2024年04月27日 07:30
英『TEAMTALK』は、マンチェスター・ユナイテッドのサー・ジム・ラトクリフ共同オーナーがチームの背骨の総取り替えを画策していると報じた。 今シーズン不調が続くレッドデビルズは、エリック・テン・ハーグ監督解任の噂が後を絶たないが、チームの主要メンバーを放出し、新たな選手を豊富な資金でカバーするとのこと。 放出される選手として名前が挙がったのは、ラファエル・ヴァラン、カゼミロ、クリスティアン・エリクセン、アーロン・ワン・ビサカなどの最大6人のスター選手。実力者揃いだが、全盛期を過ぎた感があることは否めない。 そこで首脳陣は、新たなセンターバックとセントラルミッドフィルダー、そしてセンターフォワードを獲得予定だという。守備のトップターゲットは、エヴァートンのジャラッド・ブランスウェイトだ。今、プレミアリーグで最も優れたDFと目され、第29節延期分のリヴァプール戦ではゴールも決めている。移籍金は8000万〜1億ポンドと言われているが、ユナイテッドは7000万ポンドでの合意に自信を持っているという。 中盤のターゲットには、ユヴェントスのウェストン・マッケニーの名が上がっている。特にラトクリフ氏が彼の大ファンであり、2000万ポンドほどで契約する可能性があるようだ。他にもエヴァートンのアマドゥ・オナナ、ノッティンガム・フォレストのダニーロにも注目しているという。 センターフォワードに関しては、ブレントフォードのイヴァン・トニーの名前が挙がっており、この選手は元々1億ポンドほどの値がついていたが、賭博規則違反により3000万〜4000万ポンドに下がったとされている。彼を真価の数分の一で獲得できるチャンスであることは間違いない。 特記した3人の選手の総額は、約1億3000万ポンドにものぼるが、ラトクリフ氏の豊富な資金力をもってすれば問題ないのかもしれない。確かに移籍がすべて実現すれば、魅力的なチームになることは間違いない。かつてのプレミアリーグの盟主として、いつまでもマンチェスター・シティやリヴァプール、アーセナルに遅れをとっていることは許されない。 来季は顔ぶれが様変わりし、新たなレッドデビルズとなるのだろうか。今後の動向から目が離せない。
2024年05月20日 06:56
現地5月19日に開催されたセリエA第37節で、鎌田大地が所属するラツィオは、すでに優勝を決めているインテルと敵地で対戦。1−1で引き分けた。
この一戦で先制ゴールを奪ったのが、3−4−2−1の2シャドーの一角で先発した鎌田だ。33分、ペナルティエリア手前でボールを受けて左足を一振り。豪快にネットを揺らしてみせた。
【動画】鎌田がインテル戦で豪快ミドル弾!
この弾丸ミドルシュートに、SNS上では「最高だね」「たまらん」「左足でえぐ」「ゴラッソすぎる」「技術が突出してる!」「爆発してるやん」「鎌田のミドルほんと好き」「復活嬉しいよ」「インテル相手にこれはエグすぎる」などの声が上がった。
鎌田はこれが3節のナポリ戦以来、約8か月ぶりとなる今季2ゴール目となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月20日 06:55
19日に行われたセリエA第37節インテル対ラツィオ戦は1-1の引き分けとなった。
先発出場した鎌田大地は、すでに優勝を決めている王者相手に弾丸シュートでゴールを奪っている(動画1分5秒から)。
ゴール正面から左足で強烈なシュートを叩き込む!
イゴール・トゥドール監督は「鎌田はすごいゴールを決めた。最近の試合では多くをもたらしている。(72分で交代したが)疲れが見えたからね」とその活躍を讃えていた。
『Solo la Lazio』では、「復活完了。誰もが惑わされたゴールは、2カ月前のトゥドール監督就任から始まったプロセスの集大成だ。今日は加入以降最高のパフォーマンスを見せた」として鎌田に8点の高評価を与えている。
ウイイレでお世話になった「インテルの最強ベスト11」
ラツィオは26日のサッスオーロ戦で今季の戦いを終える。
2024年05月20日 06:44
現地5月19日に開催されたラ・リーガの第37節で、久保建英を擁する6位のレアル・ソシエダは1ポイント差で7位のベティスと敵地で対戦。2−0で勝利し、ヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保した。
ただ、EL出場権を懸けた直接のライバルとの大一番で、前節のバレンシア戦(1−0)で圧巻のアシストを披露し、MVPに輝いた久保はベンチスタート。出番すら回ってこなかった。
まさかの欠場にファンも騒然。インターネット上には次のような声が上がった。
【動画】久保の超絶アシスト!スライディングしながら巧みに折り返す
「久保ベンチほんとに理解できない」
「ん?前節フル出場でMOMなんですけど?」
「久保移籍なのかなぁ...」
「しっかしなんで久保スタメン落ちしてんだろ?」
「もう移籍してくれー」
「オヤルサバルの酷さ。これで不動のスタメンで、久保はベンチ。誰が見てもこの監督がまともとは思えないはず」
采配を疑問に思うファンが少なくなかったようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月20日 06:35
19日にプレミアリーグの最終節が各地で行われた。
2024年05月20日 06:30
J1で初めてFC町田ゼルビアと東京ヴェルディによる「東京クラシック」は、町田の大勝に終わった。
東京Vにとっては、11戦無敗で迎えた一戦。首位に肉薄する町田が相手とはいえ、勝算を見込んでいたはずだ。しかし序盤から試合はホームチームのペースで進み、前半で町田が2点をリード。内容的に点差がもっと離れていてもおかしくはなかった。
後半頭から東京Vは山見大登と齋藤功佑を投入。巻き返しを目指したが、60分にVARでPKを与えてしまうと、藤尾翔太がきっちり決めて3点差に。その後も柴戸海、さらに長期負傷明けのエリキに嬉しい今季初ゴールが飛び出し、終わってみれば5-0という大差のゲームとなった。
「完敗でした。3,000人と聞きましたけど、こんなに多くのサポーターが来てくれて、彼らに本当に悔しい思いをさせてしまったなと。勝敗を決するようなゴールが入っても、まだ背中を押してくれていた彼らに申し訳ないなというふうに思います」
会見冒頭でそう語った城福浩監督は、こう続けた。
「今シーズンは、この歴然とした差をどう埋めていくかというところが我々のやるべきことかなと思います。インテンシティの高い時にどんなサッカーをするのか。つなげるようになった時にシュートまでどのように持っていくのか。前半も後半もそれが足りなかったです。
何より個の差はあれど、最後の1対1のところの粘りであるとか、シュートブロックの時に顔を背けてしまうとか。本当に基本中の基本という、我々が大事にしていてそこが緩んだらJ1のステージでは勝負できないというところがいくつか出てきてしまいました。
もちろん選手は疲れもあると思います。ただ、この差を真摯に受け止めて、グラウンドの上でフラットな競争させて、次に向かいたいです」
3節でセレッソ大阪に敗れて以降、11試合負けなしで来た東京V。いくつもの劇的ゴールで勝点を伸ばしてきた彼らだが、町田相手には多くの隙を見せてしまったと言わざるを得ない。
その要因として、城福監督は「選手層」を挙げた。
「このチームの今一番の課題は競争だと考えています。やはり高いレベルで競争した選手がピッチに出ていくという意味では、そこの問題が今回露呈したと自分は受け止めているので、しっかりチーム内競争力のあるチームにして、この大敗を次に生かしたいと思います」
また、序盤から相手に押し込まれたことについて、自分たちの問題だったのかと尋ねられた城福監督は、具体的に“あるシーン”をピックアップして言及した。
「これは私の問題だと最初に断っておきますけど、(試合の)入りはすごくよかったです。ただ、我々が用意したフリーキックを、本来蹴るはずではない選手が蹴ったんですよ。我々が準備した状況よりも違うものが…そういうのを引き出してしまったのは、おそらく自分のコントロールが効いていなかったんだなと」
城福監督が挙げたのは、開始2分の場面のこと。右サイドでU-23日本代表の山田楓喜がファウルを受けてフリーキックを獲得。J1屈指のプレースキッカーである山田にとっては早くも訪れた見せ場であったが、実際にボールを蹴ったのは左サイドバックの翁長聖だった。
DAZNでは翁長がボールを蹴り、ゴールを大きく越えてしまった直後、城福監督が不満げな表情で何かを言いながらベンチに戻っていく姿がとらえられている。
昨季まで2年間町田に在籍していた翁長にとっては古巣相手に気合いが入っていたに違いない。しかし、結果的にチームとして最初に迎えたチャンスを潰してしまう形になった。そして2点をリードされる展開もあってか、翁長はハーフタイムに交代されている。
城福監督いわく「こういう状況になるというのは、ほぼほぼ予想通りでした」という試合だった町田戦。そうしないためには少しの油断も許されないはずだったが、開始2分にそれが出てしまった時点ですでに結果は見えていたのかもしれない。
町田戦を終えての東京Vの成績は、3勝9分3敗の12位。勝敗は五分であるが、逆を言えばまだまだどちらに転んでもおかしくない状況だ。だからこそ今回の結果を次に生かす必要がある。
東京ヴェルディ、「歴代最強の外国人選手」はこの5人!
東京Vは今週、22日(水)に行われるルヴァンカップ3回戦のサンフレッチェ広島戦を経て、週末の26日(日)には昨季王者のヴィッセル神戸とアウェイで対戦する。
2024年05月20日 06:20
現地時間5月19日に開催されたプレミアリーグの最終節で、三笘薫が所属するブライトンはマンチェスター・ユナイテッドとホームで対戦。0−2で敗れた。
試合後、今シーズン限りで退団するロベルト・デ・ゼルビ監督やアダム・ララーナらのお別れセレモニーが行なわれ、腰の故障で離脱中の三笘も妻のクリアさんとともにピッチへ。夫妻でイタリア人指揮官とハグする姿も見られた。
このシーンにSNS上では、「最後のハグ 寂しいですね」「三笘さんとデ・ゼルビのハグ。奥さんともハグ。もう少しデ・ゼルビの元プレーする三笘さん見たかったなぁ」といった声が上がった。
【動画】三笘夫妻とデ・ゼルビ監督の惜別抱擁シーン
また、欠場が続いていた日本代表アタッカーの姿に、「最後に見れてよかった」「よく笑っていて嬉しい!」「待ってます」といった投稿もあった。
ブレイクに導いてくれた恩師が去り、20日に27歳の誕生日を迎えたドリブラーの去就も注目を集めそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月20日 06:05
19日にプレミアリーグの最終節が各地で行われ、2023-24シーズンの全日程を終えた。最終順位がこちら。
1位 マンチェスター・シティ
2位 アーセナル
3位 リヴァプール
4位 アストン・ヴィラ
5位 トッテナム
6位 チェルシー
7位 ニューカッスル
8位 マンチェスター・ユナイテッド
9位 ウェストハム
10位 クリスタル・パレス
11位 ブライトン
12位 ボーンマス
13位 フラム
14位 ウォルヴァーハンプトン
15位 エヴァートン
16位 ブレントフォード
17位 ノッティンガム・フォレスト
18位 ルートン
19位 バーンリー
20位 シェフィールド・ユナイテッド
シティが史上初の4連覇を達成。冨安健洋が所属するアーセナルは2位、遠藤航のリヴァプールは3位、三笘薫のブライトンは11位。そして、橋岡大樹のルートンは18位で降格となった。
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優勝したシティは35試合無敗(29勝6分)記録も継続。英トップリーグでこれ以上の記録を持つのは、1978年のノッティンガム・フォレストだけ(40試合)。
シティのキャプテンであるカイル・ウォーカーは「優勝するのが非常に非常に大変なリーグだ。イタリア、ドイツ、スペインのリーグを見ると、優勝チームは10〜15ポイント差をつけている。アーセナルとリヴァプールが今季やったことに敬意を表したい。彼らが俺達を限界まで追い込んでくれた」と述べていた。今季は三つ巴の優勝争いとなったが、ライバルたちにも敬意を表していたようだ。
2024年05月20日 05:50
19日に各地で行われたプレミアリーグの最終節。
2024年05月20日 05:34
現地時間5月19日に開催されるプレミアリーグの最終節で、3位のリバプールは13位のウォルバーハンプトンと本拠地アンフィールドで対戦した。
今季限りで退任するユルゲン・クロップ監督のラストマッチとなった一戦で、リバプールは34分にアレクシス・マカリステルのヘディングシュートで先制する。
さらに6分後にも、CKの流れから最後はジャレル・クアンサーが押し込んで追加点をゲット。2−0で勝利を収めて、白星でシーズンを締め括った。
この一戦に4−3−3のアンカーで先発した遠藤はフル出場。前半にはボックス手前から際どいコントロールショットを放つなど、攻撃で見せ場を作った。
【動画】クロップ監督がファン・ダイク、サラーら選手たちと熱い抱擁
それでも、日本人MFに対して現地メディアの評価は手厳しい。リバプールの専門メディア『This Is Anfield』は、採点記事で「7点」を与えて「影響力はシーズンが進むにつれて薄れてきたが、今日は大きく改善されていた」と称えたものの、「彼は良い選手だが、この夏にはエリートの6番を探す必要がある」と加えた。
また、『ANFIELD WATCH』は「6点」とし、以下のように寸評を添えている。
「この日本代表のプレーはまたもイマイチであり、リバプールにアップグレードが必要であることを証明するものだった。デュエルの約半分で負けて、必然的にイエローカードを受けた」
リバプールは来シーズン、フェイエノールトを率いるアルネ・スロット監督の招聘が確実となっている。遠藤はレギュラー落ちの可能性も指摘されているが、新監督の信頼を掴めるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月20日 05:30
なでしこジャパンの選手たちもプレーする英女子トップリーグのFA女子スーパーリーグは2023-24シーズンが閉幕した。
長谷川唯が所属するマンチェスター・シティは、優勝したチェルシーと同勝点ながら得失点差により、悔しい2位に終わった。
『BBC』によれば、そのシティは清水梨紗との契約を望んでいるという。
右サイドバックである27歳の清水は11位となったウェストハムで昨季に引き続き全試合に出場。主力として活躍してきたが、6月で満了になる契約の延長は断ったようだ。
adidasと契約していないのに「日本代表の10番」をつけた8名
来季からは長谷川と清水のなでしこデュオがシティで誕生するかもしれないとのこと。
2024年05月20日 05:03
現地時間5月19日に開催されたプレミアリーグの最終節で、冨安健洋が所属する2位のアーセナルが15位のエバ―トンとホームで対戦。2−1で勝利したものの、首位のマンチェスター・シティがウェストハムに勝利したため、2ポイント差で20年ぶりの優勝は果たせなかった。
このシーズン最終戦で、最も輝きを放ったのが、左SBで5試合連続スタメン出場を果たした冨安だった。
開始6分にヘディングシュートは惜しくも外したものの、40分に先制されて迎えた44分、右サイドからマーティン・ウーデゴーが送り込んだグラウンダーのクロスを右足で捉え、同点ゴールを奪う。
今シーズン2点目を挙げた25歳は、ガブリエウ・マガリャンイスの負傷に伴って59分からCBに回り、ユーティリティ性を発揮。守備でも綻びを見せなかった。
【動画】冨安の鮮やかな同点ゴール! 右足で正確なダイレクトシュート
もちろん現地の評価も高い。地元メディア『football.london』は採点記事で、日本代表DFに単独の最高点となる「8点」を付与。こう称えている。
「予想外にも、アーセナルで最も脅威となったアタッカー陣のひとりだ。ゴールを決めたし、もっと得点できたかもしれない。終盤戦は左SBの穴を完全に埋め、改めて多才さを見せつけた」
残念ながらチームは2シーズン連続で2位に終わったものの、最後の最後で特大のインパクトを放った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月20日 04:58
日本代表MFの遠藤航が所属するリバプールは現地時間5月19日、プレミアリーグの最終節でウォルバーハンプトンと本拠地アンフィールドで激突した。
2024年05月20日 04:52
マンチェスター・シティに所属するイングランド代表MFフィル・フォーデンが、プレミアリーグ制覇の喜びを語った。19日、クラブ公式サイトが同選手のコメントを伝えている。
プレミアリーグ第38節(最終節)が19日に行われ、マンチェスター・シティとウェストハムが対戦した。試合は、開始早々の2分にフォーデンのミドルシュートでマンチェスター・シティが先制に成功。18分にもフォーデンが追加点を挙げると、1点を返されて迎えた59分にはロドリがチームの3点目をマークし、3−1でマンチェスター・シティが勝利を収めた。
この結果によって勝ち点を「91」に積み上げ、2位アーセナルに2ポイント差をつけてプレミアリーグ優勝を決めたマンチェスター・シティ。2ゴールを記録してチームを勝利に導いたフォーデンは、「今日のことを言葉にするのはとても難しい。僕たちは歴史に名を残すことになった。どのチームも成し遂げたことがないんだ。それがファンにとって何を意味するのか、そして僕たちにとって何を意味するのかが分かるだろう」と史上初の4連覇達成に対して自らの思いを口にしている。
また、「僕たちはこの瞬間のために懸命に取り組んできた。この瞬間をファンと分かち合えるのは特別な気分だ」と感慨深い様子。続けて、「プレミアリーグで4連覇を達成したチームはこれまでなかったから、より大きな意味がある。正直なところ言葉を失っているし、本当に動揺しているよ」と心境を吐露した。
さらに、チームを勢いづけた先制点については、「完璧なスタートだった。時には得点が早すぎたと思うこともあるから、スイッチを入れ続けなければならなかった。そして幸運にも2点目を決められ、お膳立てができた」と述べつつ、「“スナイパー”の愛称はもう少し長く残りそうだね」と自身のニックネームに対してコメント。「(プレミアリーグ優勝に)飽きることはない。毎回この感覚を味わいたいし、何かを勝ち取ったときはそれ以上の喜びはない。できるだけ勝ち続けたい」とさらなる野望を語った。
2024年05月20日 04:24
ラ・リーガ第37節が19日に行われ、久保建英が所属するレアル・ソシエダとべティスが対戦した。
6位のレアル・ソシエダは、来季のヨーロッパリーグ出場権を争うライバルである7位べティスとの直接対決に臨んだ。前節3試合ぶりに先発に復帰し、1アシストを記録した久保だが、勝てばEL出場権獲得が決まる大一番でベンチスタートとなった。
試合は開始5分でいきなり動く。ペナルティエリア手前でフリーキックを獲得すると、ブライス・メンデスが直接狙った。壁を上を越えた鋭いシュートは綺麗な軌道を描いてゴールネットに吸い込まれ、レアル・ソシエダが先制に成功する。
その後は、べティスのペースで試合が進んだ。40分にはシャディ・リアドのシュートがアレックス・レミロのセーブでクロスバーに当たる。ただ、得点を奪ったのはレアル・ソシエダだった。42分、高い位置でミケル・メリーノがボールを奪うと、ミケル・オヤルサバルとのパス交換で最終ラインを突破。メリーノが冷静にニアサイドへと流し込み、レアル・ソシエダがリードを2点に広げた。
後半もべティスがチャンスを作り、64分にはアマリ・トラオレのハンドを誘発してPKを獲得。PKのキッカーを務めたアブデ・エザルズリは、パネンカ気味の中央のシュートを選択した。しかし、これはレアル・ソシエダの守護神アレックス・レミロが足ではじき返し、得点を許さなかった。
そして、79分にもべティスがチャンスを作る。最終ラインの背後へ送られたボールの処理をアレックス・レミロが誤り、競り合いになると、アジョセ・ペレスの方へこぼれて、無人のゴールに流し込んだ。しかし、アレックス・レミロに跳ね返ったボールが、アジョセ・ペレスの手に当たっており、ハンドの反則で得点が認められらなかった。
試合はこのままレアル・ソシエダが2点差をつけて勝利し、来季のEL出場権を獲得した。なお、久保に出場機会はなかった。
【スコア】
べティス 0−2 レアル・ソシエダ
【得点者】
0−1 5分 ブライス・メンデス(レアル・ソシエダ)
0−2 42分 ミケル・メリーノ(レアル・ソシエダ)
2024年05月20日 03:57
現地時間5月19日に開催されたラ・リーガの第37節で、久保建英を擁する6位のレアル・ソシエダは1ポイント差で7位のベティスと敵地で対戦した。
前節のバレンシア戦(1−0)では、超絶アシストでアンドレ・シウバの決勝点をお膳立てした久保は、ヨーロッパリーグ(EL)出場権を懸けたこの大一番でベンチスタートとなった。
【動画】久保の超絶アシスト!スライディングしながら巧みに折り返す
ソシエダは4分、メンデスが直接FKを叩き込み、幸先よく先制ゴールを挙げる。
さらに42分、オジャルサバルのパスを受けたメリ―ノがネットを揺らし、追加点を奪う。
迎えた66分、トラオレのハンドでPKを与えるも、アブデのキックをGKレミロが足でセーブしてピンチを凌ぐ。
79分にはアジョセにネットを揺らされたが、オンフィールドレビューの末に直前のハンドが取られ、難を逃れる。
このまま2−0でソシエダが勝利。EL出場権を手にした。コンディションが万全でないのか、驚くことに久保に出番は巡ってこなかった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部