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2024年04月24日 10:00
国内女子ゴルフで2022年シーズン終了後、ツアーを休養していた成田美寿々(31)=ジェイテクト=が、19〜21日のフジサンケイ・レディースでレギュラーツアーに本格復帰した。予選を通過しての36位も、技術面では不安定。だが、大スランプだった休養前とは違った手応えを感じていた。なぜ、明るい表情で3日間プレーできたのか。自身が感じる現在地を探った。 会心の一打に観衆が沸き立った。2日目最後の18番パー4。パーオンが難しい砲台グリーンに向かって、鋭く振り抜いた成田のアイアンショットはピン筋3メートルへ。惜しくも2パットでバーディー締めとはならなかったが、グリーンを囲んだ赤い応援タオルを掲げたファンから大歓声が起きた。この熱が上がるような光景が欲しかった。 「ギャラリーが“どかん”と沸くような、アイアン、ウェッジショットが打てた。『あぁ良かった。まだできるな』って思ったし、本当に自信って大事なんだなってしみじみ思った」 凜(りん)とした風貌に魅せるゴルフ。あまたの女子プロがいる中で『かっこいい』と他意なくそう思えるのが成田の魅力だ。14、18年にはそれぞれ3勝を挙げて賞金ランキング5位。人気を集めた藤田光里らに競り勝つ場面が多かったことから『かわい子ちゃんハンター』の異名を取った。 しかし、コロナ禍で統合された20〜21年から成績は急降下。腰痛やドライバーイップスに悩み、22年シーズン終了後にツアー休養を発表した。翌年は1試合のスポット参戦やツアー外競技に出場したものの、それ以外はほとんどクラブを握らない日々が続き「ちゃんとニートしていた」と振り返る。 昨季は“親友”青木瀬令奈が2勝を挙げる大活躍。友の頑張りや新たな所属先も決まり、意を決して職場復帰を決めた。いざコースに帰ってくると、ドライバーイップスは払拭(ふっしょく)できていた。だが、今度は寄せに不安を抱えた。「(スイング時に)右足が『ガンッ』って動いちゃう。電気が走るみたいなのがある」 すぐさまアプローチイップスを自認した。大会期間中は暴れる右足はつま先立ち、左足に全体重をかけるなど工夫。プロでは珍しいアプローチショットを打つためのクラブ、チッパーも14本の中に投入した。まだアプローチミスは絶えないが、ラウンド中の表情はすこぶる明るかった。 「前は次のショットが来るのが嫌だった。どうせうまくいかない」と失っていた自信も徐々に取り戻してきた。「今は打てるクラブが増えてきた。ミスしても次はどう修正しようかなと考えるのも楽しい」 一度どん底を味わったからこそ、今は成功体験を積み上げることが楽しい。そして復帰戦は予選を通過し、36位。心技体をそろえて完全復活を果たすのも、そう遠くはない。(デイリースポーツ・中谷大志)
2024年05月19日 08:00
上から打ち込んでフェースがボールに当たるようになったら、次のステップに進みます。腕の振りは「打ち込む」イメージのまま、今度は上体を右に傾けて「右傾軸」を作ってスイング。腕は打ち込むイメージでも、軸が右に傾くことで入射角はかなりゆるやかになります。
ポイントは、正面から見たときに頭がベルトのバックルよりも後方にあること。ここでは、右に体重が残って「明治の大砲」になっても構いません。上体を右に傾ける感覚をしっかり身につけましょう。 「右傾軸」で振ってクラブの入射角をゆるやかにする 上半身を右に傾けてスイング
下半身は使わず、腕は手打ちで打ち込むイメージでOK。そこに体を右に傾ける意識をプラスしよう
このときあまり弾道は気にする必要がありませんが、右にプッシュアウトばかり出る人は、少しフェースターンを意識してみましょう。左前腕の外旋でフェースを返して打てば、少し球がつかまるようになるはず。
これでまた、5球連続でちゃんと当たるようになるまで練習してください。 頭がベルトのバックルより右 腰から上を右に傾ける
腰から上の軸を右に傾けるイメージ。頭がベルトのバックルよりも右にある状態でスイングしよう 「明治の大砲」になってもOK
理想は腰から上を右に傾けることだが、軸がしっかり右に傾けば、右に体重が残って「明治の大砲」になってもOK Point! 手の「グリグリ」でフェースを返すイメージ
強いプッシュアウトが出る人は、少しフェースを返す意識をプラスする。グリップのロゴを前倒しするようなイメージで手を「グリグリ」と回旋させてフェースを返そう この動きでフェースを返します
左前腕を外旋させてグリップのロゴを前に倒すイメージ
いかがでしたか? 右傾軸を意識したスイングを練習に取り入れてみてください!
レッスン=吉本 巧
●よしもと・たくみ/1980年生まれ、兵庫県出身。14歳でアメリカにゴルフ留学。20歳のときにアメリカでプロ資格を取得し、ミニツアーに参戦。帰国後はレッスン活動を行ない、現在は「表参道ゴルフアカデミー」を主宰する。
構成=鈴木康介
写真=田中宏幸
2024年05月19日 07:00
アイアンの上達法もいろいろあって「振り切ってフィニッシュを決める」もそのひとつ。
しかし、プロのフィニッシュを見るとドライバーのようにシャフトが首に巻きつくくらい振り切っている選手はほぼいない。
その理由をマスター今野が語ります。 優勝争いしている選手でアイアンを振り切る人はゼロだった!
トモ クラブは振り切る。マスターもそう教える?
今野(マスター) 人によりますが、レッスンの常套句のひとつではありますね。
トモ そうなのよ。俺もそう教わってきたけど、男女のツアーがはじまってからテレビやネットで試合を観戦していると、アイアンは誰も振り切ってないんだよね。
今野 アイアンの話ですか。理想は「振り切らない」ですよ。
トモ なぜ振り切らないのか、その答えを俺なりには考えてはみたんだよ。まず、クラブの役割の違いで、ウッド系は飛ばすクラブ。アイアンは飛距離と方向性、タテヨコの精度が大事になってきて、ターゲットを狙うものだから振り切らない。スイングも打球もコントロールするためかと。
今野 もうほぼ正解ですね。
トモ まだ「ほぼ」なのね(笑)
今野 トモさんが観たのはテレビやネットで、ですよね。よく映るのはその試合の上にいる選手か強い人気選手。
トモ そうだね。主に優勝争いしている選手たち。
今野 その選手たちは好調だから、フェアウェイなどいいライからセカンドショットを打っていたでしょう。飛ばす必要がないからフィニッシュがコンパクトだった。
トモ たしかに、いいライから打っていた。
今野 ラフなど飛ばしたいときは、アイアンでも振り切っているはずですよ。レッスンで「振り切れ」というのは打って終わりにしない、スピードを上げるためなど、もっと飛ばすためには有効な指導法なので、まったくダメではありません。
トモ では、アイアン上達の最終的なゴールは、振り切らないことになる?
今野 なります。それにコースでは「フィニッシュは自然に小さくなるもの」でもあります。
トモ 意識的にではなく、自然に?
今野 はい。アイアンってほぼ地面の上のボールを打ちますよね。大なり小なりターフをとって打つ。するとヘッドに抵抗がかかるぶん、フィニッシュは小さくコンパクトになります。トモさんから女子プロもアイアンは振り切っていないと聞いて、女子でもターフをとる選手が増えたんだな、と思いました。
トモ その意識はなかったなぁ。
今野 スイングスピードを上げると飛ぶ要素は増えますが、体やクラブの動きがコントロールしづらくもなる。それに無理に振り切って地面との抵抗に逆らってしまうと、体とクラブの動きのコントロール性が失われます。ライに対しての不安感も増しますね。悪いライは強く打ったら予想外の球が出てしまいますから。
トモ たしかに正確性が大事なアイアンでは「振り切る=強く打つ、打てる」は、必ずしもいいことではないね。その振り切らないコンパクトなフィニッシュをアマチュアは「自然に」ではなく、意図的に作ったほうがいい?
今野 いいと思います。スイングはクラブが短くなるにつれてコンパクトになっていくものですから。
トモ プロもよく「ウエッジはフルショットするクラブじゃない」っていうよね。
今野 それも深い意味があるんですよ。アイアン、とくに短い番手を振り回して打っているうちは、ショットメーカーはなれないといっても過言ではありません!
トモ 深い意味があるならマネてみるか! アイアンは練習場では振り回しコースではコンパクト!
「コースではコンパクトでも、練習場では振り回す練習もしたほうがいいですよ」と今野。「最大加速と最大飛距離を出す練習をしておいて、コースに出たら抑え気味にすることが合理的。それと、ライの違いも意識するといいです。練習場のマットは抵抗が少なく、コースの地面は抵抗が強くかかる。その違いを意識して打つのもアイアン上達のコツです」(今野)
いかがでしたか? ぜひコースでは抑え気味のショットを意識してスコアアップに繋げてみてください。
マスター今野一哉
●こんの・かずや / 1982年生まれ。本企画「スナックこんちゃん」のマスター兼ゴルフのプロコーチ・RainbowFM(88.5MHz)の「サタマ二♪」(第2土曜 15:00-16:00 オンエア)で、ラジオパーソナリティも務める。キッズゴルフクラブ代表。
写真=鹿野貴司
イラスト=野村タケオ
協力=LaFace
2024年05月19日 06:10
◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第3日(18日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)
第3ラウンドが行われ、21位から出たツアー本格参戦1年目の岡田晃平(22)=フリー=が1イーグル、7バーディー、1ボギーで自己ベストの62をマークし、通算10アンダーで首位と2打差の4位に浮上した。1999年の日本ゴルフツアー機構発足後では2016年趙炳旻(チョ・ビョンミン、韓国)の1試合目、13年松山英樹の2試合目に続くプロ3戦目のスピードVへ逆転を狙う。66で回った清水大成(25)=ロピア=が12アンダーでトップに立った。
岡田が放った第2打は、25ヤード先のカップに消えた。370ヤードの14番パー4。チップインイーグルで10アンダーに乗せた。「いいゴルフだったとは言えないけど、ミスがミスにならないようにできた」。手前から攻めることを徹底し、下りのアプローチを一度も残さずボギーを1つに抑えた。
東北福祉大を今年3月に卒業した。中学から大学まで10年間寮生活。4月から都内で一人暮らしを始め「寂しい。寮だといつも誰かがいたから」。それでも「ゴルフをしているときが一番楽しいので大丈夫」。プロゴルファー生活に幸せを感じている。「パターを外しても、OBを打っても、命を取られるわけじゃない」。びびらずに思い切り振り抜くことを心がけている。
昨年大会の覇者は大学の1学年上の蝉川泰果だった。「勝ってついていきたい。もうここまで来たら勝つしかない。先輩の松山(英樹)さん、金谷(拓実)さん、蝉川さんにちょっとでも認めてもらえるように頑張りたい」。松山に次ぐプロ3戦目でのスピードVへ、2打差を追う。(高木 恵)
◆岡田 晃平(おかだ・こうへい)2002年2月18日、高知・中土佐町生まれ。22歳。明徳義塾高―東北福祉大卒。22年日本アマチュア選手権で蝉川らを下して優勝。23年日本オープンは初日首位から18位でローアマを獲得。昨年12月にプロ宣言、最終予選会で9位に入り今季ツアー参戦資格を得る。好きな食べ物はラーメン。173センチ、75キロ。
2024年05月19日 06:00
今回は、「ワッグルONLINE」で4月に公開した記事の中で、アクセス数が多い人気の情報記事TOP3を紹介していきます。
2024年05月19日 05:00
「女子ゴルフ・ブリヂストン・レディース・第3日」(18日、袖ケ浦CC袖ケ浦C=パー72)
3位から出た河本結(25)=RICOH=が5バーディー、1ボギーの68をマーク。通算11アンダーで、単独首位に浮上した。自然体を意識した“頑張らない”という今週のテーマを3日目も貫いた。上達したパターも決まって2019年3月のアクサ・レディース以来、5年ぶりの復活Vを視界に捉えた。首位から出た竹田麗央は72と伸ばしきれず、首位と1打差の2位に後退。昨年大会を制した山下美夢有が3打差の3位に続いた。
久々の優勝争いにも、河本は重圧と無縁だった。「きょうも全然頑張らなかった。でも、マネジメントはうまく組み立てられましたね」。前週は周囲の優勝を期待する声を意識して力んだ反省から、今週は“頑張らない”と心がけ、無欲のプレーを3日目も敢行。むしろ楽しそうな笑みがはじけた。
久々の最終組だったが、勝利への意識はまだなかった。ただ、売り出し中の竹田と今季2度目の同組となり、その飛ばしっぷりに「ドライバーがえぐい」とギャラリー感覚も持ち合わせてラウンド。ただ、目の前のホール攻略には最大限集中した。2番パー5で竹田のお株を奪うような2オンで初バーディーを奪うと、その後も勝負どころのパットを逃さず5バーディーを奪い、2022年10月のマスターズGCレディース3日目以来の首位に立った。
ショットメーカーのパットに磨きがかかっていた。2年前から教えを受けるパターコーチとの練習の成果が実を結び、「7〜8メートルでもチャンスと思えるようになった」。昨年ツアー60位だったパーオンホールの平均パット数が、今季は3位に。グリーン上が劇的に改善したからこそ、ピンを狙うショットの落としどころにも余裕が生まれた。
19年3月のアクサ・レディース以来となる5年ぶりVが懸かっても何のその。「(最終日は)別に90を打っても、65で回っても何ら変わらない」と泰然自若。4日間“頑張らなかった”先に、最高の結果が待っている。
2024年05月18日 22:12
女子ゴルフの森田理香子が18日、自身のインスタグラムを更新。かつての師匠・岡本綾子氏とのツーショット写真とともに、恩師への感謝の思いをつづった。
「ダイワボウ情報システム株式会社さんの感謝の集いに参加してきました」とし、「岡本さんは私の人生でかけがえのない方。自分が歳を重ねるにつれて感謝の気持ちが湧いてくる。」と記した。また「先輩プロにも会えて嬉しかったし、良い時間を過ごせました!!ありがとうございました、なんて良い日だ!!」と一日を振り返った。
ゴルフ場で撮影した笑顔の2人の写真には、フォロワーから「感動で泣けてくる2ショットです かけがえのないご縁ですね」「岡本さんとのツーショット良いですね!」「素敵すぎるツーショット」「師弟ツーショット♥」「岡本さんとの写真ですがお二人ともにとても素敵な表情でこちらも幸福感が上がります。ナイスショット!」などとコメントが集まった。
2枚目には福嶋晃子や同門の表純子、青山加織らとの集合写真も投稿した。
2024年05月18日 19:06
◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第3日(18日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6731ヤード、パー72)
5打差6位から出た山下美夢有(みゆう、加賀電子)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算8アンダーで首位と3打差の3位に浮上した。
4番でバーディー先行。7番では上って下る8メートルをねじ込み、バーディーを奪った。だが、後半はボギーもあり、思うように伸ばせなかったと話す。「ティーショットが結構ブレていたので、ラフから打つことが多かった」とショットの乱れを反省した。
愛知・中京GC石野Cで開催された昨年大会でツアー8勝目を手にした。大会連覇をかけて3打差を追いかける。19日は3週連続の最終日最終組でのプレーが決まった。直近2週は優勝には手が届かず、雪辱に燃える。「伸ばし合いになると思う。ノーボギーでラウンドできるように。自分のプレーができるように頑張りたい」と気を引き締めた。
2024年05月18日 18:45
◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第3日(18日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6731ヤード、パー72)
第3ラウンドが行われ、単独首位から出た竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)は2バーディー、2ボギーの72とスコアを伸ばせず、1打差2位に後退した。
2024年05月18日 17:33
◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第3日(18日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6731ヤード、パー72)
第3ラウンドが行われ、3打差3位から出た河本結(リコー)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算11アンダーで単独首位に浮上した。2019年アクサレディス宮崎以来、5年ぶりとなる2勝目に王手をかけた。
2番パー5で2オンに成功し、バーディー先行。その後も16、18番のロングホールなどで伸ばし、好スコアでホールアウトした。「マネジメントはうまく組み立てられた。勝負のパットを決められたことが、スコアが伸びた要因」と振り返った。
22年からパッティングコーチをつけ、グリーン上の技術を磨いている。ストロークのリズムの練習や、癖を見つけて修正することを継続しているという。「やっと実を結んでくれた」と今季の平均パット数は28・6780で8位と、昨季の30・0423(65位)から大きく向上した。「7〜8メートルのバーディーパットを、チャンスだと思えるようになった。わなにはまらず、自分の組み立てたゴルフができるようになった」とゲームプラン全体にもいい影響をもたらしている。
今週は「頑張らない」ことをテーマとする河本。この日も「頑張らなかった」と自然体でのラウンドを心がけた。19日の最終日は今季2勝の竹田麗央(りお)、2年連続年間女王の山下美夢有(みゆう)と最終組でプレーする。「一ゴルフファンとして、美夢有ちゃんと麗央ちゃんと回れるのが楽しみ。やるべきことをしっかりして、明日は楽しくプレーするだけ」とやはり頑張らずに臨むという。ギャラリーへ向けては「楽しんで! いけー!」と声をかけてほしいとお願いした。楽しむことをモットーに、5年ぶり2勝目を目指す。
2024年05月18日 16:58
◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第3日(18日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)
第3ラウンドが行われ、21位から出たツアー本格参戦1年目の岡田晃平がツアー自己ベストを更新する62をマークし、通算10アンダーで首位と2打差の4位に浮上した。「外していい方にミスをするとか、プラン通りに18ホールできた。いいゴルフだったとは言えないけど、ミスがミスにならないようにできた」。(ピンの)手前から攻めることを徹底し、下りのアプローチを一度も残さずボギーを一つに抑えた。
14番パー4(370ヤード)ではチップインイーグルを決めた。ピンまで25ヤードの第2打は、最後に右にはねてカップに転がり込んだ。「自分的には転がしたかったんだけど、あまりにもきれいにスピンが入ってしまって。周りから見たらすごいナイスショットだったと思うけど違う」と苦笑いも、終盤の大きな一打でスコアを伸ばした。
東北福祉大を今年3月に卒業した。明徳義塾中、明徳義塾高、大学と10年に渡って寮生活だった。4月から都内で一人暮らしを始めた。「友達がいないのが寂しい。寮だといつも誰かがいたから」。YouTubeやTikTokを見ながら一人の時間をやり過ごす。それでも「ゴルフをしているときが一番楽しいので大丈夫」。プロゴルファー生活に幸せを感じている。
昨年大会の覇者は大学の1学年上の蝉川泰果だった。「勝って、ついていきたい。先輩には松山(英樹)さん、金谷(拓実)さん、蝉川さんがいる。ちょっとでも認めてもらえるように頑張りたい」。プロ転向3試合目での優勝なら、1999年の日本ゴルフツアー機構発足後では2016年趙炳旻(韓国)の1試合目、13年松山英樹の2試合目に続き、金谷拓実に並ぶ3位のスピード記録となる。「もうここまで来たら勝つしかないと思っている」と気合いを入れた。
2024年05月18日 16:50
◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第3日(18日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6731ヤード、パー72)
第3ラウンドが行われ、3打差3位から出た河本結(リコー)が5バーディー、1ボギーの68をマークし、通算11アンダーで単独首位に浮上した。5年ぶりとなるツアー2勝目に王手をかけた。単独首位から出た竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)は72と伸ばせず、1打差2位に後退した。
昨年大会覇者の山下美夢有(みゆう、加賀電子)は69で回り、8アンダーの3位に浮上した。岩井明愛(あきえ、ホンダ)は74と落とし、5アンダーの8位。小祝さくら(ニトリ)、安田祐香(NEC)は2アンダーの18位。岩井千怜(ちさと、ホンダ)はイーブンパーの29位。吉田優利(エプソン)は1オーバーの33位で最終日へ向かう。
2024年05月18日 16:03
◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第3日(18日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)
第3ラウンドが行われ、49位で出た石川遼(カシオ)は5バーディー、ボギーなしの65をマークし、通算3アンダーの19位に順位を上げた。
2024年05月18日 15:57
◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 第3日(18日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)
第3ラウンドが行われ、2位から出たツアー未勝利の清水大成が6バーディー、2ボギーの66で回り、通算12アンダーの単独首位に浮上した。
65の幡地隆寛と68の平田憲聖が11アンダーでトップと1打差の2位。
ツアー本格参戦1年目の岡田晃平がツアー自己ベストを更新する62をマークし、10アンダーで2打差4位に浮上。プロ転向3試合目での優勝なら、1999年の日本ゴルフツアー機構発足後では2016年趙炳旻の1試合目、13年松山英樹の2試合目に続き、金谷拓実に並ぶ3位の記録となる。
49位で出た石川遼は5バーディー、ボギーなしの65をマークし、3アンダー19位に順位を上げた。第3ラウンドのボギーフリーは68人中ショーン・ノリスと2人だけ。
2024年05月18日 13:44
◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第3日(18日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6731ヤード、パー72)
最終組が9ホールを終え、首位から出た竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)と3位スタートの河本結(リコー)が通算9アンダーで暫定首位に立っている。山下美夢有(みゆう、加賀電子)、高橋彩華(東芝)、高木優奈(フリー)が7アンダーで3位につけている。
岩井明愛(あきえ、ホンダ)は2つ落とし、5アンダーの7位に後退。小祝さくら(ニトリ)安田祐香(NEC)が4アンダーの9位。岩井千怜(ちさと、ホンダ)は1アンダーの21位。吉田優利(エプソン)は18ホールを回り終え、1オーバーの34位。
2024年05月18日 13:18
男子ゴルフの今季メジャー第2戦、第106回全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)は17日、米ケンタッキー州ルイビル(Louisville)のバルハラGC(Valhalla Golf Club、パー71)で2日目が行われ、日没サスペンデッドとなる中で、世界ランキング3位のザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)が通算12アンダーで暫定首位を維持した。
メジャー初制覇を目指すシャウフェレは、メジャー最少記録に並ぶ「62」をマークした初日に続き、この日も3アンダー「68」の好スコアで回った。メジャー2勝のコリン・モリカワ(Collin Morikawa、米国)が1打差の通算11アンダーで暫定2位、サヒス・ティーガラ(Sahith Theegala、米国)が通算10アンダーの同3位に続いている。
世界1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)は、スタート2時間前に警察に一時身柄を拘束される騒動を起こしたが、事件のショックと緊張を乗り越え5アンダー「66」と猛チャージ。通算9アンダーとし、シャウフェレと3打差の暫定4位タイに浮上した。
バルハラGCの入口では朝に歩行者1人が死亡する事故があった。シェフラーは事故に伴う交通規制を回避しようとして縁石に乗り上げ、警官を車で引きずったなどとして逮捕された。警官は負傷して病院に搬送されたという。
その他では、今大会を制すれば生涯グランドスラムを達成するジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)が通算4アンダーの暫定29位タイに浮上した。メジャー15勝を誇るタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)は、「77」をたたいて通算7オーバーで予選落ちが確実になった。ラウンド後には「もっとプレーする必要がある」「残念ながら、このところはあまり大会に出られていない」と話した。
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