2024年04月23日 22:35
「楽天3−4日本ハム」(23日、楽天モバイルパーク) 楽天は延長十二回に決勝点を奪われ、今季4度目の延長戦で初黒星。連勝は2で止まった。今江敏晃監督は「粘り強く同点に追いついたんですけど、最後守りきれなかったのはチームとして悔しい」と振り返った。 同点の延長十二回、7番手の西垣が2死二、三塁のピンチを招くと、上川畑に決勝の適時打を許した。右腕は10日のオリックス戦(京セラドーム)でプロ初勝利。ただ翌日の同戦では、サヨナラ打を浴び初黒星。21日の西武戦(ベルーナドーム)では、体調不良で離脱していた則本の代役で抑えを務め。プロ初セーブ。しかし、その次の登板となったこの日に2敗目と試練が続いている。指揮官は「彼にとって数試合ですけど、かなり濃い経験をしている。生かしてほしい」と壁を乗り越えることを期待している。 打線は粘り強さを見せていた。先制を許した直後の四回は1死一、三塁から浅村が犠飛を放ち、すかさず試合を振り出しに戻す。さらに再びリードを許した中で、八回には代打・茂木が値千金の同点弾を放っていた。ただ、サヨナラの大チャンスは生かせなかった。同点の延長十回、2死満塁の絶好機を作ったが、村林が三振に倒れていた。 4時間に迫る熱戦を落とした。今江監督は「しっかり切り替えてまた戦っていきたい」と前を向いた。
2024年05月18日 11:49
本拠地でのレッズ戦に「2番・指名打者」で出場…3試合ぶり13号を放った
■ドジャース ー レッズ(日本時間18日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地で行われたレッズ戦に「2番・指名打者」で出場。3回1死一塁で迎えた第2打席でメジャートップタイ、そしてリーグ単独トップに立つ3試合ぶりの13号2ランを放った。
大谷のバットが止まらない。本拠地で豪快アーチをかけた。カイル・タッカー(アストロズ)の甘めに入った球を捉えると、打球は高い放物線を描いて左翼席に飛び込んだ。打球速度104.5マイル(約168.2キロ)、飛距離368フィート(約112.2メートル)、角度28度のアーチで、メジャートップの13号。ナ・リーグではマルセル・オズナ(ブレーブス)を抜いて単独トップに立った。5月は13戦7発。驚異のペースで一発を量産している。初回の第1打席は強い当たりも、相手に好捕され一ゴロだった。
レッズ先発のフランキー・モンタス投手とは試合前の時点で24打数10安打の打率.417で11打点。対戦相手としては最多の4本塁打を放っている好相性の投手だった。
5月の成績は試合前時点で打率.432(44打数19安打)、5本塁打、11打点、OPS1.337と衝撃の数字が並ぶ。また、MLBは13日(同14日)のジャイアンツ戦で盗塁死となった記録を、今季10個目の盗塁に訂正したと発表。4年連続6度目の“2桁本塁打&2桁盗塁”に到達していた。
前日16日(同17日)の同カードでは、大谷の首振り人形が4万人に配布。球場には今季メジャー最多となる5万3527人が詰めかけた。しかし、大谷は2打数無安打1四球と小休止。チームも2連敗となっていた。
この日の試合前には、米カリフォルニア州ロサンゼルス市が、5月17日を「大谷翔平の日」と制定したと発表。デーブ・ロバーツ監督らとともにロサンゼルス市庁舎を訪問し、市議会から制定書を贈呈された。記念すべき1日に豪快アーチをかけ、LA市民の心をさらにがっしりと掴んだ。(Full-Count編集部)
2024年05月18日 11:45
ヤンキースのジャッジが12号ソロ、あっという間に大谷と同数に追いついた
■ヤンキース 4ー2 Wソックス(日本時間18日・ニューヨーク)
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手は17日(日本時間18日)、本拠地で行われたホワイトソックス戦で12号ソロを放った。1打数1安打3四球の計4出塁で、5月は15試合で打率.408、6本塁打、出塁率.547、長打率.959、OPS1.506。4月までは打率1割台と苦しんだが、あっという間に大谷と同数まで追いついた。
「3番・中堅」で先発出場し、初回2死走者なしから豪快アーチをかけた。相手先発のクレビンジャーが投じた内角低め93.4マイル(約150.3キロ)のシンカーを一閃。ライナー性の打球はあっという間に左翼席に着弾した。打球速度114.4マイル(約184.1キロ)、飛距離433フィート(約132メートル)だった。
今季は4月終盤まで打率1割台と、なかなかエンジンがかからなかった。4月30日(同5月1日)の時点では、打率.207、6本塁打、OPS.754。しかし、46試合を終えて打率.267、12本塁打、OPS.981まで戻してきた。12発はリーグトップのカイル・タッカー(アストロズ)まで1本差と、完全に射程圏に捉えている。
MLB公式X(旧ツイッター)もジャッジの豪快弾を速報。日本のファンからも「ホンマ打ち出したら止まらないな」「ホームラン競争は大谷対ジャッジが一番似合う」「この男が帰ってきたぜ!」「ホームラン争い、凄まじい! 大谷さんに期待したい」「追いつかれた!」「いつの間に」との声があがっている。(Full-Count編集部)
2024年05月18日 11:21
● ブレーブス 1 − 3 パドレス ○
<現地時間5月17日 トゥルイスト・パーク>
パドレスの松井裕樹投手(28)が17日(日本時間18日)、敵地でのブレーブス戦に救援登板。イニングをまたぎ2/3回を2奪三振無失点に抑え、今季5ホールド目(2勝0敗)をマークした。
2点リードの6回、二死一塁の場面で2番手として登板。左打者の6番・ハリスを2球で追い込み、最後は低めボール球のスライダーを振らせ三振に仕留めた。
7回もイニングをまたぎ続投。先頭の7番・アルシアをフルカウント後のスプリットで空振り三振に仕留め、続く代打のデュバルに四球を与え降板となった。この日は2/3回で打者3人と対戦し、無安打無失点、2奪三振1四球の登板結果。2試合連続の無失点リリーフで防御率は3.72となった。
パドレス打線は1点を追う5回、3番・プロファー、4番・クロネンワースの連続適時打などで3−1と逆転に成功。2点リードを投手陣が守り抜き、連敗を「3」で止めた。
2024年05月18日 11:00
◆ いつでもみんなのプロ野球!実況アナルーム5月のテーマは“私の選手との交流”
「監督としてというよりかは、競走馬のオーナーでもあるので、僕の仕事に関連して何回か交流があったり、開幕前日に、競馬の話から競馬の話をして終わったというところがありました。
2024年05月18日 10:48
米ロサンゼルス市は17日、大リーグ(MLB)・ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の大谷翔平(Shohei Ohtani)をたたえ、5月17日を「大谷翔平の日」と制定した。
大谷はこの日、ドジャースの球団幹部やデーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督らとロサンゼルス市庁舎を訪問し、認定証を贈呈された。大谷は「特別な瞬間です」と喜び、「ドジャースの関係者の皆さま、ファンの皆さまに心より感謝申し上げます」と述べた。
市庁舎でのセレモニーでは、市議会議員らの多くがドジャーブルーのスーツに身を包んだ。
ポール・クレコリアン(Paul Krekorian)議長は、ドジャースが史上最高の総額7億ドル(約1090億円)で大谷を獲得したことを称賛し、大谷がロサンゼルス・エンゼルス(Los Angeles Angels)の本拠地アナハイム(Anaheim)から移ってきたことにより、日本とロサンゼルス市との絆がさらに深まるとも語った。
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2024年05月18日 10:16
「阪神−ヤクルト」(18日、甲子園球場)
今季初昇格となった阪神のヨハン・ミエセス外野手(28)が18日、試合前練習から1軍に合流した。ミエセスは3月下旬に右脇腹痛を発症し、別メニュー調整。4月23日に実戦復帰して以降はウエスタン16試合に出場し、47打数11安打、1本塁打、9打点、打率・234を記録していた。
グラウンドに姿を現すと、早速小幡からヒップアタックされるなどチームメートと交流。筒井外野守備走塁コーチらに帽子を取り、お辞儀してあいさつしていた。
2024年05月18日 10:00
マツダスタジアムにある“花道”をご存じですか?同球場には内野ファウルゾーンにも天然芝が敷き詰められている中、ベンチからホームベースに一直線に伸びる土の道ができている。この道の役割とは?またそこを通って打席に向かう選手の話を聞くと、裏方との人間模様が浮かび上がってきた。
◇ ◇
日々何げなく見ているグラウンド。見逃しがちだが同球場には12球団の本拠地で唯一無二の特徴がある。土の“花道”は2009年の開場当時から存在しており、日本の球場では、ほっともっとフィールド神戸にもあるが、近年はメジャーの球場でも見ることの少なくなった独特のデザインだ。
この“花道”の役割とは?グラウンドを管理する施設運営部の石原裕紀次長に聞くと「道順という意味で、天然芝を傷つけない意味合いもある。選手たちが『通ってくれればなあ〜』という程度の感じです」と話す。
同球場はフェアゾーンのみならずファウルゾーンにも天然芝が敷き詰められた理想のボールパーク。一方で「土はならせばすぐに回復することができるが、芝生は植物だから傷ついたら、また明日には生えてくるというものではない」と石原次長。きれいに整備された芝を維持するためには大変な労力と時間が費やされている。
試合中に見てみると、ほぼ毎打席、土の“花道”を通って打席に向かう選手がいた。秋山と小園だ。ネクストバッターズサークルはベンチよりややバックネット裏寄りに設置されている。ということは“花道”を通って打席に向かうには数歩の遠回りが必要になる。
小園に“花道”を通って打席に向かう理由を聞くと、「荒らしたらダメかなと思って。気づいたらやっていた。そんな感じです」と教えてくれた。「僕らがやりやすいようにやれている裏にはグラウンドキーパーだったり、裏方さんがいる。このグラウンドは整備もすごく難しい。僕にはできないと思います」。感謝の思いが無意識の行動となって表れていた。
秋山も「決まりはないけど、それ用なのかなと思っていた」と無意識に通っていた様子。石原次長は「秋山選手からは特にグラウンドへの配慮を感じる。グラウンドキーパーの権限が日本よりも強いメジャーを経験したからこそのリスペクトなのでは。選手の小さな心遣いがうれしい」と感謝する。
もちろん、“花道”を通っていない選手が気遣いがないというわけではない。カープの選手は練習中なら毎日キャッチボールをする位置を変えるなどして、一カ所に芝のダメージがいかないような配慮も行っている。裏方と選手の協力プレーがあってきれいなグラウンドは保たれている。(デイリースポーツ広島担当・畠山賢大)
2024年05月18日 10:00
○ 広島 2 − 0 巨人 ●
<7回戦・マツダ>
7日にニッポン放送で放送された広島−巨人戦(RCCラジオの制作)で解説を務めた安仁屋宗八氏が、広島・矢野雅哉の走塁について言及した。
2024年05月18日 09:52
「ESPN」のティシャ・トンプソン記者が報じた
エンゼルス時代に大谷翔平投手とともにプレーしていたブレーブス傘下のデビッド・フレッチャー内野手がスポーツ賭博を行っていたと17日(日本時間18日)、米スポーツ局「ESPN」のティシャ・トンプソン記者が報じた。
トンプソン記者は「デビッド・フレッチャー内野手が水原一平被告の賭けに応じた、南カリフォルニアのブックメーカーとともにスポーツ賭博をしていた」と報じた。(Full-Count編集部)
2024年05月18日 09:19
“親子ゲーム”の細川は7回に同点の左犠飛を放った
■ロッテ 1ー1 日本ハム(17日・ZOZOマリン)
日本ハムは17日、ZOZOマリンで行われたロッテ戦で延長12回引き分けに終わった。相手先発の難敵・佐々木朗希投手に対して、新庄剛志監督が「5番・左翼」に抜擢したのが、高卒4年目の細川凌平内野手。前日16日の時点でスタメンを言い渡していたという22歳が、7回に貴重な同点犠飛を放った。
細川の1日は長かった。1軍登録ながら午後1時半から鎌ケ谷スタジアムで行われたイースタン・リーグ、ヤクルト戦に「2番・左翼」で先発出場して3打席に立った。第3打席には右越え2ランを放ち、その後急いでZOZOマリンへ。いわゆる“親子ゲーム”だった。
「ファームで結果が出なくても5番でいくから、っていうことを伝えて送り出しました」と指揮官。これに細川も「言っていただいたことに対してうれしさもありました」と応えた。
5番といえば、大事な場面で走者を還すことを求められることも多い打順だ。実際に4回2死三塁という先制機で第2打席を迎えたが、159キロの直球に詰まらされて二飛に終わった。
新庄監督は「ここで打ってみろ、ここで期待に応えてみろ、と思いましたね」と話す。打席数こそ28とまだ少ないが、打率.292と勢いに乗る若武者をさらに高いレベルに引き上げようとしている。
チームは佐々木の前に8回までわずか3安打に封じ込められて12三振を喫した。それでも負けなかった。指揮官は「悔しさの方が大きい」と何度も繰り返したが、確かな力が付いてきている。(町田利衣 / Rie Machida)
2024年05月18日 09:00
○ 広島 2 − 0 巨人 ●
<7回戦・マツダ>
7日にニッポン放送で放送された広島−巨人戦(RCCラジオの制作)で解説を務めた安仁屋宗八氏が、巨人・坂本勇人について言及した。
坂本は0−1の4回一死走者なしの第2打席、大瀬良大地が投じた初球のストレートをライトへ二塁打。安仁屋氏は「素晴らしいですよ。無理に引っ張りにいっていないですよね。逆方向を狙ったスイングですよ」と称賛。
坂本は続く0−2の6回無死走者なしの第3打席は、大瀬良の1ボール2ストライクからのフォークをセンター前に運んだ。
安仁屋氏は「今日の坂本は追い込まれるまでは思いっきり振りにいくんですけど、逆方向、センター返しを狙っていますよね」と振り返った。
(提供:Veryカープ!RCCカープナイター)
2024年05月18日 09:00
ロッテの高卒2年目右腕・田中晴也投手(19)が初の1軍マウンドを目指し、ファームで奮闘している。
2024年05月18日 08:38
試合前に大谷とともにLA市庁舎を訪問「彼も感謝していた」
■ドジャース ー レッズ(日本時間18日・ロサンゼルス)
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は17日(日本時間18日)、本拠地でのレッズ戦の試合前に大谷翔平投手について言及した。米カリフォルニア州ロサンゼルスが、5月17日を「大谷翔平の日」と制定。「グレートだった。今日はロサンゼルスではショウヘイ・デーだ。彼はとても感謝していたと思う」と話した。
大谷はこの日、ロバーツ監督らとともにロサンゼルス市庁舎を訪問。市議会から制定書を贈呈された。その後のスピーチで「今日この日を迎えられたことが私自身すごくうれしいですし、特別な瞬間です。ドジャース関係者の皆さま、ファンの皆様に心より感謝申し上げます」とコメントしていた。
米国では5月が「アジア・太平洋諸島系米国人の文化遺産継承月」となっている。その中から、背番号にちなんだ17日を記念の日に制定された。
指揮官も訪問を振り返り、「今日はロサンゼルスではショウヘイ・デーだ。彼はとても感謝していたと思う。市議会議員の方々も本当に感謝していたと思う。そしてショウヘイは非常に短い期間で、我々の街に間違いなくインパクトを与えている」と話した。(Full-Count編集部)
2024年05月18日 08:10
オリックスの高卒2年目・内藤、大怪我は「2年連続ですから…」
何度、自問自答を繰り返したことだろう。オリックスの高卒2年目、内藤鵬内野手は宮崎春季キャンプ中の練習試合(2月17日)で左肩を脱臼し、怪我から4日目に手術を決断した。「この前から期間が空いていれば迷わなかったと思いますが、2年連続ですから……」。そう声を絞り出したのには理由がある。
日本航空石川高時代に通算53本塁打を放ち、スケールの大きい内野手として2022年ドラフト2位でオリックスに入団。プロ1年目の春季キャンプから持ち前の打撃力をアピールしたが、「4番・三塁」で出場した昨年5月5日のウエスタン・リーグ阪神戦(甲子園)で走塁中に相手野手と交錯し、左膝を負傷。昨年5月9日に左膝鏡視下外側半月板縫合手術を受け、昨年10月19日のみやざきフェニックス・リーグで実戦復帰したばかりだった。
前回手術から1年も経たないうちの大怪我に「またリハビリに半年。しんどさは前回の手術でわかっていますから、正直、頑張れる気持ちが湧いてきませんでした」。チームドクターから「手術をすれば半年はかかるが、再発の可能性はほとんどない」という診断に、多くの人から「まだ若い。経験を積んでバリバリ活躍している時に再発することを考えたら、早ければ早い方がいい」と手術をすすめられたが「しないです」と拒み続けた。
長いリハビリ期間以上に、調子を上げてきた打撃を無駄にしたくない気持ちが強かった。怪我をした社会人との試合で「4番・三塁」で起用されるなど、順調に復帰への地歩を固めつつあった。「バッティングの調子が良い感じだったのに『またゼロからか……』と考えると、リスクがあっても(そのまま)やりたいなと。次また(脱臼を)やってしまったら手術をすればいい」と先送りを納得させる自分がいた。
それでも「手術をしない」と決めるまでに、3日かかった。チーム関係者のアドバイスに、心は揺れた。福良淳一GMに「手術はしません」と伝えると「そりゃ、そう思うわな。また、こっちも考えてみる」と返事があった。選手の気持ちに沿って考えを尊重してくれた福良GMには感謝の気持ちしかなかった。
それから1日後、事態は急変する。夕方、宿舎のベッドに仰向けになっていると、突然と左肩が痛み出した。「この痛みと付き合いながら野球をやるのか。痛みが引いても、また脱臼したらこの痛さを味わわないといけないのか……と考えたら、若いうちに手術をした方がいいのか、とふと思ったんです」。すぐに球団トレーナーに「手術をします」と連絡を送った。
福良GMからは「2年連続での手術できついかもしれないけれど、うちの主力になる選手だから、しっかり治してほしい」と温かい言葉が返ってきた。だからこそ、焦る心を鎮めることができた。支えられた「スーパースターになるんやから」の言葉
今年2月28日に神戸市内の病院で手術し、3月11日に退院した。「牧田さん(勝吾・オリックス編成部副部長)からも『スーパースターになるんやから』とずっと言ってもらえ、入院中も毎日、連絡をいただきました」と感謝する。
傷口が化膿しないよう汗をかく練習はできず、大好きなサウナも封印する日々だったが、3月末に左肩を固定していたギプスが外れ、グラウンドでジョギングもできるようになった。4月中旬からは両手でバットも振っている。
運動量が少ないため、ダイエットで体重をコントロールしている。お米は1回の食事で100グラム。「三口で食べ終わってしまいます……。おかずは魚と野菜、味噌汁だけです。胃袋が小さくなったのか、我慢ができるようになりました。お腹が空けば、トレーニング室のランニングマシンで体を動かすか、水を飲んで寝るだけです」と摂生に励む。
苦しいリハビリだが、最近はうれしいこともあった。ギプスが取れて、体を動かせるようになったことで、2週間に1度は制限を外す。「『チートデー』ですね。前回の外出許可の時は、池田さん(陵真・外野手)に焼き肉を食べに連れて行ってもらいました」。肉を口にしたのは約2か月ぶり。気分転換にもなり、先輩の心遣いが有り難かった。
現時点での復帰予定は8月が見込まれる。「膝の手術の後は、初心者が1か月くらい野球をしたような感覚で、今回は初心者が1年くらいやった感じ。ちょっとマシですけど、バットを構えてもフワフワしている感じで、自分がどう構えているかもわからないんです。もうゼロからですね。でも今、頑張らないとアカンと思います。支えて下さっている方々のためにも、この時間を無駄にしたくありません」。痛みと戦いながら肩の可動域を広げる毎日。焦ることなく復帰への道を歩む。(北野正樹 / Masaki Kitano)
2024年05月18日 08:00
○ 広島 2 − 0 巨人 ●
<7回戦・マツダ>
7日にニッポン放送で放送された広島−巨人戦(RCCラジオの制作)で解説を務めた安仁屋宗八氏が、広島・栗林良吏について言及した。
安仁屋氏は栗林について「ストレートもフォークの落ちも、シーズン初めは良くなかったですよ。ちょっと心配したんですけどね」とし、「今年の初めは左バッターのインサイド、右バッターのアウトサイド、シュート回転できたんですよね。それが一番悪いボールなんですよね」と指摘した。
安仁屋氏は栗林が良くなった理由について「腕の振りがよくなりました。それと左足の踏み出す足がしっかりしてきました。悪い時は投げた後、一塁方向に体がいきよったんですよね」と説明した。
栗林は同日の巨人戦、2−0の9回に登板し、危なげなく3人で片付け、今季11セーブ目をマーク。防御率は0.53となった。
(提供:Veryカープ!RCCカープナイター)