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2024年04月27日 17:36
ブーイングはマウンドの右腕に向けられた可能性も…米記者指摘 ■ドジャース 12ー2 ブルージェイズ(日本時間27日・トロント) ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地・ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、初回に3試合ぶりとなる7号ソロを放った。昨オフに大谷獲得報道もあっただけに、ブルージェイズのファンから大ブーイングを浴びる中でのアーチとなったが、米記者はブーイングの理由は別にあったと指摘。本塁打を打たれた相手先発クリス・バシット投手の不振ぶりに焦点を当てている。 バシットは初回1死で大谷に内角へのスライダーを右翼席に運ばれて先制点を献上。3回にはマックス・マンシー内野手に5号3ランを浴びるなど、打者一巡の猛攻を受けて一挙6失点と炎上し、この回途中で降板。3回終了時点でドジャースに7点差をつけられ、試合の大勢が決してしまった。 35歳の右腕は2022年12月にブルージェイズと3年6300万ドル(約99億7000万円)の契約を結んでおり、今季年俸は2100万ドル(約33億2000万円)となっている。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のドジャース番、ジャック・ハリス記者は自身のX(旧ツイッター)で「ブルージェイズファンが今夜ブーイングをしているのは、ショウヘイ・オオタニだけが理由ではない。クリス・バシットはマックス・マンシーから浴びた3ランを含め、3回に5点を許している」と投稿した。 敵地の大きなブーイングを一振りで黙らせた大谷とは対照的に、地元ファンに醜態をさらしてしまったバシット。今季6試合の登板で2勝4敗、防御率5.64と額面通りの活躍ができていないベテラン右腕が再び本拠地での歓声を受ける日は来るだろうか。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 12:34
首位・阪神は20日、1・5ゲーム差の2位・広島との首位攻防の3連戦(21日〜、マツダ)へ向けて、甲子園で投手指名練習を行った。同カードで先発が予定されている村上、大竹、西勇と、才木が参加。それぞれがキャッチボールなどで汗を流した。
21日の初戦に先発予定の村上は、広島戦の登板が早くも今季4度目となる。前回対戦した7日こそ、7回5安打2失点(自責点0)で敗戦投手となったが、ここまでの対戦成績は3試合で2勝1敗、防御率0・39と相性がいい。
「この前は負けましたけど、そこまで嫌な感じはないので。4回目で向こうも自分のこと分かっていますし、こっちも向こうのバッターのことを何回も対戦して分かってきているので、そこをしっかり自分たちも使いながらやっていけたらなと思います」。今回もここまで3試合で投げ合ってきた床田との対戦が予定されているが、3勝目へ気合を入れた。
2024年05月20日 12:15
粘った末に右前打…指揮官も「打てる球を振っている」
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・レッズ戦で移籍後初のサヨナラ打を放った。同点の10回2死一、二塁。“弱い”と言われてきた得点圏で快音を響かせた。デーブ・ロバーツ監督も変化を実感している。
厳しい球をファウルで凌ぎ、迎えた6球目。内角の直球を右前に弾き返した。「初球も良いところでしたけど、そこは見送ってよかったのかなと」。長打は狙わなかった。チームの勝利が決まると、チームメートから手荒い祝福を受けた。
今季、シーズン開幕から得点圏での不振に苦しんだ。約1か月前の4月20日(同21日)の時点で21打数2安打で打率.095。ロバーツ監督から「ストライクゾーンをコントールしないといけない」と指摘を受けることがあった。
指摘以降、大谷は得点圏での打率は29打数11安打の打率.379と変化。大谷自身もサヨナラ打を打った試合後、「ゾーンの確認だけしないといけないので、毎打席どういう状況でもそれだけは徹底して。それができてれば良い結果でつながるんじゃないかなと思います」と重要性を話していた。
ロバーツ監督も「ショウヘイは他の選手よりストライクゾーンをカバーできるけど、この4週間、彼のストライクゾーンがとても不変的で、打てる球を振っている」と分析。「出塁したい場面やヒットが欲しい場面でもストライクゾーンを上手く捜査できている」と評価した。
サヨナラ打は、エンゼルス時代の2020年9月4日(同5日)の本拠地・アストロズ戦以来2度目。当時は新型コロナウイルスが蔓延しており、密集できず、あっさりとした祝福だった。今回はテオスカー・ヘルナンデスがウォータージャグで大谷に歓喜のシャワー。試合から約10分後、濡れた髪のまま取材に応じた大谷は、勝利を噛みしめるように言葉を紡いでいた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年05月20日 11:58
● ブレーブス 1−9 パドレス ○
<現地時間5月19日 トゥルイスト・パーク>
パドレスのダルビッシュ有投手(37)がブレーブス戦に先発し、7回99球、2安打無失点、9奪三振の快投で今季4勝目。野茂英雄、黒田博樹に次いで史上3人目の日米通算200勝(米国107勝、日本93勝)を達成した。
ダルビッシュはナ・リーグ 東地区2位のブレーブス相手に2安打しか許さず、4回からは4イニング連続三者凡退に抑える好投を披露。ディラン・シース(5勝)に次ぐ4勝目を記録し、防御率は2.08に良化した。
これまでに日米通算200勝を達成したのは、野茂英雄氏(201勝)と黒田博樹氏(203勝)の2人のみ。今季20年目のダルビッシュはNPBで93勝、MLBでは107勝で通算200勝を達成した。
2024年05月20日 11:21
7回2安打無失点で4連勝、日米通算200勝は野茂英雄と黒田博樹に次ぐ大記録
■パドレス 9ー1 ブレーブス(日本時間20日・アトランタ)
パドレスのダルビッシュ有投手が19日(日本時間20日)、敵地で行われたブレーブス戦に先発し、史上3人目の日米通算200勝を達成した。
2024年05月20日 11:18
レッズの地元放送局も大谷の一打を称賛
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
最後の最後に、痛恨の一打を許してしまった。ドジャース・大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、本拠地・レッズ戦に「2番・指名打者」で出場し、同点の延長10回に移籍後初となるサヨナラ打を放った。レッズの地元放送局も、相手主砲の一打を称賛するしかなった。
大谷は同点の延長10回、2死一二塁からレッズの守護神、アレクシス・ディアス投手から右翼へ痛烈なサヨナラ打を放った。16日(同17日)から始まったレッズ4連戦の最後を締めくくり、敵地にも強烈なインパクトを残した。
放送局「バリースポーツ・オハイオ」の中継終了後のコーナーでは、アナウンサーのアニー・セイボ氏は「このシリーズ、そこまで10打数1安打だったショウへイ・オオタニがサヨナラ打でしたね」と試合を振り返った。レッズOBのサム・レキュア氏は「レッズ投手陣はオオタニにいい対処をしていたと思ったが、ショウへイが仕事をやり遂げた」と褒め称えた。
ディアスとの対戦では初球のフォーシームを見逃し、そこからフォーシームを2球ファウルに、1ボールのあとのスライダーをまたカットし、最後は内角低めの直球を弾き返した。「あの打席は0-2と追いこんでいたのに、1球が全てを変えた」と、試合を決めた一打を分析した。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 11:06
7回2安打無失点で4連勝、日米通算200勝は野茂英雄と黒田博樹に次ぐ大記録
■パドレス 9ー1 ブレーブス(日本時間20日・アトランタ)
パドレスのダルビッシュ有投手が19日(日本時間20日)、敵地で行われたブレーブス戦に先発登板し、史上3人目となる日米通算200勝を達成した。7回99球を投げ、わずか2安打無失点。9三振1四球の快投だった。NPBでは日本ハムで93勝、メジャーではレンジャーズ、ドジャース、カブス、パドレスで計107勝を積み重ねた。
本来は18日(同19日)の同戦に先発予定だったが、悪天候のため中止となってスライド登板。初回から3点の援護をもらってマウンドに上がると、2死からオズナに左二塁打を許したが、オルソンから空振り三振。2回、3回も走者を許しながら無失点に抑えると、4回からは4イニング連続でパーフェクトに封じた。
日米通算200勝は野茂英雄(日78勝+米123勝)、黒田博樹(日124勝+米79勝)に次ぐ大記録。昨年7月に日米通算196勝としたが10試合連続で足踏みし、今年4月には首の張りでIL(負傷者リスト)入りした。しかし、4月30日(同5月1日)の本拠地・レッズ戦で復帰すると今季初勝利。怒涛の4連勝で達成した。
さらには、快挙を彩る好記録のオマケつきだ。MLB公式のサラ・ラングス記者によると、メジャーでのキャリア初となる4先発連続無失点。37歳以上での4先発連続無失点は、1901年以降では2005年のケニー・ロジャース以来2人目となる。また、5イニングを投げ切っての4先発連続無失点はパドレス史上初だ。
7回まで無失点に抑えたことで、25イニング連続で無失点。米放送局「ESPN」によると、キャリア最長だという。これで今季は9試合に先発登板し、4勝1敗、防御率2.08。チームは9回に1点を失ったが、9-1で逃げ切り2連勝となった。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 10:49
今年は前DeNA監督ラミレス氏がGM務めるアジアンブリーズでプレー
前広島の中村来生(らいせい)投手が20日、都内で会見し、マーリンズとのマイナー契約締結を発表した。昨季限りで広島から戦力外通告を受け、今年は米アリゾナ州を拠点にMLB、メキシコ、韓国などのチームと対戦するトラベリングチーム「アジアンブリーズ」でプレーしていた。
中村は「凄い環境でチャレンジする場を与えてくださったマイアミ・マーリンズ、アジアンブリーズの関係者の皆さん、カープを自由契約になった時に、応援メッセージで背中を押してくれたカープファンの皆さんに感謝したいです」と意気込んだ。
前DeNA監督で、アジアンブリーズのGMを務めるアレックス・ラミレス氏も同席。「マーリンズは育成に長けている球団。中村は素晴らしいポテンシャルを持っている」と話した。
21歳右腕の中村は、富山・高岡第一高から2021年育成ドラフト3位で広島入りしたが、支配下登録されないまま、わずか2年間で戦力外となった。190センチの長身から投げ下ろす、2400回転を超えるストレートが持ち味で、今年はアジアンブリーズで6試合6回無失点と好投していた。
オンラインで参加したマーリンズのオズ・オカンポGM補佐は「ライセイはドミニカ共和国でのサマーリーグ(ルーキーリーグ)でスタートすることになる。彼には長身、長い手足、素晴らしいストレートがあり、身体能力も高い。腕の振りも速く、球速はまだ伸びると思う」と素材を評価した。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 10:19
移籍後初のサヨナラ打、「ファングラフス」のWARを3.1まで伸ばした
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が、打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標「WAR」でメジャートップに浮上した。
2024年05月20日 10:10
「1人でもそういう人が増えて、元気に生活できれば」
スタンドがピンク色に染まった3日間、ソフトバンク・中村晃外野手は特別な思いを抱きながらプレーしていた。17日から19日に本拠地みずほPayPayドームで行われた西武戦は、「ピンクフルデー」として開催した。「タカガールデー」から昨季、名前を変え、球団にとって意義あるイベントになっている。
2024年の「ピンクフルデー」初戦となった17日の試合、ホークスは6-2で快勝した。山川穂高内野手、近藤健介外野手の本塁打が飛び出した一戦で、先制点を生み出したのは中村晃のバットだった。2回1死三塁で三遊間を破る技ありの左前適時打。「追い込まれていたんで、なんとかバットに当てて、どこかに飛んでくれればいいなって、そういう感じです」。必死の思いで放った一打だった。
この「ピンクフルデー」は2006年、若い女性ファンを開拓することを目指した「女子高生デー」として始まった。2014年には女性ファンを対象にした「タカガールデー」に名前を変え、2023年には対象を女性ファンに限らない「ピンクフルデー」になった。全ファンを対象にした名称へと変更する際にも、「ピンク」のテーマカラーを変えなかったのには、大きな意味がある。それが「ピンクリボン運動」の取り組みだ。
「ピンクリボン運動」は乳がん検診の受診、早期発見を啓発、推進する取り組みだ。かつて選手、コーチとしてホークスに在籍していた鳥越裕介氏が2008年に愛妻を乳がんで亡くした。自分のように悲しく、辛い思いをしてほしくない、との思いを持ち、鳥越氏が球団に活動を持ちかけたことで、この「ピンクリボン運動」の取り組みをイベントに取り入れるようになった。
イベント期間中は検診バスによる乳がん検診が実際に実施されたり、ピンクリボン運動を呼びかけるために、選手が「ピンクリボンユニホーム」を着用、球場の装飾、審判のユニホーム、グラウンド上のベースなどもピンクになり、さまざまな取り組みで検診の受診、早期発見を呼びかけてきた。鳥越氏が先頭に立って行ってきた活動は、同氏がホークスを退団した後の2018年から、中村晃が活動を引き継いだ。
今年は初めて3試合が「ピンクフルデー」として開催され、球団としてもその規模を拡大させていっている。中村晃は「年々、規模を大きくしてくれていますし、お客さんもたくさん来てくれている。そういう中で、少しでも検診に行ってもらえるように呼び掛けられればいいのかなと思います」という。そして今年、鳥越氏と中村晃にうれしい知らせも届いた。
「検診を受けて早期発見できた人がいたっていう話を鳥越さんから連絡をいただいて聞きました。本当に良かったな思いますし、その人は元気に生活しているということで、発見が早ければ助かる病気なので、早く見つけて、1人でも多く元気になれればいいと思います。1人でもそういう人が増えてくれれば、元気に生活できれば、いいのかなと思います」
「ピンクフルデー」の取り組みの中で、乳がんの早期発見に繋がり、治療できた人が実際にいたのだという。中村晃が願うのは、この活動がもっと広まり、多くの女性が乳がんの検診を受診してくれるようになることだ。
「鳥越さんから声をかけてくれたので、自分もそういう活動をして、(後輩が)受け継いでいってくれればいいのかな、と。僕の後にも誰かに託して、またそういう活動がずっと続くようにしていきたいなとは思います」。鳥越氏から中村晃へと受け継がれてきた願い。ホークスファンだけでなく、多くの野球ファン、そして全ての女性に届いてほしい。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)
2024年05月20日 10:01
◆ 開幕は二軍スタート
ロッテの菊地吏玖は開幕二軍スタートも、5月4日に一軍昇格すると、ここまで2試合に登板している。
2月の練習試合では4試合・4回2/3を投げて、7失点だったが、失点したのは2月21日の中日との練習試合のみで他の3試合は無失点。オープン戦も1試合の登板だったが、3月5日のDeNA戦、2回を投げて被安打0、2奪三振、0与四球、無失点という投球内容だった。
開幕をファームで迎えたが、一軍の実戦で「しっかり自分のピッチングができれば、歯が立たないとかはないなと思ったので、おそらく歯が立たない感情になっていたら、色々迷っていたかもしれない。そういうわけじゃないので、色々クリアにしてできているかなと思います」と自信を持って投げることができた。
ファームでは「三振をしっかり取るというところは念頭においてやってきている。しっかり、3球以内で追い込んで、そこからきっちり1球で仕留めるのをやっていますね」と“奪三振”にこだわり過ごした。
一軍の練習試合、オープン戦での登板を経て、一軍で投げるにあたって必要と感じたからだろうかーー。
「そうですね、やっぱり僕みたいなピッチャーは三振を取らないと上で抑えていけないと思いますし、三振を取れないと球数もかさんでしまう。そのぶん、シーズン後半になったりとか、長い目で見たときに球数が多くなってしまったら、息も短くなってしまう。そこは1日でも早く仕留め切れるピッチャーになりたいなと思います」。
石垣島の紅白戦から「自分が課題に思っている部分が、セット以降のところ。そこでテンポよくたくさん投げたほうが修正も聞きやすいですし、その辺を考慮して、今後もワインドアップに戻すことを視野に入れつつ今はセットでやっている感じです」としばらくは走者がいない時もセットポジションでの投球を続けていたが、3月22日のヤクルト二軍戦から「そこもある程度落ち着いてきたので、いいかなというところで、はい」と走者がいないときは振りかぶって投げる形に戻した。
「今続けている取り組みを継続してやっていきながら、体調も整えながら呼ばれたらいつでも行けるように準備していきたいと思います」。ファームで11試合・10回2/3を投げ、0勝1敗、防御率0.84と結果を残し、5月4日に一軍昇格を果たした。
◆ 今季初登板で西武・中村に一発
5月6日の西武戦で今季初登板を果たす。8−0の9回に登板した菊地は、先頭の中村剛也にオールストレート勝負で挑むも、6球目のストレートをレフトスタンドに運ばれた。
「カウント不利になってしまうと真っ直ぐに頼るしかなくなってしまってということがあって、結局最後も真っ直ぐ1、2、3で運ばれています。ただ、1ストライクから1球取って、その後2ストライク目で中村さんも真っ直ぐ100%で振ってくる中で真っ直ぐで空振りを取れた。球界で活躍している選手を真っ直ぐ狙いで真っ直ぐで空振りを取れたというのは、自分の真っ直ぐを投げられれば空振りを取れるんだと。自信にはなったので、そこは課題もありつつ、収穫もあったと思います」。
ファームでは“3球以内で追い込む”ことを心がけて投げていたが、「そこはマリンが風強くて、その辺が影響しつつ、そこに対応しきれなかった。中村さんもそうですし、結構不利なカウントになることが多かった。まだまだ勇気を出して、ゾーンに強く投げることをもっとやっていかないといけないなと思いました」と課題を口にした。
変化球に関しても「まだゾーンに投げているだけであったりとか、決まって欲しいところで決めきれていないところが多かった。まだまだだと思います」と反省。
中村に一発を浴びたが、1回を1失点に抑え、試合を締めた。吉井理人監督は試合後、この日の菊地の投球に「出鼻をくじかれたんですけど、最後は抑えてくれてよかった」と振り返った。
翌7日の試合前練習中には、小野晋吾投手コーチと振り返りを行なっている場面があった。
「昨日(5月6日)中村さんのところの状況だったり、心理的なところの話とか、その辺で収穫があったところもあるし、課題がどうしようもない課題ではなくて、ちゃんと潰せる次に繋がる課題だった。その辺は経験できてよかったんじゃないかなと思います」。
今季初登板を経て、一軍で結果を残すために「不利なカウントを作らないというところがしっかりできれば、バッターも迷って、真っ直ぐも通りやすくなると思いますし、変化球も打ち取りやすくなるところが出てくると思うので、しっかりと少ない球数で有利なカウントを作っていくのが大事かなと思いました」と話した。
「昨日(5月6日)で一軍のマウンドに上がる時の自分はどういうふうになるのかというのも、だいたいわかったので、その辺は次以降よりバッターに向かっていってやるべきことがよりクリアになった状態で行けるんじゃないかなと思います」。
◆ 吉井監督から教わったフォーク
今季2度目の登板となった5月10日の日本ハム戦では3−6の8回に登板し、1回・13球を投げ、0被安打、2奪三振、1与四球、無失点に抑えた。この日は先頭の代打・レイエスに対して、2ストライクから空振り三振を仕留めた129キロフォークがストライクゾーンからボールゾーンに良い落ちを見せた。
フォークの軌道が変わったように見える。菊地本人も「変わったと思います。前日に吉井さんから教えてもらったフォークです。教えてもらって投げて次の日の練習でキャッチボールで投げて、感触が良くていざブルペンで投げてマウンドで投げても感触が良かった。いい感じかなと思います」と好感触。
これまでの取材で決め球に関しては「その日にいいものを使っていこう」と話していたが、フォークを決め球にしてもいいのではないかと感じた。菊地本人はどう思っているのだろうかーー。
「ああいうふうに毎回落ちてくれれば、バッターもおそらく警戒して真っ直ぐ取りやすくなったり、他の球種が取りやすくなるというのはあると思います。あのボールで空振りを誘ってというのもできると思う。あれは決め球で確立していきたいなと思います」。
5月10日の登板を最後に一軍登板がない。現状では点差のついた場面での登板がメインとなりそうだ。「大量リードしている場面ですとか、そういうところでの登板がまだ主になるので、ズルズルいって結果ゼロではなくて、3人ですっきりと打ち取ってゼロというところを目指していければいいのかなと思います」。与えられたポジションで結果を残して、一軍で居場所を掴みたい。
取材・文=岩下雄太
2024年05月20日 10:00
15日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−DeNA』で解説を務めた田尾安志氏が、巨人・吉川尚輝について言及した。
吉川は開幕直後、当たりがなかったが、5月に入ってから3日の阪神戦から現在14試合連続安打中で、5月の月間打率は.322と打撃好調だ。
田尾氏は吉川について「どしっと構えた感じがしますね。前に泳がされる感じがないんですよ。しっかりミートポイントまで引きつけて振る。そういう形になっている」と評価した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月20日 10:00
米大リーグ・ジャイアンツをFAとなり5年ぶりに古巣DeNAに復帰した筒香嘉智外野手(32)を、献身的な職人が支えている。
2024年05月20日 09:41
2020年以来2度目のサヨナラ打、4打数2安打で首位打者にも再浮上した
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が放った劇的打に、放送席も大絶叫で応えた。19日(日本時間20日)に本拠地で行われたレッズ戦に「2番・指名打者」で出場し、移籍後初のサヨナラ打。地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」で実況を務めたスティーブン・ネルソン氏は「声が割れています!」と叫んだ。
同点で迎えた10回2死一、二塁で、相手守護神のディアスと対戦。追い込まれたがファウルで粘ると、6球目の内角低めフォーシームを捉えた。一、二塁間を破ると、二塁走者のヘイワードが生還。笑顔でチームメートとハイタッチすると、大量の水をかけられる手荒い祝福を受けた。球場は大歓声に包まれた。
ネルソン氏は興奮した様子で「試合を決めた!」と実況。解説を務めたエリック・キャロス氏は「試合を観戦し続けたファンに応えました。4年ぶりですが、これからはもっと見ることができるでしょう」と続けた。ネルソン氏は「ドジャースが勝利! (私の)声が割れています!」と絶叫で盛り上げた。
サヨナラ打は、エンゼルス時代の2020年9月4日(同5日)の本拠地・アストロズ戦以来2度目。4打数2安打1死球1打点で打率.353とし、リーグトップに再浮上した。球場には5万2656人の観客が詰めかけ、6度目の満員。4回にパヘスの2ランで先制。7回に追いつかれたが、大谷のサヨナラ打で3連勝を飾った。(Full-Count編集部)
2024年05月20日 09:35
● カージナルス 3−11 レッドソックス ○
<現地時間5月19日 ブッシュ・スタジアム>
セントルイス・カージナルスが大敗を喫し、今季初のスイープならず。ラーズ・ヌートバー外野手(26)は「2番・右翼手」でフル出場し、5号本塁打を放った。
カージナルスは初回、昨季まで所属していた3番オニールに11号ソロを浴び、先制点を献上。その後も失点が続き、4回表終了時で4点を追う厳しい立ち上がりとなった。
4回裏には、ヌートバーがカード初戦以来、2試合ぶりとなる5号ソロを放つも、直後の5回表に再び2失点。6回表には4番ディバースに5戦連発となる9号2ランを浴びるなど3点を追加され、最終的に14安打、11失点。今季初のスイープ成功のかかる試合を落とし、借金6となっている。
この試合のヌートバーは4打数1安打、1本塁打、1打点、1三振という内容。4試合連続安打を記録し、この間6安打、5打点をマーク。今季成績は打率.218、OPS.734となっている。
2024年05月20日 09:21
4打数2安打1四球1打点の活躍で打率.353とし、コントレラスを抜いた
■ドジャース 3ー2 レッズ(日本時間20日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が首位打者に再浮上し、リーグ8冠とした。19日(日本時間20日)に本拠地で行われたレッズ戦に「2番・指名打者」で出場し、移籍後初のサヨナラ打。4打数2安打1四球1打点の活躍で打率.353とし、ウィルソン・コントレラス(ブルワーズ)を抜き、メジャートップに返り咲いている。
同点で迎えた10回2死一、二塁で、相手守護神のディアスと対戦。追い込まれたがファウルで粘ると、6球目の内角低めフォーシームを捉えた。一、二塁間を破ると、二塁走者のヘイワードが生還。笑顔でチームメートとハイタッチすると、大量の水をかけられる手荒い祝福を受けた。球場は大歓声に包まれた。
前日18日(同19日)の試合終了時点で首位打者から陥落したが、わずか1日で再浮上。スティーブン・クワン(ガーディアンズ)が規定打席を割ったため、メジャー全体でもトップ。安打(66)、本塁打(13)、打率(.353)、長打率(.658)、OPS(1.081)、長打(30)、塁打(123)、ISO(.305)で1位だ。
また、本塁打王争いではリーグ単独トップをキープしているが、ア・リーグではガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)とカイル・タッカー(アストロズ)と揃って15発まで伸ばした。大谷とのデッドヒートにも注目が集まりそうだ。(Full-Count編集部)