2024年04月27日 09:39
6号は自己最速191キロ→7号は自己最遅155キロ ■ブルージェイズ ー ドジャース(日本時間27日・トロント) ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地・ブルージェイズ戦で3戦ぶり7号を放った。大ブーイングの中、初回の第1打席で右翼スタンドへ。打球速度96.1マイル(約154.7キロ)は自己最遅弾だった。 大谷は昨年12月、一部米メディアによってブルージェイズと契約の“誤報”が流れたため、トロントファンから大ブーイングが浴びせられた。そんな中、初回1死の第1打席でバシットのスライダーをとらえた。右翼のブルペンにワンバウンドし、観客席に届いた。 これまでの自己最も遅いアーチは2021年5月21日(同22日)にレッドソックスのマット・バーンズ投手から放った一発。打球速度96.6マイル(約155.5キロ)だった。 今月23日(同24日)のナショナルズ戦では自己最速118.7マイル(約191キロ)の6号を打ったばかり。大谷にしては意外な一発だったが、ブルージェイズファンには大きな打撃を与えていた。(Full-Count編集部)
2024年05月12日 06:00
巨人4―3ヤクルト(セ・リーグ=11日)――巨人が4連勝で首位浮上。
二回、岡本和のソロで追いつき、四回に岡本和の2ラン、小林の適時二塁打で勝ち越した。菅野は無傷の4勝目。ヤクルトは2連敗。
◇
神宮球場のバックスクリーンに掲げられた旗が、左翼方向にはためいていた。強風を味方につけたのは、巨人の岡本和だ。7試合ぶりの一発を今季初の2打席連続で放った。チームを首位に導き、曇っていた表情がようやく晴れた。
1点を追う二回。先頭で打席に入ると、2ボールから「何とか塁に出ることを心掛けた」とコンパクトに振り抜きライナーで左中間席へ。同点の四回一死一塁では早々と追い込まれたが、「次につなぐ」という意識から左中間への勝ち越し2ランにつなげた。
いずれも、目いっぱいに腕を伸ばして外角球を捉えた当たり。決して十分な体勢ではなかったが、力みのないスイングから生まれた2発に阿部監督は「(体勢を)崩されてもああやって飛ぶんだから。いいきっかけになってくれれば」と期待した。
好調だった開幕直後から一転し、4月中旬頃からバットが湿った。不振の要因は無意識の力み。それを自覚し、矢野打撃コーチと緩い球を遊び感覚で打つ練習に取り組むなど、状態を上げようと必死だった。
主将、4番として責任を感じていたのだろう。13試合連続3得点以下の球団ワーストを記録した4月下旬には、好機での凡退にバットをたたきつけて悔しがる姿も目立った。「何とかしないといけない」。その一心だった。
「迷惑をかけないように早く打ちたいと思っていた。ここから打てるように、また頑張ります」と岡本和。これで本塁打を放った試合は6戦全勝。大黒柱が復調すれば、チームは自然と勢いに乗る。(財津翔)
2024年05月12日 05:40
敵地・パドレス戦に「2番・指名打者」で出場
■パドレス ー ドジャース(日本時間12日・サンディエゴ)
ドジャース・大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、敵地・パドレス戦に「2番・指名打者」で出場する。本塁打はマルセル・オズナ外野手(ブレーブス)らに次いで11本。4試合ぶり12号に期待がかかる。
前日10日(同11日)の同カードでは、8回無死一塁で松井裕樹投手から左中間に二塁打を放つなど、3戦ぶりマルチ安打をマーク。打率.359、OPS1.106となった。しかし、チームは9回にサヨナラ負け。連勝は7でストップした。
パドレスの先発はナックルボーラーのマット・ウォルドロン投手。大谷とは1打数無安打2四球となっている。(Full-Count編集部)
2024年05月12日 05:34
ダルビッシュは13日に先発予定
ドジャース・大谷翔平投手とパドレス・ダルビッシュ有投手が11日(日本時間12日)、ペトコパークでの同カードの試合前に談笑した。
大谷とダルビッシュは試合前に約5分間談笑。時折、笑い声を上げるなど穏やかなムードだった。最後はガッチリと握手をしていた。
ダルビッシュは12日(同13日)に先発登板する。大谷とは今季、5打数1安打、打率.200となっている。(Full-Count編集部)
2024年05月12日 05:01
「DeNA11−9阪神」(11日、横浜スタジアム)
悪夢の中にも若虎は希望を残した。
2024年05月12日 05:01
「DeNA11−9阪神」(11日、横浜スタジアム)
4試合ぶりのスタメン起用に奮起した。阪神・前川が4月10日・広島戦以来となる3番に起用。第1打席から変則右腕・中川颯を攻略した。初回2死、カウント1−0で真ん中に来たスライダーを逃さなかった。
勢いよく振り抜き、バットを放り投げると打球は“ハマ風”に乗り、右翼フェンス上部を直撃。あと数センチでプロ1号となる豪快な一打で悠々と二塁に到達。「久しぶりに引っ張れたので、その点はよかったかなと」。得点にはつながらなかったが、いきなり存在感を発揮した。
さらに八回1死ではカウント1−1から山崎の高めに浮いた直球をはじき返し、中前へ。2安打を記録し、「明日にまたつながるかなと思います」とうなずいた。
ただ、七回1死の左翼守備では、佐野が放った打球を追いかけるも捕球できず、前にポトリ。「最後のフライ、チャレンジできなかったので、そこはちゃんとできるようにしないといけない。反省点なので、また練習します」と気を引き締めた。
2024年05月12日 05:01
「DeNA11−9阪神」(11日、横浜スタジアム)
岡田阪神が最大7点差を守り切れず、痛恨の大逆転負けだ。近本光司外野手(29)の満塁本塁打などで三回を終えて9−2と大量リードを奪いながら、先発の伊藤将司投手(28)が五回途中7失点と踏ん張れず、八回にリリーフ陣が3被弾で試合をひっくり返された。巨人が勝ったため、首位から陥落した。5月はこれで2勝5敗1分け。12日は必ず勝って、負の流れを断ち切りたい。
虎党の悲鳴を切り裂くようにハマスタの上空に3本の放物線が描かれた。2点リードの八回から登板した岩崎が1死からストレートの四球を与えると、蝦名に甘く入った直球をバックスクリーン左へ運ばれ、同点2ランとされた。さらに2死から筒香に右翼席への一発を浴びて逆転を許し、代わった岡留も牧にトドメの本塁打を食らった。
勝利の方程式に思わぬ誤算が生じ、痛恨の1イニング3被弾。最大7点差の大量リードを守れず、目を覆いたくなるような大逆転負けを喫したが、岡田監督の苦言の矛先は精彩を欠いた先発・伊藤将に向けられた。
「初回からボール高いってお前、初回から言うてんのに。初回の5球見てみい。全部高めやんか。そっから言うてんのに『高い高い高い』言うてんのに。修正でけへんのやなあ」
二回に木浪、近本の適時打で3点を先制。三回にも近本の満塁弾などで6点を奪った。吹き荒れた強風が相手のミスを誘う追い風となり、9−2となった時点では誰もが勝利を疑うことはなかったが、左腕がリードを少しずつ吐き出していく。四回に1点を失うと、五回には佐野の適時打で1点を奪われ、山本への四球で2死満塁とすると、京田に初球を走者一掃の適時二塁打とされた。
「だからランナーためんことよ、結局な。初球をポンポン、簡単に(ストライクを)取りにいったのをな」。伊藤将は勝利投手まであと1死と迫っていたが、投球内容の乏しさに指揮官も我慢の限界に達し、降板を命じた。7失点の左腕は「(粘れなかった?)それだけです」とうなだれた。
中継ぎの負担軽減のためにも“イニングイーター”である伊藤将の力が必要だったが、前夜の青柳よりもさらに短い五回途中での降板に岡田監督も「五回もたんのやから」とあきれ顔。左腕の2軍再調整については「そんなん分からへんわ。終わったばっかりや」と明言を避けたが、体調不良の桐敷不在で救援陣8人という緊急事態もあって、ブルペン強化のため及川が緊急昇格する見通しとなった。
7点リードからの逆転負けは22年開幕戦の3月25日・ヤクルト戦(京セラ)以来。岡田政権では初となる。5月初めに「6」あった貯金は「3」まで目減りした。巨人が勝ったため、4月21日から守ってきた首位の座も明け渡した。連覇を狙うシーズン。ただの1敗以上に手痛い敗戦となるかは、今後の奮起に懸かっている。
◆22年開幕戦以来 最大7点差をひっくり返されて敗れたのは、2022年開幕戦の3月25日・ヤクルト戦(京セラ)以来。球団史上最大差の逆転負けは1950年11月18日・西日本戦での9点差。9得点での敗戦は2018年6月29日・ヤクルト戦(神宮)の●9−10以来。
2024年05月12日 05:01
「DeNA11−9阪神」(11日、横浜スタジアム)
痛恨の7点差逆転負けを喫したが、1番打者のバットは光り輝いていた。阪神・近本光司外野手(29)が自身初の満塁本塁打を放ち、自身最多の6打点をマーク。打率、本塁打、打点の打撃主要3部門でチームトップに立った。苦しい時ほど頼りになる男。負けられない12日の第3戦も必ず、打線をけん引してくれるはずだ。
少しうつむきながら帰りのバスへと向かった。自身初のグランドスラムに、同最多6打点。それも勝利につながらなければ意味がない。近本は淡々と試合を振り返った。
3−2で迎えた三回だった。2点を追加し、なお2死満塁。中川颯に対してフルカウントから外角低めのツーシームを2球連続でファウルにして、迎えた8球目だった。
「ツーシーム、ツーシームだったので、(狙いを)絞らないでいっていました。満塁だったので必ずゾーンの中で勝負すると思って打ちにいきました」。真ん中へのスライダーをすくい上げると、打球は勢いを失わずに右翼スタンドへ。10日・DeNA戦での先頭打者本塁打に続く2試合連続の6号は、6年目で初の満塁本塁打。どよめきと大歓声の中、少し表情を緩めた。
昨季6号を放ったのは101試合目だった8月10日・巨人戦。今季は約24本塁打ペースで、自己最多の10本塁打を放った21年を上回るペースで本塁打を放っている。だが、数字には興味を示さない。「もう6本なのか。どうなるか分からないけど。それに関しては何も考える必要はないかな」。今後も自分の打撃や役割に徹していく考えだ。
1点を先制後の二回2死二、三塁では左翼と遊撃の間に打ち上げた飛球がポテンヒットとなり、ワンバウンドした打球は左翼・筒香の頭上を越えて2点適時二塁打となった。
22年9月7日・ヤクルト戦での4打点を上回る自己最多の1試合6打点を記録。8試合連続安打で、5月は全試合で安打を放っている。さらに打率・279、6本塁打、19打点で、打撃3部門でチームトップに立った。
チームにとって、最大7点差をひっくり返されて敗れたダメージは大きい。嫌なイメージを振り払うためにも、重要となる12日・DeNA戦。絶好調のトップバッターにかかる期待は大きい。
2024年05月12日 05:01
「DeNA11−9阪神」(11日、横浜スタジアム)
岡田阪神が最大7点差を守り切れず、痛恨の大逆転負け。
2024年05月12日 05:01
「関西学生野球、関学大1−0関大」(11日、甲子園球場)
1回戦2試合が行われ、関大は関学大に延長12回の末に0−1でサヨナラ負けを喫した。今秋ドラフト目玉候補の最速154キロ左腕・金丸夢斗投手(4年・神港橘)は腰の違和感により4回1安打無失点で降板。近大は京大に2−1で勝利した。
ほろ苦い甲子園のマウンドとなった。関大・金丸は先発するも4回1安打無失点で無念の降板。腰に違和感を覚え、「大事に至る前にやめておこうと」と自重してマウンドを降りた。
二回にはこの日最速の148キロをマークしたものの、三回途中に発症。四回1死の四球後には小田洋一監督(58)がマウンドに足を運んで状態を確認。その後は遊ゴロ併殺でしのぎ、五回から後続にバトンを渡した。
症状の程度については「まだちょっと分からない」と話したものの、「腰は一番大事なところ。早めに自分から言いました」と軽症を強調。指揮官も12日の2回戦は登板させないことを明言したが、「(25日からの)近大戦は大丈夫だと思っている」と深刻視しなかった。
2024年05月12日 05:01
「ウエスタン、阪神1−6中日」(11日、鳴尾浜球場)
新たな課題を得るマウンドとなった。降格後初先発となった阪神・門別が6回を投げて5安打4四球1失点。「全然ダメだったなっていうのが正直で。配球だったり、いろんなけん制のタイミングだったりとか。考えすぎた結果がああなってしまった」。1軍再昇格へ向けて、さらなる成長へのスタートを切った。
初回、先頭に四球を与えるなど立ち上がりから制球に苦しんだ。毎回走者を背負い、五回には、2死から安打と四球で2死一、二塁のピンチ。3番・上林に一塁線へ強いゴロを打ち返され、小野寺がグラブに当ててはじく間に先制点を献上した。
今季、1軍初先発となった3日・巨人戦(東京ドーム)では3回6安打6失点。カウントが悪くなり、甘く入ったボールを打ち込まれた。「逆に今まで結果が出ている時は変な考えはなかったですし。もっと単純に考えられていた」と、前回の反省を頭に入れて臨んだが、過剰に意識して自らの投球を見失った。
「真っすぐが自分の生命線になってくる。真っすぐをしっかり生かせるようにやっていきたい」。再び1軍のマウンドに立つために。今は鍛錬、あるのみだ。
2024年05月12日 05:01
「DeNA11−9阪神」(11日、横浜スタジアム)
阪神は序盤の7点リードをひっくり返され痛恨の大逆転負け。阪神の岡田彰布監督は、7失点KOとなった先発の伊藤将に対し「ボールが高い」と苦言を呈した。以下、岡田監督との一問一答。
◇ ◇
−敗因は詰まるところ伊藤将の投球。
「そういうことやんか」
−カットボール系が狙われていたのか。
「狙われてるて言うかさ、ボール高いわけやからさ」
−セーフティーリードのない球場だと言っていた。
「この風やしな、みんなそら分かってることやんか」
−(佐藤輝が失策し)守備でも足を引っ張った。
「あれな、イージーやもんな、イージーミスや」
−岩崎も悪い流れを断ち切れなかった。
「まあ、でもお前、2点あったからな」
−本人も四球を出してしまったことを反省していた。
「そら、そうなるんやろな」
−打線は近本を中心に得点した。
「そら、三回までに9点取っとるからな」
2024年05月12日 05:01
「日本ハム3−0ロッテ」(11日、エスコンフィールド)
ロッテは日本ハムに6連敗を喫し、エスコンフィールドでは5戦全敗となった。
2024年05月12日 05:01
「ヤクルト3−4巨人」(11日、神宮球場)
先発した巨人・菅野が6回0/3を5安打2失点で、リーグトップタイの4勝目を手にした。六回には、村上からこの日2個目の三振を奪い、史上60人目の通算1500奪三振。
節目の記録に「いい打者から取りたいと思っていた。思い出に残る三振になった」と喜んだ。入団初年度の13年に13勝でリーグ優勝を導いた右腕。首位浮上に「長く首位の座を守れるように、自分も先頭切って頑張っていく」と誓った。
2024年05月12日 05:01
「春季高校野球大阪大会・準決勝、大院大高3−2大商大高」(11日、大阪シティ信用金庫スタジアム)
大院大高の快進撃が止まらない。履正社&大阪桐蔭の2強を撃破した勢いに乗り、1994年以来30年ぶりとなる春の大阪大会決勝に駒を進めた。
主将の意地が勝利に結びついた。同点の五回2死一塁。今秋ドラフト候補の今坂幸暉内野手(3年)が勝ち越し&決勝の右越え適時二塁打を放った。「1球で仕留められました」。この日は3球団のスカウトが視察。巨人・水野スカウト部長は「高校生の中ではトップクラス」と称賛した。
4回戦では履正社、準々決勝では大阪桐蔭に勝利。周囲は盛り上がったが、“優勝して当たり前”の声も耳に届くようになった。「選手達は硬かった。ロボットが試合をしているようでした」と辻盛英一監督(48)。独特な重圧に打ち勝てたのも今春の財産となった。
「学院の名前をみんなに知ってもらうためにやってきた」と今坂。初の春優勝を成し遂げ、新たな歴史を刻んでみせる。
2024年05月12日 05:01
「日本ハム3−0ロッテ」(11日、エスコンフィールド)
連勝を決めた日本ハム・新庄監督は、開口一番「新庄剛志、大当たり〜」と自画自賛だ。ここ10試合で37打数4安打と不振の万波をあえて1番に起用。三回に6試合ぶりの打点となる先制二塁打、七回には試合を決める右前適時打。2安打2打点の活躍で応えた。
先制打を放ち、万波は二塁ベース上でホッとしたような笑顔で上空を見上げた。久々に見せた迷いのない鋭いスイング。ヒーローインタビューでは「ずっと迷惑を掛けて。僕も早く調子を上げて貢献したいという一心でいきました」と吹っ切れた表情を見せた。
新庄監督は試合前に1番起用を明言し、練習中には身ぶり手ぶりでアドバイスしていた。「『全部狙いに行くつもりで』と。打席で自分のフォームと勝負している。ピッチャーと勝負できていないから『打ちにいけ』と言いました」という魔法をかけた。
「背中押された」
「思いっきり行こうと思ってましたけど、監督から言ってもらえるっていうのは、背中押されます」。6日のソフトバンク戦で今季初の欠場。「全試合出るのは目標だった。かなり落ち込みました」。無安打に終わった前夜もデーゲームを控えながら試合後にバットを振った。苦悩を乗り越えて結果を出した。
「まだまだ今日2本打っただけ」と万波は慎重な口ぶり。新庄監督は「吹っ切れたから、もうどの打順でも大丈夫でしょう」と太鼓判。魔法の効力に自信を見せた。