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2024年04月27日 14:44
大谷翔平の7号ソロを祝福するドジャースベンチでブーイングを浴びせる人物に注目 ■ドジャース 12ー2 ブルージェイズ(日本時間27日・トロント) ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場し、初回の第1打席で3試合ぶり7号ソロを放った。球場が大ブーイングに包まれる中でダイヤモンドを一周。ドジャースベンチで仲間の祝福を受ける大谷の背後でブーイングする“ある人物”に対し、「もう完全にイジリになってるw」「いい関係性だね」と注目が集まっている。 今季初のトロントでの試合となった大谷。昨年12月に一部の米メディアによってブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられた。誤報と判明し、ドジャースと契約合意した経緯もあり、初回の第1打席から大ブーイングが起きた。そのさなかで大谷が相手右腕のスライダーを強振した打球は右翼スタンドに一直線。3試合ぶりの今季7号となった。 ベンチに戻った大谷の背後についたのは、普段から交流の深いトラビス・スミスコーチ。チームメートと笑顔でハイタッチする中、大谷にブーイングを浴びせた。ほほえましい光景に、ファンからは「コーチが後ろでブーイングしてるの草」「後ろからのブーイングに大谷くん 振り返ってる」「トラビス先生面白い」「もう完全にイジリになってるw」「いい関係性だね」といった反応が相次いだ。 試合後、デーブ・ロバーツ監督は「彼が本塁打を放った時、ダグアウトにいる選手たちもブーイングしていた。あれはかなり笑えたね」とドジャースベンチの雰囲気の良さを明かしていた。(Full-Count編集部)
2024年05月09日 08:03
銀行詐欺と虚偽の納税申告の罪状を認めたと発表
米連邦検察は8日(日本時間9日)、大谷翔平投手の元通訳・水原一平容疑者が、銀行詐欺と虚偽の納税申告の罪状を認めたと発表。合意書の中では、大谷から約900万円をだまし取った手口についても記載されている。
水原容疑者は大谷の口座を使い、転売目的で野球カードを購入。これまでの報道で、2024年1月〜3月の間に、オークションサイト「eBay」などで水原容疑者が大谷の口座を使って32万5000ドル以上(約5050万円)を使ったことが判明していた。
さらに今回、新たな手口も判明。2023年9月に水原容疑者は、大谷に歯の治療費として6万ドル(約930万円)の小切手を切らせ、その分は自身の口座に預け、治療費の分は大谷のデビットカードを使用して支払いを行ったとしている。
その他にも、銀行から金銭を取り出すために、24回も大谷になりすまして銀行に電話していたことも判明している、水原容疑者が認めた銀行詐欺の罪状は、最高刑では連邦刑務所で禁固30年となり、そして虚偽の納税申告に対して罪状を認めたことについては、最大で3年の禁固刑になるとしている。
マーティン・エストラーダ連邦検事は、「(水原容疑者による)騙す行為と窃盗は巨大なものだ。彼は信頼される立場を利用し、Mr.オオタニに付け込んだ。我々のオフィスはコミュニティを通じて被害者が守られるために尽力しており、悪事を働いた人物に裁きが下るように努める」とコメントしている。(Full-Count編集部)
2024年05月09日 07:40
イチロー氏は引退会見で大谷に言及…“一刀流”による大活躍を予言していた
ドジャース・大谷翔平投手は7日(日本時間8日)の本拠地・マーリンズ戦終了時点で37試合に出場し、“リーグ10冠”を記録している。打者に専念したシーズン、規格外の活躍を“予見”していたのがイチロー氏だ。ファンは「予言通りですね」「天才は天才を知る」と声を寄せている。
マリナーズに在籍していたイチロー氏(現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)は2019年3月21日、東京ドームでのアスレチックス戦を最後に現役引退。試合後の会見で大谷について次のように語っていた。
「投げることも、打つこともやるのであれば、僕は1シーズンごとに、1シーズンはピッチャー、次のシーズンは打者として、それでサイ・ヤング(賞)とホームラン王を取ったら……だってそんなこと考えることすらできないですよ。翔平はその想像をさせるじゃないですか、人に。この時点でもう明らかに人とは違う選手であると思うんですけど。ピッチャーとして20勝するシーズンがあって、その翌年には50本打ってMVP獲ったら、これ化け物ですよね。でも、それが想像できなくないですからね。そんな風に思っています」
昨年9月に右肘の手術を受けた影響で今季は打者に専念。7日(同8日)終了時点で54安打、14二塁打、11本塁打、26長打、103塁打、打率.365、長打率.696、OPS1.131、ISO.331、32得点はいずれもリーグトップ。イチロー氏の言葉が現実になりそうな成績を残しているのだ。
ファンはイチロー氏の“読み”と無双状態の大谷に感嘆。「予言通りの圧倒的な成績」「言った通り50本行くでしょ」「ホームラン王と首位打者はエグすぎる。期待したい」「怪我治ったら投手1本も見てみたいですね」「投手一本なら20勝でサイ・ヤング賞もいけるのでは」「お2人は日本の誇り」とSNSにはコメントが寄せられている。
過去3年は投打二刀流で圧倒的な成績を残し、MVPを2度受賞した大谷。“バット1本”の今季はどんな数字を残すだろうか。(Full-Count編集部)
2024年05月09日 07:30
◆ 痛恨のエラーに苦言を呈す…
雨が降ったり止んだりとハッキリしない天候同様、試合の流れも行ったり来たり。そんなゲームの分かれ目は試合成立後の6回だった。
初回に3点を失いながらも、その後はノーヒットと尻上がりに調子を上げ、5回まで77球で凌いでいだ石田健大を三浦監督はここまでと判断。6回のアタマから中川虎大にスイッチしたが、この継投が結果的には誤算となった。
ビハインドながらわずか1点差と追い上げムードの中、ヤクルトの強力クリーンアップと対峙した中川虎だったが、ヒット2本と四球であっという間に無死満塁のピンチを迎えてしまう。すると1死後、中村悠平に押し出し四球を与え1点を失うと、続く北村拓己のライトフライを度会隆輝が痛恨のエラー。手痛い1点を追加され、スタジアムには重々しい空気が充満した。
流れを失ったDeNAは、4番手の森唯斗もドミンゴ・サンタナに一発を喰らいリードを広げられると、打線もヤクルトリリーフ陣の前に沈黙。8回裏に筒香嘉智が凡退すると、球場を後にするベイスターズファンも目立った。
試合後三浦監督は石田健大に「調子はそんなに悪くなかったと思いますけど、ボールの走り自体は悪くなかったです。でも高かった分、 立ち上がりね、ちょっとやられてしまったかなと。その後、よく修正したかなと思います」と及第点評価。
交代の決断には「クリーンアップで打順の回りもありましたし、ちょっと向こうもタイミングが合ってきた感じだったんで、そこで変えました」と説明した。
打線に関しては「なんとかツーアウトからでも食らいついていくことはできたと思うんですけど…繋がりがちょっと今日はなかったですね」とコメント。度会のエラーには「風はずっと吹いてますし、ホームグラウンドですし。まだ本人と確認は取ってないですけど、ホームに投げるのを焦ったのか…でもまず捕ってからですからね。まだまだ課題は多いです」と苦言を呈した。
それでも1打点、マルチヒットに好守備と躍動した京田陽太に「安定した守備も見せてくれてますし。出たり出なかったりっていうところでも、しっかりと常にいい準備をしてくれてるからこその結果だと思います」と高評価。
また1死満塁の厳しい場面で、オールストレートで青木宣親をピッチャーゴロ併殺打に斬って取った今季初登板の坂本裕哉に「あの場面で今期初登板でしたけど、自分のやってきたことを、しっかりと。最高の結果を出してくれましたし、続けてほしいなと思います。腕の振りもそうですし、スピードもそうですけど、ボールの切れも出ていたかなと思います」と新戦力の台頭に手応えも感じ取っているようだった。
一昨日の勢いを活かせず、再び借金生活となってしまった三浦ベイスターズ。しかしゴールデンウィークは5勝3敗と勝ち越した結果を前向き捉え、週末から王者・阪神に挑んでいく。
写真・取材・文 / 萩原孝弘
2024年05月09日 07:30
秋元真夏さんの始球式に「楽天のピッチャー陣デレデレやんけ笑」
乃木坂46の元メンバー、秋元真夏さんが3日、楽天モバイルパーク宮城で行われたロッテ戦で始球式を行った。
2024年05月09日 07:27
銀行詐欺と虚偽の納税申告の罪状を認めたと発表
米連邦検察は8日(日本時間9日)、大谷翔平投手の元通訳・水原一平容疑者が、銀行詐欺と虚偽の納税申告の罪状を認めたと発表。合意書の中では、新たな事実も明らかとなった。
水原容疑者は大谷の口座から送金を行うため、大谷になりすまして銀行に認証の電話をしていたとされている。発表によれば、銀行員に対し、大谷になりすまして電話した回数は「24回」にも及ぶとされている。そして大谷から総額で1697万5010ドル(約26億3000万円)を盗んだと報じている。
マーティン・エストラーダ連邦検事は、「(水原容疑者による)騙す行為と窃盗は巨大なものだ。彼は信頼される立場を利用し、Mr.オオタニに付け込んだ。我々のオフィスはコミュニティを通じて被害者が守られるために尽力しており、悪事を働いた人物に裁きが下るように努める」とコメントしている。
水原容疑者が認めた銀行詐欺の罪状は、最高刑では連邦刑務所で禁固30年となり、そして虚偽の納税申告に対して罪状を認めたことについては、最大で3年の禁固刑になる。(Full-Count編集部)
2024年05月09日 07:25
● カブス 0−3 パドレス ○
<現地時間5月8日 リグリー・フィールド>
サンディエゴ・パドレスがカブス打線を1安打に封じ、カード勝ち越し。開幕直前にホワイトソックスからトレード加入したディラン・シース投手(28)が7回無失点、12奪三振の好投でチームトップの5勝目を挙げた。
パドレスは初回、4番マニー・マチャドの適時打で1点を先制。早速援護を貰った先発のシースは1回裏を三者凡退で終えると、2回裏は三者連続三振。3回裏には内野安打と死球でこの試合唯一のピンチを背負ったが、後続を打ち取り、無失点とした。
打線が2点を追加した直後の5回裏には、2度目の三者連続三振。6回裏は先頭打者に四球を与えるも、後続を三振と併殺打に仕留め、3人でイニング終了。7回裏にも四球で走者を出したが、アウト3つを全て三振で奪い、7回無失点。8回表をワンディ・ペラルタ、9回表は守護神ロベルト・スアレスが締め、完封リレー。シースがチームトップの5勝目、スアレスはMLB全体トップに並ぶ12セーブ目をマークした。
パドレスは3カード連続のカード勝ち越しで再び勝率5割に復帰。中一日を開け、次戦から本拠地6連戦。次カードは、6.5ゲーム離れている地区首位ドジャースと3連戦を行う。
2024年05月09日 07:20
藤田宗一氏はロッテ入団から7年連続Bクラス「優勝は絶対ないと思ってた」
ロッテを始め3球団で600試合全て救援登板したサウスポーの藤田宗一氏は、1998年のロッテ入団から7年間はBクラスしか知らなかった。しかし、2005年はリーグ優勝を飾り、一気に日本一に駆け上がった。「ロッテのユニホームを着て優勝は絶対ないと思ってましたから。あんなん味わえるとは。ロッテに来てよかったです」。冗談交じりに感激のシーズンを回想する。低迷球団は如何にして変身したのだろうか。
2005年のロッテはスタートダッシュに成功。4月終了時点で首位に立った。この年から日本球界では交流戦が実施された。「オープン戦ではなく、セとやれるのは楽しみでしたね。自分たちがどれぐらいのレベルなんかな、という気持ちがありました」。
ロッテは5月から6月半ばの36試合を24勝11敗1分け。交流戦の初代王者に輝いた。「これで今年はいけるんじゃないか。みんなで話していましたね」。前年までの雰囲気とは明らかに異なり、上位進出へチームは自信を深めた。
試合運びでも勝利の方程式が確立された。ゲーム終盤を薮田安彦、藤田氏がつなぎ、最後は抑えの小林雅英で逃げ切る形。3人の頭文字をアルファベットで表現した「YFK」だ。
藤田氏は共に年下の戦友を頼もしそうに評する。「ヤブは自己中心ってわけじゃないけど、自分の事をきっちりやるという感じ。マサはキャッチボールやウエートトレーニングを一緒にやったり、『飯に行くぞ』の仲でした」。出番の順も「相手が左バッターなら大体僕ですから」。トリオの呼吸は抜群だった。誕生日にリーグ制覇…日本S第1戦は濃霧コールドで「ついてる。休めた」
藤田氏は、「YFK」は実は「パクリ」だったと記憶する。阪神のジェフ・ウィリアムス、藤川球児、久保田智之の3投手のリレーで締める「JFK」が先に騒がれていた。「ロッテの担当記者の方たちにも言いましたもん。『YFKって、パクリやん』って」。
ロッテはレギュラーシーズンでソフトバンクに逆転されたものの、2位でプレーオフに進出した。当時はプレーオフを制したチームがリーグ優勝。「勢いがあって、誰もが負けないと思っていたんです。普通にやれば勝てると」。第1ステージでレギュラーシーズン3位の西武に2連勝。敵地でソフトバンクと激突した第2ステージを3勝2敗で制し、パの頂点に立った。
優勝決定日の10月17日に藤田氏は3番手で勝利投手。この日は自身33歳のバースデーでもあった。「前日はチームは負けて2勝2敗のタイになったんですけど、『こりゃ俺の誕生日にいいプレゼントになるな』と心の中で考えてました」。予感を現実にした夜はビールかけの後も、誕生日を祝うために予約していた福岡市内の韓国料理店で痛飲した。喜びは二重奏だった。
日本シリーズは奇しくも必勝パターンの“本家”阪神との激突となった。それでも、ノリノリのロッテに怖いものなどなかった。「野手陣がJFKは打てるって言うんです。全然怖さがない。パの方がパワーピッチャーが多く、レベル的に凄いんだ、と」。
藤田氏は初戦で日本一を確信したという。本拠地・千葉マリンに濃霧が立ち込め、10-1で7回裏1死コールド勝ち。投手は先発の清水直行だけで賄えた。「濃霧なんて、まずないでしょ。あの時点で、こっちがついてる。中継ぎも休めましたしね」。第2戦は10-0、甲子園に舞台を移した第3戦も10-1と圧倒して王手をかけた。敵地の熱狂的な阪神ファンも「呆れてたみたいですね。ロッテを応援してくれる声が聞こえました」。
第4戦は初めての接戦。ロッテは「YFK」、阪神も「JFK」の6人全員が登板した。ロッテが3-2でしのぎ切り、ストレートでけりを付けた。両チームの総得点“33-4”は当時、大きな話題になった。
大舞台で強烈なインパクトを残したロッテの認知度は急上昇した。「そうですね。そこはやっぱり人気のある阪神さんのおかげ。JFKのあの3人のおかげです」。藤田氏は会心の1年を振り返った。(西村大輔 / Taisuke Nishimura)
2024年05月09日 07:10
◆ 「捕ることを第一優先にしてれば捕れた」
DeNAがヤクルトに完敗。
2024年05月09日 07:10
NPB時代を振り返ったブラゼル氏、来日1年目の苦悩と悲劇
NPBで通算133本塁打を放ったクレイグ・ブラゼル氏が10年ぶりに来日し、Full-Countのインタビューに応じた。2008年に西武に入団し、初めて日本の地に足を踏み入れた。「死ぬほど怖かったんだ」。27本塁打を放った来日1年目を振り返った。【取材協力・一般社団法人日本プロ野球外国人OB選手会】
1998年に高卒でメッツに入団し、2004年にはメジャーデビューを果たすも、結果が残せずマイナー暮らしが続いていた。転機は2007年。ロイヤルズ傘下に所属し、2Aと3Aで計39本塁打を記録。「熱心に声をかけてくれたのが西武でした」。シーズンが終わると、正式にオファーが届いた。
好成績を残していたためメジャー昇格の話があってもおかしくなかったが、すでに何度も昇降格を繰り返しており、決断は簡単だった。「日本からオファーが来るなんて素晴らしいことで、断る理由はなかった。キャリアを再形成できる機会だからね」。いずれはメジャーへの復帰も視野に入れつつ、異国での生活が始まった。
日本に行くことについては「死ぬほど怖かったんだよ」と笑顔を見せる。理解できない日本語が飛び交い、プレースタイルも大きく異なる。戸惑うのは当たり前だった。「野球とベースボールは全然違うものだからね。慣れるのには時間がかかったよ」。
成功するために、コーチやチームメートには積極的にアドバイスを求めた。開幕から4番を任され、3月・4月には11本塁打をマーク。打率は.234、三振は139と多かったものの1年目から27本塁打と結果を残した。しかし、シーズン終盤に受けた頭部死球の影響で、わずか1年で退団することになる。1年で無念の帰国「今後プレーできるかもわからなかった」
シーズン最終戦となった10月4日の楽天戦(クリネックススタジアム宮城)で、3回に木谷寿巳投手のボールが右側頭部を直撃。大きな体がグラウンドに倒れ込んだ。脳震とうと診断され、以降はめまいなどの後遺症が続いた。「選手生命の危機で、今後プレーできるかもわからなかった。私にとって初めての脳震とうの体験でした」。チームは日本一に輝くも、クライマックス・シリーズには1度も出場することなく、同戦が最後の試合となった。
打撃練習を再開しても、真っすぐ来るはずのボールが動いて見えてしまい、練習後にはその影響で嘔吐することもあった。
プレー復帰のメドが経たず、西武との契約は1年で終了。「西武でもう1年プレーしたいとか、そう言えるような状況ではなかったんです」。2009年はオリオールズとマイナー契約を結んでスプリングトレーニングに招待選手として参加したが、後遺症が治らず、開幕前に退団となった。
その後は米独立リーグに籍を置き、めまいの症状が治ったのは死球から約半年後の事だった。そのタイミングで声をかけてきたのが、助っ人の不振に悩んでいた阪神だった。ファンから“神助っ人”と呼ばれた、2度目の日本でのシーズンが始まることになる。(上野明洸 / Akihiro Ueno)
2024年05月09日 07:02
ロバーツ監督「我々がとにかく前進できると願うだけ」
■ドジャース 3ー1 マーリンズ(日本時間9日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳・水原一平容疑者が、銀行詐欺と虚偽の納税申告の罪状を認めたと、8日(日本時間9日)に米連邦検察が発表した。この日、ドジャースは本拠地・マーリンズ戦に3-1で勝利。試合後、デーブ・ロバーツ監督は水原容疑者に関する質問に対し「ノーコメント」と言及しなかった。
水原容疑者は日本時間3月20日の開幕戦直後にドジャースを解雇。4月11日(同12日)には、米連邦検察当局から銀行詐欺容疑で訴追された。翌12日(同13日)にはロサンゼルスの連邦地裁に出廷。保釈保証金2万5000ドル(約387万円)で保釈となっていた。
この日、ドジャースの試合中に水原容疑者が罪を認めたと米メディアによって一斉に報じられた。試合後の取材で、ロバーツ監督は「コメントできない。我々がとにかく(水原問題から)前進できると、願うだけだ」と前を向いた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年05月09日 07:00
◆ 理想の指導をするために
女子プロ野球の体制変更や、DeNAベイスターズでの野球スクールコーチを経験した加藤優さんが立ち上げた女子野球塾。場所は出身地であるとともに、2021年から"ふるさと大使"にも就任している縁から、神奈川県秦野市に2022年に設立。塾名は"太陽の元、キャッチボールで繋がろう"を掲げる『Sunny Catchball』に決定した。
特徴はもちろん女子選手に特化したこと。その理由は教えられる側、教える側にメリットがあるとの理念に基づいている。
まず生徒側には「昔みたいに男の子たちの中で孤立してしまうパターンはそこまで見受けられないのですが」と女子野球への受け入れは進んでいると前置きしつつ「キャッチボールやペアを組む練習の時に冷やかされるというのは今でもあるんですよ。特に高学年になると『ヒューヒュー』みたいに、からかわれることがあります。そういう意味でも、やっぱり気を遣わないで野球ができる環境は、女の子たちにとって絶対に必要だと感じました」とリサーチした結果、多感な時期ならではの悩みの解消を目指した。
[写真=ご本人より提供]
指導者側には「現場レベルでは女性コーチが圧倒的に少ないですね。女子のチームであっても基本は男性コーチが多いのが現状です。最近やっと女性の指導者も増えてきたという感覚はありますけど、まだまだ少ないので、あえて(自分のスクールは)女子に絞ったというところはありますね」と先を見据え、コーチの育成にも目を向けている。
また指導の基軸になるのは「とにかく楽しんでもらうこと。前向きな声掛けしかしません」と明言する。
その理念には「野球が好きでこれだけ長く続けてきたのに引退してからは、野球をやりたいと思わなくなってしまいました。自分の中に野球に対しての"好き"がそんなに大きくなくなっていたことに私自身衝撃的で……」と自身の経験を踏まえて「野球を楽しんで好きになってほしい」という強い想いがある。
「私は怒られて成長していくのが当たり前だった時代に野球をしていました。それで私が野球を好きになったかというとそうではなく、私が小さい頃から持っていた目標があったから、大人まで続けられただけなんです」と素直な心境を吐露した。
しかし、時代の風は確かに変わっていった。ある種のトラウマにも似たものを抱え「普通に前向きに声を掛けるだけじゃダメなのかな。必ず怒らないとダメなのかな」との以前から疑問は、DeNAベイスターズの野球スクール時代に「ベイスターズで生徒を怒ることは、他のコーチも含めて全然、一切ありませんでした」との実務経験も重なりクリアになった。「野球を楽しんでもらおう」と指導法の最適解を導き出した。
それには「怒られてやるのでは、自分で考える癖があまりつかないなと思いました。怒られているけど、それに反発して気にせずやる子はいいんです。ただ、すごく真面目な子が怒られたらそれだけで萎縮して、そのことだけを一生懸命やるみたいな感じになってしまうと思うんです」と子どもによっては"思考停止"に陥ると懸念。
「実は私も苦労しました。当時はすごく真面目な子で、言われたことだけしかやってきていなかったんです。でも年齢が上がっていくにつれて自分で考えなくてはいけなくなる時が来て、大変な思いをしました」と自らの経験も加味されている。
だからこそ「小さい頃から質問形式で子供たちに投げ掛けたりしています。自分で考える癖をつけてもらったほうが、後々に野球以外でも生かせるということもありますので」と理想の指導を続けることに日々精進している。
[写真=ご本人より提供]
その先には「女子野球の裾野を広げて、下から支えたい思いはあります。今、活躍しているトップの選手たちのことも子供たちには伝えたいし、見せてもあげたい」との志から「私は『はだのふるさと大使』に就任していることもあって、地元に塾を作って、さらに私のお願いをきっかけにして、去年に秦野を神奈川県初となる"女子野球タウン"に認定していただきました。これによって、ジャイアンツの女子選手などの試合を、年に2回ぐらいは秦野に誘致することもできるようになりました」と大きなプロジェクトにも参画。野球塾の売上から地元の保護猫活動に充てるなど、女子野球を軸とした地域を巻き込んでの一大ムーブメントに尽力している。
◆ 後輩アスリートへ贈る言葉
男子野球と違い、道しるべのない女子野球でサバイブしてきた彼女のキャリアはまさに波乱万丈。引退後も「自分は猪突猛進型で、今でも野球を生かした生活ができているので、振り返ってみると何もしないよりも行動を起こしたことが良かったのかなとは思います。ただ、引退して何かやりたいとなった時に失敗が続いたこともありました」と頓挫を繰り返したことを回想。
その経験則から、競技生活を終えたアスリートへ「現役時代からしっかり考えておいたほうが、その時が来た時に心の余裕を持てますよと伝えたいですね。やっぱり現役の時ってそこだけしか見えない人も多いと思うんですよ。私がまさにそうで、目の前の結果ばっかりに気を取られていて、先のことなんて考えられないみたいな感じでした。ですから、ちょっとずつでも何か勉強したりとか思い描いたりしておくだけでも、スムーズにセカンドキャリアに移行できるのかなというのは自分自身も思いましたし、周りを見ていても思いますね」と自らの苦労を反面教師にしてもらえればと金言を送った。
道なき道を切り拓こうとチャレンジを続ける加藤優さんのネクストキャリア。「今となっては覚えてもらえる、いいニックネームをもらったなと思っています」と"美しすぎる"をも武器にする逞しさで、女子野球にその身を捧げ続ける。
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取材=萩原孝弘
撮影=野口岳彦
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【前編】現役時代の苦悩と引退後に起こった女子プロ野球の危機的状況での使命感
2024年05月09日 07:00
◆ 「すごく相手にとって脅威だと思います」
ヤクルトがDeNAに6−2と快勝。
2024年05月09日 06:50
◆ 若手ピッチャーとベテランの力で勝利
巨人が中日に4−1と快勝。このカード勝ち越しを決め、首位阪神まで0.5ゲーム差まで肉迫した。この日は巨人先発・堀田賢慎が、今シーズン2度目の先発。中日打線に6安打を許しながらも要所を締め、6回を投げきれなかったが無失点ピッチングを披露した。打線は初回、坂本勇人の犠牲フライで先制すると、8回には二死満塁で長野久義がランナー一掃のスリーベースで試合を決めた。
先発では642日ぶりの勝利を挙げた堀田に対し、8日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した平松政次氏は「身体も大きいし、持ってるものがいいんでね。チャンスをもらったらこうやって投げていけば、必ずまたチャンスがありますよ。いいボール投げてますんでね」と高評価。
もう一人の解説者・坂口智隆氏も「立ち姿がいいですね。足を上げた時のピッチャーらしいと言いますかね。そして低めに決まる球は角度もありますし、強さもあるので、 経験を積んで頑張ってほしいですよね」と今後の成長に期待した。また終盤に貴重なタイムリーを放った同級生の長野には「まだこうやって頑張ってくれるっていうのは、本当に嬉しいです。とにかく、長くやってほしいですよね。応援するしかできないですけど」と息の長い活躍を心から望んでいた。
若手ピッチャーとベテランの力で勝利した巨人。この勢いを、週末のヤクルト戦にぶつけていく。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月09日 06:40
◆ 2年目の昨季は11本塁打&OPS.862の好成績
広島は阪神に3−1で勝利し2連勝。勝率を5割に戻し、首位・阪神とのゲーム差を1.5に縮めた。
広島打線は1−1の同点で迎えた8回、2番・二俣翔一の四球などで二死二塁とし、4番・小園海斗の右前適時打で勝ち越しに成功。なおも二死二塁で5番・末包昇大も左前適時打で続き貴重な3点目を奪った。
投げては先発の大瀬良大地が、7回4安打1失点の力投で今季初勝利。2点リードの9回を無失点リリーフで締めた栗林良吏は9セーブ目(1敗)をマークした。
8日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、この日が一軍初出場となった末包の活躍にフォーカス。3年目の今季は4番候補として開幕を迎えるはずだったが、キャンプイン直前に「左膝内側半月板損傷」と診断され戦線を離脱。復帰後も打撃の状態がなかなか上がらずファームでの調整が続いていた。
この日の試合前に昇格し、今季初出場で8回の適時打に加え、4回の第2打席にも左翼線への二塁打を放ち4打数2安打1打点と活躍。解説者の坂口智隆氏は「やっぱり長打が打てる右打者ということで大事になってくる。この選手の復帰は大きい」と、得点力に苦しむカーブ打線の救世主として期待を寄せた。
平松政次氏は「社会人時代から大阪ガスのホームランバッターということでよく打っていた。昨年あたりも活躍して、今年は(一軍復帰が遅く)どうしたんだろうな、遅いなと思っていた。野球選手は故障しちゃダメ。故障しないように練習をし、ゲームに出ないと」とコンディション維持の重要性を説いた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月09日 06:39
○ ドジャース 3−1 マーリンズ ●
<現地時間5月8日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースが接戦を制し、マーリンズをスイープ。4番に入ったテオスカー・ヘルナンデス外野手(31)が決勝2ラン含む3打点を記録した。
ドジャースは初回、二死からフレディ・フリーマンが中前安打で出塁すると、ボークと捕逸で三塁へ進塁。続くテオスカー・ヘルナンデスが右前適時打を放ち、先制点を奪った。
一度は同点とされたものの、6回裏、二死からフリーマンが二塁打で出塁すると、テオスカー・ヘルナンデスが左中間スタンドへ10号2ラン。再びこのコンビで得点を挙げ、勝ち越しに成功した。
投手陣では、先発ギャビン・ストーンが89球で7回1失点にまとめ上げ、今季3勝目。8回表をマイケル・グローブが繋ぎ、9回表はダニエル・ハドソンが代役守護神を務め、今季2セーブ目を挙げた。
ドジャースはブレーブス、マーリンズとの本拠地6連戦で連続スイープ。7連勝で貯金を13に増やしている。中一日を開け、次戦から同地区対決3カードを含む13連戦。次カードは、敵地で地区2位パドレスと対戦する。