2024年04月27日 07:10
元西武の高木大成氏は4年のキャンプで足首靱帯を断裂「骨が折れたと思った」 「レオのプリンス」「レオの貴公子」の愛称で親しまれた高木大成氏(株式会社埼玉西武ライオンズ事業部部長)は西武で10年間プレーした。捕手から一塁に転向した2年目からレギュラーに定着したが、1998年オフから実に6年間で4度、6か所の手術を受けるなど怪我に苦しみ「野球が嫌いになりそうだった」と辛かった胸中を吐露した。 1995年に慶大から西武を逆指名し、捕手としてドラフト1位で入団した高木氏は、2年目の1997年に一塁手へ転向。持ち前の打力を発揮し、同年に自己最高の打率.295、翌年にはともに自己最多の17本塁打84打点をマーク。いずれの年も一塁手部門でゴールデングラブ賞を受賞した。 いよいよプロ野球選手として軌道に乗り始めたと思われたが、3年目の1998年オフに右肘の遊離軟骨除去手術を受けると、徐々に“流れ”が変わっていった。迎えた翌年、4年目の春季キャンプが始まったばかりの2日目にアクシデントに見舞われた。 「内野ノックで一、二塁間のゴロを捕って踏ん張ったときに右足が『バキッ!』と。骨が折れたと思った」。足首の靱帯断裂で再び手術することに。シーズン中に復帰したが「靱帯が切れてからは、足の指でずっと土を掴めずに踏ん張れない状態でした。ここからはずっと辛かったですね」。 復帰後に1軍から声がかかっても「右足を庇っているからいろんなところに影響が出る。成績はもちろんですが、体のバランスや動き的にイマイチの中でずっとやっていました」。110試合に出場し、打率.272を残したが、本塁打は前年の17本から7本に“激減”。歯車が狂い出した。辛いリハビリが続き「野球が嫌いになりそうでした」 2000年には本塁でのクロスプレーで相手選手と“衝突”。「左膝の軟骨に亀裂が入りました。当時はコリジョンもなかったですし」。この怪我で手術。出場試合数は新人時代以来、4年ぶりの2桁(94試合)となり、本来のパフォーマンスを取り戻せずに2001年には67試合に減った。 復活を期した7年目の2002年に再び怪我に襲われる。「オープン戦でファウルを打った時に、右手首の靭帯が一部、骨から剥がれて損傷したんです。手首を固定してプレーを続けたけど調子が上がらない。右手の状態が駄目だと思いながらずっとやっていました」。 出場機会は減り続けた。尺骨神経の麻痺、血行障害も併発しており「ペットボトルの蓋も開けられない状態。このままじゃ無理」と8年目(2003年)のオフに、症状が少しでも緩和できるようにと右手首、右腕の計3か所を手術した。 翌2004年、西武は日本一に輝くも高木氏は手術の影響もあり1試合にも出ていなかった。「試合は見ていましたけど、心からは喜べなかったですよね」。結局、1998年から2003年までの6年間で4度、6か所もの手術を経験した。 「筋肉は1度メスを入れると、脳から発信してもちゃんと動かないんです。信号が届かないから。届かせることは本当に大変で、リハビリは辛かったです。同じことの繰り返し、繰り返しで。普通にできていたことができなくなって、もどかしい。野球が嫌いになりそうでした。リハビリが調子いい日があっても、眠ったら翌日、元に戻っている気がして寝るのが怖かったです。頑張って、チームに戻ってもまた怪我をして……心が折れそうでした」 壮絶な時期を振り返った。もう1度活躍することを目標にリハビリに励んでいたが、出場機会ゼロだった2004年に続き、2005年は自己最少のわずか13試合の出場。そのままオフに戦力外通告を受けた。10年目の“プリンス”に待ち受けていた、あまりに残酷な現実だった。(湯浅大 / Dai Yuasa)
2024年05月19日 20:47
阪神の「みんなで六甲おろし」5月を担当するシンガー・ソングライターのasmiが19日、「TORACO DAY」最終日の甲子園球場に登場した。
試合前には球場外周でのミニライブを実施。シート紹介も行うなど「女性ファンへ向けたイベント」を盛り上げた。球場内のグラウンド近くで勝利を目に焼き付けたと言い、「球場の熱気と一緒に私もどんどんボルテージが上がっていって、必死に応援して勝利をつかまれて本当にうれしい気持ちです」と高揚感たっぷりに話した。
試合後の六甲おろしをグラウンドで歌い上げ「阪神ファンの皆さんのお顔も見られる中で一緒に喜びを分かち合えることがこんなにうれしいことなんやなって幸せでした」と笑顔。「しっかり応援していこうと思います。頑張ってください。楽しみにしています」とエールを送った。
5月17から19日の「TORACO DAY」3連戦は大盛況。TORACOシートは1日で即売するなど、3日間合計の女性来場者の比率は過去最高の約55%と最高の締めくくりとなった。
2024年05月19日 19:41
「DeNA2−3中日」(19日、横浜スタジアム)
DeNA・筒香嘉智外野手(32)が、2019年9月19日の広島戦以来1704日ぶりに先発4番に座り、3打数2安打をマークした。
牧が18日の中日戦で右膝裏を痛めた影響で欠場。代役を務めた背番号25は、11日の阪神戦以来6試合ぶりとなる安打に、「日々微調整ですけど、ここのところ本当に貢献できていなかったので。1日でも早くいい状態に戻して、貢献できるように調整していきます」と話した。
三浦監督は、筒香の4番起用について「勝負強さを期待して? もちろん、そうですね」と説明。牧はこの日、出場選手登録は抹消せず、ベンチ入りメンバーに名を連ねながらも欠場したが、試合復帰時期について「明日、明後日以降に状態を見てになります」と話した。
2024年05月19日 19:38
ドジャースは4月から9社の日系企業との契約を発表している
大谷翔平投手が所属するドジャースは、日系企業との契約が相次いでいる。4月からすでに9社。米記者は10年7億ドル(約1080億円)というメガ契約ながら生み出される“利点”を指摘した。
米ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」の番組「フェア・テリトリー」で、司会のアラーナ・リゾさんが「ショウヘイ・オオタニは(二刀流ではなかく)1つだけやる方が得策なのでしょうか?」と質問。司会で米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が答えた。
「最後に打者オンリーでプレーしたのが2019年、トミー・ジョン手術から復帰した時でしたね。数年後に、当時のジェレミー・リード打撃コーチに『どう思いますか?』と質問しました。リードの見解は『両方が必要だ』。そうすれば、彼は片方に執着しすぎることがないからということでした。我々は今、違う意見を持っているかもしれませんね。今季はワンウェイプレーヤーで、攻撃面での活躍はアンビリーバブルです。彼は投球よりも打撃を好んでいるという感覚が、常にありました」
これにリゾさんが「彼が打者だけでプレーすることになると知っていた場合、ドジャースが7億ドル(約1080億円)契約を結んでいたかどうか考えないといけません。彼らはオオタニに、両方やってもらいたいと思っていると、私は考えています。ただ彼が打者だけでプレーすることに前向きかどうかは、私にはわかりませんけどね」と疑問を呈す。
しかしローゼンタール記者は「お金の面での質問は重要ですね。なぜなら、オオタニという選手を考えたときに、両方やるのが彼という選手ですから。だからこそ、彼はおそらく7億ドル契約を得たのでしょう」とキッパリ。その上で「(二刀流をするかどうかではなく)とにかく彼ならそのお金に値すると私は主張します。彼ら(ドジャース)は毎週スポンサー契約をしているかのように思えます」と指摘した。
球団は4月以降、毎週のように日系企業との契約を発表。航空会社の「ANA(全日本空輸)」、タイヤメーカーの「TOYO TIRE」、医薬品メーカーの「興和」、100円ショップ「ダイソー」を展開する「大創産業」、配管システム全般の販売を営む専門商社「日本管材センター」、化粧品メーカー「コーセー」、ハウスメーカーなどの複合企業「木下グループ」、機械部品製造業者「THK」、飲料メーカー「ヤクルト」との契約が発表されており、“大谷効果”は際立っている。(Full-Count編集部)
2024年05月19日 19:27
広島9―3巨人(セ・リーグ=19日)――広島が今季初の同一カード3連勝。
2024年05月19日 19:12
「広島9−3巨人」(19日、マツダスタジアム)
広島が今季初の同一カード3連勝で2位浮上。貯金も今季最多の3とした。
新井貴浩監督は逆転弾の末包について「スエのホームランすごく大きかったです。彼の長打力は魅力」と絶賛した。登録抹消された九里に関しては「一回しっかりゆっくりして、次に備えてほしい」と説明した。以下、新井監督の主な一問一答。
◇ ◇
−初回からいきなり逆転。
「すぐ取り返せたというのが大きかったですね。スエ(末包)のホームラン、すごく大きかったです」
−末包は猛打賞。
「そろそろ打つ頃かなとこっちも思っていましたし、本人も『そろそろ打ちます』と言ってましたんで」
−中軸以降にも安打。菊池に一発も出た。
「今日出た若手もそうなんですけど、ベテラン、中堅もしっかりと頑張ってくれましたし。カープらしい全員野球で、いい試合だったと思います」
−アドゥワは二回以降立ち直った。
「立ち上がりちょっと入り方が難しかったと思うんですけど、あとは粘りで打たせて取る彼らしいピッチングだったと思います」
−リリーフも見事なリレー。森浦は3者連続三振。
「昨日もそうでしたけど、今日もカッコ良かったですね!本当に素晴らしいピッチングでした」
−全員野球で巨人に3連勝。次は首位・阪神。
「週末マツダでのゲームでなかなかいい試合を届けられてなかったので、きのうも今日も超満員のファンの方の前でいい試合を見せることができて、すごくうれしく思います。また明日しっかり休んでいい準備をして明後日の試合に臨んでいきたいと思います」
−苦戦が続いた高橋礼から4点。
「そうね、そこは初回先制されたすぐ後ということだったので。すごくいい攻撃だったと思いますし、そこは打撃コーチとスコアラーがちゃんと対策を練ってくれて、それを選手がプレーしてくれたという、いい攻撃だったと思いますよ」
−末包の一発。あの一発があるとないとでは展開も違う。
「大きいよね。ホームランというのは一振りで流れ、空気を変えられるので。またね、3点先制された直後だったので、それはね、本当に大きかったと思います」
−一発が少ない打線の中で改めて彼の役割は。
「やっぱり期待するのは長打なんですけど、あまり長打、長打と思って力まなくていいので。相手も間違ったら一発いかれるというね。相手が嫌だと思うのでね。彼の長打というのは魅力ですよね」
−坂倉も2試合続けて良い形。
「普通でしょ(笑)。元々ね、昨日も今日もこれぐらいは打てる選手なのでね。昨日はきっかけにしてほしいと言ったんかな?本人もちょっと手応え感じているんじゃないですか」
−九里が抹消となった。
「そこはね、こっちの自分の戦略的な考えもあるし。彼もなかなか勝ちが付かず心身ともに疲労がすごく大きかったと思うので1回しっかりゆっくりして、次に備えてほしいというのと、先々のローテーションとかの考え。いろいろ変えていこうかなと。また、ファームでしっかり頑張っている投手もいるので。いろいろ考えて抹消しました。先々のことを考えて」
2024年05月19日 18:55
「阪神7−2ヤクルト」(19日、甲子園球場)
途中交代したヤクルトの丸山和は、試合後にチームメートと一緒にチームバスへ乗車。高津監督は「上半身の打撲」と途中交代の理由を説明した。
二回だ。1死三塁から木浪が放った右翼後方への打球を全力で背走しながらジャンピングキャッチ。そのまま強い衝撃でフェンスに激突した。その後のプレーは続行したが、三回裏の守備からベンチへ退き、代わって浜田が出場した。
現在はリードオフマン・塩見が左膝の前十字靭帯損傷と半月板損傷で離脱中。今季は絶望的の中で、代わって丸山和がリードオフマンを任されている。
試合後の高津監督は「上半身打撲ですね。フェンスにぶつかった時に。明日お休みなので様子を見るということです」と説明。現時点で今後の抹消などは決まっていないといい、様子を見ていくことになりそうだ。
2024年05月19日 18:49
「DeNA2−3中日」(19日、横浜スタジアム)
DeNA・大和内野手が、八回に代打で出場し、通算1500試合出場を達成した。史上207人目。
大和は「このような記録を達成できたのも、日々たくさんの方々に支えていただき、そしてたくさんのファンの皆様のご声援をいただいたおかげだと思っています。今チームは一致団結し戦っています。また、これからの1試合1試合をチームの力となるために頑張っていきます。引き続きご声援よろしくお願いいたします」とコメントした。
大和は1点を追う八回1死一、二塁の場面で打席に立った。三遊間を抜けようかという当たりを放ったが、遊撃・村松が好捕。一塁に必死のヘッドスライディングを試みたが、6−4−3のダブルプレーに倒れた。
2024年05月19日 18:43
阪神7―2ヤクルト(セ・リーグ=19日)――阪神の近本が勝負強さを発揮した。
2024年05月19日 18:42
「ウエスタン、中日2−2阪神」(19日、蒲郡球場)
阪神は2点ビハインドの九回に追いつき、中日に引き分けた。
2点を追う九回1死一、三塁。佐藤輝は仲地のスライダーを捉え、右前適時打を放った。これで2試合連続の適時打。それまでの3打席は仲地に見逃し三振、空振り三振、二ゴロ併殺打とやられていただけに、最後はやり返した。
ただ、三回2死の守備では悪送球もあった。左打者の樋口がバットの先端に当てた打球が三塁へ飛んだ。三塁・佐藤輝の前でバウンドし、不規則な回転ながら体で必死に止めた。しかし、その後の送球が本塁方向へ大きくそれて、セーフ。18日にも好守と紙一重の悪送球があって、2試合連続で失策が記録された。
和田2軍監督の一問一答は以下の通り。
−最後は粘って追いついた。
「追いついたところより、これだけの接戦で本当に集中しなきゃいけない中で、いろんなことが起こった。油断とか隙というところでの失点なんでね。そこら辺がまだまだ甘いなというね。最後の何とか追いつこう、追い越そうという姿勢は出てた。そこは評価できるけどね。その前にやるべきことがまだできてないというか、足りないよね」
−佐藤輝は適時打も打ったが、守備ではミスもあった。
「打つ方に関しては、昨日と同じだよね。やっぱりランナーがいる時の集中力はいいものを持っている。ランナーがいない時にもっとだよね。もちろんランナーがいる時により集中してほしいんだけど、やっぱり凡打の内容も非常に大事になってくる。そこら辺が上がってくると、底辺の部分が上がるから力もついてくると思うしね。ただ、やっぱり中心を打ってランナーを返すというところはいいものが出てるんでね。それは続けていってほしいよね」
−守備は前へ落とした後に焦りがあった。
「いやいや、もっと焦ってほしいんだよね。弾いた後にもっと早く。ゆっくりになってしまうか、スローで焦ってしまう。前に落とすのは仕方ないんだよね。止めにいってるから。その後だよね。後は技術的なことを言うと、いかに近くに落とせるかというね。それが弾きすぎてしまってるから。そこら辺は1軍、ファーム関係なく、ゲームの中では起こることなんで。その後、どうするか。それは輝だけじゃなくて、他の選手にも言えることなんで。集中してやってんだろうけど、見ていて何とかできたかなというね。そう思うんでね。そこら辺は反省点かな」
−西純は6回1安打無失点の好投。
「全く問題ないというか、純矢らしいピッチングができている。特に最近はフォークのキレがいいんで、三振も取れる。今日は安心して見てられるようなピッチングだったね」
2024年05月19日 18:33
「オリックス3−2楽天」(19日、京セラドーム大阪)
延長十回に中前へサヨナラ打を放ったオリックス・宗が、女子中学生のインタビューにたじたじになった。移籍後初勝利を挙げた井口とともにお立ち台へ。九回無死二塁で送りバントを決められず、空振り三振に倒れた後の打席だっただけに、いきなり「九回裏、悔しい場面もあったと思います。そこで(十回に)サヨナラを決めました。いまのお気持ちは?」と内角を突く質問に一瞬絶句した。
「九回。言われちゃいましたが、やっちゃったなと思いながら。次、井口さんがピッチャーになって、鈴木大地さんのいい当たりをしっかりアウトにできたので、まだ流れは切れていないと思って死ぬ気でいきました」と答えると、サヨナラ打の感触は「えげつない打球だったかなと思う」と自画自賛。その後「いま一番、会いたい人は誰ですか?」と聞かれると、ちょっと恥ずかしそうに「…ママっすかね」。場内に拍手が起こると「フフフ」と照れ笑いした。
この質疑応答にはSNSもほっこり。「会いたい人『ママすかね』って言った後の宗佑磨の照れ笑いに落ちない人いる?」「宗佑磨この前はおかん!おかん!言ってたけど、普段ママって呼んでる(呼ばされてる)のが出たの微笑ましいな」「ママ大好き宗ちゃん大好き」「ママに会いたい宗くんかわよ」と愛情たっぷりのコメントがあふれた。
2024年05月19日 18:33
「阪神7−2ヤクルト」(19日、甲子園球場)
高津ヤクルトが12球団ワーストとなる11度目の逆転負け。23年連続勝利を目指したベテラン・石川が3回0/3を7安打4失点と阪神打線を止められず、今季1敗目を喫した。
2点の援護をもらった石川だったが、二回に味方の守備のミスからピンチを招くと、2本の犠飛で同点とされた。さらに四回。3連打で無死満塁とされると、相手投手・才木に押し出し四球を与えて、これが決勝点に。さらに近本に適時打を浴びたところで降板となった。
試合後の高津監督は四回に喫した2失点に対して、「ちょっと悪い癖というか、1本出るともう止まらなくなってしまう。石川の点の取られ方、やられ方がちょっと出てしまったかなと思います」と振り返った。天候や足元の悪さの影響も「もちろんある」と理解を示しつつも、「今日は有利カウントから、ほんと甘いところに集まっていた。ピッチャー有利なカウントからね。だからバッターはしっかりスイングしてくるわけだし、向こうも間違いなく対策練ってるわけだしね。こうしよう、ああしようっていうのは徹底してやってきてるのかなっていう感じはしました」と話した。
また石川は「やっぱり先発が頑張らないと、こういう展開になってしまうので本当に情けない」と唇をかみ、「やっぱりゲームでしっかりと結果を残さなきゃいけないので。本当に今日は申し訳ないですね」と言葉を絞り出した。
2024年05月19日 18:19
「ソフトバンク2−1西武」(19日、みずほペイペイドーム)
九回に左手甲に死球を受けて交代したソフトバンク・山川穂高内野手は球場から帰宅する際に軽症を口にした。
2024年05月19日 18:17
郡司のレガースが引っ掛かり…石山球審が手を差し伸べた
■ロッテ 4ー3 日本ハム(19日・ZOZOマリン)
19日にZOZOマリンで行われたロッテ-日本ハム戦で、球場全体がほっこりする一幕があった。ハプニングに慌てる打者に、審判が手を差し伸べて解決。珍しいシーンは「審判が優しすぎる」「今年の珍プレー行き確定」と話題を呼んでいる。
ロッテが3点をリードして迎えた4回だった。打席の日本ハム・郡司のレガースが引っ掛かって取れなくなってしまったようだ。手袋をしている郡司に代わり、これを直したのが石山球審。無事に直ると郡司に手渡し、試合は続行された。
「パーソル パ・リーグTV」公式X(旧ツイッター)が「審判の優しさに」の言葉に目がハートになった絵文字を添えてこの場面の映像を公開。「ここちょっと和んだ」「なにこれどうした、かわいい」「優しい世界」「審判さんありがとう」「直してくれたのね」といった反応があった。(Full-Count編集部)
2024年05月19日 18:15
◆ 絶妙なバント安打
「練習でずっと理想としていたバントができたので、完璧なバントだったかなと思います」。
ロッテの小川龍成が19日の日本ハム戦で、三塁線に絶妙なセーフティバント安打を決めた。
2−0の2回一死一、二塁で迎えた第1打席、伊藤大海が投じた初球、バントを試みるもバットを引いて1ボール、続く2球目に三塁線にセーフティバント。日本ハムの三塁手・郡司裕也が一塁へ送球もできない三塁へのバント安打となった。
吉井理人監督も、このバント安打に「うまかったです」と絶賛し、「1球目はサインだったんですけど、2球目はサインを消して、自分でやって上手くいきましたよね。あれはよかったです」と褒めた。
小川のバント安打で満塁となり、郄部瑛斗の振り逃げで得点に繋がった。
◆ 日々の積み重ね
試合を振り返れば、何気ない安打の1本だが、小川にとっては長年練習を積み重ねてきた成果を発揮したバント安打でもある。
昨年10月13日にZOZOマリンスタジアムで行われたCSに向けた練習では、バントマシンで三塁方向に繰り返しセーフティバントの練習を行っていた。小川に練習後、話を聞くと「毎日やっています!」と返ってきた。
今年に入ってもその姿は変わらない。ZOZOマリンスタジアムで行われる試合前練習では、バントマシンを相手に黙々とバント練習。18日の日本ハム戦も、全体練習前に1人黙々とバントマシンを相手に入念にバント練習を行っていた。
5月7日の取材で、公式戦で三塁線のセーフティバントを決めたいかと質問すると、小川は「そういったところが持ち味になってくると思うので、相手をかき乱すじゃないですけど、流れが悪かったりとか、なかなかヒットが出ないピッチャーの時にそういう時にリズムを崩すというか、そう言ったことができたらなと思って常に練習しています」と話していた。
セーフティバントだけでなく、バントも22年4月26日の楽天戦で失敗したのを最後に同年5月28日の阪神戦から14度の犠打機会全て成功させている。
小川はバント成功率の高さについて「バントは自分のところで自信がないところ。本当に練習も数多くやりますし、試合の時も1球1球集中してバントをしっかり決められるように。自信がないからこそしっかり練習して、できているのかなと思います」と明かしている。
実戦を想定して、毎日コツコツと積み重ねてきた。その成果を今回、発揮した。この先も送りバント、セーフティバントを決めて、チームに重要なピースになっていく。
取材・文=岩下雄太
2024年05月19日 17:58
「阪神7−2ヤクルト」(19日、甲子園球場)
阪神がリーグトップの11度目の逆転勝ちで2連勝。3カード連続の勝ち越しで貯金を今季最多タイの6とし、首位をキープした。先発の才木は6回5安打2失点で両リーグ単独トップの5勝目を挙げた。
岡田監督は球団監督では史上2人目の通算500勝を達成。歴代トップの藤本定義まであと14勝となった。岡田監督の一問一答は以下。
(テレビインタビュー)−難しいコンディションでのゲーム。振り返って
「いやまあ、あのね、効率よく点取れたというのもあって、まあ才木もね、ちょっと下が悪かったのでコントロール悪かったというのもあって、六回あそこまで投げてくれたんでね、まあナイスピッチングやったと思いますけどね、はい」
−才木は両リーグトップの5勝目。
「いや、雨が多いなと思っとったんですけどね。まあ、前回も完封だし、ほんと一番ね、安定して六回、七回はね、最低いってくれるような、そういう内容ですね」
−打線は下位打線がつながった
「きょうはもうね、5番以降が結構機能したんで、ピッチャーきょうは左だったので、右のあの辺の右はね、ちょっとね、いきそうな感じはしてたんですけど、ノイジーにしてもうまく繋いだりね、後ろがああいう形で下位がつないでくれるとね、やっぱり大量点というのをとってくれると思いますね」
−八回は満塁で木浪、原口にもタイムリーが出た
「いやいや、もうね、2点でも岩崎行くつもりやったんですけど、まあああいう形でチャンス広がったので、木浪もね、ここだけでも、ヤクルト戦だけでもいい当たりを取られているから。昨日もそうだけど、満塁でゲッツーを食らうピッチャーゴロが多かったので、まあ、そういう意味でも木浪も吹っ切れたんじゃないですかね」
−ノイジーは7回にファインプレー。
「ああ、大きかったですね。2点差でね、ランナーが1人出て、一発があるバッターが多いので、あそこも打順的にはランナーをためたくなかったので、本当に大きかったですね」
−岡田監督は阪神通算500勝。
「いやいや、初めて聞きました。全然知らなかったですね。それは積み重ねだったのでね。本当に全然知らなかったですね」
−来週に向けて
「交流戦まで6試合なんでね、まあ、前半じゃないんだけど、3分の1ぐらいがこれですぎるんだけど、交流戦に入るとDHとか形が違ってくるので、最後、上位のチームだしね、広島、巨人と6試合あるので、いい形で交流戦に入れるように頑張りたいですね」
(ペン取材)
(自ら)
「営業の人間が降りるときに“おめでとうございます”って言うから、何を言うとんのかわからんかった、意味が分からへんかった、おめでとうの」
−才木は孝行息子
「初回なあ、雨とかでな、ちょっとコントロール悪かったしな、村上のフォアボールでもな。内野安打もそうやけど、あんなんしゃあないけど。その後はね、同点に追い付いた後は、うまくカウントも追い込みできるようになったし」
−満塁の打席でベンチから指示は
「ええ、いや三振せえ言うたんや」
−才木はバントの構えやいろいろやっていた
「ボール球まで振るんですか言うから、ボール球振ったらあかんやろ(笑)何を言いよん、お前、立ってろ言うことやからな、三振せえ言うことは振るな言うことやから、ボール球もどないしますかって、おまえ、そんなんいらんって」
−才木は連敗を止めたり
「これはやっぱり流れやろな、ゲームの流れが、読めるんじゃないけどな、失投が少ないと言うかな。この点数くらいで抑えとったら後半何とかなるとか、そういう流れがいいよな」
−五回で100球超えていたが六回も
「いやいや、打順回ってきて代打で交代とか、それも流れやんか。いらんとこで代える必要ないやん。自分に回ってきて、ここでお役御免な、才木も次打席回ってくるから、この回までかなあ、とか流れが分かったら最後のイニングも頑張れる。いらんことせんでええよ。球数が多いって言うてな、あいつらは球数じゃないやろ、イニングやろ結局は、クオリティスタートとか言うのも、球数じゃないやんか、メジャーみたいな中4で投げてるなら球数とか言うけど、そういうわけじゃないもんなあ」
−木浪は
「まあなあ、2つもいいの捕られたり、そういうのはバッターとしては嫌な感じやけど、最後やっと出たしな。だいぶ変わってくると思うよ」
−打順は戻した
「ちょっと近本と話したんや。だからあんまり近本一人に。3番に入れたら率も悪いから、そこに打ってるバッター入れて打てんようになるのもあれやったからな。それは近本と話したわ。で、1番でいこう、戻そうかって」
−本人は
「1番の方が楽に打てますとは言うてたけどな。でもいずれは3番打ちたいですって。いずれがいつかは知らんけど。でもまだカチッと決まらんけど、何番になっても機能はしてると思うよ。見えない機能というか、うしろ繋いだり、いろんな意味で」
−今日話したのか
「うん、今日。今日のメンバー決める前、練習前」
−細かいところまで
「当たり前やんけ。誰も知らんやろうけど」