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2024年04月25日 21:08
今シーズン限りでのアスレティック・ビルバオ退団を発表した主将MFイケル・ムニアイン。ワン・クラブ・マンとして引退するかと思われてきた“王様”の気になる新天地は、欧州の外になる可能性があるようだ。24日、スペイン複数メディアが報じている。 「(国王杯優勝の)パレードのときに歌った歌の一節を思い出して欲しい。『この人生で、あなたこそが最高だった。だけど今、愛おしい人よ、さよならのときが来たんだ』」と、ムニアインは12歳から過ごしたアスレティック・ビルバオを去ることを決断した。ワン・クラブ・マンとしてここまで公式戦通算557試合に出場し、これはクラブ歴代2位の記録。今月6日には悲願のコパ・デル・レイ(国王杯)優勝を成し遂げ、2015年と2021年に獲得したスーペルコパ・デ・エスパーニャに次ぐ、3つ目のトロフィーを抱きしめた。 そんなムニアインの次なる旅は、“新大陸”から始まるかもしれない。『マルカ』は「アスレティックと公式戦で対戦するつもりがないから、他リーグでキャリアを続けることになる」と、『アス』も「彼の考えは、スペインを離れて異なる体験に没頭することだ」と指摘した上で、具体的にはかつてファンであることを公言したリーベル・プレート、アンドニ・イラオラ(ボーンマス監督)やアヘル・アケチェ(エイバル)、アシエル・イジャラメンディ(FCダラス)らが挑戦したメジャーリーグ・サッカー(MLS)を見据えているという。さらに今後、メキシコやブラジルといった第3の候補が登場する可能性があるとしつつも、新興勢力のサウジアラビアやUAE、スペイン以外の欧州リーグといった道も排除はできないと伝えている。 なお、アスレティック・ビルバオ、さらにはスペインフットボール界に偉大な足跡を残した同選手に対しては、多くの賛辞や感謝が送られている。副主将のDFオスカル・デ・マルコスは選手の前でスピーチを行い、「この15年間だけでなく、あなたは模範であり続けるだろう。僕たちは皆、今年の彼の振る舞いを覚えておく必要がある。常日頃からどのように行動し、お手本を示したかをだ。(今シーズンは出場機会が激減)置かれた状況にも関わらず、チームがあらゆるスポーツ面での成功を収められるように、サポートしてくてた。本当にありがとう」と熱弁。また、2009年7月に当時16歳のムニアインをトップチームデビューさせたホアキン・カパロス氏は「ラ・リーガや多くのクラブで指揮を取り、タイトルが懸かった決勝戦も何度か経験してきた。ただ、ムニアイン、セルヒオ・ラモス、ヘスス・ナバスのように、自分が育てた才能ある少年たちが、フットボール界のトップに上り詰めるという素晴らしい“タイトル”に勝るものはないんだ」と出演したラジオで語っている。 その他、FWイニャキ・ウィリアムズは「君はワン・クラブ・マンになることを夢見ていたけど、運命はそれを望まなかった。すべてが思い通りにいくわけではないみたいだ。でもね、君は王者アスレティックのリーダーとして去っていく」と、かつての同僚であるミケル・サン・ホセ氏は「この旅を分かち合えたのは贅沢なこと。君がいてくれて、僕らはなんてラッキーだったんだろう!」とそれぞれの公式SNSに綴った。さらに、ライバル関係にあるレアル・ソシエダも「賛辞を、あなたのキャリアに。多くのダービーで対戦できたことを嬉しく思う」と惜別のメッセージを発信している。 アスレティック・ビルバオでの“ラストダンス”は、あと6試合。ムニアインの勇姿を目に焼き付けたいところだ。 【動画】ムニアイン退団を受けたデ・マルコスがスピーチ ❤🩹 De capitán a capitán. "Todos deberíamos darnos cuenta de lo que @IkerMuniain10 ha hecho este año, de cómo se ha comportado" "Ha sido un ejemplo para todos durante toda su trayectoria, siempre nos ha ayudado desde la situación en la que haya estado" 🫂 Eskerrik asko,… pic.twitter.com/wVg3zOVs9i— Athletic Club (@AthleticClub) April 24, 2024
2024年05月18日 16:31
セレッソ大阪は5月18日、J1第15節でアビスパ福岡とベスト電器スタジアムで対戦。エースFWレオ・セアラが3戦連続弾を挙げた。
9分、セットプレーの流れからゴール前で混戦に。最後はヴィトール・ブエノが放ったシュートをゴール前で収めたL・セアラが右足を振り抜き、先制ゴールを挙げた。
【動画】レオ・セアラの今季12ゴール目!
29歳のストライカーは今シーズン12ゴール目で、J1得点ランキング単独トップに。これにはSNS上でファンからも「キターーー」「激アツ」「欲しかった先制点」「まじでストライカーすぎる」「15試合12得点の怪物」といった称賛の声が上がった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月18日 16:27
サッカーイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)は17日、マッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督の解任を発表した。
アレグリ監督は、アタランタ(Atalanta)を下して優勝したイタリア杯(Italian Cup 2023-24)決勝の終盤に審判への抗議で退席処分となり、勝利後の歓喜の輪でクラブのスポーティング・ディレクター(SD)とも衝突していた。
ユベントスは、アレグリ監督の試合中と試合後の行為はクラブの価値観と「相反する」ものだったため、解任を決断したと説明した。
アレグリ監督はまた、伊スポーツ紙トゥットスポルトの編集長に試合後の会見で乱暴したり、脅迫したりしたともされている。
今季のユベントスは成績が振るわず、今回の解任発表前からシーズン終了後にアレグリ監督をボローニャ(Bologna FC)のティアゴ・モッタ(Thiago Motta)監督と交代させる方向だと広く伝えられていたが、2試合を残して決断が早まる形となった。
今回の件についてはイタリアサッカー連盟(FIGC)も調査を行っている。
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2024年05月18日 16:08
驚きの大量得点だ。
ジェフユナイテッド千葉は5月18日、J2第16節で愛媛FCとフクダ電子アリーナで対戦。7−1で大勝を収めた。
開始1分に田口泰士のゴールで先制すると、15分に岡庭愁人、23分と42分にドゥドゥ、45+1分に再び田口がネットを揺らし、前半だけで5点をリード。後半も勢いは止まらず、72分に小森飛絢、80分に椿直起が得点を重ね、82分にオウンゴールで失点も、盤石な試合運びで3試合負けなしとした。
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
千葉のゴールラッシュにSNS上でファンも反応。「ケチャドバだ」「何があったの…」「また千葉が爆発してる。定期的に来るこれ何?ww」「どーなってるんだ」といった様々な声が上がった。
千葉は次節、25日に敵地でV・ファーレン長崎と相まみえる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月18日 16:05
マレーシアで相次いだサッカー選手への襲撃事件。
2024年05月18日 16:02
今シーズン限りでバイエルンを去るトーマス・トゥヘル監督が、改めて退任を明言。その理由をドイツメディア『スカイスポーツ』が17日付で報じた。
現在50歳のトゥヘル監督はドルトムントやパリ・サンジェルマン、チェルシーなどでの指揮を経て、2023年3月にユリアン・ナーゲルスマン前監督の後任としてバイエルンの指揮官に電撃就任した。昨シーズンはドルトムントのつまづきにも助けられてブンデスリーガ11連覇を達成したが、今シーズンは12年ぶりの無冠が決定。今年2月の時点で、2025年6月30日までだった契約を1年前倒しで解消することが発表されていた。
しかしながら、バイエルンの後任探しは、リストアップしていた新監督候補たちに次々と断られて難航。また、多くの主力選手がトゥヘル監督の続投を希望したこともあり、クラブ上層部とトゥヘル監督の間で続投の話し合いが行われることになった。
そんななか、18日に控えるブンデスリーガ最終節ホッフェンハイム戦の前日会見で、トゥヘル監督が改めて今季限りでの退任を明言。「話し合いはあったが、合意には至らなかった。そのため、2月の決定はまだ有効だ」と、バイエルンとの交渉決裂を明らかにした。
『スカイ』によると、トゥヘル監督は続投の交渉に際し、契約を2026年夏まで延長することを要求していたようだ。しかし、バイエルンの取締役会がそれを望まず、予定通り2024年夏での退任が決まったという。
なお、トゥヘル監督は休暇を考えておらず、新たな挑戦に飢えている模様。マンチェスター・ユナイテッドにもリストアップされるなど、プレミアリーグへの復帰がたびたび噂されている。
2024年05月18日 16:02
サッカードイツ・ブンデスリーガ1部、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は17日、留任するための「条件が折り合わなかった」として、今季限りで退任すると明かした。
トゥヘル監督は2月に今季終了後の退任でバイエルンと合意したが、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)で準決勝まで勝ち上がっていたことや、後任探しが難航していたことで続投の可能性が浮上していた。
来季の続投を見据えて交渉していたことを認めたトゥヘル監督だが、18日に行われるホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)との最終節をもって、クラブを去ることになったと明言した。
条件面で折り合いがつかなかったと説明した一方で、詳細については明かさなかった。
現行契約は2025年までだったが、独メディアによると、トゥヘル監督は留任する場合は26年までの契約延長を望んでいたという。
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2024年05月18日 16:02
5月19日に開催されるウォルバーハンプトン戦とのシーズン最終戦を最後に退任するリバプールのユルゲン・クロップ監督が17日、そのラストマッチに向けた記者会見に臨んだ。
その中で、人間性を絶賛したのが、今季限りで退団するCBのジョエル・マティプだ。「マティプより優れたフリートランスファーを見たことがあるか? マティプほど好感の持てる人物はいないだろう」と切り出し、こう賛辞を贈った。
「彼は、彼なりのやり方があって面白いんだ。正直に言って、とんでもなく面白くて、素晴らしい家族を持つ素晴らしい男だ。プレーを続けるかどうか、彼は決断を迫られている。それについて、見たり読んだりするだろう」
【画像】クロップがリバプールのスタッフたちとアンフィールで「最後の一枚」
ドイツ人指揮官は、「彼を獲得できたクラブは、間違いなく幸運だ。なぜなら彼はワールドクラスで、超謙虚だからだ。本当に珍しい。すごく謙虚な感じなんだよ」と続けている。
32歳の元カメルーン代表DFはどこに新天地を求めるのか。注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月18日 15:30
ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督が、三笘薫の復帰時期について言及した。
2024年05月18日 15:24
サッカースペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)が、数週間前に留任を決断したばかりのシャビ・エルナンデス(Xavi Hernandez)監督を解任する意向であると、同国メディアが17日に報じた。
地元ラジオ局RAC1では、バルセロナのジョアン・ラポルタ(Joan Laporta)会長がシャビ監督の解任を決断したと伝えられ、日刊紙スポルトもこの報道に追随した。スポーツ紙ASは、すでにクラブが後任探しを進めていると報じている。
シャビ監督は1月に今季限りでの退任を表明したが、その後チームが好調を続けたことを受け、契約が切れる来季まで続投する方向でラポルタ会長と4月に合意した。
しかしながら、ラポルタ会長はバルセロナが2-0で勝利した16日のアルメリア(UD Almeria)戦に同行しなかった。スペインメディアによると、会長は試合前のシャビ監督の発言に腹を立てていたという。
シャビ監督は試合前日の15日、バルセロナが今季王者のレアル・マドリード(Real Madrid)や欧州の他のビッグクラブと比べて財政難に直面しているとして、「バルセロナのファンは理解しておく必要がある。われわれは(それらのクラブと)同じ状況ではない」とコメントした。
16日にラポルタ会長がアルメリア戦に来なかったことを聞かれた際にも、「個人的には何も言われていない。副会長や幹部らとは一緒に遠征し、全ていつも通りだ」と答えつつ、自身の発言については「自分は自分が現実と思うことを話した。われわれは多くの希望や野心とともに、全てのトロフィーを目指して戦っていくが、状況はそう簡単ではないということだ」「われわれ、とりわけクラブはこの状況を変えるためによくやっている」と語った。
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2024年05月18日 15:00
レアル・マドリードに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチはもう1シーズン、レアル・マドリードに留まる可能性があるようだ。スペイン『MUNDODEPORTIVO』が報じている。
2012年にトッテナムからレアルに加入したモドリッチは4回のリーグ優勝や5回のCL制覇など数々のタイトルを獲得してきたレジェンドだ。そんなモドリッチも現在は38歳となった。今シーズンは新加入のジュード・ベリンガムなど若手選手にポジションを奪われることもあり、今夏に退団する噂も浮上していた。
去就が注目されていたモドリッチではあったが、クラブ幹部との会談の結果、50%もの減給を受け入れ、もう1年契約を延長することに大筋合意に達したという。同メディアによると、モドリッチは経済的な問題よりも感情的な側面からこの決断に至ったようだ。
今シーズンは絶対的なスタメンではなくなったモドリッチだが、ここまで公式戦43試合に出場し2ゴール8アシストを記録。途中出場が多い1年となっているが、ピッチに立てばその存在感を発揮しており、チームを献身的に支えてきた。
来シーズンもレアルでプレイすることになれば、13年目を迎えるモドリッチ。ベテランと若手がうまく融合するレアルで9月には39歳になるレジェンドの存在はまだ必要だ。
2024年05月18日 15:00
鹿島アントラーズでプレーする柴崎岳の妻である真野恵里菜さん。
Instagramのフォロワー数55万人以上を誇る真野さんはフォロワーからの様々な質問に答えていた。「旦那様とペアルックしたことありますか?私は夫とディズニーでペアルックするのが夢です」との質問にはこう回答している。
「私も夢だったので去年初めて一緒にディズニーランド行った時に私のゴリ押しで同じTシャツを買ってきてもらいました!(笑顔の絵文字)
ディズニーだからこそパークに入ったらまずは服を一緒に選んでお揃いを着る楽しさがありますよね」
柴崎とディズニーランドに行った際、お揃いのTシャツでペアルックにしたそう。
また、夏の予定については、「スペインにいた時は夏がシーズンオフだったので毎年夏に旅行の計画をしていたけど、Jリーグは夏もシーズン中なので今年の夏は旅行の計画は立てていません。まとまった休みはないけどオフの日はあるはずだから家族に会ったり友達とバーベキューしたり息抜きはする予定です」と答えている。
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開幕前に負傷した柴崎は再び負傷したこともあり、今季はまだプレーしていないが、全体トレーニングには復帰したとも伝えられている。
2024年05月18日 14:51
セルティックは5月15日のキルマーノック戦で5−0と大勝し、3シーズン連続となる54回目の優勝を決めた。
2024年05月18日 14:20
ニューカッスルが、アーセナルに所属するイングランド代表GKアーロン・ラムズデールの獲得に動いているようだ。17日、イギリス紙『テレグラフ』が報じた。
現在26歳のラムズデールはボーンマスやシェフィールド・ユナイテッドなどを経て、2021年夏にアーセナルへ完全移籍で加入した。ドイツ代表GKベルント・レノ(現フルアム)から定位置を奪い、昨シーズンは久々のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。
しかし、今シーズンはブレントフォードから期限付き移籍で加入したスペイン代表GKダビド・ラヤに正GKの座を奪われ、公式戦の出場はここまで11試合のみ。昨年5月にはクラブとの契約を2026年6月末まで延長したが、今シーズン終了後に退団する可能性が取り沙汰されている。
一方のニューカッスルには現在、イングランド代表GKニック・ポープとスロバキア代表GKマルティン・ドゥブラフカが在籍している。ただ、前者は32歳、後者は35歳となったことから、若い実力者を探しているようだ。そこで、エディ・ハウ監督とボーンマスで共闘したラムズデールに白羽の矢が立った。
報道によると、ニューカッスルはラムズデールの獲得に向け、移籍金1500万ポンド(約30億円)を用意。同選手には5年契約を用意しているという。同選手の移籍が成立した場合は、ドゥブラフカの退団が認められることになりそうだ。
なお、ラムズデール本人も自身のSNSで移籍の噂に言及し、「初耳だよ(笑)」と反応。ただ、複数の情報筋が『テレグラフ』紙に語ったところによると、ニューカッスルとラムズデールの個人合意に向けた交渉は進展している模様。クラブ間合意に達しさえすれば、同選手は活躍の場をロンドンからタインウェアへ移すことに前向きなようだ。
News to me 😂— Aaron (@AaronRamsdale98) May 17, 2024
2024年05月18日 14:00
かつて快足ウィンガーとして一世を風靡した元ナイジェリア代表FWティジャニ・ババンギダ。
そのババンギダが兄弟や妻子とともに交通事故に巻き込まれる痛ましい出来事があった。
ティジャニの兄であるイブラヒムは事故で死亡。『Timeline』などによれば、1歳になる息子も事故に巻き込まれて手術中に死亡したという。また、妻も片目を失ったそう。
みんながお世話になった「ウイイレ史上最強の戦士たち」
重傷を負いながらも命を取り留めたティジャニは、容態が安定してきたそうで、こう話したとのこと。
「我が信仰のために、なぜこのようなことが起こったのかを神に問うことは適切ではない。痛みは関係ない。彼は与えもするし、奪いもする。時が経てば、神は私に内なる力を与えてくださると信じている」
ババンギダは10人兄弟で、亡くなったイブラヒムや弟のハルナも元サッカー選手。
2024年05月18日 13:49
シント・トロイデン(STVV)に所属する元日本代表FW岡崎慎司が、ホームでの現役ラストマッチを終えた。STVVが公式YouTubeで同選手の言葉を伝えた。
今年2月に今シーズン限りでの現役引退を発表した岡崎は、17日に行われたジュピラー・プロ・リーグ プレーオフ第9節OHルーヴェン戦で、GK鈴木彩艶、MF伊藤涼太郎、MF山本理仁、MF藤田譲瑠チマとともに先発出場(※DF小川諒也は負傷欠場)。今月に入ってケガから復帰したばかりでコンディションが万全でないなか、前線で精力的にプレーした。そして52分、両チームの選手が作った花道に送り出されてピッチを後にし、STVVの本拠地『大王わさびスタイエンスタジアム』でのラストゲームを終えた。
1−1のドローに終わった試合後、ホームラストゲームの感想を問われた岡崎は、まずトルステン・フィンク監督への感謝を口に。「最後まで『フィンクが監督で良かったな』と思う場面があって。今日も最初20分で『(体調は)どうだ?』という感じで、フィンクは当然勝ちたいので、そこで当然の意見を話してもらえた。『自分は出たいです』と答えて、そこで僕の決意も固まって、(ケガから)復帰して結構足が痛いなかでのプレーだったのですが、吹っ切れてとりあえず飛ばして行こうかなと、『みんな見てくれ』と。『前半やり切らせてほしい』と言って、監督が使い続けてくれた」
「ずっと、そういう生き方をこのヨーロッパでやってきた。最後までやり切るという意味では、“らしい”終わり方だったなと思います。さらに、ああいう風に相手チームまでやってもらえる(花道を作ってもらえる)のも想像してなかったので、本当にいい終わり方ができたと思います。
また、同胞の後輩たちに囲まれながらの引退については、素直に「幸せですね」と岡崎。欧州を舞台に日本人選手たちと切磋琢磨してきた自身のキャリアを振り返り、大きな可能性を秘めた若手たちにエールを送った。
「自分自身がヨーロッパに来て、何度も日本人の選手とブンデスでもプレミアでもスペインでもやりましたし、常にそこの場に日本人がいて、その選手たちのおかげで僕もやってこれたと思っている」
「今回シント・トロイデンで若い選手たちと一緒にやりながら、こういう選手たちをプレーで引っ張れない悔しさをめちゃくちゃ感じつつ、それが自分の引退を決意させる一つの要因ではあった。逆にこういう選手たちがもっと上にいってほしいなという思いがやっぱりあるので、そういう選手たちと一緒に最後を迎えたというのは運命なのかなとも思いますし、それを含めていい終わり方だったなと思います」
1986年4月16日生まれの岡崎は、滝川第二高校卒業後の2005年に清水エスパルスでプロデビュー。J1リーグ通算121試合の出場で42ゴールを記録した。2011年1月にシュトゥットガルトへ移籍し、2013年夏からはマインツでプレー。ブンデスリーガでは通算128試合の出場で37ゴールを記録した。
2015年夏に加入したレスターでも主力として活躍し、持ち味のハードワークで“奇跡”のプレミアリーグ優勝に大きく貢献。同クラブで4シーズンを過ごした後はスペインに渡り、ウエスカやカルタヘナでプレーした。
日本代表で国際Aマッチ通算119試合に出場し、歴代3位となる50ゴールを挙げたストライカーは、2022年夏からSTVVに加入。2年目の今季は負傷の影響もあって思うように出場時間を得られず、今年2月に今季限りでの現役引退を発表していた。
STVVの今シーズン公式戦は残り1試合。DF渡辺剛、MF横田大祐が所属するヘントと25日に敵地で対戦する。
【試合ハイライト動画】シント・トロイデン 1−1 OHルーヴェン