきた。 ただ、ここにきてアンカーのアップグレードが必要だという意見が出ている。現地メディア『FOOTBALL FANCAST』は、「スロットはジョーンズとエリオットよりも多くを稼ぐリバプールのエースを即座に切り捨てなければならない」と題して記事を掲載。次のように綴った。「このユルゲン・クロップ監督の契約は、(新監督就任が確実視されている)アルネ・スロットの下でリバプールを別のレベルに引き上げるものではない」 同メディアは、「エンドウはリバプールの真の守備的MFであり、彼は抜け目のない契約を結んでいるが、プレミアリーグとチャンピオンズリーグのサッカーの最前線に戻すためにはアップグレードが必要であることは明らかである」と指摘している。「完璧ではなかったが、31歳の彼はファビーニョの後継者として称賛に値する仕事を果たした。しかし、まだ長期的な解決策には至っていない」【動画】遠藤の4人ぶち抜きのスルーパス
記事は「最近、サポーターたちは日本人の機動力や運動能力の欠如に対する不満を吐き出し始めている。彼は勤勉で献身的な選手だが、リバプールの標準的な要求を成功させるために必要な本質的な要素がいくつか欠けている」と指摘。こう続けている。「空中戦のデュエル勝利数を除けば、FBrefがまとめた守備指標のすべてにおいて上位30%外にランクされており、これは相手の前進を阻止するエネルギーとコントロールの欠如を浮き彫りにしている」 そして、「リバプールはDFに投資する可能性がある。しかし、6番に一流のタレントを獲得できなければ、アーセナルやマンチェスター・シティのようなチームは荒々しく走り続け、下にいる不運なライバルたちへの支配と壊滅を続けるだろう」と結論づけている。 遠藤の奮闘を称えながらも、アンカーを補強しなければ、シティやアーセナルに太刀打ちできないとの見解だ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 07:02
[J1第14節]鳥栖 5−2 川崎/5月15日/駅前不動産スタジアム
今季初のリーグ戦での連勝を狙った川崎はアウェーで鳥栖と対戦したが、2−5で完敗した。
この試合では、先日のU23アジアカップで、パリ五輪の出場権獲得に大きく貢献したCB高井幸大が先発に復帰。
すると192センチの19歳は、13分、瀬古樹の右からのCKにニアで頭で合わせ、強烈なゴールを決めてみせる。アカデミー出身で2022年に高校生ながらプロ契約して以降、これが嬉しいJリーグ初ゴール。チームも幸先の良いスタートを切った。
しかし、好事魔多し。その後、警戒していたはずの鳥栖のサイドからの攻撃と、裏へのボールに高井を含めてチームとして対処しきれずに次々に被弾。チームとしても個人としてもミスも重なって2節の磐田戦(ホーム/●4−5)に続く今季最多の5失点での敗戦となった。
「成長するしかないと思います」
試合後には沈痛な面持ちで、少ない言葉で試合を振り返る高井の姿があった。
【動画】鳥栖×川崎のハイライト
やはりCBとしての責任感だろう。「点を取れたのは良かったですが、勝利に貢献する得点をしたいです」とも語り、「5失点はありえないし、切り替えて頑張りたいです」と前を向いた。
もっともU23アジアカップでCBを組み、この日は対戦相手となった鳥栖の22歳DF木村誠二は「個人のプレーで言ったらあいつのほうが良かったかもしれないですし、やっぱりビルドアップが安定している。改めて良い選手だと感じました」とエールを送った。
その言葉通り、19歳のCBとしてポテンシャルは抜群だ。磐田戦に続く鳥栖戦の悔しさも胸に、さらなる成長に期待したい。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月16日 06:31
スタッド・ランスでプレーしている日本代表MF伊東純也が、15日に行なわれたマルセイユ戦でオウンゴールを誘発させて先制点を導いた。
先日ウィル・スティール前監督が辞任し、急遽サンバ・ディアワラ氏が暫定指揮官としてチームを率いることになった激震のスタッド・ランス。
その中で迎えたフランス・リーグアンの第32節はマルセイユ戦。今季苦戦している相手ではあるが、スタッド・ランスより上の8位に付けているチームであった。
このところ6試合に渡って勝利がなく、3分け3敗と不調のスタッド・ランスは右サイドに伊東純也、左サイドに中村敬斗を先発させ、久しぶりの勝利を狙った。
そして前半33分、右サイドから伊東純也がグラウンダーのクロスを入れると、これをシャンセル・ムベンバが触ってオウンゴールに!
[速報]#伊東純也 のクロスから先制点!
🇫🇷#リーグ・アン 第32節#スタッド・ランス vs #マルセイユ
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伊東 純也が右サイドから上げた
グラウンダーのクロスがオウンゴールを誘い
スタッド・ランスが先制点を獲得!
\#ABEMAdeDAZN#ABEMA— アベマサッカー (@ABEMA_soccer) May 15, 2024
このゴールで先制したスタッド・ランスは、マルセイユを相手に最後までリードを守って1-0と勝利することに成功。
伊東純也が加入!「スタッド・ランスでブレイクした」世界的選手7名
実に3月16日に行なわれたメス戦以来となる7試合ぶりの勝利をあげたスタッド・ランスは、これで勝点を44に伸ばして10位に浮上した。
フランス・リーグアンはのこり1試合となっており、スタッド・ランスは今週末の19日にレンヌと対戦する予定だ。もしこれで勝利すれば9位に浮上することができる。
2024年05月16日 06:22
[J1第14節]鳥栖 5−2 川崎/5月15日/駅前不動産スタジアム
5失点を喫し、アウェーで鳥栖に完敗した。
2024年05月16日 06:13
現地時間5月16日に開催されるラ・リーガの第36節で、久保建英が所属するレアル・ソシエダがホームでバレンシアと対戦する。 この一戦の前日会見に登壇したソシエダのイマノル・アルグアシル監督が、久保について言及した。スペインメディア『Futbol Fantasy』が伝えている。 13日のバルセロナ戦で2試合連続のベンチスタートとなった日本代表MFは70分からの出場で、20分のプレータイムに留まった。 試合後に、これまで主力だった久保とアンデル・バレネチェアがなぜベンチスタートだったのかを問われると、アルグアシル監督は「理由はいろいろあった」としつつ、バルサ対策で5バックを敷いた点を大きな要因に挙げていた。【動画】久保が不満を露わにしたゴール取り消し
そんななか、改めて久保とバレネチェアのスタメン落ちについて質問を受けた指揮官はこう回答した。「どの試合でも、どの11人に賭けるか、私は決断しなければならない。たった11人しかプレーできないので、それを毎日繰り返している。このチームでは、私はどの選手にも何も与えられない」 名伯楽は「何が起こるかと言えば、各試合で私は11人を決めなければならない。感情、彼らがどのようにトレーニングしているか、どのような状態であるか、そして誰が相手か、誰がより多くのチャンスを生み出すかによって導かれる」とコメント。そのうえで、両アタッカーへの信頼を強調した。「この間の試合は除外されたが、彼らは準備万端で、今シーズンのとても重要な選手であり、ここから最後まで活躍するだろう」 バルサ戦から中2日、さすがにバレンシア戦ではスタートリストに「TAKE」の名前があるはずだ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 06:04
プレミアリーグ第34節延期分が15日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドとニューカッスルが対戦した。
前半はマンチェスター・ユナイテッドが数度の決定機を作った。14分にはアマド・ディアロのシュートが枠内を捉えるが、これはマルティン・ドゥブラフカがセーブ。27分にも、アレハンドロ・ガルナチョがペナルティエリア内まで侵入してシュートを放つが、再びドゥブラフカにセーブされた。
それでも31分に均衡を破る。アマド・ディアロが右サイドから中央へカットインしてパスすると、ブルーノ・フェルナンデスがこれをスルー。ペナルティエリア内でぽっかりと空いたスペースでコビー・メイヌーがボールを受けると、冷静にゴールへと流し込んだ。マンチェスター・ユナイテッドが先制に成功する。
リードを奪われたニューカッスルも、37分にゴールに迫る。ファーサイドでダン・バーンがヘディング。シュートはアンドレ・オナナの届かないコースに飛び、得点かと思われたが、ゴールライン上でカバーに入ったカゼミーロが寸前でクリアして得点を許さなかった。
後半開始早々、ニューカッスルがチャンスをものにする。49分、アレクサンデル・イサクが前線でボールを収めてスルーパス。背後に抜けたジェイコブ・マーフィーが絶妙なクロスを供給し、これをアンソニー・ゴードンが合わせてゴールネットを揺らした。1
同点に追いつかれたマンチェスター・ユナイテッドだが、すぐに勝ち越しに成功する。コーナーキックのペナルティエリア内でこぼれると、これをアマド・ディアロが左足ボレーで合わせた。強烈なシュートはゴールに突き刺さった。
さらに84分には、ブルーノ・フェルナンデスからのパスを受けた途中出場のラスムス・ホイルンドがドリブルで力強く相手を剥がしてシュート。これがゴールネットに吸い込まれ、マンチェスター・ユナイテッドがリードを2点差に広げた。
ただ、後半アディショナルタイムにニューカッスルも反撃。こぼれ球を拾ったルイス・ホールが強烈なシュートをゴールネットに突き刺して、1点差に迫る。
しかし、ニューカッスルの反撃もここまで。試合は3−2でマンチェスター・ユナイテッドが勝利。勝ち点57でニューカッスルとマンチェスター・ユナイテッドが並んで最終節に臨むことになった。
【スコア】
マンチェスター・ユナイテッド 3−2 ニューカッスル
【得点者】
1−0 31分 コビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド)
1−1 49分 アンソニー・ゴードン(ニューカッスル)
2−1 57分 アマド・ディアロ(マンチェスター・ユナイテッド)
3−1 84分 ラスムス・ホイルンド(マンチェスター・ユナイテッド)
3−2 90+2分 ルイス・ホール(ニューカッスル)
2024年05月16日 06:00
レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、2024年のバロンドールに同クラブ所属のドイツ代表MFトニ・クロースを“推薦”した。『beIN Sports』が同監督のコメントを伝えている。
2014年夏の加入以降、レアル・マドリードに欠かせない不動の中盤として活躍を続けるクロース。これまでに4度のラ・リーガ、4度のチャンピオンズリーグ(CL)、5度のFIFAクラブワールドカップなど、数々のタイトルをレアル・マドリードにもたらしてきた。34歳となった今季も、そのパフォーマンスは衰えるどころか進化を続けており、ここまで公式戦46試合に出場して1ゴール9アシストを記録。チャンスクリエイト数でもチームトップの数字を叩き出している。2年ぶり通算36回目のラ・リーガ優勝だけでなく、CL決勝進出にも大きく貢献した。
14日に行われた第36節アラベス戦にも先発出場したクロースは、序盤の10分に見事な浮き球パスでイングランド代表MFジュード・ベリンガムの先制点をお膳立て。その後チームはゴールラッシュを見せ、5−0と大勝した。
そんなクロースに対して、絶大な信頼を寄せるアンチェロッティ監督も賛辞の言葉を惜しまない。アラベス戦の後、クロースが2024年のバロンドールに値するかどうかを問われたアンチェロッティ監督は、次のような言葉を残した。
「クロースがバロンドールにふさわしいかって?もちろんだ。私自身は彼のそんな姿を見たいと思っている。もちろん、現実的にはそううまくはいかないだろうが、何が起こるかは誰にもわからないだろう」
「我々はCLで決勝まで勝ち進んだし、ナショナルチームは今夏にEURO2024を控えている。仮に、我々がCLを、ドイツ代表がEURO2024を優勝できれば、バロンドールの候補として十分なパフォーマンスと言えるのではないだろうか。彼はCLもEURO2024も勝ち獲れるよ。クロースがいるなら、ドイツ代表は優勝できる」
かつて、バロンドールは個人として圧倒的なパフォーマンスを見せながらも、所属チームや代表チームの成績が振るわず、タイトルと無縁だった選手の功績を称えるために作られたと言われている。だが、時は流れ、現代サッカーにおいては、チームを勝利へ導く選手こそが“最も優れた”選手という考えが浸透している。それゆえ、選考対象期間のチームタイトル獲得数は、投票する記者にとっても大きな評価指標となっている。
そういった意味では、レアル・マドリードが6月1日に控えたCL決勝でドルトムントを破り、前身大会も含めると史上最多15度目の優勝を飾るだけでなく、ドイツ代表が自国開催のEURO2024で7大会ぶりにトロフィーを掲げることができれば、クロースに票が集まってもおかしくはないだろう。
なお、そんなクロースとレアル・マドリードの現行契約は今夏に満了を迎えるが、現時点で新契約は締結されていない。新契約について問われたアンチェロッティ監督は「現時点では、私もクラブもトニ自身も、今後のことは心配していない」と断言。一方で「現行契約は6月末まで残っているのだから、このことは二の次だ。まずはCL決勝に集中する」と話し、新契約に向けた動きはシーズン終了後になることを示唆した。
【ハイライト動画】クロースの絶妙アシストも!レアル・マドリードvsアラベス
2024年05月16日 06:00
2024年5月15日に開催されたFC町田ゼルビアとセレッソ大阪の一戦は1-1で後半のアディショナルタイムを迎えた。
2024年05月16日 05:58
スコティッシュ・プレミアシップ3連覇をかけたミッドウィークのキルマーノック戦に挑んだセルティックは、5-0と大量ゴールを決めて圧勝。2021-22、2022-23に続く優勝を確定させた。
この試合でセルティックは前田大然と旗手怜央が先発、古橋亨梧と岩田智輝がベンチスタート。センターフォワードにはアダム・アイダーが起用された。
そして前半5分にはマット・オライリーのクロスボールからアダム・アイダーが先制ゴールを奪取。幸先よくリードすることに成功した。
さらに12分にはアリスティア・ジョンストンのクロスを前田大然が合わせ、リードを広げるゴールを奪う。
加えて前半35分、前田大然が左サイドから入れたクロスをジェームズ・フォレストが合わせ、ハーフタイムまでに3-0と大きな差を付けた。
そして後半にはさらにゴールを追加。51分と71分にマット・オライリーがネットを揺らし、リードを更に広げることに成功。🏆 2021/22
🏆 2022/23
🆕 2023/24#CelticFC are crowned Champions of Scotland AGAIN! 🍀🏆
Three-In-A-Row for Glasgow's Green & White - Congratulations to Brendan and the Bhoys! 👏 pic.twitter.com/Ay8QmwyvRo
— (C)eltic Football Club (@CelticFC) May 15, 2024
この結果セルティックは5-0とキルマーノックに大勝し、3シーズン連続となる通算54回目のリーグ優勝を果たしている。
セルティック「直近30年のベストイレブン」
前田大然はこの試合で1ゴール1アシストを決め、62分までプレー。旗手怜央は90分フル出場。岩田智輝と古橋亨梧はともに途中出場している。
なお、スコットランドリーグの最多優勝回数はグラスゴー・レンジャーズの55回であるため、もし来季セルティックが優勝すればそれに並ぶことになる。
2024年05月16日 05:54
遠藤航の交代は正しかったのか。地元メディアが見解を示している。 5月13日に行なわれたプレミアリーグの第37節で、遠藤が所属するリバプールはアストン・ビラと敵地で対戦。3−3のドローに終わった。 物議を醸しているのが、3−1とリードした状況で行なった76分の4枚替えで日本代表MFを下げた采配だ。この交代策に伴い、インサイドハーフからアンカーにポジションを移したアレクシス・マカリステルのミスから85分に被弾すると、88分にも中央突破を許して失点。あっという間に追いつかれてしまった。【動画】リバプール10番の痛恨ミス&中央突破を許して失点関与 リバプールの地元メディア『Liverpool Echo』は、「ユルゲン・クロップ監督が一気に行なった4人の選手交代のうち、最終的にアウェーで苦労して勝ち取るべきだった勝利を奪ったのはエンドウの除外だった」と指摘している。
同メディアは、「エンドウは前半をあまり楽しめていなかったが、ハーフタイム後はリバプールが主導権を握る上で中心となり、前半で露出が増えていた守備陣をよくカバーしていた」と主張。こう続けている。「しかし、日本人がいなくなったことで、すでに疲れ果ててアンダーパーに見えたマカリステルが、必然の結果でビラの後半の猛攻を鎮めることになった。ホームチームの1点目のきっかけとなったルーズなパスで罰を受けたアルゼンチン人選手は、その後、ビラの勢いを変える2点目の際にボールを失った」 指揮官の采配が裏目に出たと苦言を呈している。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 05:50
小川航基(NEC)はオランダリーグ第32節のエクセルシオール戦(3対0)、第33節のフェイエノールト戦(2対3)と、シーズン大詰めに来て途中出場が続いている。
【画像】SNSフォロワー数が1670万超! スイス女子代表のブロンド美女、アリシャ・レーマンが魅せる厳選ショット集をお届け!
「(シーズン)最後のところで、僕はちょっと疲れが見えるというような印象だった。(横浜FCから移籍してオフもなく)1年半ぐらいやっているんで、そういったところもあったかもしれない。ただ、タフな身体を作っていかないと。これから日本代表に絡んでいくなかで、 日本に帰ったりするフライトとか、そういったタフさというのもけっこう重要になってくる。
今日、(5位の)アヤックスが勝ったんですよね。(現在6位のNECは)UEFAカンファレンスリーグ出場を懸けたプレーオフ行きが確実だと思う。チームが勝ち続ければ残り3試合(リーグ戦1試合・プレーオフ2試合)。そこに向けてしっかりアピールして、ポジションを奪い返して、来季に向けていい状態でやりたいです。(スタメン落ちは)本当に悔しかったが、自分を見せ続ければチャンスが巡ってくる」
KNVBカップ決勝戦(4月22日のフェイエノールト戦。0対1)では1点ビハインドを負った66分、小川はシラ・ソーに代わってベンチに下がった。以降、両者のチーム内での序列が変わった。
「KNVBカップ決勝戦は得点が欲しかったので、僕としては2トップで良いと思いました。今まで点が欲しいという場面で2トップになった時に、僕が機能するところをなかなか見せられなかったから、僕が反対に交代メンバーになっていると思う。でも、こういった刺激だったり、ライバルがいたりするというのは間違いなく自分の成長に繋がると思う。こういったところで下を向いているようでは、掴めるものも掴めない。自分に目を向けたい」
26歳にして初めて掴んだ欧州挑戦。その1季目があっという間に終わろうとしている。公式戦14ゴール(リーグ戦10ゴール・カップ戦4ゴール)は「本当に最低ライン」と小川は振り返る。
「ここに来て飛行機を降りる時に、『こっちで絶対に成功する』っていう思いを抱いてこの地に降りたんです。すごいそれを鮮明に覚えている。『初めての海外の地で、絶対に得点を取って、代表に呼ばれて、どんどん自分を高めていこう』と。
今シーズンを振り返ると(ドストやソーに)ポジションを取られる時もありましたし、点を取れた時もあったし、怪我した時もあったし、(日本代表からNECに戻って)体調不良になった時もあったし。シーズン通して、もうほんと最低ラインのところかなっていう風にやっぱ思っていますね。
ここに来て最初に『俺は点を取れるな』と感じた。でもこの数字…。決して満足できる数字ではなかった。僕はあと5点ぐらい取れる自信があるし、なんならもっと取れると思っている。来年はかならずもっと良くなると思う。NECが今シーズン、まあまあ良かったので出ていってしまう選手もいると思いますが、チームメイトも僕の良さを分かってくれたと思います。さらに自分にプラスを付け加えて、もっと点を取る工夫をしたい」
3月21日、NECは小川航基の完全移籍を発表した。契約は2027年夏まで。
「最初から完全移籍で来た感じでした。僕は点を取れると思っていたし、開幕から点を取れたので、『やっぱり取れるな』と思った。オランダに来る前も『結果が出なくて契約が結ばれなかったらどうしよう』とか正直考えたこともなかった。
『ここに外人として来るということは、結果を出して当たり前』みたいなところがある。日本でも助っ人外国人を獲ると、基本的には『活躍するでしょう』という目で見るじゃないですか。僕も、そういう目で見られていたところがあるけれど、自分が日本人ということもあって、まだ最初は認められてなかったと思う。今日(フェイエノールト戦)、(佐野)航大が得点を取ったり、僕自身も今シーズン、最低限のゴール数を取ることができた。一つひとつ認められたシーズンだったと感じます」
NECが欧州カップ戦に出たのは08-09シーズンのUEFAカップ(当時)が最後。もしプレーオフでカンファレンスリーグ行きの切符を掴み取ることができれば、実に16年ぶりとなる。
「クラブの歴史に名を刻みたい」
そう小川は誓った。
取材・文●中田 徹
2024年05月16日 05:40
辛辣な批判が収まらない。
2024年05月16日 05:37
現地時間5月15日に開催されたスコットランドリーグの第37節で、日本人5選手が所属する首位のセルティックが、4位のキルマーノックと敵地で対戦した。 引き分け以上で3連覇が決まるセルティックは、前田大然が左ウイング、旗手怜央が左インサイドハーフで先発。古橋亨梧と岩田智輝はベンチスタート、小林友希はメンバー外となった。 セルティックは開始5分、右サイドからオライリーが送り込んだクロスを、古橋に代わってCFで起用されたアイダが流し込み、幸先よく先制する。 さらに12分、旗手のスルーパスを受けた右SBのジョンストンが送り込んだグラウンダーのクロスを、前田が流し込んで追加点。韋駄天アタッカーはこれが今シーズンの6点目となった。 さらに35分、前田が左サイドから絶妙のクロスを供給。これをフォレストがゴールに叩き込んで3点目を奪う。【動画】前田大然がレンジャーズ戦で猛プレスから衝撃弾!
後半も攻撃の手を緩めないアウェーチームは52分、旗手のミドルはブロックされたものの、その流れからオライリーが強烈なシュートを突き刺し、リードを広げる。 62分には3トップを総入れ替え。1ゴール・1アシストの前田はここで下がり、古橋がCFに投入される。その古橋は69分、左サイドのからのクロスにヒールで合わせるも、枠を外れる。 71分にオライリーのこの日2点目で5−0とした王者は76分、クローザーで岩田を送り出す。 このまま5−0で圧勝したセルティックが、1試合を残して3年連続54回目の優勝を決めた。 残念ながら小林はシーズンを通して出場機会を与えられなかったものの、不調や怪我もありながら、日本人4選手はそれぞれリーグ制覇に貢献を果たした。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 05:35
デンマーク1部リーグのブレンビーIFでプレーしているFW鈴木唯人が、優勝争いのノアシェラン戦で決勝ゴールを決めた。
ブレンビーIFはこのところ2連敗と苦戦しており、混戦となっている優勝争いの中で一歩後退する結果となっていた。
そして迎えた15日のノアシェラン戦は、勝利すれば1試合消化が多いながらも再び首位に返り咲くことができる一方、負ければ欧州カップ戦出場権が獲得できない4位に転落するという重要な90分であった。
そこで3トップの一角として先発出場したのが鈴木唯人。そして前半27分、右サイドのハーフウェーライン付近から入れられたロングボールをニコライ・ヴァリーズがヘディングで落とし、鈴木唯人がペナルティエリアで合わせてゴール!
𝙑𝙖𝙣𝙡𝙚𝙧𝙗𝙚𝙧𝙜𝙝𝙚 ➡️𝙑𝙖𝙡𝙡𝙮𝙨 ➡️ 𝙎𝙪𝙯𝙪𝙠𝙞 🔥
🟡🔵 ∣ #BIFFCN pic.twitter.com/94kUPThGuL— Brøndby IF (@BrondbyIF) May 15, 2024
鈴木唯人が!「欧州デビュー戦」でゴールをぶち込んだ9名の日本人
鈴木唯人は今季のデンマーク1部リーグで9点目。カップ戦も加えれば公式戦11ゴール目となった。
そしてこのゴールでのリードを守りきり、ブレンビーIFはノアシェランを撃破することに成功した。なお、明日行われるコペンハーゲン対ミッティランの試合結果がどうなろうと残り2試合の段階で2位につけることが確定している。
2024年05月16日 05:30
スコティッシュ・プレミアリーグ(スコットランド1部)第37節が15日に行われ、日本人5選手が在籍するセルティックがアウェイでキルマーノックと対戦した。
引き分け以上で優勝が決まる状況のセルティックは、前田大然と旗手怜央が先発出場。古橋亨梧と岩田智輝はベンチスタートとなり、小林友希は今節もベンチ外となった。
試合は開始からわずか5分でアダム・イダがゴールを決めて、セルティックが先制に成功する。そして、12分には旗手のスルーパスを受けたジョンストンが低いクロスを供給すると、前田がゴールへと流し込み、追加点を奪った。前田はこれで2試合連続得点となり、今季リーグ戦通算では6点目を記録した。
その後、前田は3点目をアシストして62分にベンチへ下がり、同時に古橋が投入された。74分には岩田がピッチに送られた。試合はさらにゴールを追加したセルティックがキルマーノックに5−0で勝利。3年連続54度目となるリーグ優勝を決めた。
【ハイライト】優勝を決める大一番となった2位レンジャーズ戦