2024年04月29日 11:04
2024年2月より「footballista MEMBERSHIP」の提供を開始し、リニューアルした新生フットボリスタ。これまで以上に読者の皆様の声に耳を傾け、少しでも長く楽しんでもらえるメディアを目指して新連載を開始します。読者向けアンケートに投稿された感想や質問、要望にフットボリスタ編集部が答えます。 3月特集「ケガとともに生きる」「コーチの肖像」の感想 「ケガについて、自分も医療者としてアスリートのリハビリテーション達成に関わる立場として、色々考えさせられました。同時に、自分が啓蒙活動を行っている『痛み』について、スポーツ界にもっともっと理解を広げていく必要を感じました」(永田PTさん) 赤荻(フットボリスタ編集部)「5年前に誌面で行った同特集では、理不尽なケガに立ち向かう選手のストーリーを中心に取り上げましたが、それは彼らを心身両面でサポートする指導者やスタッフの話でもありました。パフォーマンスの向上とケガの予防を両立させるために、ピッチ内外で日々奮闘する様々な分野のプロフェッショナルたちの知見、膨大なデータの蓄積・分析と、それを正しく活用して選手自身に気づきを与えるコミュニケーションの重要性。今回の特集がケガに関する理解や議論を深める一助になれば幸いです」 「チームを造る作業は決して簡単では無いことを感じます。僕は会社を運営していますがそこに似ている気がします。収支バランス、スタッフのポテンシャル、方向性の決定と刷新、、、様々な要素をバランス良く組み上げていく中で最適解を作っていく必要があるなと思います」(NEXT F.C.さん) 赤荻(フットボリスタ編集部)「チームを勝利に導くために各領域のエキスパートが総力を結集するテクニカルスタッフは、まさに“もう一つのチーム”。高度化するモダンサッカーの現場では、その細分化、専門化、大所帯化が進んでいますが、変わらないのは監督を中心に彼らが強い信頼関係で結ばれていること。最先端のトレーニング理論を学び、ボスの手足、頭脳として尽力するコーチたちの仕事に、footballistaは今後もスポットライトを当てていきます」 最近、面白かった記事の感想 「『ミシャ式からストッパー・荒木隼人の「センター」へ。サンフレッチェと3バックの不思議な関係』は戦術的な記事でありながらも、サンフレッチェ広島に深く関わる人間としての熱量も感じられる面白い記事だった。戦術的な内容の記事は割と中立気味の視点から書かれることが多いが、サポーター目線でかつ戦術的にここまで納得感のある記事は素晴らしいと思う」(じっつさん) 浅野編集長「中野和也さんは連載のリードにも書いてある通り、1995年からサンフレッチェ広島の取材を続けているレジェンド記者です。クラブや選手の成長の軌跡を知っているからこそ、立体的で愛情にあふれた語り口になっているんだと感じています。そして何より情熱がすごい! うちに寄稿してくれる記事ではfootballistaがフォーカスしてきたエコロジカル・アプローチなどの概念も意識してくれていて、『サンフレッチェ情熱記』という連載では興味深い化学反応が起こっている気がします。スキッベのチームが新スタジアムで優勝したら中野さんは一体どうなってしまうのか……今から密かに楽しみにしています(笑)」 今後、読みたい記事 「関係者の間では有名な選手を紹介して欲しい」(ヤロコさん)「国内移籍について、選手や代理人、クラブがどう考えているのか」(navhiさん)「選手育成、万能な選手をどう育てるか」(Gさん) 足立(フットボリスタ編集部)「みなさんの言葉に出てきた『選手』という視点では、今月下旬から来月上旬にかけて特集『日本人9番の潜在能力』で、今Jリーグで活躍する日本人9番の現状を取り上げています。真っ先に『点取り屋』が思い浮かぶ背番号ですが、現代サッカーを生き抜くために多様化している彼らの知られざる評価や成長を、各クラブ番記者の視点を通じて知ってもらえるとうれしいです! その中で選手育成や国内移籍についても触れていますが、今後そのキャリアに携わった指導者や代理人の方にお話をうかがってみても面白そうですね。ご要望ありがとうございます!」 フットボリスタに期待すること 「雑誌を触るのも好きなので、雑誌も揃えたいのですが、会員にバックナンバーの配布があったら嬉しいです」(NEXT F.Cさん)「昔読んで参考になった記事を思い出せません。記事検索機能を強化して欲しいです」(小次郎さん) 玉利(フットボリスタ編集部)「ご要望ありがとうございます! 紙雑誌の発売は2023年12月をもって終了しましたが、footballista MEMBERSHIP会員の方は雑誌のバックナンバーが電子版で400冊以上読み放題です。是非ご利用ください。そして、小次郎さんには、お気に入りの記事をストックできる『ブックマーク』機能をおススメさせてください。フットボリスタ公式HP内でどのような機能があるかは、皆様に使っていただけるようにX(旧Twitter)や公式LINEで定期的に告知するようにしますね」 編集長メッセージ 浅野編集長「欧州サッカーの最新トレンドを伝え、日本サッカーを進化させる議論の『場』を作る――これがフットボリスタの新しいマニフェストです。特集企画も僕らの問題意識を反映したものになっています。ぜひ記事をきっかけに読者のみなさんと意見のキャッチボールをしたいと願っていますので、SNS等で記事の感想や自身の考えをどんどん発信していただければうれしいです。このコーナーもその思いから始めました。双方向でのやり取りからより良いコンテンツを作り、それが日本サッカーの発展に少しでも貢献できることを夢見ています!」 「編集部便り#2(2024年5月号)」用のアンケートも募集中!ご意見お待ちしております!
2024年05月15日 18:19
ラツィオの指揮官がイゴール・トゥドール監督になってから変わったのは、鎌田大地を巡る状況だけではない。チームの成績も良くなっている。
マウリツィオ・サッリ前監督が辞任した際、ラツィオは欧州カップ戦出場圏外の9位だった。だが、トゥドール体制での7試合で16ポイントを獲得。これは同期間で優勝したインテルに並ぶ数字だ。
5月12日のセリエA前節でエンポリに2−0で勝利したラツィオは、8位以内でのフィニッシュが確定。来季の欧州カップ戦出場を決めた。このまま7位でシーズンを終えれば、ヨーロッパリーグ(EL)出場権を手にする。残り試合次第で、チャンピオンズリーグ出場の可能性も残されている。
トゥドールの下でラツィオが復調したことについて、イタリア『DAZN』のリッカルド・マンチーニ記者は、指揮官の個々の選手に対する働きかけに言及した。
【動画】鎌田がキレキレのフェイントから好機創出
ラツィオ専門サイト『La Lazio Siamo Noi』によると、同記者はポッドキャスト『Tutti in the box』で「サッリの時はあまりに型にはめられたインサイドハーフのコンセプトがあった。カマダはたいした役割がなく、とても無気力だった。監督との人間的なつながりもなかった」と話している。
「トゥドールになって大きく確信を増した。(バレンティン・)カステジャノスとともに、個人に取り組む新監督の仕事の例だ」
事あるごとに賛辞を寄せてきたトゥドールは、今季いっぱいとなっている契約を鎌田が延長するように望んでいるという。鎌田自身も、オプション行使に前向きとの報道があるのは周知のとおりだ。
残留すれば、鎌田は自身を高く評価する指揮官の下で開幕を迎えられる。8月に入ってから加入が決まった今季と違い、プレシーズンをフルに過ごせるのも大きい。ただ、トゥドールの現在の契約は、来シーズンいっぱいまでだ。
良好な関係にあるトゥドールとの仕事を続けるのか。鎌田の決断に注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月15日 17:30
リオネル・メッシをはじめとする世界的スーパースターが集うメジャーリーグ・サッカー(MLS)に、またしてもスター選手が加入する可能性がある。
『The Athletic』によると、セビージャに所属する元スペイン代表セルヒオ・ラモスは契約満了となる今夏に、フリーで2025年からMLSに参入するサンディエゴFCに加入する可能性があるようだ。
現在38歳のセルヒオ・ラモスはこれまでに、ラ・リーガ、チャンピオンズリーグ、ワールドカップ、EUROと数多くのタイトルを獲得。そんなセルヒオ・ラモスは昨夏に、下部組織から過ごし、プロキャリアを始めたセビージャに復帰。今季はこれまで公式戦34試合に出場し7ゴール1アシストと中心選手として活躍している。
そんなセルヒオ・ラモスだが、セビージャとの契約は来月までとなっており、同メディアによると、同選手はプロデビューを果たしたクラブと契約延長をしない見込みだという。そして、サラリーキャップの制限を受けないMLSの特別指定選手としてサンディエゴFCと契約する可能性があるようだ。
サンディエゴFC のような新興クラブに、セルヒオ・ラモスのような経験と実績を十分に持ち、常に勝つ姿勢を持つスター選手が加入することとなれば、クラブの価値は飛躍的に上がるだろう。メッシやブスケッツを獲得し、成功したインテル・マイアミに続いて、アメリカではこういった傾向が加速しているようだ。
2024年05月15日 17:23
凄まじい“キレ方”だった。
現地5月14日に開催されたプレミアリーグの第34節(延期分)で、5位のトッテナムが2位のマンチェスター・シティとホームで対戦。51分に先制を許すと、後半アディショナルタイムにもPKで被弾し、0−2で敗れた。
この一戦で、途中交代に激怒したのがトッテナムのMFロドリゴ・ベンタンクールだ。先制点の場面で、フィル・フォデンの突破を止められなかった悔しさもあったのだろう。
その直後の55分、最初の交代でベンチに下がると、怒りが爆発。ベンチのイスを複数回蹴り飛ばし、ペットボトルを叩きつけて、大暴れした。
横に座っていた同僚のブライアン・ヒルが怯えたような表情を見せるほど激昂する姿に苦言を呈したのが、イングランド代表のレジェンドであるマイケル・オーウェン氏だ。
【動画】交代に激怒!イスを蹴り飛ばすなど大暴れするトッテナムMF
『OPTUS SPORT』によれば、まずウルグアイ代表MFが序盤にイエローカードを受けたこのが、失点シーンでの対応に影響したと指摘している。
「これはイエローカードをもらって何もできない男のチャレンジだ。彼(フォデン)を行かせてしまった。もし監督が『うちの選手たちはピッチ上にいるのに、チャレンジできない』と考えたら、おそらく変化を起こす必要がある。彼を交代させなければならない」
そのうえで、「それ(交代)は理解できるが、彼の反応は理解できない。フラストレーションはわかるが、やりすぎだ」と糾弾している。
アンジェ・ポステコグルー監督やクラブは、この行為に何らかの制裁を科すのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月15日 17:10
清水は突っ走れるか いわきは戦術が多彩
今季のJ2はこれまでより少ない20チームで争われていて、すでに日程の三分の一を消化しています。
2024年05月15日 17:00
プレミアリーグのシーズン最終盤、優勝争いはアーセナルとマンチェスター・シティに絞られることになりました。タイトルの行方も気になるところですが、来季のチーム編成に大きく影響するバトルにも注目のマッチアップが存在しています。
ニューカッスルとマンチェスター・ユナイテッドの争いです。この両クラブは、現在スポーティングダイレクター職の人材争奪戦を繰り広げています。
ニューカッスルで直近2シーズンの選手編成を担い、FWアレクサンデル・イサクなど貴重な戦力補強を実現したダン・アシュワーズの引き抜きをマンチェスター・ユナイテッドが画策しました。その誘いに応えるためにアシュワーズは今年2月にニューカッスルの同職を退任、次のステップへの準備を開始しました。
ニューカッスルは現在空席のポストに、現在クリスタル・パレスでスポーティング・ダイレクターを務めているドギー・フリードマンなど複数名をリストアップし交渉していると見られています。アシュワーズとニューカッスルの契約には、クラブを退任後12カ月間は別クラブでダイレクター職につくことは出来ないという条項が含まれています。一方でユナイテッドは今夏の選手編成をアシュワーズ主導で進めたい意向があり、ニューカッスルに違約金を支払うことで上記条項の解除を求める交渉を進めています。ユナイテッドは1,000万ポンドを提示してニューカッスル側の承諾を得たい考えですが、未だ合意には至っていません。
ニューカッスルにとって悩ましいのは、ライバルクラブとは経済力が異なる点です。昨年度の収入総額が約2億5,000万ポンドのニューカッスル、この額はユナイテッドの半分という現実。チーフ・エグゼクティブのダレン・イールズはプレミアリーグの収益性と持続可能性に関するルールを遵守するため、今オフの主力選手の放出を示唆したこともありました。前年度の収支で7,300万ポンドの負債があり、悩ましい状況にあるようです。
エディ・ハウ監督はアーセナルなどライバルクラブが調査しているMFブルーノ・ギマランイスやFWイサクについて、「もちろん彼らは来季の編成プランに入っているし、残留してくれると信じている。我々はもっと上を目指して戦っていきたい」と主力選手を残留させたい意向を示しています。ここまで6得点6アシストのMFギマランイス、アラン・シアラーが2003-04シーズンに挙げた22得点以来のシーズン20ゴールを記録したイサクの存在が不可欠であることは間違いありません。
文/西岡 明彦
※電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)第293号、5月15日配信の記事より転載
2024年05月15日 17:00
ABEMAは15日、DAZNと連携し、DAZNのコンテンツが観られる「ABEMA de DAZN」にて無料生中継する注目試合を中心に、2024明治安田J1リーグの5月後半の放送スケジュールを公開。
5月後半の注目試合は、本日開催される第14節から第16節まで、3戦連続で無料生中継されるFC町田ゼルビアの試合に決まった。
町田を追いかけていたヴィッセル神戸は、第13節のセレッソ大阪で快勝し勝点3を獲得。現在、勝点26で町田と並んでいるが、得失点差で神戸が今季初の首位へと躍り出ている。
町田は、首位奪還に向けて絶対に負けることができない注目試合となるFC町田ゼルビアとセレッソ大阪を、ABEMAにて5月15日(水)19時より無料生中継。第15節の東京ヴェルディ戦、第16節の浦和レッズ戦もABEMAで無料生中継するという。
■「ABEMA de DAZN」 2024明治安田J1リーグ 5月後半の注目試合スケジュール
『FC町田ゼルビアvsセレッソ大阪』(無料)
放送日:5月15日(水)午後7時〜
『FC町田ゼルビアvs東京ヴェルディ』(無料)
放送日:5月19日(日)午後2時〜
『浦和レッズ vs FC町田ゼルビア』(無料)
放送日:5月26日(日)午後4時〜
「ABEMA de DAZN」は月額4,200円(税込)/年額32,000円(税込)で、明治安田Jリーグ全試合、AFC主催大会のサッカー日本代表戦、久保建英が活躍するスペインのプロサッカーリーグ「ラ・リーガ1部」全試合、鎌田大地が活躍するイタリアのプロサッカーリーグ「セリエA」、南野拓実、中村敬斗などが活躍するフランスのプロサッカーリーグ「リーグ・アン」、ポルトガルのプロサッカーリーグ「プリメイラ・リーガ」など、国内外の世界最高峰のサッカーリーグを生中継。
試合ごとのハイライトを楽しめるほか、J1毎節注目の2試合無料に加え、海外の日本人選手所属チームの毎節2試合を無料で「ABEMA de DAZN」にて視聴できるサービスだ。
東京都町田市出身のサッカー選手で「最強の5人」はこれ!次点で22歳のMFも
サッカーのみならず、モータースポーツの最高峰F1も全レース生中継されている。
2024年05月15日 16:47
ザスパ群馬は15日、FW北川柊斗の負傷を報告した。
今回の発表によると、今月6日の2024明治安田J2リーグ第14節清水エスパルス戦にて負傷した北川は、左ハムストリング損傷と診断されたとのことだ。なお、全治は明かされていない。
1995年6月1日生まれの北川は現在28歳。名古屋グランパスのアカデミーから筑波大学を経て、2018年にモンテディオ山形でプロキャリアを始めた。2021シーズンにザスパ群馬に加入した後、今シーズンはここまで公式戦9試合に出場し3得点を記録していた。
2024年05月15日 16:30
ガンバ大阪が運営している公式Youtubeチャンネル「GAMBA-FAMiLY.NET」で配信されている「CAZI散歩」。
2024年05月15日 16:25
プレミアリーグのニューカッスルは今夏、日本ツアーを実施。「Jリーグインターナショナルシリーズ2024 powered by docomo」で、7月31日に埼玉スタジアム2002で浦和と、8月3日に国立競技場で横浜と対戦する。
クラブの公式サイトによれば、エディー・ハウ監督も「この夏に日本を訪問できることを嬉しく思う」と喜んでいるようだ。
「日本は素晴らしい国であり、選手、スタッフ、サポーターにとってユニークな経験になるだろう。我々は2つの特別なスタジアムで、2つの強豪チームに挑む。来シーズンに向けて、その時点で必要なフィジカルテストの種類を提示してくれると確信している」
【PHOTO】まさにスタジアムの華! ワールドクラスたちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介!
またピーター・シルバーストーン最高商業責任者は「招待してくれたJリーグとドコモに感謝したい」とコメント。「我々が世界的に存在感を高め続けるなかで、現地や遠征するファンの前でプレーするエキサイティングな機会となる」と伝えた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月15日 16:21
クラブに対する気持ちの表われかもしれない。
ラツィオの鎌田大地が、5月12日に行われたセリエA前節のエンポリ戦で、記念の試合での着用したユニホームを大事にしていたことが分かった。
12日はラツィオにとって、初のスクデット獲得(セリエA優勝)から50周年を記念する一日だった。その大事な試合でスタメンに名を連ねた鎌田は、攻守にわたって存在感を発揮。得点やアシストこそなかったが、終盤の交代時に本拠地オリンピコのサポーターから拍手を受けている。
チームは前半終了間際にパトリックのゴールで先制。鎌田がベンチに下がってからの終了間際にマティアス・ベシーノが追加点を奪い、2−0で勝利を収めた。この白星でラツィオは8位以内でのフィニッシュが確定。来季の欧州カップ戦出場が決まった。
試合後、1974年の優勝監督トンマーゾ・マエストレッリの息子マッシモは、鎌田にユニホームをもらえないか尋ねたところ、断られたと明かしている。『Corriere dello Sport』紙でのコメントを『cittaceleste』が伝えた。
「試合のユニホームが欲しくてカマダに頼んだ。日本人には重要じゃないだろう?だが、彼は『これはダメだ。大事なユニホームだ』と言われたんだ。彼がそれほど大切にしていたとは思わなかった」
【画像】鎌田が着用した記念ユニホーム
周知のとおり、鎌田は今季限りとなっているラツィオとの契約を延長するかが注目されている。3年と言われる延長オプションを行使するかどうか、権利を持つのは選手サイドだけだからだ。
マウリツィオ・サッリ前監督の下で苦境にあった際は、退団確実と見られていた。だが、イゴール・トゥドール監督になって状況が好転。鎌田は残留に前向きとも言われている。
記念の一戦のユニホームを手元に残したのは、ラツィオに対する愛着が増しているからなのか。その理由は本人にしか分からない。いずれにしても、去就に関する決断に注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月15日 16:02
トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、試合に敗れたことに対して喜んでいるファンたちに苦言を呈した。14日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
プレミアリーグ第34節延期分が14日に行われ、トッテナムはホームで、マンチェスター・シティと対戦。51分にアーリング・ハーランドに先制点を許すと、90+1分にはハーランドにPKを決められ、0−2で敗戦。この結果、トッテナムは来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内となるトップ4フィニッシュの可能性が消滅した一方、マンチェスター・シティは暫定首位だったアーセナルを抜いて首位に浮上している。
試合後、ポステコグルー監督は「基盤がかなり脆弱だ。ここ48時間でそれがよくわかった。クラブ内でも、外でも、どこでもね。興味深いことだった。私の観察に過ぎないけどね」と試合前からノース・ロンドンのライバルであるアーセナルの20年ぶりの優勝を阻止するために、マンチェスター・シティに負けることを望んでいる一部のトッテナムファンが存在していたことに困惑していたことを明かした。
実際に51分にマンチェスター・シティが先制した後には、トッテナムのサポーターから「アーセナル見ているか?」といった自チームの失点を喜ぶ内容のチャントが歌われてもいた。
本拠地ながら異様な雰囲気となっていたことはチームに影響を与えたかと聞かれたポステコグルー監督は「間違いなくね。それが現状だ。人々が何をするかを私が指図することはできない。彼らは好きなように自分を表現することが許されている。でも、試合の終盤に勝者がいるのは観客が私たちを助けてくれるからだよ」と自チームの勝利を望まない状況への違和感を口にしつつ、次のように続けた。
「(チャントには)興味がない。もしかしたら、私はズレているのかもしれないけど、気にしてなどいない。ただ勝ちたかっただけだ。私はこのクラブで成功したい。それがここに連れて来られた理由でもある」
「だから、他の人たちが何をしたいのか、どのように感じたいのか、彼らの優先事項が何なのかは私には全く興味がない。勝てるチームを作るために何が重要なのかはわかっている。私が集中すべきことはそれだけだ」
【ハイライト動画】トッテナムvsマンチェスター・シティ
2024年05月15日 15:43
Jリーグは15日、一部報道に対する声明を発表した。
2024年05月15日 15:30
Jリーグは15日、一部報道機関において、2026年からのシーズン移行に伴う移行期の大会方式に関連して「DAZNから減額の提案があった」という報道内容を否定した。
2017年シーズンからDAZNとオフィシャルブロードキャスティングパートナー契約を結んでいるJリーグ。現行の契約は、2023年3月30日に発表された「2023年から2033年までの11年間、約2,395億円」というものだ。
一方で、Jリーグは昨年、2026-27シーズンからのシーズン移行を決定。春秋制から移行する際、約半年間の“空白期間”が生まれることから、この0.5シーズンないし1.5シーズンの間リーグをどのように運営するかは目下の検討課題となっている。
今回のリリースに当たって、Jリーグは以下のように現在の状況を説明し、移行期の大会方式に関する報道内容を否定している。
「移行期の大会方式に関しては、様々な可能性を議論しており、各ステークホルダーの皆様ともコミュニケーションを取っておりますが、DAZN社から報道のような提案があったという事実は一切ございません。
なお、シーズン移行期の大会方式に関しては、決定次第公表いたします」
世界に誇れ!Jリーグ、こだわりの「日本語スポンサー」ユニフォーム6選
移行期の大会方式に関しては、0.5シーズンでの開催が有力となっており、J1からJ3まで地域ごとに8グループに分け、総当たりのリーグ戦と順位決定トーナメントを行う新大会案なども報じられている。
2024年05月15日 15:26
伝説的ゴールが再び脚光を浴びている。
ドイツ1部のシュツットガルトが5月14日、公式Xで2年前にチームを救う劇的ゴールを挙げたMF遠藤航を改めて称えた。
現在はプレミアリーグのリバプールでプレーする遠藤は、シュツットガルトに所属していた2022年、ファンの記憶に残る得点を決めた。同年5月14日、2021-22シーズンのブンデスリーガ最終節でケルンと対戦。この試合に勝てなければ、16位で降格プレーオフ出場となる状況だった。
それでも1−1で迎えた試合終了間際の90+2分、左CKからニアサイドで伊藤洋輝がフリックしたボールに遠藤が反応。ダイビングヘッドで合わせてネットを揺らし、日本代表MFの劇的な決勝弾で勝利したチームは、1部残留を決めた。
【動画】語り継がれる遠藤航の衝撃弾!
歴史的一戦からちょうど2年が経った日、クラブが公式サイトで「伝説の瞬間!ちょうど2年前の今日!」と題して、このゴールシーンを公開。これにはファンからも「エンドウの日だ」「人生でこれほど叫んだ日はない」「見るたびに鳥肌が立つ」「フットボール史に残る偉大な瞬間だ」といった声が上がった。
クラブの命運を分けたこのゴールは、今なおシュツットガルトファンの間で語り継がれているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月15日 14:53
ルカ・モドリッチのレアル・マドリード退団が、現実味を帯びてきているようだ。14日、スペインメディア『Relevo』が報じている。
バルデベバスのオフィスが、“英雄”との契約を延長しないことを決断したようだ。2012年夏に加入して以降、頭抜けたサッカーIQの高さや一級品のテクニック、さらにはキャプテンシーを発揮するルカ・モドリッチは、前人未到の3連覇を含む通算5度に渡ってチャンピオンズリーグを制した他、計25タイトルを獲得。2018年のバロンドール賞をも受賞し、王の地位を確立するクラブの歴史にその名を刻んだ。在籍12年目の今シーズン、38歳となった同選手はここまでの公式戦プレータイムが2140分(昨シーズンまでは3000分越え)と若干の衰えは見せたものの、2得点8アシストとまだまだ健在であることを証明。今夏に満了を迎える現行契約の延長を望んでいるとされてきた。
しかし、レアル・マドリードは“2つ”の理由から契約延長を行わないことを決断したようだ。『Relevo』によると、クラブ側は、モドリッチらの後継者となり得る若手選手に道を譲る時がきたと考えているという。例えば、昨夏に加入した19歳のMFアルダ・ギュレルは、数回の負傷によりシーズンの半分近くを棒に振ったものの、今年1月以降はプレータイムが350分ながら、4得点とその才能を徐々に開花させている。事実として、カルロ・アンチェロッティ監督が頼った時に、素晴らしいパフォーマンスを見せるモドリッチの存在は、先のギュレルの出場機会を奪うものになっていたと見解を示した。
また『Relevo』は、大きな割合を占めるわけではないが、経済的な面もあると指摘。クラブにおけるモドリッチの年俸はトップクラスで、選手本人が減俸をも辞さない構えとはいえ、今夏の移籍市場に向けてスペースを空けることは悪いことではないとしつつ、「とりわけ、キリアン・エンバペだ。例え、パリ・サンジェルマンからフリーで加入するとしても多額の費用がかかるだろう」と、エンバペに用意する契約に盛り込まれる条項(チームトップクラスとなる年俸やボーナス等々)が多少影響を与えると併せて伝えている。
この決断は、状況が急転しない限りは覆らないところにまできているとのことだ。レアル・マドリードでは“ワン・クラブ・マン”のナチョ・フェルナンデスの退団も確実視されている他、アスレティック・ビルバオのイケル・ムニアインやドルトムントのマルコ・ロイスなど、クラブの象徴となる選手の退団が相次いでいる。果たして、クロアチアと、そしてレアル・マドリードの“英雄”となった後、ルカ・モドリッチも公式戦通算530試合以上を出場したクラブを去ることになるのだろうか。