2024年04月28日 09:00
「寒い時季はいいスコアが出ない……」と、あきらめないで! 体が動きにくい、真っすぐ飛ばない、を解決して好スコアを出す“冬のラウンドを楽しく回れる”レッスンをお届けしよう。 捻転差を広げる必要なし! 足や腰を固定せず体全体でスイング 捻転差を作ることよりも「腕やクラブが外れない、体の回転と同調させることが大切です」(竹田) 心得の3は「捻転差を作らない」です。寒くて体が固まっているときは、下半身を固定して上半身だけを深く回すことができません。 回転は体全体をひとつの面にして一緒に動かす“ドアスイング”でいいのです。 上半身だけを回そうとしても回りにくいので「振り足りない」と感じてしまう。 すると、それを補おうとして手を使ってオーバースイングになってしまうのはNGだ イメージ的には、おヘソの前にもった箱を隣の人に渡すときの動作でスイング。自然な動きでスムーズに渡そうとすると、上半身だけを回したり、腕だけを動かして渡そうとはしませんよね。 ニーアクションを使うことも利点で、下半身を止めてしまう動きを防ぎ、回転のしやすさがアップするので、バックスイングも切り返しからフォローまでも箱を渡すイメージで振ってください。ここでも、テンポを落とした「ゆっくり渡す」ことを忘れずに! 箱を渡す動きと同様に、バックスイング時の右回転では左カカトを上げてもOK。 「フィニッシュに向かう左回転では、右カカトを上げるのは必須です」(竹田) クラブの運動量を上げるもGood!手首のリリースを使って打つ! 回転のしにくさをクラブの運動量で補うのも、真っすぐ遠くへ飛ばすテク。 寒くても手首はスムーズに動かせるので、リストワークを使ってクラブをリリースさせるとヘッドの加速力とボールのつかまりがアップする。これもぜひ試してみよう。 いかがでしたか? 上半身と下半身を使ったドアスイングをレッスンに取り入れてみてください! レッスン=竹田綾人 ●たけだ・あやと/1997年生まれ、奈良県出身。168cm。中央学院大ゴルフ部を経て、指導者の道を進み、22年にPGAティーチングプロ資格を取得。エースゴルフクラブ千葉、赤坂と茨城県つくば市のDIVERSE GOLFで多くのアマチュアをレッスン中。 写真=田中宏幸 協力=ジャパンゴルフスクール
2024年05月11日 15:46
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第3日(11日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
第2ラウンドが行われ、マイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)が2イーグルを奪って13点を加え、通算32点で単独首位に浮上した。
小斉平優和(太平洋クラブ)が28点で2位。レフティーの細野勇策(三共グループ)が26点で3位につけた。
昨年の日本オープン覇者の岩崎亜久竜(あぐり、フリー)は11点を稼いで24点にし、27位から5位に大きく順位を上げた。
昨年のダンロップフェニックスで史上7人目のアマチュア優勝を果たした杉浦悠太(フリー)は23点で9位。
◆ステーブルフォード方式 アルバトロス8点、イーグル5点、バーディー2点、パー0点、ボギーがマイナス1点、ダブルボギー以上またはホールアウトしない選手はマイナス3点とスコアを得点化して順位を競う。良いスコアほど得点が高く、大たたきしても3点しか失わないため、攻撃的なゴルフが展開される。
2024年05月11日 13:33
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第2日(11日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
最終組が前半9ホールを終えた。ツアー通算10勝の小祝さくらが通算7アンダーで単独首位に立っている。
前年覇者の岩井千怜、山下美夢有、佐久間朱莉の3人が1打差の6アンダー2位で追う。
木戸愛、鈴木愛、菅沼菜々、野沢真央が5アンダーの5位となっている。上田桃子は2つ落として2アンダー21位に後退している。
2024年05月11日 12:38
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第3日(11日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
最終組が前半9ホールを終え、小斉平優和(太平洋クラブ)が3バーディー、ボギーなしで6点を加え、通算29点で首位をキープしている。3点差でレフティーの細野勇策(三共グループ)が追いかける。
27位から出た昨年の日本オープン覇者の岩崎亜久竜(あぐり、フリー)は15ホールを終え、3位に急浮上。昨年のダンロップフェニックスで史上7人目のアマチュア優勝を果たした杉浦悠太(フリー)は15位。ツアー1勝の片岡尚之(CS Technologies)も15位。ツアー2勝の平田憲聖(エレコム)は32位。平均飛距離1位の河本力(大和証券)も32位。連覇を狙う小林伸太郎は65位となっている。
◆ステーブルフォード方式 アルバトロス8点、イーグル5点、バーディー2点、パー0点、ボギーがマイナス1点、ダブルボギー以上またはホールアウトしない選手はマイナス3点とスコアを得点化して順位を競う。良いスコアほど得点が高く、大たたきしても3点しか失わないため、攻撃的なゴルフが展開される。
2024年05月11日 11:10
前週の男子プロゴルフツアー・中日クラウンズで、岩手県出身として初優勝を果たした米沢蓮(24)=ティ・エム・プラテック=が、このほど取材に応じた。
2024年05月11日 10:00
男子ゴルフの欧州と日本の共催ツアー「ISPSハンダ欧州・日本トーナメント」が4月25日から4日間、静岡県御殿場市で開催され、ホストプロの桂川有人(25)が優勝し、2026年までの欧州ツアー出場権を獲得した。特別協賛の国際スポーツ振興協会(ISPS)・半田晴久会長(73)は、白紙としていた来年度以降の大会を一転して継続する意向を示した。取材を通して見た、日欧共催を継続するメリットとは。
唯一の日欧共催トーナメントが来年度も継続に前向きと伝え聞いて、ホッとした。特別協賛で大会の冠名となっているISPSの半田会長が、22年からのタイトルスポンサー3年契約の最終年に「(来年以降は)このままではやりません」と白紙を示していたが、大会後に方針を転換したからだ。
なぜ半田会長は大会を継続する意向を示したのか。それは最終日に日本ゴルフツアー機構(JGTO)の倉本昌弘氏と話し合い「男子ゴルフの若者が羽ばたけるような、総合的なサポートをやっていこう」という考えを共有したからである。JGTOは3月に諸星裕氏が新会長に就任。欧州ツアーもキース・ペリー氏が会長を退任するとあって、大会前は新体制の日欧両ツアーと接触する機会に恵まれなかった。
選手側の立場から見ると、この大会をなくしてしまうのはあまりにももったいなかった。日本と共催し、国内で行われる海外男子ツアーには、10月の日米共催のZOZOチャンピオンシップもあるが、日本勢の出場枠は10人程度と少ない。対してISPSハンダ欧州・日本トーナメントは日本ツアーから50人近くが出場。優勝で海外ツアーのシードを獲得するという点では、世界への門戸が圧倒的に広い。
それだけに、選手の目の色が違った。ツアー未勝利ながら2日目に首位に立った松山英樹の弟分・佐藤大平は「チャンスじゃないですか。日本の知っているコースで。海外は行ってみたい。駄目になっても良いので」。ツアー2勝で、アジアンツアーにも積極的に参戦する木下稜介は「こういう試合を続けてほしい」と話していた。他にも多くの選手が強い海外志向を口にする。
日本から欧州へ、その先には世界最高峰の舞台にもつながっている。昨年は久常涼が有資格者を除くポイントランキング上位10人の資格で、今季の米ツアーメンバー入りを果たした。さらに2月には星野陸也、3月には中島啓太が欧州で初優勝して同ランキングの上位に。今や欧州経由が米ツアーへの“王道ルート”になりつつある。
また、世界レベルを体感できる貴重な機会だ。なじみある日本のトーナメントコースでも、欧州ツアーのコースセッティングを交えると印象が大きく違う。狙いどころを誤れば大ピンチに陥る厳しいピン位置に、石川遼は「打ってはいけないところへ打たずに、1球でチャンスを作れるかというテストを感じるし、世界の傾向を見てもそういう位置が多い」と話す。
世界の名プレーヤーが集う、国外を主戦場とする日本勢の姿を見られるなど、同大会のメリットは他にもいくつかある。なくしてしまうのは簡単だが、日本の男子ゴルフ発展のためには日欧共催は末永く続いてほしい。(デイリースポーツ・中谷大志)
2024年05月11日 07:00
スコアアップ、スコアメイクのためによりよい道具を使う。また、クラブを選ぶこともゴルフの楽しみのひとつだが、14本のクラブセットを決めるうえでもっとも悩ましいのが〝ユーティリティ〞と〝ウエッジ〞だろう。
2024年05月11日 06:10
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第1日(10日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
通算17勝の上田桃子(37)=ZOZO=が1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーで首位と1打差4位と好発進した。前半9番パー4でショットインイーグルをマーク。打ち上げの同ホールでのイーグルは大会史上2人目、日本人では初めて。ベテランが勢いに乗り12日の「母の日V」を目指す。小祝さくら(26)=ニトリ=、鈴木愛(30)=セールスフォース=らが67で首位。
9番パー4。セカンド地点から、上田の視界にはピンの上部とフラッグしか見えない状況だ。グリーンとの高低差は15メートル以上あり、もちろんカップは見えていない。「前方にディボットがあり、その左右に(ショットが)行けばいいかな」。山なりの打球はピン手前6、7ヤードで落ち、転がってカップイン。上田は観客の歓声でイーグルに気づき、遠慮がちにキャディーとハイタッチを交わした。
「見えなかったので複雑な気持ち。ラッキーって感じ」。この日は5番目の難易度で、通常約3メートルの高さのピンを選手が確認できるように長くしている異例のホールでもある。福岡CC和白C開催の12年以降、9番のイーグルは同年2Rの辛ヒョン周(シン・ヒョンジュ、韓国)以来2人目となった。
前週は4戦ぶりに予選を通過し36位。「やっていることが少しずつできてきている」。最終日(12日)は母の日でもあり、18ホールついて応援する母・八重子さん(74)への思いも語った。「良いプレーを見せて喜んでもらえるように」。この日の“幸運”を2年ぶりVにつなげる。(岩原 正幸)
2024年05月10日 19:44
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第1日(10日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
2年連続年間女王で昨年大会2位の山下美夢有(みゆう、加賀電子)は6バーディー、1ダブルボギーで4アンダー、68で首位と1打差の4位で滑り出した。
2024年05月10日 19:43
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第1日(10日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
昨年大会覇者の岩井千怜(ちさと、ホンダ)は5バーディー、2ボギーの69で3アンダーの9位発進。“直ドラ”を見せた最終18番でバーディー締めし、首位と2打差とした。
「いい出だしかなと思います。パー5で2個バーディーを取れたので、ショットもショートゲームの精度も良かった」と振り返った。18番(第2打)の場面については「本当は悩んで、ドライバーでなくてもいいかなと思ったけど、期待に応えられるようにドライバーを握って、頑張ってバーディーであがれた。とにかく当たればいいな、と思って打った」と語った。
この日は双子の姉・明愛(あきえ、ホンダ)との姉妹同組で、ピンクのウェアで統一してラウンドした。「(日曜日が)母の日なので、ピンクのウェアを身にまとって。本当は2人でいいスコアであがりたかったけど、それぞれの全力を尽くした結果。また明日から2人で盛り上げられるように頑張ります」と千怜は話した。
明愛は4オーバーの76で、91位と出遅れ、第2日に巻き返しを図る。
2024年05月10日 19:23
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第2日(10日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
第2ラウンドが行われ、9位から出た清水大成(ロピア)が1イーグル、3バーディー、3ボギーの70で回り、通算20点で首位と3点差の5位に浮上した。
スタートホールの1番パー4(325ヤード)。ドライバーを握り、1オンを狙ったが、わずかに届かずグリーン手前のバンカーにつかまった。だが、56度ウェッジで放った第2打がカップに吸い込まれ、朝イチの“おはようイーグル”と幸先良く発進した。その後もバーディーを積み重ね、8点を獲得し、順位を上げた。
前週の中日クラウンズでは、第1ラウンドの11番で70センチのパットを外した。その後も3パットなど、得意のグリーン上で苦戦。今週はこれまで約1年使っていたピン型から、マレット型のパターに変更し、試合に臨んでいる。「安心感がある」と自信を取り戻し、パットを打てている。
今季は日大時代の同期・桂川有人が日欧共催の「ISPSハンダ欧州・日本トーナメント」で優勝。「同世代は刺激ばかりもらっている」と自身も続きたい思いは強い。今年は賞金ランク上位を目標とし、米ツアーの予選会(Qスクール)受験を考えていることも明かした。ツアー初優勝を目指す飛ばし屋の清水。いい位置で週末を迎えることとなり、「明日が一番大事。パー5を取って、2桁ポイントにいけば優勝争いできる」と残り2日間へ気を引き締めた。
2024年05月10日 19:15
「第7回三木市レディースゴルフトーナメント」(賞金総額1000万円、優勝賞金200万円)が9、10日の2日間、兵庫・三木市の花屋敷GCよかわコースで行われ、小林京加(22)=井高野ゴルフセンター=が通算2オーバーで優勝した。2位には4オーバーで表純子と寺西飛香留が並んだ。
小林が昨年の富士フイルム・スタジオアリス女子トーナメントの舞台となった難コースを制し、7代目女王に輝いた。初日は9メートル近い風と寒さでスコアが伸び悩む中、1オーバー2位発進。最終日も我慢のゴルフで1オーバーでまとめ、トータル2オーバーで逆転した。賞金200万円を手にし「グリーンが硬くて速くなったのでバーディーを狙うのではなく、パーセーブに切り替えてひとホールひとホール集中しました」と喜びを爆発させた。
夏のプロテストにも弾みがついた。昨年は一次予選で落ちており「今年から練習環境を変えました。今回の優勝で自分の課題も見つけることができました。早くプロになって所属先に恩返しをしたい。今年は強い気持ちでのぞみたい」と悲願達成を誓っていた。
2024年05月10日 18:23
◆女子プロゴルフツアー RKB×三井松島レディス 第1日(10日、福岡CC和白C=6305ヤード、パー72)
第1ラウンドが終了した。
2024年05月10日 18:21
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第2日(10日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
第2ラウンドが行われ、20位から出た小斉平優和(太平洋クラブ)が8バーディー、2ボギーの66で回り、通算23点で単独首位に浮上した。1点差で西山大広(ロピア)、レフティーの細野勇策(三共グループ)が追いかける展開となった。
韓国の宋永漢が21点で4位。平本世中(せじゅん、フリー)、清水大成(ロピア)が20点で5位。昨年のダンロップフェニックスでツアー7人目のアマチュア優勝を果たした杉浦悠太(フリー)は17点で11位。首位から出た片岡尚之(CS Technologies)は16点で16位に後退した。ツアー2勝の平田憲聖(エレコム)は9点で49位。ルーキーの岡田晃平(フリー)、平均飛距離1位の河本力(大和証券)は8点の60位で予選を通過した。一方で、2週連続優勝を狙った米沢蓮(ティ・エム・プラテック)は102位で予選落ちとなった。
◆ステーブルフォード方式 アルバトロス8点、イーグル5点、バーディー2点、パー0点、ボギーがマイナス1点、ダブルボギー以上またはホールアウトしない選手はマイナス3点とスコアを得点化して順位を競う。良いスコアほど得点が高く、大たたきしても3点しか失わないため、攻撃的なゴルフが展開される。
2024年05月10日 14:46
◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第2日(10日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
首位と9点差の49位から出た平本世中(せじゅん、フリー)は8バーディー、2ボギーの66で回り、通算20点と伸ばし、4位でホールアウトした。
インから出て11番でボギー先行も、12番で取り返した。16番でも落としたが、再びバウンスバック。後半に入ると猛チャージをかけ、計8つのバーディーを奪い上位に浮上した。「5メートルのパットが入っていた。マネジメントもできていた」とうなずいた。
前週の中日クラウンズでは同学年の米沢蓮がツアー初優勝。22年の河本力に次いで、世代2人目のチャンピオンとなった。「刺激になる。次は自分が優勝してやるという気持ちはあるが、まずは自分のゴルフをしっかりやるように」と静かに初優勝への闘志を燃やしている。昨年のメジャー、日本オープンでは単独首位で最終日を迎えるも、3位に終わった。「1勝目、あるいは2勝目が日本オープンになればいいな」と雪辱にも意欲をのぞかせた。
この日は「ドラえもん」がプリントされたウェアを着用。作者の藤子・F・不二雄さん生誕90周年にちなんだもので、ほかにも「パーマン」、「キテレツ大百科」をモチーフにしているものもあるという。「かわいくて今月はよく着ている。ドラえもんのときは調子がいい」と笑った24歳。週末へ「楽しく回ることを意識しながら、自分のゴルフをして、最終的には優勝できれば」と意気込みを語った。
2024年05月10日 09:26
その姿を来年はここで見られない。
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10日開幕のRKB×三井松島レディス(福岡CC和白C=6305ヤード・パー72)の初日は、前年大会でプレーオフを戦った岩井明愛(21)、千怜(21)の双子姉妹と昨年の年間女王・山下美夢有(22)が同組になった。ツアー史上初となる姉妹によるプレーオフは、2ホール目(18番・パー5)の2打目に2人とも「直ドラ」でグリーン手前のラフまで運び、妹の千怜がバーディー。ツアー通算3勝目を手にして大いに盛り上がった。
昨今の女子プロ界で岩井姉妹の人気は別格だ。決勝ラウンドともなれば、優勝を争っていなくても2人の組には大勢のギャラリーが集まる。今や女子ツアーの看板選手だが、この2人を国内ツアーで見られるのも今季が最後になりそうだ。
「来季は米女子ツアーを主戦場にするそうです」と、あるツアー関係者がこう続ける。
「昨年は年末の米女子ツアー最終予選会を受けるか迷ったそうですが、今年は受験を決めた。来季以降は最終予選会からツアーメンバーになれる人数は減りますが、2人の実力なら参戦資格取得の25位以内は問題ないでしょう。来季から米国で戦うことになれば、古江(彩佳)や勝(みなみ)のように、たまに帰国したときにしか国内ツアーでは生観戦できません」
今季は今大会を含めて残り27試合。岩井姉妹はすでに5月30日開幕の全米女子オープンと6月20日開幕の全米女子プロに出場予定。このまま世界ランキング50位以内をキープすれば7月のエビアンと8月の全英女子にも出るだろう。
「問題はメジャーに出場する際、いつ日本を発つかです。昨年、明愛は国内大会が終わった直後に渡米して出場した全米女子オープンは予選落ち。千怜も国内大会が終わってすぐに現地に入り、エビアンと全英女子の2試合とも予選を通らなかった。明愛は開幕の10日前に渡米した全英女子は11位と健闘。今季のシェブロン(30位)は開幕間もないことから強行日程だったが、今季はメジャーで上位争いをしたいそうですから開幕前週から現地入りすることになりそう。そうなれば、国内ツアー参戦はあと20試合ぐらいではないか」
熱烈なツインズファンは今年、2人を追いかけて日本列島を縦断することになる。