2024年04月29日 12:16
プロ野球巨人の元ヘッドコーチの元木大介氏が27日、テレビ朝日系「しくじり先生 俺みたいになるな!」に3回目の登場。巨人を退団したことで、現在目指している理想の人を上げた。 この日は元木氏が「しくじり先生」として教壇へ。過去2回は、14年に「プロ野球の王道からハズレちゃった先生」でギャラクシー賞月間賞、これで味をしめたのか?15年には「ラーメン店をたて続けに潰しちゃった先生」として教壇に立っていた。 そして今回が3度目の登場。23年まで巨人のコーチを務め退団。24年はジャイアンツアカデミーの校長に就任している。そんな元木氏は、今後について「野球とバラエティの二刀流」を目指しているといい、その理想の人としてあげたのが「長嶋一茂」の名前だった。 元木氏は「一点、注意したいのが、一茂さんは野球の仕事してませんよね?ぼくは野球の仕事をしつつバラエティに呼ばれたい」と主張。コーチ退任後も、何本かバラエティに呼ばれたというが、その時にディレクターから言われた要求にがく然としたという。 それが「ロケの冒頭でケツだして振り返ってくれ」という注文だったといい、これにはスタジオも「ヘッドコーチに?本当?」と騒然。元木氏は「さすがにアカデミーの校長なんで、親御さんの目もあるし、さすがにそこはすいませんと…」と断ったというが、「バラエティは難しいね」としみじみ語っていた。
2024年05月15日 09:00
○ 巨人 2 − 1 DeNA ●
<7回戦・富山>
14日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−DeNA』で解説を務めた江本孟紀氏が、DeNA・牧秀悟について言及した。
江本氏は牧について「バッティングはいうことないですよ。今年もそれなりの成績を挙げると思いますけどね」と評価。
その一方で、「ただ守備が悪いと、じわじわとプレッシャーがかかってきて、バッティングにも影響してくる。徹底して守備の練習をしないとダメですよ」と牧は同日の巨人戦の2回に門脇誠のセカンドゴロをファンブル。今季6つ目の失策を記録した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月15日 08:50
傍聴は禁止され報道陣は隣の部屋からスピーカーで流れる音声を聞く形に
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺などの罪に問われている水原一平被告が14日(日本時間15日)、罪状認否のためにロサンゼルスにある連邦地裁に出廷した。黒のスーツに白シャツ、ノーネクタイ姿で地裁に現れ、詰めかけた報道陣の問いかけには無言を貫いた。
水原被告は現地時間午前11時すぎ、地裁の前に横付けされた車から歩いて出廷。日米メディアの質問には一切応じることなく、午前11時11分に6階にある法廷へと入室した。通常であればメディアや一般市民の傍聴も可能だが、この日は警備上の理由から異例の対応が取られ、詰めかけた日米約50人のメディアは隣の部屋からスピーカーで流される音声のみを聞くという形。法廷内での水原被告の表情をうかがい知ることはできなかった。
既に検察側との司法取引に応じており、形式的に行われたこの日の罪状認否は約4分間という短い時間で終了。水原被告は法廷内で「Yes,I did」や「Not Guilty」など短い言葉を発するのみだった。閉廷後はフリードマン弁護士とともに、報道陣に囲まれながら法廷を後に。地裁の前に用意された車に乗り込むまでの約7分間、視線を真正面に見据えたまま言葉を発することはなかった。
水原被告は違法賭博に関与し、大谷の銀行口座から賭博資金を盗んだとして、日本時間3月20日の開幕戦直後にドジャースを解雇。4月11日(同12日)には、米連邦検察当局から銀行詐欺容疑で訴追された。(Full-Count編集部)
2024年05月15日 08:35
阪神・佐藤輝明内野手(25)に代わり、渡辺諒内野手(29)が今季初の1軍昇格することとなった。佐藤輝は14日の中日戦(豊橋)で八回に勝ち越し2点打を許す痛恨の失策を犯しており、15日朝、名古屋から帰阪した。
渡辺は今季ウエスタン39試合に出場し、129打数32安打、打率・248をマークしていた。名古屋へ向かう前に鳴尾浜に立ち寄り、「本当にチャンスいただいたんで、あとは1軍で結果残すだけなので、しっかり結果残してずっと出続けられるように頑張りたいと思います」と意気込んだ。
2024年05月15日 08:34
連邦地裁に出廷し、形式上無罪を主張した
ドジャース大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺などの罪に問われている水原一平被告が14日(日本時間15日)、米ロサンゼルスの連邦地裁に出廷した。
2024年05月15日 08:10
米記者「裁判官は謝罪をし、法廷の警備員を批判することで審理を始めた」
ドジャース大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺などの罪に問われた水原一平被告が14日(日本時間15日)、米ロサンゼルスの連邦地裁に出廷した。そこで起きた“異例の措置”を米記者が指摘した。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のエンゼルス番サム・ブラム記者は「ミズハラが法廷を出た際、スーツを着用し、ネクタイを付けていない状態だった。彼は無表情だった。法廷の外にいた大量の報道陣に追いまわされたにもかかわらず、言葉を発しなかった」と水原被告の様子を明かす。
さらに「裁判所は今日、一般の人たちが法廷へ入ることを禁ずるという非常に珍しい措置を取った。裁判官の判断だと、法廷の警備員は語った。その裁判官は謝罪をし、法廷の警備員を批判することで審理を始めた。その審理をメディアはオーディオでしか聞かなかった」。報道陣は法廷に入ることができず、AP通信の記者が立ち入りを禁じられたことに対して抗議の署名を集めることにもなったという。
水原被告はこの日、形式上無罪を主張。集まった報道陣の質問には無言を貫いた。(Full-Count編集部)
2024年05月15日 08:00
○ 巨人 2 − 1 DeNA ●
<7回戦・富山>
14日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−DeNA』で解説を務めた江本孟紀氏が、巨人・オコエ瑠偉について言及した。
オコエは同日に一軍再昇格を果たし、DeNA戦に『2番・中堅』で先発出場。2−0の2回二死一、二塁の第2打席、先発・ケイが1ストライクから投じた2球目のカットボールをレフト前に再昇格後初となる安打を放った。
江本氏はこの安打に「甘かったにせよ、ああいう球を力まないで非常に良いスムーズの力の抜けた打ち方でしたね」と評価し、「ああいう打ち方でいいんですよ。無理に大きいのを打とうとか、今みたいなコンパクトなスイングでね」と第2打席のような打撃を継続してほしいと話した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月15日 08:00
「ヤクルト1−2広島」(14日、坊っちゃんスタジアム)
広島が接戦を制し、再び貯金1とした。
笑顔で勝者の列に加わった。安定感抜群の投球は地方球場でも変わらない。床田寛樹投手(29)が7回5安打1失点でハーラートップタイの4勝目。相手の早打ちにも動じず「慎重にならずに、ゾーンで勝負できた」と振り返った。
五回終了時で球数はわずか52球。完封ペースでスイスイと腕を振った。「風が左翼方向に吹いていたので(右打者の)内角は厳しく、外角は向こう(右翼)に打たれても本塁打はないという感じで入れた」と普段と違う環境でも周囲の状況を的確に把握。サンタナ、オスナと右打者には長打を許さなかった。
2点リードの六回1死一塁では村上に四球。2死一、三塁でオスナにも四球を与えたが、西川を中飛に仕留めた。「一発も嫌だし2点差だったので、村上、オスナへの四球は仕方ないと言えば仕方ない」と細心の注意を払って攻めた。その上で「僕のレベルがもっと上がれば、あそこで勝負して勝てるようになりたい」と向上心を燃やした。
松山では6回1失点で勝ち投手だった22年4月13日・ヤクルト戦に続き2連勝。移動日の13日は登板前日だったため、松山のご当地グルメを堪能できなかったが「嫌なイメージもないので」とニヤリ。「試合をつくっていけば、勝てる試合も増えると思う。試合を壊さないようにしたい」。頼れる左腕にはまだまだ、大きな仕事が待っている。
2024年05月15日 07:40
ビデオゲームをするフリーマンをリラックスした様子で見つめる大谷と山本
大谷翔平投手らドジャースの選手たちの、ロッカールームでの姿が公開されている。
2024年05月15日 07:30
西武の羽田慎之介がプロ初登板、、1イニングを1安打1失点(自責0)だった
■日本ハム 4ー1 西武(14日・エスコンフィールド)
西武の羽田慎之介投手が14日、エスコンフィールドで行われた日本ハム戦でプロ初登板を果たした。超有望株として話題の20歳左腕は、8回に3番手としてマウンドに上がると、1イニングを1安打1失点(自責0)。最速155キロを計測する内容に「2年後、日本球界を代表する選手になる」との声があがっている。
2点を追う8回、プロ初登板ながら堂々の立ち振る舞い。先頭の松本に右前に運ばれると、盗塁で二塁に進まれた。しかし、動じずに郡司を一ゴロ。1死三塁からパスボールで失点を喫したが、マルティネスを二飛、石井を左邪飛に仕留めた。18球を投じ、その内の4球で155キロをマークするなど才能を示した。
身長191センチの長身で、しなるような左腕からの投球はランディ・ジョンソンを彷彿。SNS上でも超有望株として話題になっていた。八王子学園八王子高では故障もあり登板は少なかったが、2021年ドラフト4位で入団。3年目の今季、2軍で5試合に登板して防御率0.33、奪三振率10.33の好成績を残していた。
「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeは、羽田のプロ初登板を映像で公開。「若い時のダルっぽい生意気さがあって、今後楽しみです」「足とケツの感じは大谷ぽい」「メジャー行くのは間違いなさそうな器だね、日本人離れしてるわ」「間違いなく5年後バケモンになっている」とコメントが寄せられている。(Full-Count編集部)
2024年05月15日 07:20
◆ 「どうやって1点を取るかっていうのが」
DeNAが巨人に僅差の惜敗。北陸での連戦の初戦を落とした。DeNA先発のアンソニー・ケイは、2回に岸田行倫に今季1号2ランを許したものの、その後は力強いストレートを武器に6回まで好投。バトンを受けた徳山壮磨と山粼康晃も無失点で切り抜けた。しかし打線は昨年も5杯を喫した山粼伊織に7回1失点と手を焼き、続く船迫大雅と抑えのアルベルト・バルドナードの前にランナーは出したがホームは踏めなかった。
DeNAにとって1点が遠かったゲームに、14日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMC務めた高木豊氏は「ちょっと腹が立つというか、もうちょっとなんかできんかなっていうね…」とDeNAの作戦面に大苦言。具体的に「2回の攻撃でね、防御率が1.51のピッチャーが投げてる。で、下位(打線)に行くとはいえ、ここで自由にいったんでは、僕は1.51のピッチャーって打ち崩せないような気がしてならない」と2回表、無死一・二塁から7番山本祐大がライトフライ、8番森敬斗がショートゴロ、ケイが四球を選びながらも1番蝦名達夫がレフトフライで無得点の場面に言及すると、この日解説として出演した館山昌平氏も「やっぱり何かいろんな作戦を練っていったりとか、あとは打球方向を徹底していかないとなかなか難しいですよね」と同意。
さらにまだ納得のいっていない高木氏は「ノーアウトでランナーが一塁で出たんです。でも何もできずに終わったんです。だから問題点はやっぱこういうところかなっていう風に思うんです」と最終回に筒香嘉智が四球で出塁したが、佐野恵太が空振り三振、山本祐大はレフトフライ、代打の桑原将志も空振り三振とランナーを進めることすらできなかったケースに憤慨。
もう一人の解説者・斎藤雅樹氏も「やっぱりランナーを進めるなり、どうやって1点を取るかっていうのが色々あった方がね」と同調した。また高木氏は「打線には自信があるんでしょうけれども、もう少し細かくやったら、もっと勝つことに近くなるんじゃないかなっていうような気がするんですよね」と最後まで作戦面の見直しを訴えていた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月15日 07:20
「日本のマッサージは最高だよ」西武のアギラーは試合前にもリラックス
メジャー通算114本塁打を誇る西武の新外国人ヘスス・アギラー内野手は、右足首痛で8日に出場選手登録を抹消されたが、スタメン出場した全29試合で4番を任されるなど期待は大きい。慣れない異国で奮闘する助っ人にとって、束の間の心の癒しは──。
球団の公式YouTubeでは、同じく今季から西武に加入した元山飛優内野手(前ヤクルト)に、試合前のグラウンド上でマッサージしてもらっている様子が紹介されている。「オー、グッド〜、グッド〜、アリガトウゴザイマス」と本当に気持ちよさそう。
抹消前のインタビューで、「日本のマッサージは最高だよ。特にライオンズのトレーナー陣は本当に気持ちいい」と満面の笑みを浮かべた。来日前、米国では“ご近所さん”で2021年まで西武に在籍していたエルネスト・メヒア内野手から、西武のトレーナー陣の評判を聞いていたそうだ。
中村和将1軍ヘッドトレーナーによると、マッサージ中は心底リラックスしている様子で、トレーナー陣は体の大きいアギラーに対して、強めにしっかりマッサージをしているとか。そして「アギラー選手は治療後、丁寧に感謝の気持ちを伝えてくれます」と明かす。支えてくれている人たちへの感謝を忘れない、元メジャーリーガーの人間性が垣間見える。
休日は、同じ新外国人のアルバート・アブレイユ投手(前ヤンキース)の夫人が作る料理をご馳走になることもある。「日本の文化をもっと知りたい」と観光地を訪れたい気持ちもあるが、今は次の試合に備えるために、休日はしっかり休んで疲れをとることを心がけていると話していた。電車通勤でファンと乗り合わせ「写真を撮ったりするのも自分の役割」
日本でお気に入りの球場を聞くと、「1番はやはり、ベルーナドーム!」と即答。壁がなく、屋根を柱で支える形状で、常に外気と触れている“自然共生型ドーム”の本拠地を、「完全なドームでなく隙間が開いているところが、とてもユニーク。このようなタイプは世界に1つだけだと思うよ」と絶賛した。
ホームゲームでは、その本拠地まで電車通勤している。試合終了後、大勢のファンと乗り合わせることも。「自分たちを応援するために球場へ足を運んでくれているのだから、ファンの皆さんと写真を撮ったり、サインをしたりするのも自分の役割だと思っている」とうなずく。
日本に来てから管理栄養士に勧められ、人生で初めて豆乳を飲み始めた。「米国でも(生まれ故郷の)ベネズエラでも、朝食はパンや卵、ドーナツなどで、朝から糖分をたくさん摂る生活だった。日本人の朝食は魚やサラダが多くて健康的だね。それを見習い、魚を食べるようにしているよ」と明かす。
“豆乳効果”なのか、平石洋介ヘッド兼打撃戦略コーチは、「キャンプ、オープン戦の頃と比べると、体が引き締まり、それに伴ってスイングも明らかに鋭くなってきましたよ」と指摘する。日本流も取り入れ、本領発揮はこれからだ。(倉林知子 / Tomoko Kurabayashi)
2024年05月15日 07:10
◆ 「今年は本当に落ち着いて投げれるようになりました」
巨人がDeNAに逃げ切り勝ち。
2024年05月15日 07:03
阪神の佐藤輝明内野手(25)が15日、2軍降格のため名古屋から帰阪した。
2試合ぶりに「5番・三塁」でスタメン出場した14日の中日戦(豊橋)。1点リードの八回無死二塁の場面で田中の犠打を捕手・坂本が三塁へストライク送球したが、佐藤輝が落球した。その後、カリステに同点の右前打。さらに1死満塁からは、石川に勝ち越しの2点打を許す痛恨の失策を喫していた。
試合後、佐藤輝は「あれは捕らないといけないと思うので、僕のミスです」と猛省。岡田監督は「うまいことなバントでおまえ、いけたと思ったけどな。あれで終わりよ。おーん」と苦言を呈していた。
今季はここまで35試合の出場で打率・209、17打点、3本塁打。2軍降格について佐藤輝は「またもう一回頑張ります」と再起を誓った。
2024年05月15日 07:00
◆ 「村上でやられたやもう仕方ない」
阪神が中日に逆転負け。このカード4月13日以来、約1カ月ぶりの敗戦を喫した。阪神先発の村上頌樹は3回、この日2番に入った中日の田中幹也にタイムリーで先制を許したが、その後は要所を締める粘りのピッチングを披露。7回には味方エラーで出塁されるも牽制で刺すなど、ピッチャースキルの高さも見せつけた。しかし1点リードのまま8回もマウンドへ立った村上だったが、無死二塁のピンチから佐藤輝明のエラーもあり無死一・三塁とピンチは拡大。続くカリステに同点タイムリー、細川成也に四球と暗雲立ち込めると、石川昂弥にライト前に落とされこの回決定的な3点を奪われてしまった。
130球の熱投報われず敗戦投手となってしまった村上頌樹に対し、12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説として出演した斎藤雅樹氏は「本来ならばあそこで代える手もあったかもしれませんけども…」とカリステに同点打を浴びた場面での継投も策としてはあるとしながらも「今日は細川、中田っていうところは合ってなかったんですよ」とここまで看板の2人を抑え込んでいたことに言及。続けて「村上で、しかも同点ですよね。村上はエースということを考えれば、続投っていうのはありだと思うんですよ。やっぱりしっかりケリが付くまでしっかり投げろというとこだと思うんですよね。村上でやられたやもう仕方ないと」とエースと心中する作戦はアリだと説いた。
味方のミスをカバーできずに沈んだ若虎右腕。大エースになるために、この敗戦も糧にしなければならない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月15日 07:00
「中日4−2阪神」(14日、豊橋市民球場)
阪神は中日に痛恨の逆転負けを喫し首位の座から転落した。森下翔太外野手(23)を昨季9月5日の中日戦(バンテリン)以来の1番に据えたが、元阪神監督でデイリースポーツ評論家の藤田平氏は「打順を固定させるカギを握っている」と適任打順にも触れた。
◇ ◇
落ち着かない打順が続いているが、打順を固定させるカギを握っているのは森下だ。パワーがあって、本塁打が打てる。3番を打つ適任者だ。確率の低さがネックとしてあるが、1番に入ったこの日は実に理にかなったスイングをしていた。
直球を見送って2球目のスライダーをライナーで中堅右に運んだ初回。狙い球をしっかり絞っているなと感じたし、打てるボールに対してスイングを仕掛けられていた。低めの直球を捉えた三回の左前打、結果として中飛となった五回の打球、三ゴロとなった七回の打席もコンパクトなスイングでボールを捉えていた。
1番は3番に比べたら楽な打順だ。とにかく1番は塁に出ることだけを考えればいい場面が多いからだ。だが、3番に座ると、どうしても走者を生還させなければいけないという意識が働き、それが力みにつながり、必要以上のオーバースイングを誘発する。
岡田監督は森下の打順を1番にすることで、原点回帰させたかったのではないだろうか。この日は過度に重圧を背負わず、純粋に打つこと、塁に出ることだけに集中できていた。今後大事になってくるのは、3番に戻った時にもこのスイングを貫くことができるか。この1点に尽きる。