2024年04月24日 22:20
21日に行われたFAカップ準決勝でコヴェントリー・シティに勝利したユナイテッドだが、2部所属の同クラブにPK戦までもつれ込み辛勝したことで、メディアや評論家はこの勝利に「恥ずかしい勝利」というレッテルまで貼り、同クラブを批判している。 そんななか、イングランド代表DFハリー・マグワイアはFAカップ準決勝後に取材に応じ、ユナイテッドの状況について語った。英『sky sport』が伝えている。 「私はこのクラブに長く在籍しているので、監督であろうと選手であろうと、ユナイテッドの周囲の騒音は常にここにあることを知っている。大きなプレッシャーにさらされている選手たちがいるし、試合に負けたり、悪い成績を収めたりすると、監督も同様にプレッシャーにさらされることになる。私たちにはFAカップ決勝があり、プレミアリーグの試合もあり、私たち全員が一緒に戦っている。監督、選手、ファン、スタッフ、私たちは皆同じことを望んでおり、そうあるべきだ」 マグワイアはユナイテッドの周囲にはいつも騒音があり、プレッシャーにさらされていると語り、現在クラブは一丸となってリーグ戦、FAカップ決勝に向けて準備しているという。 また、5月に行われるマンチェスター・シティとのFAカップの決勝については以下のように語った。 「FAカップ決勝戦に出場することになる。子供の時からプレイするのが夢だった試合だから、私たちは本当に喜んでいるし、順調に進んできた」 現在プレミアリーグで7位に沈むユナイテッド。今季タイトルを獲得するには、マグワイアが少年時代からの夢と語るFAカップ決勝でシティに勝利するしかない。このままユナイテッドは無冠で終わるのか、それとも夢の舞台でトロフィーを掲げるのか。決勝が楽しみだ。
2024年05月19日 13:36
サッカーイングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)は18日、ロベルト・デ・ゼルビ(Roberto De Zerbi)監督が19日のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との今季最終戦を最後に退任すると発表した。
ブライトンのトニー・ブルーム(Tony Bloom)会長は、双方合意の上での契約解除だと明かした上で、「われわれは来季に向けた計画を最短で進められるよう、ロベルトは次の動きと将来を熟考する十分な時間を取れるよう、互いにとって良いタイミング」だったと説明し、デ・ゼルビ監督の在任2年間での功績をたたえた。
イタリア出身のデ・ゼルビ監督は、ウクライナ1部のシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)を経て2022年9月にブライトンの指揮官に就任すると、2022-23シーズンはクラブを史上最高の6位に導き、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)初出場に貢献した。
2年目の今季はけが人が相次いだ影響もあって昨シーズンの躍進の再現はできず、ヨーロッパリーグではベスト16に勝ち残ったが、リーグ戦は中位でフィニッシュすることになっている。
デ・ゼルビ監督は「ブライトンを去るのは非常に悲しいが、選手とスタッフがクラブの皆や素晴らしいファンからのサポートを受け、この歴史的な2シーズンで成し遂げたことを非常に誇りに思う」とコメントした。
デ・ゼルビ監督は以前、リバプール(Liverpool FC)の次期監督に就任するのではないかとささやかれていたが、今季限りで退任するユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の後任にはオランダ1部・フェイエノールト(Feyenoord)のアルネ・スロット(Arne Slot)監督が就くことが決まっており、現在はドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)でトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督の後任候補筆頭として伝えられている。
ブライトンの新監督には、チャンピオンシップリーグ(2部)のイプスウィッチ・タウン(Ipswich Town)を率いるキーラン・マッケナ(Kieran McKenna)監督が就任を有力視されている。マッケナ監督は2季連続の昇格でイプスウィッチを3部からプレミアリーグに導いた。
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2024年05月19日 13:30
今季のブンデスリーガで2位と大躍進したシュトゥットガルト。昨季は16位で入れ替え戦に回り、なんとか残留したが、そこからV字復活を見せた。
そのなかでアジア出身である日本代表DF伊藤洋輝と韓国代表MFチョン・ウヨンも存在感を示した。
伊藤はCBと左SBで全コンペティション29試合に出場。今季加入したチョン・ウヨンは10番を背負うと前線のあらゆるポジションで起用され、同じく公式戦29試合に出場した。
チームには原口元気とチェイス・アンリも所属しており、このほど4人で肩を組む4ショットの写真をInstagramに投稿していた。
チョン・ウヨンは「素敵な友達」と日本語のキャプションを添えており、いい関係性が築けていたようだ。
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33歳原口は契約が今季限りとなっており、チームを去る。チョン・ウヨンは「グッドラック、我が友」と英語でメッセージを送ると、原口も「Whoochan」と返信していた(ウーチャンと呼んでいたようだ)。
チョン・ウヨンは2023年のアジア競技大会で優勝した韓国代表メンバー。日本との決勝戦では同点ゴールを決めて逆転勝ちに貢献。
その際、韓国代表のYouTubeで「一番思い出に残っているのは、最後の試合後のこと。選手村にいたのは僕らと日本だけだった。試合後、僕らは一緒に食事をした。僕らは金メダルを首にかけて食事をした。日本は隣で静かに食事をしていた。僕らはご飯を3杯食べた。本当にお腹一杯になった」と語っていたというが、シュトゥットガルトで日本人選手との関係性も親密になった感じだろうか。
2024年05月19日 13:00
2023-24シーズンの日程が終わり、順位が確定したブンデスリーガ。
レヴァークーゼンが無敗優勝の偉業を成し遂げ、シュトゥットガルトも2位と大躍進した。
一方、11連覇中だったバイエルン・ミュンヘンは最終節で負けたことで3位に終わり、屈辱的な無冠のシーズンとなった。
伊藤洋輝が所属するシュトゥットガルトではブライトンからローンで獲得したFWデニス・ウンダフも18ゴールと大活躍。
『Sky』によれば、彼は最終節後のインタビューで「自分はドイツで最高の2チームが対戦したと言った。それで酷い目に遭った。いますぐ謝ってもらえるかい(笑)僕は正しかっただろ」とジョーク交じりに話していたそう。
ウンダフはレヴァークーゼンとシュトゥットガルトが2-2で引き分けたブンデスリーガ第31節後に「ドイツで最高の2チームが対戦した」と発言していたそう。
当時はバイエルンがシュトゥットガルトより上の2位だったため、この発言はバイエルンを怒らせていたとか。ただ、結果的にはウンダフの言葉通りの順位になったというわけ。
とほほ…今季「驚きの凋落」をしてしまった8つの強豪
『T-Online』では、「『皆さん、今すぐ謝ってもらえますか?』とウンダフがバイエルンを挑発」と伝えている。
2024年05月19日 12:53
プレミアリーグは17日、2023−24シーズンの年間最優秀若手選手賞にチェルシーに所属するイングランド代表MFコール・パルマーが選出されたことを発表した。
2024年05月19日 12:30
レアル・マドリーとドルトムントの対戦に決まった今季のUEFAチャンピオンズリーグ決勝。
レアルがバイエルン・ミュンヘンを下した準決勝で、ヒーローになったのは、34歳のFWホセルだった。終了間際の2ゴールでレアルをCL決勝に導いた彼は、今季エスパニョールからのローンで加入した選手。
そうしたなか、吉田麻也はTokyo FMで放送されている『吉田麻也の切り替えて行こう!』でこんな話をしていた。
「ドルトムントのフメルス選手は僕と同じ35歳、レアル・マドリーの決勝点を決めたホセル選手は34歳。これは刺激を受けますねぇ。ベテランもまだまだ捨てたもんじゃないぞということを2人が示してくれました。
フメルスなんかは、ずっとドルトムントにいて、一時バイエルンにも行きましたけど、またドルトムントに帰ってきて。僕は香川真司選手がドルトムントにいた時にしょっちゅう試合を観に行かせてもらっていたので、同じ年ですごいいい選手だなといつも刺激を受けてきましたけど、またここで復活してきて、素晴らしいなと思います。
ホセル選手もプレミアリーグにいる時にニューカッスルとかで対戦していて。
正直、レアル・マドリーに行くような選手かというと、ん?とビックリですけども。
今回はポンポイントで補強された選手で、所属チームが2部に落ちたのでローン移籍で加入したんですけど。なんか、こういう選手が活躍したりするんだよねぇ、サッカーっておもしろいですよ。
2年後にどうなっているかなんて誰も分からないという、それもサッカーの素晴らしさかなと。いまは時代的に若い選手の移籍金がどんどん高騰して、注目される昨今ですが、ベテランも実力を発揮することはいいことだなと思いますし、僕も負けてられないなと。
もちろん、若い選手だけでもダメですし、ベテランだけでもダメで、バランスがチームのなかですごく大事なんじゃないかなと。見ているとベテランと若手のバランスが整っているチームが強いなと」
プレミアリーグ時代にホセルと対戦した際にはそこまでの選手とは感じていなかったそう。
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そのホセルはもともとレアル・マドリーに青田買いされ、カスティージャで育成された選手。2011年にレアルのトップチームにデビューした際にはいきなりゴールも決めた。
その後は、ドイツやイングランドでプレーし、昨夏古巣に復帰。レアルとリヴァプールが対戦した2022年のCL決勝は父親とともにレアルファンとして観戦していたことも話題になっている。
2024年05月19日 12:24
元日本代表の播戸竜二氏と田中隼磨氏が5月18日、テレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「サタデーナイトJ」に出演。同日に行なわれたJ1第15節の名古屋グランパス戦(0−2)で奮闘したサガン鳥栖のFW横山歩夢について語った。
4−2−3−1の左サイドハーフでフル出場した横山は、得点には絡めなかったものの、得意のドリブル突破で再三チャンスを演出。15分には、相手3人をかわしながらボックス内に侵入してシュートを放った。
播戸氏は、この場面を鳥栖サイドの「SCENE OF THE MATCH」に選出。「ワンタッチで(相手の)股を抜いて、細かいステップで。クルッと、足の裏も使いながら」と21歳のテクニックを称賛する。
【動画】サガン横山歩夢のドリブル突破
田中氏も「対策している名古屋の内田(宅哉)選手、稲垣(祥)選手、吉田(温紀)選手。3人かわしていますからね」と評価した。
そのうえで2人はフィニッシュの精度を課題に挙げつつ、播戸氏は「これからの成長に期待しましょう」、田中氏は「注目です」と語った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 12:15
現地時間5月18日に開催されたブンデスリーガ最終節で、長谷部誠が所属する6位のフランクフルトは、4位のRBライプツィヒとホームで対戦。0−2から2−2に持ち込み、6位をキープし、ヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得した。
長谷部は、同じく今季限りで引退するセバスティアン・ローデと共に、後半アディショナルタイムから出場。サポーターからの大歓声が2人の偉大な功績を物語っていた。
クラブ公式サイトによれば、40歳の元日本代表キャプテンは、試合後にインタビューに対応。感謝と手応えをこう示した。
【PHOTO】今季限りでの現役引退。40歳になった長谷部誠のキャリアを厳選ショットで振り返る!(2003〜2024)
「試合後のスタジアムの雰囲気は素晴らしかったよ。チームメイト、スタッフ、みんなと一緒に共有できた。自分のキャリアだけでなく、彼らを信じられないくらい誇りに思うよ!(EL権を争う)ホッフェンハイムが4−2でリードしている状況は分かっていたから、しっかりと2−2で持ちこたえる必要があった。チームメイトにもそう言ったし、何とかできて嬉しいよ」
長谷部はブンデスリーガ通算384試合の出場でキャリアを締め括り、ポーランド代表のロベルト・レバンドフスキと並んだ。同リーグの外国人選手としては、元ペルー代表のクラウディオ・ピサロ氏(490試合)に次いで2位タイの記録だ。
日本代表、そしてブンデス屈指のレジェンドとして、22年に及ぶ現役生活に終止符を打った。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 12:03
思わず涙する姿が感動を呼んだ。
2024年05月19日 12:00
ドルトムントは18日に行われた今季ホーム最終戦となるダルムシュタット戦に4-0で勝利した。
今季限りで退団するマルコ・ロイスにとってもホームラストゲーム。
試合前のウォーミングアップから大喝采が送られ、前半にゴールを決めた後の後半37分に交代するとチームメイトたちが花道を作ってレジェンドを送り出した。
そうしたなか、ドルトムントは試合後にこんな投稿をしていた。Auf Marco! 🍺 pic.twitter.com/Hil9ikqBEC
— Borussia Dortmund (@BVB) May 18, 2024
ジグナル・イドゥナ・パルクにある売店のレジに「今までありがとう!お別れのビールは僕の奢りだ」というロイスのメモが添えられている。
『Bild』によれば、ロイスは24,545人を収容する南スタンドのサポーターたちにビールを無料で振る舞ったそう。
ジグナル・イドゥナ・パルクのビールは一杯4.9ユーロ(830円)なので、ファン全員が飲んだ場合には12万ユーロ(2040万円)ほどにもなる。
ロイスは「前から企画していたんだ。カルステン・クラマー(マーケティングマネージャー)が素晴らしい仕事をしてくれた」、「ずっと応援してくれた人達に感謝したかった。当たり前のことじゃないからね」と語っており、支えてくれたサポーターたちへの感謝としてビールを振る舞ったそう。
ドルトムントの「お買い得補強選手」ベスト10
ドルトムントは6月1日に行われるレアル・マドリーとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝で今季の全日程を終える。
2024年05月19日 11:55
今季限りでの現役引退を発表しているフランクフルト所属の元日本代表MF長谷部誠が、現役ラストマッチを終えた。
長谷部は18日に行われたブンデスリーガ第34節(最終節)のライプツィヒ戦でベンチスタートとなると、2−2で迎えた後半アディショナルタイムに同じく今季限りでの現役引退を発表しているセバスティアン・ローデとともに途中出場を果たした。
出場時にはフランクフルトの本拠地『ヴァルトシュタディオン』に駆け付けたファン・サポーターから大きな歓声と惜しみない拍手が送られた。チームはこのまま2−2で引き分け、最終順位を6位とし、来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を獲得した。
この試合の出場により、ブンデスリーガの出場数が通算384試合となった長谷部。データサイト『OPTA』によると、ドイツ人以外の外国人選手としてはポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキに並んだほか、元ペルー代表FWクラウディオ・ピサーロ氏の390試合に次ぐ、出場数となったことが伝えられている。
クラブ公式サイトによると、有終の美を飾った長谷部は「チームメイトやスタッフ、そのほか全員と一緒だった試合後のスタジアムの雰囲気は素晴らしかったです。自分のキャリアを信じられないほど誇りに思っているけど、チームメイトやスタッフ、皆のことも誇りに思っています」と振り返った。
続けて、「ホッフェンハイムが4−2でリードしていたことは知っていたので、2−2の引き分けを維持するだけでした。それがチームメイトに伝えたことであり、それを達成できたことを嬉しく思います」と来季のEL出場権を獲得できた喜びも口にした。
2024年05月19日 11:30
今季限りでの現役引退を決めた元日本代表FW岡崎慎司。
このほど、シント=トロイデンで現役ラストゲームをプレーし終えた彼に、かつてのチームメイトたちから惜別のメッセージが送られている。
シント=トロイデンが公開した感動的なVTRがこちら。 この投稿をInstagramで見る STVV - Official(@stvv_official)がシェアした投稿
プレミアリーグ優勝を果たしたレスター時代の同僚であるジェイミー・ヴァーディ、リヤド・マフレズ(現アル・アハリ)、ウィルフレッド・エンディディ、マルク・オルブライトン、ケレチ・イヘアナチョ。そして、日本代表でともに戦った同じ歳の長友佑都(FC東京)、同じ名前を持つ香川真司(セレッソ大阪)、そして、盟友である本田圭佑が登場。
前線でコンビを組んだヴァーディは、37歳になった現在もレスターで活躍しており、今季18ゴールとプレミアリーグ再昇格の原動力になった。
そのヴァーディは「まったく信じられないようなキャリアを祝福するよ。君のことが恋しいけれど、いつも連絡を取り合っているからね。またすぐに会えるのが待ちきれないよ」、マフレズは「君はすばらしい選手、アンビリーバブルなチームメイト、超プロフェッショナルだったし、とてもおもしろい人もでもあった」との言葉を贈っている。
「岡崎慎司が一緒にプレーした最強同僚ベスト11」
この映像を見た岡崎は「みんな、ありがとう。みんなとの思い出や経験は特別なもの。多くの友達と一緒にプレーできて幸せだった!」と感謝のメッセージを綴っている。
2024年05月19日 11:24
昨年11月のU-17ワールドカップの記憶は、嫌でも脳裏に焼きついている。
2024年05月19日 11:04
16日に今シーズン限りで退団することを発表していたセビージャに所属するスペイン代表MFヘスス・ナバスだが、18日に一転して契約延長に至ったことがクラブ公式サイトで発表された。
現行契約が今季限りとなっていたJ・ナバスは、16日に今季限りで退団することを発表。スペインメディア『マルカ』によると、自らの精神的疲労や38歳という年齢面とそれに伴うコンディション面、さらにはセビージャの財政状況などから新契約がなかなか提示されなかったことに不信感を抱いたことなどが、退団理由に挙げられていた。
しかし、これらの報道から改めて同選手と話し合いを行ったセビージャは、クラブ内での役職に就く前に選手契約を2024年12月31日まで延長することで合意に達したことを発表した。なお、契約満了後はクラブ内の役職で終身雇用されることも明らかになっている。
退団から一転して契約延長に至ったJ・ナバスはクラブ公式サイトで「会長の提案に答えるのに1分もかからなかった。僕はここで引退したい。大好きなクラブで続けられることを嬉しく思う」と喜びを語りながら、次のように続けた。
「僕が会長に伝えた願いはチームを支えるために移行期間として12月までプレーを続けることだった。そうしてずっと夢見てプレーしてきた夢を終えて靴を脱ぐことになる。プロサッカー選手としての最後の数カ月は給料を受け取らない。代わりにそのお金は会長と合意した財団に寄付されることになる。それが僕の決断だ。ファンたちにはすべてを知っていて欲しい」
J・ナバスは1985年11月21日生まれの現在38歳。スペイン南部のアンダルシア州セビージャ県にある基礎自治体のロス・パラシオス・イ・ビジャフランカ出身で、16歳で地元最大のビッグクラブであるセビージャのカンテラに入団した。2003−04シーズンのラ・リーガ第12節エスパニョール戦でトップチームデビューを飾ると、翌シーズンからは主力に定着し、スペイン屈指のウインガーとして名を馳せた。
2013年夏にはマヌエル・ペジェグリーニ新監督(現:ベティス)からの誘いを受け、マンチェスター・シティへ完全移籍。ペジェグリーニ体制下では右ウイングの主力として起用され、ジョセップ・グアルディオラ監督の就任後は右サイドバックとしてもプレー。4シーズンの在籍で公式戦通算183試合出場8ゴール35アシストを記録した。
2017年夏よりセビージャへ復帰。右ウイングだけでなく、直近の数シーズンはサイドバックとしても安定したパフォーマンスを見せ、2018−19シーズンからはキャプテンを務めた。セビージャに在籍した17シーズンで公式戦通算688試合に出場しているが、これはセビージャの歴代最多出場記録だ。39ゴール119アシストを記録した。同期間ではヨーロッパリーグ(前身大会のUEFAカップを含む)を4回、コパ・デル・レイを2回、UEFAスーパーカップを1回、スーペルコパ・デ・エスパーニャを1回と、合計8つのトロフィーを獲得したが、これもセビージャに在籍した選手としては歴代最多の数字だ。
また、セビージャに在籍していた2009年11月にはスペイン代表デビューも飾っており、“ラ・ロハ”が優勝を飾ったFIFAワールドカップ南アフリカ2010やEURO2012にも出場。これまでに国際Aマッチ通算で51試合出場5得点を記録している。今年3月のインターナショナルマッチウィークでも招集を受けており、今夏のEURO2024に出場する可能性も残されている。
2024年05月19日 11:00
イングランド2部ハダースフィールド・タウンは、日本代表DF中山雄太の退団を公式サイトで発表した。
オランダ、ズヴォレで目覚ましい活躍をみせ、2022年7月にハダースフィールドへ完全移籍を果たした中山。移籍後は主にセンターバックや左サイドバックで出場機会を得ていたが、2022年11月にアキレス腱断裂の重傷を負うと、その後は長期間戦線を離脱することに。
怪我の影響でカタールワールドカップの出場も逃していた中山は、2年目の今季も負傷に悩まされており、3月には膝の内側側副じん帯を損傷。
ハダースフィールドでは、公式戦39試合に出場し、2得点2アシストを記録した中山だが、この2年間は怪我に悩まされる形となり、クラブも3部降格が決定となった。
中山とクラブの契約は今季限りとなっていたため、延長されることなく退団することが決定。今夏にフリーとなり、新天地を探すこととなる。
2024年05月19日 11:00
なでしこジャパンの選手たちもプレーする英女子のトップリーグのFA女子スーパーリーグ最終節が18日に行われた。
長谷川唯が所属するマンチェスター・シティはアストン・ヴィラに2-1で勝利。勝点55で浜野まいかが所属するチェルシーと並ぶも、得失点差で上回ったチェルシーが優勝を決めた。
一時は勝点差6をつけて首位を快走していたシティだが、最終的には2位で終戦。ギャレス・テイラー監督は「普通は22試合のシーズンで18勝すれば優勝するのに十分だ(シティとチェルシーは今季18勝1分3敗)。我々は最も残酷な形で一歩及ばなかった」と嘆いていた。
この試合はシティを支えてきた36歳のベテランDFステフ・ホートンにとって現役ラストゲーム。
それだけに試合後に長谷川やクロエ・ケリーたちは思わず涙…。
なでしこジャパン、パリ五輪でメダル獲得の鍵を握る「主力選手」5名
そのホートンは「数週間ピッチに立てなかったから、今日は本当に特別だった。今日は数千人のファンたちが応援に来てくれたのもアンビリーバブルだった。だから、あらゆる面でちょっと感情的になった。優勝できなかったのは残念だし、素晴らしいグループのもとを離れるのもすごくつらい。でも、(引退は)正しいことだと分かっているし、来季どうなるのか楽しみにしている」と述べていた。