2024年04月27日 07:45
去就が注目されているラツィオ鎌田大地。 イゴール・トゥドール監督のもとでレギュラーに返り咲き、立場は大きく変わった。昨夏にラツィオと結んだ契約は1年で、2年の延長オプションがあるとされている。 『TUTTO mercato WEB』によれば、鎌田が延長OPを行使した場合、年俸350万ユーロ(6億円)で2026年までの契約延長となるとのこと。 プレミアリーグにきてしまった「賞味期限切れのスーパースター」5名 鎌田はフランクフルトへの復帰やボルシアMGへの移籍も噂されているが、ドイツに戻る可能性はないとされている。プレミアリーグ行きを希望しており、かつての上司であるオリヴァー・グラスナ―監督が率いるクリスタル・パレスも候補とされている。
2024年05月12日 06:56
[J1第13節]川崎 3−0 札幌/5月11日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
12試合を終えてリーグ戦ではわずか1勝。最下位に沈んでいた札幌は13節にアウェーで川崎と対戦したが、0−3で敗れた。
序盤はCF鈴木武蔵らを中心にチャンスを作るも、前半のうちに川崎FWバフェティンビ・ゴミスにJリーグ初ゴールを含むハットトリックを許し、完敗を喫した形だ。
試合後の監督会見、質疑応答の時間は取らずに約8分、言葉を紡いだのはミシャこと、ペトロヴィッチ監督だった。
「前半、非常に良い入りができ、自分たちがゲームの主導権を握れていたと思いますし、相手になかなかチャンスらしいチャンスというのを与えないなかでゲームを進めることができたと感じています。
ただそのなかで、立ち上がり、前半20分くらいまでにあったチャンスを1点、2点、3点決めていれば、試合はまた違った展開になったのではないかと思いますが、逆に少ないチャンスをものにしたのが川崎であったと。我々札幌にないものがあったのが、今日の川崎だったと感じます」
そして「気を付けなければいけない部分でやられてしまったことは非常に悔しい」と試合を振り返った指揮官だが、選手たちの姿勢は評価した。
「リスクを負って攻めるなかで相手のカウンターを受けて4点目の失点をする、5点目の失点をするという展開になっても十分におかしくない展開でしたが、選手たちはしっかりコントロールしながら、リスクを負って攻撃するということもしながら、もちろんカウンターを受けて危険なシーンは作られましたが、崩れることなく、最後まで規律を持ちながら自分たちの狙いとする戦いを見せてくれたと思います。
もちろん(キム・)ゴンヒ選手だったり、他の選手も含めて後半も得点になってもおかしくないチャンスというのは何回か作れていたと思いますし、そういうなかでもちろん後半の入りの早い時間に1点取れていれば、試合ももう少し違う展開になったはずです。
川崎も選手を入れ替えてより我々の圧を受けながらもカウンターから得点を奪うことを狙っていたと思いますが、選手たちはよくそこを我慢しながらゲームを進めてくれましたし、しっかりと相手の攻撃、プレッシングをしながら相手のボールを奪って、自分たちが得点を奪いに行くというところはしっかり見せてくれていたんじゃないかと感じます」
【動画】川崎×札幌のハイライト!!
そのうえで、現状の責任は監督にあるべきだと説明した。
「今日3−0という結果で敗れましたが、私自身は選手たちもよく戦ってくれたと感じていますし、この敗れたという結果に対して、そして今最下位にいるという結果に対して、やはり監督である私にもちろん責任があると思っています」
そして改めて選手を労った。
「本当によく戦ってくれた選手を褒めてあげたいと思いますし、結果に対する責任は常に監督にあり、その責任は私に向ければいいと思いますし、ただ、選手たちは自分たちのやっていること、プレーに自信を失ってほしくないです。しっかりと前を向いて次に向かっていくファイティングポーズを取ってほしいなと思います。もう一度言いますが、結果、今の状況にあるのは監督の責任。監督とは常に結果に対して責任があるものだと思います」
選手たちと強い絆を築き、これまで魅力的なサッカーを見せてきたペトロヴィッチ監督。ここから札幌を立て直せるのか、注目だ。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月12日 06:55
セルティックは11日に行われた宿敵レンジャーズとのオールド・ファームに2-1で勝利し、リーグ連覇に近づいた。
前田大然は前半38分に相手のオウンゴールを誘発し、勝利に貢献している(動画1分5秒から)。
左からのクロスを相手が自陣ゴールに蹴り込んでしまった。
前田は得点が決まるとゴール裏のサポーターのもとに飛び込み、一緒に喜びを分かち合っていたが、イエローカードを貰っている。
試合後には「ファンに近づくとイエローカードを貰うなんて知らなかったよ!まぁいいや、しかたない!」とXに投稿していた(ファンに抱きついた後、警備員によって引き離された模様)。
サッカーの競技規則では「得点の喜び」の項目に「次の場合、競技者は、得点が認められなかったとしても警告されなければならない。安全や警備に問題が生じるような方法で、ピッチ外周フェンスによじ登る、または観客に近づく」と記されている。
「近年頭髪を補強した選手たち」10名
『The Scottish Sun』では、「一時はシーズン絶望の可能性もあったが、先発復帰。2点目を演出するなど疲れ知れずのプレーを見せ、一度も離脱していないかのようだった」として前田に8点の高評価を与えていた。
2024年05月12日 06:53
マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるガリー・ネビル氏の発言が物議を醸している。
元イングランド代表DFは、『Stick to Football podcast』でユナイテッドと遠藤航が所属するリバプールの中盤を比較。古巣のMF陣のほうが、能力的には高いと主張したのだ。
「(ドミニク・)ソボスライではなく(メイソン・)マウントを獲得するだろうし、エンドウではなくカゼミーロを、あるいはエンドウではなく(ソフィアン・)アムラバトを獲得するだろう。(アレクシス・)マカリステルではなく、(ブルーノ・)フェルナンデスを獲得するだろう。おそらくハービー・エリオットではなくコビー・メイノーを選んだだろうし、カーティス・ジョーンズよりも(スコット・)マクトミネイを選択したかもしれない。そしてクリスティアン・エリクセンもいる」
「リバプールより優れているはずなのに、力を発揮していない」という意図の発言ではあったが、リバプールの専門サイト『ANFIELD WATCH』はこの意見にこう反論した。
「マンチェスター・ユナイテッドで19年間プレーしたネビルは、シーズン初めにすでにユナイテッドのMFがリバプールよりもはるかに優れていると主張して、笑い者になった。今シーズンのユナイテッドの、特に中盤での悲惨なパフォーマンスを考えると、この言葉は彼を大きく痛めつけることになるが、ネビルはまた乱暴な主張をして、負けを認めようとしない」
【動画】「立っておけよ」ユナイテッドOBが批判したカゼミーロの緩慢プレー
同メディアは、「驚くべきことではないが、ネビルの主張の大部分はただただ笑えるものだ。彼は、エンドウは当初の評価を覆して、このブラジル人選手を上回る活躍を見せているにもかかわらず、カゼミーロがエンドウよりも有望な中盤の補強選手であるとほのめかした。それ以外の意見もも、リバプールサポーターを大笑いさせるだろう」と揶揄している。
さらに、「カーティス・ジョーンズではなくスコット・マクトミネイを選ぶ人はほとんどいなかっただろう」「ワールドカップ勝者のアレクシス・マカリステルの代わりどころか、ブルーノ・フェルナンデスのような選手を自分のクラブに置くのを望むサッカーファンは多くないだろう」とバッサリ。こう締め括っている。
「クラブの選手に対する信頼もあれば、盲目的で偏った忠誠心もある」
少なくとも、今シーズンのパフォーマンスを見て、遠藤よりカゼミーロやアムラバトが良かったという意見はごく少ないだろう。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月12日 06:30
圧巻のボレー弾だった。
2024年05月12日 06:17
現地時間5月11日に開催されたブンデスリーガの第33節で、堂安律が所属するフライブルクがハイデンハイムとホームで対戦。1−1のドローに終わった。
この一戦で、フライブルク唯一のゴールを決めたのが、右ウイングバックで先発した堂安だ。
スコアレスで迎えた29分、左サイドからのクリスティアン・ギュンターが上げたクロスをダイビングヘッドで捉え、見事にネットを揺らしてみせた。
【動画】堂安律の鮮烈ダイビングヘッド弾
25歳の日本代表MFが決めた今シーズンの6点目に、ファンからは「美しいダイビングヘッド」「いい走り込み」「うますぎヘディング」「お見事すぎるわ」「勝負強い男」「岡崎慎司みたい。好きだ」「これは岡崎」「素晴らしい!」「驚きだ」「すごいとこから走り込んだな」といった声が上がった。
ここ8試合で4ゴール・1アシスト。あと1試合でシーズンが終わってしまうのが惜しいぐらいの好調ぶりだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月12日 06:01
リーグタイトルの行方を左右する大一番で、多大な貢献を果たした。 5月11日に開催されたスコットランドリーグの第36節で、日本人5選手が所属する首位のセルティックが、3ポイント差で2位の宿敵レンジャーズとホームで対戦。2−1で勝利し、3連覇に王手(あと1ポイント)をかけた。 この伝統のオールドファームで躍動したのが、左ウイングでフル出場した前田大然だ。35分に先制した直後の38分、左サイドでロングパスを受けると、果敢に仕掛けて左足でクロス。これが相手MFジョン・ランドストラムに当たってオウンゴールとなり、結果的に決勝点となった追加点をもたらした。【動画】前田大然が果敢な仕掛けからオウンゴールを誘発→喜びを爆発 60分、89分とネットを揺らした2本のシュートがオフサイドで取り消される不運もあったものの、得意のハイプレスで敵のキーマンであるジェームズ・タバーニアを抑え込むなど、攻守で輝きを放った。
英メディア『Football insider』は採点記事でこの韋駄天アタッカーに「7点」をつけ、こう称賛している。「マエダはタバーニアの脅威を無力化しただけでなく、レンジャーズは彼のダイレクトランニングと執拗なプレスに対処できなかった。前半に鮮やかな低いクロスでオウンゴールを呼び込んだが、2度のオフサイド判定で取り消され、不運にも自身の名前をスコアシートに加えられなかった」 一時は怪我で今シーズン絶望かと思われた26歳が、その価値を証明してみせた。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月12日 06:00
2024年5月11日、味の素スタジアム。FC東京を相手に1-3とリードされた後半、柏レイソルに大きな勢いをもたらしたのはDFの犬飼智也だった。
46分、ゴール正面、30メートル以上のロングシュートを右足で突き刺し、スタジアムの雰囲気を一変させたのだ。前半アディショナルタイムにGK波多野豪(FC東京)の退場で数的優位を得たとはいえ、2点のビハインドは重かった。それが犬飼のスーパーショットで1点差となり、これで息を吹き返した柏はそこから同点に追いつくのだ。
殊勲者の犬飼に試合後、ロングシュートについて訊くと彼は「打った瞬間に入ったと思いました」とコメントした。「ラッキーという感じでした」と言いつつ、練習の賜物であることも付け加えていた。
驚愕とも言えるこのロングシュート、失礼を承知で犬飼に「サッカー人生でベストゴールですか」と質問を投げた。すると…。
「いや、鹿島でもああいうゴールを決めたことがあるので(21年8月9日の湘南ベルマーレ戦)。あの時のほうが当たり的には良かったです」
風が追い風だったこともあり、後半の早い時間帯で相手が下がった局面ではシュートを打つと、犬飼はそう決めていた。そうしたアグレッシブな気持ちがゴールに繋がり、チームに勢いをもたらす要因になったのだろう。
「コースは完璧でした」という犬飼のシュートは、いずれにしても後世に語り継がれるスーパーショットだった。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【記事】「ただちょっとゲームが壊れてしまう」FC東京の高宇洋が柏戦で退場した波多野豪に苦言「2回目ですし、ちゃんと責任感は持ってほしい」
2024年05月12日 05:54
[J1第13節]川崎 3−0 札幌/5月11日/Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu
川崎が3−0で快勝したホームでの札幌戦、殊勲はなんと言っても前半だけでハットトリックを記録した元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスだろう。
2024年05月12日 05:48
バイエルンに所属する韓国代表DFのキム・ミンジェは、チャンピオンズリーグ敗退のスケープゴートにされ、辛辣な批判を浴びている。
【動画】ミスをしたキム・ミンジェに激怒するミュラー
そんななか、無冠に終わったバイエルンには、このキム・ミンジェを1年で放出して、シュツットガルトの大躍進に貢献している日本代表DFの伊藤洋輝を獲得するプランがあるようだ。
韓国メディア『Xpors News』は「ショックだ!日本人DFがキム・ミンジェを追いやる」と見出しを打った記事を掲載。シュツットガルトの地元メディアの報道を元に、次のように伝えた。
「バイエルンがキム・ミンジェの代わりに日本のCBヒロキ・イトウの獲得を検討中だ。シュツットガルトのDFがバイエルンの関心を受けている。内向的な性格だが、スタジアムの中ではヒールになることもできる」
同メディアは「イトウはCBだけでなく左SBもこなせるマルチプレーヤーだ。契約解除金は3000万ユーロと安く、バイエルンが全額を支払って連れてくるという計画だと見られる」と報道。シュトゥットガルのト地元メディアが「バイエルンは、いいCBは2人だけで不足している。キム・ミンジェや(ダヨ・)ウパメカノは高い移籍金にもかかわらず、活躍が不足していると伝えた」と続けている。
記事は、そのキム・ミンジェやウパメカノが放出候補になっていると綴ったうえで、こう締め括っている。
「キム・ミンジェの去就が不透明になったなか、バイエルンがキム・ミンジェを1年で放出し、そのポジションをイトウで埋めるのか、移籍市場の動きに関心が集まる」
ドイツ最大のクラブも注目する伊藤のステップアップ移籍が、他国でも注目されている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月12日 05:45
シーズン大詰めを迎えている欧州各国リーグ。
ドイツ2部では第33節で首位ホルシュタイン・キールと3位田フォルトゥナ・デュッセルドルフが激突した。町野修斗と田中碧が先発した一戦は1-1の引き分けで終了。
この結果、町野が所属するホルシュタイン・キールは史上初となるブンデスリーガ昇格が決まった。その瞬間、ピッチ上にはサポーターがなだれ込み、歓喜を爆発させていた。
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一方、田中と内野貴史が所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフは2位ザンクト・パウリとの勝点差が3ポイントに。ザンクト・パウリが12日に行う第33節で引き分け以上になった場合、フォルトゥナ・デュッセルドルフは3位での昇降プレーオフ行きが確定する。
2024年05月12日 05:30
2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第33節が11日に行われ、町野修斗が所属するホルシュタイン・キールと、田中碧、内野貴史、アペルカンプ真大が所属するデュッセルドルフが対戦した。
34試合制のブンデスリーガ2部は、1位と2位が1部へ自動昇格となり、3位はブンデスリーガ1部16位との昇降格プレーオフに回るレギュレーションとなっている。
デュッセルドルフは試合前の時点で3位以上を確定させており、自動昇格圏を目指して第33節に臨んだ。ただ、1試合未消化の2位ザンプト・パウリとの勝ち点差が「4」のため、最低でも引き分け以上でなければ、自動昇格圏内に入る可能性が潰えるという状況だった。
一方、首位を走るキールは、2試合を残して3位デュッセルドルフと勝ち点差が「5」のため、第33節・デュッセルドルフとの直接対決で引き分け以上であれば、昇格が決まる状況となっていた。
迎えた運命の直接対決。キールは町野修斗、デュッセルドルフは田中とアペルカンプが先発出場を果たし、内野はメンバー外となった。
試合はキックオフからわずか2分で動いた。左サイドからトム・ローテがクロスを入れると、ゴール前でベネディクト・ピヒラーがヘディングシュート。これがゴールネットに突き刺さり、キールが先制に成功する。その後、なかなか同点に追いつけなかったデュッセルドルフだが、68分にヨナ・ニエミエクがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これをクリストス・ツォリスが決めて、1−1の同点に追いついた。しかし、デュッセルドルフの反撃もここまで。上位対決は1−1のドロー決着に終わった。
この結果、キールの2位以上が確定し、クラブ史上初のブンデスリーガ1部昇格が決定。町野はリーグ終盤の第22節以降、12試合で3ゴール、4アシストを記録。シーズン通算では、30試合出場で5得点、6アシストを記録し、移籍初年度でキールの1部昇格に大きく貢献した。
一方、デュッセルドルフは最終節を残して勝ち点「60」となった。2位ザンプト・パウリは2試合を残して勝ち点「63」のため、自動昇格圏内の進出は厳しい状況となり、プレーオフに回ることが濃厚となった。
【動画】キール公式YouTubeで町野がドイツ語を披露
2024年05月12日 05:30
FC東京は5月11日、J1第13節で柏レイソルと味の素スタジアムで対戦。
2024年05月12日 04:10
ジュピター・プロ・リーグ(ベルギー1部)の降格プレーオフ最終節が11日に行われ、来シーズン2部へ降格するクラブが決定した。
レギュラーシーズンの下位4チームで行われる降格プレーオフは、1位が残留、2位が2部とのプレーオフに回り、下位2チームは自動降格となる。
森岡亮太が所属するシャルルロワは、最終節を前にすでに1位を確定させており、残留が決定。角田涼太朗と藤井陽也が所属する2位コルトレイクは、安部柊斗が所属する3位RWDモレンベークより、最終節を残して勝ち点1ポイントのみ上回っている状況だった。
そして迎えた最終節、コルトレイクはシャルルロワと対戦し、1−3で敗戦。藤井は3バックの左で先発出場し、ハムストリングの肉離れで欠場中の角田涼太朗はベンチ外、森岡はベンチに入ったが出場機会はなかった。
一方、RWDモレンベークも最終節でオイペンに0−2で敗戦。安部は先発出場で69分までプレーした。
この結果、コルトレイクが2位となり、2部とのプレーオフに回ることが決定。3位となったRWDモレンベークは、1部昇格から1年での2部降格が決まった。
今後、コルトレイクはチャレンジャー・プロ・リーグ(ベルギー2部)の昇格プレーオフを勝ち上がっているKMSKダインゼ対ロンメルSKの勝者と、昇降格プレーオフで対戦することになる。
【ハイライト】オイペン戦で2ゴールを決めた安部柊斗
2024年05月12日 03:44
プレミアリーグ第37節が11日に行われ、バーンリーの降格が決定。すでに降格が決まっているシェフィールド・ユナイテッドに加え、ルートン・タウンの残留も厳しい条件となり、2023−24シーズンにプレミアリーグへ昇格した全3クラブの降格が濃厚となった。
■ルートン・タウン
◇昨季成績:3位(2部)
◇今季成績:18位
昨季チャンピオンシップで3位となり、プレーオフを勝ち上がって今季プレミアリーグに昇格したルートンだが、11日に行われた試合でウェストハムに1−3で敗れ、第37節終了時点で6勝8分23敗の18位、勝ち点「26」の成績となった。17位ノッティンガム・フォレストも第37節でチェルシーに2−3で敗れたが、残り1試合で勝ち点差は「3」のまま。ルートンが逆転で残留するためには、最終節でノッティンガム・フォレストと勝ち点で並び、得失点差「12」を埋める必要があり、残留は極めて難しい状況となった。
■シェフィールド・ユナイテッド
◇昨季成績:2位(2部)
◇今季成績:20位
昨季チャンピオンシップで自動昇格圏内の2位に入ったシェフィールド・ユナイテッドは、3シーズンぶりのプレミアリーグで大苦戦。10試合を終えた時点で獲得した勝ち点はわずか「1」のみとプレミアリーグ史上最低の成績にとどまり、昨年12月にポール・ヘッキングボトム監督を解任した。かつてクラブを率いていたクリス・ワイルダー監督を再招へいしたが、その後も勝ち点を伸ばせず、3試合を残して早々に降格が決定した。
なお、第37節エヴァートン戦で0−1で敗れ、総失点が「101」に到達。1993−94シーズンのスウィンドン・タウンが記録した1シーズンでの100失点を超えて、歴代最多失点記録を更新してしまった。
■バーンリー
◇昨季成績:1位(2部)
◇今季成績:19位
バーンリーは昨季チャンピオンシップで勝ち点「101」を獲得し、圧倒的な強さで優勝を果たした。プレミアリーグに昇格した今季も、ヴァンサン・コンパニ監督が継続してポゼッションを重視するスタイルを貫いたが、継続的に勝ち点を伸ばすことができず。第37節でトッテナムに1−2で逆転負けを喫したことで、残留圏内の17位ノッティンガム・フォレストの勝ち点を上回る可能性が消滅し、最終節を残して降格が決定した。
なお、今季はプレミアリーグが定める収益性および持続可能性規則(PSR)に違反したとして、ノッティンガム・フォレストが勝ち点「4」、エヴァートンが勝ち点「8」を剥奪されたが、両チームともに残留を決めた。
2024年05月12日 03:33
プレミアリーグ第37節が行われ、ノッティンガム・フォレストとチェルシーが対戦した。
試合は早い時間帯に動いた。8分、コール・パルマーの絶妙なスルーパスで相手の背後を取ったミハイロ・ムドリクがペナルティエリア内左からシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。いきなりチェルシーが先制に成功する。
しかし、引き分け以上で残留が決まるノッティンガム・フォレストも、すぐさま反撃。16分、左サイドからのフリーキックをモーガン・ギブス・ホワイトが蹴ると、ペナルティエリア内でウィリー・ボリーがヘディングシュートを放ち、ゴールラインを割った。ノッティンガム・フォレストが同点に追いつく。
その後、ボールを支配したのはチェルシーだったが、ノッティンガム・フォレストも残留に向けて、強度の高いプレーを続け、ゴールを許さない。
一方、ノッティンガム・フォレストも57分にクリス・ウッドがゴール目の前で決定的なシュートを放ったが、枠を捉えることができず、逆転弾を決めることはできなかった。
ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に向けて勝利が求められるチェルシーも、62分にセットプレーからチアゴ・シウバがヘディングシュート。しかし、これはゴールポストに跳ね返り、得点には至らなかった。
すると、75分にノッティンガム・フォレストが決定機をものにする。GKマッツ・セルスのロングフィードから中盤での攻防を制すると、モーガン・ギブス・ホワイトがドリブルで持ち運び、左サイドに展開。カラム・ハドソン・オドイがドリブルから右足でシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。
逆転を許したチェルシーだったが、80分に試合を動かす。途中出場のラヒーム・スターリングが左サイドからドリブルを仕掛けて、ペナルティエリア内へ侵入。右足を振り抜くと、シュートは見事にゴールネットへ吸い込まれた。
勢いづいたチェルシーはさらに82分、ケガから復帰後初の出場となったリース・ジェームズが絶妙なクロスを供給。ゴール前でニコラス・ジャクソンがヘディングシュートを決め、逆転に成功した。
試合はこのまま終了。チェルシーは来季のヨーロッパリーグ出場権獲得に向けて、大きな勝ち点3を手にした。一方、ノッティンガム・フォレストは今節で残留を決めることはできなかったが、18位ルートン・タウンとの勝ち点差が「3」、得失点差は「+12」上回っているため、最終節での残留が決定的な状況となっている。
なお、チェルシーはこの試合でブノワ・バジアシーレ、コナー・ギャラガー、ニコラス・ジャクソンがイエローカードを提示され、2021−2022シーズンにリーズが記録した1シーズンでの最多警告数「101」に並んだ。
【スコア】
ノッティンガム・フォレスト 2−3 チェルシー
【得点者】
0−1 8分 ミハイロ・ムドリク(チェルシー)
1−1 16分 ウィリー・ボリー(ノッティンガム・フォレスト)
2−1 74分 カラム・ハドソン・オドイ(ノッティンガム・フォレスト)
2−2 80分 ラヒーム・スターリング(チェルシー)
2−3 82分 ニコラス・ジャクソン(チェルシー)