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2024年04月29日 11:10
まだ4月ではあるのだが、2024年は荒木遼太郎にとって特別なシーズンとして記憶されるだろう。そういう予感を通り越した確信は、おそらく多くの人が共有できるはずだ。FC東京へと期限付き移籍になった今季、荒木はクラモフスキー監督の信頼を掴み取り、試合出場を重ね、ゴールをも積み重ねてきた。鹿島で決して短くない雌伏の時間を過ごした22歳の若武者は、すっかり青赤軍団の主軸選手になっている。 「今が旬」のこの男を、大岩剛監督がパリ五輪を目指すU-23日本代表へ呼び戻したのは必然だった。チーム結成当初のメンバーリストに「荒木」の名前を入れていた大岩監督の、この異才への評価は決して低くない。鹿島で沈む中でメンバーから外れている時期も、荒木についての言及があったほどだ。他の選手がマネできないプレーをする。この特別な選手を指揮官はラストピースとして決戦へ向かうチームにハメ込んだ。比較的ソリッドな、選手にとっては「窮屈」とも感じるゲームモデルを持つ大岩監督のチームにあって、奔放さを持つ荒木の存在はイレギュラーだ。ただ、3月に行われた国際親善試合の時点で、しっかりハマってはいた。 「味方のプレーを見て、どういう時がやりやすそうで、どういう時がやりにくそうかは、すぐ自分の頭の中にいれるようにしている。その人の持ち味を出すように自分もプレーしているし、苦手そうなところは自分が補いながらやればいいかなと思いながらやっている」 周りに誰がいるかでプレー選択を変えつつ、利き足のような分かりやすい要素だけでなく、間合いのような感覚的な部分も頭に入ってるかのようにプレーするので、不思議なフィット感が最初からあった。 勝負どころの切り札として投入された準々決勝・カタール戦では、「自分でもこういう感覚になったのは初めて」というほどのプレッシャーを感じ、投入当初は“らしくない”プレーを頻発したが、ボールと親しむ内に本来のプレーを取り戻して存在感を増すと、延長前半の決勝点をアシスト。大岩監督も絶賛したスルーパスでFW細谷真大の決勝点を演出してみせた。 「あそこの場面で仕事するときは神経を通してますし、パスもつける足だったり、相手から届かない位置だったりを計算してやっている。あそこはミスしてはいけない場所で、神経使いながらやっています」 間で受けて、前を向いて、パスやシュートに繋いでいく。自然にやっているように見えるプレーだが、荒木なりのこだわりや独特の感覚がある。 「もらう前のところからイメージは作っていますし、味方の位置も相手の位置もわかった上でプレー選択しているので、感覚も少しありつつ、その中で相手を見て判断しています」 荒木は試合になると「自分はあまりボールを見ずに相手を見ています」とも言う。相手選手の間(あいだ)でボールを受けられるのも、そうした観察のなせる技なのだろう。特異な技能だが、別に超能力というわけではない。見事なアシストの次はゴールを。そんな期待も高まるが、荒木は「まずはチームが勝つためのことを最優先にやりたい」と強調する。FC東京でもそうだったように、その優先順位を間違えるつもりはない。 また、準々決勝終了後には「緊張よりプレッシャーがある」とも言っていた。「試合中にベンチに座っていても感じました」と言う独特の感覚について、言語化はしづらそうだったが、こう形容する。 「歴代の先輩たちが何十年と続けてきたモノだし、オリンピックには(7大会連続で)出ている。その重圧を少し感じていましたし、その中で得点も入らないという状況で、さらに感じるものは大きかった」 ちょっと前までは代表について素っ気ない発言もしていた荒木だが、いまの心境は明確に違うようだ。「(代表を背負うのは)そういうことなんだなって思いました」。そんな言葉も残している。 途中出場で流れを変える切り札にもなれるが、大一番での先発もあり得るだろう。29日、準決勝・イラク戦。堅固な守備を誇る相手を、今季開花した異能のファンタジスタ、荒木遼太郎の“合理的ひらめき”がこじ開ける。 取材・文=川端暁彦 AFC U23アジアカップ2024 試合日程 準決勝 vsU-23イラク代表 4月29日(月) 26時30分キックオフ DAZN、テレビ朝日系列で生中継
2024年05月15日 11:56
マンチェスター・シティに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドが、トッテナム戦を振り返った。14日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
プレミアリーグ第34節延期分が14日に行われ、マンチェスター・シティは敵地でトッテナムと対戦。51分にハーランドが先制点を決めると、90+1分にはハーランドがPKからダメ押しとなる追加点を挙げ、2−0で勝利した。この結果、暫定首位だったアーセナルを抜いてマンチェスター・シティは首位に浮上。勝ち点「2」差で19日に行われる最終節を迎えることとなった。
重要な一戦で2得点を挙げたハーランドは試合後、「少し身の毛がよだつ思いだった。多くの感情があり、僕たちは緊張もしていたけど、こういった種類の試合では普通のことで、最終的には勝利した。それが目標であり、勝ち方は気にもしていなかった。僕たちは勝利したから、今は次だ」と心境を明かしながら、追加点となったPKの場面については次のように語った。
「本当に緊張していたし、もちろん怖かったけど、それと同時に少し興奮もしていたね。ボールをネットに入れることがすべてだった。それが僕がやったことで、とても嬉しいし、リラックスできた。次のことに集中していくよ」
19日にホームで行われる最終節のウェストハム戦に勝利すれば自力で前人未到の4連覇を達成するマンチェスター・シティ。同試合に向けてハーランドは「リラックスして、あまり考えすぎてはいけない。家族と一緒にリラックスして、一緒にトレーニングをするだけだ。37試合続けてきたことをやり続けるだけで、あまり考えすぎずに集中して楽しみたい」とこれまでと変わらない気持ちで臨むことを明かした。
【ハイライト動画】トッテナムvsマンチェスター・シティ
2024年05月15日 11:50
39歳になってもゴールを量産しているアル・ナスルのクリスティアーノ・ロナウド。
契約する『WHOOP』のPR映像で、ストレスに対処する秘訣などを語るなかでこんな話をしていた。
「ひとつ大事なのは、22時〜23時以降は電話で話さないこと。夜に喋るのは好きじゃないんだ。なぜなら、脳がアクティブになるからね。
なので、10時以降は電話しないで!緊急時や友人の場合は出ることもあるけど、夜に電話するのは好きじゃないね」
夜10時以降は基本的に電話に出ることも話すこともしないそう。
驚くべき筋肉をつけたサッカー選手10名、その「変化」を見る
体だけでなく、頭を休めることにも気を遣っているようだ。
2024年05月15日 11:34
現地5月14日に行なわれたプレミアリーグ第34節(延期分)で、トッテナムとマンチェスター・シティがトッテナム・ホットスパー・スタジアムで対戦。アーリング・ハーランドの2ゴールで、アウェーチームが2−0で勝利した。 この結果、最終節を前にシティがアーセナルをかわして首位に浮上。一方、敗れたトッテナムは来季のチャンピオンズリーグ出場の可能性が潰えてしまった。 スパーズにとっては痛恨の敗戦となったが、一部ファンからすればある意味、歓迎すべき事態でもあったようだ。 イギリスメディア『THE Sun』によれば、シティに先制点を許した時に、スパーズ側のスタンドで拍手が送られたという。「このゴールはシティのファンを熱狂させたが、ハーランドの努力に歓喜したのは彼らだけではなかった。トッテナム側のサポーターの中には、シティのゴールを祝う姿も見られた」【動画】デ・ブライネの絶妙アシスト→ハーランドの先制点
もしシティが勝たなければ、優勝戦線でノースロンドンのライバルであるアーセナルにアドバンテージを与えることになる。そのため、「ホームファンはキックオフ前に自クラブを応援するかどうかで引き裂かれていた」という。 もちろん、シティを応援することに興味を示さない人もいたが、シティファンの“ポズナンダンス”(ピッチに背を向け、肩を組んで一斉にジャンプするセレブレーション)に参加するスパーズファンもいたようだ。 英公共放送『BBC』は、トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督に関して「シティに負けることを喜ぶ一部のスパーズファンに当惑した」と伝えている。試合後の会見で指揮官は、「私はこのクラブで成功したい。それがここに来た理由だ。だから、他の人たちが何をしたいのか、彼らがどのように感じたいのか、そして彼らの優先事項が何なのか、私にはまったく興味がない」とコメントしている。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月15日 11:30
オランダ1部のNECナイメーヘンで活躍する佐野航大。
2024年05月15日 11:20
23-24イングランド・プレミアリーグは14日、第34節延期分の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)は2‐0でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)を下して首位に浮上し、歴史的な4連覇に向けて大きく前進した。
シティは51分、アーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)がケビン・デ・ブルイネ(Kevin de Bruyne)のピンポイントクロスに合わせ、敵地トッテナム・ホットスパー・スタジアム(Tottenham Hotspur Stadium)でのリーグ戦でクラブ史上初のゴールを奪った。
終盤、エデルソン(Ederson Santana de Moraes)との交代で入ったGKシュテファン・オルテガ(Stefan Ortega)がトッテナムの孫興民(Son Heung-Min、ソン・フンミン)の決定機を防ぐと、終了間際にはハーランドがPKから勝ち点3を確実にする追加点を挙げ、チームに落ち着きをもたらした。
この勝利でジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督率いるシティは、今季残り1試合で2位のアーセナル(Arsenal)に勝ち点2差をつけた。
シティは19日に本拠地エティハド・スタジアム(Etihad Stadium)で行われるウェストハム(West Ham)戦に勝利すれば、同日にエバートン(Everton)と対戦するアーセナルの結果にかかわらず、イングランドのトップリーグでは史上初となる4連覇が決まる。
また、トッテナムが敗戦を喫したことでアストン・ビラ(Aston Villa)の4位フィニッシュが確定した。これでビラは、上位2チームと3位リバプール(Liverpool FC)とともに、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権を獲得した。
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2024年05月15日 11:02
レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、同クラブに所属するトルコ代表MFアルダ・ギュレルについて言及した。15日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。
ラ・リーガ第36節が14日に行われ、レアル・マドリードは本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』でアラベスと対戦した。試合は、すでに優勝を決めているレアル・マドリードが序盤からアラベスを圧倒。10分にジュード・ベリンガムの得点で先制すると、前半だけで3点のリードを獲得する。さらに1点を追加して迎えた81分には、ギュレルがチームの5点目を挙げ、5−0でレアル・マドリードが勝利を収めた。
この勝利により、リーグ戦での連勝を「9」に伸ばしたレアル・マドリード。2位につけているバルセロを17ポイント差(1試合未消化)で引き離しながら首位を独走する同クラブだが、指揮官を務めるアンチェロッティ監督は、「監督として経験した中で間違いなく最高のリーグ戦だった」と述べた一方、「私たちは雲の上の存在だが、まだ最も重要な試合が残っている」と来月1日に控えるドルトムントとのチャンピオンズリーグ決勝に向け、気持ちを引き締め続けている。
また、シーズン終盤にかけて輝きを増し始めているのが、“トルコの至宝”と呼ばれている19歳のギュレルだ。昨夏にフェネルバフチェから加入したものの、複数回の負傷により新天地デビューが出遅れた同選手は、今年1月の初出場以降、限られたプレータイムで徐々に本来の能力を発揮。今節も2試合連続となるゴールを挙げ、リーグ戦9試合出場・プレータイム283分で4ゴールを記録中である。
そんなギュレルについて指揮官は、「私たちは彼のことが大好きなんだ。彼は一番若いし、才能がある」とコメント。続けて、「ボールはアルダ・ギュレルに恋をしている。それは明らかだ」と称賛を送った。
2024年05月15日 11:00
マンチェスター・シティは14日に行われたトッテナム戦に2-0で勝利し、最終節を前にプレミアリーグ首位に浮上した。
この決戦でシティを救ったのは、控えGKシュテファン・オルテガ。頭部接触で視力に問題が出たGKエデルソンに代わって途中出場すると、終盤にソン・フンミンの決定機を決死のセービングで阻止した。Stefan Ortega Moreno. Phenomenal. pic.twitter.com/0QOPtAsRR7
— Manchester City (@ManCity) May 14, 2024
懸命に伸ばした右足でセーブ!
この時点ではシティのリードは1点だけだったため、もし同点になっていたらどうなっていたことか…。
試合後、ジョゼップ・グアルディオラ監督も「彼(オルテガ)はワールドクラスのキーパーだ。並外れたGKだよ」と誉めちぎっていた。
マンチェスター・シティにいたことが「忘れられかけている」スター10名
また、フライブルク堂安律もこのプレーに反応。Instagramのストーリーに「なんてGKだ、オルテガ」と綴っていた。
堂安とオルテガは2020-21シーズンにビーレフェルトでともにプレーした元チームメイト。元同僚の活躍ぶりをテレビを通して目の当たりにしていたようだ。
2024年05月15日 10:46
栃木SCは15日、小林伸二氏が新監督に就任することを発表した。
2024年05月15日 10:39
J2栃木SCは5月15日、新監督に小林伸二氏の就任を発表した。
栃木は現在、J2で降格圏の19位(15節終了時点)。9試合未勝利で5連敗中と思うように勝点を積み上げられず、14日付で田中誠監督との契約を双方合意のもとに解除していた。
後任の小林氏はこれまで大分トリニータ、セレッソ大阪、モンテディオ山形、徳島ヴォルティス、清水エスパルスの監督を歴任。昨年まではJ3のギラヴァンツ北九州で監督兼スポーツダイレクターを務め、その後はフリーとなっていた。
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
新指揮官はクラブの公式サイトを通じて、次のようにコメントを発信している。
「この度、栃木SCの監督に就任しました、小林伸二です。現在、チームは厳しい状況にありますが、この環境のなかで挑戦をさせてもらえることを嬉しく思いますし、オファーをいただいたことに感謝しております。
皆さんのご支援、ご声援がなによりも力になります。逞しく、一体感のあるチームを再び作り上げていきたいと思っておりますので、全員で力を合わせて共に戦い、前進しましょう!」
チームを立て直せるか。小林新監督の手腕に注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月15日 10:06
時期代表監督の選任が難航を極めている。
昨冬のアジアカップ後、ユルゲン・クリンスマン監督と袂を分かった韓国代表。3月のワールドカップ予選はファン・ソンホン暫定監督が指揮を執るなか、人選を進めていたが、最有力候補に挙げられていたジェシー・マーシュはカナダ代表の監督に就任した。
これを受け、韓国メディア『OSEN』は「大韓サッカー協会(KFA)が再び急遽、監督を探すしかない状況になった。無能な交渉術が火に油を注いだ」と辛辣に報じた。
「ある程度、予想された失敗だった。KFAは、天安サッカーセンターの建設と約100億ウォン(約11億円)規模で知られるクリンスマンへの違約金で財政的余裕がない状況だ。結局、クリンスマンの招聘が“バタフライ効果”となった。
マーシュ監督を失った韓国は、再び最初から次期指揮官探しを始めなければならない苦しい状況に陥った。チョン・ヘサン強化委員長は、遅くとも5月以内に正式な監督を任命すると表明した。いつの間にか暖かくなり、5月も半ばに差し掛かっている」
【PHOTO】華やかなコスチュームでエール! 大会を彩る韓国女子サポを特集!
OSENは「とりあえず5月中の正式な監督就任という計画に変更はない」とし、KFA関係者によれば、現在も選任作業を進めているという。
なぜ意中の人物を落とせなかったのか。記事では「今回の決裂の原因は、交渉スキル不足だ」と指摘。「マーシュ監督の年俸に関連して税率に関する話まで出てきて、財政的な問題が最も大きな原因として挙げられているが、その前に交渉能力自体が欠けていた」とばっさり。
6月にはワールドカップ予選が控え、韓国はアウェーでシンガポールと、ホームで中国と相まみえる。それまでに新監督を迎えることができるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月15日 10:00
そのシーズンに世界で最も活躍した選手に贈られるバロンドール(2007年から対象が欧州から世界全体に拡大)。
新型コロナウイルスの影響によって、2020年は授与自体がなかったが、4年遅れでロベルト・レヴァンドフスキに授与される可能性が出てきたようだ。
『SPORT』によれば、バロンドールを主催する『France Football』がそれを検討しているという。
翌年の2021年度はリオネル・メッシが受賞し、レヴァンドフスキは2位だった。先日、レヴァンドフスキは「2020年と2021年は自分のキャリアで最高の年だった。もちろん、いつかバロンドールを受賞したかった。あの2年のうちどちらかは自分の番だったという気持ちがある。4年後に2020年度のバロンドールを受賞することになっても、決して気分は害されない。大変光栄だし、賞を受け取るだろう」などと発言していた。
また、PSGが2021年のバロンドールをメッシに与えるように『France Football』へ圧力をかけたとも噂されている。レヴァンドフスキへの授与を検討している背景にはそういった事情もあるとのこと。
「選考で論争があったバロンドール」10名
4年越しの授与となれば前代未聞だが、果たして。
2024年05月15日 09:58
ブライトンは14日、元イングランド代表MFジェイムズ・ミルナーと元同代表FWダニー・ウェルベックとの契約延長を発表した。
2024年05月15日 09:55
マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督らが、同クラブに所属するドイツ人GKシュテファン・オルテガについて言及した。14日、イギリス紙『デイリー・メール』がコメントを伝えている。
プレミアリーグ第34節の延期分が14日に行われ、マンチェスター・シティとトッテナムが対戦した。試合は、51分にアーリング・ハーランドの得点でマンチェスター・シティが先制に成功すると、急遽投入されたGKオルテガがゲーム終盤にビッグセーブを連発。後半アディショナルタイムには、PKからアーリング・ハーランドが勝負を決める追加点を奪い、2−0でマンチェスター・シティが勝利を収めた。
この勝利により、2位アーセナルとの勝ち点差を再び「2」に広げ、最終節で勝利すれば自力優勝が決まる状況となったマンチェスター・シティ。白星奪取の立役者となったのは、先発したエデルソンのアクシデントによって、69分からピッチに立ったサブGKのオルテガだ。71分と80分に続けてデヤン・クルゼフスキのシュートをストップすると、86分にはソン・フンミンとの1vs1をビッグセーブ。チームをクリーンシートに導いている。
この活躍ぶりにグアルディオラ監督は、「1vs1での彼は、私がこれまで見てきた中で最高のGKの1人だ。彼はとても信頼できる。彼を連れてきたGKコーチ(シャビ・マンシドール)の決断は信じられない」と大絶賛。「オルテガが試合を救っていなければアーセナルがチャンピオンだ。それが現実であり、マージンはとても厳しい」と称賛を送った。
また、指揮官と同様にスペイン代表MFロドリもオルテガには脱帽の様子。「ステファンは本当に素晴らしかった。引き分けたら(タイトル争いから)脱落するところだった」と述べつつ、「3つのセーブには言葉も出ない。ステファンは僕たちを救ってくれた。本当に信じられないことであり、僕たちは世界最高のGKを擁している」と口にしている。
2024年05月15日 09:01
現地5月14日に行なわれたプレミアリーグ第34節(延期分)で、4連覇を目ざす2位のマンチェスター・シティは5位のトッテナムと敵地で対戦。2−0で激闘を制し、最終節を前に首位に浮上した。
51分にアーリング・ハーランドのゴ―ルで先制したシティは、後半アディショナルタイムにもこのエースのPKで加点。難敵との大一番を制した。
試合後、ジョゼップ・グアルディオラ監督が絶賛したのが、控えGKのシュテファン・オルテガだ。正守護神エデルソンが相手DFクリスティアン・ロメロと交錯した影響で、69分からピッチに立つと、好セーブを連発。とくに、1対1となったソン・フンミンのシュートを右足で防いだシーンは秀逸だった。
【動画】ソン・フンミンとの1対1を阻止!ペップが驚嘆したシティGKのビッグセーブ
現地メディア『ONEFOOTBALL』によれば、ペップは「オルテガが救ってくれた。そうでなければ、アーセナルがチャンピオンだ」とコメントしている。
「(最終節で)ウェストハムに勝てなければそうなるかもしれないが、それが現代サッカーの現実だ。差はごくわずかんだ」
稀代の名将は「過去7、8年間にソンが何度我々を罰したか知っているか? 彼がハリー・ケインととともに、何ゴール決めたか教えてもらえるか?」と話し、こう続けている。
「なんてことだ。またしてもダメだと思ったが、ステファンが信じられないセーブを見せた。彼にはこの才能がある。1対1では、私がこれまで見た中で最高のキーパーの一人だ」
ハーランドやデ・ブライネではなく、救世主となった控えGKに惜しみない賛辞を贈った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月15日 09:00
マンチェスター・シティは14日に行われたトッテナム戦に2-0で勝利し、最終節を前に首位に浮上した。
一方、敗れたトッテナムは5位以下が確定し、来季のCL出場権を逃している(アストン・ヴィラの4位確定)。『football.london』によれば、トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は試合後に激怒していたそう。
「基盤・土台が本当に脆い。この48時間でそれがわかった。クラブ内も、クラブ外でもだ。外も中も、どこもかしこも。興味深い演習だった。
これは私の観察に過ぎない。自分のためだから、言うつもりはない。私がやるしかない。何が起こったのか、君たちが評価すればいい。私は理解している。私は勝つチームになろうと努力する上で何が重要なのかの状況を読み違えたのだろうが、それでいい。だからこそ私はここにいる」
何かは言及しなかったものの、怒りを覚えるものがあったようだ。
実は「禁断のライバルを応援していた」スター7名
シティが勝った結果、トッテナムの宿敵であるアーセナルは2位に順位を下げ、優勝が厳しくなった。
『BBC』は「最初から最後までポステコグルー監督の選手たちが見せた献身と努力に疑いはない。この試合の背景にあったおかしな雰囲気は、シティに先制された後にトッテナムファンたちが『アーセナル、見てるか?』と大声で合唱した時に象徴された。ノースロンドンの熾烈なライバル関係が頭をもたげた瞬間だった。スパーズファンたちはトップ4入りを逃す自分たちの失望を忘れ、素晴らしいシーズンを過ごしながら優勝を逃しそうなアーセナルを嘲笑したのだ」とも伝えている。
また、海外のファンたちも「ポステコグルーがあのチャントに怒ることは分かってた。彼は試合中アーセナルのことなど一切気にしていない。(アーセナルを優勝させないために)スパーズの負けを望んでるなら、本当にファンなのか」、「ライバルの優勝を心配するあまり、自分のチームがCL出場権を逃したのを祝うなんて狂気の沙汰」などと反応していた。